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第五中足骨骨折の後遺症とは?痛みや再発リスクを解説

第五中足骨骨折後も足の痛みや違和感が続き、「後遺症が残るのではないか」「スポーツや歩行に影響が出るのではないか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
スポーツ復帰のタイミングや、痛みが長引くと「ちゃんと治っているのか」と心配されている方もいるかもしれません。
結論として、第五中足骨骨折は適切な治療とリハビリで多くの場合回復が期待できる一方、骨折の部位や経過によっては慢性的な痛みや癒合不全(偽関節)などの後遺症が残ることがあるとされています。
後遺症を防ぐためには、適切な治療と固定、段階的なリハビリ、そして無理な復帰を避けることが何より重要です。
本記事では、第五中足骨骨折で起こりやすい後遺症、後遺症が残りやすい原因、治療法、リハビリと注意点、受診の目安、骨・組織修復を目指す再生医療まで詳しく解説します。
「治った」と思っても、足は繊細な部位です。焦らず、段階的に元の生活を取り戻していきましょう。
なお、第五中足骨骨折後の慢性的な痛みやスポーツ復帰時の不安に対して、近年は標準治療やリハビリに加えて再生医療の研究も進められています。
再生医療とは、患者さまご自身の脂肪組織から採取した幹細胞や血液成分を活用し、組織の修復や自己治癒力の向上を目指す治療法です。
リペアセルクリニックでは、手術や入院を必要とせず、身体への負担を抑えた再生医療を提供しています。
スポーツ・整形外科領域の機能回復を目指した実際の症例については、以下の動画でご紹介しています。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 第五中足骨骨折後の慢性的な痛みやしびれが残っている
- 骨癒合がうまく進まない
- 標準治療やリハビリだけでは十分な改善が見られない
- 身体への負担を抑えた選択肢を検討したい
- 主治医とも相談しながら追加の選択肢を知りたい
再生医療について詳しく知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
第五中足骨骨折で起こりやすい後遺症
第五中足骨骨折で起こりやすい後遺症には、いくつかの特徴的なパターンがあります。
ここでは、代表的な2つの後遺症について詳しく解説します。
歩行時の痛み・違和感
歩行時の痛み・違和感は、第五中足骨骨折後にもっとも多い後遺症の一つです。
| 症状 | 具体的な状態 |
|---|---|
| 歩くと痛む | 体重がかかると違和感や痛み |
| 運動時の痛み | ジャンプ・ダッシュなどで痛む |
| 足の外側の違和感 | 骨折部位周辺の不調感 |
| むくみ・腫れ | 疲労時や夕方に出やすい |
| 天候による変動 | 気圧変化で痛みが出ることも |
| 足首・足底のこわばり | 固定期間の影響 |
| かばい歩き | 無意識に体重をかけにくくなる |
これらは骨折部位の癒合過程や、固定中の筋力低下・関節の柔軟性低下が背景にあることが多いとされています。
無理に普段通りに歩こうとしてかばい歩きが続くと、腰や反対側の足に負担がかかることもあるため、リハビリでバランスを整えていくことが大切です。
骨がつきにくい(偽関節)
骨がつきにくい状態(偽関節・遅延癒合)は、第五中足骨骨折で特に注意したい後遺症です。
| 特徴 | 概要 |
|---|---|
| 骨癒合の遅れ | 通常より長期間かかる |
| 偽関節 | 骨がつかず関節のように動いてしまう |
| ジョーンズ骨折 | 第五中足骨基部の骨折で癒合しにくい部位 |
| 血流の影響 | この部位は血流が乏しく治りにくい |
| 再骨折のリスク | 早期復帰で再び折れることも |
| 手術検討の対象に | 癒合が進まない場合は手術が検討される |
とくに第五中足骨基部の「ジョーンズ骨折」と呼ばれる部位は、血流が乏しいために骨癒合が起こりにくく、偽関節や再骨折のリスクが高いとされています。
骨癒合の経過は定期的なレントゲンで確認しながら、医師の指示に従って段階的に体重をかけることが大切です。
後遺症が残りやすい原因
後遺症が残りやすい原因を知っておくと、リスクを下げる行動につながります。
| 原因 | 概要 |
|---|---|
| 骨折部位の特性 | 血流の乏しい部位は癒合しにくい |
| 無理な運動復帰 | 癒合前の負荷で偽関節や再骨折のリスク |
| 固定が不十分 | 骨片が動くと癒合が遅れる |
| 体重をかけすぎる | 指示より早い荷重で悪化 |
| 血流の悪さ | 喫煙や冷えなどが回復を妨げる |
| 糖尿病など持病 | 骨癒合や治癒に影響する |
| 栄養不足 | タンパク質・カルシウム・ビタミンDなどの不足 |
| 高齢・骨粗鬆症 | 骨の質が回復を左右 |
| リハビリ不足 | 筋力・柔軟性が戻らない |
| 合わない靴・足の形 | 足の外側に負担がかかりやすい |
とくに「無理な運動復帰」と「指示より早い体重負荷」は、第五中足骨骨折で後遺症が残る最大のリスク要因です。
「もう痛くないから大丈夫」と自己判断せず、必ず医師の指示に従って段階的に活動を再開しましょう。
第五中足骨骨折の治療法
第五中足骨骨折の治療法は、骨折の部位・程度・年齢・活動レベルによって選択されます。
| 治療法 | 内容 |
|---|---|
| 保存療法(ギプス・装具) | ずれが少ない骨折で第一選択 |
| 免荷・部分荷重 | 松葉杖などで体重をかけない期間 |
| 手術療法 | スクリュー固定など ジョーンズ骨折やアスリートで検討 |
| 薬物療法 | 痛み止め・骨粗鬆症の治療など |
| 物理療法 | 電気刺激・超音波などで骨癒合を促す |
| リハビリテーション | 関節可動域訓練・筋力強化・歩行訓練 |
| 生活指導 | 栄養・禁煙・靴選びなど |
とくに第五中足骨基部のジョーンズ骨折は癒合しにくい部位のため、スポーツ選手や活動性の高い方では早期から手術(スクリュー固定など)が選択されることもあるとされています。
治療法の選択は、骨折の部位・ずれの有無・年齢・職業や活動レベルによって異なるため、整形外科で十分に説明を受けて納得したうえで決めましょう。
後遺症を防ぐリハビリと注意点
後遺症を防ぐリハビリと注意点を意識することは、復帰後の生活の質を大きく左右します。
| ポイント | 具体的な内容 |
|---|---|
| 医師の指示に従う | 荷重・運動開始時期を守る |
| 関節可動域訓練 | 足首・足指のこわばりを防ぐ |
| 足底・下腿の筋力強化 | アーチを支える筋力を回復 |
| バランス訓練 | 片足立ちなどでバランス感覚を取り戻す |
| 段階的な歩行訓練 | 部分荷重→全荷重→歩行と進める |
| スポーツ復帰は段階的に | 軽い運動→ジョグ→競技復帰 |
| 合う靴・インソール | 足の外側への負担を減らす |
| 栄養管理 | タンパク質・カルシウム・ビタミンD |
| 禁煙 | 骨癒合を妨げる要因を取り除く |
| 無理な復帰は避ける | 再骨折・偽関節のリスクを下げる |
とくに重要なのは「医師の指示に従った荷重・運動再開」と「無理な復帰を避けること」です。
スポーツ選手の場合は、画像で骨癒合を確認したうえで、競技特性を考慮した段階的な復帰プログラムを理学療法士・トレーナーと組み立てることが安全です。
「自分の感覚」より「医師の判断」「画像所見」を優先するのが、長く競技や活動を続けるためのコツです。
病院を受診したほうがよい症状
セルフケアやリハビリだけで対応せず、病院を受診したほうがよい症状を整理します。
【整形外科の受診をおすすめするサイン】
- 痛みが予定の時期を過ぎても引かない
- 腫れがなかなか引かない
- 再び体重をかけられないほどの痛み
- 痛みが悪化していく
- 歩行時のかばい歩きが続く
- 骨折部位を押すと強い痛みがある
- 骨折部位が動く感じがする(偽関節の可能性)
- 運動再開後に再び強い痛みが出た(再骨折の可能性)
- 足の冷感・しびれ・色の変化(血流障害の可能性)
とくに「指示通りの治療を行っても痛みが引かない」「骨折部位が動く感じがする」「再骨折を疑う痛み」がある場合は、偽関節・遅延癒合・再骨折の可能性があり、レントゲンなどでの再評価が必要です。
受診時には、骨折からの経過・現在の症状・どんな動作で痛むかをメモして伝えると診察がスムーズです。
足の冷感・しびれ・色の変化を伴う場合は、血流障害の可能性があるため早めに受診してください。
骨・組織修復を目指す再生医療という選択肢
第五中足骨骨折への対応は、まず整形外科での適切な診断と、保存療法(ギプス・装具・免荷)や必要に応じた手術療法、そして段階的なリハビリテーションが標準治療の中心となります。
そのうえで、骨癒合がうまく進まないケースや、術後にも慢性的な痛みが残ってしまうケースに対する補完的な選択肢の一つとして、近年研究が進められているのが再生医療です。
ここで重要なのは、再生医療は第五中足骨骨折そのものを治す確立された治療法ではなく、骨折直後の標準治療(整復・固定・必要に応じた手術)の代わりにはならないという点です。
急性期の対応はあくまで整形外科での標準治療が大前提であり、再生医療は研究段階の補完的アプローチという位置づけになります。
幹細胞やPRPを用いた治療は、損傷した組織の修復や慢性炎症の抑制を目指すアプローチとして、整形外科領域で研究と臨床が進められています。
とくに、骨癒合の遅延や、骨折後の慢性的な痛み・スポーツ復帰時の不安に対して、その回復をサポートする選択肢の一つとして再生医療が研究・注目されている領域があります。
再生医療は、患者さまご自身の脂肪組織から採取した幹細胞や血液成分を活用し、組織の修復をサポートする治療法です。
手術や入院を必要とせず、身体への負担を抑えられる点が特徴とされています。
| 治療法 | 特徴 |
|---|---|
| 自己脂肪由来幹細胞治療 | 患者自身の脂肪から採取した幹細胞を培養・投与 組織修復のサポートを目指す |
| PRP(多血小板血漿)療法 | 血液中の血小板を濃縮 成長因子が組織修復をサポート |
| 分化誘導による次世代再生医療 | 幹細胞を損傷部位へ集中的に誘導するアプローチの研究 |
リペアセルクリニックは、スポーツ医療・関節領域への再生医療の取り組みを行っており、第五中足骨骨折後の慢性的な痛みや骨癒合不全のケースなどへの補完的選択肢として相談を受けることがあります。
ただし、急性期の骨折治療は整形外科での標準治療が大前提であり、再生医療は標準治療の代わりにはならないことを十分に理解しておく必要があります。
第五中足骨骨折への再生医療は研究段階であり、関心がある方は、まず整形外科の主治医に相談したうえで、再生医療を提供する医療機関で十分な説明を受けることが重要となります。
スポーツ医療領域の再生医療について詳しくは、以下のページも参考にしてください。
まとめ|無理な復帰を避けることが後遺症予防につながる
第五中足骨骨折は、適切な治療とリハビリで多くの場合回復が期待できる一方、骨折部位や経過によっては慢性的な痛みや骨癒合不全(偽関節・遅延癒合)・再骨折などの後遺症が残ることがあります。
起こりやすい後遺症は、歩行時や運動時の痛み・足の外側の違和感・むくみ・天候による痛みの変動・足首足底のこわばり・かばい歩きなどの「歩行時の痛み・違和感」と、骨癒合の遅れ・偽関節・再骨折リスクなどの「骨がつきにくい状態」です。
特に第五中足骨基部のジョーンズ骨折と呼ばれる部位は、血流が乏しいために骨癒合が起こりにくく、偽関節や再骨折のリスクが高いことが知られています。
後遺症が残りやすい原因は、骨折部位の特性・無理な運動復帰・固定不足・体重のかけすぎ・血流の悪さ・糖尿病など持病・栄養不足・高齢や骨粗鬆症・リハビリ不足・合わない靴などで、特に「無理な運動復帰」と「指示より早い体重負荷」が最大のリスク要因です。
治療法は、ずれの少ない骨折での保存療法(ギプス・装具)・免荷や部分荷重・スポーツ選手やジョーンズ骨折での手術療法(スクリュー固定など)・薬物療法・物理療法・リハビリテーション・生活指導が組み合わされ、骨折の部位・程度・年齢・活動レベルで選択されます。
後遺症を防ぐためのリハビリと注意点として、医師の指示に従った荷重と運動再開・関節可動域訓練・足底や下腿の筋力強化・バランス訓練・段階的な歩行訓練・段階的なスポーツ復帰・合う靴やインソール・栄養管理・禁煙・無理な復帰を避けることが重要で、「自分の感覚」より「医師の判断」「画像所見」を優先することが大切です。
痛みが予定時期を過ぎても引かない・腫れが引かない・体重をかけられない・痛みが悪化する・骨折部位が動く感じがする・運動再開後の再骨折を疑う痛み・足の冷感やしびれや色の変化がある場合は、整形外科を受診し、偽関節・遅延癒合・再骨折・血流障害の可能性を確認することが必要です。
再生医療は第五中足骨骨折そのものを治す確立された治療法ではなく、骨折直後の標準治療(整復・固定・必要に応じた手術)の代わりにはなりませんが、骨癒合がうまく進まないケースや術後の慢性的な痛みに対する補完的な選択肢の一つとして研究が進められています。
リペアセルクリニックは、スポーツ医療・関節領域への再生医療の取り組みを行っており、第五中足骨骨折後の慢性的な痛みや骨癒合不全のケースなどへの補完的選択肢として相談を受けることがありますが、急性期の骨折治療は整形外科での標準治療が大前提です。
第五中足骨骨折は「適切な固定と段階的なリハビリ」「無理な復帰を避ける」「気になる症状があれば早めに整形外科に相談する」の3つが、後遺症予防の何よりの鍵となります。
再生医療の仕組みや次世代の治療については、以下の動画でも紹介していますのでご覧ください。
再生医療についてさらに詳しく知りたい方は、当院の公式LINEでも最新情報や症例を公開していますので、ぜひご登録ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設
























