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肩脱臼は手術なしで治る?治療法や手術が必要なケースも紹介

公開日: 2019.09.10
更新日: 2025.06.02

転倒やスポーツ中の接触などで起こりやすい「肩の脱臼」

激しい痛みや不安定感から、「手術しないと治らないのでは」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし実際には、肩脱臼のすべてが手術対象になるわけではありません。

本記事では肩脱臼は手術なしで治るのか、様々な視点から解説しています。

「できるだけ手術を避けて脱臼を治したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

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肩脱臼は手術なしで治せる可能性がある|早期の治療が大切

肩脱臼はすべてのケースで手術が必要というわけではなく、以下のような状態によっては手術をせずに回復できる可能性もあります。

  • 初めての脱臼
  • 関節の安定性が保たれている
  • 関節唇や骨に重大な損傷がない
  • 日常生活に支障がない程度に機能が回復している

このようなケースでは、以下のような保存療法によって経過を見ながら改善を目指します。

  • 整復:外れた関節を元の位置に戻す処置
  • 固定:三角巾などで肩関節を数週間安静に保つ
  • リハビリ:筋力や可動域の回復、再発防止のためのトレーニング

しかし痛みが引いたからといって自己判断で動かしてしまうと関節が不安定なまま固まってしまい、再脱臼を繰り返すリスクが高まります。

若年層やスポーツをされている方は再発率が高いため、医師の指示に従って段階的に回復を目指すことが大切です。

肩脱臼で手術が必要になる可能性があるケース

肩脱臼で手術が必要なケースは、以下の通りです。

少しでも不安を感じる場合は、早めに整形外科を受診し、画像検査などを通じて正確な診断を受けたうえで、ご自身に合った治療方針を選ぶことが大切です。

反復性肩脱臼

反復性肩脱臼とは、一度脱臼を経験したあとに、同じ肩が繰り返し脱臼してしまう状態を指します。

肩関節は構造上、他の関節と比べて可動域が非常に広い一方で、不安定になりやすい特徴があります。

以下のようなケースでは、保存療法では安定性を取り戻せず、手術が選択肢となることが一般的です。

  • 脱臼が2回以上起きている
  • 肩にぐらつきや違和感を感じる
  • スポーツ中に同じ動きで何度も脱臼してしまう
  • MRIなどで関節唇損傷や靱帯損傷が確認された

反復性脱臼は、自然に治ることがほとんどなく、放置すると脱臼癖が付くリスクがあります。

繰り返す脱臼には、早めに専門医の診察を受け、正確な診断と治療方針を検討することが大切です。

関節唇損傷(バンカート損傷)

脱臼によって、前方の関節唇がはがれ落ちるように損傷した状態をバンカート損傷と呼びます。

このバンカート損傷が起こると以下のような症状が起きます。

  • 肩が外れやすくなる
  • 投球動作やバンザイ動作で不安定感・引っかかり感を感じる
  • 脱臼を繰り返すごとに関節唇の損傷が悪化しやすい

バンカート損傷は、MRI検査や関節鏡検査によって発見されることが多く、保存療法では安定性の回復が難しい場合、関節唇の手術が検討されます。

関節唇の損傷は、肩の安定性に影響するため、脱臼グセがある・肩の動きに違和感があると感じる方は、早めに医療機関へ受診しましょう。

骨折を伴う脱臼

肩の脱臼に骨折を伴うケースは脱臼骨折と呼ばれ、損傷の範囲が広がるため手術を検討するケースが多くなります。

  • 関節窩骨折
  • 上腕骨大結節骨折
  • 骨性バンカート損傷

一方で、以下のような条件に該当する場合は、保存療法(装具による固定など)での回復が見込めるケースも。

  • 骨のずれがわずかで整復後の位置が安定している
  • 関節の支持構造が大きく損傷していない
  • 日常生活に大きな支障がない
  • 高齢などで手術リスクが高い

ただし見た目には軽い症状でも、内部の組織が広範囲に損傷していることがあるため、脱臼後は早めに精密検査を受けましょう。

脱臼による神経や血管の損傷

肩の脱臼は周囲の神経や血管にも影響を及ぼすことがあり、放置や処置の遅れによって以下のような合併症を招く可能性があります。

  • 神経損傷
  • 血管損傷(腋窩動脈など)

脱臼の整復が遅れた場合や損傷が重度な場合、神経麻痺や血流障害が合併症として発生する可能性があるため注意が必要です。

骨に異常がなくても、しびれ・脱力・血流不良などの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。

脱臼を戻せない場合

通常、肩の脱臼は医師による整復操作(関節を元の位置に戻す処置)によって、比較的速やかに改善が見込まれます。

しかし以下のような場合は、状況によっては整復が困難になる可能性があります。

  • 骨折を伴っている
  • 筋肉・靱帯・関節包などの軟部組織が関節内に巻き込まれている
  • 関節内に血腫や腫脹があり、物理的に整復できない
  • 脱臼から時間が経過して筋肉が硬直している

このような場合には、無理に整復を行わずに画像検査によって、障害の有無や原因を正確に把握することが大切です。

手術せずに肩脱臼を治療する方法

手術せずに肩脱臼を治療する方法として、以下の2つがあります。

肩脱臼はすべてのケースで手術が必要なわけではありません。

損傷の程度や関節の安定性、年齢や生活スタイルに応じて、手術をせずに回復を目指す治療法も選択肢となります。

保存療法

保存療法は、外科手術を行わずに自然回復とリハビリによって改善を図る方法です。

脱臼した肩に対しては、以下のようなステップで治療が進められます。

  • 整復:脱臼した関節を元の正しい位置に戻す処置
  • 固定:三角巾や装具を用いて肩関節を安静に保つ(数週間)
  • リハビリ:可動域の回復・筋力強化・再発予防のためのトレーニング

ただし、関節の安定性が不十分なまま復帰すると、再脱臼を起こすリスクが高まるため注意が必要です。

スポーツ復帰や日常動作に支障が出ることを防ぐためには、理学療法士の指導のもと、段階的かつ計画的にリハビリを行いましょう。

再生医療

再生医療とは身体が本来持つ修復機能を活かし、関節や靱帯といった組織の再生を促す治療法で、以下のような方法があります。

  • PRP療法
  • 幹細胞治療

肩脱臼後にみられる関節の不安定性や靱帯損傷に対し、手術をせずに改善を目指したい方にとって選択肢の一つとなります。

どちらの治療も注射のみで行えるため、入院やメスを使う手術の必要がなく、身体への負担が少ない点も特徴です。

「繰り返す脱臼をなんとかしたい」「手術は避けたい」とお悩みの方は、再生医療という新たな選択肢を検討してみてください。

治療内容の詳細については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでもご案内していますので、まずはご確認ください。

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【まとめ】肩脱臼は手術なしでも回復可能!ただし早期の治療と再発予防が大切

肩脱臼は、すべてのケースで手術が必要というわけではありません

関節の損傷が軽度な場合や、日常生活に支障が少ない場合は、保存療法で自然回復が期待できます。

しかし、関節の不安定性が残ったまま放置すると、再脱臼や慢性化のリスクが高まるため注意が必要です。

繰り返す脱臼に悩んでいるけど、「できるだけ手術は避けたい」「安心してスポーツに復帰したい」という方は、PRP療法や幹細胞治療といった再生医療も選択肢の一つとして検討しましょう。

再生医療の詳細について知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)の無料カウンセリングにてご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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