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帯状疱疹がすぐ再発する原因は?再発しやすい人の特徴や予防法について詳しく解説

公開日: 2020.07.17
更新日: 2025.04.30

「治ったと思ったのに、また帯状疱疹が出てきた……」

繰り返し発症する帯状疱疹にお悩みの方は多いのではないでしょうか。

免疫力の低下は、帯状疱疹がすぐ再発する原因の一つです。

この記事では、帯状疱疹がすぐ再発する原因や、再発を防ぐための対処法を解説します。

効果的に帯状疱疹の再発予防ができる治療法として、再生医療の免疫細胞療法も紹介しますので参考にしてください。

帯状疱疹とは?

帯状疱疹は、感染した水ぼうそうのウイルスが再び活性化して、痛みを伴う赤い湿疹が帯状に生じる皮膚の疾患です。

過去に水ぼうそうにかかって治癒しても、ウイルスは休眠状態で脊髄や脳の神経細胞に潜伏します。

加齢や疲労、病気、ストレスなどが原因で免疫機能が低下すると、休眠状態だったウイルスは神経に沿って再び活性化し、神経に炎症を引き起こします。

帯状疱疹を発症した際の一般的な経過は、以下の通りです。

  • 1.身体の左右どちらかに沿って皮膚の違和感や痛み、かゆみを感じる
  • 2.痛みや違和感があった場所にわずかな盛り上がりや小さなぶつぶつ(発疹)が現れる
  • 3.発疹が水ぶくれになって帯状に広がり、強く痛むことがある
  • 4.水ぶくれが破れ、かさぶたになり症状が治まる

帯状疱疹の発疹は、じっとしていても日常生活に支障をきたすほどの強い痛みを伴う可能性があります。

症状が重くなる前に、早めに皮膚科や内科などの医療機関を受診しましょう。

帯状疱疹がすぐ再発してしまう原因

帯状疱疹がすぐ再発してしまう原因として、免疫力の低下が挙げられます。

以前、水ぼうそうに感染した方が加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下すると、潜伏していた水ぼうそうのウイルスが再び活性化して、帯状疱疹がすぐ再発する可能性があります。

この項目では、再発しやすい人の特徴や再発する確率を解説します。

再発しやすい人の特徴

帯状疱疹が再発しやすい人の特徴を、以下にまとめました。

  • 50歳以上
  • 女性
  • 高齢者
  • 妊婦
  • がん患者
  • 免疫抑制剤を使用している方
  • 帯状疱疹の痛みが30日以上続いた方

一般的に、50歳以上の女性は帯状疱疹が再発しやすいとされています。
※出典:Pubmed「帯状疱疹と再発性帯状疱疹」

また、高齢者や妊婦、がん患者、免疫抑制剤を使用している方は、免疫力が低下しやすいので再発しやすい傾向にあります。

帯状疱疹の痛みが30日以上続いた方は、再発するリスクが高いという研究結果があるため、症状が1カ月以上続いた方は注意が必要です。
※出典:Pubmed「帯状疱疹の再発率とその危険因子」

どれくらいの確率で再発する?

帯状疱疹は、発症後に免疫がつくため2回以上再発する確率は、6%未満です。
※出典:MSDマニュアル「帯状疱疹」

しかし、免疫力が低下しているとすぐに再発する可能性もあります。

とくに、50代以上の女性や高齢者、ストレスの多い生活をしている方は、免疫力が低下しやすいため注意が必要です。

帯状疱疹の再発を防ぐために、バランスの良い食事や適度な運動を心がけ、免疫力向上を目指しましょう。

帯状疱疹になったときの治療法

帯状疱疹の治療には抗ウイルス薬や鎮痛薬の使用が一般的です。

  • 抗ウイルス薬:ウイルスの増殖を抑える
  • 鎮痛剤:非ステロイド系の抗炎症薬や鎮痛剤で痛みを緩和する

ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬は、投与が遅いと効果が見込めない可能性があるため、水疱が出てから3日以内に服用する必要があります。

帯状疱疹が疑われる際は、早めに医療機関を受診しましょう。

しかし、抗ウイルス薬は脊髄や脳の神経細胞に潜伏しているウイルスの駆除はできません。

そのため、免疫力を高めてウイルスの活性化を防ぐのが、帯状疱疹の再発防止につながります。

帯状疱疹の再発を防ぐには免疫力を低下させないことが重要

帯状疱疹の再発を防ぐには、免疫力を低下させないことが重要です。

50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの接種も予防法として有効です。

しかし、予防接種だけでは帯状疱疹を完全に防げないので、生活習慣も併せて見直しましょう。

食事や睡眠などの生活習慣を見直す

免疫力を上げるために、食事や睡眠などの生活習慣を見直しましょう。

具体的な内容を、下記にまとめました。

  • 充分な睡眠:7~8時間の質の良い睡眠を取る
  • バランスの良い食事:野菜や良質なたんぱく質を含む食事を摂る
  • ストレスの管理:瞑想やヨガ、趣味を楽しむ

睡眠不足になると、自律神経が乱れて免疫機能に悪い影響を与えたり、ウイルスや細菌と戦う役割である免疫細胞の機能が低下したりします。

夕食以降のカフェインや飲酒を避け、室温や照明の調整をすることは、睡眠の質を上げるのに効果的です。

また、発酵食品や食物繊維が豊富な食品は、免疫力を向上させる効果が期待できます。

ウイルスや細菌などと戦う役割を持つ免疫細胞は、たんぱく質から作られているので、卵や肉類、魚介類も積極的に摂取しましょう。

運動習慣を身につける

免疫力を上げるために、運動の習慣を身につけるのも効果的です。

適度な運動は、血流やリンパの流れが良くなり体温を高める働きがあるため、免疫力向上につながります。

有酸素運動を週5日以上行っている人は、週1日以下の人と比べて、風邪の発症日数が少ないことがわかっています。
※出典:Pubmed「身体的に健康で活動的な成人では上気道感染症が減少する」

以下のような有酸素運動を週150時間程度を目安に生活に取り入れるのがおすすめです。

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • 水泳
  • サイクリング

激しい運動はストレスになってしまい免疫力の低下を招くリスクがあるので、無理のない範囲で行いましょう。

帯状疱疹の再発防止には免疫細胞療法も選択肢の一つ

帯状疱疹の再発防止には、免疫力を低下させないだけでなく、再生医療による免疫細胞療法で免疫力を上げるのも選択肢の一つです。

免疫細胞療法とは、患者さまの血液から取り出して培養した免疫細胞を点滴で戻すことで、免疫力を高める治療法です。

免疫細胞療法の治療は採血や点滴のみなので、入院や手術の必要はありません。

帯状疱疹の再発防止に役立つ新しい治療法として注目されています。

免疫力の低下によって、すぐ再発してしまう帯状疱疹にお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)までお気軽にご相談ください。

再⽣医療で免疫⼒を⾼めることができる時代です。

【まとめ】帯状疱疹の再発を繰り返す方には免疫細胞療法がおすすめ

注射器の先端

帯状疱疹がすぐ再発する原因は主に免疫力の低下です。

帯状疱疹の再発率は6%未満と低い水準ですが、免疫力が低い方はすぐに再発する可能性があります。

食事や睡眠、運動の習慣を見直して免疫力を高め、帯状疱疹の再発防止を目指しましょう。

より免疫力を高めるには、生活習慣の改善と合わせて再生医療による免疫細胞療法もご検討ください。

免疫細胞療法についてのご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長

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