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肩関節唇損傷の治し方は?治療後のリハビリや再発予防に効果的な再生医療について解説

公開日: 2025.02.07
更新日: 2025.02.17

肩関節唇損傷は、肩関節が脱臼しないように安定させる役割を持つ関節唇が損傷する疾患です。

損傷した関節唇が自然治癒することはなく、適切な治療を受けなければいけません。

肩の過剰使用や脱臼が原因となることが多く、野球やテニスなどのスポーツ選手が発症しやすい疾患としても知られています。

本記事では、肩関節唇損傷の治療方法について解説します。

肩関節唇を損傷してしまった場合は、適切な治療を受けましょう。

肩関節唇損傷とは

肩関節唇損傷とは、肩の安定に不可欠である関節唇が剥がれてしまう疾患です。

関節唇は、関節のくぼみである関節窩の周りに付いている軟骨で、関節を安定させる重要な役割を果たしています。

特に肩関節の関節唇の上部は、デリケートで損傷しやすい部位です。

以下では、肩関節唇損傷の主な症状や原因について解説します。

損傷した関節唇は、自然治癒することがないため、医師の治療・リハビリの指示を受けましょう。

主な症状

肩関節唇損傷の主な症状は、以下の通りです。

  • 肩の痛み
  • 肩が抜けるような不安定感
  • 可動域の制限
  • コリッと音(クリック音)がする

上記以外にも、関節の安定感が低下している状態ですので、脱臼を繰り返す「反復性肩関節脱臼」と呼ばれる状態に陥ってしまう可能性があります。

主な原因

肩関節唇損傷の主な原因として、以下の3つが挙げられます。

  • 肩関節の脱臼
  • 肩の使いすぎ
  • 転倒や事故による外的要因

肩関節唇損傷は野球やテニスなど、肩を酷使するスポーツ選手や、肩に大きな負荷がかかる仕事をしている人によく見られる疾患です。

また、肩を強く打つなどの強い衝撃によっても関節唇が損傷するケースがあります。

特に、肩の脱臼が原因で肩関節唇を損傷した場合は、周囲の骨組織も傷つけてしまう場合があるため、反復性肩関節脱臼になりやすくなります。

肩関節唇損傷の治し方は?主な治療法

肩関節唇損傷の主な治療法をご紹介します。

3つの治療法について、詳しく解説します。

保存療法

軽度の肩関節唇損傷の場合、保存療法によって症状や痛みの緩和を図ることが多いです。

保存療法は、細かく分けると以下のような方法があります。

  • 薬物療法
  • リハビリ

それぞれの治療法について詳しく解説します。

薬物療法

薬物療法は、消炎鎮痛剤の内服やヒアルロン酸の関節内注射が基本です。痛みが治まらない場合、ステロイド注射で痛みの緩和を図ります。

基本的には薬物療法によって痛みや炎症が落ち着いてから徐々にリハビリでの治療が行われます。

リハビリ

肩関節唇を損傷した場合、以下のようなリハビリが行われます。

  • 肩関節のストレッチ
  • 肩の可動域を改善する運動
  • 肩の筋力強化

肩関節唇損傷は、肩後面の組織が硬いケースがあるため、柔軟性を上げるためにストレッチを行います。

また、肩関節唇を損傷すると痛みによって筋肉が緊張していて可動域が狭くなりやすいので改善する運動が重要です。

手術療法

保存療法で痛みが緩和されなかった場合、手術療法を検討するケースがあります。

肩関節唇損傷の症状に応じて「損傷した関節唇を物理的に除去」と「剥離した関節唇を縫合」などの処置を行います。

関節鏡を用いた手術が主流で、従来の切開手術より体への負担が少なく術後の回復が早い特徴があります。

個人差はありますが、約1ヶ月後には日常生活に戻れる程度には回復することが多いです。

スポーツの復帰には、術後3ヶ月から6ヶ月程度のリハビリが必要になります 。

再生医療

再生医療は、幹細胞のさまざまな組織に変化する能力を利用して損傷した箇所を修復・再生させる治療法です。

当院(リペアセルクリニック)では、患者さま自身の細胞を用いるため、アレルギーや拒否反応のリスクが小さい点が特徴です。

また、手術不要で長期間の入院の必要がないので日常生活へ早く復帰できるメリットがあります。

保存療法で肩関節唇損傷が治らない方や手術を避けたい方は、再生医療による治療をご検討ください。

治療後のリハビリテーションの流れ

肩関節唇損傷は、治療後のリハビリが大切です。主なリハビリの方法を1ヶ月目から順番に解説します。

治療が終わった後のリハビリがその後の生活にも大きく影響します。怪我の状態や時間経過に合わせて無理なくリハビリをしましょう。

治療後1ヶ月目のリハビリ

治療後初期は痛みがあるため、安静にし、鎮痛剤などで改善を図ります。また、夜間に肩を動かさないように装具を着用します。

しかし、肩背面の組織が硬くなりやすいため、リハビリは手術翌日から無理のない範囲で開始することが一般的です。

重い負荷をかけてトレーニングをしてしまうと悪化する可能性があるので、運動量や負荷には注意しなければなりません。

治療後2ヶ月目のリハビリ

この時期は、肩関節の可動域向上、筋力強化のためのリハビリを行います。可動域を広げて肩関節の負担を軽減する狙いがあります。

肩の筋力を上げるトレーニングでは、軽い負荷から徐々に難易度を上げていくことが大切です。

スポーツ復帰を目指す場合は、全身の心肺機能を戻すために有酸素運動も行います。

治療後3ヶ月目以降のリハビリ

3ヶ月目以降は、トレーニングの負荷を上げながらスポーツに特化したリハビリが行われます。

スポーツの中では瞬発的な動作が多いため、素早い動作に対応できるようトレーニングします。

受傷のきっかけとなった動作をチェックし、再発を防止することが重要です。

肩関節唇損傷を放置するリスク

肩関節唇損傷を放置すると、「肩腱板断裂」を合併する可能性があります。

肩腱板断裂とは、腱板と呼ばれる肩の関節を安定させる働きがある筋肉が断裂してしまう疾患です。

肩の可動域や筋力の低下、肩を動かしたときや、夜間の肩の痛みなどの症状があります。

加齢によって発症することもありますが、肩の酷使や外傷によって断裂してしまうケースもあります。

肩関節唇損傷の治療・再発予防に再生医療という選択肢

肩関節唇損傷の治療・再発予防には、再生医療をご検討ください。

当院(リペアセルクリニック)では、患者さまの幹細胞を利用した再生医療を行っています。

患者さま自身の細胞を用いた治療でアレルギーや拒絶反応などのリスクが少ない治療法です。

また、手術や入院が不要で日帰りで済ませることができます。

再生医療を検討している方は、ぜひ当院(リペセルクリニック)にご相談ください。

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【まとめ】肩関節唇損傷を治すなら再生医療による治療を検討しよう

肩関節唇損傷は、自然治癒することはないため、病院で適切な治療を受ける必要があります。

損傷の状態に応じて、保存療法や手術などの治療法があります。

肩関節唇損傷の症状でお悩みの方は、手術や入院が不要な治療法として注目されている再生医療での治療をご検討ください

当院(リペアセルクリニック)の再生医療は、患者さま自身の細胞を用いて治療を行うため、アレルギーや拒絶反応のリスクが少ない点が特徴です。

身体への負担も少なく済むため、肩関節唇損傷の根本的な治療には再生医療による治療を推奨しています。

手術を避けたい、保存療法で改善があまり見られなかった方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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