ステロイド注射の効果はいつから?即効性と効かないときの対処法を解説

公開日: 2019.12.25
更新日: 2025.07.31

関節や筋肉の痛みで日常生活に支障をきたし、ステロイド注射を検討されている方も多いのではないでしょうか。

また、既に注射を受けたものの効果を実感できていない場合、いつ効果が出るのか不安を感じる方も多いはずです。

この記事では、ステロイド注射の効果が現れるタイミングと持続期間、効果が期待できない場合の対処法を詳しく解説します。

関節の痛みや炎症でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。

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ステロイド注射の効果はいつから感じられる?

ステロイド注射の効果の現れ方には個人差があるため、以下の3つのポイントを理解しておくことが大切です。

これらを把握することで、ご自身の症状の経過を適切に判断する材料になります。

一般的に数日程度で効果が現れる

ステロイド注射は、一般的に数日程度で効果が現れ、痛みや腫れといった炎症症状の軽減を実感できるケースが多いです。

中には、注射直後から痛みが和らぐケースもありますが、一般的には「数日程度で効果が現れ始める」と考えておきましょう。

注射の際に併用される局所麻酔の効果は数時間で消失しますが、その後にステロイドの効果が持続的に働きます。

効果の持続時間には個人差がある

ステロイド注射による症状改善の持続期間は、一般的に数週間から数カ月程度と言われており、多くは1週間後頃から症状が半減していきます。

ただし、その持続期間には大きな個人差があり、数カ月以上効果が持続する方もいれば、数週間で効果が薄れてくる方もいます。

日常生活での患部の使い方や安静の程度も効果の持続に大きく影響するため、医師の指示に従った生活を心がけることが大切です。

効果が出にくいケースもある

ステロイド注射をしても注射位置の不正確さや症状の慢性化による組織の変化によって、十分な効果が得られない場合があります。

注射が正確な位置に届いていない場合も、十分な効果が得られません。

また、長期間症状が続いている場合、患部の組織に線維化と呼ばれる硬くなる変化が起こり、ステロイドの抗炎症効果が届きにくくなるケースがあります。

効果が乏しい場合は、症状の原因を再度検討する必要があります。

ステロイド注射の注意点

ステロイド注射は、痛みの緩和に効果的な治療法ですが、治療を受ける前に知っておくべき注意点があります。

主に以下の2つのポイントを理解しておきましょう。

ステロイド注射のメリットとリスクを適切に理解しておくと、医師との治療方針の相談をする際に役立ちます。

注射を繰り返し行わない

同じ部位への注射は通常2〜3回までとし、短期間での繰り返しは避けるべきです。

注射間隔を3〜6カ月程度空けることで、ステロイドの局所蓄積によるリスクを減らせます。

効果が持続している間は次の注射を急がず、経過観察することが大切です。

また、副作用の出現や症状の再発を繰り返す場合は、早めに医師に相談して他の治療法を検討しましょう。

効果があっても再発するリスクがある

ステロイド注射で痛みが改善しても、根本的な原因が解決されていない場合は再発の可能性があります。

とくに日常生活で患部を酷使すると、症状の悪化や再発のリスクが高まります。

症状の原因は過度な使用にあることが多いため、同じ動作を続ける場合は適度な休憩や軽いストレッチを取り入れることが重要です。

作業環境の見直しや、正しい姿勢の維持、適切な休息を心がけることで、長期的な症状の改善につながります。

ステロイド注射の効果が期待できないときの対処法

ステロイド注射で十分な効果が得られない場合や、症状が繰り返し再発する場合には、他の治療法を検討する必要があります。

手術療法では、炎症部位を直接切開して根本的な改善を目指します。

とくに症状が慢性化した場合の治療として有効で、リハビリと組み合わせることで早期回復が期待できます。

手術を必要としない再生医療は、患者さま自身の幹細胞や血液を使用する新しい治療法です。

再生医療の幹細胞治療やPRP療法は体への負担が少なく、副作用のリスクが低い点が特徴です。

治療法の選択に際しては、症状の程度や生活背景を考慮して専門医と十分に相談して決めましょう。

ステロイド注射の効果についてよくある質問

ステロイド注射の効果についてよくある質問を紹介します。

これらの疑問を解決して、適切な治療選択に役立てましょう。

腱鞘炎のステロイド注射はいつから効く?

腱鞘炎に対するステロイド注射の効果は、通常2〜3日程度で改善が見られ始めます。

炎症を抑えて痛みを軽減させることで、患部の動きがスムーズになる治療法です。

多くの場合、1週間以内に明らかな症状の改善を実感できるでしょう。

ただし、症状の程度や個人差により、効果を感じるまでの期間は異なります。

ステロイド注射に即効性はある?

ステロイド注射には一定の即効性があり、注射後数日以内に効果を感じる方が多いです。

注射と同時に使用される局所麻酔により、直後から一時的な痛みの軽減を感じることもありますが、ステロイド本来の抗炎症効果は数日かけて現れます。

完全な効果を判断するには、1〜2週間程度の経過観察が必要です。

ステロイド注射当日に気を付けることは?

ステロイド注射当日は、注射部位を清潔に保ち、過度な負荷をかけないよう注意しましょう。

入浴やシャワーは当日は避け、翌日以降から可能になります。

また、注射直後は患部の安静を心がけ、激しい運動や重労働は控えてください。

異常な痛みや腫れ、発熱などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関に相談することが大切です。

ステロイド注射は繰り返しNG!早く治すなら再生医療を検討しよう

ステロイド注射は痛みや炎症に対する効果的な治療法ですが、繰り返しの使用は推奨されません。

同じ部位への注射を繰り返すことで、組織への悪影響や副作用のリスクが高まる可能性があるためです。

ステロイド注射で効果を感じられなかった場合でも、再生医療なら症状改善が期待できる可能性があります。

再生医療は患者さま自身の細胞を使用するため、副作用のリスクが低く、根本的な組織の修復を目指すことができます。

ステロイド注射の効果が不十分な場合は、一人で悩まず専門医に相談し、再生医療を含めた他の治療選択肢を検討することをおすすめします。

痛みから解放され、快適な日常生活を取り戻すための治療法を見つけるためにも、当院リペアセルクリニックにご相談ください。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設