インフルエンザの予防接種はなぜ毎年受ける必要があるの?
公開日: 2019.12.15更新日: 2024.04.02
ジフテリア、ポリオ、はしか、風しんなど予防接種にはいろいろありますが、ほとんどは子どもの頃の複数回の接種で、一生涯の免疫を得ることができます。
しかし、インフルエンザに限っては、毎年予防接種を受けることが推奨されています。
そこで今回は、インフルエンザの予防接種はなぜ毎年受ける必要があるのかについて解説します。また、インフルエンザ予防のための免疫力を高める治療法についても紹介します。
インフルエンザの予防接種が毎年必要なのはなぜ?
インフルエンザの予防接種は発病を予防し、感染したとしても重症化を防ぐ効果が期待できます。
とはいっても、はしかのワクチンの有効率が90%以上なのに対して、インフルエンザワクチンの有効率は60%程度で、発症を完全に阻止することはできません。
しかもインフルエンザワクチンは接種した日から5ヶ月が経過すると効果が低下していきます。そして、インフルエンザにはA型B型C型があり、A型は性質を変えて流行するので、インフルエンザの予防接種は、毎年接種した方がよいとされているのです。
インフルエンザが毎年流行するのはなぜか?
なぜインフルエンザは毎年流行するのでしょうか。
インフルエンザウイルスは渡り鳥によって地球規模で運ばれ、1年を通して北半球と南半球で流行を引き起こしています。
冬になり、空気が乾燥する、気温が下がるなどの環境になると、鼻やのどのバリア機能が低下するので、ウイルスに感染しやすくなります。そして、インフルエンザウイルスは飛沫感染で広がるため、人口密度の高い都市で流行が起こりやすい傾向があります。
インフルエンザにならないように免疫力を高めよう!
インフルエンザの予防接種は、重症化を予防し、集団内での感染リスクを抑える効果が期待できます。
予防接種は毎年受ける必要がありますが、一定の効果は期待できるので、あとは自分の免疫力を高めて、インフルエンザウイルスに感染しない体を作ることが大切です。
今、注目が集まっている免疫細胞療法は、自分の細胞を使って免疫力を高め、病気になりにくい体を作る効果が期待できる治療法です。そのため、免疫が下がっていてインフルエンザや風邪などの病気になりやすいという方におすすめです。
副作用や体への負担が少なく、安心して治療を受けることができるでしょう。
まとめ
近年、インフルエンザ警報の発表が、冬の風物詩の1つになっていますよね。
インフルエンザの流行は止められません。重症化が心配な乳幼児や高齢者には、特に注意が必要です。
今回は、インフルエンザの予防接種はなぜ毎年必要なのかということについてご紹介しました。また、免疫を高めるための免疫細胞療法についても紹介しました。毎年の予防接種も大切ですが、体の免疫力を高めることも必要です。
風を引きやすい、毎年のようにインフルエンザになってしまい、会社を休むことがあるというような方は、免疫細胞療法で免疫を高めることを検討してみてはいかがでしょうか。