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脳出血後のしびれは回復するのか?麻痺の原因からリハビリテーションについて解説

公開日: 2021.08.06
更新日: 2024.11.19

脳出血は発症率が高く、かつては国民病とも呼ばれていました。また、後遺症として手足や顔面などのしびれを発症することでも知られています。

しびれは日常生活に支障をきたすため、どの程度まで回復するのか、また回復率やリハビリの効果が気になるところです。

そこで本記事では、しびれや麻痺の原因、回復の見込み、そしてリハビリテーションの具体的な方法について詳しく解説します。

この記事を読むとわかること
  • ・脳出血のしびれ(麻痺)における回復期間
  • ・しびれ(麻痺)の原因と種類
  • ・しびれ(麻痺)に対するリハビリ内容

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脳出血のしびれ(麻痺)における回復期間には個人差がある

脳出血の後遺症

脳出血後のしびれ(麻痺)の回復期間は、後遺症の種類や重症度、リハビリの質や量、全身の状態などによって個人差があります。そのため、短期間で回復するケースもあれば、回復に時間がかかるケースもあります。

早期のリハビリは回復に期待できるため、発症後はできるだけ早くリハビリを始めるのが重要です。

しびれの回復には脳の可塑性(かそせい)が関係している

脳出血の後遺症の回復に大きく関わるのが、脳の可塑性です。脳出血によって損傷し死んでしまった細胞は、自然には戻りません。

しかし、脳には損傷した細胞の代わりを担ったり、失われた神経経路に代わる新たな経路を形成したりする働きがあります。このような脳の適応能力を「脳の可塑性」と呼びます。

脳の可塑性を活用し、神経細胞を適切に刺激すると、後遺症からの回復が期待できます。

脳出血後の「しびれ」について

脳出血後のしびれは神経の損傷によって起こり、日常生活に支障をきたします。症状の程度や発症からの経過時間によっては、適切なリハビリを通じて回復が期待できる場合もあります。

しびれ(麻痺)の原因

脳出血後のしびれは、脳の損傷による神経伝達の異常が主な原因です。とくに視床や大脳皮質が損傷されると、感覚の伝達に障害が生じ、しびれや麻痺が発生します。また、浮腫や炎症は神経に悪い影響を与えます。

適切な治療とリハビリによって、しびれの改善に期待できますが、回復に時間がかかる場合も多いです。

しびれの種類

脳出血後のしびれには、中枢性と末梢性の2種類があります。

中枢性のしびれは、脳や脊髄の損傷によって発生し、感覚の鈍さや持続的な痛みを伴います。末梢性のしびれは、手足の末梢神経に起因し、ピリピリ・ビリビリとした感覚が特徴です。

これらのしびれは、症状に応じたリハビリや治療が必要となります。

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脳出血後のしびれ(麻痺)に対するリハビリテーション

脳出血後のしびれに対するリハビリは、なるべく早期に実施するのが効果的です。対して、リハビリが遅れてしまうと回復までに時間がかかります。

脳の機能回復を目的としたリハビリが行われ、生活期では日常動作を支援するアプローチに移行します。

日常動作のリハビリ例
  • ・食事やトイレの動作
  • ・ベットからの起き上がり動作
  • ・支持棒を用いた歩行練習
  • ・関節可動域の維持

継続的なリハビリが、しびれの改善につながります。

脳出血後のリハビリの目的はADLの向上

脳出血後のリハビリは、単に元の状態へ回復させるだけが目的ではありません。

リハビリには、機能回復を目指すだけでなく、残された能力を最大限に活用し、生活の質を向上させる役割もあります。具体的には、歩行が難しい場合には車いすの使用方法を学ぶなど、日常生活動作(ADL)の改善を支援します。

日常生活動作(ADL)の改善により、回復するまでの生活負担を軽減し、万が一の長期的な後遺症にも備えられます。

脳出血のしびれ(麻痺)と回復に関するQ&A

脳出血によるしびれや麻痺についての疑問にお答えします。

  • ・脳出血によるしびれ(麻痺)からはいつまでに回復するの?
  • ・脳出血によるしびれ(麻痺)からの回復率は?

しびれが回復するまでの期間や回復率に関しての理解を深めましょう。

脳出血によるしびれ(麻痺)からはいつまでに回復するの?

しびれや麻痺の回復期間は一般的に3〜6カ月が目安です。

神経可塑性を活かしたリハビリを続けると、より良い回復が期待できます。ただし症状の重さやリハビリの内容によって回復の程度は異なります。

脳出血によるしびれ(麻痺)からの回復率は?

脳出血後の回復率は、症状の重さやリハビリの開始時期によって異なります。2022年のデータによると、自宅に戻れた人は約26%、リハビリ目的の施設へ移行した人は約68%です。

重度のしびれは長期的なケアが必要なケースもありますが、リハビリの開始が早いほど回復率が上がります。

脳出血後のしびれ(麻痺)や言語障害の緩和には早期のリハビリが鍵

脳出血における後遺症の「回復」について紹介しました。

  • ・回復までの期間は個人で異なる
  • ・脳出血の発症後、早期のリハビリが効果的

脳出血の後遺症は、発症してから半年くらいまでが改善の度合いが大きく、その後は改善の度合いが停滞する傾向にあります。

また、脳出血の後遺症の回復期間や、回復の程度には個人差があります。一般的に脳出血の後遺症は、発症後のリハビリ開始が早いほど効果的と言われています。

最後に、脳出血後のしびれに効果的な再生医療について紹介します。

再生医療とは、機能を失った細胞を復活させ、後遺症の改善を目指す治療法です。脳出血の後遺症で悩んでいる方は、治療法のひとつとして検討してみましょう。

ただ、再生医療は一般的な病院やクリニックなどでは受けられません。対して、当院は再生医療専門クリニックなのでご相談いただけます。

脳卒中は手術しなくても治療できる時代です。

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