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頚椎椎間板ヘルニアの症状レベルをわかりやすく解説!治療法・チェック方法も紹介

「首の痛みや手のしびれが続いているけれど、自分の頚椎椎間板ヘルニアの症状レベルはどの程度なのか」と不安を感じている方は少なくありません。
頚椎椎間板ヘルニアの症状は、首や肩のこりが中心の軽度、腕や手のしびれ・痛みで生活に支障が出る中等度、手の麻痺や歩行障害が現れる重度の3段階に分けて考えると、受診や治療の目安がつかみやすくなります。
多くは保存療法で改善が期待できる一方、放置して進行すると手足の麻痺などが残るおそれもあるため、症状に合った対応が大切です。
この記事では、頚椎椎間板ヘルニアの症状レベルごとの特徴と主な治療法、セルフチェックリスト、すぐに受診すべき目安まで解説します。
目次
頚椎椎間板ヘルニアとは|椎間板が飛び出して神経を圧迫する病気
頚椎椎間板ヘルニアとは、首の骨の間にある椎間板が飛び出して、神経を圧迫する病気です。
頚椎は7つの骨で構成されており、骨と骨の間にはクッションの役割を果たす椎間板があります。
椎間板の中にあるゼリー状の組織(髄核)が外に飛び出すと、近くを通る神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こします。
圧迫される神経の場所によって、現れる症状は以下のように異なります。
※参照:日本整形外科学会「頚椎椎間板ヘルニア」
| 圧迫される場所 | 主な症状 |
|---|---|
| 神経の根元(神経根) | 片側の首・肩甲骨・腕の痛みやしびれ ・首を斜め後ろに反らすと、腕や手に痛みが走る |
| 脊髄(首の中を通る太い神経) | 両手のしびれ、箸やボタンなど細かい動作のしにくさ ・歩きにくさや、排尿の異常が出ることもある |
頚椎椎間板ヘルニアで避けたい動作や生活習慣については、以下の記事で解説しています。
主な原因はデスクワークやスマートフォン操作での長時間のうつむき姿勢、加齢による椎間板の変化などで、頚椎椎間板ヘルニアが疑われる場合は、まず整形外科を受診しましょう。
【症状レベル別】頚椎椎間板ヘルニアの症状と主な治療法
頚椎椎間板ヘルニアの症状は、神経の圧迫が強くなるにつれて、首や肩の違和感から腕のしびれ、手足の麻痺へと段階的に進行します。
なお、ここで紹介する症状レベルは医学的に定められた分類ではなく、治療の考え方や受診の目安をつかむための目安です。
ここでは、軽度・中等度・重度それぞれの症状の特徴と、主な治療法を解説します。
軽度(初期症状)
軽度の頚椎椎間板ヘルニアは、日常生活に大きな支障はないものの、首や肩の違和感が続く段階です。
神経への圧迫がまだ弱く、首や肩の症状が中心で、腕や手のしびれがあっても一時的なことが多いのが特徴です。
軽度でみられる主な症状は、以下のとおりです。
- 朝起きたときの首の痛みやこわばり
- 肩や首筋の慢性的なこりや重だるさ
- 長時間同じ姿勢を続けたあとの首の違和感
- ときどき現れる軽いしびれや頭痛
- 首を特定の方向に向けたときの軽い痛み
この段階の治療は保存療法が中心で、痛み止めの飲み薬や湿布、理学療法による姿勢の改善、首や肩のストレッチなどが行われます。
頚椎椎間板ヘルニアに適したストレッチの方法については、以下の記事で解説しています。
デスクワーク中の姿勢を見直し、長時間同じ姿勢を続けないよう意識することで、症状の悪化を防ぐことが期待できます。
中等度
中等度は、腕や手の痛み・しびれがはっきりと現れ、日常生活や仕事に支障が出始める段階です。
神経の根元への圧迫が強くなり、首から肩、腕、手にかけて痛みやしびれが広がるようになります。
中等度でみられる主な症状は、以下のとおりです。
- 首から肩・腕にかけての強い痛み
- 手指の持続的なしびれや感覚の鈍さ
- 握力の低下や細かい作業のしにくさ
- パソコン作業や運転中の症状の悪化
- 夜間の痛みによる睡眠の質の低下
中等度の治療では、薬物療法に加えて、神経ブロック注射で痛みをやわらげる方法や、頚椎カラーによる首の安静、牽引療法などが検討されます。
※参照:日本整形外科学会「頚椎椎間板ヘルニア」
仕事を続けながらの治療や休職の目安については、以下の記事を参考にしてください。
この段階でも保存療法で改善が期待できるケースが多いものの、痛みが長く続く場合や、手に力が入りにくい状態が進む場合は手術が検討されることもあります。
重度(進行期)
重度の頚椎椎間板ヘルニアは、神経の圧迫が強くなり、手足の麻痺や歩行障害などが現れる段階です。
とくに首の中を通る脊髄が圧迫されると、両手の細かい動作ができなくなったり、足がもつれて歩きにくくなったりすることがあります。
重度でみられる主な症状は、以下のとおりです。
- 強い痛みで夜も眠れない
- 手や腕の筋力低下と、はっきりとした麻痺
- 歩くときのふらつきやバランスの崩れ
- 排尿や排便の異常
- 両手の細かい動作ができない
これらの症状がある場合は神経の障害が進んでいる可能性があるため、早急に整形外科を受診しましょう。
重度の治療では手術が検討されますが、手術にはリスクも伴うため、年齢や全身の状態、症状の程度を総合的に判断して治療方針を決定します。
頚椎椎間板ヘルニアの手術後に起こりうる症状や判断のポイントについては、以下の記事で解説しています。
手術を検討する際は、手術の目的や期待できる効果、起こりうる後遺症について医師から十分に説明を受け、納得したうえで判断しましょう。
頚椎椎間板ヘルニアの症状チェックリスト
頚椎椎間板ヘルニアの可能性は、以下のチェックリストでおおまかに確認できます。
当てはまる項目が多いほど、頚椎椎間板ヘルニアの可能性が高くなります。
- 首の痛みが2週間以上続いている
- 腕や手の指にしびれや痛みがある
- 握力が以前より弱くなったと感じる
- 細かい作業(ボタンをとめる、箸を使うなど)がしにくくなった
- 首を後ろに反らすと痛みが強くなる
- 朝起きたときに首の痛みやこわばりがある
- 長時間のデスクワークのあとに症状が悪化する
- 頭痛やめまいを伴うことがある
- 歩くときにふらつきを感じることがある
- 肩や背中の筋肉が強くこっている
当てはまった項目の数による、対応の目安は以下のとおりです。
| チェック項目数 | 対応の目安 |
|---|---|
| 1〜3個 | 生活習慣の見直しとストレッチを心がけ、症状の変化を観察する |
| 4〜6個 | 整形外科で診察を受ける |
| 7個以上 | 早めに整形外科を受診し、MRIなどの詳しい検査を受ける |
ただし、項目数に関係なく、手の麻痺や歩くときのふらつき、排尿・排便の異常が1つでもある場合は、すぐに整形外科を受診してください。
セルフチェックはあくまで目安のため、正確な診断はMRI検査などを行える医療機関で受け、椎間板の状態を詳しく確認したうえで治療方針を決めましょう。
頚椎椎間板ヘルニアの症状レベルに関するよくある質問
頚椎椎間板ヘルニアの症状レベルに関するよくある質問と回答は、以下のとおりです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
頚椎椎間板ヘルニアの5番6番の症状は?
結論から言うと、頚椎の5番と6番の間で起こるヘルニアでは、首から肩、腕の外側を通って親指・人差し指にかけての痛みやしびれが現れやすくなります。
5番6番の間は首の動きが大きく負担がかかりやすい部分のため、頚椎椎間板ヘルニアが起こりやすい場所のひとつです。
5番6番のヘルニアでみられる主な症状は、以下のとおりです。
- 首から肩にかけての痛み
- 腕の外側から親指・人差し指にかけてのしびれや痛み
- 手首を反らす力や、物をつかむ力の低下
- 首を特定の方向に動かしたときの痛みの悪化
頚椎ヘルニア5番6番の症状や治療法については、以下の記事で詳しく解説しています。
これらの症状が現れた場合は、姿勢の見直しとあわせて整形外科で診察を受け、症状に合った治療を早めに始めましょう。
頚椎椎間板ヘルニアは放置するとどうなる?
結論から言うと、頚椎椎間板ヘルニアを放置すると、症状が悪化して手足の麻痺や歩行障害につながるおそれがあります。
初期の首の痛みや違和感から始まり、時間の経過とともに腕や手のしびれ、握力の低下や細かい作業のしにくさへと進むことがあります。
放置した場合に進行しうる主な症状は、以下のとおりです。
- 腕や手のしびれ・痛みが続く
- 握力が低下し、箸やボタンの操作がしにくくなる
- 手足の麻痺や、歩くときのふらつきが出る
- 排尿・排便に異常が出る
頚椎椎間板ヘルニアの初期症状については、以下の動画でも解説しています。
神経の障害が進んでから治療を始めると、回復に時間がかかったり、しびれなどが残ったりする場合があるため、症状が軽いうちに受診することがすすめられます。
頚椎椎間板ヘルニアの症状が改善しない場合は再生医療という選択肢
保存療法を続けても頚椎椎間板ヘルニアの症状が改善しない場合は、患者様ご自身の細胞や血液を用いて、傷んだ椎間板や神経の修復を目指す再生医療も選択肢の一つです。
頚椎椎間板ヘルニアの治療は薬物療法や神経ブロック注射などの保存療法が中心ですが、効果が不十分な場合や手足の動きが悪くなってきた場合は手術が検討されます。
再生医療は、こうした保存療法と手術の間を埋める治療として、「保存療法を続けても改善しない」「できれば手術は避けたい」という方が検討できる治療法です。
当院で行っている再生医療には、主に以下の2種類があります。
| 治療法 | 内容 |
|---|---|
| PRP療法 | 患者様ご自身の血液から血小板を多く含む成分(多血小板血漿)を取り出して投与する治療 ・血小板に含まれる成長因子の働きで、組織の修復を促すことを目指す |
| 幹細胞治療 | 患者様ご自身の脂肪から採取した幹細胞を培養して投与する治療 ・幹細胞の働きで、傷んだ椎間板や神経の修復・再生を目指す |
当院リペアセルクリニックの幹細胞治療には、以下の特徴があります。
- 冷凍しない「フレッシュな細胞」を投与し、細胞の生存率にこだわった治療を実施
- 独自の培養技術により、1回あたり最大2億個の幹細胞投与が可能
- 分化誘導によって、目的の組織へ働きかけることを目指した治療設計
- 入院・手術を必要とせず、日常生活への影響を抑えられる
再生医療による治療については、以下の動画でも解説しています。
またお電話での無料相談も承っているので、ぜひお気軽にご相談ください。
頚椎椎間板ヘルニアは症状レベルに関係なく、早期治療が大切!
頚椎椎間板ヘルニアは、首や肩の違和感から腕や手のしびれ、手足の麻痺へと段階的に進行することがある病気です。
多くは保存療法で改善が期待できますが、症状レベルに関わらず早めに治療を始めることで、症状の進行を防ぎやすくなります。
とくに手の麻痺や歩くときのふらつき、排尿・排便の異常がある場合は、すぐに整形外科を受診しましょう。
保存療法を続けても改善しない場合は、ご自身の細胞や血液を用いて組織の修復を目指す再生医療も選択肢の一つです。
頚椎椎間板ヘルニアの症状でお悩みの方は、当院リペアセルクリニックへご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設



























