頬に広がるニキビ跡!その原因や治療方法を徹底解説。
公開日: 2019.07.10更新日: 2024.02.05
ニキビができやすい頬は面積も広いのでたくさんのニキビができてしまいますし、つい触ってしまったり…ということを繰り返してしまいニキビ跡になりやすい部位でもあります。
でも、赤みを帯びていたり、凸凹の皮膚になっている頬のニキビ跡を鏡で見ると、気分が沈んでしまうこともありますから、ニキビができてしまったら、なるべくニキビ跡を残さないようにすることが大切です。
頬にできるニキビの原因
頬にできる大人ニキビの原因は、甘い物や脂質の摂り過ぎ、胃腸障害、ビタミンB2、B6の欠乏、ダニなどが考えられます。
白や黒の非炎症性ニキビの場合は、適切なスキンケアをすることで大事には至りませんが、炎症性ニキビの赤ニキビになったり、黄ニキビになったりすることがあり、そうなると頬にニキビ跡を残しやすくなります。
ビタミンB2、B6不足を解消しよう!
ビタミンB2やB6は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをしていて、食品中のたんぱく質からエネルギーを産み出したり、筋肉や血液などが作られたりする時に働きます。
このビタミンが欠乏するとニキビになりやすくなりますから、しっかり栄養素を摂ることが必要です。
ビタミンB2、6が豊富な食材は、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉菜類、かつお、まぐろ、レバー、肉、バナナなどがあります。
ニキビダニを増やしすぎないようにしよう!
ヒトの顔にはニキビダニがいます。
このダニは、肌の皮脂量をコントロールしており、適量のニキビダニは、肌の状態をよくするには欠かせないものです。しかし、このニキビダニが増えすぎると、ニキビのほか、乾燥や老化、ニキビ以外の赤み、かゆみなどを発症します。
ニキビダニが増える原因は、水洗顔、ステロイドの長期使用、生活の乱れ、甘い物や脂っこいものの摂り過ぎ、免疫力低下などが挙げられます。
対策するためには、規則正しい生活習慣や食生活の見直し、保湿、正しい洗顔でスキンケアをすることが必須です。
そして、ニキビをひどくしないことが、頬にニキビ跡を残さないために必要です。
ニキビ跡の治療法
頬などのニキビ跡の治療には、フラクショナルレーザー治療や、ケミカルピーリング、皮膚再生治療などが行われています。
特に自分の血液や組織を使用して、コラーゲンを分泌している線維芽細胞を修復させる肌の再生治療は、近年注目を集めています。
頬のニキビ跡の治療目的だけでなく、シワやたるみにも効果があり、肌のアンチエイジングにも効果的なんですよ。
まとめ
頬は面積が広い分、ニキビができる数も多く、結果ニキビ跡が目立ってしまうことが多いです。
頬のニキビ跡を消したい!という場合は、皮膚科や美容外科を受診し、自分にあった治療法をみつけてください。
そして、ニキビ跡を残さないようにするためにも、ニキビを作らないこと、できてしまったニキビにはなるべく触れないようにして早く治すことが大切です。生活習慣や食生活の見直しなど、ニキビ予防にも気を配るようにすると良いでしょう。
監修:院長 坂本貞範