運転で膝が痛い!つらい痛みの原因と今すぐできる対策を徹底解説

公開日: 2020.07.22
更新日: 2025.08.04

通勤やドライブなど、特に長時間の運転が多い人は、車に乗るたびに感じる膝のつらい痛みにお悩みではありませんか。

何気なく行っている運転が実は膝に大きな負担をかけているかもしれませんが、車の運転中や運転後に膝が痛むという症状は、適切な対策を行えば改善が期待できます。

長時間のドライブで膝に違和感を覚えたり、車から降りる際に膝の曲げ伸ばしがつらいと感じたりしているあなたへ、この記事では痛みを引き起こす4つの主要な原因と、今日から実践できる具体的な改善方法をお伝えします。

また、再生医療の専門的なクリニックである当院(リペアセルクリニック)では、膝の慢性的な痛みの症状に対して改善が見込める再生医療について、最新の情報を発信しています。

>>再生医療で改善が見込めた「ひざ関節の症例」の詳細はこちら

公式LINEでは、再生医療のガイドブックだけでなく、膝の改善症例を動画形式でも紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。

\公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ リペアセルクリニック 公式LINE画像

LINE限定で無料オンライン診断を実施中!
>>簡単30秒で診断してみる

運転中に膝が痛くなる4つの主な原因

運転による膝の痛みは、主に以下の4つの要因が複合的に作用して発生します。

これらの原因は単独で痛みを引き起こすこともあれば、複数の要因が重なって症状を悪化させることもあります。

あなたの運転習慣や車の状態と照らし合わせながら、どの原因が当てはまるかを確認してみてください。

アクセル・ブレーキ操作による膝への負担

アクセルとブレーキを交互に踏む動作は、膝関節の中でも特に膝蓋骨(しつがいこつ)周辺の筋肉や靭帯に繰り返し負荷をかけます。

特に問題となるのが、かかとを床に固定したまま、つま先だけでペダル操作を行う運転方法です。

この動作では、膝から下のすねの骨が不自然に外側へ捻れ、膝関節内の軟骨組織に偏った圧力がかかってしまいます。

通常の歩行では足全体を使って自然な動きをしますが、ペダル操作では限られた範囲での反復動作となるため、特定の部位に疲労が蓄積しやすくなります。

正しいペダル操作では、足全体を使ってペダルを踏むことを意識し、時には足をペダルから離して休ませることも効果的です。

長時間同じ姿勢でいることによる血行不良

長時間にわたり膝を曲げたままの同じ姿勢を続けると、膝周辺の筋肉がこわばり、血行が悪くなることで痛みを引き起こしやすくなります。

血行不良が起こると、筋肉内に疲労物質や発痛物質(ブラジキニンやプロスタグランジンなど)が蓄積し、発痛物質が排出されにくくなります
※出典:血行障害性疼痛

その結果、膝に鈍い痛みや重だるさを感じるようになり、車から降りて歩き出す際に強い痛みを感じるケースも少なくありません。

高速道路での長距離運転では、1~2時間ごとにサービスエリアで休憩を取り、軽いストレッチや歩行で血流を改善させることが痛みの予防につながります。

間違ったシートポジションによる不自然な体勢

自分に合わないシートポジションでの運転は、無意識のうちに膝へ不自然な力がかかり続け、痛みを誘発する大きな要因です。

例えば、シートがハンドルに近すぎると膝が窮屈に曲がり続け、膝裏の血管や神経を圧迫してしまいます。

逆にシートが遠すぎると、ペダルを踏むたびにつま先を伸ばすことになり、膝やふくらはぎの筋肉に過度な緊張を強いることにつながります。

適切なドライビングポジションを見つけるには、まずシートに深く腰掛け、背中をシートバックにしっかりと密着させてから各部の調整を行うことがポイントです。

クッション性の低いシートによる路面からの衝撃

長年使用してへたったシートや、もともとクッション性の低いシートでは、路面からの振動や衝撃が十分に吸収されません。

その結果、吸収されなかった衝撃がドライバーの身体、特に腰や膝関節へダイレクトに伝わり、痛みを引き起こすことがあります。

特に舗装状態の悪い道路や、段差の多い市街地を走行する際には、この影響が顕著に現れます。

健康な膝関節であればある程度の衝撃は吸収できますが、加齢により関節軟骨が薄くなっている場合や、すでに変形性膝関節症の初期症状がある場合には、わずかな衝撃でも痛みを引き起こす可能性があります。

シートクッションの追加や、衝撃吸収性の高いシートカバーの使用により路面からの振動を軽減できるだけでなく、タイヤの空気圧を適正に保つことも、車全体の衝撃吸収性を向上させる効果があります。

運転中・運転後に!膝の痛みを和らげる緊急対処法

運転中や運転直後に感じる膝の痛みは、適切な応急処置で一時的に緩和できます。

痛みを我慢しながら運転を続けると、症状が悪化するだけでなく、運転への集中力も低下してしまいます。

まずは無理をせず、安全を最優先に考えて行動しましょう。

安全な場所に停車して膝の屈伸運動を行う

運転中に膝の痛みや違和感を感じたら、まずサービスエリアやパーキングエリアなど安全な場所に停車しましょう。

 車内で長時間同じ姿勢を続けたことで硬くなった膝周りの筋肉をゆっくりほぐすと血流が改善し、痛みの軽減が期待できます。

効果的な屈伸運動の手順

  • 車のドアや壁に片手をついて体を支える
  • 痛みのない範囲で、ゆっくりと膝を曲げる(5秒かけて曲げる)
  • 同じようにゆっくりと膝を伸ばす(5秒かけて伸ばす)
  • この動作を5~10回繰り返す

運動の際は「痛気持ちいい」程度にとどめ、決して無理をしないことがポイントです。

急激な動きは筋肉や靭帯を傷める可能性があるため、必ずゆっくりとした動作を心がけてください。

また、屈伸運動と併せてアキレス腱伸ばしも効果的で、ふくらはぎの筋肉をストレッチすることで、膝への負担が軽減されます。

片足を後ろに引き、かかとを地面につけたまま体重を前にかけ、10秒間キープする動作を左右3回ずつ行いましょう。

痛みがある部分をアイシングする

運転後に膝が熱っぽく感じたり、腫れぼったさがある場合は炎症が起きている可能性があり、このような症状にはアイシング(冷却)が効果的です。

冷やすことで血管が収縮し、炎症物質の拡散を抑え、痛みを緩和する効果が期待できます。

正しいアイシングの方法

  • 氷嚢(ひょうのうや保冷剤をタオルで包む(直接肌に当てない)
  • 痛みのある部分に15~20分間当てる
  • 1時間以上の間隔を空けて、1日3~4回実施する
  • 冷却後は必ず安静にする

コンビニエンスストアで購入できる冷却スプレーや、ペットボトルに入れた冷水でも代用可能です。

ただし、感覚がなくなるほど冷やしすぎると凍傷のリスクがあるため、適度な冷たさを保つよう注意してください。

膝の痛みを繰り返さない!今日からできる予防・改善策5選

運転による膝の痛みは、日々の習慣を少し変えるだけで劇的に改善する可能性があります。

ここでは、今日からすぐに実践できる5つの予防・改善策を紹介します。

一度に全てを実践する必要はありません。

まずは取り組みやすいものから始めて、徐々に習慣化していくことで、膝の痛みから解放された快適なカーライフを取り戻せるでしょう。

正しいシートポジションに調整する

適切なシートポジションへの調整は、膝への負担を軽減する最も基本的かつ効果的な方法です。

理想的な位置は、ブレーキペダルを強く踏み込んだときでも、膝が伸びきらず、90度から110度程度の自然な角度を保てる状態です。

シートポジション調整の手順

  • シートの前後位置:ブレーキペダルをしっかり踏んだ状態で、膝が軽く曲がる位置に調整
  • シートの高さ:太ももがシートから浮かず、膝の裏に圧迫感がない高さに設定
  • 背もたれの角度:腰から背中全体がシートに密着し、肩がリラックスできる角度(約100~110度)
  • ハンドルの位置:両手でハンドルの上部を握ったとき、肘が軽く曲がる距離に調整

シート調整後は、必ず5分程度の試運転を行い、違和感がないか確認しましょう。

最初は違和感があっても、正しいポジションに慣れることで、膝への負担は確実に軽減されます。

運転姿勢をサポートする便利グッズを活用する

市販されている運転サポートグッズを上手に活用することで、膝への負担をさらに軽減できます。

それぞれのグッズには特有の効果があるため、自分の症状や運転スタイルに合わせて選ぶことがポイントです。

グッズの種類 主な効果 選び方のポイント
膝下クッション 太ももの圧迫を軽減し、血流を改善 厚さ3~5cm程度で、硬すぎないものを選ぶ
低反発シートクッション 路面からの衝撃を吸収し、体圧を分散 運転席の形状に合うサイズで、通気性の良いもの
ペダルカバー ペダル操作時の足への衝撃を緩和 滑り止め加工があり、純正ペダルにフィットするもの
膝用サポーター 膝関節を適度に固定し、安定性を向上 伸縮性があり、長時間着用しても締め付けないもの

これらのグッズは、カー用品店やオンラインショップで手軽に購入できます。

ただし、過度に頼りすぎると筋力低下を招く可能性もあるため、あくまで補助的な使用にとどめることをおすすめします。

運転前後に効果的!膝周りのストレッチ

運転前後のストレッチは、膝周りの筋肉の柔軟性を保ち、血流を促進する効果があります。

特に大腿四頭筋(太もも前側)、ハムストリングス(太もも裏側)、殿筋(お尻)のストレッチが効果的です。

1. 大腿四頭筋のストレッチ

  • 車や壁に片手をついて立つ
  • 片足の足首を掴み、かかとをお尻に近づける
  • 太もも前側が伸びているのを感じながら20秒キープ
  • 左右各3回実施

2. ハムストリングスのストレッチ

  • 片足を一歩前に出し、かかとを地面につける
  • 前に出した足のつま先を上に向ける
  • 上体を前に倒し、太もも裏側の伸びを感じながら20秒キープ
  • 左右各3回実施

3. 殿筋のストレッチ

  • 運転席に座った状態で、片足の足首を反対の膝に乗せる
  • 背筋を伸ばしたまま、上体を前に倒す
  • お尻の奥が伸びるのを感じながら15秒キープ
  • 左右各3回実施

各ストレッチは、呼吸を止めずにリラックスして行うことがコツです。

痛みを感じる場合は無理をせず、心地よい伸びを感じる程度にとどめましょう。

定期的な休憩を心がける

長時間の連続運転は、膝への負担を蓄積させる最大の要因です。

最低でも1~2時間に1回は休憩を取り、車から降りて体を動かすことで、膝の痛みを予防できます。

効果的な休憩の取り方

  • サービスエリアやパーキングエリアで必ず車から降りる
  • 5分程度の軽い散歩で血流を促進させる
  • 前述のストレッチを1~2種類実施する
  • 水分補給を行い、筋肉の柔軟性を保つ

高速道路では約50km間隔でサービスエリアが設置されているため、これを目安に休憩計画を立てると良いでしょう。

市街地走行でも、2時間を超える運転では意識的に休憩を取ることをおすすめします。

日常生活から見直す膝への負担軽減策

運転時の膝の痛みを根本から改善するには、日常生活での膝への配慮も欠かせません。

特に体重管理と筋力強化は、膝関節への負担を軽減する最も効果的な方法です。

体重が1kg増えると、膝には約3~4kgの負荷が追加されるため、運転時の膝への負担軽減のためにも適正体重を維持することを心がけましょう。

膝を支える筋力トレーニングとしては、以下のようなものがおすすめです。

  • ウォーキング:1日20~30分、週3回以上
  • 水中ウォーキング:膝への負担が少なく、効果的に筋力アップ
  • 椅子からの立ち座り運動:太もも前側の筋力強化に効果的

これらの運動を継続することで、膝の痛みに悩まされない体づくりができるでしょう。

長く続く膝の痛みは変形性膝関節症かも?セルフチェック方法も紹介

セルフケアを試しても運転時の膝の痛みが続く場合、その背景には「変形性膝関節症」という関節の病気が隠れている可能性があります。

これは加齢などにより膝の軟骨がすり減ることで炎症や痛みが起きるもので、決して珍しいものではありません。

過度に不安になる必要はありませんが、ご自身の膝の状態を知るために、以下の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。

変形性膝関節症の可能性を示すサイン

運転後、安静にしていても膝の痛みが30分以上続く

朝起きたときや長時間座った後、膝がこわばる感覚がある

階段の昇り降り、特に降りる時に膝が痛む

膝の曲げ伸ばしがスムーズにできず、引っかかり感がある

歩き始めの数歩で膝に痛みを感じるが、歩いているうちに楽になる

膝を動かすとコリコリ、パチパチといった音がする

膝周りが腫れぼったく、熱を持っているように感じる

正座やしゃがむ動作が困難になってきた

もしこれらの項目に複数当てはまるようであれば、一度専門医に相談することを検討しましょう。

痛みが続く・強い場合は迷わず整形外科を受診しよう

セルフケアや対策を講じても一向に痛みが改善しない、あるいは痛みが強く日常生活に支障をきたしている場合は、迷わず整形外科を受診しましょう。

整形外科では、膝関節の状態を詳しく調べ、変形性膝関節症の進行度を正確に診断できます。

軟骨のすり減り具合や半月板の損傷、靭帯の状態なども確認でき、適切な治療方針を立てることが可能です。

受診の際は、以下の情報を医師に伝えると、より的確な診断につながります。

  • 痛みが始まった時期と経過
  • 運転時間や頻度
  • 痛みの強さ(10段階評価)
  • 実施したセルフケアとその効果
  • 過去の膝のケガや病歴

早期の受診により、保存療法(運動療法や薬物療法)で改善できる可能性が高まります。

症状が進行してからでは手術が必要になるケースもあるため、「まだ大丈夫」と我慢せず、専門医の診断を仰ぎましょう。

運転と膝の痛みでよくある質問と回答

運転に関する膝の痛みについて、多くの方から寄せられる質問にお答えします。

以下で順番に解説していきます。

変形性膝関節症でも車は運転はできる?

変形性膝関節症と診断されても、症状が軽度から中等度であれば、多くの場合は運転を続けることが可能です。

ただし、安全運転のためには膝の状態に応じた工夫と注意が欠かせないため、運転を続ける上での判断基準として、以下の点を確認しましょう。

  • ブレーキペダルを素早く確実に踏めるか
  • 長時間の運転後も、膝の動きに支障がないか
  • 痛みによって運転への集中力が低下していないか

運転に不安を感じるほどの症状がある場合は、無理をせず運転を控えるようにしてください。

膝が痛い場合はサポーターを付ければ運転中も楽になる?

膝サポーターは、運転中の膝の痛みを一時的に軽減する効果が期待できます。

サポーターが膝関節を適度に固定し安定性を高めることで、ペダル操作時の不安定感や痛みを和らげる効果があります。

しかし、サポーターはあくまで補助的な役割であり、以下の点に注意が必要です。

サポーター使用時の注意点

  • 締め付けが強すぎると血行不良を招き、かえって痛みが増すことがある
  • 長時間の使用は筋力低下につながる可能性がある
  • ペダル操作に支障がない、伸縮性のあるタイプを選ぶ
  • 運転中にずれないよう、適切なサイズを選択する

運転用としては、膝全体を覆うタイプよりも膝蓋骨(お皿)の下を支えるタイプが操作性を妨げにくくおすすめです。

また、通気性の良い素材を選ぶことで、長時間の使用でも快適さを保てます。

運転中の膝の痛みは原因を知り、正しい対策で改善しよう

運転中の膝の痛みは、シートポジションの見直しや適切なストレッチや便利グッズの活用など、原因に応じた正しい対策を講じることで改善が期待できます。

しかし、セルフケアで改善が見られない場合や変形性膝関節症などの疾患が疑われる場合は、早期の医療機関受診が大切です。

適切な診断と治療により症状の進行を抑え、快適な運転を長く続けることができます。

慢性的な膝の痛みに悩まされている方には、最新の治療法として再生医療という選択肢もあります。

再生医療の専門員であるリペアセルクリニックでは、脂肪由来幹細胞を用いた再生医療により、従来の治療では改善が困難だった膝の痛みに対しても新たなアプローチを提供しています。

自己の細胞を活用するため拒絶反応のリスクが少なく、手術を避けたい方にも適した治療法です。

運転を楽しみ続けたい膝の痛みから解放されたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

>>再生医療で改善が見込めた「ひざ関節の症例」の詳細はこちら

膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設