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腱鞘炎の注射治療について解説!内容や回数の目安まで紹介

腱鞘炎の注射治療について解説!内容や回数の目安まで紹介
公開日: 2026.02.27

手首や指の腱鞘炎がなかなか治らず、「注射治療を受けるべきか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。

ステロイド注射は高い効果が期待できる治療法ですが、回数制限や副作用など注意すべき点もあります。

本記事では、腱鞘炎の注射治療の特徴や治療法について解説します。

腱鞘炎のつらい痛みを和らげ、快適な日常を取り戻すためにも、ぜひ最後までご覧ください。

手術なし・入院なしで腱鞘炎の改善を目指す
\再生医療という選択肢/

腱鞘炎の注射治療を繰り返しても改善しない場合や手術を避けたいという方には、再生医療という選択肢があります。

再生医療とは、自己の血液や脂肪から採取した細胞を活用し、炎症の抑制や損傷した腱の修復を促す治療法です。

実際の治療内容については、以下の動画でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

自己の血液や脂肪から採取した細胞を用いるため、身体への負担が少なく、手術や入院も必要ありません。

再生医療について詳しく知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

腱鞘炎の注射治療はステロイド注射が一般的|同じ部位への注射は2〜3回が目安

腱鞘炎(ばね指・ドケルバン病など)の注射治療では、ステロイド薬と局所麻酔薬を混ぜた注射を、炎症を起こしている腱鞘の中に打つ方法が一般的です。

主な内容は以下のとおりです。

項目 内容
注射の種類 ステロイド薬+局所麻酔薬の混合注射
使用されるステロイド薬 トリアムシノロン(ケナコルト)など
注射部位 炎症を起こしている腱鞘内
同一部位への回数目安 2〜3回まで
注射間隔の目安 3〜6ヶ月程度

ステロイド薬には強力な抗炎症作用があり、腱鞘の腫れや炎症を抑えて痛みを緩和する効果が期待できます。

ただし、ステロイド注射は効果が高い反面、同じ部位への注射回数は2〜3回が目安とされています。

短期間に繰り返し注射すると、腱が弱くなり、まれに断裂のリスクが高まる可能性があるためです。

そのため、注射の回数や間隔については、医師の判断のもとで慎重に決めることが大切です。

注射治療が検討されるタイミング

腱鞘炎の注射治療は、すべての患者さんに最初から行われるわけではありません。

一般的には、以下のようなタイミングで注射治療が検討されます。

検討されるタイミング 具体的な状況
保存療法で改善しない場合 安静・サポーター・湿布・内服薬などの保存療法を一定期間続けても症状が改善しない場合
日常生活に支障がある場合 痛みが強く、家事・仕事・育児などの日常動作に著しい支障が出ている場合や、早期の改善を望む場合
症状が強い場合 痛みが激しい場合や、ばね指で指が動かなくなる「ロック現象」が生じている場合

まずは安静やサポーターの装着といった保存療法が優先されますが、それでも十分な効果が得られない場合に、医師と相談のうえ注射治療を検討するのが一般的な流れです。

腱鞘炎の注射はチクッとした鋭い痛みを伴うことが多い

腱鞘炎の注射は、炎症を起こしている腱鞘内に直接針を刺すため、チクッとした鋭い痛みを感じることがあります。

ただし、痛みの感じ方には個人差があり、「思ったほど痛くなかった」という方もいれば、「かなり痛かった」と感じる方もいます。

医療機関では、できるだけ痛みを軽減するために、以下のような工夫が行われています。

痛み軽減の工夫 内容
局所麻酔の併用 ステロイド薬に局所麻酔薬を混ぜて注射するため、注入後は痛みが軽減される
極細針の使用 27ゲージなどの極細の針を使用し、刺入時の痛みを最小限に抑える

注射そのものは数分で終わる処置で、通常はその日のうちに帰宅できます。

注射当日の入浴は感染予防の観点から控えるよう指示されることが多いため、医師の説明に従いましょう。

翌日以降は、注射部位を清潔に保てば通常通りの入浴やシャワーが可能なケースがほとんどです。

腱鞘炎に対する注射の効果(即効性)と持続期間

腱鞘炎に対する注射の効果(即効性)と持続期間は、主に以下のとおりです。

項目 内容
即効性 ・注射に含まれる局所麻酔薬の作用により、直後から痛みが軽減することがある
・ステロイドの抗炎症作用は、数日〜1週間ほどで徐々に現れる
効果の持続期間 個人差があるが、数週間〜数ヶ月(3ヶ月〜半年程度)持続することが多い

注射にはステロイド薬と局所麻酔薬が含まれているため、注射直後から局所麻酔の作用で痛みが和らぐことがあります。

ただし、ステロイド本来の抗炎症作用が十分に発揮されるまでには、数日〜1週間程度かかるとされています。

また、1回の注射で長く症状が落ち着く方もいれば、数か月後に再発する方もおり、効果の持続には個人差があるので注意しましょう。

症状が再び強くなった場合は、医師と相談しながら再度の注射や別の治療法を検討することが一般的です。

腱鞘炎の注射で起こりうる副作用・リスク

腱鞘炎のステロイド注射は効果が高い治療法ですが、主な副作用・リスクとして、以下のものが報告されています。

副作用・リスク 内容
腱の脆弱化・断裂 ステロイド注射を頻繁に繰り返すと、腱が脆くなり断裂を起こすリスクがある
感染症 稀ではあるが、注射部位から細菌が侵入し感染症を起こす可能性がある
皮膚の変化 注射部位の皮膚が白くなる(脱色素)、薄くなる(皮膚萎縮)といった変化が生じることがある
血糖値の上昇 ステロイドには血糖値を上昇させる作用がある

とくに注射を重ねるほど腱断裂のリスクが高まるため、同じ部位への注射は2〜3回までに制限されています。

また、糖尿病の方はステロイド注射によって血糖値が一時的に上昇する可能性があるため、注射を受ける前に必ず医師に伝えましょう。

副作用やリスクが不安な方は、事前に担当医から十分な説明を受け、納得したうえで治療を受けることが大切です。

腱鞘炎の注射で改善しない場合の治療法

ステロイド注射を数回行っても症状が改善しない場合や再発を繰り返す場合には、以下の治療法が検討されます。

治療法 内容 検討されるケース
再注射 ステロイド注射を再度行う 前回の効果が不十分だった場合
手術(腱鞘切開術) 狭くなった腱鞘を切開し、腱の通り道を広げる ・症状が強い
・指が伸びない・曲がらないなど
再生医療 自身の細胞や血液を活用し、炎症抑制や組織修復を促す 注射や手術以外の選択肢を検討したい場合

注射で十分な改善が得られない場合は、手術療法が検討されます。

代表的なのは「腱鞘切開術」で、狭くなった腱鞘を切開して腱の通り道を広げる方法であり、一般的には局所麻酔下で行う日帰り・短時間の手術です。

また「現在の治療で十分な効果が得られていない」「薬や注射に頼らずに痛みを改善したい」という方にとって、再生医療は新たな選択肢となります。

再生医療とは、患者さまご自身の細胞や血液を活用し、炎症の抑制や損傷した組織の修復・再生を促すことで、痛みの根本的な改善を目指す治療法です。

再生医療の具体的な治療内容や適応症例については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/公式LINE 画像

腱鞘炎の注射は医師と相談を!改善しない場合は再生医療という選択肢も

腱鞘炎の注射治療では、ステロイド薬を用いた方法が一般的です。

炎症を抑え、痛みの軽減が期待できる治療法ですが、回数制限や副作用のリスクがあるので注意が必要です。

「手術はしたくない」「注射を繰り返すのは不安」「できるだけ早く改善したい」という方は、再生医療という選択肢もあります。

【こんな方は再生医療をご検討ください】

  • ステロイド注射を打っても痛みが再発してしまう
  • 注射の副作用が心配で、繰り返したくない
  • 痛み止めや湿布が手放せず、根本的に改善したい
  • 仕事や家事(育児)に支障が出ている

ステロイド注射が炎症を一時的に抑える治療であるのに対し、再生医療は組織の修復を目指すアプローチです。

項目 ステロイド注射 再生医療(PRP療法・幹細胞治療)
目的 炎症を抑えて痛みを緩和 損傷した組織の修復を促進
回数制限 同一部位2〜3回まで 回数制限の目安は特になし
入院の必要性 不要 不要
主なリスク 腱の脆弱化・断裂、感染症、皮膚変化など 自己組織を使用するため副作用リスクが低いとされている

腱鞘炎の治療でお悩みの方は、根本的な改善を目指す再生医療を検討してみてはいかがでしょうか。

当院(リペアセルクリニック)では、治療内容や適応について公式LINEで詳しくご案内していますので、まずはお気軽にご確認ください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/公式LINE 画像

腱鞘炎の注射に関するよくある質問と回答

腱鞘炎の注射に関するよくある質問と回答は以下のとおりです。

治療前の疑問を解消するためにも、ぜひ参考にしてください。

妊娠中に腱鞘炎の注射治療は可能?

妊娠中でも腱鞘炎の治療として、ステロイドと局所麻酔の注射を行うことは一般的に可能です。

腱鞘炎の治療で用いられる局所ステロイド注射は、投与量が少なく注射部位に限定して作用するため、胎児への影響は極めて少ないとされています。

妊娠中の注射治療が可能かどうかは個々の状況により異なるため、必ず担当の産科医および整形外科医に相談のうえ判断してもらいましょう。

腱鞘炎の注射は保険適用される?

腱鞘炎に対するステロイド注射は、一般的に健康保険が適用されます。

保険適用の場合、注射にかかる自己負担額は3割負担で1,000円〜3,000円程度が目安とされています。
※医療機関や使用する薬剤によって異なります

ただし、初診料・再診料・検査費用などが別途かかる場合がありますので、費用について不安がある方は事前に受診する医療機関へお問い合わせください。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設