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舌下免疫療法で子供の辛いアレルギーを改善する方法 スギ花粉やダニなどによるアレルギーによって、目のかゆみや鼻づまりなど苦しい症状でつらい思いをしている子供がたくさんいます。子供のアレルギーは早く治してあげたいですが、薬を使い続けるのには抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。 近年、子供のアレルギーを治療する方法として、免疫療法に注目が集まっています。具体的に、どのような治療法なのか、解説します。 子供のアレルギーに効果が期待できる!?舌下免疫療法とは 子供のアレルギー症状の軽減や根治が期待できる免疫療法の1つに「舌下免疫療法」があります。 内服薬を舌下に投与し、原因物質に少しずつ慣らしていく方法です。舌下や口腔内粘膜にいる免疫細胞が働いて免疫寛容が起き、アレルギー症状が出にくくなります。 免疫寛容とは、入ってきたものを攻撃せずに、受け入れることです。スギ花粉などを特異物質と見なさないようにしていくのですね。 この舌下免疫療法は、スギ花粉症だけでなく、花粉アレルギー発症予防や喘息発症予防の効果も期待できると言われています。 舌下免疫療法は5歳から受けられる 花粉やダニアレルギー免疫療法は、5歳から受けることができます。スギ花粉症の治療においては、スギ花粉飛散期の1月~5月に始めることができないので注意が必要です。 また、この治療はすぐに効果が表れるものではありません。効果を見るためには1~2年毎日内服を続ける必要があります。 舌下免疫療法の副作用 全身性のアレルギー反応が少なく、安全性が高い治療法と言えますが、以下のような副反応がおこることもあります。 口の中の腫れや口内炎 のどのかゆみ くしゃみや鼻水などの鼻炎症状など 皮下注射による免疫療法もある! 花粉から抽出した抗原エキスを薄めて注射する免疫療法です。 症状が出ないほどにまで薄めたものから始め、徐々にエキスを濃くしていくことによって体を慣らしていく方法です。最初は週に1~2回の通院が必要ですが、濃いエキスが注射できるまでになると月1回程度の通院になります。こちらも効果が出ているかどうかを見るには1~2年必要です。 その他、アレルギー症状が重症な方には、「皮内免疫療法」というものがあります。スギ花粉飛散時期でも始められることや、ヒノキや猫の毛などにも加えて行うことができること、効果が早く見られるなどのメリットがあります。 免疫細胞療法によってアレルギーを予防する方法も注目されている NK細胞免疫療法やCAT細胞免疫療法を用いた免疫細胞療法により、私たちの体に備わっている免疫システムの強化を図り、免疫力をアップすることができます。 患者さん自身の血液から採取する成分を使用するため、副作用などの危険が少なく、安全に行うことができるというメリットがあります。この免疫細胞療法により、免疫力を高め、アレルギーの予防効果が期待できるのです。 まとめ・舌下免疫療法で子供の辛いアレルギーを改善する方法 子供のアレルギーは、免疫療法で症状を改善する効果が期待できます。もちろん、子供のアレルギーだけでなく、大人のアレルギーに対しても効果は期待できます。 舌下免疫療法、皮下免疫療法ともにすぐに結果が得られるものではありませんし、NK細胞免疫療法やCAT細胞免疫療法を用いた免疫細胞療法は「予防」目的に行われる治療ですが、つらい症状の緩和に役立つのであれば、検討してみる価値があると言えます。 免疫療法に関して詳しく知りたい、またご質問などがあればお気軽にお問合せください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.27 -
- 免疫細胞療法
ボディビルを行っている方は、強い肉体を持っているイメージがありますが、実際はトレーニングと同じくらい体調管理に気を付ける必要があります。 過度なトレーニングや食事制限で命に関わる病気になる可能性もあるほどです。 本記事では「ボディビルダーがかかりやすい病気」について詳しく解説します。 病気になりやすいといわれる原因やおすすめの対処方法も解説しているため、ボディビルダーの方は必見です。 ボディビルダーがなりやすい病気 ボディビルダーがなりやすい病気は、以下の2つです。 横紋筋融解症 ギラン・バレー症候群 それぞれの病気について詳しく解説していきます。 横紋筋融解症 ボディビルダーは、過度な筋力トレーニングによって「横紋筋融解症」になりやすいので注意が必要です。 【横紋筋融解症とは】 骨格筋という筋肉の細胞が壊れることで、細胞内の成分が血液に流出してしまう病気のこと 血液に流出してしまう成分の中でも「ミオグロビン」「クレアチンキナーゼ」が代表的です。 ミオグロビンが大量に血液に流出すると腎臓の尿細管が詰まって急性腎不全を併発する場合があり、尿が赤褐色になる症状がみられます。 その他に考えられる症状は、以下の通りです。 筋肉痛 手足の痺れやこわばり 全身の倦怠感 一般的な運動量でも横紋筋融解症になる可能性もありますが、特にボディービルダーの人は過度な筋力トレーニングを控えましょう。 ギラン・バレー症候群 ボディビルダーは、ウイルスや細菌などの感染症を引き金とした「ギラン・バレー症候群」になりやすいので注意が必要です。 【ギラン・バレー症候群とは】 脳や脊髄の神経から全身に広がっている末梢神経の障害によって、力が入らない・感覚がわかりにくいなどの症状を引き起こす神経系の疾患のこと ボディービルダーの人は、減量期にタンパク質を意識した食事に切り替えるため、鶏むね肉を摂取する機会が増えるでしょう。 鶏むね肉は「カンピロバクター」という細菌があり、感染すると腹痛・下痢・発熱などの症状が起こった数週間後にギランバレー症候群を発症する可能性があります。 対処法として、鶏むね肉は十分加熱調理を行ってから食べるように意識すると良いでしょう。 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、主に以下の4つです。 ストレスによる免疫力低下の可能性 過度な筋トレによって病気を発症しやすい 糖質制限によって低血糖になる可能性 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク それぞれの原因について詳しく解説していきます。 ストレスによる免疫力低下の可能性 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、身体のストレスによって免疫力が低下する可能性が高いことが考えられます。 基本的に「適度な強度の運動」を「継続的に行う」ことで免疫力を高めることは可能です。 しかし、激し過ぎるトレーニングは、身体にとってストレスとなり免疫力を低下させてしまう可能性があります。 トレーニングによる身体作りがかかせないボディビルダーにおいて、良いパフォーマンスをするために免疫力を高めるのは重要だといえるでしょう。 過度な筋トレによって病気を発症しやすい ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、過度な筋力トレーニングによって病気を発症しやすいことが考えられます。 激しいトレーニングを継続することで「横紋筋融解症」などの筋細胞が破壊される病気になりやすいです。 【横紋筋融解症とは】 骨格筋という筋肉の細胞が壊れることで、細胞内の成分が血液に流出してしまう病気のこと >横紋筋融解症の説明はこちら ボディビルダーの人は、健康維持のためにも過度な筋力トレーニングは控えましょう。 糖質制限によって低血糖になる可能性 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、糖質制限によって低血糖になる可能性が高いことが考えられます。 【低血糖とは】 血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が低下している状態のこと 筋細胞は、糖分をエネルギー源として細胞内に取り込みますが、過度に糖質を制限すると血糖値が維持できず低血糖に繋がります。 低血糖を放置してしまうと脳に重度の後遺症が残ったり、心不全などの命に関わる場合があるため注意が必要です。 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、サプリメント摂取による腎機能の低下リスクがあることが考えられます。 一般的に、タンパク質が摂取できるサプリメントが健康リスクになるケースは少ないです。 しかし、タンパク質摂取量が過剰になると腎機能が低下し「急性腎障害」などの病気になる可能性があります。 サプリメントを摂取する場合は、成分を確認し過剰摂取を控えるようにしましょう。 ボディビルダーには免疫細胞療法による免疫ケアがおすすめ 本記事では「ボディビルダーがなりやすい病気」「病気になりやすい原因」について解説しました。 ボディビルダーが病気になりやすいといわれている原因は、以下の通りです。 ストレスによる免疫力低下の可能性 過度な筋トレによって病気を発症しやすい 糖質制限によって低血糖になる可能性 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク 原因は「筋力トレーニング」「糖質制限」「サプリメント摂取」を過剰に行ってしまうことがほとんどです。 身体作りがかせないことであっても過剰に行った結果、体調不良になってしまえば本末転倒でしょう。 健康を維持したままボディビルを続けるには、風邪や病気になりにくい身体作りのために免疫力を高めることが重要です。 「免疫細胞療法」という先端治療を検討してみましょう。 【免疫細胞療法とは】 体内に侵入した病原菌を攻撃する免疫細胞を採血等で取り出し、培養してから体内に戻すことで免疫力を高める治療法のこと 免疫力を高めることによって風邪だけでなく、アレルギーやさまざまな感染症、がんの予防にも役立ちます。 ぜひ、再生医療の専門医がいるクリニックで相談してみてください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 ▼こちらもご参照ください
2019.11.25 -
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肺がんの治療にも効果!?副作用の心配が少ない免疫療法とは せきや呼吸困難など苦しい症状が出る肺がんは、がんの中でも死亡数がトップという統計結果も出ています。そして、肺がんは自覚症状が乏しい、進行が早い、転移しやすいという性質があり、治りにくい「がん」だといわれています。 しかし、肺がんにも免疫療法(免疫細胞療法)があります。肺がんに効果的と言われる免疫療法とは、どのような方法なのでしょうか? 3 つの免疫療法を詳しく解説していきます。 肺がんの免疫療法① 「NKT細胞療法」 第4のリンパ球として知られているNKT細胞は、悪性腫瘍の転移を抑制すると報告されています。このNKT細胞を体外で活性化し、患者の体内に点滴で注入します。すると、腫瘍細胞を排除しようとする物質が産生されることが分かっています。 肺がんの免疫療法② 「樹状細胞ワクチン療法」 人間が生まれた時から持っている免疫を自然免疫と言いますが、その中にある「樹状細胞」を使用した免疫細胞療法です。樹状細胞は、病原体の情報をリンパ球に伝える役割を担っています。 この樹状細胞に体外でがん抗原を取り込ませ、患者さんの体内に戻します。体内に入った樹状細胞は、がん細胞を攻撃するT細胞にがん抗原を伝えて攻撃するように指示を出します。 肺がんの免疫療法③ 「免疫チェックポイント阻害薬」 人間の体内には病原体を攻撃するT細胞が存在します。高い攻撃力を誇り、がん細胞を攻撃、排除するのですが、暴走してしまい正常な細胞を壊すと危険なので、その動きにブレーキをかける機能が備わっています。これは「免疫チェックポイント」と呼ばれています。 がん細胞は、このチェックポイントを悪用し、T 細胞の攻撃を逃れようとします。がん細胞によって T 細胞の動きを封じ込められないようにした薬が「免疫チェックポイント阻害薬」で、免疫療法の 1 つとして注目を浴びています。 免疫細胞療法の一番のメリットは「大きな副作用がない」こと 肺がんだけでなく、がん全般の治療には「手術」「化学療法」「放射線治療」の三大治療法が主流です。 しかし、これらの治療では正常な細胞を傷つけてしまったり、重篤な副作用が出てしまったりする場合があります。一方、免疫細胞療法は、患者さん自身の細胞を使用しますので、大きな副作用がありません。また、三大治療法とも併用が可能で、併用により三大治療の効果を高めることも期待されています。 まとめ・肺がんの治療にも効果!?副作用の心配が少ない免疫療法とは 「難治がん」と言われている「肺がん」ですが、免疫療法(免疫細胞療法)は今、効果が期待できる新たな治療法として注目を集めています。 個人差はあるものの抗がん剤などを使用すると、さまざまな副作用が出ます。この点、免疫細胞療法は自分の細胞を使用するため、大きな副作用がないという点でもメリットがあります。 以上、肺がんに対する免疫療法のアウトライン、可能性を記させて頂きました。実際に治療として取り組む場合のご質問や、ご相談も承りますのでお気軽にお問い合わせ下さい。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.22 -
- 免疫細胞療法
筋トレを続けているのに風邪を引きやすくなった、疲れが取れにくいと感じたことはないでしょうか。筋トレは体力の向上や健康促進に役立ちますが、やり過ぎると免疫力が低下し、かえって体調不良を招くことがあります。 この記事では、筋トレによる免疫力低下の原因や対策法について解説します。バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な有酸素運動、さらに免疫細胞療法といった具体的な方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 筋トレをするとなぜ免疫力が下がるの? 筋トレは基礎筋力を強化し、生活の質を向上させるのに効果的です。 しかし、激しいトレーニングは唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌を減少させ、風邪を引きやすくします。また、過度の運動は強いストレスを生み、さらに免疫力を低下させる原因となります。 肌荒れしやすい、疲れが取れにくいなどの症状が現れた場合は要注意です。効果を求めすぎるあまり、オーバートレーニングに陥らないよう気を付ける必要があります。 筋トレによる免疫力の低下を防ぐ対策法 免疫は体内に侵入した細菌やウイルスから体を守る状態を指します。健康促進のために行う筋トレによって免疫機能を低下させてしまうのは本末転倒です。 風邪を引きやすくなったり、疲れが取れにくくなったりする前に本項目で紹介する4つの対策法を実施してみましょう。 バランスの良い食事を摂る 筋トレによる免疫力低下を防ぐには、バランスの良い食事が不可欠です。 たんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取により、免疫細胞の働きをサポートできます。とくにビタミンAやC、Eは免疫機能を強化し、体を外部からの攻撃から守る助けとなります。 筋トレに夢中になっている方は、たんぱく質を過剰に摂取する傾向にあるため要注意です。食事の偏りを防ぎ、さまざまな食材を意識的に摂取しましょう。 十分な睡眠時間を確保する 睡眠は免疫力を維持するための重要な要素です。 睡眠中、体は疲労回復を行い、免疫細胞の活動を活性化させます。逆に、睡眠不足が続くと免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。 とくに筋トレをした日は、しっかりと休息をとることが重要です。1日7〜8時間の睡眠を目安にしましょう。免疫だけでなく、筋肉をつけるためにも睡眠は大切です。 有酸素運動の時間を抑える 過度な有酸素運動は、筋トレと同様に免疫力を低下させる可能性があります。 筋トレ後に長時間の有酸素運動を行うと、体への負担が増し、回復が遅れることがあります。免疫力を維持するためには、有酸素運動を含む負荷の高い運動(オーバーワーク)は極力控えましょう。 目安として、有酸素運動は2時間以内にしましょう。 免疫細胞療法を受ける 免疫力低下を防ぐ対策として有効なのが「免疫細胞療法」です。 免疫細胞療法は体に備わっている免疫力を活性化させ、感染症やアレルギーの予防に役立ちます。患者さん自身の血液から取り出した細胞を用いるため、副作用の心配がありません。 免疫細胞療法に興味のある方は当院へお気軽にお問い合わせください。 筋トレのやり過ぎは免疫力が低下を招くので注意しよう 適度な運動は体力の向上や免疫力の強化に効果的です。 しかし、筋トレの効果を求めすぎるあまりに過度なトレーニングを続けると、かえって免疫力が低下する可能性があります。 筋トレを頑張りすぎて免疫力が低下していると感じた場合は、免疫力低下を防ぐ対策をとりましょう。食事や睡眠の見直しのほか、免疫細胞療法を検討してください。
2019.11.20 -
- 免疫細胞療法
ご注意!鍛えているアスリートほど普通の人より風邪をひきやすい!その原因とは アスリートが日頃から厳しいトレーニングに耐えているのは、最高のパフォーマンスを試合で発揮するためです。そして、健康維持にも人一倍気を使っています。それなのに大事な試合の時に、風邪で体調を崩してしまうアスリートもいます。 実は、アスリートは普通の人よりも風邪をひきやすいのだそうです。 アスリートは丈夫そうなイメージですし、実際、体を鍛えているはずなのに、なぜ風邪をひきやすいのでしょうか。今回は、アスリートが風邪をひきやすい原因を紹介します。 なぜアスリートは風邪をひきやすいの? アスリートは体が丈夫だと思われていますが、オリンピックなどの大きな大会期間中に風邪で体調を崩す人は意外に多いようです。それは、免疫が低下してしまうからです。 ウイルスの侵入を防ぐ唾液中の免疫物質は、激しい運動の後では大幅に減少していることが知られています。適度な運動をすれば免疫力は上がりますが、過度な運動の後では免疫力が低下してしまうのです。 そのため、アスリートは風邪をひきやすいのです。 ちなみに、免疫力を上げる適度な運動とは、30分程度の軽い運動や1日7000歩のウォーキングで、これ以上の運動をすると、免疫が下がるリスクがあります。 つまり、ハードなトレーニングを日常的にしているアスリートは、免疫力低下のリスクを抱えているのです。 アスリートが風邪をひかないようにするには? 過剰な運動やストレスなどが原因で、アスリートは風邪をひきやすい状態にありますが、免疫を高めるためにできることはあります。 自分でできる風邪対策 正しい手洗いでウイルスを洗い流す こまめに水分を取る マスクはサイズが合ったものを顔に密着させる 鼻呼吸でウイルスを排除する 体を温めて免疫力を上げる 睡眠中の部屋を加湿する 風邪のウイルスは口から入ってくるので、手洗いがとても重要です。また最近ではうがいをするより、20分おきに少量の水を飲むことで、のどのウイルスを胃に流してしまうのがいいとも言われています。 医療の力で免疫力を高める!免疫細胞療法 いくら風邪対策をしたとしても、完全にウイルスを排除することは不可能です。そして、同じ環境下で風邪をひく人とひかない人の違いは免疫力です。 免疫力が高ければ、風邪やインフルエンザにかかりにくくなります。自分でできる免疫アップ法もいろいろありますが、医療を取り入れる選択肢もあります。 ▲免疫細胞療法 免疫力を高める治療法として、「NK細胞免疫療法」と「CAT細胞免疫療法」があります。 この免疫細胞療法は、患者さん自身の血液からNK細胞やキラーT細胞を取り出し、培養した後で体に戻すという医療で、もともと体に備わっている免疫力を強化して、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する治療法です。 まとめ・ご注意!鍛えているアスリートほど普通の人より風邪をひきやすい!その原因とは 健康に良いのは適度な運動ですが、結果が必要なアスリートには厳しくハードなトレーニングも必要です。 大きな大会でいい成績を上げるためには、最高の体調で臨みたいものですよね。 そこで今回は、アスリートが風邪をひきやすい原因、風邪対策として免疫を高める方法をご紹介しました。 日頃の実力を発揮するために、風邪には十分注意してくださいね。尚、免疫細胞療法についてお知りになりたい方は当院までお問い合わせください。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらもご参照ください
2019.11.16 -
- 免疫細胞療法
免疫力が低いと「がん」を発症する危険があるといわれています。 ・最近、風邪をひきやすくなった ・肌荒れや目の下のクマがひどい ・体がシャキッとせず疲れが取れない ・歯磨きしているのに歯周病になった というような症状がある方は、免疫力が下がっているのかもしれません。 そこで、免疫を上げることができ、がん予防にも効果的な免疫細胞療法をご紹介します。 がんを予防する免疫細胞療法①「NK細胞免疫療法」 人間は生まれながらにして、病原体に対する免疫を持っています。これを自然免疫と呼びます。 自然免疫は、体内の病原体の情報をリンパ球に伝えたり、病原体を攻撃したりする役割を持っています。 自然免疫で対処しきれないものは「獲得免疫」が病原体を攻撃します。「獲得免疫」とは、体内に入り込んできたウイルスなどに対して獲得した免疫のことを言います。 これらの獲得免疫は、自然免疫から得た病原体の情報をもとに働きます。 そのため自然免疫が下がっていると、獲得免疫に情報が行き届かず、病原体を攻撃できないため「がん」になりやすい体質を作ってしまうのです。 このがんを予防するには、自然免疫の中のNK細胞というものが使用されます。NKとはNatural Killer(殺し屋!)のことで、体内のパトロールをしながら、病原体に対して高い攻撃力を発揮します。 NK細胞免疫療法 NK細胞は、患者さん自身の血液から採取し、取り出したNK細胞を培養して活性化するとともに100~1000倍に数を増やします。 それらを体に戻すことで免疫力が上がりがんの予防につながります。NK細胞はパトロールもしていますから、がんの早期発見にもつながります。 がんを予防する免疫細胞療法②「自家CAT細胞療法」 CAT細胞療法は、NK細胞療法の効果が少ない場合に行われる療法で、獲得免疫である攻撃細胞キラーT細胞を使用します。 キラーT細胞も攻撃性が強い細胞です。 方法はNK細胞療法と同じです。がんの治療が終わり、再発させないための免疫力を高めたい方にもおすすめの療法です。 免疫細胞療法は安全性が高い 治療を受けるにあたって気になるのは副作用ではないでしょうか。 免疫細胞療法は患者さん自身の細胞を使うので、副作用がとても少ないのが特徴です。 また、手術や抗がん剤、放射線との併用も可能です。 まとめ 免疫が下がると、いろいろな病気にかかりやすくなります。 逆に言うと免疫力が高い人は、病気になりにくいということです。 加齢や生活習慣によって知らず知らずのうちに低下してしまった免疫力を免疫細胞療法で高め、がん予防や、いろいろな病気の予防に役立てることを検討してみてはいかがでしょうか。
2019.11.11 -
- 免疫細胞療法
アスリートは一般の人よりも強健な体を持っていると思われていますが、実はアスリートは、風邪やインフルエンザなどにかかりやすいのです。 それは厳しいトレーニングをしていることが原因で、免疫力が低下しているからです。 今回は、アスリートが免疫低下を起こす原因、アスリートが免疫力を高めるための対策法について紹介します。 こちらもご参照ください アスリートが免疫力低下を起こす原因とは? 健康的なイメージのアスリートの免疫力が低下する原因はさまざまで、以下のようなことが挙げられます。 ・激しい運動 ・睡眠不足 ・不規則な生活 ・栄養の偏った食生活 ・強いストレス 適度な運動は免疫力を高めますが、運動強度が高まるほど免疫力は低下し、風邪をひきやすくなることが知られています。 睡眠時間が短い、眠りの質が悪い、不規則な生活を送っている人は病気のリスクが高くなりますし、栄養の偏りや強いストレスも免疫力を低下させます。 免疫とはどんなものか? 免疫は体の中に入ってきたウイルスや細菌、カビなどを撃退し、病気にならないように守ってくれる体の仕組みです。 免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」があり、自然免疫は生まれつき持っている免疫で、病原体を食べて退治してくれます。 獲得免疫は自然免疫では退治しきれない毒素や病原体に対応するもので、侵入した病原体を記憶して、次の感染時に素早く対応できるように備える働きがあります。 この免疫の力が低下すると感染症やがんなどの病気にかかりやすくなります。 アスリートの免疫力低下対策を紹介します 健康のためには適度な運動と十分な睡眠、規則正しい生活が必要なのは当然のことです。 しかし、アスリートが一般人と同じことをやっていては、トップに上り詰めることはできません。 そこで、きびしい練習を続けながらも免疫力を高める最新の方法として「免疫細胞療法」があります。 NK細胞療法 患者さん自身の血液からNK細胞を取り出し、培養した後で活性化されたNK細胞を点滴で体に戻します。免疫力が高まることで病気の予防が期待できます。 CAT細胞免疫療法 患者さん自身の血液からキラーT細胞を採取し、培養後に点滴で体に戻します。活性化され大量に増えたキラーT細胞が、免疫力を高め病気になりにくい体を作ります。 まとめ 免疫は私たちの体を病気から守ってくれる自己防衛システムで、免疫力が低下すると病気にかかりやすくなってしまいます。 激しいトレーニングを行なっているアスリートは、一般の人よりも免疫力が低下している可能性があります。免疫力を高める対策法として、免疫細胞療法をご紹介しました。 免疫細胞療法は患者さん自身の血液を使うので、副作用の心配がありません。体本来の免疫力を強化して、病気にかかりにくい体づくりを目指す方法です。 免疫力アップのために、検討してみてはいかがでしょうか。
2019.11.04