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腰痛の放置は危険?病院へ行くタイミングや症状チェックリストを紹介

公開日: 2019.09.05
更新日: 2025.06.02

「腰痛がしばらく続いているけど、そのうち治るだろう…」「病院に行くほどではないかな?」と思っていませんか?

実は、腰痛を放置することで症状が悪化したり、重大な病気を見逃したりするリスクがあります。

とくに夜間の痛みや足のしびれなど、気になる症状がある場合は要注意です。

本記事では、腰痛を放置するリスクや病院へ行くべきタイミング、セルフチェック方法について詳しく解説します。

また、腰痛の原因や効果的なセルフケア方法、治療法についても紹介するので、腰痛でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

適切な対処法を知って、痛みのない健康な生活を取り戻しましょう。

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腰痛を放置してはいけない理由

腰痛は以下の理由から放置してはいけません。

腰痛は日常生活でよく経験する症状ですが、「様子を見よう」と放置することは思わぬリスクを伴います。

以下で説明する腰痛を放置することで生じる具体的なリスクを理解し、適切なタイミングで医療機関を受診しましょう。

症状が悪化・慢性化すると回復に時間がかかる

腰痛を放置し続けると、初期は軽度だった症状が徐々に悪化し、慢性化するリスクが高まります。

急性の腰痛であれば数日から数週間で改善することが多いですが、3ヶ月以上続く慢性腰痛になると、治療期間が大幅に長引く傾向があります。

これは筋肉の萎縮や姿勢の悪化、痛みに対する脳の過敏反応などが複合的に絡み合うためです。

さらに、痛みを避けるために体のバランスが崩れ、別の部位に負担がかかり始めるという悪循環に陥りやすくなります。

腰痛を放置することで、回復までの道のりが何倍も長くなるリスクについて理解しておきましょう。

重大な病気の可能性がある 

腰痛の多くは筋肉疲労や姿勢の問題から生じますが、中には深刻な疾患のサインである可能性もあります。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった脊椎の異常、高齢者に多い圧迫骨折などが腰痛として現れることがあります。

さらに注意すべきは、内臓疾患が腰痛として症状が出るケースです。

尿路結石や腎盂腎炎などの泌尿器系疾患、膵臓や胆のうの炎症、さらには骨や内臓の腫瘍が腰痛として現れることもあります。

これらの重大な疾患は早期発見・早期治療が予後を大きく左右するため、腰の痛みを感じた場合は、自己判断で放置せず専門医の診察を受けることが重要です。

日常生活への支障・精神的な悪影響が出る

腰痛が慢性化すると、単に身体的な痛みだけでなく、日常生活や精神的にも影響を与えます。

日常生活では、立ち上がりや歩行に痛みを伴うようになり、仕事の効率低下や欠勤にもつながりかねません。

継続的な痛みによるストレスや不眠、活動制限によるフラストレーションが蓄積し、抑うつ状態やイライラといった精神的な問題を引き起こすこともあります。

このように腰痛は日常生活や精神面にも影響を及ぼすため、早期の適切な対応が不可欠なのです。

腰痛を感じたときの病院へ行くタイミング

腰痛を感じた際、「様子を見よう」という判断がベストとは限りません。

とくに以下の「レッドフラッグサイン」と呼ばれる警告症状がある場合は、すぐに医療機関の受診が必要です。

  • 20歳未満または50歳以上での突然の腰痛発症
  • 安静時でも続く痛み
  • 夜間の痛みの悪化
  • 発熱を伴う腰痛
  • 体重減少
  • 下肢のしびれや脱力
  • がんの既往歴
    など

「ただの腰痛」と自己判断せず、これらの警告サインを理解して速めに医療機関を受診しましょう。

腰痛の症状をセルフチェック

腰痛の原因や重症度を判断するために、以下の症状や生活習慣をセルフチェックしてみましょう。

  • 腰に鈍い痛みがある
  • 鋭い突き刺すような痛みがある
  • 腰が重だるく感じる
  • 腰を動かすと痛みが増す
  • 長時間同じ姿勢でいると痛みが増す
  • 朝起きたときに腰が硬く感じる
  • 夜間や安静にしているときでも痛みがある
  • 咳やくしゃみで痛みが増す
  • 足にしびれや痛みが走る
  • 足の力が入りにくい感覚がある
  • 腰を動かすと特定の方向で痛みが強くなる
  • 安静にしていても痛みが軽減しない
  • 痛みのために夜間の睡眠が妨げられる
  • 痛みが徐々に悪化している
  • 痛み止めを飲んでも効果が薄い
  • 腰に力が入らず、立ち上がりや歩行が困難である

これらの項目に多く当てはまる場合、腰痛の重症度が高い可能性があります。

腰痛になってしまう原因

腰痛は現代人に多い症状であり、その原因は以下の2つに分類されます。

これらの違いを理解することで、適切な対処法を選択できます。

非特異的腰痛の場合

非特異的腰痛とは、レントゲンやMRIなどの画像検査を行っても明確な異常が見つからない腰痛のことで、腰痛全体の約85%を占めるとされています。
※出典:CiNii Research「非特異性腰痛に対する治療戦略

主な原因としては、姿勢の悪さや筋肉の使い方の偏り、生活習慣の問題が挙げられます。

とくに背もたれなど支えを使用せず座ると、立っているときよりも約1.4倍も腰に負担がかかるというデータもあります。
※出典:Spine「Disc pressure measurements

さらに見過ごされがちなのが、ストレスの影響です。

精神的なストレスは自律神経の乱れを引き起こし、筋肉の緊張を高めることで腰痛につながります。

寒さや光などの環境的なストレスも腰痛の一因となり、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ることで無意識のうちに体が緊張状態になることも少なくありません。

特異的腰痛の場合

特異的腰痛は、明確な医学的原因が特定できる腰痛で、全体の約15%を占めます。
※出典:CiNii Research「非特異性腰痛に対する治療戦略

代表的なものとして、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が挙げられます。

腰椎椎間板ヘルニアは比較的若い世代に多く見られ、背骨と背骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板の中身(髄核)が飛び出して神経を圧迫することで発症します。

主な症状は腰の痛みだけでなく、足へのしびれや痛みを伴うことが特徴です。

一方、脊柱管狭窄症は主に50代以上の高齢者に多く、神経の通り道である脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され、腰痛や下肢のしびれ、間欠性跛行(一定距離を歩くと痛みで歩けなくなる症状)を引き起こします。

この他にも、がんの転移や感染症、臓器の疾患(尿路結石や膵炎、胆のう炎など)、骨粗鬆症による圧迫骨折なども特異的腰痛の原因となります。

腰痛のセルフケア方法

腰痛の多くは適切なセルフケアで改善が期待できます。

最も重要なのは過度な安静を避け、適度な活動を維持することです。

セルフケアとして、無理のない範囲で以下に取り組んでみてください。

  • ウォーキングなどの低負荷運動
  • 腰背部・ハムストリングスのストレッチ
  • 温熱療法(入浴、温シップの使用)
  • 正しい姿勢の維持
  • デスクワーク中は1時間に1回の小休憩と軽い運動
  • 物を持ち上げる際は膝を曲げて腰を落とす正しい動作
  • 適切な硬さの寝具の使用

ただし、無理は禁物です。痛みを感じる場合はすぐに中止し、必ず医師に相談の上、自分の症状に合った方法で行いましょう。

腰痛の治療方法

腰痛の治療方法は、症状の程度や原因によって異なります。

初期段階では一般的に、以下のような保存療法を行います。

  • 薬物療法:消炎鎮痛薬、筋弛緩剤、神経障害性の痛みには鎮痛薬など
  • 装具療法:コルセットなどを使用して腰椎への負担を軽減
  • 注射療法:筋膜リリース注射や神経ブロック注射など
  • リハビリ:運動療法や物理療法(温熱・電気療法など)で筋力強化や柔軟性の向上を目指す

これらの保存療法で改善が見られない場合や、神経症状が進行している場合には外科的治療(手術療法)が検討されます。

とくに椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などでは、神経の圧迫を取り除く手術が行われることがあります。

「再生医療」なら腰痛の治療で手術を避けられる

保存療法で改善が見られない慢性化した腰痛では、基本的に手術をするしかありません。

しかし、手術による身体への負担や後遺症のリスクを避けたい方には「再生医療」という治療法も選択肢の一つです。

再生医療とは、患者様ご自身の体から採取した幹細胞を培養し、痛みの原因となっている部位に直接投与することで、自然治癒力をサポートする治療法です。

当院「リペアセルクリニック」では、「脊髄腔内ダイレクト注射療法」を提供しております。

この方法では、培養した幹細胞を脊髄腔内に直接投与するため、多くの幹細胞が損傷部位にピンポイントで届きます。

手術に不安をお持ちの方、長引く腰痛でお悩みの方は、再生医療という選択肢もぜひご検討ください。

個々の症状に合わせた治療プランをご提案いたします。

詳しい治療内容や流れについては、以下のページでご紹介しています。ぜひご覧ください。

ヘルニアのお悩みに対する新しい治療法があります。

腰痛は放置せず医療機関を受診しよう

腰痛は放置すると症状が悪化・慢性化し、回復に長い時間がかかります。

さらに、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患、さらには内臓の病気の見逃しにもつながります。

また日常生活への支障や精神的な悪影響も無視できません。

「レッドフラッグサイン」と呼ばれる警告症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

腰痛の治療は、初期段階では保存療法、慢性化した場合には手術や再生医療という選択肢もあります。

どのような症状であれ、自己判断での放置は避け、専門医の診察を受けることが何よりも大切です。

早期発見・早期治療が、痛みのない健康な生活への第一歩となります。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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