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- 免疫細胞療法
舌下免疫療法とは、アレルギーの原因物質を舌の下に投与し、慣らしていく治療法です。 舌下や口腔内粘膜にいる免疫細胞が働いて免疫寛容が起き、アレルギー症状が出にくくなります。 しかし、舌下免疫療法について効果を疑う方や、副作用について疑問に思う方もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、舌下免疫療法が効かない人の特徴や、舌下免疫療法の副作用を紹介します。 舌下免疫療法の効き目を感じなかった方は、舌下免疫療法以外の治療法をお試しください。 舌下免疫療法が効かない人の特徴とは? 舌下免疫療法はアレルギーなどの予防に効果的な治療法のひとつですが、すべての人に効くわけではありません。 効果が得られないケースや、舌下免疫療法が効かない人の特徴は以下の通りです。 治療を開始しても約20%は効果が見られない 治療を3~5年継続していない アレルギーの原因物質が大量に飛散している どんな人に舌下免疫療法が効かないのか解説します。 治療を開始しても約20%は効果が見られない 舌下免疫療法の治療を受けた人のうち約80%は改善効果が見られ、そのうち約20%は薬の服用が不要になるまでに症状が改善されます。 しかし、治療を継続して受けた場合でも10~20%の人は効果が見られないケースがあります。 効果が感じられない理由についてははっきりと明らかになっていません。 理由のひとつとして、ほかの病気を合併しているために舌下免疫療法の効果が見られない可能性が考えられます。 治療を3~5年継続していない 舌下免疫療法が効かない人は、治療を3〜5年継続していない方が多いです。 治療開始から1〜2年で効果が出ていても、その時点で治療をやめてしまうと元に戻ってしまう可能性があるため、3〜5年は継続することが推奨されています。 また、治療を開始してすぐに効果が現れないケースもありますが、3年ほど治療をすると十分な効果が感じられる場合もあります。 海外では、3年間治療を続けて効果が現れたら、治療を終えても効果はさらに6年継続される※という研究結果が出ています。 ※出典:PubMed 日本とは薬剤の容量などが異なるため、全く同じ結果になるとはいえませんが、舌下免疫療法の持続期間の参考にはなるでしょう。 そのため、舌下免疫療法は3~5年ほど継続する前提で治療を受けることが重要です。 アレルギーの原因物質が大量に飛散している 花粉やダニなどのアレルギーの原因物質が大量に飛散している場合は、舌下免疫療法の効果が実感できないケースがあります。 特に花粉の量は毎年大きく異なるため、飛散している花粉の量が少ない年は症状が軽くても、花粉の量が多いと症状が重く出てきてしまいます。 花粉が大量に飛散している場合、治療を開始してから花粉量が少ない年と同じくらいの症状であれば効果が出ていると考えられます。 そのため、アレルギーの原因物質の飛散量によって、期待するほどの効果を実感できていない方もいるでしょう。 舌下免疫療法を受けられない人の特徴 舌下免疫療法を受けられない人は、年齢や病気が理由で治療が受けられません。 5歳未満の人 重度の気管支喘息の人 がんや免疫系の病気の人 心臓疾患、肺疾患、高血圧症の人 妊娠中、授乳中の人 口腔アレルギー症候群のある人 口の中に傷や炎症がある人 ほかにも、以前舌下免疫療法を受けたときに重度の副作用があった人は、治療を受けられない可能性があります。 治療を開始する前に、医師に相談して舌下免疫療法を受けられるかどうか確認してください。 舌下免疫療法による治療を受ける流れ 舌下免疫療法の流れは、以下のように行われます。 1.スギやダニアレルギーの有無を検査を行う 2.医療機関で医師やスタッフ立ち会いの上初回の服薬を行う 3.自宅で1日1回服薬を行う 4.1週間の服薬で問題がなければ継続する 初めての服薬の際は、副作用が出ないか確認するため病院で行ったあと30分ほど院内で経過を見ることが多いです。 また、1週間後の診察で問題がなければ薬の量を増やして数年間服薬を続けます。 1ヶ月に一度は副作用を確認するため診察をしながら継続します。 数年間の治療で効果が見られれば、治療を中断できますが、3〜5年程度は継続して治療することが重要です。 舌下免疫療法による副作用 舌下免疫療法は、全身性の副作用が少なく安全性の高い治療法といえますが、まれに以下のような症状が起こるケースがあります。 口内炎や舌の腫れなど口内で生じる症状 重度な場合はアナフィラキシーの可能性も 軽度から重度の副作用について詳しく解説します。 口内炎や舌の腫れなど口内で生じる症状 舌下免疫療法では、治療薬を舌の上に置き決められた時間保持した後に飲み込むため、口内炎や舌の腫れなどの副作用が生じる場合があります。 主に治療開始から1ヶ月以内に起こるケースが多く、ほとんど治療を継続しているうちに改善されていきます。 口内炎や舌の腫れのほか、口腔内にかゆみが生じる可能性があります。 口内に生じる副作用は軽度なものが多いですが、少しでも副作用が出た場合は医療機関へ相談しましょう。 重度な場合はアナフィラキシーの可能性も 舌下免疫療法の重度な副作用として、アナフィラキシーを引き起こす可能性があります。 しかし、アナフィラキシーが起こる可能性は1億回に1回程度、副作用4,000例のうち1例程度※といわれています。 ※出典:杉並区医師会 また、アナフィラキシーが起こるのはほとんどの場合初回服薬時のため、1回目の服薬は病院で行われます。 その後の定期投与でアナフィラキシーが起こるケースはかなり稀といえます。 舌下免疫療法以外に効果が期待できる治療方法 舌下免疫療法以外にも、アレルギー改善に効果が期待できる治療法があります。 皮下免疫療法 免疫細胞療法 2つの治療方法について見ていきましょう。 皮下免疫療法 皮下免疫療法とは、アレルギーの原因物質を抽出した抗原エキスを薄めて注射する免疫療法です。 症状が出ないほどにまで薄めたものから始め、徐々にエキスを濃くしていくことによって体を慣らしていく方法です。 最初は週に1~2回の通院が必要ですが、濃いエキスが注射できるまでになると月1回程度の通院になります。 舌下免疫療法と同様に効果が出ているかどうかを見るには1~2年程度の継続が必要です。 免疫細胞療法 免疫細胞療法は、患者さま自身の免疫細胞を体外で培養・活性化し、再び体内に戻す医療技術の一つです。 近年、免疫システムは花粉症などのアレルギー反応だけでなく、様々な健康状態と関連していることが研究されています。 体調管理や生活習慣の改善と併せて、免疫細胞に着目した総合的なアプローチも医療における選択肢の一つとなっています。 当院「リペアセルクリニック」の免疫細胞療法は、標準治療と併用されることが多く、一人ひとりの状態に合わせた治療を大切にしています。 免疫細胞療法で免疫を上げる方法について、詳しくは以下の記事をご覧ください。 【まとめ】舌下免疫療法が効かない人は免疫細胞療法も選択肢のひとつ 舌下免疫療法は、アレルギーやスギ花粉症の症状の改善に効果が期待されます。 舌下免疫療法の効果が出るか確認するには、少なくとも3年継続するのが大切です。 3~5年治療を続けると、治療を終えても効果が数年間持続することが見込まれます。 また、治療を受けた方の内20%ほどは、薬の服用が不要になるほどのアレルギー改善が期待できます。 しかし、治療を受けても約20%の人は舌下免疫療法の効果を感じられない可能性があります。 もし効果がなかった方は、当院「リペアセルクリニック」の免疫細胞療法をご検討ください。
2019.11.27 -
- 免疫細胞療法
ボディビルを行っている方は、強い肉体を持っているイメージがありますが、実際はトレーニングと同じくらい体調管理に気を付ける必要があります。 過度なトレーニングや食事制限で命に関わる病気になる可能性もあるほどです。 本記事では「ボディビルダーがかかりやすい病気」について詳しく解説します。 病気になりやすいといわれる原因やおすすめの対処方法も解説しているため、ボディビルダーの方は必見です。 ボディビルダーがなりやすい病気 ボディビルダーがなりやすい病気は、以下の2つです。 横紋筋融解症 ギラン・バレー症候群 それぞれの病気について詳しく解説していきます。 横紋筋融解症 ボディビルダーは、過度な筋力トレーニングによって「横紋筋融解症」になりやすいので注意が必要です。 【横紋筋融解症とは】 骨格筋という筋肉の細胞が壊れることで、細胞内の成分が血液に流出してしまう病気のこと 血液に流出してしまう成分の中でも「ミオグロビン」「クレアチンキナーゼ」が代表的です。 ミオグロビンが大量に血液に流出すると腎臓の尿細管が詰まって急性腎不全を併発する場合があり、尿が赤褐色になる症状がみられます。 その他に考えられる症状は、以下の通りです。 筋肉痛 手足の痺れやこわばり 全身の倦怠感 一般的な運動量でも横紋筋融解症になる可能性もありますが、特にボディービルダーの人は過度な筋力トレーニングを控えましょう。 ギラン・バレー症候群 ボディビルダーは、ウイルスや細菌などの感染症を引き金とした「ギラン・バレー症候群」になりやすいので注意が必要です。 【ギラン・バレー症候群とは】 脳や脊髄の神経から全身に広がっている末梢神経の障害によって、力が入らない・感覚がわかりにくいなどの症状を引き起こす神経系の疾患のこと ボディービルダーの人は、減量期にタンパク質を意識した食事に切り替えるため、鶏むね肉を摂取する機会が増えるでしょう。 鶏むね肉は「カンピロバクター」という細菌があり、感染すると腹痛・下痢・発熱などの症状が起こった数週間後にギランバレー症候群を発症する可能性があります。 対処法として、鶏むね肉は十分加熱調理を行ってから食べるように意識すると良いでしょう。 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、主に以下の4つです。 ストレスによる免疫力低下の可能性 過度な筋トレによって病気を発症しやすい 糖質制限によって低血糖になる可能性 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク それぞれの原因について詳しく解説していきます。 ストレスによる免疫力低下の可能性 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、身体のストレスによって免疫力が低下する可能性が高いことが考えられます。 基本的に「適度な強度の運動」を「継続的に行う」ことで免疫力を高めることは可能です。 しかし、激し過ぎるトレーニングは、身体にとってストレスとなり免疫力を低下させてしまう可能性があります。 トレーニングによる身体作りがかかせないボディビルダーにおいて、良いパフォーマンスをするために免疫力を高めるのは重要だといえるでしょう。 過度な筋トレによって病気を発症しやすい ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、過度な筋力トレーニングによって病気を発症しやすいことが考えられます。 激しいトレーニングを継続することで「横紋筋融解症」などの筋細胞が破壊される病気になりやすいです。 【横紋筋融解症とは】 骨格筋という筋肉の細胞が壊れることで、細胞内の成分が血液に流出してしまう病気のこと >横紋筋融解症の説明はこちら ボディビルダーの人は、健康維持のためにも過度な筋力トレーニングは控えましょう。 糖質制限によって低血糖になる可能性 ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、糖質制限によって低血糖になる可能性が高いことが考えられます。 【低血糖とは】 血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が低下している状態のこと 筋細胞は、糖分をエネルギー源として細胞内に取り込みますが、過度に糖質を制限すると血糖値が維持できず低血糖に繋がります。 低血糖を放置してしまうと脳に重度の後遺症が残ったり、心不全などの命に関わる場合があるため注意が必要です。 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク ボディビルダーが病気になりやすいといわれる原因は、サプリメント摂取による腎機能の低下リスクがあることが考えられます。 一般的に、タンパク質が摂取できるサプリメントが健康リスクになるケースは少ないです。 しかし、タンパク質摂取量が過剰になると腎機能が低下し「急性腎障害」などの病気になる可能性があります。 サプリメントを摂取する場合は、成分を確認し過剰摂取を控えるようにしましょう。 ボディビルダーには免疫細胞療法による免疫ケアがおすすめ 本記事では「ボディビルダーがなりやすい病気」「病気になりやすい原因」について解説しました。 ボディビルダーが病気になりやすいといわれている原因は、以下の通りです。 ストレスによる免疫力低下の可能性 過度な筋トレによって病気を発症しやすい 糖質制限によって低血糖になる可能性 サプリメント摂取による腎機能の低下リスク 原因は「筋力トレーニング」「糖質制限」「サプリメント摂取」を過剰に行ってしまうことがほとんどです。 身体作りがかせないことであっても過剰に行った結果、体調不良になってしまえば本末転倒でしょう。 健康を維持したままボディビルを続けるには、風邪や病気になりにくい身体作りのために免疫力を高めることが重要です。 「免疫細胞療法」という先端治療を検討してみましょう。 【免疫細胞療法とは】 体内に侵入した病原菌を攻撃する免疫細胞を採血等で取り出し、培養してから体内に戻すことで免疫力を高める治療法のこと 免疫力を高めることによって風邪だけでなく、アレルギーやさまざまな感染症、がんの予防にも役立ちます。 ぜひ、再生医療の専門医がいるクリニックで相談してみてください。 ▼こちらもご参照ください
2019.11.25 -
- 免疫細胞療法
肺がんの免疫療法は、私たちの体にある病原菌やウイルスなどの異物を排除する免疫の力を利用して、がん細胞を攻撃する治療法です。 免疫療法には、NK細胞療法やNKT細胞療法、エフェクターT細胞療法など複数の治療法があり、近年では高活性NK細胞免疫療法という再生医療の選択肢もあります。 この記事では、肺がんの免疫療法やメリット、再生医療について詳しく解説していますので、参考にしてください。 肺がんに対する免疫療法を7つ紹介 肺がんに対する免疫療法は以下の通りです。 NK細胞療法 NKT細胞療法 エフェクターT細胞療法 αβT細胞療法 樹状細胞ワクチン療法 免疫チェックポイント阻害薬 6種複合免疫療法 免疫療法は、従来の化学治療や放射線治療と比べても、副作用が少なく、がん細胞の増大を防ぐことが期待できる特徴があります。 また、通常の肺がん治療との併用により、相乗効果も期待できます。 NK細胞療法 NK細胞療法とは、患者自身の血液を採取し、体外でNK細胞を増殖・活性化させてから点滴などで体内に戻す治療法です。 NK細胞は抗原抗体反応(過去、異常細胞と認識したもののみ攻撃)がなく、行動範囲が幅広いため、直接がん細胞に攻撃できます。 また、がん細胞の進行や増殖を抑制し、再発予防につながるだけでなく、副作用も少ないため他の治療法との併用できることが特徴です。 NKT細胞療法 NKT細胞療法とは、体外で人工的にNKT細胞を活性化し体内に戻すことで、免疫細胞が持続的にがんを攻撃できるようにする治療法です。 第4のリンパ球として呼ばれているNKT細胞は、自然免疫と獲得免疫の両方の性質を持っており、抗原の有無に関係なくがん細胞を攻撃できます。 しかし、優れた能力を持つNKT細胞ですが、そのままではがん治療に利用できないため、人工的に活性化する必要があります。 活性化したNKT細胞は、がん細胞を攻撃するキラーT細胞も活性化させるため、持続的にがん細胞を攻撃できるようになり、がんの再発や悪性腫瘍の転移を抑制させることに期待できます。 エフェクターT細胞療法 エフェクターT細胞療法は体内にあるT細胞を取り出し、がん細胞に反応するように改良・培養し、再び体内に戻す治療法です。 白血球のなかに含まれるT細胞は、がん細胞を認識して攻撃したり、B細胞に抗体を作る司令をする特質があります。 エフェクターT細胞療法では、このT細胞ががん抗原を見分ける遺伝子を組み入れ、がんへの攻撃力を高めてから治療に利用します。 αβT細胞療法 αβT細胞療法は活性化リンパ球療法の一つで、血液中のリンパ球を分離して、T細胞を大幅に増殖、活性化した後に体内に戻す治療法です。 比較的培養が容易で期間も短く済むため、病状が重い場合や化学療法によってリンパ球の機能が低下している状態でも増殖できる可能性が高い特徴があります。 また、過剰に細胞が攻撃されないように免疫の働きを抑制する作用を解除することで、免疫機能が働きやすい環境を作ることが可能です。 この治療法により、免疫機能が働きやすい環境になることで他の治療法の効果を引き出しやすくなることが期待できます。 樹状細胞ワクチン療法 樹状細胞ワクチン療法は、人間が生まれた時から持っている自然免疫と呼ばれる免疫細胞の中にある「樹状細胞」を使用した免疫細胞療法です。 樹状細胞は、病原体の情報をリンパ球に伝える役割を担っています。 この樹状細胞に体外でがん抗原を取り込ませ、患者さんの体内に戻し、体内に入った樹状細胞は、がん細胞を攻撃するT細胞にがん抗原を伝えて攻撃するように指示を出します。 患者さま自身の樹状細胞を使用する治療法のため、副作用が少ないことも特徴の一つです。 免疫チェックポイント阻害薬 免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞を攻撃するT細胞の働きが抑制されるのを防ぐ治療法です。 人間の持つ免疫機能には、正常な細胞を攻撃しないように免疫の働きにブレーキをかける「免疫チェックポイント」という仕組みが存在します。 一部のがん細胞はこの免疫チェックポイントを悪用し、免疫細胞の働きにブレーキをかけることでT細胞の攻撃から逃れていることがわかっています。 治療できるがんの種類や使用される免疫チェックポイント阻害薬が異なるため、医療機関に確認してみましょう。 6種複合免疫療法 6種複合免疫療法は血液中に含まれる6種類の免疫細胞を取り出し、がん細胞をより強力に攻撃できるように増殖、活性化させ、再び体内に戻す治療法です。 6種類の免疫細胞には、以下の種類があります。 NK細胞 NKT細胞 樹状細胞 キラーT細胞 ヘルパーT細胞 ガンマデルタT細胞 自身の免疫細胞を使用するため、副作用が少なく、入院する必要がないため、通院による治療が可能です。 肺がんに対する免疫療法のメリットとは? 肺がんに対する免疫療法のメリットは以下の通りです。 上記2点の免疫療法のメリットを詳しく解説していきますので、参考にしてください。 副作用が少ない 免疫細胞療法のメリットは、患者さま自身の免疫細胞を使用していることから従来の治療よりも副作用が少ないことが挙げられます。 肺がんだけでなく、がん全般の治療には「手術」「化学療法」「放射線治療」が主な治療法です。 しかし、これらの治療では正常な細胞を傷つけてしまったり、重篤な副作用が出てしまったりするリスクがあります。 一方、免疫細胞療法は自身の免疫細胞を使用するため副作用がほとんどなく、三大治療法と併用することも可能です。 他の治療法との相乗効果を期待できる 免疫療法は従来の「手術」「化学療法」「放射線治療」の三大治療法など、他の治療法と併用することにより、転移や再発を防げる可能性が高まる効果が期待できます。 一つの治療法だけでは、がんを治すのは非常に難しく、腫瘍の場所や数、大きさにより治療法も多いです。 また、高齢の方や他の疾患などで体力が弱っている方には通常の治療法では負担が大きいため、免疫療法を併用することにより、がんの進行を抑制できる可能性があります。 当院リペアセルクリニックの免疫細胞療法について 当院リペアセルクリニックでは高活性NK細胞免疫療法という治療を行っています。 ここでは高活性NK細胞免疫療法の特徴と、免疫細胞療法の治療の流れを詳しく解説していきますので、参考にしてください。 高活性NK細胞免疫療法の特徴 高活性NK細胞免疫療法は、血液中のNK細胞を取り出し、特異的な刺激を与えることによりNK細胞の数を飛躍的に増殖させ、がん細胞への攻撃力を高められることが特徴です。 体に戻されたNK細胞は体のなかを幅広く行動することで免疫力を向上させ、がん予防や再発予防を目指すほか、自身の免疫作用を強化するため、副作用のリスクも軽減します。 当院リペアセルクリニックの高活性NK細胞免疫療法の料金は、以下の通りです。 1回 385,000円(税込) 3回 1,155,000円(税込) 6回 2,310,000円(税込) 「がんの再発を少しでも防ぎたい」「副作用の少ない治療法が良い」という方は、ぜひ当院の高活性NK細胞免疫療法をご検討ください。 免疫細胞療法の治療の流れ 当院リペアセルクリニックの免疫細胞療法の流れは、以下の通りです。 上記の通り、治療の流れは採血を行ってから、NK細胞を培養した後に体内に点滴で投与します。 免疫細胞療法は入院の必要がなく、通院での治療が可能で身体への負担も少ないことが特徴です。 免疫細胞療法での治療をお悩みの方は、まずは当院リペアセルクリニックにお問い合わせください。 【まとめ】肺がん治療に免疫治療を検討している方は当院へご相談ください 肺がん治療では、さまざまな治療法があり、「手術療法」「化学療法(抗がん剤治療)」「放射線治療」といった三大治療が主な治療法でした。 しかし、三大治療は患者さまへの負担も大きく、多くの副作用リスクがあることで生活の質が低下することが懸念されています。 免疫細胞療法は、患者さま自身の免疫細胞を使用するため、身体への負担も少なく副作用リスクが低減できる治療法です。 また、免疫細胞療法によって免疫力を高めることでがんの予防や再発を防止できることが特徴です。 「どの免疫療法を受ければ良いかわからない」「ご家族ががん治療に前向きではない」という方は、ぜひ当院へご相談ください。
2019.11.22 -
- 免疫細胞療法
筋トレを続けているのに風邪を引きやすくなった、疲れが取れにくいと感じたことはないでしょうか。筋トレは体力の向上や健康促進に役立ちますが、やり過ぎると免疫力が低下し、かえって体調不良を招くことがあります。 この記事では、筋トレによる免疫力低下の原因や対策法について解説します。バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な有酸素運動、さらに免疫細胞療法といった具体的な方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 筋トレをするとなぜ免疫力が下がるの? 筋トレは基礎筋力を強化し、生活の質を向上させるのに効果的です。 しかし、激しいトレーニングは唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌を減少させ、風邪を引きやすくします。また、過度の運動は強いストレスを生み、さらに免疫力を低下させる原因となります。 肌荒れしやすい、疲れが取れにくいなどの症状が現れた場合は要注意です。効果を求めすぎるあまり、オーバートレーニングに陥らないよう気を付ける必要があります。 筋トレによる免疫力の低下を防ぐ対策法 免疫は体内に侵入した細菌やウイルスから体を守る状態を指します。健康促進のために行う筋トレによって免疫機能を低下させてしまうのは本末転倒です。 風邪を引きやすくなったり、疲れが取れにくくなったりする前に本項目で紹介する4つの対策法を実施してみましょう。 バランスの良い食事を摂る 筋トレによる免疫力低下を防ぐには、バランスの良い食事が不可欠です。 たんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取により、免疫細胞の働きをサポートできます。とくにビタミンAやC、Eは免疫機能を強化し、体を外部からの攻撃から守る助けとなります。 筋トレに夢中になっている方は、たんぱく質を過剰に摂取する傾向にあるため要注意です。食事の偏りを防ぎ、さまざまな食材を意識的に摂取しましょう。 十分な睡眠時間を確保する 睡眠は免疫力を維持するための重要な要素です。 睡眠中、体は疲労回復を行い、免疫細胞の活動を活性化させます。逆に、睡眠不足が続くと免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。 とくに筋トレをした日は、しっかりと休息をとることが重要です。1日7〜8時間の睡眠を目安にしましょう。免疫だけでなく、筋肉をつけるためにも睡眠は大切です。 有酸素運動の時間を抑える 過度な有酸素運動は、筋トレと同様に免疫力を低下させる可能性があります。 筋トレ後に長時間の有酸素運動を行うと、体への負担が増し、回復が遅れることがあります。免疫力を維持するためには、有酸素運動を含む負荷の高い運動(オーバーワーク)は極力控えましょう。 目安として、有酸素運動は2時間以内にしましょう。 免疫細胞療法を受ける 免疫力低下を防ぐ対策として有効なのが「免疫細胞療法」です。 免疫細胞療法は体に備わっている免疫力を活性化させ、感染症やアレルギーの予防に役立ちます。患者さん自身の血液から取り出した細胞を用いるため、副作用の心配がありません。 免疫細胞療法に興味のある方は当院へお気軽にお問い合わせください。 筋トレのやり過ぎは免疫力が低下を招くので注意しよう 適度な運動は体力の向上や免疫力の強化に効果的です。 しかし、筋トレの効果を求めすぎるあまりに過度なトレーニングを続けると、かえって免疫力が低下する可能性があります。 筋トレを頑張りすぎて免疫力が低下していると感じた場合は、免疫力低下を防ぐ対策をとりましょう。食事や睡眠の見直しのほか、免疫細胞療法を検討してください。
2019.11.20 -
- 免疫細胞療法
筋トレを続けているのに風邪をひきやすくなった、疲れが取れにくいと感じている方もいらっしゃるかと思います。 筋トレは体力の向上や健康促進に役立ちますが、やり過ぎると免疫力が低下し、かえって体調不良を招くことがあります。 本記事では、筋トレによる免疫力低下の原因や対策法について解説します。 バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な有酸素運動、さらに免疫細胞療法といった具体的な方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 また当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、免疫力低下に不安を持つ方に向けて、再生医療の症例や治療内容を紹介しています。 LINE登録で「無料で再生医療の基礎がわかるガイド」を配布しているので、症状を改善するためにもぜひご確認ください。 筋トレと風邪の関係 筋トレと風邪の関係について、筋トレそのものが直接風邪を引き起こすわけではありません。 むしろ、適切な強度と頻度での筋トレは、免疫細胞の活性化や血流の促進を通じて、免疫力を高めるとされています。 しかし、注意が必要なのは「トレーニングのやり方」と「生活習慣」のバランスです。 過度な負荷をかけるオーバートレーニング・睡眠不足・栄養の偏りなどは、一時的に免疫機能が低下し、風邪を引きやすい状態になってしまいます。 筋トレにより風邪をひきやすくなったと感じる場合、体調管理と合わせて行うことが大切です。 筋トレで免疫力が下がると言われる理由 筋トレで免疫力が下がると言われる理由として、トレーニングの強度や頻度、体の状態が関係している場合があります。 オーバートレーニングによるストレス 過度な運動による抗体の分泌減少 下記では免疫力が下がる理由を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 オーバートレーニングによるストレス 過剰なトレーニングは慢性的なストレスとなり、自律神経やホルモンバランスを乱す原因になります。 ストレスホルモンである「コルチゾール」が慢性的に高い状態になると、炎症を抑える作用が働きすぎて、逆に感染への備えが薄れることもあります。 十分な休養や睡眠を取らずにトレーニングを重ねると、免疫機能を抑制するリスクを高める行為に繋がりかねません。 筋トレを行う際は、適切な負荷と十分な休養をセットで考えることが不可欠です。 過度な運動による抗体の分泌減少 筋トレは基礎筋力を強化し、生活の質を向上させるのに効果的です。 しかし、激しいトレーニングは唾液中の抗体(免疫グロブリンA)の分泌を減少させ、風邪を引きやすくします。 肌荒れしやすい、疲れが取れにくいなどの症状が現れた場合は要注意です。 効果を求めすぎるあまり、オーバートレーニングに陥らないよう気を付けましょう。 筋トレによる免疫力の低下を防ぐ対策方法 筋トレを継続しながら、風邪などの体調不良を避けるには、免疫力を守るための基本的な対策を押さえておく必要があります。 ただ鍛えるだけでなく、体が回復しやすい環境を整えることが、パフォーマンス向上にもつながります。 【筋トレによる免疫力低下を防ぐ対策法】 有酸素運動の時間を抑える バランスの良い食事を摂る 免疫細胞療法を受ける 下記では、免疫低下を防ぐための具体的な方法を紹介していきます。 有酸素運動の時間を抑える 過度な有酸素運動は、筋トレと同様に免疫力を低下させる可能性があります。 筋トレ後に長時間の有酸素運動を行うと、体への負担が増し、回復が遅れる場合も。 免疫力を維持しながら健康的に有酸素運動を取り入れるには、以下のポイントを押さえましょう。 1回20〜30分程度の中強度運動を週2〜3回に抑える 筋トレ直後や回復が必要な日は有酸素を避ける 早歩きや軽いジョギングなど、体に負担の少ない方法を選ぶ 運動後はしっかり栄養補給と休息を取る 長時間の有酸素運動は筋分解(カタボリック)を促進し、筋トレで得た成果の妨げになることもあります。 疲労が蓄積すれば睡眠の質も下がり、結果的に免疫機能の回復力まで低下してしまいます。 忙しい社会人や体調を崩しやすい方は、無理のない範囲で続けられる有酸素運動の習慣を意識しましょう。 バランスの良い食事を摂る 筋トレによる免疫力低下を防ぐには、バランスの良い食事が不可欠です。 たんぱく質やビタミン・ミネラルの摂取により、免疫細胞の働きをサポートできます。 特にビタミンAやCは免疫機能を強化し、体を外部からの攻撃から守る助けとなります。 食事の偏りを防ぎ、さまざまな食材を意識的に摂取しましょう。 免疫細胞療法を受ける 免疫力を高めるための基本は、栄養・睡眠・適度な運動といった日常生活の管理ですが、近年では医療技術の進歩により、「免疫細胞療法」も注目されています。 免疫細胞療法とは、自身の血液から免疫細胞を取り出し、体外で活性化・増殖させた後、再び体内に戻すことで免疫機能を強化する治療法です。 トレーニングを継続している人やアスリートには、自分の免疫状態を調整できる手段として注目されています。 過去に頻繁に風邪をひいたり、疲れが抜けにくいと感じている人は、一度自分の免疫状態をチェックしてみるのも選択肢の一つです。 過度な筋トレは免疫力の低下を招くので注意しよう 筋トレは健康や体力づくりに欠かせない習慣の一つですが、やり方を誤ると、免疫力の低下や体調不良の原因にもなりかねません。 トレーニングの強度が高すぎたり、栄養や休養が不足していたりすると、体は回復しきれず慢性的なストレス状態に陥るリスクが高まります。 「筋トレを始めてから風邪をひきやすくなった」と感じている場合、トレーニング内容だけでなく、睡眠や食事・生活リズムといった体調管理全体を見直すことが大切です。 また日常のセルフケアに加えて、専門的クリニックで免疫細胞療法を検討することも、免疫力強化には有効です。 リペアセルクリニックでは、自身の免疫細胞(NK細胞やT細胞など)を取り出し、体外で活性化・増殖させて体内に戻す免疫細胞療法を提供しています。 医師による丁寧なカウンセリングを通じて、不調の根本原因を見極め、治療計画を個別に設計して施術を進めていきます。 ぜひ無料カウンセリングで、現在の免疫状態をチェックしてみてください。
2019.11.16 -
- 免疫細胞療法
「癌の免疫療法とはどんな治療?」と気になりますよね。 癌の免疫療法には、NK細胞療法や免疫チェックポイント阻害薬など、免疫細胞の力を活かした治療法があります。 本記事では、癌に対する免疫療法について、詳しく解説します。 免疫力の低下は、癌以外の病気の発症リスクも高めます。 自身の持つ免疫力を利用し、癌をはじめとしたさまざまな疾患の発症を予防しましょう。 癌に対する「免疫療法」とは 癌に対する「免疫療法」とは、人間がもともと持っている免疫力を利用して、癌細胞を攻撃する治療法です。 免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法 がんの第四の治療法として呼ばれる 免疫療法は、身体への負担が少ない治療法として、近年注目を集めています。 以下では、癌に対する免疫療法について詳しく解説していきます。 免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法 癌の免疫療法とは、免疫の力を利用してがん細胞を攻撃する治療法です。 人間が生まれながらにして持っている免疫を「自然免疫」といいます。 自然免疫は、体内の病原体の情報をリンパ球に伝えたり、異物を攻撃したりする役割を担います。 一方で、自然免疫で対処できない場合に自然免疫から得た病原体の情報を記憶して働く免疫系は、「獲得免疫」です。 自然免疫がうまく働かなければ、獲得免疫もうまく機能しないため、異物の排除ができずに感染症にかかりやすくなるだけでなく、癌になるリスクも高くなります。 以下では、肺がんの免疫療法について、詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 がんの第四の治療法として呼ばれる 免疫療法は「がんの第四の治療法」として呼ばれ、以下の3つの治療法に加えて、近年注目を集めている治療法です。 手術 抗がん剤治療 放射線治療 がんの転移や再発などのリスクを低減するために、自身に合った治療法を検討しましょう。 癌を免疫療法で治療するメリット 癌を免疫療法で治療するメリットは、以下の2つです。 ほかの治療法を組み合わせられる がんの予防や再発防止が期待できる 手術や抗がん剤治療などの従来の治療法は身体への負担や副作用リスクが大きいですが、免疫療法は身体への負担が少ない治療法です。 年齢や既往歴などが原因で手術ができない方は、1つの選択肢として免疫療法による治療を検討しましょう。 以下では、免疫療法のメリットについて詳しく解説していきます。 ほかの治療法を組み合わせられる 癌を免疫療法で治療するメリットは、ほかの治療法と組み合わせて実施できる点です。 免疫療法は、癌治療の3本柱と呼ばれる「手術療法・抗がん剤治療・放射線治療」と組み合わせて実施できます。 ほかの治療法と組み合わせることで、単独治療よりスムーズに治療が進む可能性があります。 単独治療で効果がみられない場合は、免疫療法の併用も検討しましょう。 がんの予防や再発防止が期待できる がんの予防や再発防止が期待できることは、免疫療法で治療するメリットの1つです。 免疫療法は、自身の持つ免疫力を利用するだけでなく、低下した免疫力を向上させる治療法でもあります。 身体を守るための免疫力が向上すれば、がん細胞の増殖を防ぐことにつながり、がん予防や再発防止が期待できます。 癌の免疫療法の副作用は? 癌の免疫療法は、副作用のリスクが低い特徴がありますが、以下のような副作用が考えられます。 発疹やかゆみなどの皮膚障害 大腸炎などの消化管疾患 頭痛や発熱 など 副作用のリスクが低い理由は、患者様自身の免疫細胞を利用した治療法であるためです。 しかし、免疫機能に作用する治療法のため、何らかの理由で正常な細胞を攻撃してしまい副作用が出る可能性があります。 一方で従来の放射線治療や抗がん剤治療では、以下の副作用が生じる恐れがあります。 倦怠感 疲労感 脱毛 食欲不振 易感染(感染しやすくなる) 副作用が心配で癌治療が進んでいない場合は、免疫療法による治療も視野に入れましょう。 癌の治療・予防が期待できる免疫細胞療法 癌の治療や予防に期待できる免疫細胞療法には、主に以下の3種類があります。 NK細胞免疫療法 自家CAT細胞療法 免疫チェックポイント阻害薬 免疫力の向上やほかのがん治療との併用を希望する場合は、免疫細胞療法を実施している医療機関へ相談しましょう。 NK細胞免疫療法 癌治療やがんの予防に期待できる免疫細胞療法に、NK細胞免疫療法があります。 NK細胞免疫療法とは、患者様自身の血液から採取したNK細胞を培養して活性化し、体内に戻す治療法です。 100~1000倍に増やしたNK細胞を体内に戻し、免疫力を向上させることで、がんの予防や再発防止を目指します。 NK細胞は、体内の異物を排除するためにパトロールする役割も持つため、活性化することでがん細胞を見つける力も強くなります。 自家CAT細胞療法 自家CAT細胞療法は、癌治療やがんの予防に期待できる免疫療法の1つです。 自家CAT細胞療法とは、がん細胞を攻撃するT細胞を体外に取り出し、がん細胞により反応するように改良・培養してから体内に戻す治療法です。 患者様から採取したT細胞を活性化させてから体内に戻すため、異物への攻撃力が高まり、癌細胞を排除できる可能性があります。 免疫チェックポイント阻害薬 癌の治療や再発予防に期待できる治療法に、免疫チェックポイント阻害薬があります。 免疫チェックポイント阻害薬とは、癌細胞を攻撃するT細胞の働きが抑制されるのを防ぐ治療薬のことです。 がんの進行度や発生部位によって、適した免疫チェックポイント阻害薬は異なります。 免疫チェックポイント阻害薬による治療を検討中の方は、自身に合った薬剤について専門家に確認しましょう。 【まとめ】癌を免疫療法で治療したい方は当院へご相談ください 免疫力が低下すると、癌が転移したり、再発したりする恐れがあるため注意が必要です。 癌の治療や再発予防に効果が期待できる治療法に、免疫療法があります。 免疫療法には、NK細胞免疫療法や自家CAT細胞療法、免疫チェックポイント阻害薬などがあります。 免疫力が低下すると、癌以外の病気にもなりやすいため、免疫力の向上に期待できる免疫療法を検討しましょう。 当院(リペアセルクリニック)では、免疫療法の1つとして、NK細胞免疫療法を提供しています。 癌を免疫療法で治療したい方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2019.11.11 -
- 免疫細胞療法
日々のトレーニングに全力で取り組むアスリートにとって、体調管理も結果を出すために必要な要素です。 しかし、「気をつけているつもりでも風邪を引きやすい」「試合前に体調を崩してしまった」といった経験がある方も多いのではないでしょうか。 実は激しい運動を日常的に行うことで、一時的に免疫力が低下しやすくなるだけでなく、精神的なプレッシャーや遠征による環境変化も免疫機能に負担をかける要因になります。 この記事では、アスリートが風邪を引きやすい理由とそのメカニズムを解説するとともに、免疫力を高めるための具体的な対策をわかりやすくご紹介します。 風邪を予防し、練習や試合に万全のコンディションで臨むために、ぜひ参考にしてください。 アスリートが風邪を引きやすい原因|免疫機能の低下に注意 アスリートが風邪を引きやすい理由として、以下のような要因による一時的な免疫機能の低下が関係しています。 激しい運動による免疫力低下 精神的ストレス 睡眠不足や栄養不足 遠征・合宿などによる環境変化 高強度のトレーニング後はオープンウインドウと呼ばれる免疫が一時的に低下する状態になりやすく、風邪やインフルエンザなどウイルス感染のリスクが高まります。 また、競技に対するプレッシャーや成績への不安といったメンタルストレスも、ストレスホルモン(コルチゾール)の慢性的な分泌を引き起こし、免疫機能を抑制する原因となる可能性も。 ※参照:J-Stage 移動や宿泊による時差や気候の変化や飛行機や公共交通機関での人との接触も身体にとってストレスとなり、体調を崩すリスクを高めます。 このように、アスリートは日々の活動の中で免疫機能が低下しやすく、風邪を引きやすいリスクがあります。 風邪をひかないようにするためにはトレーニングだけでなく、心身のコンディション管理や感染予防を徹底することが大切です。 アスリートが風邪にかからないための予防策|免疫力を高めることが大切 アスリートが風邪にかからないための予防策は、以下の通りです。 食品・食事に気を遣う 感染予防を徹底する リカバリーを行う 免疫低下に備える ぜひ参考にして、風邪に負けない身体づくりと安定したパフォーマンス維持につなげましょう。 食品・食事に気を遣う 風邪を防ぎ、体調を安定させるためには、日々の食事から免疫を支える栄養素を摂ることが欠かせません。 以下は、免疫力維持に役立つ栄養素と栄養素を豊富に含む代表的な食材となります。 栄養素 食材の例 ビタミンC 赤パプリカ、ブロッコリー、キウイ、みかんなど ビタミンD 鮭、サバ、しいたけ、卵黄など 亜鉛 牡蠣、豚レバー、牛肉、カシューナッツなど たんぱく質 鶏むね肉、豆腐、納豆、ヨーグルト、卵など 発酵食品 納豆、味噌、ヨーグルト、キムチなど 免疫力維持の基本は、1日3食をバランスよく食べることです。 とくに朝食を抜くと体温や代謝の立ち上がりが鈍くなり、免疫の働きが低下しやすくなります。 また、寒い時期は体が冷えやすいため、鍋料理やスープなどの温かいメニューで体を内側から温めつつ栄養を効率よく補うのも効果的です。 感染予防を徹底する 風邪やインフルエンザの感染を防ぐためには、以下のように日常的な感染対策を徹底することが重要です。 外出後の手洗い・うがい 外出時のマスク着用 ドアノブや手すりなどの接触部位の消毒 また、アルコール消毒液を携帯し、こまめに手指の衛生を保つことも効果的です。 集団で活動するアスリートにとっては、自身の体調管理がチーム全体への影響にもつながるので意識して感染予防を行いましょう。 リカバリーを行う 風邪を防ぐために、運動後のリカバリーを意識的に行いましょう。 栄養補給(プロテイン・バナナなど) 休息と睡眠 ストレッチや入浴 トレーニングや試合の後は、体力とともに免疫機能も一時的に低下しやすくなります。 負荷の大きいトレーニングをする際は、栄養や睡眠をしっかり確保し、体を回復させることも意識しましょう。 免疫低下に備える 寒暖差が大きい時期や遠征続きで疲労が蓄積しているときは、免疫機能の低下が起こりやすくなります。 「体がだるい」「寝ても疲れが取れない」と感じたら、トレーニングの強度を落とし、睡眠時間を確保するなど早めの対策をとりましょう。 あわせて、青魚・野菜・発酵食品などの炎症を抑える食材や、抗酸化作用のある栄養素を積極的に取り入れ、こまめな水分補給で血流を促進することも有効です。 【まとめ】アスリートは風邪を引きやすい!免疫力を高めて万全なコンディションで練習・試合に臨もう 免疫力が低下すると、風邪や感染症などの病気にかかりやすくなります。 特に日々ハードなトレーニングを積んでいるアスリートは、一般の人よりも免疫力が一時的に落ちやすい状態にあるといわれています。 だからこそ日常生活の中で以下のような体調管理を徹底し、免疫力を維持することが大切です。 食品・食事に気を遣う 感染予防を徹底する リカバリーを行う 免疫低下に備える こうした日々の対策に加え、内側から免疫機能を高める選択肢のひとつとして「免疫細胞療法」もあります。 体に備わった免疫機能を強化することを目的としており、副作用の心配がほとんどないのも特徴です。 風邪を繰り返してしまう、疲労が抜けにくい、トレーニング中の体調不良が気になる方は、免疫細胞療法を検討してみるのもひとつ選択肢です。 この治療法については、以下で解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.11.04