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「脳梗塞の前兆をチェックする方法はある?」 突然の体調不良によって脳梗塞ではないか不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、脳梗塞の前兆をチェックする方法から、日常生活でできる予防法について詳しく解説します。 「もしかして脳梗塞かも…」と不安な方は、ぜひ本記事のチェック方法や初期症状を参考にしてください。 また、万が一脳梗塞を発症してしまったときのために、近年注目されている再生医療について知っておきましょう。 \脳梗塞に有効な再生医療とは/ 再生医療は、損傷した脳細胞にアプローチする治療によって、従来の治療では難しい脳細胞の改善が期待できます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 脳梗塞が治るか不安を抱えて生活している 脳梗塞の再発を予防したい 脳梗塞の後遺症に悩まされている 「脳梗塞が治るか不安」「後遺症を早く治したい」という方の新たな選択肢として、ぜひ検討してみてください。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脳梗塞の後遺症が改善された患者様の症例を紹介しています。 https://youtu.be/AoMLP77h-c4?si=r7ykvSwmkQJPeu9i >>実際の症例はこちらからもご確認いただけます。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、脳梗塞によって損傷した脳細胞の改善が期待できる再生医療について情報を公開中です。 再発防止や後遺症の治療にも効果が期待できるので、将来的な不安がある方は、ぜひ参考にしてください。 脳梗塞の前兆をチェックする方法 本章では、脳梗塞の前兆をチェックする方法について解説します。 前兆チェックには「FAST」が効果的 脳梗塞のセルフチェックリスト 脳梗塞は突然発症することが多い疾患ですが、前兆が現れるケースもゼロではありません。 以下では、見逃しがちな脳梗塞の前兆について詳しく解説します。 前兆チェックには「FAST」が効果的 脳梗塞の前兆チェックには、「FAST(ファスト)」を確認しましょう。 FASTは、脳梗塞の代表的な初期症状の頭文字をとり、取るべき行動を示したもので、迅速な対応を促します。 文字 チェックするポイント Face(顔) ・顔の片側が歪んでいないか ・笑顔を作ったときに口角が片方だけ下がっていないか Arm(腕) ・片方の腕や足に力が入らず、だらんと下がってしまわないか ・両腕を前に伸ばして維持できるか Speech(言葉) ・言葉がうまく話せないか ・呂律が回っていなかったり、意味不明なことを言ったりしていないか ・短い文章を繰り返せるか Time(時間) ・これらの症状に気づいたら発症時刻を確認し、すぐに救急車を呼ぶ 上記の中で「Face(顔の麻痺)」、「Arm(腕の麻痺)」、「Speech(言葉の障害)」の症状が一つでも見られたら、脳梗塞の可能性を疑いましょう。 「Time(時間)」にもあるとおり、脳梗塞の発症からいかに早く治療を開始できるかが、その後の経過に大きく影響します。 症状に気づいた時刻を正確に把握し、すぐ「119番」に電話して救急車を呼びましょう。 脳梗塞のセルフチェックリスト 脳梗塞のセルフチェックリストを確認してみましょう。 以下の特徴に該当するものが多い場合、脳梗塞になりやすい可能性があります。 該当するものが多くても、ほとんどの脳梗塞は血圧管理を徹底し、生活習慣を整えることで予防できる疾患です。 脳梗塞になりやすい特徴が多い方は正しい生活習慣に改善し、健康的な生活を心がけましょう。 脳梗塞の前兆で見逃してはいけない初期症状 https://youtu.be/nImMy68lviU?si=l1xOr7xXyXcfZK-k 脳梗塞の初期症状は、脳のどの部分で血管が詰まったかによって、さまざまな形で現れます。 以下の初期症状は、脳梗塞を見逃さないための重要なサインです。 運動機能に関する前兆 感覚機能に関する前兆 言語機能に関する前兆 視覚機能に関する前兆 平衡感覚機能に関する前兆 上記の症状は、脳梗塞によって特定の脳の機能が障害されるために起こります。 一時的な症状であっても、脳梗塞の前兆である可能性を疑い、早期に医療機関を受診することが後遺症を抑えるために重要です。 以下で、それぞれの障害について、どのような初期症状が現れるのかを具体的に見ていきましょう。 運動機能に関する前兆 脳梗塞による運動障害では、体の片側の筋力や動きが低下します。 私たちの脳は、体の動きをコントロールする「運動野」という部分があり、脳梗塞によって神経経路がダメージを受けると、体を動かすための指令が筋肉にうまく伝わらなくなります。 特徴的なのは、脳の右側が障害されれば体の左側に、脳の左側が障害されれば体の右側に症状が出ることです。 症状の程度は様々で、完全に動かせなくなる場合もあれば、少し動かしにくい程度の軽い麻痺のこともあります。 脳梗塞によるしびれについては、以下の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。 感覚機能に関する前兆 脳梗塞による感覚障害は、触覚・痛覚・温度感覚などの体の感覚に異常が生じます。 私たちの体は、皮膚などで感じ取った様々な感覚情報を脳に伝えて認識しています。 脳梗塞によって感覚情報を処理する脳の領域や神経経路がダメージを受けると、体の片側で感覚の異常が起こります。 運動障害と同時に、同じ側の手足に感覚障害が起こることも少なくありません。 言語機能に関する前兆 脳梗塞による言語障害は、話すことあるいは理解することに支障が生じます。 言葉を理解したり話したりする機能は、脳の左半球にある「言語野」という部分が中心となって担っています。 脳梗塞によって言語野や関連する神経がダメージを受けると、言語機能にさまざまな障害が現れます。 以下の記事では、脳梗塞による言語障害について詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。 視覚機能に関する前兆 脳梗塞による視覚障害は、視野の片側が見えなくなる、二重に見えるなど見え方に異常が生じます。 私たちが見た情報は、眼から脳の後ろ側にある「後頭葉(視覚野)」という部分に送られて処理されます。 脳梗塞によってこれらの部分がダメージを受けると、様々な視覚の異常が生じます。 平衡感覚機能に関する前兆 脳梗塞による平衡感覚障害は、激しいめまいや著しいふらつきがあります。 体のバランスを保つ機能は、主に脳の「小脳」や「脳幹」という部分がコントロールしています。 脳梗塞によってこれらの部分がダメージを受けると、平衡感覚に異常が生じ、激しいめまいやふらつきが現れます。 これらの症状は耳の病気(内耳性のめまい)でも起こることがありますが、脳梗塞の重要なサインである可能性もあります。 脳梗塞の前兆における日常生活で意識したいこと 脳梗塞の発症リスクを少しでも減らし、万が一の前兆に気づきやすくするためには、以下のポイントを意識しましょう。 こまめに水分補給する 定期的に運動する 前兆がみられたときの対処法を知っておく 以下では、日常生活で意識したいポイントについて詳しく解説します。 こまめに水分補給する 体内の水分が不足すると血液の粘度が高まり(ドロドロに)、血栓ができやすくなるため、こまめな水分補給が大切です。 一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯程度の水を数回に分けて飲むようにしましょう。 睡眠中は汗をかきやすく血流も滞りがちになるため、就寝前と起床後の水分補給は血栓予防に効果的です。 定期的に運動する 適度な運動は血行を促進し、肥満や高血圧などの生活習慣病を予防・改善することで、脳梗塞のリスクを低減します。 無理なく続けられる運動を選ぶことが重要です。 例えばウォーキングであれば、特別な道具も必要なく手軽に始められます。 まとまった時間が取れない場合でも、日常生活の中で意識して体を動かす機会を増やすことが、健康維持に役立ちます。 前兆がみられたら時の対処法を知っておく 脳梗塞は、治療開始までの時間が予後を大きく左右します。 前兆に気づいたらすぐに救急車を呼び、適切な情報を伝えることが、命を救い後遺症を最小限に抑えるために重要です。 脳梗塞の前兆と思われる症状に気づいたら、一刻も早く専門的な治療が受けられる医療機関へ搬送されることが何よりも大切です。 また、初期治療の詳細や倒れた時にやるべきことについて以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。 脳梗塞の前兆チェックに関するよくある質問 脳梗塞の前兆チェックに関するよくある質問とその回答をご紹介します。 脳梗塞で女性特有の前兆・初期症状は? 脳梗塞の前兆は何日前にきますか? 肩こりは脳梗塞の前兆ですか? 脳梗塞を予防するには? それぞれ詳しくみていきましょう。 脳梗塞で女性特有の前兆・初期症状は? 脳梗塞の典型的な前兆(片側の麻痺や言語障害など)は男女共通ですが、女性は原因不明の倦怠感や吐き気など、一見脳梗塞とは結びつきにくい非典型的な症状が前兆として現れることがあります。 上記の症状は心疾患など他の病気とも共通点が多く、ご自身や周囲の方が「いつもと違う、何かおかしい」と感じた場合は、早めに医療機関に相談することが大切です。 脳梗塞の前兆は何日前にきますか? 脳梗塞の前兆は、本格的な脳梗塞が起こる数日前から当日という非常に短い期間に現れることが多く、症状が短時間で消えても決して油断はできません。 前兆は、本格的な脳梗塞が起こる前の「警告サイン」です。 したがって、どんなに短い時間でも脳梗塞を疑う症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診することが重要です。 肩こりは脳梗塞の前兆ですか? 一般的な肩こりが、直接的に脳梗塞の前兆となることは稀です。 しかし、「いつもと明らかに違う」「これまでに経験したことのないような」突然の激しい肩や首の痛み、後頭部の痛みなどが現れた場合には注意が必要です。 ごく稀にですが、脳の血管に問題が起きた初期症状として、首周辺の血流の滞りや神経の麻痺によって強い痛みを感じることがあります。 特に、手足の動きにくさやしびれ、言葉のもつれといった他の症状が同時に出ている場合は、「ただの肩こり」と自己判断せず、念のため速やかに医療機関を受診しましょう。 脳梗塞を予防するには? 脳梗塞を予防するためには、バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙・節酒といった生活習慣の改善と、定期的な健康診断による高血圧などのリスク管理が重要です。 予防のポイント 具体的な内容 食事 塩分・脂質の摂りすぎを避ける 野菜・果物・魚を中心としたバランスの良い食生活を心がける 運動 ウォーキングや水泳などの有酸素運動を行う(週に150分以上が目安) 禁煙・節酒 喫煙と飲酒はできるだけ控える 水分補給 こまめに水分を摂取する 定期的な健康診断を受け、ご自身の体の状態を把握し、早期発見・早期対応につなげましょう。 前兆チェックで脳梗塞が疑われる場合は早期に医療機関を受診しよう 脳梗塞は、発症後の迅速な対応がその後の経過を大きく左右するため、早期の医療機関受診が重要です。 前兆が見られたら、一時的な症状や軽い異変であっても迷わず医療機関を受診しましょう。 また、万が一脳梗塞を発症してしまったときは、ぜひ再生医療による治療をご検討ください。 \こんな方は再生医療をご検討ください/ 脳梗塞が治るか不安を抱えて生活している 脳梗塞の再発を予防したい 脳梗塞の後遺症に悩まされている 再生医療は、損傷した脳細胞にアプローチする治療によって、従来の治療では難しい脳細胞の改善が期待できます。 具体的な治療法については、当院リペアセルクリニックで無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。
2022.01.22 -
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「脳卒中の発症リスクをどうすれば管理できる?」 「再発を予防するためにできることは?」 上記のような疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 脳卒中は、ある日突然生活を一変させる可能性のある病気ですが、生活習慣の見直しと正しい知識でリスクを下げられます。 本記事では、脳卒中の主な危険因子である高血圧や糖尿病などのリスクを管理する方法を詳しく解説します。 ご自身や大切なご家族の健康を守るため、ぜひ最後までご覧ください。 また、脳卒中のリスク管理・再発予防には、先端医療である再生医療による治療も選択肢の一つです。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、損傷した脳細胞の改善にも期待できる再生医療に関する情報を配信しています。 「脳卒中の発症リスクを抑えたい」「将来的な不安がある」という方は、この機会に再生医療について確認してみてください。 脳卒中の主なリスクと管理方法 脳卒中の発症や再発には、ご自身の努力で管理できる生活習慣病などの「危険因子」が隠れているケースがあります。 この章では、脳卒中を予防するうえで特に重要な危険因子と管理方法を取り上げます。 高血圧 糖尿病 脂質異常症 心房細動(不整脈) 嗜好品の制限 ご自身やご家族の健康を守るため、どのようなリスクがあり、どうすれば管理できるのかを確認していきましょう。 高血圧 高血圧は、脳卒中を引き起こす危険因子の1つです。 血圧が高い状態が続くと血管の壁に強い圧力がかかり、血管が弾力性を失って脆くなります。 この「動脈硬化」が、脳梗塞や脳出血の直接的な原因となります。 高血圧の主な対処法は、以下の通りです。 減塩を心がける(1日6g未満) 野菜や魚中心の食事に改善する ウォーキングなどの運動を習慣にする 飲酒量を控え、必ず禁煙する 医師から処方された薬を飲み続ける 高血圧は自覚症状がほとんどないため「サイレントキラー」とも呼ばれます。 そのため、家庭で血圧を測る習慣をつけ、ご自身の数値を把握することが管理の第一歩です。 脳卒中の治療ガイドラインでは、血圧を140/90mmHg未満、特定の条件に当てはまる方は130/80mmHg未満に抑えることが推奨※されています。 ※出典:日本脳卒中学会「脳卒中治療ガイドライン2021〔改定2025〕」 また、以下の記事では、高血圧についてわかりやすく解説しているので、合わせてご覧ください。 糖尿病 糖尿病も脳卒中の重要な危険因子の一つです。 血糖値が高い状態が続き、全身の血管がダメージを受けることで動脈硬化が進行しやすくなるため、脳梗塞との関連が深いとされています。 糖尿病の主な対処法は、以下の通りです。 適切なカロリーと栄養バランスの食事 血糖コントロールを改善する運動療法 医師の処方に従った薬物療法 肥満を防ぐための体重管理 糖尿病の管理目標は、血糖値を安定させて合併症を防ぐことです。 初期段階では自覚症状が乏しいため、気づかないうちに病状が進行しているケースも少なくありません。 健康診断などで血糖値の異常を指摘された際は、放置せずに医療機関で相談しましょう。 脂質異常症 脂質異常症とは、血液中の悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多すぎる状態です。 自覚症状がないまま動脈硬化を進行させ、脳卒中の中でも「アテローム血栓性脳梗塞」のリスクを高める要因になります。 脂質異常症の主な対処法は、以下の通りです。 動物性脂肪やトランス脂肪酸の摂取を控える 食繊維や魚(EPA・DHA)を積極的に摂る コレステロール値を改善する有酸素運動 動脈硬化を悪化させる喫煙をやめる 必要に応じて脂質異常症治療薬を服用 血液中の悪玉コレステロールが過剰になると血管の壁にプラークという塊を作り、血管が狭くなることで血流が悪化します。 プラークが破れると血栓が脳の血管を詰まらせ、脳梗塞を引き起こす可能性につながります。 脂質異常症の管理には、健康診断などでの定期的な血液検査が欠かせません。 生活習慣の改善で数値が良くならない場合は、医師の判断で薬物療法が行われます。 心房細動(不整脈) 心房細動は、心臓が不規則にけいれんするように震える不整脈の一種です。 心臓の中に血の塊(血栓)ができやすくなるため、重症化しやすい「心原性脳塞栓症」の原因となります。 心房細動の主な対処法は、以下の通りです。 血栓を防ぐ抗凝固薬の服用 心拍数を整えるための薬物治療 不整脈の原因を焼くカテーテル治療 高血圧や飲酒など生活習慣の管理 心臓でできた血栓が血流に乗って脳の太い血管を詰まらせると、広範囲の脳組織がダメージを受け、深刻な後遺症につながる可能性があります。 動悸・息切れ・めまいといった症状は、心房細動のサインかもしれません。 上記のような症状を感じたら放置せずに医療機関を受診し、診断に基づいた適切な治療を開始することが重要です。 嗜好品の制限 喫煙と過度な飲酒は、それぞれが脳卒中の危険因子であるだけでなく、高血圧や脂質異常症といった他の生活習慣病を悪化させる要因にもなります。 脳卒中のリスク管理を考えるうえで、嗜好品の制限は避けて通れません。 要因 メカニズム・作用 タバコ (ニコチンなどの有害物質) ・血管を収縮させ血圧が上昇する ・血液の粘度が増大する(血液がドロドロになる) ・血管内壁を傷つけ動脈硬化を促進する 長期間の多量飲酒 ・持続的に高血圧を引き起こす ・心房細動を誘発する可能性 脳卒中予防において、禁煙は効果的な対策の一つです。 ご自身の力で禁煙するのが難しい場合は、禁煙外来で専門家の支援を受けることをおすすめします。 飲酒は、1日あたりの純アルコール量で約20g(ビール中瓶1本程度)の適量※を守りましょう。 ※出典:厚生労働省「アルコール」 脳卒中のリスク管理方法と合わせて確認したい予防十か条 脳卒中を予防するためには日々の生活を見直し、危険因子に関する正しい知識を持つことが大切です。 具体的な行動指針として、公益社団法人日本脳卒中協会では「脳卒中予防十か条」を提唱しています。 ご自身の生活習慣と照らし合わせながら、一つひとつ確認してみてください。 第1条 手始めに 高血圧から 治しましょう 第2条 糖尿病 放っておいたら 悔い残る 第3条 不整脈 見つかり次第 すぐ受診 第4条 予防には たばこを止める 意志を持て 第5条 飲むならば なるべく少なく アルコール 第6条 高すぎる コレステロールも 見逃すな 第7条 お食事の 塩分・脂肪 控えめに 第8条 体力に 合った運動 続けよう 第9条 万病の 引き金になる 太りすぎ 第10条 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ ※出典:公益社団法人 日本脳卒中協会 上記の十か条は、脳卒中の主要な危険因子への対策から、万が一発症してしまった際の対応を分かりやすくまとめられています。 第1条から第3条は、脳卒中の3大危険因子である「高血圧」「糖尿病」「不整脈(心房細動)」の管理がいかに重要であるかを示しています。 中でも高血圧は大きな危険因子であり、血圧を適切にコントロールすることが脳卒中予防の重要なポイントです。 また、第5条のアルコールに関する標語は、「少量のお酒なら健康に良い」という考え方が新たな研究で否定されている背景から、2025年に内容が変更されました。 新たな飲酒は量に関わらずリスクを伴うため「飲むのであれば、できる限り少量に」とされています。 第10条では、脳卒中を疑う症状が現れた際は、躊躇せずに救急車を呼び、一刻も早く専門的な治療を受けることの重要性を伝えています。 脳卒中の急性期リハビリテーションにおけるリスク管理 万が一、脳卒中を発症してしまった場合、その直後の対応が回復を大きく左右します。 「急性期」とは、一般的に発症から病状が安定するまでの数週間から1ヶ月程度の期間のことです。 ここでは、脳卒中の急性期リハビリテーションにおけるリスク管理について解説します。 早期離床してリハビリを開始する 再発や合併症を予防する 急性期は脳のダメージが広がりやすく、血圧や意識レベルといった全身状態も変動しやすいデリケートなタイミングです。 そのため、専門チームが密に連携し、患者様の全身状態を常に確認しながら、治療とリハビリを慎重に進めていく必要があります。 早期離床してリハビリを開始する 脳卒中のリハビリにおいて、徹底したリスク管理のもと、可能な限り早くリハビリを始める「早期離床」が推奨されています。 目的:寝たきりによる「廃用症候群」の予防 主な合併症:筋力低下や関節の拘縮、肺炎、血栓 リハビリ内容:ベッド上の運動から始める段階的な訓練 早期から積極的に体を動かすことが障害を抑え、その後の回復を促すために重要です。 再発や合併症を予防する 脳卒中の急性期は、再発のリスクが高い時期でもあるため、リハビリは医学的な治療を妨げないように厳重な管理下で行う必要があります。 また、食べ物が気管に入ることで起こる「誤嚥性肺炎」や、足に血栓ができる「深部静脈血栓症」などの合併症にも注意が必要です。 これらの合併症は生命に関わるだけでなく、その後のリハビリの進行を大きく遅らせる原因となります。 急性期のリハビリは、機能回復を目指すだけでなく、上記のような危険な合併症を防ぐという意味でも大切です。 以下の記事では、脳梗塞の再発リスクについて詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。 脳卒中のリスク管理についてよくある質問 ここでは、脳卒中のリスク管理についてよくある質問に回答していきます。 脳卒中の危険因子を管理するにはどうすればいい? 脳卒中を防ぐ方法はある? 脳卒中で早期離床を促すのはなぜ? それぞれ詳しく解説します。 脳卒中の危険因子を管理するにはどうすればいい? 脳卒中の危険因子の管理は「生活習慣の見直し」と「適切な治療の継続」が基本です。 塩分を控えた食事や定期的な運動、禁煙を心がけましょう。 それに加えて、定期健診でご自身の体の状態を把握し、異常があれば必ず医師に相談してください。 処方された薬を自己判断でやめないことも、脳卒中予防では重要なポイントです。 脳卒中を防ぐ方法はある? 高血圧をはじめとする生活習慣病を管理することで、多く脳卒中を防ぐことが可能とされます。 とくに脳卒中の大きなリスクとなる高血圧を防ぐためにも血圧管理を徹底することが重要です。 また、健康的な食事や適度な運動習慣といった生活習慣の改善は、複数の危険因子に同時に良い影響を与えます。 症状がないうちからリスクを早期発見し、対策を講じることが発症を防ぐためのポイントといえるでしょう。 脳卒中で早期離床を促すのはなぜ? 脳卒中で早期離床を促すのは、「二次的合併症」を防ぎ、「脳機能回復の促進」のためです。 寝たきりの状態は回復を妨げる多くの問題を引き起こし、筋力低下や肺炎、血栓などの二次的合併症の可能性が高くなります。 また、脳機能の回復を促進する目的でも早期離床は重要です。 早期からリハビリを始めることで脳や身体機能の改善が早まり、より良い状態で退院できる可能性が高まります。 脳卒中のリスク管理と合わせて再生医療をご検討ください https://www.youtube.com/watch?v=pSaJBptY3Bc 本記事では、脳卒中の発症および再発予防におけるリスク管理の重要性について解説しました。 高血圧や糖尿病といった危険因子を日々の生活で管理し、健康的な習慣を続けることが基本となります。 これらに加え、再発予防の新たな選択肢として「再生医療」をご検討ください。 再生医療は、患者さまの脂肪から幹細胞を採取・培養し、体内に戻すことで損傷した組織や身体機能の再生・修復を促す治療法です。 また、損傷した脳機能の改善を促し、後遺症である麻痺などの症状軽減が期待できる治療法として注目されています。 脳卒中のリスク管理や再発予防にお悩みの方は、ぜひ一度当院リペアセルクリニックへご相談ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2022.01.22 -
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脳梗塞を患った患者さまやご家族にとって、「リハビリはどのくらいの期間必要なのか」「どのような内容なのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 この記事では、脳梗塞のリハビリの内容や期間の目安、退院後の生活における注意点について分かりやすく解説します。 脳梗塞のリハビリで悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を学びましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは「手術なしで根本的な改善が期待できる」再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 脳梗塞の後遺症に対する治療選択肢として、機能の改善症例も紹介しておりますので、ぜひご登録ください。 脳梗塞のリハビリメニューと期間の目安を病期別に解説 脳梗塞のリハビリは発症後の時期によって内容や目的が異なり、以下の3つの段階があります。 病期 期間 目的・内容 急性期 発症から2~3週間 身体機能の低下予防と言語障害・認知機能障害の回復 回復期 発症から3~6ヶ月 脳梗塞からの回復に最も重要な期間で、日常生活に戻るためのリハビリ 生活期(維持期) 発症から6ヶ月以降 社会復帰を目的とした訓練と生活の質の向上 病期ごとの特徴を理解して、適切なリハビリを受けましょう。 急性期 脳梗塞の急性期におけるリハビリは、脳梗塞発症から2~3週間の間に行われます。 ベッドの上で座る練習 自分で手足を動かす練習 関節を動かして可動域を広げる練習 飲み込みの練習(必要に応じて) これらのリハビリは、身体機能の低下予防と言語障害・認知機能障害の回復が目的です。 わずか1~2週間の急性期のリハビリがその後の回復・死亡率の低下に影響※します。 ※出典:日医大医会誌「脳梗塞のリハビリテーション治療」 回復期 脳梗塞発症後、3~6ヶ月は回復期と呼ばれ、主に以下のリハビリを行います。 歩行訓練 手先を使った細かい動作の練習 食事、着替え、トイレなどの日常生活動作の練習 言語障害がある場合は発声や会話の練習 回復期は脳梗塞からの回復に重要な期間で、日常生活に戻れるようにリハビリを行います。 この期間は、平日だけでなく休日もリハビリを継続して行うことで、入院期間が短縮できたという研究※もあります。 ※出典:全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会実態調査委員会「脳卒中リハビリテーションの訓練時間と帰結との関係:全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会調査(第2報)」 回復のためには、医師や理学療法士の指導のもと、継続的にリハビリを行うことが重要です。 生活期(維持期) 生活期とは、発症から6ヶ月以降の期間を指し、主に以下のリハビリを行います。 学業や仕事に復帰できるような専門的な訓練 筋力・体力向上のための運動療法 心理的なサポート(カウンセリング) 生活期のリハビリは、社会復帰に必要な訓練が行われ、生活の質を向上させることを目的として行います。 発症から6カ月以上経過した生活期(維持期)の患者さまにおいても、歩行訓練や有酸素運動は有効※です。 ※出典:日本脳卒中学会「脳卒中の維持期(生活期)リハビリテーションの効果に関するナラティブレビュー」 脳梗塞のリハビリにおける入院期間の目安 脳梗塞のリハビリにおける入院期間は、患者さまの年代や症状の重症度によって大きく異なります。 ここでは、年代別と重症度別の入院期間の目安をご紹介します。 年代別の入院期間 重症度別の入院期間 ご自身の重症度や年代から、おおよその入院期間がわかります。 年代別の入院期間 年代別の入院期間の目安は、以下のとおりです。 年代 急性期 回復期 20代~30代 約1~2週間 1~2ヶ月 50代~60代 2~3週間 2~3ヶ月 70代以上 3~4週間 3~6ヶ月 20代~40代は体力がある年代のため、比較的早期に状態が安定する可能性が高いです。 中年期に入ると、糖尿病などのリスクが上がるため、治療が長引くと同時に入院期間が長くなる場合があります。 さらに、高齢になるほど回復が遅くなる傾向にあります。 重症度別の入院期間 重症度別の入院期間は、以下のとおりです。 重症度 急性期 回復期 軽度 1週間程度 1ヶ月程度 中等度 2~3週間程度 2~3ヶ月 重度 3週間以上 6ヶ月以上 脳の機能が大きく低下していない軽度な場合、急性期は1週間程度、回復期は1ヶ月程度で退院できる場合が多いです。 症状が重くなるほど回復が遅くなる傾向にあるため、退院した後も在宅でのリハビリが必要な場合もあります。 脳梗塞のリハビリにおける改善結果に影響を与える要因 脳梗塞の改善には個人差があり、どれほどの機能を改善できるか、また期間的にどれくらい早く改善できるかを正確に予測するのは困難です。 一般的に、脳梗塞の改善に向けたリハビリの成功には次のような要素が関係しています。 身体的要因:脳梗塞の重症度など 感情的要因:やる気や気分など 社会的要因:友人や家族のサポートなど 治療上の要因:リハビリの早期開始など 改善率は一般的に、脳梗塞発症直後の数週間から数ヶ月で最も大きくなります。 また、脳梗塞後の改善に向けたリハビリは、長期間にわたって必要です。 途中で挫折してしまうことがないよう、リハビリの効果を得るためには時間がかかることを理解しておきましょう。 ご家族の理解とサポートが、患者さまの回復にとって重要な要素となります。 退院後に脳梗塞のリハビリを自宅で行うときの注意点 無事に退院し、介護体制も確保できれば、いよいよ在宅生活がスタートします。 なるべく長く快適にご自宅で過ごすために、注意しなければいけない点が2つあります。 脳梗塞の再発予防を行う 無理せずにリハビリを継続すること これらのポイントを理解して実践すると、退院後の生活をより充実したものにできます。 脳梗塞の再発予防を行う 脳梗塞をはじめとする脳卒中は、10年で約半数の方が再発する非常に再発率が高い疾患※です。 ※出典:PubMed 脳梗塞の再発を予防するためには、脳梗塞や脳出血の発生リスクを高める以下のリスクを取り除く必要があります。 高血圧 糖尿病 高脂血症 飲酒・喫煙 これらを防ぐために、塩分や脂を取りすぎないよう意識した食事や運動習慣の改善、禁酒・禁煙などを心がけましょう。 また、脳梗塞の再発が疑われる症状を理解しておくことも大切です。 手足のしびれや一時的に目が見えなくなる、ろれつが回らないなどの症状があれば、すぐに病院へ行きましょう。 無理せずにリハビリを継続すること 脳梗塞の後遺症を改善するためにリハビリは有効ですが、すぐに効果が出るわけではないため、焦らないことが大切です。 無理にリハビリを行うと逆効果になってしまうため、痛みが強い時はリハビリを中止しましょう。 また、失われた機能を取り戻すことに執着しがちですが、健康な機能を維持することも大切です。 例えば、片麻痺のリハビリにおいて、麻痺が起きていない側を鍛えることで、後遺症のある部位をサポートできます。 さらに、リハビリのモチベーション維持のためにも、リハビリ以外の時間をどう過ごすかがとても重要になります。 趣味・家族団らんなどの「生きがい」と呼ばれる楽しさを感じることがモチベーションに繋がる方も多いです。 脳梗塞のリハビリ期間についてよくある質問 脳梗塞のリハビリ期間について、よくある以下の質問にお答えします。 脳梗塞のリハビリで退院できる目安は? 脳梗塞のリハビリは180日しか受けられない? 脳梗塞でリハビリをしないとどうなる? 多くの患者さまやご家族が抱える疑問や不安について、分かりやすく解説していきます。 脳梗塞のリハビリで退院できる目安は? 軽い場合は1週間程度、重度の場合は6ヶ月以上かかる場合もあります。 年代や重症度によって入院期間が大幅に異なるため、詳しい期間については医師に相談しましょう。 退院後も、デイケアや外来のリハビリが必要になる可能性があります。 脳梗塞のリハビリは180日しか受けられない? 脳梗塞における医療保険の適用範囲内でリハビリが受けられるのは、発症から180日(6ヶ月)までです。 また、180日の期限は高次機能障害を伴う場合のみで、高次機能障害がない場合は150日の制限があります。 180日を過ぎた後は、自費でのリハビリや介護保険(65歳以上・要介護認定を受けている方)などの方法でリハビリを続けていく場合があります。 脳梗塞でリハビリをしないとどうなる? 脳梗塞の治療後にリハビリをしないと、症状の悪化や後遺症の長期化につながります。 手足の機能が回復しないうえ、麻痺の悪化や合併症のリスクも高まる可能性が高いです。 また、生活動作ができないことで生活の質が大幅に下がる場合も考えられます。 寝たきり状態が続くと、筋力・体力の低下や認知機能低下などを招く「廃用症候群」と呼ばれる状態になってしまう可能性があります。 脳梗塞や後遺症のリハビリでお悩みの方は再生医療をご検討ください 脳梗塞のリハビリ期間は、患者さま本人がリハビリを頑張るだけでなく、ご家族の理解やサポートも重要です。 しかし、患者さまができないことをすべて代わりにやるのではなく、患者さまご自身が生活しやすいように手助けする意識を持って取り組みましょう。 脳梗塞のリハビリは長期にわたるため、乗り越えるためには周囲の方の支えが必要不可欠です。 脳梗塞の後遺症に対しては、リハビリと併用して行う再生医療という選択肢もあります。 再生医療は患者さまの細胞を利用して治療するため、副作用のリスクが低い治療法です。 脳梗塞の後遺症や再発に悩んでいる方は、当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脳梗塞の後遺症が改善された患者様の症例を紹介していますので、併せて参考にしてください。 >>その他の脳梗塞を含む脳卒中に対する再生医療の症例はこちら
2021.08.06 -
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「脳梗塞の後遺症でしびれる原因は?」 「後遺症のしびれは治る?」 脳梗塞後の手足のしびれにお悩みの方の中には、上記のような疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、脳梗塞の後遺症で見られる「しびれ」の原因や治療法について解説します。 脳梗塞後の手足のしびれにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 脳梗塞の後遺症で見られる「しびれ」の原因 脳梗塞によるしびれは、脳内の感覚を司る領域、特に視床や体性感覚野が損傷を受けることで発生します。 これらの部位が障害されると、感覚情報の伝達や処理が正常に行われなくなり、実際には刺激がないにもかかわらず、ビリビリとしたしびれや異常な感覚が生じます。 一方、しびれがない脳梗塞の場合、損傷が運動機能や他の認知機能を司る領域に限定され、感覚を司る領域が影響を受けていない可能性があります。 その結果、しびれの症状は現れず、代わりに運動麻痺や言語障害など、他の症状が主に現れることがあります。 しびれの出方は、主に障害された部位や感覚経路の影響の受け方によって異なります。 脳梗塞の後遺症による「しびれ」の種類 脳梗塞の後遺症によるしびれの症状として、以下の種類があります。 感覚低下 感覚過敏 異常感覚 錯感覚 それぞれの症状を詳しく解説しますが、脳梗塞の再発予防のための対処法も以下で紹介していますので、参考にしてください。 感覚低下 感覚低下とは、脳梗塞の影響により脳の神経回路が損傷した際に、触覚・痛覚・温度覚などの感覚情報が脳に正しく伝わらない状態のことです。 痛みや温度変化などが認識できないことが特徴で、触覚・痛覚・温度覚・位置覚などが低下し、火傷や傷に気づきにくくなることがあります。 日常生活に支障が出る可能性もあるため、早い段階でのリハビリを行うことが重要です。 感覚過敏 感覚過敏は、痛みを感じない程度の刺激でも過剰な痛みを感じる状態のことです。 衣服のこすれや、誰かに軽く触れられるだけで痛みを感じることが特徴で、脳梗塞後に感覚の調整機能が乱れることが原因となります。 寝具の接触だけでも痛みを感じることで、睡眠障害によるストレスなども増える可能性があるため、注意が必要です。 異常感覚 異常感覚は、刺激がなくてもチクチク感や虫が這うような感覚などの症状が出ることが特徴です。 脳梗塞により感覚経路が損傷したことで発症し、歩行時のふらつきや転倒のリスクもあります。 通常の感覚とは全く異なり、日常生活の質に直結する障害のため、日常動作や睡眠にも支障が出る可能性があります。 錯感覚 錯感覚は、触れた刺激を実際とは違う感覚として脳が認識する症状です。 軽く触れただけで、針に刺されたような痛みや、冷たいものが熱いと感じられるような錯覚があります。 服のボタンをとめられない、箸を落とす、熱いものに気づかずや火傷をするなど、日常生活でのリスクも高くなります。 脳梗塞後の「しびれ」が後遺症かその他の原因か見分けるには? 脳梗塞後のしびれについて、後遺症以外の原因は首や腰の骨、椎間板ヘルニアによる神経圧迫が考えられます。 また、手首の神経の圧迫や糖尿病性神経障害など、末梢神経の症状でもしびれることがあります。 これらの症状は、首や手足のしびれのほか、日常動作を続けることで悪化する可能性がある症状です。 脳梗塞によるしびれは、通常、体の片側(顔・腕・足)が同時にしびれることが特徴で、下記の症状に当てはまる場合は、脳梗塞によるしびれの可能性があります。 片方だけ手足がしびれる 手に力が入らない ろれつが回らない 言葉が出にくい 視野が半分欠けている これらの症状を伴うことが多く、突然発症するのが特徴です。 脳梗塞の後遺症による「しびれ」の改善に役立つ治療法 脳梗塞の後遺症によるしびれの治療法は主に以下の5つです。 薬物療法 リハビリテーション 電気刺激療法 温熱療法 再生医療 5つの治療法について詳しく解説します。 薬物療法 薬物療法では、症状に応じて抗てんかん薬や抗うつ薬など、神経障害性疼痛に用いられる薬が検討されます。 しかし、症状そのものを抑えることを目的としており、しびれの原因そのものを治す治療法ではありません。 薬の効果で一時的に症状が和らぐ場合でも、根本的な改善にはつながらない点に注意が必要です。 リハビリテーション リハビリでは、関節可動域訓練に加えて、感覚の再学習や日常生活動作の練習を行い、症状への対処力を高めます。 マッサージは筋肉をほぐし、血流を改善して痛みを軽減するのが目的です。 また、関節の可動域を広げると、日常生活が楽になる効果も期待できます。 電気刺激療法 電気刺激療法(TENSなど)は、皮膚の上から電気刺激を与えて、しびれや痛みの軽減を補助的に図る治療法です。 しかし、電気刺激療法だけでしびれが改善するわけではないため、リハビリなどの運動と組み合わせる必要があります。 一部では症状軽減が報告されていますが、効果の持続や適応には個人差がある点にも注意が必要です。 温熱療法 温熱療法は、冷えやこわばりの軽減を目的とした補助的なケアとして用いられることがあります。 手足が冷たくなり血行が悪くなるとしびれが強くなるケースが多いため、ホットパックや温浴を用いて温める対策が有効です。 しびれそのものに対する効果は個人差があり、持続時間も一時的なので注意しましょう。 持続的な改善には他の治療法を併用する必要があります。 再生医療 再生医療は、脳梗塞による後遺症の改善や再発予防につながるとして注目されている治療法です。 脳梗塞に対する再生医療では、患者さま自身の細胞を採取・培養し、数を増やした幹細胞を体内に投与することで、損傷した脳の神経や血管の再生・修復を促す治療を行います。 自己細胞を用いた治療のため、拒否反応やアレルギー反応が起こる可能性が低く、身体への負担が少ないのが特徴です。 脳梗塞後の麻痺やしびれなど、日常動作が困難となる後遺症も改善が期待できるため、再生医療も選択肢としてご検討ください。 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。 脳梗塞の後遺症による「しびれ」に関するよくある質問 最後に、脳梗塞の後遺症によるしびれに関するよくある質問に回答します。 後遺症のしびれは治る? 後遺症のしびれが悪化したらどうすればいい? 脳梗塞の後遺症によるしびれについて気になる方は、ぜひ参考にしてください。 後遺症のしびれは治る? 脳梗塞の後遺症として見られるしびれは、早期から適切なリハビリを継続して行うことで、症状が軽減する可能性はあります。 改善までの期間には個人差があり、比較的早く軽減する方もいれば、長期的な経過をたどる方もいます。 しびれや感覚異常を感じた場合は、放置せず早い段階で医療機関での治療を受けることが大切です。 また、近年の脳梗塞の後遺症に対して、自己細胞を用いた再生医療による治療も注目されているため、併せて検討してみましょう。 後遺症のしびれが悪化したらどうすればいい? 後遺症のしびれが悪化した場合は、まずは主治医に相談し、脳梗塞の再発や他の疾患の可能性を確認しましょう。 原因に対して適切な治療を受けるのと併せて、身体の冷えを改善したり、マッサージをしたりするなどのケアを行ってください。 しびれが悪化した場合は、医療機関と相談し、適切な治療と継続的なケアを行うことが重要です。 脳梗塞の後遺症の「しびれ」には再生医療をご検討ください 脳梗塞によるしびれは、脳内の感覚を司る領域がダメージを受け、感覚情報の伝達や処理が正常に行われなくなることで起きます。 薬物療法によって症状をコントロールし、早期からリハビリテーションを継続することで改善が期待できます。 改善速度には個人差があり、早期からしびれが軽減する方もいれば、改善まで時間がかかる方もいるため、地道にリハビリを継続することが重要です。 なお、脳梗塞の後遺症による「しびれ」にお悩みの方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。 再生医療では、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した神経や組織の再生・修復を促す治療によって、後遺症の改善が期待できます。 以下の動画では、実際に再生医療を受けたことによって、脳梗塞の後遺症が改善された患者さまの症例を紹介しています。 https://youtu.be/AoMLP77h-c4?si=6PnTbQ1QF2v86SQ9 当院リペアセルクリニックでは、脳梗塞の後遺症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
2021.08.06 -
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「ラクナ梗塞にはどのような後遺症がある?」 「ラクナ梗塞の後遺症は治る?」 ラクナ梗塞を発症してしまった方や後遺症にお悩みの方の中には、上記のような疑問やお悩みがある方もいるでしょう。 本記事では、ラクナ梗塞の後遺症やリハビリについて詳しく解説します。 ラクナ梗塞の後遺症を根本的に治療するための「再生医療」についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。 ラクナ梗塞とは? 「ラクナ梗塞」とは、脳の血管が詰まる脳梗塞の病型の一つで脳の深部を流れている細い血管が詰まってしまう病気です。 脳は太い血管から細い血管へと枝分かれしており、深部を流れている穿通枝(せんつうし)と呼ばれる細い血管があります。 穿通枝が詰まると脳の深部に血液が流れなくなり、脳細胞が壊死して「ラクナ梗塞」を発症します。 細い血管が詰まるため、脳細胞が壊死する範囲も15mm以内と小さいことが特徴です。 しかし、脳細胞が壊死する範囲が小さいことで症状が出ない「無症候性脳梗塞」となっている可能性があります。 症状が進行、放置してしまうと他の場所に脳梗塞を発症したり脳出血につながるリスクが高くなるため、定期的に検査を受けることが重要です。 ラクナ梗塞の主な後遺症 ラクナ梗塞を含む脳梗塞は、脳細胞がダメージを負うことで以下のような後遺症が残ることがあります。 それぞれの後遺症について、詳しく解説していきます。 運動麻痺 ラクナ梗塞の代表的な後遺症として、全身または手足が思い通りに動かせなくなる「運動麻痺」があります。 脳の血管が詰まることで神経細胞に血液が行き渡らなくなり、以下の症状がみられます。 ラクナ梗塞発症から14日程度までの急性期では、脱力したような状態になる「弛緩性麻痺(しかんせいまひ)」の症状がみられます。 急性期を過ぎて6ヶ月目までの期間を指す回復期には、徐々に手足が動かせるようになりますが「指の細かい動きができない」など思い通り動かせないことが多いです。 また、体を動かそうとすると手足がこわばって硬くなってしまう「痙性麻痺(けいせいまひ)」の症状もみられます。 体を自由に動かせるようにするには、最も機能回復が見込まれる回復期でのリハビリが重要です。 感覚障害 ラクナ梗塞によって、しびれや感覚異常が生じる「感覚障害」の後遺症が残る場合があります。 手足の感覚を脳に伝える感覚神経の経路にダメージを負うことで、以下のような症状がみられます。 感覚障害の後遺症が残ってしまった場合、全身または身体の一部分に「しびれ」を感じることが多いです。 また、触れたり動かしている感覚が薄くなることや、逆に感覚が過敏になることもあります。 感覚の低下や感覚過敏によって運動が阻害されるため、日常生活に影響が出てしまう後遺症です。 構音障害 ラクナ梗塞の後遺症には、言葉をはっきり発音する能力が失われる「構音障害」があります。 構音障害では、以下のような症状がみられます。 構音障害では、言葉の内容や意味が理解できても「呂律が回らない」など、言葉をはっきり発音するのが困難になります。 「唇」「舌「喉」周辺の麻痺や協調運動ができないことで、言葉を発音できなくなることが多いです。 構音障害と似ている後遺症として「失語症」があります。 失語症は「言葉を理解できない」「頭の中で単語や文章を組み立てられない」などの言葉を理解する能力が失われる高次脳機能障害の一つです。 高次脳機能障害 ラクナ梗塞によって、脳細胞がダメージを負うと「高次脳機能障害」の後遺症が残る場合があります。 高次脳機能障害とは認知障害全般のことを指し、以下のような症状がみられます。 高次脳機能障害には、新しい出来事を覚えられない「記憶障害」や言葉を理解できない「失語症」など、さまざまな認知機能の低下がみられます。 また、集中力の低下や感情のコントロールやできなくなるなど、日常生活に影響を及ぼす障害が多いです。 嚥下障害 ラクナ梗塞の後遺症には、飲み込みに関する機能が低下してしまう「嚥下(えんげ)障害」があります。 嚥下障害の後遺症が残ると、以下のようなリスクが考えられます。 嚥下障害によって、誤嚥性(ごえんせい)肺炎につながるリスクがあります。 誤嚥性肺炎とは、誤嚥によって食べ物や唾液が気道に入り、口の中の細菌が肺に侵入して発症する肺炎のことです。 また、食事や水分が上手く取れずに栄養状態の低下や脱水症状になることで、リハビリの阻害にもつながってしまいます。 ラクナ梗塞の原因 ラクナ梗塞の主な原因は、動脈の壁が厚くなったり硬くなったりすることで血流が悪くなる「動脈硬化」です。 動脈硬化によって、血流スペースが少なくなることで血液が途絶えてしまいます。 また、以下のような疾患は動脈硬化の危険因子となるため、間接的にラクナ梗塞の原因となります。 上記のような生活習慣病がラクナ梗塞につながることもあるため、生活習慣の改善が重要です。 ラクナ梗塞の後遺症を改善するリハビリ方法 ラクナ梗塞の後遺症を改善するために行うリハビリを紹介します。 それぞれ後遺症の症状に合わせたリハビリ方法について、詳しく解説していきます。 運動機能に関するリハビリ 運動機能に関するリハビリでは「機能障害の程度」「筋力・関節の動かせる範囲」に応じて、以下のリハビリを行います。 主に日常生活に戻るための「自立・歩行訓練」「日常動作訓練」のリハビリを重点的に行います。 言語機能に関するリハビリ 言語機能に関するリハビリでは、言語聴覚士による機能の評価を元に以下のリハビリを行います。 構音障害により正しい発音ができない場合、上記のリハビリを重点的に行いコミュニケーションを取る練習をします。 高次脳機能障害に関するリハビリ 高次脳機能障害に関するリハビリでは、患者さまの障害や程度に応じて以下のリハビリを行います。 「記憶障害」や「遂行機能障害」などのさまざまな認知障害に対して、危険なく日常生活動作を行えるように訓練します。 ラクナ梗塞の再発を防ぐためのポイント ラクナ梗塞の再発を予防するためのポイントを3つ紹介します。 それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。 三大危険因子を予防する ラクナ梗塞の再発を予ぐためにも、以下の三大危険因子を予防しましょう。 いずれも聞いたことがある生活習慣病ですが、ラクナ梗塞の再発を防ぐために治療すべき病気といえます。 ラクナ梗塞の発症・再発原因となる「動脈硬化」につながる可能性があるためです。 細い血管が詰まることで起こるラクナ梗塞は、動脈硬化によって血流が途絶えやすくなる影響を受けやすいです。 動脈硬化の原因となる生活習慣病を予防することで、間接的にラクナ梗塞の再発予防につながります。 生活習慣を改善する 生活習慣の改善もラクナ梗塞の再発を防ぐために重要なポイントです。 以下の要点を押さえて、生活習慣を改善しましょう。 生活習慣病は、さまざまな病気の原因となることが多いです。 身体を守るためにも健康的な生活を目指して生活習慣を改善しましょう。 再生医療による治療 ラクナ梗塞の後遺症や再発を防ぐために、再生医療による幹細胞治療を検討しましょう。 再生医療では、幹細胞のさまざまな細胞へ変化する性質を利用し、損傷した機能を再生することを目的とした治療を行います。 患者さまの細胞を用いるため、アレルギーや拒絶反応などの副作用の心配が少ないのが特徴です。 また、手術や入院が不要な治療方法なので日常生活へ復帰しやすい点も再生医療の強みといえます。 「ラクナ梗塞の後遺症にお悩みの方」「ラクナ梗塞の再発を防ぎたい方」は、ぜひ当院へご相談ください。 【まとめ】ラクナ梗塞の後遺症はさまざま|再生医療による治療を検討しよう 本記事では、ラクナ梗塞の後遺症について解説しました。 ラクナ梗塞の発症後は、以下のようにさまざまな後遺症が残る可能性があります。 症状や程度は個人差がありますが、日常生活に影響する後遺症がほとんどです。 ラクナ梗塞の再発を予防するためにはリハビリだけでなく、生活習慣の改善も意識して行う必要があります。 「後遺症によってリハビリが上手くいかない」「後遺症を治したい」という方は、再生医療による治療を検討してください。 再生医療は、幹細胞のさまざまな細胞へ変化する性質を利用し、損傷した機能を再生することを目的としています。 損傷した脳細胞を再生することで「リハビリの効果を促進」や「後遺症の改善」が期待できます。 再生医療による治療を検討する方は、ぜひ当院へご相談ください。
2020.07.29







