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【立ち仕事向け】前十字靭帯断裂を発症した場合の対処法

公開日: 2019.07.02
更新日: 2025.04.28

前十字靭帯断裂を発症すると、痛みや腫れにより歩行困難になるケースがあります。立ち仕事をしている場合は、仕事にも大きく影響するでしょう。

この記事では、前十字靭帯断裂を発症した際の具体的な対処法について紹介します。外科的手術や運動療法など、立ち仕事を考慮した治療法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むとわかること
  • 前十字靭帯断裂の原因と日常生活に及ぼす影響
  • 前十字靭帯断裂の治療法

立ち仕事に影響する前十字靭帯断裂とは?

前十字靭帯断裂とは

前十字靭帯断裂は、膝関節内にある前十字靭帯が強い衝撃や急な動きによって損傷する怪我で、激しい動きをするスポーツをする人によく見られます。

膝の前十字靭帯は、後十字靭帯とともに太ももとすねの骨をつなぐ靭帯です。前十字靭帯は膝の安定を保つ重要な役割を持ちます。断裂すると膝が不安定になり、痛みや腫れ、歩行困難などが生じます。

とくに立ち仕事をしている場合は、大きく影響を及ぼします。ここからは、立ち仕事の人が前十字靭帯断裂を発症してしまった際の、対処法をご紹介します。

前十字靭帯断裂が日常生活に及ぼす影響

膝の前十字靭帯は、後十字靭帯とともに太ももとすねの骨をつなぐ靭帯です。

前十字靭帯には、すねの骨が前に行き過ぎないように抑えたり、太ももをひねったときに回転し過ぎないように抑える役割があります。

前十字靭帯は膝の可動域を適度に保つ役割を常に果たしているのです。

前十字靭帯は膝関節の安定に関わるため、断裂すると歩行や長時間の立ち仕事が困難になります。また痛みや膝の不安定さが生じて、仕事を続けるのが難しくなりがちです。

前十字靭帯を断裂した際の治療法【立ち仕事の場合】

前十字靭帯を断裂した際は、症状に応じた治療法が必要です。ここでは、外科的手術と運動療法について、それぞれの方法や効果について解説します。

外科的手術

外科的手術は、前十字靭帯を断裂した際に選択される治療法のひとつです。

とくに立ち仕事の方にとっては、安定した膝を取り戻すために有効な手段といえます。

手術内容は損傷した靭帯の再建で、通常は自分の腱や人工材料を使用します。術後は、膝の可動域や筋力を回復させるためのリハビリが必要です。

運動療法

運動療法は、ストレッチや筋力トレーニングによる治療法です。

前十字靭帯を断裂した後、しばらく安静にして痛みや腫れが引いてきたら運動療法を開始します。ストレッチや筋力トレーニングを段階的に行うと膝の安定性を高められ、日常動作の負担を減らせます。

立ち仕事の方にとって、痛みの軽減や筋力の維持、可動域の拡大を図るために重要なアプローチです。

前十字靭帯断裂で立ち仕事に復帰するなら靭帯再建手術を検討しよう

立ち仕事をしている人が前十字靭帯断裂をしたときのストレスは相当なものです。

我慢していればそのうち治るだろうと思っていたら大間違いで、一度切れた前十字靭帯はもうつながってくれないのです。

前十字靭帯断裂と分かったら、立ち仕事はお休みし、まずは靭帯再建手術を検討しましょう。信頼できる医療機関で手術を受け、しっかりリハビリをすれば本来の状態に少しずつ戻していくことができます。

しばらくは前のように動かせないかもしれませんが「急がば回れ」です。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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