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肝臓は再生能力が旺盛で、正常な肝臓の場合約70%を切除しても、3ヶ月程度で元の80%程度の大きさに戻る※とされています。 ※出典:大阪赤十字病院がん診療センター 肝疾患の治療法の1つに、肝臓を切除する方法もありますが、実は肝臓を再生できない病気もあります。 今回の記事では、肝臓の再生能力や肝疾患、再生医療による治療について詳しく解説します。 肝臓の再生能力や働きを確認し、適切な治療で肝疾患の症状を軽減しましょう。 肝臓の再生能力について|切除しても元に戻るって本当? 肝臓の働きや再生能力について紹介します。 正常な肝臓は70%を切除しても再生する場合がある 肝臓が再生するかは個々の病態による 肝臓の働き 肝臓は、人体最大の代謝機能をもつ臓器です。治療により肝臓の一部を切除した場合でも、大きさや肝機能が元に戻る可能性があります。 正常な肝臓は70%を切除しても再生する場合がある 正常な肝機能を持つ肝臓の場合は、約70%を切除しても再生する※場合があります。 個人差はありますが、正常な肝臓であれば重量は約3カ月で元の80%程度の大きさまで再生するといわれています。 ※出典:大阪赤十字病院がん診療センター しかし、肝疾患の種類や症状の進行度合いによっては、肝臓が再生しきらず、切除後より萎縮が進む場合もあります。 肝臓が再生するかは個々の病態による 切除後の肝臓が再生するかは個々の病態によるため、肝疾患の治療の際は医師と十分に相談しましょう。 肝臓が切除されると、肝細胞の肥大や細胞分裂によって元の大きさに戻り、肝機能も回復する※とされています。 ※出典:東京大学分子細胞生物学研究所 アルコールや脂肪・糖分の過剰摂取などの肝臓に負担がかかる生活習慣は、肝機能が低下するため、再生能力も低下する恐れがあります。 肝臓の働き 肝臓は、主に以下の4つの働きをもつ人体最大の臓器です。 私たちが口にした食べ物は胃や腸で消化・吸収され、残ったエネルギーは肝臓に蓄えられます。 アルコールや薬物などの有害物質は、肝臓で無害なものに解毒され、有害物質が体内に貯留しない仕組みになっています。 乱れた食生活やアルコールの過剰摂取は代謝異常を引き起こす可能性が高く、肝硬変や肝炎の原因になるため、日頃から生活習慣に注意することが大切です。 肝臓が再生しない疾患とは? 肝臓が再生しない疾患は、以下の3つです。 肝臓は7割まで切除しても再生する場合がありますが、機能や大きさが回復しないケースもあります。 肝疾患は症状の悪化や再発を引き起こしやすいため、発病しないように予防することが大切です。 肝硬変 肝臓が再生しない病気の1つに、肝硬変があります。 肝硬変は、脂肪肝や肝炎などの病気を原因に、肝臓が線維化し硬くなる疾患です。 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、初期症状が現れにくい特徴があります。 肝硬変になると肝細胞の機能が低下するため、肝臓の再生能力も低下し、切除術による治療は困難です。 異変に気づいた時点で、医療機関を受診し、早期から治療を行いましょう。 慢性肝炎 慢性肝炎は、肝臓が再生しない病気の1つです。慢性肝炎とは6カ月以上肝臓に炎症が生じている状態で、主にB型肝炎やC型肝炎を原因に発症します。 初期は無症状のことが多く、違和感に気づいたときには慢性肝炎に進行しているケースが大半です。 慢性肝炎を治療せずに放置すると、肝硬変や肝がんを発症する恐れがあるため注意が必要です。 アルコール性肝炎 肝臓が再生しない病気に、アルコール性肝炎があります。 アルコール性肝炎は、長期間にわたるアルコールの過剰摂取が原因で発症する肝炎です。 アルコールは人体に有害な物質であり、摂取しすぎると解毒作用を担う肝臓へ大きな負担がかかります。 肝臓へ負担がかかった状態が長く続くと、肝硬変や肝がんの発症リスクを高める可能性があるため注意が必要です。 飲酒習慣がある方は、日頃からアルコールの摂取量に注意し、肝疾患のリスクを低減しましょう。 肝臓が再生しない疾患には「再生医療」という選択肢 肝臓の再生能力が低下し、手術による治療ができない場合は、再生医療をご検討ください。 再生医療は、患者様自身の幹細胞を利用して、損傷した組織の修復・再生を促す治療法です。 肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、初期は無症状の場合が多く、健診やほかの病気の検査で偶然肝疾患が見つかるケースが大半です。 肝硬変や肝炎などになると、肝臓の機能が低下し再生能力も低下するため、切除術による治療は難しくなります。 再生医療では、幹細胞が損傷した組織に変化する能力があるため、損なわれた肝機能を回復できる可能性があります。 肝疾患になり再生医療による治療を検討している方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 【まとめ】肝臓の再生能力は個人差や病態によって異なる 肝臓の再生能力には個人差があり、疾患や症状の程度によっても異なります。 再生が難しい肝疾患になってしまった場合は、病気の進行や症状の改善のために、再生医療による治療を受けるのも1つの選択肢です。 当院(リペアセルクリニック)の再生医療は、厚生労働省に受理された幹細胞治療を提供しています。 以下のページでは、当院の再生医療によって脂肪肝や肝硬変の改善が見られた症例を公開していますので、併せて参考にしてください。 >再生医療による肝疾患の症例はこちら 生活習慣に注意して肝疾患の進行を防ぐことが大切ですが、症状がなかなか改善せずにお困りの方は、再生医療をご検討ください。
2020.07.09 -
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「健康診断で肝機能の数値が悪いと言われた」「疲れやすくて肝臓が心配」という不安を抱えている方にとって、肝臓機能が回復するまでの期間についてが気になるポイントではないでしょうか。 結論から言えば、肝臓機能の回復にどのくらいかかるかは症状や状態、原因によって異なります。 脂肪肝、アルコール性肝炎、薬物性肝障害、慢性肝炎など、肝機能低下の原因はさまざまで、それぞれに適した対処が必要です。 さらに肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、症状が表に出にくいため、気づいたときにはすでに機能が低下していたというケースも少なくありません。 放置してしまうと、慢性化や肝硬変、さらには肝がんへと進行するリスクもあるため、早期の対応が重要です。 この記事では肝臓機能が回復するまでの期間や改善を目指す方法まで紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。 「どれくらいで治るのか」「今の状態は放っておいても大丈夫なのか」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください。 また肝臓の状態を改善を目指すなら、再生医療も選択肢の一つになります。 詳しい症例や治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、一度ご確認ください。 肝臓機能はどのくらいで回復する?【原因別の期間目安】 肝臓機能は症状や原因によって回復期間が異なります。 脂肪肝 アルコール性肝炎・肝障害 薬物性肝障害 ウイルス性肝炎・肝硬変 アルコール性肝硬変 症状によっては回復ではなく、症状の進行を抑制することが目的となる場合もあります。 原因別に回復期間の目安をチェックしましょう。 脂肪肝|生活習慣改善で約1〜3ヶ月が目安 脂肪肝の肝臓機能回復までの期間は、生活習慣を改善することで、約1~3ヶ月が目安とされています。 生活習慣の改善は、日常生活においてバランスのとれた食事、適度な運動、禁酒、十分な休養と睡眠が必要です。 とくに肥満は脂肪肝の主要な原因の一つであるため、適切な体重管理が不可欠です。 ただし、急激な減量は肝機能を悪化させる可能性があるため、医師の指導のもとで段階的に行いましょう。 脂肪肝の改善の程度や期間には個人差があるため、定期的な血液検査により肝機能の変化を確認しながら治療を進めることをおすすめします。 アルコール性肝炎・肝障害|禁酒後2週間〜1ヶ月 アルコール性肝炎や肝障害の回復期間について、軽度の症状であれば禁酒後約2週間〜1ヶ月で血液検査数値が正常化する場合があります。 アルコール性肝炎や肝障害の回復には、完全な禁酒が最も重要です。 軽度の場合は、禁酒の継続により2週間〜1ヶ月で肝機能検査値の改善がみられる場合があります。 一方、重度の肝障害では回復により長期間を要し、完全な回復が困難なこともあります。 禁酒の継続が困難な場合は、アルコール依存症の専門治療も検討しましょう。 薬物性肝障害|中止後、数週間から数か月程度 薬物性肝障害は、服用している薬物を中止してから数週間から数カ月程度で改善がみられます。 服用している薬の種類や服用期間、肝臓障害の度合いによって回復期間は異なるため注意が必要です。 代表的な薬の種類は、解熱消炎鎮痛薬、抗がん剤、抗真菌薬(水虫や真菌症の飲み薬)、漢方薬などがあります。 薬物性肝障害は発症のパターンが複数あり、服用量に比例して起こる場合(用量依存性)と、少量でも特定の体質の人に起こる場合(特異体質性)があります。 そのため、薬物による肝障害が疑われる場合は、服用している薬剤の種類や量に関わらず、速やかに処方医に相談し適切な対応を受けてください。 ウイルス性肝炎・肝硬変|回復ではなく進行抑制が目的 ウイルス性肝炎や肝硬変は発症すると回復することが難しくなるため、回復ではなく進行抑制が目的となります。 肝臓に負担をかける不規則な食生活や過度な飲酒、肥満体質などは症状が悪化する可能性があるため、早期改善が必要です。 抗ウイルス薬でウイルスの増殖を抑える治療法や、ウイルスの排除が難しい場合は内服薬や注射により進行を抑えます。 抗ウイルス薬によりウイルスの排除や増殖抑制を目指す治療を行いますが、完全排除が困難な場合には内服薬や注射薬により病気の進行を抑制します。 アルコール性肝硬変|回復ではなく延命管理が中心 アルコール性肝炎や肝障害は回復する見込みがありますが、アルコール性肝硬変は回復が困難となるため、延命管理が中心となります。 アルコール性肝硬変を発症すると、元の状態に戻ることはほとんどありません。 肝硬変の進行を大幅に遅らせるには、禁酒を徹底することが重要です。 また、栄養状態の改善や、腹水・黄疸といった肝硬変の合併症の管理も必要となります。 定期的な検査により肝がんの早期発見にも努め、可能な限り良好な生活を送ることを目指します。 肝機能回復に有効とされる基本的な治療法 肝機能回復に有効とされる基本的な治療法は以下のとおりです。 生活習慣の改善 薬物療法 再生医療 まずは生活習慣の改善が重要ですが、薬物療法や再生医療も詳しく解説していきますので、参考にしてください。 まずは生活習慣の改善|禁酒・食事・運動が基本 治療を行う前に、まずは禁酒、食生活の見直し、適度な運動が基本となります。 バランスの取れた食事 ビタミンやミネラルの摂取 食物繊維の摂取 禁酒 適度な運動 十分な睡眠 ストレス管理 肝機能障害の原因が脂肪肝であれば、ビタミンやミネラルを豊富に含んだ食事や食物繊維の摂取、適度な運動が必要です。 アルコール性肝炎であれば、禁酒・断酒、ウイルス性肝炎では飲み薬で治療を行います。 薬剤性の肝機能障害であれば、原因となっている薬やサプリメントを中止することで改善する可能性があります。 薬物療法 肝機能回復に有効とされる治療法として薬物療法があります。 肝庇護薬を用いた薬物療法の目的は、肝細胞の保護や肝機能の改善、肝炎の進行抑制です。 肝庇護薬には主にウルソデオキシコール酸やグリチルリチン製剤などの医薬品があり、補助的にオルニチンやシリマリンなどのサプリメントが用いられることもあります。 ほかにも、ウイルスを攻撃するインターフェロンやウイルスの増殖を抑える核酸アナログ製剤といった杭ウイルス療法もあります。 再生医療 肝機能回復には、再生医療という選択肢もあります。 再生医療の幹細胞治療では、患者さま自身の血液から幹細胞を採取し、培養後に点滴をします。 自己由来の幹細胞を使用するため、拒絶反応やアレルギーのリスクが低いのが特徴です。 詳しい症例や治療法についてはLINEでも紹介していますので、以下リンクよりご覧ください。/p> \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 【まとめ】肝機能の回復期間は原因と重症度によって変わる!原因に応じた対応をしよう 肝機能障害の治療法と回復期間は、原因や重症度によって大きく異なります。 軽度であれば禁酒や食事療法などの生活習慣改善により改善が期待できますが、進行した場合には薬物療法も併用します。 ただし、肝硬変まで進行すると元の状態に戻るのが難しくなるため、早期発見、早期治療が重要です。 肝機能障害には、薬物療法の他に再生医療という選択肢もあります。 以下のページでは、当院の再生医療によって、脂肪肝や肝硬変の改善が見られた症例を公開しています。 >再生医療による肝疾患の症例はこちら 肝機能に不安がある方や、現在の治療法について相談したい方は当院「リペアセルクリニック」のLINEまたは電話相談をご利用ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2020.06.27 -
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肝臓といえば「お酒」というイメージがありますが、お酒以外でも肝臓にダメージを与えている可能性があります。 「身体の疲労がなかなか取れない」という人は、肝機能が低下しているかもしれません。 しかし、肝臓には痛みを感じる神経が通っていないため、何らかのダメージを受けても自覚症状が現れにくく「沈黙の臓器」とも呼ばれています。 肝機能の低下を放置すると「脂肪肝」や「肝硬変」などの肝臓系疾患につながり、自然に回復することが難しくなります。 肝臓の働きや肝機能を回復させる方法を理解して、肝臓系疾患を予防しましょう。 当院リペアセルクリニックでは、肝機能の低下や肝臓系疾患の改善が期待できる再生医療をご提供しています。 「肝機能の低下に悩んでいる」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。 以下のページでは、当院の再生医療によって、脂肪肝や肝硬変の改善が見られた症例を公開しています。 >>再生医療による肝疾患の症例はこちら また、当院の公式LINEでは、肝臓系疾患の治療として注目されている再生医療に関する情報を配信中なので、併せてご覧ください。 ▼肝機能の低下にお悩みなら >>公式LINE限定の再生医療に関する情報を見てみる 肝臓を回復させる生活習慣 肝臓を回復させるには、食事による栄養素の摂取や有酸素運動、禁酒で肝臓を休める必要があります。 たんぱく質やビタミン類を摂取する 脂質と糖質の摂取を控える 肥満状態を改善する 適度な運動習慣を身につける アルコールの摂取量を抑える それぞれの項目について詳しく解説していきます。 たんぱく質やビタミン類を摂取する 肝臓の働きをサポートする効果に期待できる栄養素と主な食べ物を紹介します。 必要な栄養素 主な食べ物 詳細 たんぱく質 鶏ささみ、青魚、豆腐、卵など 幹細胞の修復や機能回復に必要な栄養素 ミネラル 野菜、海藻類、きのこ類など 代謝、解毒、胆汁の生成など肝臓の働きをする過程に欠かせない栄養素 抗酸化ビタミン (ビタミンA・C・E) ・ビタミンA 緑黄色野菜、ウナギなど ・ビタミンC レモン、パセリ、ブロッコリーなど ・ビタミンE 大豆類、青魚、ブロッコリーなど 肝臓内の活性酸素を抑え、肝機能の低下を防ぐために必要な栄養素 タウリン 貝類、タコ、エビなど 肝臓の解毒作用を高めて肝機能をサポートする効果が期待できる栄養素 食生活の見直しは、「肝機能の低下予防」と「肝機能を高めるサポート」のどちらの効果も期待できます。 暴飲暴食や偏った食事を避けて、バランスの良い食事を心がけましょう。 脂質と糖質の摂取を控える 肝臓を回復するためには、脂質と糖質の過剰摂取を控えることが重要です。 高脂肪・高糖質の食事は肝臓に負担をかけ、脂肪肝の原因となります。 特に、揚げ物やファストフードなどの飽和脂肪酸を多く含む食品、清涼飲料水や菓子類などの単純糖質の食べ過ぎは控えるべきです。 代わりに、不飽和脂肪酸を含む青魚などを適量摂取し、精製された糖質ではなく玄米や全粒粉パンなどの複合糖質を選ぶようにしましょう。 糖質制限と適切な脂質バランスを保つことで、肝臓への負担を軽減し、回復を助けることができます。 肥満状態を改善する 過剰な体脂肪、特に内臓脂肪は肝臓に脂肪が蓄積する「脂肪肝」の主な原因となります。 肥満状態を改善して適正体重を目指すことで、肝臓への負担を大幅に軽減できます。 具体的には、一日の摂取カロリーを適切に管理し、ゆっくり確実に減量することが重要です。 急激なダイエットは逆に肝臓に負担をかけるため避けましょう。目標は1ヶ月に1〜2kg程度の減量が理想的です。 適度な運動習慣を身につける 肝機能を改善するためには1日30分程度の有酸素運動を取り入れましょう。 肥満や運動不足によって、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積される「非アルコール性脂肪肝」が起こる可能性があります。 ウォーキングや水泳などの有酸素運動を習慣にし、肝臓に蓄積した中性脂肪を減らしましょう。 有酸素運動によって脂肪肝化が改善される※ことも報告されています。 ※出典:一般社団法人 日本肝臓学会「追補内容のお知らせ『NAFLD/NASH 診療ガイドライン』」 アルコールの摂取量を抑える 肝機能を改善させるためには、禁酒もしくはアルコールの摂取量をできるだけ抑えましょう。 お酒の飲酒量が多いと、アルコールを分解する働きを持つ肝臓に負担がかかり続けるため「アルコール性脂肪肝」になる可能性があります。 厚生労働省では、適度な飲酒量として1日あたりの純アルコール量は約20gとしています。 主な酒類の目安量は、以下の通りです。 お酒の種類 純アルコール量 ビール(中瓶1本500ml) 20g 清酒((1合180ml)) 22g ウイスキー・ブランデー(ダブル60ml) 20g 焼酎(35度)(1合180ml) 50g ワイン(1杯120ml) 12g しかし、アルコールは肝臓にとってストレスになるため、肝臓が疲労している時は禁酒することをおすすめします。 肝臓の機能が回復するまでの期間 肝臓の機能が回復するまでに必要な期間は、肝臓の状態によって大きく違いがあります。 例えば、飲酒により一時的に肝臓が疲れている状態であれば、2日間の禁酒期間を設けることで肝臓は回復するといわれています。 一方で、慢性肝炎を放置して「肝硬変」になっている場合だと、いくら期間を設けても肝機能が回復することはありません。 極端な 2 例を挙げましたが、このように肝臓の回復に必要な期間および回復するかどうかについては、肝臓がどの程度のダメージを受けていて、どういった状態になっているかによって左右されるのです。 肝臓を回復させる食べ物と肝機能に悪い食べ物 肝臓を回復させる食べ物と、肝機能の低下につながる肝臓に悪い食べ物について解説します。 肝臓に良い食べ物 肝臓に悪い食べ物 肝機能の低下を防ぐためにも、肝臓に良い食べ物を積極的に食事に取り入れましょう。 肝臓に良い食べ物 https://youtu.be/wtXdhYOg1VU?si=VX-0G4Sxe3A-sSw0 肝機能の回復を助ける肝臓に良い食べ物は、以下の通りです。 魚介類 野菜 きのこ類 海藻類 卵 大豆製品 など 上記の食べ物は、肝機能の回復を助けるために必要な「たんぱく質」「ビタミン類」「ミネラル」などの栄養素を摂取できます。 これらを積極的に食事に取り入れて、肝臓の健康維持を目指しましょう。 肝臓に悪い食べ物 肝臓の負担になり肝機能低下を招く食べ物は、以下の通りです。 揚げ物 ラーメン 果物の缶詰 菓子パン 乳製品 など 上記のような高カロリーな食べ物や高果糖食品の摂取は肝臓の負担になります。 しかし、全く食べてはいけないわけではないため、偏った食事にならないように適量摂取を心がければ大きな問題はありません。 肝臓に違和感があったり、疲れ気味だったりする場合は、控えるように注意しましょう。 肝臓の回復についてよくある質問 肝臓の回復についてよくある質問をご紹介します。 肝臓が弱っているサインは? 肝機能は何日で回復する? 肝機能の低下が招く疾患とは? それぞれの質問について詳しく回答していきます。 肝臓が弱っているサインは? 肝機能が低下し、肝臓が弱っていると肌が黄色くなる黄疸やむくみ、尿の色が濃くなるなどの症状が現れます。 しかし、肝機能が低下しても初期段階では症状が現れにくいため、血液検査を受けて初めて異常に気づくことも多いです。 気づいた時には症状が進行している可能性があるため、早めに医療機関を受診して検査を受けましょう。 肝臓の回復には早期発見が重要です。 肝機能は何日で回復する? 肝機能の回復期間は、症状によって大きく異なるため、一概に何日で回復するとはいえません。 例えば、アルコール摂取によって一時的に肝臓が疲れているだけであれば、数日間の禁酒で肝臓は回復するといわれています。 しかし、脂肪肝や肝炎などの肝臓系疾患を発症している場合、数ヶ月から数年の治療期間が必要なケースがほとんどです。 肝臓系疾患は初期症状を自覚しづらく、症状を自覚した時点で進行している可能性が高いため、違和感がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。 肝機能の低下が招く疾患とは? 肝臓が疲れていると表現される「肝機能が低下している状態」を放置すると、様々な病気に繋がるリスクがあります。 病名 主な症状 脂肪肝 自覚症状がほぼないため、健康診断などの血液検査で発覚することが多い アルコール性肝炎 食欲不振・だるさ・発熱などの症状があり、肝臓の腫れや上腹部に痛みを感じる ウイルス性肝炎 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)・食欲不振・嘔吐・全身の倦怠感・発熱など 肝硬変 ・黄疸(皮膚や白目が黄色くなる) ・腹水(下腹部が張る) ・くも状血管拡張(首、前胸部、頬に赤い斑点ができる) ・手掌紅斑(掌の親指と小指の付け根が赤くなる) など 肝機能の低下は、肝機能を回復させるために生活習慣を見直せば改善することが多いです。 しかし、肝機能の低下を放置して病気になってしまうと適切な治療が必要になります。 肝臓を回復させるには再生医療による治療をご検討ください 疲れた肝臓の機能を回復させるには、脂肪や糖質の過剰摂取を避ける食生活や、適度な運動など生活習慣の改善が大切です。 アルコール摂取によって肝臓が少し疲れた程度なら数日で回復しますが、慢性的に肝臓が疲れていると肝臓系疾患になってしまうリスクがあります。 肝臓系疾患を発症してしまうと回復に時間がかかる、あるいは自然回復しない状態に陥ってしまう可能性があるため注意が必要です。 とくに、肝臓が炎症や損傷を繰り返すことで発症してしまう「肝硬変」になると従来の治療法では治せません。 しかし、近年の治療では、肝硬変を含む肝臓の機能回復が期待できる再生医療という選択肢があります。 「肝機能の低下に悩んでいる」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。 また、当院の公式LINEでは、肝臓系疾患の治療として注目されている再生医療に関する情報を配信中なので、合わせて参考にしてくださいね。 ▼肝機能の低下にお悩みなら >>公式LINE限定の再生医療に関する情報を見てみる
2020.02.28 -
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「肝硬変は治る病気なのか」 「肝硬変にはどのような治療法があるのか」 肝硬変と診断され、上記のようなお悩みや不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 今までは一度肝硬変になると完治させることは難しいと言われていましたが、医療技術の進歩により治療選択肢が広がりつつあります。 本記事では、従来の治療法から先端医療である再生医療まで、肝硬変を治すためのさまざまな治療法を紹介します。 肝硬変の治療方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。 なお、肝硬変を手術や入院なしで治したい方は、先端医療である再生医療による治療も選択肢の一つです。 以下では、実際に当院を利用した患者様の肝硬変に対する再生医療の症例を紹介しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による肝硬変の症例はこちら 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、「再生医療ではどのような治療を行うのか」「再生医療で治療した症例」を無料で配信しています。 「肝硬変を手術や入院なしで治したい」という方は、ぜひ公式LINEをチェックしてみてください。 肝硬変とは|知っておきたい基礎知識 はじめに、肝硬変の症状や治療方針、原因などの基礎知識について解説します。 肝硬変の症状と治療方針 肝硬変の原因 肝硬変は原因や症状によって治療方針が大きく異なるため、症状や原因についてよく理解しておきましょう。 肝硬変の症状と治療方針 肝硬変の症状や治療方針は、進行度によって異なり「代償性」と「非代償性」の2つの段階に分けられます。 代償性肝硬変 代償性肝硬変とは、肝臓が硬くなっていても、まだ十分な機能を保っている状態です。 この段階ではほとんど自覚症状がないため、健康診断や他の病気の検査で偶然見つかることがほとんどです。 代償性肝硬変の治療方針は「これ以上悪化させない」ことです。 残念ながら、硬くなった肝臓を元に戻す薬はまだありませんが、原因に対する治療で進行を抑えることができます。 B型やC型肝炎ウイルスが原因なら、抗ウイルス薬でウイルスの活動を抑え込むことが有効です。 非代償性肝硬変 非代償性肝硬変は、肝臓の機能が著しく低下し、さまざまな症状が現れる肝硬変が進行した状態です。 この段階では、患者さまの生活の質を維持するために、合併症への適切な対処が重要となります。 非代償性肝硬変の症状と治療のポイントは、以下のとおりです。 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)の出現 腹水に対する塩分制限(1日5〜7g)と利尿剤療法 重度の腹水には「腹水穿刺(ふくすいせんし)」による直接排液 非代償性肝硬変では、上記の症状が患者さまの日常生活に大きな影響を与えるため、家族の理解とサポートも大切です。 合併症の初期症状(意識の変化や腹部膨満感の増加など)に気づいたら、すぐに医療機関を受診しましょう。 肝硬変の原因 肝硬変は突然発症するものではなく、肝臓の慢性的な障害が徐々に進行して引き起こされます。 主な原因となるのは、B型・C型肝炎ウイルス感染や、脂肪性肝疾患です。 上記のような肝疾患により肝臓に持続的な炎症が起こると、その修復過程で線維(瘢痕組織)が形成され、肝臓全体が硬く小さくなっていきます。 そのため、肝硬変に進行する前に、原因となる肝疾患を治療することが重要です。 肝硬変を治すにはどんな治療がある? ここからは、肝硬変に対する治療法を3つ解説します。 薬物療法 食事療法・生活指導 肝移植 肝硬変の従来の治療方法は、根本的な治癒よりも「進行抑制」と「症状緩和」を主な目的としています。 薬物療法 肝硬変の治療には、主に以下のような薬が使われます。 薬剤 作用 ウルソデオキシコール酸 以下のような作用により、肝臓の働きを助ける ・胆汁の分泌を促進する ・コレステロールの吸収を抑える ・胆石を溶かす ・スピロノラクトン ・フロセミド 尿の量を増やして体内の水分を減らす薬で、むくみや腹水を抑える 上記のほか、B型・C型肝炎ウイルス感染のように原因となる疾患がある場合は、原因疾患に対する治療も行います。 食事療法・生活指導 肝硬変の症状を改善するには、食事療法・生活指導が非常に大切です。 食事のバランスはアンモニア濃度に影響することが確認されています。 また、以下のような疾患・症状がある場合は、カロリー制限や塩分制限なども行います。 疾患・症状 内容 糖尿病、肥満 ・カロリー制限を行う ・食事回数を増やし、1回あたりの食事量を減らす ・就寝前に軽食を摂取して、就寝中に血糖値が下がらないようにする むくみ、腹水 ・塩分制限を行う 適切な栄養バランスは人によって異なるため、医師や栄養士の指示を受けながらバランスの良い食事を摂るようにしましょう。 肝移植 非代償性肝硬変のように、肝臓が非常に硬く機能が低下している場合には、肝移植を検討します。 具体的には、以下のような病気が肝移植の対象です。 ウイルス性肝硬変 肝がん 自己免疫性肝炎 非アルコール性脂肪肝炎 急性肝不全(B型肝炎、薬剤性など) 肝移植は根本的な治療につながる治療法ですが、他人の肝臓を移植するため、非常に大掛かりな手術となる点がデメリットです。 肝硬変の根治を目指せる「再生医療」という選択肢 肝硬変は従来の治療法では根本的な改善が難しかったり、大掛かりな手術が必要になったりするというデメリットがありました。 しかし、近年では肝硬変の根治を目指せる「再生医療」という新しい治療法が注目されています。 再生医療(幹細胞療法)とは 再生医療が肝硬変治療に注目されている理由 肝硬変を根本的に治したい方は、ぜひ参考にしてください。 再生医療(幹細胞療法)とは 再生医療は、患者さま自身の細胞を利用することで、入院や手術をせずに肝硬変の根治が期待できる治療法です。 患者さまの脂肪から幹細胞を採取・培養し、数を増やした後に体内に戻します。 幹細胞には、傷ついた血管や損傷した組織に変化する「分化能」という能力があり、肝硬変も根治できる可能性があるというわけです。 再生医療を用いた肝硬変治療は、主に以下のような流れで行います。 患者さまの脂肪組織を採取する 脂肪組織から幹細胞を取り出す 専門の施設で幹細胞を培養し、数を増やす 幹細胞を点滴によって患者さまの体内に戻す 点滴により投与した幹細胞は、血流にのって肝臓に到達し、損傷した肝臓組織の修復を促します。 再生医療が肝硬変治療に注目されている理由 再生医療が肝硬変治療に注目されている理由は、以下の3点です。 従来の治療法では難しかった「肝臓組織の改善」が期待できる 患者さま自身の細胞を用いるため副作用リスクが少ない 入院や手術不要で肝硬変の治療ができる 従来の治療法である薬物療法や食事療法は症状を緩和させるだけで、肝臓の組織を修復するという根本的な治療はできません。 また、肝移植は他人の肝臓を使用するため、拒絶反応やアレルギーなどの副作用が起こる可能性がありました。 近年注目されている「再生医療」は、患者さまの細胞を活用することで、リスクを抑えて肝硬変を根本的に改善できる可能性を秘めています。 肝硬変に悩まされていた多くの患者さまに希望をもたらす新たな選択といえるでしょう。 当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、再生医療に関する情報を無料で配信しています。 「肝硬変を根本的に治療したい」という方は、ぜひ公式LINEをチェックしてみてください。 肝硬変の予防・進行を遅らせるための対処法 肝硬変は一度進行してしまうと完全に元に戻すことは難しい病気ですが、早い段階から適切な対策を取ることで進行を遅らせたり、発症そのものを予防できます。 食生活を改善する 禁酒・減酒する 原因となる肝疾患を治療する 近年の日本では、ウイルス性肝炎の治療薬が進歩したことで、ウイルスが原因の肝硬変は減少傾向にある一方、アルコールや脂肪肝など生活習慣に起因する肝硬変の割合が増加しています。 そのため、肝硬変の予防・進行を遅らせるには日々の生活習慣の見直しが重要です。 食生活を改善する 肝臓は「体の化学工場」とも呼ばれ、食事内容が直接肝機能に影響します。 そのため、肝硬変の予防や進行抑制には、日々の食習慣の見直しが欠かせません。 肝臓に優しい食生活を送るために、何を食べるべきか、何を控えるべきかを理解しましょう。 積極的に摂りたい食品 ・野菜、海藻、きのこ類(ビタミン・食物繊維が豊富) ・魚(DHA・EPAが豊富) ・脂肪の少ない肉(鶏むね肉など) ・大豆製品(豆腐・納豆など) ・オリーブオイル、ナッツ類(良質な脂質) ・コーヒー(適量) 控えるべき食品 ・揚げ物、スナック菓子(高脂肪・高カロリー) ・インスタント食品、ファストフード ・清涼飲料水、甘い菓子類(高糖分) ・塩分の多い食品(漬物・加工肉など) ・生の魚介類、加熱不十分な肉(感染リスク) ・アルコール飲料 食事の取り方も重要で、一度に大量に食べるより少量ずつ規則正しく摂ることで、肝臓への負担を減らせます。 特に肝硬変の方は腹水悪化を防ぐため、塩分制限(1日5〜7g)を心がけましょう。 肝機能が低下している方は食中毒リスクが高まるため、生ものは避けた方が良いです。 禁酒・減酒する アルコールは肝臓で分解される過程で、肝細胞にダメージを与えるため、禁酒・減酒が肝硬変の進行を防ぐポイントです。 お酒を飲む量が多く、期間が長いほど肝臓の線維化(硬くなること)が進行します。 肝硬変や肝がんを予防するためには、「肝硬変になる前にお酒をやめること」が効果的です。 すでに肝硬変と診断された方は、それ以上の悪化を防ぐために禁酒が強くすすめられます。 原因となる肝疾患を治療する 肝硬変の多くは、肝機能障害や肝疾患が長期間進行した結果として発症します。 そのため、前段階である肝炎や脂肪肝などの早期発見と適切な治療が非常に重要です。 例えば、B型・C型肝炎ウイルスに感染している方は、自覚症状がなくても放置すると肝硬変や肝がんへ進行する恐れがあります。 早期に適切な治療を行えば、肝硬変への進行を防げる可能性が高まります。 肝炎ウイルスは自覚症状がないまま肝臓を傷めることが多いため、過去に輸血を受けた経験がある方や感染リスクがある方は一度検査を受けることをおすすめします。 肝硬変を根本的に治すには再生医療をご検討ください 肝硬変は一度発症すると完全な治癒は難しいものの、早期発見と適切な治療により進行を抑えることが可能です。 肝臓の健康は日々の生活習慣に大きく左右されますので、この記事の情報を参考に、ご自身やご家族の肝臓を守る取り組みを始めてみてください。 なお、従来の治療法は進行抑制と症状緩和が中心でしたが、近年では再生医療という新たな選択肢が注目されています。 再生医療は、損傷した肝臓組織の修復・再生を促し、従来では不可能といわれていた「肝臓組織の改善」が期待できる治療法です。 再生医療について詳しく知りたい方は、再生医療を専門とする当院リペアセルクリニックにご相談ください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、「再生医療ではどのような治療を行うのか」「再生医療で治療した症例」を無料で配信しています。 「肝硬変を手術や入院なしで治したい」という方は、ぜひ公式LINEをチェックしてみてください。
2020.02.24 -
- 免疫細胞療法
- 肝疾患
- 再生治療
「アルコール性肝硬変は治るのだろうか」「完治は難しいと聞くけれど、進行を止める方法はあるのか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 アルコール性肝硬変とは、長期間の飲酒により肝臓の細胞が硬く変化し、正常な肝機能が失われていく病気です。 進行すると肝機能が大きく低下し、腹水や意識障害などの重い症状を引き起こす可能性があります。 日常的にお酒を飲む習慣がある方にとって、アルコール性肝硬変は決して他人事ではありません。 この記事では、アルコール性肝硬変の完治の可能性や、進行を抑えるための治療法、早期発見のポイントを詳しく解説します。 肝硬変の症状や治療選択肢を正しく理解することで、適切な対処ができるようになります。 不安を感じている方は、ぜひ最後まで読んで今後の治療方針を考える参考にしてください。 また、現在リペアセルクリニックでは肝硬変の治療法の一つである「再生医療」に関する情報をLINEで発信しているので、ぜひご登録ください。 【結論】アルコール性肝硬変の完治は難しい アルコール性肝硬変まで進行してしまうと、元の健康な肝臓に戻る(完治する)ケースはほとんどありません。 ※参照:全国健康保険協会 ただし、病状の悪化を抑えつつ、ある程度の肝機能を維持しながら日常生活を送ることは可能です。 アルコール性肝硬変の進行を抑制するためには、禁酒が重要です。アルコール依存症になっている場合は、専門医に相談し、早期に治療を開始しましょう。 また、併せて生活習慣の改善も大切です。脂質や塩分を抑え、タンパク質豊富な食事を心がけてください。 肝硬変になる前の脂肪肝の場合は、禁酒や生活習慣の改善が期待できます。 肝臓における生活習慣の見直し方法などについては、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 アルコール性肝硬変の治療法 アルコール性肝硬変の治療法について、進行を抑え症状を緩和するための方法として以下の4つがあります。 断酒と食生活の改善 薬物療法 肝移植 再生医療 これらの治療法を適切に組み合わせることで、肝硬変の進行を遅らせ、生活の質を維持できます。 断酒と食生活の改善 アルコール性肝硬変の治療でとくに重要なのは、完全な断酒です。 お酒を飲み続けると肝臓の炎症が進み、回復が難しくなるため、肝臓を守るために飲酒を完全にやめることが大切です。 アルコール依存により断酒が難しい場合は、精神科や心療内科の専門医による治療も有効な選択肢となります。 また、断酒以外にも食生活の改善が肝臓の回復を助けます。 具体的には、以下のような食事を心がけましょう。 タンパク質が豊富な食品(肉、魚、大豆製品など)を積極的に摂る ビタミン類を多く含む食材(野菜、果物など)を取り入れる 脂肪分の多い食事や糖分の過剰摂取は控える 塩分は1日5~7gに制限する 食生活の改善は、無理のない範囲で継続することが大切です。 薬物療法 アルコール性肝硬変では、症状を緩和するためにビタミン剤やアミノ酸製剤による薬物療法が行われます。 これらの薬は肝臓の保護や症状の緩和を目的としています。 また、アルコール依存症がある場合は、断酒を補助するために抗酒薬や抗不安薬などが用いられることがあります。 これらの薬は精神的な症状を和らげ、断酒の継続を助けます。 ただし、薬物療法は症状を和らげるための対症療法であり、肝硬変が根本的に治るわけではないため注意が必要です。 肝移植 肝臓の機能が著しく低下している場合や肝硬変の根本的な治療法として、肝移植が検討されます。 肝移植とは、機能を失った肝臓を健康な肝臓に置き換える手術で、重症の肝硬変患者にとって、生命を救う可能性のある治療法となります。 ただし、肝移植にはドナー(提供者)の確保や手術のリスク、術後の免疫抑制剤の継続的な服用など、さまざまな課題があります。 また、移植後も断酒を継続しなければ、新しい肝臓も同じように傷ついてしまいます。 肝移植は最終的な治療手段として位置づけられており、医師との十分な相談が必要です。 再生医療 肝硬変をはじめとする肝臓疾患に対する治療法には、再生医療という選択肢もあります。 再生医療は、さまざまな細胞に変化する「分化能」という能力を持つ幹細胞を活かし、肝硬変の改善が期待できる治療法です。 治療は点滴によって幹細胞を投与するだけで、手術は必要ありません。 また、ご自身の細胞を使用するため、拒否反応のリスクが低いのが特徴です。 しかし、先端医療のため保険適用外となり、治療費用が高い傾向がある点は留意しましょう。 当院リペアセルクリニックで行っている肝臓疾患に対する再生医療については、以下のページを併せてご覧ください。 アルコール性肝硬変になる前の肝疾患に注意 アルコール性肝硬変は、突然発症する病気ではありません。 長期間の飲酒を続けることで肝臓は徐々にダメージを受け、段階を経て進行していきます。 重症化を防ぐには、以下の各段階で適切な対応を取ることが大切です。 病気の段階 特徴と症状 アルコール性脂肪肝(初期) 肝臓に脂肪が多い状態 節酒・減量で改善 長く放置した場合や重度の場合は肝炎や肝硬変に進行 アルコール性肝炎 肝機能が低下 発熱・腹痛・下痢・嘔吐などの症状 アルコール性肝硬変(末期) 肝細胞が変形して縮み、正常な機能が大きく損なわれる 栄養が不足して痩せていくが、おなかは腹水が溜まり膨らむ 吐血、昏睡の危険性が高まる 初期のアルコール性脂肪肝は、目立った症状がないのが特徴です。 そのため、多くの方が気づかないうちに病気が進行してしまいます。 禁酒や節酒を行わずにお酒を飲み続けると、アルコール性肝炎や肝硬変を発症する可能性が高まります。 また、多量の飲酒によって肝臓の病気が進行すると、肝がんを発症するリスクも高くなります。 早い段階で生活習慣を見直すことが、将来の重大な病気を防ぐことにつながります。 アルコール性肝硬変を早期発見するために重要な検査 アルコール性肝硬変を早期に発見するために重要な検査は、以下の2つです。 肝生検 血液検査 検査を定期的に受けることで、肝臓の異常を早く見つけられます。 肝生検 肝生検は、肝臓の一部を採取して組織を詳しく調べる検査です。 この検査により、炎症の進行度や肝臓の硬さ(線維化)の程度を正確に把握できます。 肝硬変の進行具合を診断する際にも用いられます。 検査は局所麻酔を行い、細い針を肝臓に刺して組織を採取します。 肝生検は肝臓の状態を詳しく知るために有効な方法であり、治療方針を決める上で重要な情報を得られます。 血液検査 肝臓の異常は自覚症状が出にくいため、血液検査による早期発見が重要です。 AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPといった酵素の数値は、肝機能の状態を把握する基本的な指標となります。 検査項目 説明 AST(GOT) 肝細胞に含まれる酵素で、肝臓にダメージがあると血液中に漏れ出して数値が上昇します。 ALT(GPT) 肝臓に特化した酵素で、肝細胞が破壊されると血液中に漏れ出し、数値が高くなります。肝炎などの診断に役立ちます。 γ-GTP 胆道から分泌される酵素で、肝臓の解毒機能に深く関わっています。過度な飲酒や肝硬変、肝臓がん、胆石、胆管がんなどが原因で数値が高くなる可能性があります。 これらの数値が高い場合、肝臓や胆道に何らかの異常がある可能性があります。 また、服用している薬の副作用によっても数値が上がるケースがあるため、医師に相談して薬の量を調整するなどの対応が必要です。 定期的に健康診断を受け、これらの数値をチェックすることで肝臓の病気を早期に発見できます。 アルコール性肝硬変の末期症状 アルコール性肝硬変が重症化すると、以下のようなさまざまな症状や合併症を引き起こします。 腹水 吐き気・嘔吐 息切れ 食欲不振 腹部の膨張など 肝性脳症 手が震える 注意力の低下 性格の変化 昏睡など 食道静脈瘤 食道の静脈瘤に血液が溜まりこぶのようなものができる 破裂すると吐血・消化管出血などのリスクがある それぞれの合併症の対処法について詳しく紹介します。 腹水 腹水の対処法は、主に3つあります。 食事療法 利尿剤 腹水穿刺 腹水の発生・悪化を防ぐためには、食塩摂取量の制限が基本です。 塩分は体内に水分を保持する性質があり、過剰摂取すると腹水の悪化につながるため、塩分の摂取は1日に5~7g※にしましょう。 ※参照:日本消化器病学会・日本肝臓学会「肝硬変診療ガイドライン 2020(改訂第 3 版)」2020年発行 また、腹水を体外へ排出するために、利尿剤(尿量を増やす薬)が処方されることがあり、体内に余分な水分が蓄積するのを防ぎます。 腹水が大量にたまり、腹部膨満や呼吸困難、食欲不振などの症状が強く現れる場合には、腹水穿刺(ふくすいせんし)という処置が行われます。 このように腹水は単なる症状ではなく、肝硬変の機能が低下した段階に入っているサインです。 進行を防ぐには断酒・栄養管理や、内科的・外科的治療などを組み合わせて全体的に病態のコントロールをする必要があります。 肝性脳症 肝性脳症とは、肝機能の低下により体内の有害物質(アンモニアなど)が解毒されずに脳へ到達し、意識障害や神経精神症状を引き起こす合併症です。 治療の基本は、主に以下の通りです。 誘因の除去 栄養療法 薬物療法 肝性脳症は、以下のような特定の誘因をきっかけに急激に悪化することが多いため、まずはそれらを的確に見つけ出し、排除することが最優先です。 便秘 タンパク質の過剰摂取 消化管出血 感染症 脱水・電解質異常 利尿薬の過剰投与 ※参照:J-Stage「日本内科学会雑誌第111巻第1号」 かつてはタンパク質制限が推奨されていましたが、現在は過度な制限は予後を悪化させるとされ、適正なタンパク質摂取の維持が重要とされています。 また、薬物療法では腸内アンモニアの生成・吸収を抑えることを目的とした治療が中心になります。 肝性脳症は肝硬変が進行しているサインであり、放置すると昏睡や死亡に至ることもある重大な状態です。 しかし、誘因の早期除去・適切な栄養と薬物管理により、再発予防が期待できます。 ただし、自己判断での食事制限はリスクも大きいため、医療機関と連携しながら治療を継続しましょう。 食道静脈瘤 食道静脈瘤は、肝硬変によって肝臓内の血流が悪くなり、門脈圧(門脈内の血圧)が上昇することで、食道の静脈が異常に膨らんだ状態です。 破裂すると大量吐血や消化管出血を引き起こし、命の危険が伴う深刻な状態になります。 破裂を未然に防ぐ、あるいは破裂後の止血を行うために、主に以下の2つの内視鏡的治療が用いられます。 食道静脈瘤硬化療法(EIS) 内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL) 食道静脈瘤硬化療法(EIS)は、内視鏡を使って食道静脈瘤に硬化剤(血管を固める薬)を注入し、静脈瘤を閉塞させる方法です。 瘤そのものに直接作用するため、再発リスクが比較的低いとされていますが、処置の際の合併症や身体への負担がやや大きいという側面もあります。 一方で、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)は内視鏡で静脈瘤を確認し、ゴムバンドで結紮(縛る)することで血流を遮断し、壊死・脱落させることで瘤を除去する治療法です。 患者の病態や静脈瘤の状態に応じて治療方法が異なるため、専門医と相談しながら治療方針を決定します。 アルコール性肝硬変の根治を目指すなら再生医療をご検討ください アルコール性肝硬変は、完治は困難ですが進行の抑制は可能です。 断酒や食生活の見直し、運動習慣をつけると肝機能の改善が期待できます。 アルコール性肝硬変は、合併症を引き起こすリスクも高まるため、普段から断酒やバランスの良い食生活を送ることが大切です。 肝硬変を予防するため、普段から体調に気を配り、定期的に検査を受けましょう。 また、アルコール性肝硬変の治療法として、再生医療の選択肢もあります。 再生医療は、さまざまな細胞に変化する「分化能」という能力を持つ幹細胞を活かし、肝硬変の改善が期待できる治療法です。 患者さまの細胞や血液を利用した治療法のため、拒否反応などのリスクが低い点も特徴です。 アルコール性肝硬変でお悩みの方は、再生医療専門クリニックである当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。
2020.02.18 -
- 幹細胞治療
- 肝疾患
- 再生治療
肝硬変は肝臓の組織が硬く変化(線維化)し、元に戻らなくなる進行性の病気で完全に治すことは難しいとされています ただし早期に発見し、原因に対処することで進行を抑え、肝機能を保つことは可能です。 しかし、「どのような治療を行えばいいの?」「生活習慣を改善するには何から始めればいいの?」と、不安や疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、肝硬変が治らないと言われている理由や従来の治療法について解説します。 肝硬変の進行に気づかず手遅れになる前に、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。 【結論】肝硬変は全てが治るわけではない|早期発見で進行を遅らせることが期待できる 肝硬変は、一度進行すると完全に元の健康な肝臓に戻すことが難しい病気です。 これは、肝臓の細胞が長期間にわたり炎症や損傷を受けることで、修復の過程で線維組織が過剰に増え、肝臓が硬くなる「線維化」が起こるためです。 しかし肝硬変は完治するのが難しい病気ですが、早期発見と適切な対応により、進行を食い止めることは可能です。 そのためには、以下のような取り組みが重要です。 定期的な肝機能検査(AST・ALT・γ-GTPなど) 生活習慣の見直し 医師による適切な診断と治療を継続する 自覚症状が出にくい病気だからこそ、定期的な健康診断と肝機能のチェックを心がけましょう。 肝硬変については、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 従来の肝硬変の治療法 従来の肝硬変の治療法は病気を完全に治す治療ではなく、症状の進行を防ぐための治療が中心となるため、以下のような治療を行うのが一般的です。 肝炎の治療 肝庇護療法 免疫抑制剤の使用 食事療法 運動療法 これらの治療法は、肝臓の状態や肝硬変の原因、その他の要因を加味して決められます。 ただし、肝臓の状態を改善する治療法ではなく、現状の肝機能を維持することが目的です。 肝硬変の進行を抑えられる人の特徴とは? 肝硬変は、肝疾患の中でも最終段階に近い病態であり、完全に元の健康な肝臓に戻ることは基本的に難しいとされています。 しかし以下のような取り組みができている方は、肝機能の改善や進行抑制が期待できます。 禁酒や食生活の見直しなど、生活習慣の改善を実践している 病気の早期段階で適切な治療を開始している 定期的に肝機能検査や医師の診察を受けている また、幹細胞を用いた再生医療の選択肢もあります。 再生医療では、肝臓の炎症を抑え、線維化した組織の修復・再生を行うため、肝機能の改善が期待されています。 治療法などについては、以下で解説していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。 【まとめ】肝硬変は完治が難しい病気!早期対応と生活改善で進行を防ごう 肝硬変は、一度進行すると完全に元の健康な肝臓へ戻すことは難しいとされています。 しかし早期に発見して原因に対処し、適切な治療を行えば、進行を遅らせる・肝機能を維持することは可能です。 「少し調子が悪いかも」と感じた段階で医療機関に相談しましょう。 また近年では、自身の幹細胞を用いた再生医療の研究も進んでおり、新たな選択肢として注目されています。 以下のページでは、実際に当院を利用した患者様の肝硬変に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による肝硬変の症例はこちら また以下でも、再生医療による症例についてご案内していますので、ご覧ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2020.02.12 -
- 再生治療
- 肝疾患
「肝臓は痛みを感じない」と聞いたことはありませんか? 実際、肝臓そのものには痛覚神経がほとんど存在しないため、病気が進行しても自覚症状が乏しく、沈黙の臓器とも呼ばれます。 また、肝臓には痛覚がないため、病気の進行を見逃しやすい臓器です。 本記事では、肝臓の痛覚を感じない理由を詳しく解説します。 自覚症状がないからといって安心できないのが肝臓の病気です。 健診で肝機能の数値に異常があった方や、肝臓の不調が気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。 肝臓の痛覚を感じない理由|知覚神経が表面にしかなく沈黙の臓器と呼ばれている 肝臓は痛覚神経がほとんど存在せず、痛みを感じる神経は表面の被膜にのみ分布しているため、内部で障害や病変があっても痛みとして感じにくいのが特徴です。 自覚症状がないまま病気が進行し、気付いたときにはすでに重篤な状態となっている場合が多いです。 また健康診断などで確認できる以下の数値が基準値を超えている場合、肝疾患のリスクが高まります。 AST(GOT) ALT(GPT) γ-GTP 数値が基準値を超えていると、肝細胞が壊れている可能性が高く、脂肪肝や肝炎などの疾患が疑われます。 とくにALTとγ-GTPの数値が高い場合は、飲酒や薬剤、肥満、糖尿病など生活習慣の見直しが必要です。 このように自覚症状がなくても、定期的な血液検査や超音波検査によるチェックを行い、速やかに精密検査を受けましょう。 肝臓の働き 肝臓は、私たちの健康維持に欠かせない役割を担っています。 主な働きは、以下のとおりです。 代謝 解毒 胆汁の生成・分泌 免疫機能 代謝機能では食事から摂取した糖質や脂質、タンパク質を体内で利用しやすい形に変換し、必要に応じてエネルギーとして供給します。 たとえば、ブドウ糖をグリコーゲンに変えて蓄え、血糖値が下がった時に放出することで血糖値を一定にするなどです。 さらにアルコールや薬物、アンモニアなど、体内に入った有害物質を分解・解毒し、無害な形にして体外へ排出します。 胆汁の生成・分泌も役割のひとつで、脂肪の消化や吸収に欠かせません。 胆汁の分泌が悪くなると、脂質の消化不良や腸内環境の悪化につながります。 また、肝臓にはクッパー細胞やNK細胞、T細胞などの免疫細胞が多いため、体内に侵入したウイルスや細菌、老化した細胞を処理する免疫の要です。 クッパー細胞 肝臓に存在するマクロファージの一種で、異物や老廃物を貪食し、免疫応答を調節する役割を担う。肝臓の類洞に位置し、肝臓の生体防御機能に重要な役割を果たしている。 NK細胞 体内の免疫系において重要な役割を果たすリンパ球の一種。ウイルスに感染した細胞やがん細胞を特異的に攻撃し、自然免疫の一環として迅速に反応する。 T細胞 免疫系の中心的な役割を果たすリンパ球の一種で、骨髄で産生された後、胸腺で成熟する。主にキラーT細胞とヘルパーT細胞にわかれ、ウイルス感染細胞やがん細胞を攻撃したり、他の免疫細胞を活性化したりする機能を持つ。 私たちの健康バランスが保たれているのは、肝臓が正常に働いているためです。 さまざまな機能が損なわれると、体調不良や重篤な疾患につながります 主な肝臓疾患 主な肝臓疾患は、5つあります。 ウイルス性肝炎 脂肪肝疾患 肝硬変 肝臓がん 自己免疫性肝疾患 それぞれ詳しく見ていきましょう。 ウイルス性肝炎 ウイルス性肝炎は、A型、B型、C型など複数のウイルスによって引き起こされる感染症です。 型 主な症状 A型肝炎 ・発熱 ・全身の倦怠感 ・食欲不振 ・吐き気・嘔吐 ・黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなる) ・腹痛 B型肝炎 ・倦怠感 ・食欲不振 ・吐き気・嘔吐 ・黄疸 ・腹痛 ・褐色尿(濃い色の尿) C型肝炎 ・倦怠感 ・食欲不振 ・吐き気・嘔吐 ・黄疸 ・腹痛 ・褐色尿(濃い色の尿) D型肝炎 ・発熱 ・全身倦怠感 ・食欲不振 ・黄疸 E型肝炎 ・発熱 ・倦怠感 ・悪心 ・腹痛 ・黄疸 特にB型とC型は慢性化しやすく、長期間炎症が続くと肝臓の線維化が進み、肝硬変や肝臓がんへと移行するリスクが高まります。 急性肝炎の場合は発熱や倦怠感、黄疸などの症状が現れる場合がありますが、慢性肝炎では自覚症状がほぼありません。 また血液検査でASTやALTの大幅な上昇がみられる場合は、ウイルス性肝炎の可能性が高まります。 近年はワクチンや抗ウイルス薬の進歩により、治療成績が向上していますが、慢性化した場合は定期的な検査と専門医の管理が欠かせません。 病気の進行を防ぐためには、早期診断と治療が必要です。 脂肪肝疾患 脂肪肝は肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積した状態で、日本人の成人の20~30%※が該当するとされています。 出典:脂肪肝|全国健康保険協会 脂肪肝は、以下のような生活習慣の乱れによって発症するケースが大半です。 運動不足 食べ過ぎ アルコールの過剰摂取 肥満 糖尿病 アルコールをあまり飲まない人でも、食生活の乱れや肥満が原因で非アルコール性脂肪肝(MASLD)を発症するケースがあります。 自覚症状はほぼ見られず、健康診断でASTやALT、γ-GTPの数値が上昇して初めて気付く方が多いです。 特に炎症と線維化を伴う非アルコール性脂肪肝炎は、放置すると肝硬変や肝がんに進行するリスクが高く、注意が必要です。 脂肪肝は初期段階では自覚症状に乏しいため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。 進行を防ぐには、生活習慣の改善と定期的な検査による早期発見が重要です。 肝硬変 肝硬変は肝臓の正常な組織が線維化し、硬く変化した状態で、以下のような慢性的な肝障害によって引き起こされます。 B型・C型肝炎ウイルス感染 長期的なアルコール過剰摂取 非アルコール性脂肪肝炎 自己免疫性肝炎などによる慢性的な肝臓の炎症や障害など 肝臓の再生能力があっても、線維化が進むと元の状態には戻りません。 初期には食欲不振や全身の倦怠感などの症状が現れる場合がありますが、進行すると黄疸や腹水、意識障害などの重篤な症状が出現します。 さらに進行すると、肝臓がんのリスクが高まるだけでなく、生命に関わる合併症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。 現時点では、根本的な治療法は確立されておらず、進行を遅らせるための食事療法や生活習慣の改善が中心です。 肝硬変による重篤な合併症や肝臓がんへの進行を防ぐには、早期発見と適切な管理をする必要があります。 肝臓がん 肝臓がんは、肝硬変や慢性肝炎などの背景疾患がある場合に発症リスクが高まります。 日本では、肝臓がんの多くがB型・C型肝炎ウイルス感染や長期間の肝障害に起因しています。※ ※出典:国立研究開発法人国立がん研究センター 初期段階では症状がほぼ見られず、進行すると腹部のしこりや痛み、黄疸、体重減少などが現れる場合があります。 主な治療法は、以下のとおりです。 治療法 特徴 手術 ・肝臓がんの根治的治療法で、腫瘍を含む肝臓の一部を切除する ・肝移植も選択肢のひとつで、早期の肝がんに適応される ・手術の適応は肝機能や腫瘍の大きさや位置による 抗がん剤治療 ・がん細胞を攻撃する薬剤を使用する ・通常、手術や局所療法ができない場合に選択される ・副作用が強く出ることが多く、肝機能への影響も考慮される 放射線治療 ・高エネルギーの放射線を使用してがん細胞を破壊する ・定位放射線治療や重粒子線治療が行われる場合とがある ・健康な組織への影響を最小限に抑えられる 治療成績を向上させるには、方法だけでなく早期発見も必要です。 定期的な画像検査や腫瘍マーカーの測定は、早い段階での発見に役立ちます。 肝臓がんは進行が速い場合もあるため、肝疾患の既往がある場合は注意が必要です。 自己免疫性肝疾患 自己免疫性肝疾患は、体の免疫システムが誤って肝細胞を攻撃することで発症します。 代表的なものには、自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎(PBC)があります。 自己免疫性肝炎 体の免疫系が誤って自分の肝細胞を攻撃し、慢性的な炎症を引き起こす病気。主に中年以降の女性に多く見られ、倦怠感や黄疸などの症状が現れる可能性がある。 原発性胆汁性胆管炎(PBC) 肝臓内の胆管が自己免疫反応により慢性的に炎症を起こし、胆汁の流れが妨げられる病気。主に中年以降の女性に多く、初期には無症状が多いものの、進行すると黄疸や肝硬変を引き起こす可能性がある。 これらは女性に多く発症し、進行すると肝硬変や肝臓がんのリスクが高まります。 症状では倦怠感やかゆみ、黄疸などがみられるものの、初期には症状が出ない場合が多いです。 血液検査で特定の自己抗体や肝機能異常がみられた場合は、専門医による診断と治療が欠かせません。 肝臓は痛みを感じないため健康診断が重要 肝臓は痛覚がほとんどないため、病気が進行しても自覚症状が現れにくいのが特徴です。 そのため、健康診断や人間ドックで肝機能異常を指摘された場合、症状がなくても再検査や精密検査を受けましょう。 血液検査では、AST、ALT、γ-GTPなどの数値が健康状態を示す指標です。 指標 上昇する疾患 AST 肝機能障害の有無を示す指標 ・急性肝炎 ・アルコール性肝炎 ・心筋梗塞 ・筋疾患 ALT 肝機能障害の有無を示す指標 ・脂肪肝 ・慢性ウイルス性肝炎 ・肝硬変 γ-GTP 胆道系の健康状態を示す重要な指標(アルコールに敏感に反応し、胆道の障害を示す) ・アルコール性肝障害 ・胆道系疾患 ・脂肪肝 これらの数値が基準値を超えている場合、脂肪肝や肝炎・肝硬変などのリスクが高まります。 診断では、腹部超音波検査や画像診断を組み合わせると、状態を正確に把握できる可能性があります。 肝臓疾患は、早期での発見と治療が欠かせません。 自覚症状がなくても定期的な健診を受けると、重篤な疾患への進行を未然に防げます。 とくに、生活習慣病や肥満、糖尿病、高血圧などのリスク因子を持つ方は、年に1回の肝機能のチェックを行いましょう。 肝臓疾患に対する治療法「再生医療」について 従来の肝臓疾患治療では、生活習慣の改善や薬物療法が基本とされてきましたが、再生医療も治療法の選択肢の一つになります。 再生医療は患者自身の脂肪から採取した幹細胞を培養し、点滴で体内に戻すことで肝臓組織の修復や再生を目指す治療法です。 幹細胞には炎症を抑えたり、線維化した組織を修復したりする働きがあり、肝硬変や重度の脂肪肝にも効果が期待されています。 特に、冷凍保存せずにその都度培養すると、生存率・活動率の高い新鮮な幹細胞を投与できる点が特徴です。 治療の安全性や効果には個人差がありますが、臨床研究が進めば、肝臓疾患治療の新たな選択肢として普及が進むでしょう。 【まとめ】肝臓は痛覚がほとんどないので健診を受けて疾患を早期発見しよう 肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれるように、進行しても痛みなどの自覚症状がほとんど現れない臓器です。 そのため、病気の発見が遅れやすく、気づいたときには重症化しているケースも少なくありません。 とくに以下のような方は、健康診断の数値(AST・ALT・γ-GTP)を見逃さず、異常があれば速やかに専門医の診察や精密検査を受けることが重要です。 肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症など アルコールを日常的に摂取している 急激な体重減少が見られる 自覚症状がなくても、定期的な検診と適切な生活習慣の見直しが、肝臓病の早期発見と重症の予防につながります。 再生医療も選択肢に加えつつ、まずは自分自身のリスクを把握し、早期での発見と治療を心掛けてください。 健診結果は軽視せず、医師の指導のもとで適切な対応を行いましょう。 再生医療といった新しい治療法も選択肢として広がっています。興味のある方は以下から症例をご確認ください。 >再生医療による肝疾患の症例はこちら
2020.02.08 -
- 再生治療
- 肝疾患
「最近なんとなく疲れやすい」 「顔色が悪い気がする」 上記のような症状を、年齢や疲れのせいだと見過ごしていませんか。 実は肝臓の不調が原因かもしれません。 肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、初期段階では自覚症状がほとんど現れないため、気づいたときには進行していることも少なくありません。 肝臓の働きが低下すると、顔色の変化や皮膚のかゆみ、目の違和感、全身の倦怠感など、体の外側にサインが現れることがあります。 この記事では、肝臓が悪いときに顔や全身にどのような症状が現れるのかをわかりやすく解説するとともに、考えられる肝疾患や、症状に気づいた際に取るべき対策について紹介します。 従来の治療では、肝臓の機能が低下して症状が進行した場合、元の状態に戻すことは難しいとされてきました。 しかし近年では、再生医療によって肝機能の改善が期待できる可能性が注目されています。 再生医療は、患者さまご自身の細胞や血液由来の成分を用いて自然治癒力を高め、障害を受けた肝組織の修復や肝機能の回復の促進を目指す治療法です。 当院リペアセルクリニックでは、肝疾患に対する再生医療の治療内容や適応となる症例について、無料カウンセリングを実施しています。 肝臓の症状や治療の選択肢に不安がある方は、ぜひご相談ください。 肝臓が悪いとどんな症状が出る?【顔に出やすい症状一覧】 肝臓が悪いと顔に出やすい症状は、以下のとおりです。 黄疸(おうだん) 皮膚のかゆみ 顔色のくすみ(血行不良) 肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、初期段階では症状に気づきにくいのが特徴です。 症状に気づいたころには重症化している可能性もあるため、どんな症状が出現するのか知っておきましょう。 黄疸(おうだん) 肝臓の働きが低下すると、黄疸(おうだん)と呼ばれる症状が現れることがあります。 黄疸とは、皮膚や顔色、白目の部分が黄色っぽく見える状態を指します。 主な原因は、肝臓が本来担っているビリルビンと呼ばれる黄色い色素を分解し、体外へ排泄する働きが低下するためです。 肝機能が低下するとビリルビンが血液中にたまり、皮膚や目に沈着するため黄疸として外見上の変化が現れます。 白目が黄色く見える、全身のだるさやかゆみを伴う場合は医療機関を受診しましょう。 皮膚のかゆみ 肝臓の機能が低下すると、皮膚にかゆみを感じることがあります。 肝臓が原因と考えられるかゆみには、次のような特徴があります。 顔や首、腕、背中など、広い範囲にかゆみが出る 見た目には赤みや湿疹、腫れなどの変化がない 市販のかゆみ止めクリームや薬を使っても良くならない 肝臓の働きが弱まることで胆汁の流れが滞り、本来体外へ排泄されるはずの物質が体内にたまりやすくなることが関係しています。 そのため、皮膚の神経が刺激され、かゆみとして現れると考えられています。 皮膚トラブルとして自己判断せず、症状が続く場合は消化器内科を受診して肝臓の状態を確認しましょう。 顔色のくすみ(血行不良) 顔色がくすんで見える、血色が悪く感じるといった変化も、肝臓の働きが低下した際に現れることのある症状の一つです。 単なる日焼けや加齢によるくすみとは異なり、肝機能低下によるくすみは「土気色(つちけいろ)」や「青黒い」と表現される独特の暗さが特徴です。 肝臓の代謝・解毒機能が低下し、老廃物や色素が皮膚に蓄積されることで顔全体がくすんで見えたりシミが目立ちやすくなったりします。 休息をとっても改善しにくいくすみが続く場合は、体の内側の不調が関係している可能性も考えましょう。 肝臓が悪いと顔以外に症状は出るのか【目や全身症状に注意】 肝臓の不調によって現れやすい目や全身の症状について、代表的な例を紹介します。 目が疲れやすい むくみ 全身の倦怠感 食欲低下や消化不良 吐血 肝臓は代謝や解毒、エネルギーの貯蔵など全身に関わる重要な役割を担っているため、機能が低下すると体のさまざまな部位に影響が及びます。 日常的に感じている不調が当てはまらないか、一つずつ確認しながら読み進めてみましょう。 目が疲れやすい 肝臓の働きが低下すると、全身の倦怠感により目の疲れやかすみ、視界のぼやけといった症状を自覚しやすくなることがあります。 肝機能が落ちることで血液の状態や全身の代謝に影響が及び、目の周囲に十分な栄養や酸素が行き届きにくくなるためです。 また、ドライアイのような違和感がみられることもあり、単なる目の使いすぎとは異なる原因が隠れている可能性も考えられます。 目の疲れが続く場合は、体全体の不調の一部として捉えることが大切です。 むくみ 肝臓の働きが低下すると、顔や足にむくみが現れることがあります。 むくみの原因は、肝機能が低下して血液中の水分バランスを保つアルブミンと呼ばれるたんぱく質が不足するためです。 アルブミンが不足すると血管内の水分が血管の外へ漏れ出し、むくみとして現れます。 初期は顔や下肢のむくみとして気づくことが多い一方、症状が進行すると腹部に水がたまる腹水がみられる場合もあります。 むくみが続く、または悪化していると感じる場合は、体の内側の変化として注意が必要です。 全身の倦怠感 肝臓の働きが低下すると、全身がだるい、疲れが取れないといった倦怠感が現れることがあります。 肝臓が担う代謝機能が乱れ、体内に疲労物質がたまりやすくなるためです。 日常生活の動作で疲れたり、何も動いていないのに倦怠感があったりする場合は早めに医師へ相談しましょう。 食欲低下や消化不良 肝臓が悪化すると、食欲低下や消化不良が起こります。 食べ物の消化には、肝臓から分泌される胆汁が必要です。肝臓の働きが鈍り、胆汁の分泌量が低下すると、食べ物の消化が困難になります。 消化不良の場合は、食欲がなくなったり嘔気を感じたりします。 吐血 肝臓の病気が肝硬変へ進行すると、吐血がみられることがあります。 吐血する仕組みは、以下のとおりです。 肝硬変によって肝臓が硬くなる 肝臓に流れ込むはずの血液がスムーズに通れなくなる 血液は別のルートを探して食道や胃の静脈に流れ込む 流れ込んだ血管に大きな負担がかかり、血管がこぶ状に膨らんで静脈瘤(じょうみゃくりゅう)ができる 静脈瘤の血管壁は非常に薄く破れやすいため、ちょっとした刺激で破裂する危険がある 破裂すると、突然大量の吐血や黒色便(タール便)を引き起こすことがあり、命に関わる危険な状態となるため、速やかな治療が必要です。 肝臓が悪い状態でよく見られる肝疾患 知っておくべき肝臓の病気は、以下のとおりです。 肝炎 脂肪肝 アルコール性肝障害 肝硬変 肝臓の病気を早期に発見し、スムーズに治療を受けられるよう、疾患別の症状を確認しましょう。 以下の記事では、肝臓が再生しない疾患について解説しているので参考にしてください。 肝炎 肝炎は主に肝炎ウイルスの感染により発症する病気で、感染以外の発症要因にはアルコールや薬物などがあります。 急激に症状が出現する急性肝炎は、A型・B型・E型ウイルスが原因の場合が大半です。 一方で、慢性的に症状が進行する慢性肝炎は、B型・C型ウイルスを要因とする場合が多いと言われています。 肝炎になると、以下の症状が現れる場合があります。 全身の倦怠感 食欲不振 皮膚のかゆみ、黄疸 発熱、頭痛 嘔気、嘔吐 尿の色が濃い茶色になる(褐色尿) 症状の現れ方には個人差があります。 少しでも気になる症状があれば、消化器内科や内科を受診しましょう。 以下の記事では、ウイルス性肝炎の症状について解説しているので参考にしてください。 脂肪肝 知っておくべき肝臓の病気の1つに、脂肪肝があります。 脂肪肝とは、肝臓に過剰な脂肪が蓄積された状態です。 脂肪肝は主に、中性脂肪が肝細胞内に多く蓄積し起こります。 悪化すると、肝炎や肝硬変、肝がんなどの深刻な病気に進展するリスクがあります。 脂肪肝は、乱れた生活習慣が原因で起こる場合が大半です。 過剰な飲酒や肥満なども脂肪肝のリスクを高めるため、自身の生活習慣を見直しましょう。 アルコール性肝障害 知っておくべき肝臓の病気に、アルコール性肝障害があります。 アルコール性肝障害とは、多量のアルコールを長期間にわたり摂取し、肝臓が損傷を受ける疾患の総称です。 多量飲酒によりアルコール代謝の過程で生成される有害物質が肝細胞を傷つけ、炎症を引き起こします。 肝臓が炎症を起こすと、肝機能が低下し、以下の症状が現れます。 全身の倦怠感 食欲不振 体重減少 黄疸(皮膚や目が黄色くなる) 腹水、浮腫(むくみ) また、アルコール性肝障害は、以下3つの状態に分けられます。 進行度 アルコール性脂肪肝(初期) アルコール性肝炎(中期) アルコール性肝硬変(末期) 状態 肝臓に脂肪が蓄積している状態 肝臓に炎症が生じ、肝細胞が破壊された状態 肝臓の組織が線維化し硬くなり、正常な機能が失われた状態 アルコール性肝障害を予防するためには、飲酒量を適度に抑えることが最も重要です。 厚生労働省によると適度な飲酒量は1日あたり純アルコール換算で約20g※で、以下のお酒の量に相当します。 ※出典:厚生労働省「アルコール」 お酒の種類 純アルコール量 ビール中瓶1本(500ml) 20g 清酒1合(180ml) 22g ウイスキー(60ml) 20g 焼酎35度1/2合(90ml) 25g ワイン2杯(240ml) 24g 飲酒の頻度や量を減らすと、肝臓への負担が軽減され、肝障害のリスクが低下します。 治療する際はアルコールを完全に断ち、肝臓の損傷部位を回復させるとともに、栄養療法や薬物療法を行います。 アルコール性肝障害は、生活習慣の見直しで予防できる疾患です。 健康的な飲酒習慣を心がけたり、定期的に健康診断を受けたりし、早期発見・早期治療を目指しましょう。 肝硬変 慢性肝炎が長期化すると、肝臓の組織が線維化し硬くなり、肝硬変になります。 肝臓は再生力が高い臓器ですが、肝硬変になると肝機能を元の状態に戻すのが難しくなるため、早期発見・早期治療が重要です。 肝硬変の主な症状は以下のとおりです。 足がむくむ 腹水がたまる 黄疸が出る 腹部静脈が盛り上がる 意識障害が起こる 初期の肝硬変は、症状に気づきにくいのが特徴です。 健康診断で異常を指摘されたら、症状がなくても病院を受診しましょう。 肝臓が悪いサインに気づいたらやるべき対策 肝臓の病気を予防するためには、生活習慣の改善も大切です。以下の4つの生活習慣を参考に、自身の日常生活を振り返りましょう。 食事のバランスを整える 適度な運動を行う 休肝日をつくる 定期的に検査を受ける 肝臓の病気は、生活習慣と密接に関わっています。 肝臓が悪くならないよう、改善できる生活習慣から見直すことが大切です。 食事のバランスを整える 肝機能を向上させるためには、食事のバランスが重要です。 主食・主菜・副菜を揃えた食事を心がけると、バランスの良い食事になります。 炭水化物はエネルギー源となり、日常の活動を支えます。 タンパク質は、筋肉や臓器の修復・成長に必要不可欠です。ビタミンやミネラルは、体の機能を正常に保つために大切です。 家で健康的な食事を心がけていても、外食時に栄養バランスが崩れる場合があるため注意してください。 たとえば、ラーメンやカレーライスなどの単品料理は、主食と主菜は満たしますが、副菜が不足します。 サラダや野菜スープなどを追加し、副菜も摂取できるよう工夫しましょう。 適度な運動を行う 適度な有酸素運動は、肝臓に蓄積した脂肪の減少が期待できるため肝機能の改善や健康維持に役立ちます。 ウォーキングやジョギングなどの運動を1日30分以上行うことが目安※とされています。 ※出典:PubMed また、筋肉は糖質代謝やアンモニア代謝をつかさどって肝臓の機能を補完する役割があります。 肝臓の負担を軽減して肝機能の向上につながるため大切です。 さらに、有酸素運動はストレスの軽減にも効果があります。 通勤や日常生活にウォーキングを取り入れると心身の健康に良い影響を与えます。 休肝日をつくる 肝臓が悪くならないよう休肝日をつくりましょう。 休肝日(きゅうかんび)は、週に1日以上飲酒しない日を設け、肝臓を休めることを目的としています。 習慣的な飲酒は依存性を高め、飲酒量が増加する危険性があります。 休肝日を設け、飲酒総量を減少させると、肝障害を予防できる可能性があります。 定期的に検査を受ける 肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、病気が進行しても自覚症状が現れにくい特徴があります。 そのため、肝臓の不調を早期に発見するためにも、健康診断などで定期的な血液検査を行いましょう。 血液検査では、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどの数値を確認し、肝臓の状態を把握します。 肝機能に異常がある場合、数値の変化として現れることが多く、脂肪肝や肝炎、肝硬変といった疾患の兆候を早期に見つけられます。 早期治療ができるよう、定期的に健康診断を受け、血液検査で肝臓の数値を確認しましょう。 肝臓が悪いときに出る顔や全身の症状を見逃さないようにしよう 肝臓の症状に気づいたら早めに医療機関を受診しましょう。 肝臓は沈黙の臓器と言われ、悪くなっても症状の自覚が難しく、発見が遅れやすいのが特徴です。 肝機能の悪化でどんな症状が出るのか事前に知っておくと、病気の早期発見が可能です。 肝臓が悪くなった場合の治療法には、栄養療法や薬物療法、再生医療などがあります。 医師と相談し、自身に合った治療法の選択が大切です。 当院リペアセルクリニックでは、脂肪肝や肝硬変などの肝疾患に対して再生医療による治療をご案内しています。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、肝疾患の改善を目指す医療技術です。 以下のページでは、肝疾患に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による肝疾患の症例はこちら
2020.02.02 -
- 再生治療
- 肝疾患
サプリメントは健康食品の一種であり、特定の栄養成分を補給することを目的とした食品ですが、「肝臓に負担をかけてしまうのではないか」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。 とくに、サプリメントの摂りすぎや飲み合わせによる影響が気になる場合、どのように正しく利用すればよいのか悩む方も少なくありません。 本記事では、サプリメントの過剰摂取が肝臓に与える影響や薬剤性肝障害のリスクについて解説します。 また、薬剤性肝障害などの肝臓疾患に対しては、再生医療が効果的な治療法の一つとして挙げられます。 再生医療では、幹細胞を用いて肝細胞の修復や再生を促進することで、従来の治療では改善が難しい症状の緩和が期待されています。 以下のページでは、肝疾患に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による肝疾患の症例はこちら サプリメントの摂りすぎが肝臓にダメージを与える理由 肝臓は体の中で非常に重要な役割を担っており、主に以下の働きをしています。 サプリメントは薬剤と同じく肝臓で解毒・分解されますが、過剰な服用で肝臓への負担が大きくなります。 実際に、薬剤によって引き起こされる「薬剤性肝障害」と呼ばれる肝臓の病気は、健康食品やサプリメントの過剰摂取によって発症した事例も報告されています。 また、アルコールの分解を補助するサプリメントを飲めば、お酒をたくさん飲んでも良いというわけではありません。 加えて、すでに肝炎や脂肪肝を患っている方は、サプリメントにより肝臓の負担が増す可能性があるため注意が必要です。 重篤な状態に陥ると、肝臓が再生しない肝硬変に進展する可能性もあります。 肝臓疾患を招く薬とその症状 実は、ほとんどのサプリメントや薬に肝臓疾患を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。 発熱・倦怠感・体のかゆみ・発疹・吐き気などの症状があるときは、サプリメントや薬が肝臓に負担をかけている可能性があるので、早めに医療機関を受診しましょう。 過剰摂取すると肝臓に悪いサプリメントの成分 サプリメントは健康維持に役立つ面もありますが、過剰摂取によって肝臓に負担がかかる場合があります。 過剰摂取すると肝臓に悪いサプリメントの成分と影響は以下の通りです。 成分 肝臓への影響や注意点 ビタミンA 脂溶性ビタミンなので過剰に摂ると肝細胞に蓄積し、炎症や障害を誘発するケースがある 鉄分 多量に摂取すると肝臓に蓄積し、酸化ストレスを引き起こすため肝硬変などのリスクが高まる ウコン(ターメリック) カレーなどで使われるスパイスだが、過剰摂取で肝障害につながる報告がある アガリクス(キノコ類) 免疫向上を目的に使用されるが、長期過剰摂取で肝臓に炎症が起きる可能性がある プロポリス 蜂由来の成分で抗酸化作用が期待されるが、体質や量によっては薬剤性肝障害が発生するケースがある ノニ(モリンダシトリフォリア) 健康飲料として市販されているが、過剰摂取で急性肝障害を発症した報告が存在する タンパク質サプリ 長期間にわたり高容量を摂ると肝臓が分解時に負担を受け、肝機能に悪影響を及ぼす可能性がある ナイアシン、緑茶エキス 適量なら問題ないが、過剰摂取による肝炎のリスクがあるため、サプリの上限量を守る必要がある サプリメントは用量や飲むタイミングを誤ると肝障害を招く恐れがあります。 安全に利用するには摂取量を守り、持病がある場合は医師に相談しましょう。 サプリメントで起こる薬剤性肝障害の症状 サプリメントの過剰摂取や成分の影響により、肝臓に炎症や障害が発生する可能性があります。 薬剤性肝障害でみられる症状は、以下の通りです。 これらの症状が現れた場合は、早急に医療機関へ相談し、適切な検査や治療を受けることをおすすめします。 サプリメントによる肝障害は再生医療で根本的な治療に期待できる サプリメントの影響で肝臓に障害が生じた場合の治療法の一つに、再生医療があります。 再生医療は、肝細胞の修復や再生を促進することで、従来の治療では難しい症状の改善が期待できます。 再生医療による肝臓の治療をご検討の際は、ぜひ当院へご相談ください。 肝臓疾患を防ぐ正しいサプリメントの飲み方 サプリメントにおける用法・用量は守ることは非常に重要です。 肝臓に負担をかけないためにもサプリメントの飲み方を覚えておく必要があります。 サプリメントについての理解を深め、肝臓疾患を防ぎましょう。 摂取量を守る 1日に必要な栄養素を超えないようにサプリメントを飲むことが大切です。 サプリメントをたくさん飲んだからといって効果が増幅することはありません。それどころか、サプリメントの過剰摂取は肝臓のダメージをはじめ、健康に害を及ぼす可能性があります。 必ず容量を守って飲みましょう。 飲み合わせの効果を確認する 1種類だけでなく、複数種類のサプリメントを同時に飲む方もいらっしゃるでしょう。しかし、飲み合わせはサプリメント同士の働きを邪魔してしまうこともあります。 サプリメントを複数飲む際は、一緒に飲んでも効果があるのか薬剤師に確認してみましょう。 医師に相談する 肝臓の病気を患っており、処方薬を飲んでいる場合は細心の注意を払ってサプリメントを摂取する必要があります。 処方薬と干渉しないサプリメントを選ぶ必要があるため、その場合は必ず医師に相談し、飲めるサプリメントを教えてもらいましょう。 とくに、肝硬変の場合はサプリの代謝が難しいため、必ず医師からの指導を受けてください。 サプリメントの危険な飲み合わせに注意する サプリメント同士の組み合わせによっては、効果が減少したり副作用が発生する可能性があります。 以下は、注意が必要なサプリメント同士の組み合わせです。複数のサプリメントを飲むときはお気を付けください。 サプリメント成分1 サプリメント成分2 注意点 ビタミンA ビタミンD 両方とも脂溶性ビタミンのため、過剰摂取で肝障害や高カルシウム血症を引き起こす可能性がある 鉄分 カルシウム 鉄分の吸収がカルシウムによって妨げられ、鉄分不足を招く可能性がある マグネシウム カルシウム 両者が腸内で競合し、どちらの吸収率も低下する場合がある 亜鉛 鉄分 亜鉛の摂取量が多いと鉄分の吸収を阻害し、貧血を招く可能性がある オメガ3脂肪酸 ビタミンE 両方とも血液をサラサラにする作用があり、出血時のリスクが高まる クエン酸カルシウム 亜鉛 クエン酸カルシウムが亜鉛の吸収を妨げる可能性がある ビタミンB群 緑茶エキス 緑茶エキスに含まれるカテキンがビタミンB群の吸収を阻害する可能性がある サプリメントは適切に利用することで健康を維持できますが、飲み合わせによる影響を理解し、安全に活用しましょう。 サプリメントは摂取量に注意!肝臓が悪い場合は医師に相談しよう サプリメントは健康維持に役立つ一方で、摂取量を守らないと肝臓に負担をかけるリスクがあります。 とくに、脂溶性ビタミンや鉄分、ウコンなど、過剰摂取により肝障害を引き起こす可能性がある成分には注意が必要です。 サプリメントの過剰摂取などにより薬剤性肝障害になってしまうと、倦怠感や吐き気、黄疸、発熱などの症状が現れます。 これらの症状を放置すると肝機能がさらに低下し、治療が難しくなる場合もあるため、早めの対応が大切です。 薬剤性肝障害などの肝臓疾患に対しては、再生医療が効果的な治療法の一つとして挙げられます。 再生医療では、幹細胞を用いて肝細胞の修復や再生を促進することで、従来の治療では改善が難しい症状の緩和が期待されています。 肝臓の疾患にお悩みの方は、再生医療を含む治療法について当院へお気軽にご相談ください。
2020.01.30 -
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- 幹細胞治療
「お酒は肝臓がんの原因になる?」 「お酒と肝臓がんとの関係が気になる」 日常的にお酒を楽しんでいる方で「このまま飲み続けても大丈夫?」と不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。 本記事では、肝臓がんの発病リスクと飲酒の関係性や、肝臓がんの原因や予防法について解説します。 肝臓は病気になってもなかなか症状が現れず、気付きにくい臓器です。 そのため、治療が遅れて肝臓がんになってしまう可能性があります。 また、お酒によってダメージを負った肝臓の修復・再生が見込める再生医療についても紹介しているので、参考にしてください。 肝臓がんの原因と飲酒の関係性とは 肝臓がんの原因と飲酒の関係性について解説します。 発病リスクを高めるアルコール量 推奨される1日あたりの飲酒量 過度な飲酒は、肝臓がんの原因の一つです。 肝臓がんの発症リスクを高めるお酒の量や、適切な飲酒量を具体的に解説するので、飲酒する際は参考にしてください。 発病リスクを高めるアルコール量 肝臓がんの発病リスクを高める1日あたりの純アルコール摂取量は、男性が69g以上、女性が23g以上※です。 ※出典:国立研究開発法人国立がん研究センター「飲酒と肝がんリスク」 純アルコール量は、お酒を飲んだ際に体内に取り込まれるアルコールの量です。 お酒の種類や度数が異なると、同じ量を飲んでも摂取するアルコール量は異なります。 発病リスクを高める1日あたりのお酒の量を、男女に分けて以下にまとめました。 お酒の種類(アルコール度数) 男性(純アルコール量69g程度) 女性(純アルコール量23g程度) 日本酒(15%) 3合(540ml)/1日 1合(180ml)/1日 ビール(5%) ロング缶3本(1,500ml)/1日 ロング缶1本(500ml)/1日 チューハイ(7%) 缶3本(1,050ml)/1日 缶1本(350ml)/1日 ワイン(12%) グラス6杯弱(600ml)/1日 グラス2杯弱(200ml)/1日 たとえば、1日に3合以上の日本酒を長い期間に渡って飲んでいる男性は、肝臓がんの発病リスクが高くなると考えられます。 上記の表以上にお酒を飲んでいる方は肝臓にダメージを負っている可能性を疑い、飲酒の習慣を見直して量を減らしたり、休肝日を設けたりしましょう。 推奨される1日あたりの飲酒量 厚生労働省の「節度ある適度な飲酒」として推奨される1日あたりの飲酒量は、1日平均純アルコールで約20g程度※です。 ※出典:厚生労働省「アルコール」 純アルコールで約20gの飲酒量は、以下の通りです。 ビール:中瓶1本500ml 日本酒:1合180ml ウイスキー:ダブル60ml ワイン:2杯弱240ml 肝臓がんが心配な方や、脂肪肝の指摘を受けた方は、日頃の飲酒量を見直しましょう。 また、1日あたりの純アルコール量が男性で10~19g、女性では9gまでの方が最も死亡率が低い※という研究結果もあります。 ※出典:PubMed「アルコールと全死因死亡率のメタアナリシス:NHMRCの推奨事項の検証」 健康を意識したい方や女性、少量の飲酒で顔が赤くなる方、65歳以上の方はさらに量を抑えましょう。 肝臓がんの主な原因は?お酒以外にも注意 肝臓がんを引き起こす主な原因は、アルコールだけでなく肥満や、ウイルス性の肝機能障害にも注意しましょう。 アルコール性肝炎 非アルコール性肝炎 ウイルス性肝炎 それぞれの症状の概要や、肝臓がんに移行するリスクについて解説します。 アルコール性肝炎 https://www.youtube.com/watch?si=lGB4xI8fNAAi4TWM&v=ogtKPP3x8Mg&feature=youtu.be アルコール性肝炎とは、長期に渡る多量のアルコール摂取が原因で、肝臓の細胞が傷つき炎症を起こす疾患です。 肝臓はアルコールや有害物質、薬物などを解毒・分解する働きがあるため、アルコールによるダメージを受けやすい臓器です。 アルコール性肝炎の初期段階では、ほとんど自覚症状がないため、肝臓がんへ進行する可能性もあります。 アルコール性肝炎の初期症状は、以下の通りです。 疲れやすい 食欲不振 吐き気 微熱 お酒を飲む期間が長いほどアルコール性肝炎のリスクは高くなりますが、飲酒を控えると改善する見込みがあります。 飲酒の習慣があり、初期症状に心当たりのある方は、飲酒の量を見直して医療機関を受診しましょう。 非アルコール性肝炎 非アルコール性肝炎とは、お酒をほとんど飲まない人でも肝臓に脂肪が溜まり、炎症が起こる疾患です。 過食や運動不足、肥満、糖尿病などが非アルコール性肝炎の原因で、症状が進行すると肝臓がんになることがあります。 非アルコール性肝疾患の進行度は、以下の通りです。 1.正常な肝臓 2.非アルコール性脂肪肝:肝臓に脂肪が溜まった状態 3.非アルコール性脂肪肝炎:肝細胞が損傷して炎症を起こしている状態 4.肝硬変:慢性的な炎症によって肝臓の組織が硬化する状態 5.肝臓がん:肝臓にがん化した細胞がみられる状態 非アルコール性脂肪肝炎は、脂肪肝を経て肝臓がんに進行する場合があります。 健康診断で肥満や脂肪肝を指摘された方は、食生活や運動の習慣を見直して医療機関を受診しましょう。 ウイルス性肝炎 ウイルス性肝炎とは、肝臓がウイルスに感染し、炎症する疾患です。 主なウイルス性肝炎の特徴は、以下の通りです。 ウイルスの種類 主な原因 特徴 A型肝炎ウイルス 貝類や海外旅行での食事 慢性化するケースは少ない 肝臓に負担を与えない低カロリーの食事が推奨される B型肝炎ウイルス 輸血・出産・性交渉など 乳児期に感染した場合は、慢性肝炎や肝臓がんに進展する可能性がある 成人で感染した場合、劇症化するケースもあるが大部分は治癒する C型肝炎ウイルス 輸血・血液製剤・刺青など 慢性的な肝炎に移行するケースが多く、肝硬変や肝臓がんに進展する原因となる E型肝炎ウイルス 豚や猪、鹿などの生肉を食べる 慢性化するケースはほとんどなく、大半が自然に治癒する 上記のウイルス性肝炎の中では、B型肝炎・C型肝炎ウイルスは肝臓がんに移行する可能性が高いです。 ウイルスが長い期間、体内に留まり肝臓の炎症による損傷と修復が繰り返されると、肝臓の遺伝子に異常が生じて、がん細胞が発生するケースがみられます。 B型肝炎は母子感染防止策、C型肝炎は輸血や血液製剤による感染対策が取られていて、日常生活で感染する危険は少なくなってきています。 しかし、B型およびC型ウイルス感染の対策以前に感染した方が慢性肝炎になっている場合、自覚症状はほとんどみられません。 肝炎ウイルスに感染しているかどうかは主に血液検査でわかるので、心配な方は医療機関で肝炎検査を受けましょう。 肝臓がんを予防するには? お酒や食事の習慣による肝臓がんを予防するには、肝臓がんの原因となる病気を早期に発見し、生活習慣を見直しながら適切な治療を受けることが重要です。 生活習慣の改善 定期的に検診・検査を受ける 以下では、肝臓がんの予防法についてそれぞれ詳しく紹介します。 生活習慣の改善 肝臓がんの予防には、生活習慣の改善が不可欠です。 肝臓がんの原因であるアルコール性肝炎や非アルコール性肝炎は、お酒や食事の習慣と深い関わりがあります。 見直したい生活習慣は、以下の通りです。 アルコールの制限や禁酒 禁煙 食生活の改善 運動不足の解消 アルコールの制限や禁酒、禁煙は肝臓がんの予防に有効です。 また、食事では糖質と脂質を控え、たんぱく質やビタミンを積極的に摂りましょう。 以下の記事では、肝臓を回復させる食事や運動について解説しているので、合わせて知りたい方はご覧ください。 定期的に検診・検査を受ける 肝臓がんを予防するために、定期的な検査や検診を受けましょう。 肝臓がんに限らず肝臓の病気は、初期段階で自覚できる症状がほとんどないため、検診や検査で発覚する場合が多くみられます。 肝臓がんの主な検査は、以下の通りです。 血液検査:がんによって生成される物質を測定する 超音波検査:超音波が出る器具を身体に当て、がんの大きさや肝臓の状態を調べる 画像検査:CTやMRIでがんの広がりを調べる 肝硬変やウイルスによって慢性的な肝炎になっている方は、3〜6カ月ごとに定期的な検査を受けましょう。 肝臓がんにつながる肝炎や脂肪肝の治療に再生医療の選択肢 脂肪肝や肝炎などの肝臓がんにつながる疾患は、手遅れになる前に治療しましょう。 肝臓の疾患は、自覚症状が少ないために病気に気が付くのが難しいので、お酒を飲む量が多い方や脂肪肝を指摘された方は、医療機関を受診しましょう。 また、肝臓の疾患には再生医療による治療も選択肢の一つです。 再生医療とは、自身の細胞を用いて損傷した組織の修復を目指す治療法で、お酒の飲みすぎによって損傷した肝臓を改善できる可能性があります。 肝臓の状態に不安を抱えている方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。 【まとめ】多量飲酒は肝臓がんの原因に!生活習慣を改善して予防しよう 多量の飲酒習慣は、肝臓がんの原因の一つです。 例えば、男性はビール1,500ml以上/1日、女性はビール500ml以上/1日の飲酒をしている方は、肝臓がんのリスクが高くなる可能性があります。 お酒の量を控え、食事や運動の習慣を見直して肝臓がんの進行を予防しましょう。 また、肝臓がんにならないためには定期的な健康状態のチェックが重要です。 肝臓の病気は自覚症状が現れにくいので、検診の結果を確認してください。 アルコールの制限や食事、運動以外の肝臓疾患の治療として、再生医療による治療に注目が集まっています。 急なお酒の制限や禁酒は難しいとお考えの方、生活習慣の改善だけでは心配な方は、再生医療も選択肢の一つです。 >再生医療による肝疾患の症例はこちら まずは、お気軽に当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2020.01.26 -
- 再生治療
- 肝疾患
健康診断や血液検査によって「脂肪肝」と診断され、どうすればいいのか不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 しかし、脂肪肝と言われた場合でも、食事や運動といった生活習慣の見直しによって改善が期待できます。 この記事では、脂肪肝と言われたときに改善すべき生活習慣について詳しく解説します。 また、脂肪肝の治療には、先端医療の一つである再生医療による治療も選択肢となります。 \脂肪肝に有効な再生医療とは/ 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自己治癒力を高めることで、脂肪肝の改善が期待できます。 【こんな方は再生医療をご検討ください】 脂肪肝と言われ、どのような治療を受ければ良いかわからない 生活習慣を改善しているけれど症状が改善しない 現在の治療では目立った効果が出ていない 「脂肪肝が治るか不安」「脂肪肝を早く治したい」という方の新たな選択肢として、ぜひ検討してみてください。 症例や治療法については、当院(リペアセルクリニック)で無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。 ▼まずは脂肪肝の治療について無料相談! >>(こちらをクリック)今すぐ電話相談してみる 以下のページでは、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脂肪肝が改善された患者さまの症例を紹介しています。 >>「脂肪肝の幹細胞治療でCTが改善!γ―GTPも半減に!40代男性」はこちら 脂肪肝と言われたら生活習慣の改善が重要 脂肪肝と言われた場合、アルコール性脂肪肝なら禁酒、非アルコール性脂肪肝なら体重の減量を目指しましょう。 【脂肪肝の主な原因】 アルコール性脂肪肝:アルコールの過剰摂取による脂肪肝 非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD):食生活や生活習慣の乱れによる脂肪肝 アルコールの過剰摂取によって発症するアルコール性脂肪肝は、2~3カ月の禁酒で10例中8例で脂肪沈着が消失したというデータ※があります。 ※出典:J-STAGE「アルコール性脂肪肝の禁酒後の経時的病理組織学的変化について」 小規模研究のため、改善率に個人差はありますが、アルコール性脂肪肝の場合は、とにかく禁酒することが重要です。 一方で、非アルコール性脂肪肝は体重の5%を減らすと58%で非アルコール性脂肪肝炎が消失し、10%以上減らすと90%の非アルコール性脂肪肝炎が消失したデータ※があります。 ※出典:PubMed 非アルコール性脂肪肝は、食生活や生活習慣の乱れによって生じるため、生活習慣を整え、現在の体重の10%分を減量すると良いでしょう。 脂肪肝と言われたら食生活を改善しよう 脂肪肝と言われたら、日々の食事内容や食べる量を見直すことが大切です。 本章では、食生活を改善する際に重要な考え方について解説します。 脂肪肝改善のための食品選び 避けるべき食品と食事バランス 自分に合った食事量の考え方 食生活の改善をするうえ、食品選びから始める必要がありますので、参考にしてください。 脂肪肝改善のための食品選び 中性脂肪が肝臓にたまるのを防ぐために、以下のような食品を意識的に取り入れましょう。 ミネラルやビタミン:野菜、きのこ、海藻など 良質なタンパク質:魚介類、肉類、豆類など お菓子やジュース、ベーコン・ソーセージなどの加工食品は、脂質・糖分や飽和脂肪酸が多く、脂肪肝の悪化を招くリスクがあります。 主食・主菜・副菜を意識してバランス良く食べましょう。 避けるべき食品と食事バランス 脂肪肝の場合、糖質や脂質の多い食品は避け、食物繊維が豊富な食材やきのこ類、海藻類などを摂取して食事バランスを整えましょう。 ご飯や麺類などの炭水化物は糖質が多く含まれるため、血糖値が上がりやすくなります。 また、赤身の肉やアイスクリームは脂質が多いです。 アルコールも肝臓の脂肪蓄積を促進するため、過度な飲酒は控えることが大切です。 自分に合った食事量の考え方 食べる量の見直しも大切で、食事量は年齢や性別だけでなく、日常の活動量(身体活動レベル)によっても異なります。 レベル 特徴 高い 立ち仕事・移動が多い/週に運動習慣がある人 ふつう 座り仕事中心/軽い運動や散歩などをする人 低い 一日の大半を座って過ごす人(運動習慣がほぼない) この活動量に応じた1日のエネルギー摂取量の目安は、以下のとおりです。 性別 活動量が少ない 活動量がふつう以上 女性 約1,400〜2,000 kcal 約2,000〜2,400 kcal 男性 約2,000〜2,400 kcal 約2,400〜3,000 kcal また、1日の活動量に合わせた食材をどれくらい食べれば良いかは、以下の画像を参考にしてください。 ※農林水産省「食事バランスガイド早分かり」 上記はあくまで一般的な目安ですが、過剰なエネルギー摂取は肝臓への脂肪蓄積につながるため、年齢や体格、日常の運動量に合わせた調整が大切です。 脂肪肝と言われたら飲酒習慣を見直す 脂肪肝と言われたら、飲酒習慣の見直しも重要です。 アルコールは肝臓で分解されるため、飲みすぎると肝臓に大きな負担がかかり、脂肪の蓄積や肝機能の低下を招くリスクがあります。 厚生労働省では、1日あたりの純アルコール摂取量20g※を「節度ある適度な飲酒」と定めています。 ※厚生労働省「アルコール」 純アルコール摂取量20gに相当する主な酒類の目安量は、以下のとおりです。 日本酒:1合(180ml) ワイン:グラス2杯弱(200ml) ウイスキー:ダブル1杯(60ml) 25度の焼酎:グラス1/2杯(100ml) ビール中ビン:1本(500ml) 7%のチューハイ:1本(350ml) 適切なアルコールの量は、肝臓の状態によって個人差があるので、自己判断せず医師に相談のうえ調整が必要ですが、可能であれば禁酒をおすすめします。 また、空腹時の飲酒は避けたり、週1回以上の休肝日を設けたりするのも効果的です。 脂肪肝と言われたら適度な運動習慣を身につける 日常的に運動を取り入れることで、脂肪肝の改善が期待できます。 運動は、肝臓に蓄積された中性脂肪を燃焼させる効果が期待されており、継続することで肝脂肪の減少が見込まれます。 運動不足や肥満などが原因の非アルコール性脂肪肝の場合、以下のように運動療法で体重が減らなくても肝脂肪が改善した※ケースもあります。 ※日本消化器病学会・日本肝臓学会「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020(改訂第2版)」 運動の種類:有酸素運動 運動の時間:1回あたり30~60分 頻度:週3~4回 継続期間:4~12週間 また、以下のような運動は肝臓への負担が少なく、運動を無理なく続けたい方におすすめです。 ウォーキング ジョギング サイクリング 水泳 1日30分程度、できる範囲で運動を習慣化しましょう。 脂肪肝の放置はNG!肝硬変や肝がんへ進行するリスクあり 脂肪肝を放置すると肝硬変や肝がんなどの深刻な疾患へ進行する可能性があります。 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、症状が現れるまでに時間がかかるため、気づいたときには症状が進行しているケースも少なくありません。 脂肪肝の段階であれば、食事や運動の見直しといった生活習慣の改善によって、回復が見込める可能性があります。 しかし、肝硬変や肝がんは従来の治療では元に戻らないとされているため、肝臓の回復が期待できる脂肪肝のうちに適切な治療を受けることが重要です。 脂肪肝と言われたら再生医療による治療をご検討ください 脂肪肝を改善するためには、食生活や運動など生活習慣の改善が必須となりますが、再生医療による治療も選択肢の一つです。 当院リペアセルクリニックでは、患者さま自身の幹細胞を採取・培養し、点滴投与により体内に戻す幹細胞治療を行っています。 再生医療は患者さまの細胞や血液を活用するため、アレルギー反応や拒絶反応などの副作用リスクが少ない治療です。 従来の治療法では難しい肝機能の改善が期待できるため、生活習慣の改善と合わせて治療を受けましょう。 以下の症例ページでは、脂肪肝に対する再生医療の症例について詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。 >>「脂肪肝の幹細胞治療でCTが改善!γ―GTPも半減に!40代男性」はこちら 脂肪肝と言われても生活習慣の見直しで改善が期待できる 脂肪肝の治療に特効薬はなく、食事や運動など生活習慣の見直しを長期的に行うことが重要です。 医療機関で適切な治療を受けながら、改善に向けて以下のポイントを日常生活に取り入れていきましょう。 食事 加工食品や高脂肪食を控え、野菜や良質なたんぱく質を意識して摂る アルコール 1日の摂取量を控えめにし、可能であれば休肝日を設ける 運動 1日30分程度のウォーキングなど、継続できる有酸素運動を習慣にする また、脂肪肝の治療法の1つとして、ぜひ「再生医療」もご検討ください。 再生医療は患者さま自身の幹細胞を用いて、脂肪肝によって損傷した肝臓の再生・修復を促す医療技術です。 生活習慣の改善だけでは効果が見られない方や、より根本的な治療を希望される方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2020.01.22 -
- 再生治療
- 肝疾患
脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が蓄積した状態です。 初期段階では自覚症状がない患者さまが多いため、気づかないうちに進行しているケースも見られます。 脂肪肝の方は、お酒やジュースなど、糖質や飽和脂肪酸が多い食べ物は控えてください。 本記事では、脂肪肝の人が食べてはいけない食べ物を一覧にして紹介します。 毎日の食習慣を見直して、脂肪肝の改善を目指しましょう。 肝臓に悪い食べ物・飲み物とは? 肝臓に悪い影響を与える可能性のある食べ物・飲み物は、主に以下の3つがあります。 お酒(アルコール) 糖質の多い果物や菓子 揚げ物 脂肪肝は、食生活や運動習慣を改善することで改善される可能性があるのです。 なぜこの3つを食べてはいけないのか、理由も添えて解説します。 お酒 お酒は、脂肪肝のリスクを高める主な要因です。アルコールが分解される過程で中性脂肪が生成され、肝臓に蓄積しやすくなるためです。 お酒の飲み過ぎはアルコール性脂肪肝を引き起こします。 脂肪肝の段階であれば、2〜4週間の禁酒によって改善する可能性があります。アルコール性脂肪肝の場合は、症状が改善した後も禁酒を続けて再発を防ぐケースがあります。 しかし、非アルコール性脂肪肝の場合は医師の許可のもと飲酒できる可能性はあります。 厚生労働省が推奨する1日のアルコール摂取量の目安を以下にまとめました。 お酒の種類 1日の摂取目安量 ビール 中瓶1本(500ml) 清酒 1合(180ml) ウイスキー・ブランデー ダブル(60ml) 焼酎 0.5合(80ml) ワイン グラス2杯(200ml) 脂肪肝を予防したいという方は、上記の摂取量を目安に飲みすぎには注意しましょう。 糖質の多い果物や菓子 糖質が多い食品を控えた方が良い理由は、糖質が肝臓で中性脂肪に変わり、脂肪肝を引き起こす可能性があるためです。 とくに、ジュースや菓子類に含まれるショ糖は、米などに含まれる糖質よりも中性脂肪が肝臓にたまりやすい性質を持っています。果物に多く含まれる果糖も吸収が早く、肝臓で中性脂肪に変わりやすいので注意が必要です。 揚げ物 揚げ物は脂質が多いため、食べすぎには注意が必要です。また、肥満の原因になるだけではなく肝機能にも影響を及ぼす可能性があります。 肝臓は脂質をエネルギー源として利用したり、体に必要な物質に作り替える働きがあります。その際、余分な脂質が蓄積されて肝機能の低下を招く可能性があるのです。 脂質の過剰摂取を防ぐために、揚げ物は週に1~2回ほどに抑えるようにしましょう。 脂肪肝の人が食べてはいけないもの一覧 脂肪肝の人が摂取を控えるべき食べ物について一覧にしています。 以下で挙げる食べ物を頻繁に摂取している方は、食生活の見直しを検討しましょう。 避けた方が良いもの 主な食べ物・飲み物 糖質の高いもの 菓子パン、果物、コーラなどの加糖飲料 脂質の高いもの バター、揚げ物、牛や豚肉の脂身など 菓子パンは便利で手軽ですが、糖質や脂質が高い商品が多いです。毎日の朝食で食べる機会が多い方は、可能な限り控えてください。 また、健康のために果物を毎日摂取するように心がけている方もいるかもしれませんが、脂肪肝の人では、摂取量や状況によっては逆効果となる可能性があります。 医師と相談しながら、果物や菓子パンを控えましょう。 肝臓・脂肪肝を改善するための6つのポイント 脂肪肝を改善するには肝臓に蓄積された余分な脂肪を減らし、健康な状態へと導くことが重要です。そのためのポイントとして、以下の6つを意識した生活習慣を送りましょう。 間食や夜食は控える 油っこいものは控える ゆっくり食事を摂る 適度にタンパク質を摂る 食物繊維を摂る 適度な運動を習慣にする それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。 間食や夜食は控える 脂肪肝は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、余分なエネルギーが中性脂肪として肝臓に蓄積したのが原因です。 間食や夜食は1日の総摂取エネルギー量を増やし、脂肪肝を悪化させる可能性があります。とくに、就寝前の食事は睡眠中にエネルギー消費が少なくなるため、脂肪が蓄積されやすくなります。 油っこいものは控える 脂肪肝の改善には、脂質の摂取量を控えることが重要です。とくに、バターや生クリームなどは飽和脂肪酸を多く含み、中性脂肪を増やしやすいため注意が必要です。 油っこい食事は脂肪肝のリスクを高めるだけでなく、血中総コレステロールの増加にもつながる可能性があります。 ゆっくり食事を摂る ゆっくりとよく噛んで食べることは食べ過ぎを防ぐだけでなく、消化を助ける上でも重要です。早食いは満腹感を感じにくく過食につながりやすいため、脂肪肝改善には逆効果です。 食事の際は1口に30回程度噛みましょう。1回の食事に20~30分かけるのがおすすめです。 適度にタンパク質を摂る タンパク質は筋肉や臓器、血液など体のあらゆる組織を作るために必要な栄養素です。タンパク質が不足すると筋肉量が減少します。筋肉量の減少により基礎代謝が低下すると、脂肪が燃焼しにくい体になってしまいます。 1日に摂取したいタンパク質の量は、年代や性別によって異なりますが18~64歳の男性で65g、女性で50g程度※が目安です。 ※出典:厚生労働省|たんぱく質の食事摂取基準 過剰に摂取するとエネルギー過多になる可能性もあるため、適量を心掛けましょう。 食物繊維を摂る 食物繊維は、糖質や脂質の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の急上昇を抑える効果があります。また、腸内環境を整え、脂肪の代謝を助ける働きもあります。 食物繊維が豊富な食材を以下にまとめました。 バナナやみかんは糖質が多いので、食べる量やタイミングに注意しましょう。野菜やきのこ、豆類などさまざまな食材から摂取できます。偏らずまんべんなく組み合わせるのがおすすめです。 適度な運動を習慣にする 適度な運動は消費エネルギーを増やし脂肪の燃焼を促進するため、脂肪肝の改善に効果的です。運動不足はエネルギー消費量が減り中性脂肪が体に蓄積されやすくなるので、脂肪肝のリスクを高めます。 有酸素運動は脂肪肝改善の効果が期待されていて、週に150〜300分のウォーキングや水泳、サイクリング※が推奨されています。 ※出典:日本肝臓学会|『NAFLD/NASH診療ガイドライン』(2020年11月) 1日30分程度のウォーキングからはじめてみましょう。 肝臓に悪い食べ物だけでなく摂取エネルギーの目安を理解しよう 脂肪肝の方が食べてはいけないものを把握するのは重要ですが、同様に摂取エネルギーにも気を配りましょう。 消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が高い状態が続くと、余分なエネルギーは体内に蓄積されて、肥満や生活習慣病の原因になります。 しかし、少なすぎると免疫力の低下や筋肉量の低下などを引き起こす可能性があります。そのため、摂取エネルギーの目安を理解する必要があるのです。 適正なエネルギー摂取量は、標準体重×25~30kcalを目安に計算します。標準体重は身長(m)×身長(m)×22 で算出します。 たとえば、身長160cmの方であれば、標準体重は 1.6m×1.6m×22 = 約56kg、適正エネルギー摂取量の目安は 56kg×25~30kcal = 約1400~1680kcal となります。 しかし、肥満の場合は、この計算式よりも少ないエネルギー量を摂取する必要があります。自分の肥満度を把握するためには、BMIを計算すると良いでしょう。 BMI指数の計算方法 BMIは、肥満度を表す体格指数で、体重(kg) ÷ {身長(m)×身長(m)} で計算できます。計算結果は以下の通りです。 自分のBMI値を計算して、肥満度に合わせたエネルギー摂取を心掛けましょう。 肝臓に悪い食べ物に関してよくある質問 肝臓に悪い食べ物に関して、患者さまからいただくよくある質問にお答えします。 肝臓に悪い食べ物ベスト3は? バナナは肝臓に悪い食べ物って本当? 脂肪肝に良いおすすめの食べ物は? それぞれの質問について、詳しく解説します。 肝臓に悪い食べ物ベスト3は? 肝臓に悪い食べ物には、主に以下の3つが挙げられます。 糖質の多い食べ物・加糖飲料など 脂質の多い食べ物 お酒(アルコール) 糖質の多い果物やお菓子などは、食べ過ぎると糖質が中性脂肪に変わって脂肪肝を引き起こすケースがあります。加糖飲料やお菓子に含まれるショ糖は、ほかの糖質に比べて肝臓にたまりやすい特徴があります。 また、脂質の多い食べ物は肝機能を低下させるリスクがあるため、食べ過ぎないように注意しましょう。とくに、揚げ物は脂質が多く含まれるため、週に2回ほどに控える必要があります。 バナナは肝臓に悪い食べ物って本当? バナナそのものが肝臓に悪い食べ物というわけではありません。 ただし、バナナは糖質(果糖)を多く含むため、摂取量や食べるタイミングによっては、脂肪肝の悪化につながる可能性があります。 一方で、バナナはビタミンやミネラルを含む栄養価の高い食品でもあるため、適量であれば日常の食事に取り入れることは可能です。 なお、未成熟のグリーンバナナについては、脂肪肝との関連が示唆されている報告もありますが、摂取にあたっては全体の食事バランスが重要です。 脂肪肝に良いおすすめの食べ物は? 脂肪肝に良いおすすめの食べ物として、以下の食材が挙げられます。 鶏むね肉 納豆 海藻、きのこ 脂肪肝の改善には、低脂質・高タンパクな食材が推奨されるため、鶏むね肉は良い選択と言えます。鶏むね肉に含まれるメチオニンは肝臓への脂肪蓄積を防ぐ役割を持っています。 皮には脂質が多く含まれるため、皮を取り除いてから食べるようにしましょう。 納豆には、食物繊維やタンパク質、ビタミンなどが豊富に含まれているため、肝臓の健康維持や脂肪肝改善に役立つ可能性があります。納豆菌には腸内環境を整える役割もあります。 効果を得るためには、継続的に食べましょう。 きのこや海藻に含まれるビタミン・ミネラルは、糖質や脂質の代謝に関係するほか、肝臓の健康維持に役立つとされています。 また、どちらも低カロリーながら食事の量を増やせる食材のため、摂取カロリーを減らすのに役立つでしょう。 どの食材も比較的安価で入手できるため、積極的に食事に取り入れてください。 肝臓に悪い食べ物を避けて肝機能の改善を目指しましょう 脂肪肝の改善は、日々の生活習慣の見直しから始まります。 アルコールと糖質、飽和脂肪酸の摂取を控え、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。適度な運動と食物繊維の摂取も効果的です。 脂肪肝と生活習慣は密接な関係にあり、治療は長い目で見る必要があります。 食事の我慢がつらい方や運動が苦手な方には再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、自身の細胞や血液を用いて損傷した組織の再生・修復を促す治療法で、肝臓の修復を助ける効果が期待できます。 脂肪肝に対する再生医療の症例をまとめたページもありますので、併せてご覧ください。 >>脂肪肝に対する再生医療の症例はこちら 再生医療に興味がある方は、お気軽にお問合せください。
2020.01.18







