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ジャンパー膝は身長伸びる?成長期との関係性と原因について医師が解説

公開日: 2019.06.10
更新日: 2025.06.30

ジャンパー膝はジャンプの動作やダッシュなど、スポーツをしている成長期のお子さんに起こりやすい症状です。

成長期に起こりやすいため、ジャンパー膝で身長が伸びるのか?とお考えになる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ジャンパー膝と身長の伸び、成長期との関係性と原因について解説します。

ジャンパー膝と身長の関係について正しく理解し、適切な対処法を身につけましょう。

また、ジャンパー膝をはじめとする膝の痛みを早く治すには再生医療も選択肢の一つです。

再生医療は、人間の持つ再生力を活用し、損傷した組織の再生を促したり、痛み症状を軽減する効果が期待できます。

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ジャンパー膝になると身長は伸びる?

ジャンパー膝は急速に身長が伸びる成長期にスポーツをすると起こりやすい症状ではありますが、ジャンパー膝になると身長が伸びるわけではありません

成長期は骨の成長に筋肉の柔軟性が追いつかず、筋肉の緊張が高まります。

この状態でジャンプなどのスポーツ動作を繰り返すことで、膝蓋腱に過度な負荷がかかり、膝蓋骨下部に痛みが生じます。

症状として膝蓋骨の下端に痛みや圧痛があり、数日の安静で一時的に改善することもありますが、スポーツを再開すると再発を繰り返すのが特徴です。

ジャンパー膝の主な原因

ジャンパー膝の主な原因は以下の2つです。

成長期の身長の急激な伸びと、ジャンプやダッシュなどの反復動作を行うスポーツが組み合わさることで、ジャンパー膝が発症しやすくなります。

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

成長期によって急激に身長が伸びた

成長期によって急速に身長が伸びることで、大腿四頭筋の柔軟性が低下することがジャンパー膝の原因の一つです。

とくに骨の成長が著しい成長期の選手は、骨の成長に対して筋肉の成長が追いつかず、結果的に筋肉が硬くなり、膝蓋骨周辺に負担がかかります。

繰り返しジャンプを行うスポーツ

ジャンパー膝になるもう一つの原因が、ジャンプ動作やダッシュなど繰り返しの動作を行うスポーツです。

他にも選手自身の体力や技術に適さない練習の積み重ねや、足に合わない靴の使用、地面が硬すぎる、または柔らかすぎるなどの練習場の環境によって、ジャンパー膝の原因になることがあります。

ジャンパー膝の予防と治し方

ジャンパー膝の予防と治しを解説します。

まずは予防に努めて、発症してしまった場合は早期治療・早期回復を目指しましょう。

おすすめの予防法

ジャンパー膝を予防するには、ストレッチによる膝周辺の柔軟性向上や、サポーターの装着で筋肉をサポートすることが大切です。

身長が急激に伸びる成長期の場合、大腿四頭筋の柔軟性の低下が原因となり筋肉が硬くなってしまいます。

ジャンパー膝の症状が軽い場合は、ストレッチと筋力強化をすることで改善できる可能性がありますが、痛みが続く場合は一時的に運動を中止して、安静にする必要があります。

また、運動直後10~15分のアイシングにより、炎症を抑えることができます。

主な治療法

ジャンパー膝の治療は、まずはアイシングや薬物療法といった保存療法、そしてストレッチや筋力強化などの理学療法から開始します。

これらの保存的治療で改善が見られない場合や、症状が重い場合には手術療法が検討されます。

手術療法では、主に「関節鏡視下手術」と「開放手術」の二つの種類があり、変性した腱組織の部分切除や修復などを行います。

他にも、手術を伴わない治療法として、再生医療という選択肢もあります。

再生医療は患者さま自身の幹細胞や血液を使用するため、拒絶反応のリスクが低いのが特徴です。

再生医療について詳しくは、以下のページをご覧ください。

スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。

ジャンパー膝と身長の関係性についてよくある質問

ジャンパー膝と身長の関係性について、よくある質問をまとめて紹介します。

ジャンパー膝と成長痛の関係や治療期間について、ぜひ参考にしてください。

ジャンパー膝と成長痛の関係は?

ジャンパー膝と成長痛はどちらも膝の痛みを伴いますが、原因と症状が異なります。

ジャンパー膝は、スポーツでジャンプやダッシュなどの動作を繰り返すことで膝蓋骨周辺に炎症が起こるスポーツ障害です。

一方、成長痛は「幼児・学童期に原因が明確ではない短時間の四肢の痛み」を指しています。

成長痛の原因は解明されていないものの、どちらも筋肉の柔軟性向上によって、成長に伴う筋肉の伸張負荷を軽減させることが重要です。

ジャンパー膝でやってはいけないことは?

ジャンパー膝でやってはいけないことは、以下の通りです。

  • 痛みがある状態での無理な運動
  • 安静・休息を怠る
  • 医師の指導がない自己流のストレッチやマッサージ
  • 長時間の立ち仕事や歩行
  • 治療を自己判断で中断

痛みがある状態で無理な運動やトレーニングを行うと炎症など症状が悪化し、回復が遅れる可能性があります。

また、自己流のストレッチ・マッサージを行って症状を悪化させたり、病院での治療を自己判断で中断することもやめましょう。

ジャンパー膝はどれくらいで治る?

ジャンパー膝の回復する期間は、軽度で1〜2ヶ月、重度で2〜3ヶ月が目安です。

ただし、症状の度合いによってはさらに長引く場合もあります。

早期回復を目指すためにも、膝に違和感や痛みがあれば無理をせず、早めに医療機関を受診しましょう。

ジャンパー膝で身長が伸びるわけではない!適切な予防法を実践しよう

先述の通り、ジャンパー膝になったからといって、身長が伸びるわけではありません。

スポーツでジャンプやダッシュなど、繰り返し行う動作によって膝周辺の継続的に負荷がかかるとジャンパー膝の症状が出る可能性があります。

軽度の場合は治療法として保存療法が選択されますが、重度の場合は手術が検討されます。

また、近年の治療では手術を必要としない再生医療という選択肢があります。

手術を伴わないジャンパー膝の治療法について詳しくは、当院「リペアセルクリニック」へお気軽にご相談ください。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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