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- 変形性股関節症
- 股関節
太ももの付け根が痛くなると、歩くときや座っているときなど日常生活にも影響が出てしまいます。 この痛みの原因は、筋肉疲労や関節の問題から深刻な疾患までさまざまです。 原因がわからないままでは、どのように対処すればよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。 本記事では、太ももの付け根が痛む原因として考えられる疾患や、症状に応じた対処法について解説します。 それぞれの対処法やセルフケア方法、セルフケアで改善しない場合の医療機関での治療方法についても取り上げています。 痛みの原因を理解し、適切に対処するための参考にしてください。 太ももの付け根が痛いときの原因4つ 太ももの付け根が痛いときの原因は、以下の4つが考えられます。 股関節周辺の柔軟性や筋力不足 筋肉や腱の損傷・炎症 股関節の疾患 腰周辺の神経系の問題 これらの原因の背景には、以下で解説するような具体的な疾患や病態が関係している場合があります。 股関節周辺の柔軟性や筋力不足 股関節周辺には腸腰筋や大腿直筋、内転筋群などがあり、柔軟性や筋力不足により太ももの付け根が痛くなる原因となります。 これらの筋肉は、運動や姿勢を保持する際にかかわるため、負荷がかかると柔軟性が失われ筋肉が硬直し、慢性的な痛みが起こる可能性があります。 ストレッチや軽い筋肉トレーニングを行い、股関節周辺の柔軟性や筋力不足にならないよう注意が必要です。 筋肉や腱の損傷・炎症 太ももの付け根の痛みがある場合は、筋肉や腱の損傷、炎症の可能性があります。 急な動作や過度な運動により、股関節周辺の筋肉に過度な負荷がかかることで、肉離れや腱炎などが生じます。 損傷や炎症が起こった場合は腫れや熱感などの症状があり、症状が進行した場合は歩行が困難となる可能性もあるため、安静にして早期治療を行いましょう。 股関節の疾患 太ももの付け根の痛みが進行した場合、変形性股関節症や関節リウマチなどの疾患を発症する可能性があります。 変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減ることで、太ももの付け根に炎症や痛みが発生し、可動域が制限される疾患です。 また、関節リウマチは免疫の異常により関節が炎症を起こし、腫れや激しい痛み、こわばりなどの症状が出ます。 腰周辺の神経系の問題 太ももの付け根の痛みの原因として、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など腰周辺の神経系の問題が考えられます。 腰周辺の神経系が原因となり、坐骨神経が圧迫され、立ち上がりや歩行時などで悪化する可能性があるため注意が必要です。 腰周辺の神経系の問題は、安静にしておくことが大切ですが、早期治療を行いましょう。 太ももの付け根が痛いときに考えられる疾患・病態 太ももの付け根が痛いときに考えられる疾患や病態を紹介します。 変形性股関節症 関節リウマチ 大腿骨近位部骨折 大腿骨頭壊死症 腰椎椎間板ヘルニア 鼠径ヘルニア リンパ節炎 単なる疲労だろうとの自己判断は禁物です。顕著な疼痛(とうつう)が出た場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 変形性股関節症 変形性股関節症は、股関節の関節面に位置している関節軟骨が少しずつすり減ってしまい、関節内で炎症や変形を引き起こす疾患です。 交通事故など一度の大きな衝撃によって変形性股関節症になるのではなく、日常生活を送る上での負担の積み重ねが、少しずつ変形性股関節症を作り上げていきます。 負担の蓄積が原因である以上、年齢と共に発生リスクが上がることは避けられません。 保存療法によって股関節に負担をかけない動作を獲得していくほか、あまりにも日常生活に支障が出るようであれば、人工関節などの手術が考えられます。 変形性股関節症の詳細は以下の記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。 関節リウマチ 関節リウマチは自己免疫疾患の一つで、関節を自身の免疫機構が攻撃してしまう疾患です。 本来であれば外から侵入してきた病原菌やウイルスに対して免疫力を発揮するはずの機構が、なんらかのエラーで自らの健康な細胞を攻撃してしまう原因不明の病気でもあります。 通常は四肢の末端部分の関節から少しずつ炎症や変形などの症状が出始め、全身の関節に痛みが起こります。 そのため股関節の痛みが太ももの付け根の痛みとして感じられることもあるのです。 関節リウマチの詳細は以下の記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。 大腿骨近位部骨折 大腿骨近位部骨折は、高齢者に多い骨折です。 転倒などによって外力を受け、大腿骨頭に向かう大腿骨頸部で骨折してしまうこともあります。大腿骨頸部で骨折があると体重をかけたときに強い痛みを引き起こします。 大腿骨頸部骨折は関節内と関節外で重症度が異なる点が特徴です。関節内に骨折線がかかっている場合は、治療もより長期になります。場合によっては髄内釘などの手術が必要です。 年齢によっては、大腿骨近位部骨折から寝たきりになってしまう可能性もあるので、とくに骨粗鬆症がある方は注意しなければなりません。 大腿骨頭壊死症 大腿骨頭壊死症とは、大腿骨頭を栄養している大腿骨頭動脈がなんらかの原因で遮断されることによって起こる疾患です。 壊死によって変形した大腿骨頭に体重がかかることで、太ももの付け根に痛みを感じます。大腿骨頭壊死症の原因は未だに不明であり、ほとんどが特発性です。 大腿骨頭壊死症のリスクを高める要因としては、アルコールの大量摂取が挙げられます。 他にも治療などによるステロイドの使用歴が多いと、大腿骨頭壊死症のリスクを高めると言われています。 大腿骨頭壊死症は初期段階では、保存療法が可能です。 しかし大腿骨頭は常に体重がかかる関節であるため変形も進みやすく、人工関節置換術の適応になる場合もあります。 腰椎椎間板ヘルニア 椎間板ヘルニアとは、飛び出した椎間板によって脊髄や神経根が圧迫される疾患です。 圧迫されている高位によっては太ももの付け根が痛む場合もあれば、下腿部で痛みが出ることもあります。 またヘルニアによって神経を圧迫している痛みに加え、筋緊張が強くなることによって走行している神経を絞扼してしまうケースも考えられます。 腰椎椎間板ヘルニアの主な 原因は、長期間の負担の積み重ねです。 重い物を持つ仕事や長時間運転など、腰に負担を溜めやすい生活習慣がある方は腰椎椎間板ヘルニアを発症しやすいです。 治療としては、ブロック注射を含む保存療法によって筋緊張の緩和と股関節や腰椎の柔軟性を取り戻すことで症状の緩和を目指す方法があります。 それでも日常生活に大きな支障をきたしている場合は、手術も選択肢の1つです。しかし手術したからといって腰椎椎間板ヘルニアの痛みが100%消える保証はなく、別の高位で再発するケースもあります。 鼠径ヘルニア 鼠径ヘルニアは別名「脱腸」とも呼ばれ、主に小腸が鼠径部から皮下に飛び出してしまう病態です。 鼠径部に筋膜が脆弱な部分があり、腹圧が高まることでそこから内臓が出てきてしまいます。 原因はほとんどが先天的な要因ですが、年齢と共に筋力が落ちるため鼠径ヘルニアの発生リスクが高まります。 飛び出してきた小腸が嵌頓(元の位置に戻らなくなった状態)してしまい、徒手整復でも元に戻らなくなってしまった場合は、早急に手術が必要です。 嵌頓している組織が壊死を起こしてしまうと、重篤な状態になりかねません。 鼠径ヘルニアは太ももの付け根に痛みが出るだけでなく、体表からでも膨らみを確認できます。 リンパ節炎 リンパ節炎とは、1つまたは複数のリンパ節に感染が起き、腫れや痛みを伴って発症する病態です。 鼠径部にはリンパ節が位置していますが、ウイルス感染などで炎症を起こしてしまうと、太ももの付け根に痛みが出ます。 また全身性エリテマトーデスのような自己免疫疾患でも、リンパ節の腫脹を認めることがあります。 太ももの付け根が痛いときの対処法 太ももの付け根に痛みを感じた場合、早めに適切な対処を行うことが重要です。 症状が軽度であれば、自宅でのセルフケアで改善するケースもあります。 患部の負担を避けて安静にする 症状に応じて冷やす・温める 股関節周辺のストレッチをする 医療機関を受診する これらの方法を試しても改善しない場合や、痛みが強い場合は、自己判断せず医療機関を受診することをおすすめします。 早めの対応が、症状の悪化を防ぎ、回復への近道となります。 患部の負担を避けて安静にする 太ももの付け根が痛い場合は、運動や長時間の立ち仕事などは控え、患部の負担を避けて安静にしておくことが重要です。 無理に運動や負荷のかかる動作を繰り返すと、患部の炎症や損傷が悪化する可能性があります。 横になるなど、腰への負担を減らして安静にしておくことが大切です。 症状に応じて冷やす・温める 太ももの付け根の痛みはじめや腫れがある場合は冷やし、症状が落ち着いてきた場合には温めるなど、状態に応じた対応が有効です。 捻挫や打撲などの受傷直後の急性期では、炎症悪化を抑制するために冷やすことで、痛みの軽減につながります。 症状が和らいでくる慢性期では、炎症は落ち着いており、筋肉の硬直や疲労などにより血行が悪くなっている可能性があります。 そのため、温めることで血行が良くなり、痛みの緩和が期待できます。 股関節周辺のストレッチをする 太ももの付け根に痛みがある場合は、症状が落ち着いている範囲で股関節周辺のストレッチを行うことが有効な場合があります。 ストレッチを行うことで太ももの付け根の柔軟性を高め、可動域が広がるため、痛みが軽減する可能性があります。 ただし、無理なストレッチは症状が悪化する可能性があるため、医療機関の指示のもと行うようにしましょう。 医療機関を受診する 太ももの付け根の痛みが、安静やストレッチ、温めるといった対処法で改善しない場合は、医療機関の受診をおすすめします。 医療機関を受診する目安は以下のとおりです。 腫れや熱感がある しびれを伴う 受傷直後の強い痛み 継続的な痛み 股関節の変形 受傷直後の急性期で強い痛みがある場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。 また、継続的な痛みや股関節の変形など、慢性的な痛みが続く場合は症状の悪化により、症状が治りにくくなる可能性があるため注意が必要です。 太ももの付け根が痛い方からよくある質問 太ももの付け根に痛みを感じる原因を知ることで、適切な対応が取りやすくなります。 以下によくある質問をまとめました。 女性の太ももの付け根が痛くなりやすい理由は? 太ももの付け根の痛みはストレッチで治る? 外側の太ももの付け根が痛い原因は? これらの質問について、それぞれの原因や対処法を詳しく解説します。 自身の症状と照らし合わせながら、早期に適切な対応を検討してください。 女性の太ももの付け根が痛くなりやすい理由は? 女性の太ももの付け根が痛くなりやすい理由は、骨盤の形状が男性と違うことや、さまざまな疾患が考えられます。 女性は出産に適応するため、男性より骨盤が広く骨盤から膝への角度が大きくなりやすい傾向があり、歩行時や運動時に股関節への負担が大きくなるのが特徴です。 また、女性では一部の疾患が関与する場合もあり、状況によっては感染症などが原因となることもあります。 痛みが続く場合やその他の症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診して適切な治療を行うことが重要です。 太ももの付け根の痛みはストレッチで治る? 太ももの付け根の痛みは、ストレッチをすることで太ももの柔軟性が高まり、運動機能の向上や、体調を改善できる可能性があるため重要です。 太ももの柔軟性が高まることで、股関節の可動域が広がることや骨盤のゆがみ、血流の改善につながります。 ただし、ストレッチだけでは痛みが緩和する可能性はありますが、根本的な改善には医療機関での治療が必要となる場合があります。 外側の太ももの付け根が痛い原因は? 外側の太ももの付け根に痛みを感じる場合、いくつかの疾患がその原因となっている可能性があります。 この部位の痛みは、股関節や周囲の組織、神経の問題が関与していることが多く、症状によっては日常生活に支障をきたします。 変形性股関節症:股関節の軟骨がすり減り、痛みや可動域の制限を伴う病気 滑液包炎:股関節周囲の滑液包が炎症を起こし、腫れや痛みが生じる状態 坐骨神経痛:坐骨神経が圧迫されることで、太ももや足に鋭い痛みやしびれが広がる症状 これらの原因はいずれも早期の診断と治療が重要です。 日常生活で気になる症状がある際は、早めの対応が回復への近道となります。 太ももの付け根が痛いときは再生医療をご検討ください 太ももの付け根の痛みには、さまざまな原因と疾患があります。 痛みがある場合は、安静にしておくことやストレッチなど、セルフケアを行うことが大切です。 継続的な痛みは放置せずに、できるだけ早く医療機関を受診することで症状が改善する可能性があります。 変形性股関節症などの症状がある場合は、医療機関では長期治療となる可能性がありますが、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した組織を再生・修復を促し、痛みの原因となっている疾患の根本的な改善が期待できる治療法です。 以下のページでは、太ももの付け根や股関節の痛みに対する再生医療の症例を紹介しているため、併せて参考にしてください。 >>当院の再生医療による股関節の症例はこちら 当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを実施しているため、ぜひご相談ください。
2019.04.17 -
- 変形性股関節症
足の付け根が痛い原因がわからず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。 足の付け根の痛みには、さまざまな原因が考えられるため、早期に原因を特定することが重要です。 本記事では、足の付け根の痛みの原因となる疾患や治療法について詳しく解説します。 足の付け根の痛みを治したい方に知っていただきたい情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。 足の付け根の痛みが長引いている方は、先端医療である再生医療による治療も選択肢の一つです。 >>再生医療を受けた方の症例はこちらからもご確認いただけます。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、痛みの原因となっている股関節や神経の再生・修復を促す医療技術です。 以下の動画では、実際に再生医療で変形性股関節症による股関節の痛みが改善された患者さまの症例を紹介しているため、併せて参考にしてください。 https://youtu.be/iPHLbIXjPNk?si=5SdysmtZ6YYmqZ1_ 足の付け根が痛いときに考えられる疾患 足の付け根が痛いときには、以下のような疾患が原因として考えられます。 疾患名 症状 変形性股関節症 ・歩行時や立ち上がり時の痛み ・股関節の動きが制限される 鼠径ヘルニア ・足の付け根や鼠径部の膨らみや違和感 ・立っているときや咳をすると強い痛みがある 坐骨神経痛 ・腰から足にかけての痛みやしびれ ・動作時に痛みが悪化する 腰部脊柱管狭窄症 ・腰や足のしびれ ・歩行時の痛み 大腿骨頭壊死症 ・歩行時や安静時の激しい痛み ・股関節の可動域が狭くなる 股関節インピンジメント症候群 ・股関節の痛み ・股関節の柔軟性低下 腸腰筋炎 ・背中や腰の痛み ・発熱 ・全身の疲れ 股関節の筋肉や腱、神経、血管など、さまざまなものが足の付け根の痛みの原因となります。 それぞれの疾患について詳しく理解しておきましょう。 変形性股関節症 変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減ることで痛みを引き起こす疾患です。 特に中高年に多くみられ、長期間にわたる関節への負担が原因とされています。 原因 ・長期間の関節への負担 ・加齢 ・先天性股関節脱臼など 主な症状 ・歩行時や立ち上がり時の痛み ・股関節の動きが制限される 治療法 ・保存療法(ストレッチや薬物療法) ・手術療法(人工股関節置換術や骨切り術など) ・再生医療(幹細胞治療・PRP療法) 変形性股関節症は早期発見と治療が重要です。 症状が進行すると手術が必要になる場合もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。 鼠径ヘルニア 鼠径ヘルニアは、腸や脂肪組織が足の付け根付近の鼠径部から突出してしまう状態です。 股関節とは別の部位ですが、足の付け根や股関節周辺に痛みや不快感が生じる場合があります。 特に男性に多く、立ち仕事や重い物を持つ作業が原因になることがあります。 原因 ・加齢 ・立ち仕事 ・重い物を持つ作業 ・腹圧の上昇 主な症状 ・足の付け根や鼠径部の膨らみや違和感 ・立っているときや咳をすると強い痛みがある 治療法 ・保存療法(経過観察) ・手術療法(ヘルニア修復術や腹腔鏡手術など) 鼠径ヘルニアは進行すると生活に支障をきたす可能性があるため、症状が見られる場合は早めの受診を検討しましょう。 坐骨神経痛 坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫されることで生じる痛みやしびれの症状です。 腰から足にかけての痛みが特徴で、椎間板ヘルニアなどが原因となることが多いです。 原因 ・椎間板ヘルニア ・腰椎すべり症 ・筋肉の緊張による神経圧迫 主な症状 ・腰から足にかけての痛みやしびれ ・動作時に痛みが悪化する 治療法 ・保存療法(神経ブロック療法など) ・手術療法(椎間板ヘルニア摘出術など) 坐骨神経痛は、原因に応じた適切な治療が必要です。放置すると慢性化する可能性があるため、早期の診断と治療が望まれます。 腰部脊柱管狭窄症 腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管(背骨の後ろ側にある管)が狭くなることで神経が圧迫される疾患です。 主に中高年に多く、歩行時に腰や足の痛み、しびれが出るのが特徴ですが、腰などの痛みが放散痛として股関節まで及ぶ場合があります。 原因 ・加齢による椎間板の変性 ・骨の変形 ・靭帯の肥厚 主な症状 ・腰や足のしびれ ・歩行時の痛み 治療法 ・保存療法(運動療法や薬物療法) ・手術療法(神経除圧術) 症状が進行すると日常生活に支障をきたすため、早期の診察が重要です。 大腿骨頭壊死症 大腿骨頭壊死症は、大腿骨の先端部が血流不足により壊死する疾患です。 進行すると股関節の変形や激しい痛みが現れることがあります。 原因 ・血流障害 ・アルコールの過剰摂取 ・ステロイド薬の長期使用 主な症状 ・歩行時や安静時の激しい痛み ・股関節の可動域が狭くなる 治療法 ・保存療法(薬物療法) ・手術療法(人工関節置換術、骨切り術) ・再生医療(幹細胞治療・PRP療法) 大腿骨頭壊死症は進行性の疾患であり、早期の治療が予後を大きく左右します。 股関節に強い痛みがある場合は、早めに専門医を受診してください。 股関節インピンジメント症候群 股関節インピンジメント症候群は、大腿骨頭と寛骨臼の形態異常により、股関節を動かすときに骨同士が衝突(インピンジメント)してしまう疾患です。 股関節は足の骨の丸い部分(大腿骨頭)が骨盤のくぼみ(寛骨臼)にはまり込んでできていますが、衝突により関節軟骨が削れ、股関節の痛みが生じます。 原因 ・大腿骨頭と寛骨臼の形態異常 主な症状 ・股関節の痛み ・股関節の柔軟性低下 治療法 ・保存療法(リハビリテーションや薬物療法) ・手術療法 ・再生医療 衝突によって削れた関節軟骨を元に戻すことは難しいですが、早期に診断できればリハビリテーションや薬物療法で症状を改善できます。 股関節に痛みがある場合は早めに医師に相談しましょう。 腸腰筋炎 腸腰筋とは、腰と太ももの骨をつなぐ筋肉のことで、太ももを持ち上げる働きを担っています。 この腸腰筋に炎症が生じる疾患が腸腰筋炎で、筋肉の中に膿がたまることもあります。 原因 ・栄養不良 ・糖尿病 ・ステロイドの使用 主な症状 ・背中や腰の痛み ・発熱 ・全身の疲れ 治療法 ・保存療法(安静や抗菌薬の投与) 腸腰筋炎は適切な治療をすれば予後は良好ですが、高齢者や糖尿病などの基礎疾患が重篤な場合は死亡するケースもあります。 背中や腰の痛みや全身の倦怠感を感じる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 足の付け根が痛いのは女性特有の疾患の可能性もある 足の付け根が痛い原因として、以下のような女性特有の疾患も考えられます。 骨盤内炎症性疾患:生殖器の感染症 卵巣嚢腫:卵巣にできる腫瘍 子宮筋腫:子宮の筋肉にできる腫瘍 炎症によるリンパ節の腫れや腫瘍の圧迫が足の付け根の痛みの原因です。 また、妊娠中も足の付け根に痛みが生じることがあります。 胎児の成長や体重増加に伴う負荷に加え、ホルモンの影響で骨盤周辺の靭帯や筋肉が緩むためです。 骨盤のゆがみが残ると、出産後も歩くときや立ち上がるときに痛みを感じることがあります。 足の付け根が痛いときに効くストレッチ 足の付け根が痛いときには、以下のような股関節周辺のストレッチが有効です。 股関節の前側を伸ばすストレッチ 股関節の内側を伸ばすストレッチ 股関節の後ろ側を伸ばすストレッチ ストレッチは筋肉や腱の柔軟性を高め、股関節の負担を軽減する効果があります。 それぞれのストレッチ方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。 股関節の前側を伸ばすストレッチ 股関節の前側を伸ばすストレッチは、股関節の柔軟性を高め足の付け根の痛みを緩和する効果が期待できます。 以下の順番でストレッチを行ってください。 椅子に横向きで座り、片方のお尻を椅子に置く 椅子に掛けていない足を後ろに伸ばし、つま先を立てる 股関節の前側から太ももを伸ばすイメージで、椅子に掛けていない足をさらに後ろに伸ばす 左右それぞれ40秒を目安に2〜3回繰り返す ストレッチ中はバランスを崩しやすいため、動きにくい椅子を使用しましょう。 股関節の内側を伸ばすストレッチ 股関節の内側を伸ばすことで、股関節の可動域が広がり足の付け根の痛みの緩和が期待できます。 以下の順番でストレッチを行いましょう。 椅子に座り、片方の足を反対の膝に乗せる 乗せた足の膝を手で外側に押す その状態で上半身を前に倒す 股関節の内側からお尻の筋肉を伸ばす 左右それぞれ40秒を目安に2〜3回繰り返す 上記のストレッチはバランスを崩しやすい姿勢になるため、椅子に深く腰掛けた状態でストレッチを行いましょう。 股関節の後ろ側を伸ばすストレッチ 足の付け根の痛みを緩和するためには、股関節全体を柔らかくすることが重要です。 以下の順番で股関節の後ろ側を伸ばしましょう。 仰向けになる 左右いずれかの膝を両手で抱える 膝をお腹に引き寄せる 左右それぞれ15秒を目安に2〜3回繰り返す 膝を引き寄せている間は、反対側の膝を曲げたり浮かせたりしないように注意してください。 なお、ストレッチは足の付け根の痛みに有効ですが、無理のない範囲で行うことが重要です。 痛みが強い場合は、ストレッチを中止し医師に相談してください。 足の付け根が痛いときの治し方・対処法 足の付け根が痛いときは、ストレッチに加えて病院で痛み止めを処方してもらうと良いでしょう。 一般的には、以下のような薬が処方されます。 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):痛みや炎症を抑える 筋弛緩剤:筋肉の緊張を緩和する 局所治療薬:湿布やクリームタイプで、痛みや炎症を抑える 薬を使用するときは、医師の指示に従って適切な用法・用量を守りましょう。 足の付け根の痛みを早く治したい方は再生医療も選択肢の一つ 足の付け根の痛みを早く治したい方は、再生医療も選択肢の一つです。 股関節の痛みに対して、近年では再生医療が新たな治療法として注目されています。 再生医療は、患者さま自身の細胞を採取・培養してから股関節に注入し、損傷した軟骨の再生を促す治療法です。 手術や入院を必要とせず、体への負担が少ない治療法として注目されています。 足の付け根の痛みがなかなか治らない場合は、再生医療専門である当院リペアセルクリニックにご相談ください。 足の付け根が痛いときは早めに医療機関を受診しよう 足の付け根の痛みは、変形性股関節症や鼠径ヘルニアなど、さまざまな疾患が原因となります。 症状を改善するためには、ストレッチや痛み止めの薬を活用しつつ、早めに医師に相談し原因を特定することが重要です。 また、痛みの原因によっては再生医療という新しい治療法が有効な場合もあります。 当院リペアセルクリニックでは、再生医療に関する相談をいつでも受け付けておりますので、足の付け根の痛みが長引いている方は、ぜひお問い合わせください。 公式LINEでは、再生医療の治療ガイドブックや症例を無料で配信しているので、合わせてご覧ください。
2019.04.14 -
- 股関節
股関節の疾患などの症状が、保存療法による治療で改善が見込めない場合、人工股関節置換術が検討されるケースもあります。 しかし、人工関節への抵抗感から「人工関節は避けて治療したい」「自分の関節を温存したい」という方も多いでしょう。 本記事では、人工股関節が必要になる原因から人工股関節にならないためにできることについて解説します。 人工股関節置換術以外の治療法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。 なお、当院リペアセルクリニックでは、人工関節を避けて股関節を治療できる「再生医療」をご提供しています。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した股関節の再生・修復を促すことで、痛みの根本的な改善を目指す治療法です。 「人工股関節を避けて治療したい」という方は、ぜひ当院までご相談ください。 人工股関節置換術とは? 人工股関節置換術とは、病気などで傷ついた股関節を人工の股関節に置き換える手術を指します。 手術後は、なるべく早期から自分の足で歩き始めることが重要です。 人工股関節置換術が必要になる主な原因 人工股関節置換術が必要になる主な原因として、以下のような疾患が挙げられます。 変形性股関節症 大腿骨頭壊死症 関節リウマチ それぞれの疾患でどのような症状が見られるのか、詳しく確認していきましょう。 変形性股関節症 変形性股関節症とは、股関節の関節軟骨がすり減って変形することによって、痛みや可動域が制限される疾患です。 主な発症原因は、「加齢による筋力の低下」、「股関節への過剰な負担」、「スポーツ外傷」などさまざまです。 変形した股関節をもとに戻すことはできないため、症状が悪化した場合は、人工股関節置換術が検討されるケースがあります。 大腿骨頭壊死症 大腿骨頭から関節内に流れる血流が悪くなることで、大腿骨頭の骨組織が壊死していく疾患です。 骨壊死だけでは痛みがない場合もありますが、進行すると壊死した骨が潰れ、体重がかかることによって痛みが生じます。 大腿骨頭壊死症の発症と関連する因子は解明されつつありますが、原因は未だ不明とされています。 重度でない限り、診断されたらすぐに人工股関節置換術を行うわけではなく、他の治療が優先されることがほとんどです。 関節リウマチ 関節リウマチは、免疫の働きに異常が生じ、健康な細胞を攻撃してしまうことで関節が炎症を起こす疾患です。 関節の痛みや腫れだけでなく、関節の変形や機能障害を引き起こす可能性もあります。 股関節の変形などの症状が悪化し、日常動作に大きな影響を及ぼしている場合は人工股関節置換術が適用されることがあります。 股関節の痛みに対する人工股関節置換術以外の治療法 股関節の痛みに対して、人工股関節置換術以外の主な治療法は、以下のとおりです。 保存療法 骨切り術 再生医療 ご自身の症状や生活環境に合わせて適切な治療法を検討する際の参考にしてください。 保存療法 保存療法では、以下のような複数の治療法を組み合わせて行うことで症状・痛みの緩和を目指します。 薬物療法:薬によって痛みを抑える 温熱療法:血行を促進し、痛みやこわばりを和らげる 運動療法:関節周辺の筋肉を鍛え、関節の動きをサポートする 装具療法:サポーターなどの装具で関節の負担を軽減する 薬物療法や温熱療法によって痛みをコントロールし、痛みが和らいでいる間に運動療法によって関節への負担を抑える身体づくりを行います。 痛みが強いときは運動療法を控えるなど、無理のない範囲で続けることが大切です。 関節を温存できる一方で、保存療法は痛みを和らげることが目的となるため、疾患を完治させる治療法ではありません。 骨切り術 股関節がそれほど損傷していない場合、股関節周辺の骨を切って関節の向きなどを矯正する手術が検討されます。 股関節の骨切り術は、「関節温存術」とも呼ばれており、状況に応じて「大腿骨側の骨を切る方法」と「骨盤側の骨を切る方法」があります。 自分の組織や関節を残して治療できるメリットはありますが、完治するまでに時間がかかるため注意が必要です。 再生医療 近年の股関節の治療では、自己細胞を用いて原因疾患の根治を目指す「再生医療」も選択肢の一つです。 再生医療では、患者さまから採取した細胞や血液を用いて、損傷した股関節の組織の再生・修復を促すことで股関節疾患の改善が期待できます。 アレルギーや拒絶反応などの副作用リスクも少ないため、股関節の痛みを根本から治したい方にとって新たな選択肢になると注目されている治療です。 当院リペアセルクリニックでは、股関節に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。 f「人工股関節を避けて治療したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。 近年では人工股関節置換術による治療も増えてきている 近年では、股関節の痛みに対して、人工股関節置換術による治療を選択する方も増えてきています。 技術力向上によって、人工関節の寿命が長くなったことが挙げられるでしょう。 一般的には15〜20年程度といわれており、活動量によっては25年後も機能しているケースもゼロではありません。 比較的高齢の方に多い治療法ですが、運動習慣や症状の程度によっては40〜50代で人工股関節置換術が選択される場合もあります。 人工股関節のデメリット・注意点 人工股関節には多くのメリットがある一方で、デメリットや注意点もあります。 主なデメリット・注意点は、以下のとおりです。 脱臼する可能性がある 長期的なリハビリが必要 耐久年数が決まっている 感染症リスクがある 人工股関節に置換し、日常生活が送れるようになった後も、注意しなければならないことがいくつかあります。 以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。 脱臼する可能性がある 脱臼を防ぐために、日常生活の中で以下の動作を避けるようにしましょう。 あぐらをかく 低い椅子に長時間座る 前かがみになって靴を履く 人工股関節の足を軸にして立ち、身体を伸ばす 上記のような股関節が深く曲がる姿勢は、脱臼の可能性を高めます。 日常生活の中で無意識にとってしまうことが多い姿勢でもあるため、術後は過度な屈曲や伸展、外旋に注意し、股関節に負担をかけないよう意識してください。 長期的なリハビリが必要 多くの場合は人工股関節にするまでに、日常生活に影響を与えるほどの痛みと向き合ってきているでしょう。 そのため、筋力が大幅に落ちており、筋力を元通りに戻すのには時間がかかります。 どのくらいの生活レベルを目指すかにもよりますが、リハビリは長いスパンで計画する必要があります。 耐久年数が決まっている 人工股関節の耐久年数は、運動習慣や生活環境にもよりますが、一般的に15〜20年程度といわれています。 そのため、若い世代の方が人工股関節置換術を受けた場合は、再手術を行い人工関節の入れ替えが必要になる可能性があります。 人工股関節の性能が向上し耐久年数も長くなってきているため、再手術が必要かどうかは医師に相談しましょう。 感染症リスクがある 人工股関節には、合併症として感染症リスクがあることにも注意が必要です。 人工関節周囲感染(PJI)と呼ばれ、手術中だけでなく、術後にも歯周病や虫歯などの菌が血液を介して感染する場合があります。 感染すると、以下のような症状が現れることがあります。 腫れ 痛み 発熱 人工関節のゆるみ 症状によっては再手術の可能性もありますので、違和感がある場合はすぐに医師に相談してください。 人工股関節にならないためにできること 本章では、人工股関節にならないためにできることを3つ紹介します。 股関節の負担を減らす生活を意識する 適度な運動やストレッチを行う 股関節に痛みがある場合は再生医療による治療を検討する 股関節の負担を減らす生活について、具体的に見ていきましょう。 股関節の負担を減らす生活を意識する 日常生活では、無意識に股関節への負担がかかる動作を取ってしまうことが多いため、負担を減らすよう意識することが重要です。 とくに意識したいポイントは、以下のとおりです。 椅子に座る・立ち上がる際は反動をつけずにゆっくりと行う 股関節を深く曲げない 膝を内側にひねらない 重い物を持たない 転ばないよう注意する 上記のような日常生活の動作を見直し、股関節への負担を和らげましょう。 適度な運動やストレッチを行う 股関節に負担をかけたくないからといって、一切運動をしないのは逆効果となるため、適度な運動やストレッチを行うことが重要です。 適度な運動をすることにより股関節周辺の筋力が上がり、股関節にかかる負担が減ります。 自宅での簡単なトレーニングでも筋力が上がりますので、無理のない範囲で継続して運動しましょう。 また、水中でのトレーニングや固定式バイクは股関節に負担をかけずに足の筋力を鍛えられるのでおすすめです。 股関節に痛みがある場合は再生医療による治療を検討する 股関節の治療で人工股関節を入れたくない場合は、再生医療による治療を検討しましょう。 再生医療とは、機能障害や機能不全になった組織に対して、体が持つ再生能力を利用して損なわれた機能を再生させる治療のことです。 患者さまの幹細胞を採取・培養し、損傷した股関節を再生できる場合があります。手術や入院も必要ないため、注目されている治療法です。 再生医療を検討している方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。 以下のページでは、股関節に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による股関節の症例はこちら 人工股関節にならないためには股関節の負担を減らすことが重要 人工股関節にならないためには、日常生活の中で股関節に負担をかける動作を避けることが大切です。 人工股関節置換術によって日常生活が送れるようになる半面、「脱臼リスク」「長期的なリハビリ」「耐久年数による再手術」「感染症リスク」などの注意点も多くあります。 「保存療法」「骨切り術」「再生医療」などの治療法もあるため、ご自身の年齢や症状に合わせて適切な治療法を検討してください。 なお、当院リペアセルクリニックでは、人工関節を避けて股関節を治療できる「再生医療」をご提供しています。 「再生医療について詳しく知りたい」「人工股関節を避けて治療したい」という方は、ぜひ当院までご相談ください。
2019.04.08







