-
- 腰
- ひざ関節
- 股関節
- 再生治療
「階段を上がるときだけ膝が痛い」「下りでズキッとする」といった症状は日常生活の中で多くの人が経験しやすい悩みのひとつです。 平地では痛みがなくても、階段だけ痛む場合は、膝関節の特定の場所に負担が集中している可能性があります。 階段での膝の痛みは、関節の変化や筋力低下、姿勢のクセなど、放置すると悪化しやすい要因が隠れていることもあります。 そこで本記事では階段で痛む理由、セルフケアの方法、受診の目安にくわえ、後半では再生医療という新しい選択肢についても解説します。 階段で膝が痛くなる主な原因 階段で膝が痛い場合は、関節の変化・軟骨の摩耗・筋力不足など複数の要因が重なっていることが多いです。 階段では平地歩行に比べて膝への負荷が大きく、体重のおよそ3〜6倍が膝にかかるといわれています。 そのため、関節が弱っている場合や筋力が低下していると、階段の上り下りで痛みが出やすくなります。 下記では、それぞれの原因について詳しく解説します。 変形性膝関節症 階段で膝が痛む代表的な原因が「変形性膝関節症」です。 軟骨の摩耗や関節の炎症によって、膝の内側に痛みを感じることが多く、特に階段の上り下りで症状が現れやすいのが特徴です。 初期段階では「動き始めの痛み」から始まり、進行するにつれて日常動作に影響が出てきます。 早期に気づくことで対策しやすいため、階段で違和感が続く場合は注意が必要です。 膝蓋大腿関節症 階段で膝の前側が痛む場合は「膝蓋大腿関節症」の可能性があります。 膝のお皿(膝蓋骨)と太ももの骨(大腿骨)の間に負担がかかることで起こる痛みで、階段の上り下り・しゃがむ動作で症状が出やすいのが特徴です。 スポーツだけでなく、日常生活でも発症することがあります。 太もも前側(大腿四頭筋)が硬い・弱い場合に負担が集中し、痛みにつながることがあります。 筋力低下・体重増加・姿勢のクセによる負担増大 筋力低下や姿勢のクセは、階段での膝痛を悪化させる大きな要因です。 階段では膝だけでなく太ももの筋肉が大きく関わるため、筋力不足や体幹の不安定さによって負担が偏ります。 また、O脚や猫背など姿勢の乱れがあると、膝の一部に集中的に力がかかり、痛みにつながります。 筋力や姿勢は日常ケアで改善しやすい部分でもあるため、気づいたタイミングで早めに見直すことが大切です。 「階段で膝が痛い」はどんな状態?よくある症状パターン 階段で膝が痛い場合は、関節のどこに負担がかかっているかによって痛み方が変わります。 階段は平地より膝への負荷が大きく、膝関節の前側・内側・外側のどこにトラブルが生じているかで「痛む瞬間」「痛む方向」が異なります。 自分がどのタイプに当てはまるか把握することで、原因の絞り込みやセルフケアの方向性が見えやすくなります。 とくに「上りで膝前側が痛い」「下りで内側が痛い」というケースは非常に多く、変形性膝関節症や膝蓋大腿関節の負担が関わっていることがあります。 また、朝だけ痛い・動き始めだけ痛いという場合は、関節のこわばりや筋肉の硬さが背景にあるケースも。 症状の傾向を知ることで、次の章で紹介するセルフチェックや医療機関の受診判断がしやすくなります。 病院に行くべき?セルフチェックと受診の目安 階段での膝痛が続く場合は、セルフチェックで状態を確認し、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。 軽い痛みや一時的な違和感であればセルフケアで落ち着くこともありますが、強い痛みが続く場合や症状に特徴がある場合は、関節のトラブルが隠れている可能性があります。 無理に我慢すると悪化することもあるため、早めの判断が重要です。 上記のいくつかが当てはまる場合、膝関節に負担がかかっているサインの可能性があります。 続いて「どのような状態なら病院へ行くべきか」の目安をまとめます。 階段での膝痛は、初期のうちに対処すれば悪化を防ぎやすいケースが多くあります。 違和感の段階でチェックすることが、次のステップで紹介するセルフケアや治療法を選ぶうえでも役立ちます。 今日からできる!階段の膝痛をやわらげるセルフケア 階段での膝痛は、筋肉のケア・負担を減らす生活調整・サポートグッズの活用でやわらぐことがあります。 膝は日常的に使う関節のため、負担が重なりやすい部位です。 階段で痛みが出る場合、太ももの筋肉の硬さ・筋力不足・使い方のクセが関わっていることが多く、日々のセルフケアで負担を減らせるケースもあります。 ストレッチで筋肉をほぐすと膝の動きがスムーズになりやすく、体重が乗る瞬間の負担が軽減されることがあります。 サポーターは膝周りの安定性を高めるため、階段の痛みが強い時期や外出が多い日に活用すると安心です。 ただし、長時間の使用は筋力低下につながるため、必要なタイミングだけ使うのが望ましいとされています。 セルフケアで一時的に楽になることもありますが、痛みが続く・悪化する場合は他の原因が隠れていることがあるため、医療機関での相談を検討してみてください。 一般的な治療法とその限界について 階段での膝痛は一般的な保存療法で改善が期待できることがありますが、慢性化している場合は限界が生じることもあります。 膝痛に対する基本的な治療は、炎症を抑える・筋肉を整える・関節への負担を減らすという「保存療法」が中心です。 これらは多くの症状に対して有効とされていますが、関節の変化が進んでいる場合や痛みが長期化している場合には、改善に時間がかかったり効果が実感しにくいケースもあります。 これらの方法は症状をやわらげるうえで大切ですが、次のような課題が残ることがあります。 保存療法は大切な治療の基本ですが、「痛みが戻りやすい」「階段がつらい状態が続く」といった悩みが残る方もいます。 そのような場合、従来の治療に加えて別の選択肢を知っておくことで、将来の不安が軽減されることがあります。 そこで近年注目されているのが、身体が本来持つ働きに着目した再生医療というアプローチです。次の章では、手術を避けたい方にも選ばれることがある再生医療について解説します。 「手術はできれば避けたい」方におすすめの膝の再生医療という選択肢 階段での膝痛が長引く場合、手術以外の選択肢として再生医療が相談されることがあります。 一般的な保存療法では「痛みが戻りやすい」「活動量を維持したいのに不安がある」という悩みが残ることがあります。 こうした背景から、近年は関節の働きに着目した再生医療が選択肢のひとつとして取り入れられています。 自分自身の体の働きに着目した治療であるため、「できるだけ手術は避けたい」「まだ仕事や趣味を続けたい」と考える方におすすめです。 「手術しかないのかもしれない」「このまま悪化したら不安」という方は、専門医に相談することで治療の幅が広がり、自分に合った方法を選びやすくなります。 階段の膝痛は「今のケア」と「将来を見据えた治療」の両方が大切 階段での膝痛は、日々のセルフケアと適切な治療選択を組み合わせることで負担を軽減しやすくなります。 階段だけで痛む膝は、関節の使い方・筋力・姿勢などさまざまな要因が重なって症状が現れています。 そのため、ストレッチや筋力ケアといった日常的な対策はもちろん、痛みが続く場合には専門医で状態を確認することが重要です。 さらに、一般的な治療だけで不安が残る方には、再生医療のような新しい選択肢について知っておくと、将来の見通しが立てやすくなることがあります。 膝の痛みは「そのうち良くなる」と思って放置すると、知らず知らずのうちに悪化し、階段や歩行がつらくなることもあります。 リペアセルクリニック大阪院では、一人ひとりの状態に合わせて選択肢を提案しているので、ぜひ無料カウンセリングを検討してみてください。 「階段の痛みが気になってきた」「将来歩けるか不安」と感じたら、今のケアとあわせて専門医へ相談することで、自分に合った最善の道を見つけやすくなります。
2025.11.28 -
- 腰
- 膝部、その他疾患
- 股関節
- 再生治療
「ママチャリに乗ると腰が痛くなる」「買い物の帰りに腰がズーンと重くなる」といったお悩みの方もいらっしゃるかと思います。 日常の移動で自転車を使う方の多くが経験しやすい悩みのひとつです。 特にママチャリは荷物を載せることも多く、乗り方や姿勢次第では腰に負担がかかりやすい構造になっています。 自転車は本来、関節への負担が少ない優しい運動ですが、サドル・ハンドル位置や乗車姿勢がほんの少し合わないだけで腰痛が起きやすくなります。 そこで本記事では腰痛の原因、今日からできる対策、さらに後半では治療の選択肢まで幅広く解説します。 ママチャリに乗ると腰が痛くなるのはなぜ? ママチャリで腰が痛くなる原因は「姿勢」と「ポジション設定」が大きく関係しています。 ママチャリは乗りやすい反面、上体が起きた状態になりやすく、荷物の重さが腰にかかりやすい構造です。 さらにサドルの高さやハンドルの位置が合わないと、腰だけで体を支えてしまい、長時間の走行で痛みにつながることがあります。 ここからは、ママチャリ特有の腰痛が起こる理由をもう少し詳しく見ていきましょう。 ママチャリ特有の姿勢と荷重バランスが腰に負担をかける ママチャリは上体が起きやすく、振動がそのまま腰へ伝わりやすい構造です。 スポーツ自転車と比べてハンドルが高く、背筋を立てた姿勢になりがちなママチャリは、ペダルを踏むたびの衝撃が腰に直接伝わりやすい傾向があります。 また、買い物かごに荷物を載せると重心が前に寄るため、腰がバランスを取ろうとして負担が集中します。 姿勢の乱れは自覚しにくく、乗車時間が長いほど腰の疲労が蓄積しやすくなります。 まずは自分がどんな姿勢で乗っているかを意識してみることが重要です。 サドル・ハンドルの高さが合わないと腰に負担が集中する サドルとハンドルの高さが合っていないと腰が支点になり、痛みが出やすくなります。 サドルが低いと膝が曲がりすぎて上体が丸まり、腰に大きな負担がかかります。 サドル・ハンドルの高さは、自分の身長に合った設定に調整するだけでも腰の負担は大きく変わります。 調整が難しい場合は自転車店で見てもらうのも効果的です。 今日からできる「ママチャリ腰痛」対策 ママチャリによる腰痛は、サドル・ハンドル位置の調整と乗る前後のケアで軽減が期待できます。 正しいポジションは腰の負担を大きく左右します。加えて、走行前後に簡単なストレッチを行うだけでも腰回りの筋肉がほぐれ、痛みの予防につながります。 まずは「乗り方そのもの」を整えるところから始めましょう。 腰にやさしいサドルとハンドルの高さ・ポジションの目安 腰痛を防ぐ基本は、サドルの高さとハンドル位置を自分の体格に合わせることです。 サドルとハンドルが合っていないと、腰が常に上下左右へ揺れやすくなり、腰痛の大きな原因になります。 最適な位置に調整することで、姿勢が安定し、腰の負担を減らすことができます。 これらの設定は数ミリ変えるだけでも乗り心地が大きく変わります。 自宅での調整が難しい場合は、自転車店でのフィッティングを利用すると安心です。 乗る前後にやっておきたい簡単ストレッチ 走行前後に腰や太ももを軽くほぐすことで、腰痛の予防につながります。 特に太もも前後・お尻の筋肉が硬いと骨盤が引っ張られ、腰痛の原因になりやすくなります。 短時間でできるストレッチでも、継続すれば体の負担が軽減しやすくなります。 痛みがあるときは無理に伸ばさず、「気持ちよい」と感じる範囲で行うことが大切です。 特に帰宅後や入浴後の体が温まっているタイミングは、筋肉をほぐしやすくおすすめです。 「この腰痛は要注意」医療機関を受診すべきサイン 自転車での腰痛でも、「いつもの痛み」とは異なるサインがある場合は早めの受診が大切です。 姿勢やサドル位置が原因の腰痛はセルフケアで軽減しやすい一方、重い痛みやしびれがある場合は、神経や椎間板など腰そのものにトラブルが起きている可能性があります。 放置すると慢性化することがあるため、注意が必要です。 これらのサインがある場合は、単なる筋肉の疲労ではなく、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・仙腸関節のトラブルなど、他の原因が隠れている可能性があります。 早めに専門家へ相談することで、必要な治療や生活の注意点が分かり、悪化を防ぐきっかけになります。 保存療法で良くならない慢性腰痛には「再生医療」という選択肢も 長引く腰痛では、保存療法だけでは改善が難しいケースもあり、再生医療が選択肢として相談されることがあります。 腰痛は多くの場合、ストレッチや運動、痛み止め、湿布などの保存療法で軽減が期待できます。 しかし、関節や椎間板に負担が蓄積している場合や、炎症が長期間続いている場合は、セルフケアだけでは不安が残るケースも。 最近では、身体が持つ働きに注目した再生医療が腰痛治療の選択肢の一つとして取り入れられるケースが増えており、一般的な治療と併用しながら検討されることがあります。 リペアセルクリニック大阪院では、無理な治療の提案を行わず、患者ひとりひとりに合わせた説明を意識している点が特徴です。 「これ以上腰痛が長引くのは不安…」「運動や好きな活動を続けたい」と感じる方は、一度専門医に相談することで、納得いく治療の方向性が見つかりやすくなります。 慢性腰痛には正しいセルフケアと早期の受診が重要 腰痛を長く抱え込まないためには、日常のセルフケアと適切なタイミングでの受診が重要です。 自転車(ママチャリ)による腰痛は、姿勢・ポジション設定・筋肉の柔軟性など、日常の工夫で軽減が期待できる部分が多くあります。 しかし、痛みが長引く場合は単なる疲労ではなく、腰そのものに負担が蓄積している可能性もあるため、一度専門家に相談することが大切です。 早期に対策を始めることで、腰への負担を減らしやすくなり、「気づいたら慢性化していた」という悪循環を避けるためにも役立ちます。 腰痛の原因はひとつではなく、生活習慣・姿勢・筋肉の状態・関節の変化など、複数が重なって生じることがあります。 そのため、「合わない方法を続けてしまう」よりも、自分にとって適切なケアや治療を早めに見つけることが大切です。 また、一般的な保存療法だけでは不安が残る場合には、再生医療のように身体の働きに着目したアプローチが相談されるケースも。 自分の体に向き合いながら、できることから少しずつ取り組み、必要なときは専門家に頼ることで、腰への負担を少なくしながら自転車ライフを長く楽しむことができます。
2025.11.28 -
- ひざ関節
- 股関節
- 肩
- 再生治療
化膿性関節炎とは、関節内に細菌が侵入して急激な炎症を起こす感染症です。 数時間から数日で強い痛みや腫れが現れ、放置すると関節の軟骨が破壊される危険性があります。 「朝起きたら関節が腫れて熱を持っている」「痛みが強くて歩けない」「発熱があり不安」など、突然の関節症状に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、化膿性関節炎の症状・原因・診断方法から治療法・予防法まで、わかりやすく解説します。 化膿性関節炎は緊急で処置が必要な疾患です。 関節に急な痛みや腫れを感じている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 化膿性関節炎とは|関節内に細菌が入り込んで急激な炎症を起こす感染症 化膿性関節炎は、関節液や関節組織に細菌が感染して起こる深刻な感染症です。 原因の多くは細菌ですが、まれにウイルスや真菌が原因となることもあります。 数時間から数日という短期間で急激な痛み・腫れ・発熱が現れることが特徴です。 膝・肩・股関節など大きな関節に多く見られ、放置すると数時間から数日で関節軟骨が損傷する可能性があるため、早期治療が非常に重要です。 以下に該当する方はとくに注意が必要です。 高齢者(免疫力の低下) 糖尿病患者 関節リウマチの患者 人工関節置換術後の患者 免疫不全状態の患者 ステロイド使用中の患者 これらの基礎疾患がある方は感染リスクが高いため、関節の痛みや腫れが現れたらすぐに医療機関を受診しましょう。 主な原因菌は黄色ブドウ球菌 黄色ブドウ球菌が最も多い原因菌です。 この細菌は通常、健康な人の皮膚や鼻の中にも存在していますが、免疫力が低下すると感染症を引き起こすことがあります。 皮膚に傷口があると、そこから体内へ侵入、あるいは血液を介して関節に到達するリスクがあるため注意が必要です。 その他の原因菌としては以下があります。 連鎖球菌 淋菌 グラム陰性桿菌 検査でどの細菌が原因かを調べることで、その細菌に最も効果が期待できる薬を使った治療ができます。 化膿性関節炎の主な症状|初期症状をチェックしよう 化膿性関節炎は急激に症状が進行するため、初期症状を見逃さないことが重要です。 以下のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。 急激に起こる強い関節痛 関節の腫れ・熱感・赤み 動かすと激痛が走る 発熱・悪寒 乳幼児の場合はぐずる・食欲低下・歩かない 症状は非常に急速に悪化し、半日から数日で歩行不能になるほどの強い痛みを呈するケースもあります。 とくに、関節が熱を持って赤く腫れている場合や、38度以上の発熱がある場合は緊急性が高いと考えてください。 乳幼児は症状を言葉で表現できないため、いつもと違う様子(機嫌が悪い、食事を摂らない、足を動かさない)が見られたら注意が必要です。 化膿性関節炎の診断方法|整形外科を受診しよう 化膿性関節炎が疑われる場合、整形外科での診断が必要です。 主な診断方法は以下のとおりです。 関節穿刺(関節液検査) 血液検査 画像検査 関節穿刺では、関節に針を刺して関節液を採取し、白血球数の増加や細菌の有無を調べます。 通常数日以内に原因菌を特定でき、関節液が濁っていたり膿が混じっていたりする場合は化膿性関節炎の可能性が高いと判断されます。 血液検査では、白血球数やCRP(炎症反応の指標)を測定し、感染や炎症の有無を確認。血液培養検査で全身への感染の広がりも評価します。 画像検査では、X線検査で骨の状態を、MRI検査で軟骨や周囲組織の状態を詳しく評価することが可能です。 これらの検査を組み合わせて、感染の有無と原因菌を特定します。 化膿性関節炎の治療期間|基本は6週間前後が目安 化膿性関節炎の治療には、通常6週間前後の期間が目安です。 治療は2段階に分かれます。最初の2週間ほどは病院で点滴による抗菌薬投与を行い、症状が安定したら経口薬に切り替えてさらに4週間ほど継続します。 抗菌薬が効いていれば、通常48時間以内に痛みや腫れが軽減します。 ただし、感染の程度や患者さまの状態によって治療期間は異なるため、医師の指示に従って処方された期間は必ず治療を継続しましょう。 化膿性関節炎の治療法 化膿性関節炎の主な治療法は、以下のとおりです。 抗菌薬療法 関節ドレナージ(排膿) 安静とリハビリテーション 再生医療 早期に適切な治療を開始すれば、関節機能を温存できる可能性が高まります。 抗菌薬療法 抗菌薬療法とは、抗菌薬を使って細菌感染を抑える治療法です。 感染が疑われた時点で、原因菌の特定を待たずにすぐ投与を開始します。 最初は関節に十分な量の薬が届くよう点滴で投与し、症状が安定したら内服薬に切り替えます。 検査で原因菌が判明すれば、その細菌に最も効く抗菌薬へ変更することもあります。 なお、ウイルスが原因の場合は抗菌薬を使用しなくても自然に回復するのが一般的です。 関節ドレナージ(排膿) 関節ドレナージ(排膿)とは、関節内にたまった膿を取り除く処置です。 膿がたまったままだと関節の損傷が進み、薬も効きにくくなるため、早めの対処が欠かせません。 関節の種類や感染の程度に応じて、針を刺して膿を吸引する処置(関節穿刺)、関節鏡(小さなカメラを挿入して関節内を観察・洗浄する器具)を使った手術、または開放手術が選択されます。 膝関節や肩関節では関節鏡手術が行われることが多く、股関節では外科的ドレナージが必要になることが一般的です。 安静とリハビリテーション 感染後の数日間は、痛みを軽減するために副子(固定具)で関節を固定して安静を保ちます。 その後は、筋力の低下や関節のこわばりを防ぐために理学療法(リハビリテーション)を開始します。 適切なリハビリを行わないと、関節の永久的な機能障害が残る可能性があるため、医師や理学療法士の指導のもとで計画的に進めることが大切です。 再生医療 関節の新たな治療法として、再生医療の幹細胞治療があります。 幹細胞治療は、患者さま自身の細胞を採取・培養し、関節内に注入する治療法です。 手術や入院を伴わず、身体への負担が少ないのが特徴です。 ただし、化膿性関節炎そのものの治療には適応されません。感染が完全に治癒した後、関節損傷が残った場合に検討される可能性があります。 関節のさまざまな疾患に対して適応になるため、お悩みの症状がある方は当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 また、当院の公式LINEでは再生医療に関する情報の提供や、簡易オンライン診断を行っています。 再生医療について詳しく知りたい方は、ぜひご登録ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 化膿性関節炎を予防する方法 化膿性関節炎を予防するために、日常生活では以下のポイントを意識しましょう。 傷口を清潔に保つ習慣をつける 免疫力を高める 関節に過度な負担をかけないようにする こまめなストレッチで関節の柔軟性を維持する 傷口は細菌の侵入経路となるため、小さな傷でも放置せずすぐに洗浄して清潔に保ちましょう。 とくに関節周辺の傷が赤く腫れたり膿が出たりした場合は、早めに医療機関を受診してください。 また、免疫力の維持には、バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動が大切です。 喫煙や過度の飲酒は免疫力を低下させるため控えめにしましょう。 さらに関節への過度な負担は感染リスクを高めます。 スポーツや重労働の際は適切なウォーミングアップやサポーターを活用し、適正体重の維持も心がけてください。 毎日短時間でも関節周りのストレッチを習慣にすることで、関節の柔軟性を保ち感染リスクを減らせます。 化膿性関節炎は早期発見が大切!違和感を覚えたら早めに受診を 化膿性関節炎は、早期に適切な治療を開始すれば関節機能を守れる可能性が高い疾患です。 しかし、治療が遅れると数時間から数日で関節軟骨が破壊され、後遺症が残ることもあります。 関節の急な痛みや腫れ、発熱などの症状が現れたら、「様子を見よう」と考えずにすぐに整形外科を受診してください。 とくに糖尿病や関節リウマチなどの基礎疾患がある方、人工関節の手術を受けた方は、感染リスクが高いため注意が必要です。 早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。少しでも関節に異変を感じたら、ためらわずに医療機関に相談しましょう。
2025.11.28 -
- ひざ関節
- 股関節
「立ち上がろうとすると足の付け根が、ズキっとしてと痛い」「最近、歩くとチクッとした痛みがある」といった、痛みを感じる方は多いのではないでしょうか? ただの筋肉痛や腰痛とは違う、足の付け根に現れる鋭い痛みは、もしかすると「大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)」が原因となっている可能性があります。 大腿骨頭壊死症は、太ももの骨の付け根(大腿骨頭)に血液が流れにくくなり、骨の組織がダメージを受けてしまう状態です。 この記事では、大腿骨頭壊死症による痛みの特徴、症状の進行、原因、そして治療法について詳しく解説します。 ご自身の痛みの原因を知り、これからどうすればいいかを考える上で、ぜひお役立てください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 【結論】骨頭壊死の痛みは「針で刺されたような鋭い痛み」が特徴 大腿骨頭壊死症の痛みは初期の段階では、「ハッキリと痛い」ではなく「何か、だるくて重い」と感じられるため、見過ごされる場合があります。 しかし、体重がかかる特定の動作で鋭い痛みが出るようであれば、放っておかないようにしましょう。 大腿骨頭壊死症は、太ももの付け根にある骨(大腿骨頭)への血流が悪くなることで、骨の組織がダメージを受ける状態です。 ダメージを受けた骨に体重がかかることで痛みが生じますが、痛みには以下のような特徴があります。 項目 詳細 痛みの感覚 ・針で刺されたような痛み ・チクチクする痛み 痛みが出る状況 立ち上がり・歩き始め・階段の上り下りなど、股関節に体重がかかるとき 痛みは、最初は足の付け根だけに現れる場合が多いですが、人によっては他の場所に痛みが広がることがあります。 痛みは股関節・太もも・膝にまで広がることもある 痛みが出やすいのは股関節(足の付け根)ですが、関連する神経に沿って痛みが広がることがあります。 お尻や太ももの外側、場合によっては膝の内側にまで痛みが広がるケースも報告されています。 膝の痛みだと思っていたら股関節に原因があったという場合もあるため、少しでも違和感を感じる場合は早めに医療機関への受診を検討しましょう。 骨頭壊死の症状|初期は痛みが軽く、気づきにくいことも 大腿骨頭壊死症は、初期・進行期・末期といった病気の進行度によって現れる症状が変化します。 初期の段階では痛みが軽かったり、症状が出なかったりするため、単なる疲れや筋肉痛と見過ごしてしまう場合もあります。 病状の進行にともなう症状の変化を、以下の表にまとめました。 時期 主な症状 初期 ・股関節の違和感、鈍い痛み、だるさ ・症状がほとんどない場合もある 進行期 ・立ち上がりや歩行時など、体重をかけた際の鋭い痛み ・階段の昇降が困難になる 末期 ・骨頭が潰れて変形し、安静にしていても痛む ・歩行が難しくなり、日常生活に支障が出る ※出典:「突発性大腿骨頭壊死症」日本整形外科学会 症状・病気をしらべる 症状の進行には個人差がありますが、違和感を覚えた段階で専門医に相談することが、早期発見につながります。 骨頭壊死の主な原因|外傷性と非外傷性の2種類に分かれる 大腿骨頭壊死症は、大腿骨頭へ血液が届きにくくなることで発症します。 血液が届きにくくなる原因には、主に以下の2種類があります。 外傷性 非外傷性 ご自身の生活習慣や過去のけがが、どちらに関係するか、ここで確認してみましょう。 外傷性 外傷性は、股関節周辺の骨折や脱臼などの直接的なけがが原因で起こります。 けがによって骨頭につながる血管が損傷し、血流が途絶えることで発症します。 どのようなけがが原因となるか、以下の表で確認してみましょう。 主なけが 血流が悪くなる仕組み 大腿骨頸部骨折 骨折によって、骨頭へ栄養を送る血管が傷つく、または断裂する 股関節脱臼 関節が外れる際に、血管が引き伸ばされたり、圧迫されたりして損傷する 大きなけがが引き金となって発症するのが、外傷性の特徴です。 非外傷性 けがの覚えがないのに発症するのが、非外傷性です。 はっきりとした原因はまだ分かっていませんが、特定の危険因子が関わっていると考えられています。 特に、ステロイド薬の使用とアルコールの多飲が、2大危険因子とされています。 主な危険因子を、以下の表にまとめました。 主な危険因子 詳細 ステロイド薬の多量使用 他の病気の治療で、ステロイド薬を一定期間、多量に使用した場合 アルコールの多量摂取 日常的に多量の飲酒習慣がある場合 その他 血液の病気、自己免疫疾患、喫煙なども関連が指摘されている ※出典:「突発性大腿骨頭壊死症」日本整形外科学会 症状・病気をしらべる 日本では、非外傷性のうち男性ではアルコール多飲、女性ではステロイド剤の服用が原因となる場合が多く報告されています。 骨頭壊死の治療法|症状の進行度によって異なる治療アプローチ 大腿骨頭壊死症の治療の目標は、痛みを和らげ、骨頭の潰れを防いで股関節の機能を保つことです。 治療法は骨のダメージの範囲や症状の進行度、年齢などを総合的にみて判断され、骨頭への負担を減らす「保存療法」と、外科的な処置を行う「手術療法」があります。 それぞれの具体的な方法を、以下の表にまとめました。 治療の種類 具体的な方法 目的・内容 保存療法 安静・杖の使用 骨頭への負担を軽くする 薬物療法 鎮痛薬を使い、痛みを和らげる リハビリテーション 股関節周りの筋力を維持・強化し、関節の動きを良くする 手術療法 骨切り術 骨の角度を変えて、体重がかかる部分を健康な骨へ移動させる 骨移植術 ダメージを受けた部分の骨を取り除き、ご自身の他の部位から採取した骨を移植する 人工股関節置換術 傷んだ股関節を、金属やセラミックなどでできた人工の関節に置き換える 保存療法で痛みが改善しない場合や、骨頭の潰れが進行してしまった場合には手術が検討されます。 「痛みはなんとかしたいけど、でも手術はちょっと」という場合の治療法として、「再生医療」があります。 「再生医療」は、 ご自身の血液や脂肪から抽出した成分を活用して身体が本来持つ修復能力を高めて、痛みの軽減や機能改善を目指す治療法です。 幹細胞治療は、ご自身の脂肪から幹細胞を取り出し、炎症を抑えたり損傷した組織の再生を促したりする作用が期待できます。 なお、当院(リペアセルクリニック)では、患者様の負担が少ない「自己脂肪由来幹細胞治療」を行い、症状や状態に合わせて治療計画をご提案します。 再生医療の症例や治療法については、当院の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 骨頭壊死は放置すると痛みが悪化する!早めの整形外科受診が重要 股関節の違和感や痛みを「まぁ、そのうち治るだろう」と軽く考えて放置すると、症状が悪化して日常生活に大きな影響を及ぼす場合があります。 なぜ早期の受診が重要なのか、その理由を以下の表にまとめました。 受診を考える上でのポイント 詳細 放置した場合のリスク 骨頭の潰れが進行し、歩行困難や人工股関節の手術が必要になる可能性がある 早期発見のメリット MRI検査による早期発見で、自分に合った治療法を選べる 手術以外の方法 手術を避けたい場合には「再生医療」という方法もある 足の付け根の痛みが続く場合、ご自身で判断せずに整形外科などの専門医に相談しましょう。 早期に原因を特定し、ご自身に合った治療を始めることで、関節の状態が悪化するのを防げる可能性があります。 骨頭壊死の痛みに関するよくある質問と回答 大腿骨頭壊死症の痛みに関してよく寄せられる質問にお答えします。 骨頭壊死になると歩けなくなる? 大腿骨頭壊死になったらやってはいけないことは? 大腿骨頭壊死をセルフチェックする方法はある? 骨頭壊死になると歩けなくなる? 放置して症状が進行すると、股関節の骨(大腿骨頭)がつぶれて変形し、歩行が困難になる可能性があります。 ただし、早期に適切な治療を行えば、歩ける状態を維持できるケースも少なくありません。 痛みの程度や壊死範囲に応じて、保存療法(安静・リハビリ・投薬など)や再生医療などの治療を行うことで、骨や軟骨の変形を抑え、日常生活を続けられる可能性があります。 もし股関節などに違和感や痛みを感じる場合は、自己判断で放置せず、まずは整形外科の専門医に相談しましょう。 大腿骨頭壊死になったらやってはいけないことは? 大腿骨頭壊死では、股関節に過度な負担や衝撃を与える動作を避けることが重要です。 とくに、以下のような動作は、骨頭に強い圧力がかかり、壊死した部分がつぶれるリスクを高めます。 ジャンプやランニング 重い荷物を持っての移動 長時間の歩行・立位作業 深くしゃがみ込む姿勢 片脚に体重をかけ続ける姿勢 一方で、完全な安静も筋力低下を招くため逆効果です。 痛みの程度に合わせて、水中ウォーキングやストレッチなど股関節に負担をかけない軽い運動を行うことで、血流改善や関節可動域の維持が期待できます。 大腿骨頭壊死をセルフチェックする方法はある? 大腿骨頭壊死は、初期のうちはほとんど症状がなく、自覚症状だけで正確に判断することは難しい病気です。 しかし、次のような違和感や痛みを感じる場合は、股関節に異常が起きているサインの可能性があります。 立ち上がるときや歩き始めに股関節が痛む あぐらをかく・靴下を履く動作がしづらい 太ももや膝のあたりに痛みを感じる 長時間歩くと股関節やお尻の奥が重だるくなる 痛みが数日~数週間続き、安静にしても改善しない ただし、ご自身で判断せず、MRI検査などを用いた専門医の診断を受けることが大切です。
2025.10.31 -
- 股関節
ランニングやサッカーの後、あるいは妊娠・出産後に足の付け根や下腹部に原因のわからない痛みを感じていませんか。 上記のような恥骨周辺の痛みや違和感は、「恥骨結合炎」が疑われます。 恥骨結合炎は、悪化すると歩くのもつらくなるなど、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があるため、早期に治療を受けることが重要です。 本記事では、恥骨結合炎の主な症状や原因、受診すべき診療科について詳しく解説しています。 従来の治療法に加えて、近年では炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す「再生医療」も選択肢の一つです。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の治療法や症例について配信しているので、ぜひご登録ください。 恥骨結合炎(恥骨炎)とは|主な症状 恥骨結合炎とは、骨盤の前方で左右の恥骨をつないでいる軟骨組織「恥骨結合」に炎症が起きる疾患です。 主な症状は、以下のとおりです。 恥骨結合炎の主な症状 恥骨部、鼠径部、下腹部の痛み 立ち上がりや歩行など、動作時の痛み 太ももや背中など、患部とは異なる部位への放散痛 まれに細菌感染による発熱 初期症状は運動後の違和感や鈍い痛みですが、悪化すると歩くのもつらくなるなど、日常生活に支障をきたす可能性があります。 上記のような症状が見られた場合、恥骨結合炎が疑われるため、早期に医療機関を受診しましょう。 恥骨結合炎(恥骨炎)の原因3つ 恥骨結合炎を引き起こす原因は、主に以下の3つです。 妊娠・出産 激しい運動の繰り返し 外傷や手術後の合併症 以下では、それぞれの原因について詳しく解説します。 妊娠・出産 妊娠・出産は、女性が恥骨結合炎を発症する要因の一つです。 妊娠後期になると、出産準備のために骨盤の靭帯の伸展性が高まる「リラキシン」というホルモンが分泌されます。 その影響で恥骨結合も緩んで不安定になり、大きくなった子宮の重みで負担がかかります。 特に出産の際に赤ちゃんが産道を通るとき、恥骨結合が大きく引き伸ばされて炎症を起こすことで、強い痛みを感じる場合があります。 産後、骨盤が不安定な状態での育児も、症状を悪化させる一因です。 激しい運動の繰り返し 恥骨結合炎は、スポーツ選手に多く見られるスポーツ障害の一種です。 ランニングやジャンプ、サッカーのキック動作など、同じ動きを繰り返すことで恥骨結合に過度な負担がかかるのが原因です。 また、股関節周辺の筋力や柔軟性の不足、急激なトレーニング量の増加によって、恥骨結合への負担が増大するため注意しましょう。 初めは運動後の違和感だけでも、無理に運動を続けると慢性的な痛みに変わる可能性があります。 外傷や手術後の合併症 頻度は低いですが、ケガや手術が原因で恥骨結合炎になる場合もあります。 例えば、転倒や事故で骨盤に強い衝撃が加わり、恥骨結合を直接損傷してしまうケースです。 また、まれな原因として、婦人科や泌尿器科などの手術後の細菌感染によって発症する「化膿性恥骨結合炎」もあります。 この場合は、恥骨周辺の痛みに加えて発熱するのが特徴で、速やかに医療機関を受診する必要があります。 【何科に行く?】恥骨結合炎(恥骨炎)の診断方法 恥骨結合炎が疑われるときは、症状に合わせて適切な診療科を選ぶのが早期回復への第一歩です。 受診すべき診療科 整形外科:運動や歩行など、体を動かすと痛む場合 泌尿器科:発熱+排尿時痛 婦人科:妊娠中・産後の骨盤痛 基本的には、骨や筋肉の専門である整形外科を受診しましょう。 また、主な診断方法は、問診、触診、画像検査を組み合わせて総合的に行います。 検査の種類 内容 触診 医師が恥骨周辺を直接触れて、痛みの場所や程度、どのような動きで痛むかを確認 MRI検査 骨やその周りの筋肉の炎症を詳しく見ることができ、恥骨結合炎の診断に欠かせない検査 レントゲン・CT検査 骨の変形やズレがないかを確認 これらの検査結果をもとに、医師が恥骨結合炎かどうかを正確に診断します。 運動時の恥骨周辺の痛みが長引いている方や発熱を伴う恥骨痛が見られる方は、早期に医療機関を受診しましょう。 恥骨結合炎(恥骨炎)による痛みの対処法 恥骨結合炎の痛みに対処するには、炎症の程度や時期に合わせたセルフケアが有効です。 負担を避けて安静にする 骨盤ベルトを装着する ストレッチや筋トレを行う まずは炎症を抑えることから始め、回復期には再発を防ぐための体づくりへと移っていきます。 負担を避けて安静にする 恥骨結合炎の治療で基本となるのは、患部に負担をかけず安静にすることです。 ランニングやジャンプ動作を繰り返し、股関節への負担が大きいスポーツは完全に中止しましょう。 日常生活でも、足を大きく開いたり、片足立ちになったりする動作は、症状悪化を招くため避けるべきです。 しかし、完全安静は筋力低下につながるため、推奨されていません。 痛みを悪化させる活動を避けつつ、日常生活は可能な範囲で継続することが重要です。 骨盤ベルトを装着する 骨盤ベルトの装着は、痛みを和らげるための有効な手段の一つで、妊娠・出産後などで骨盤が不安定になっている場合に推奨されます。 骨盤ベルトは、緩んだ骨盤を外側から支えて安定させる役割を持ちます。 装着すると、歩いたり立ち上がったりする際に恥骨結合にかかる負担が軽減され、痛みが和らぐ効果が期待できます。 ただし、強く締めすぎると血行不良の原因になるため、適切な位置に正しい強さで装着しましょう。 以下の記事では、股関節と骨盤の関係性について詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。 ストレッチや筋トレを行う 痛みが落ち着いてきたら、再発予防のためにストレッチや筋力トレーニングを行うことも重要です。 ケアの種類 詳細 ストレッチ ・硬くなった筋肉の柔軟性を取り戻すのが目的 ・股関節周辺だけでなく、お腹や太ももの内側の筋肉を伸ばす 筋力トレーニング ・骨盤の安定性を高めるのが目的 ・お尻の筋肉や体幹を鍛えるトレーニングが有効 ・体への負荷が少ない水中ウォーキングもおすすめ これらのケアで骨盤周りの筋肉のバランスを整えることで、恥骨結合にかかる負担が分散され、症状の改善と再発予防につながります。 しかし、発症直後の炎症が強い時期に行うと逆効果になる可能性があるため、必ず痛みのない範囲で始めてください。 恥骨結合炎(恥骨炎)の治し方|主な治療法 恥骨結合炎の治療は、症状の重さや原因に応じて、「非外科的治療」と「外科的治療」の2つが検討されます。 非外科的治療 外科的治療 ほとんどの場合、まずは非外科的治療から開始されます。 非外科的治療 非外科的治療は、恥骨結合炎の治療で最初に選択される治療法です。 主な治療目的は、患部の炎症を鎮めて痛みを和らげ、再発を防ぐための体の機能を取り戻すことです。 以下のような保存療法を組み合わせて治療を行います。 治療法 内容 安静・活動制限 痛みの原因となるスポーツ活動などを中止し、患部に負担をかけないようにする 薬物療法 痛みや炎症を抑えるために、飲み薬や湿布薬を使用する 物理療法 痛みが強い急性期に、患部を冷やして(アイシング)炎症を抑える リハビリテーション 痛みが落ち着いたら、ストレッチや筋トレで骨盤周りの筋肉の柔軟性を高め、安定させる 装具療法(骨盤ベルト) 骨盤を固定して恥骨結合への負担を減らし、痛みを和らげる 適切な治療により、約8割の方が3〜6ヶ月程度で日常生活だけでなく、スポーツ復帰も可能なレベルまで改善します。 しかし、治療を継続しても症状が長引くケースや、再発するリスクもあるため、焦らずに治療を続ける姿勢が求められます。 外科的治療 非外科的治療を3〜6ヶ月継続しても症状が改善しない場合や、重症例では外科的治療が検討されます。 主な治療法は、以下のとおりです。 主な外科的治療 運動器カテーテル治療(血管塞栓術):慢性的な痛みの原因となる異常血管を塞ぐ 内視鏡的恥骨結合掻爬術:内視鏡を用いて、炎症を起こしている組織を取り除く手術 その他の手術:筋肉の腱を切り離す手術や、恥骨結合部を削る手術など 従来の治療では重症例に対して、お腹を切る開腹手術が一般的でしたが、近年では内視鏡を用いてお腹を切らずに手術を行う方法もあります。 症状や重症度に応じて適切なアプローチが異なるため、医療機関と相談したうえで納得できる治療法を選択しましょう。 恥骨結合炎(恥骨炎)に関してよくある質問 本章では、恥骨結合炎について多くの方が疑問に思う点にお答えします。 恥骨結合炎はどこが痛い? 恥骨結合炎はどのくらいで治る? 痛みの具体的な場所や、治るまでにかかる期間について正しく理解し、不安を解消しましょう。 恥骨結合炎はどこが痛い? 恥骨結合炎の痛みは、主に骨盤の前方中央、おへその下あたりにある「恥骨結合」という部分に生じます。 この部分を指で押すと強い痛みを感じるのが、恥骨結合炎の特徴です。 痛みは中心部だけでなく、その周辺にも広がります。 痛みが広がりやすい場所 鼠径部(そけいぶ) 下腹部 太ももの内側 会陰部(えいんぶ) 人によっては背中やすねにまで痛みが及ぶ場合もあります。 とくに、ランニングやキック動作、寝返りを打つときなど、恥骨結合に負担がかかる動きで痛みは悪化する傾向があります。 恥骨結合炎はどのくらいで治る? 恥骨結合炎の治癒までにかかる期間は、症状や治療法によって異なるため、一概に「この期間で治る」とは言えません。 治療期間の目安は、以下を参考にしてください。 症状の重さ 治癒期間の目安 軽症 適切な治療により、6〜12週間で日常生活への復帰が可能 中等度 約8割の方が3〜6ヶ月の治療期間を経て、日常生活およびスポーツ復帰が可能 重症・慢性化 治療期間は長引く傾向にあり、6ヶ月以上かかるケースもある 痛みが改善した後でも筋力や柔軟性を取り戻すためのリハビリ期間が必要です。 上記の治療期間はあくまで参考程度に捉え、焦らずに治療を続けることが重要です。 つらい恥骨結合炎(恥骨炎)には再生医療をご検討ください 恥骨結合炎はスポーツや妊娠・出産をきっかけに発症します。 適切な治療を受けずに放置してしまうと、症状が長引いたり、再発を繰り返したりするケースも少なくありません。 症状の重さや原因に応じて、「非外科的治療」と「外科的治療」の2つの治療法があるため、医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。 また、近年の治療では、手術せずに根本的な改善を目指せる「再生医療」も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さま自身の血液や細胞を用いて、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す医療技術です。 長引く痛みにお悩みの方は、根本的な改善を目指せる可能性がありますので、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2025.10.31 -
- ひざ関節
- 股関節
横向きで寝ると膝が痛い場合は、膝関節の疾患が疑われます。 しかし、「寝るときの姿勢が悪いだけかもしれない」と考え、痛みをそのまま放置していませんか? 痛みの原因には変形性膝関節症などがあり、放置すると夜間痛が慢性化するため、日常生活に影響が出る恐れも。 膝の疾患は自然に治らないケースがあるので、まずは痛みの原因を特定し、適切な治療を受けましょう。 本記事では、横向きで寝ると膝が痛む原因や、痛みをやわらげる対処法をわかりやすく解説します。 根本治療を目指せる「再生医療」も紹介しますので、膝の痛みに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。 横向きで寝ると膝が痛い原因 横向きで寝ると膝に痛みを感じる場合は、次のような原因が考えられます。 膝の疾患にはさまざまな種類があるため、骨盤のゆがみなどもチェックしてみましょう。 ここからは、横向きで寝ると膝が痛むケースについて、主な原因を解説します。 膝同士がぶつかる「圧迫」が痛みを生む 横向きで寝ると上の脚が下の脚に乗り、下側になっている膝を圧迫します。 膝が圧迫されると周囲の脂肪体や筋膜にストレスがかかり、血行も悪くなるため、痛みを感じる場合があります。 また、寝返りなどの動きで膝が痛くなる場合は、加齢や運動不足が原因になっている可能性も。 加齢や運動不足は膝関節の柔軟性を低下させるので、急に動かすと大きな負担がかかり、目が覚めるほどの痛みを感じる場合があります。 膝の痛みが睡眠を妨げている場合は、我慢せずに医療機関の診察を受けておきましょう。 骨盤や股関節のゆがみが膝にねじれを起こす 骨盤や股関節にゆがみがあると、横向きで寝るときに膝が痛む場合があります。 左右どちらかの骨盤が前に出た場合、膝が内側にねじれてしまうため、関節内に大きな剪断力(せんだんりょく)がかかります。 剪断力は大腿骨と脛骨の動きをスムーズにしてくれるので、膝関節には欠かせない作用です。 しかし、過剰な剪断力は軟骨にダメージを与えるため、膝の痛みにつながってしまいます。 足を組んだまま長時間座ったり、歩き方にクセがあったりすると、骨盤や股関節がゆがみやすいので注意しましょう。 膝の中で起きている「炎症」が夜間に悪化している可能性 横向きで寝ると膝が痛い場合は、関節内の炎症が夜間に悪化している可能性があります。 炎症をともなう疾患には変形性膝関節症や半月板損傷などがあり、痛みを強く感じやすいのは夜間や安静時です。 日中は仕事や家事などに意識が集中し、わずかな痛みしか感じない場合もありますが、放置すると症状が進行する恐れも。 膝の炎症悪化は歩行困難のリスクが高くなるため、横向きで寝ると痛むときは早めの治療が必要です。 治療のタイミングが遅くなると、手術しか選択できない可能性があるので注意しましょう。 今夜からできる!膝の痛みを和らげる寝方・セルフケア 膝の痛みが寝ている間も続くときは、次のように寝方や寝具を工夫する必要があります。 寝具を変えると膝の痛みがやわらぐため、睡眠の質が向上します。 膝の炎症を抑える効果もあるので、以下のセルフケアを実践してみましょう。 膝の間にクッションを挟む 膝の間にクッションを挟むと、横向きで寝たときの痛みを緩和できます。 クッションは膝と膝の間の圧迫を防ぎ、関節のねじれを軽減する効果があるので、痛みを感じにくくなります。 横向きで寝るときは厚さ6~10cm程度のクッションを挟み、膝を少し曲げておきましょう。 仰向けで寝る場合も、膝関節の下にクッションを置くと、痛みがやわらぎます。 適当な厚みのクッションがないときは、丸めたタオルや座布団を挟んでみましょう。 マットレス・布団の硬さを見直す 横向きで寝るときに膝が痛む場合は、マットレスや布団の硬さを見直す必要があります。 マットレスや布団が柔らかすぎると、骨盤が沈み込み、関節の角度も崩れてしまうため、膝の痛みにつながります。 もともと硬めのマットレスでも、長期間の使用でへたっている場合は、交換を検討したほうがよいでしょう。 マットレスなどを交換する際は、「中程度~やや硬め」がおすすめです。 就寝前に軽くストレッチを行う 就寝前に軽いストレッチやエクササイズを行うと、固くなっていた筋肉や筋膜がほぐれます。 膝の痛みも緩和されるので、以下のストレッチなどを取り入れてみましょう。 ストレッチやエクササイズの部位 手順 太もも前後の筋肉 【大腿四頭筋】 1.横向きに寝る 2.下側なった膝を曲げる 3.上側の足首を手で持ち、ゆっくりと膝を曲げながらかかとをお尻に近づける 4.太ももの前側が伸びるのを感じたら、30秒ほどキープ 5.両脚のストレッチを1日2~3セット行う 【ハムストリングス】 1.椅子に浅く腰かける 2.片方の脚を伸ばし、かかとを床につけた状態でつま先を上げる 3.背筋を伸ばして上体を前に倒し、太ももの裏が伸びるのを感じたら30秒ほどキープ 4.両脚のストレッチを1日2~3セット行う 股関節外転筋 1.仰向けに寝て両脚を伸ばす 2.片方の膝を両手で抱える 3.息を吐きながら、抱えた膝を胸の位置に引き寄せ、10秒ほどキープ 4.両脚のエクササイズを1日2~3セット行う ストレッチやエクササイズは筋力トレーニングではないので、大きな負荷をかける必要はありません。 入浴後は筋肉や関節がほぐれているため、ストレッチの効果を感じやすくなります。 膝が痛むときは無理をせず、安静や冷却シートなどを使ったアイシングを優先させましょう。 横向きで寝ると膝が痛い場合の治療方法 横向きで寝ると膝が痛む場合、放置すると変形性膝関節症のリスクが高まります。 治療方法には以下の種類があるので、重症化しないうちに医療機関の診察を受けましょう。 膝の痛みの治療方法 治療内容 保存療法 【運動療法】 筋力トレーニングやストレッチで大腿四頭筋を強化し、膝にかかる負担を軽減する治療方法。 【装具療法】 サポーターの装着で膝関節の動きを安定させ、自然治癒を目指す治療方法。 【薬物療法】 抗炎症剤や消炎鎮痛剤などを用いて、膝関節の炎症や痛みを抑える治療方法。 手術療法 【高位脛骨骨切り術】 変形した骨を矯正するため、脛骨を切る治療方法。 3~4週間程度の入院が必要。 【関節鏡視下手術】 内視鏡を使い、半月板の損傷などを修復する治療方法。 1週間程度の入院が必要。 【人工膝関節置換術】 膝関節の一部または全部を人工関節に置き換える治療方法。 2~3週間程度の入院が必要。 再生医療 幹細胞の働きを活用し、損傷した膝関節を修復する治療方法。 治療は通院のみとなるため、手術や入院は不要。 変形性膝関節症が初期段階であれば、保存療法で治せる可能性があります。 ただし、薬物療法は胃腸障害や肝機能障害を引き起こす恐れがあるため、選択するかどうかは慎重な判断が必要です。 手術療法は痛みの原因を取り除けますが、術後の入院が必要なので、仕事や家事を休めない方には難しい選択肢です。 膝の痛みの根本的な解決や、切らない治療方法を選択したい場合は、再生医療を検討してもよいでしょう。 再生医療とは、自分の脂肪から幹細胞を抽出し、体外培養して患部に注射する治療方法です。 手術や入院が必要なく、アレルギー反応などのリスクも低いので、体に大きな負担がかかりません。 テレビなどのメディアでも注目されている治療方法ですが、さらに詳しく知りたい方は、ぜひリペアセルクリニック大阪院にご相談ください。 リペアセルクリニック大阪院では再生医療を活用し、変形性膝関節症や、半月板損傷などの治療に成果を上げています。 横向きで寝ると膝が痛い場合は、早めの対処と根本治療が重要 横向きで寝ると膝が痛むときは、「膝の圧迫」「骨盤のねじれ」「関節内炎症」などが複合して起きている可能性があります。 クッションや姿勢の工夫で一時的に痛みを軽減できますが、慢性的な痛みになった場合は、関節内部から異常サインが出ている状況です。 痛みを放置すると変形性膝関節症などを発症し、歩けなくなる恐れがあるので、早めに適切な治療を受けておきましょう。 手術に抵抗がある方や、膝の痛みを根本的に治療したい方は、再生医療もおすすめの選択肢です。 具体的な治療方法など、不明な点があれば、ぜひリペアセルクリニック大阪院の専門医にご相談ください。
2025.10.07 -
- 股関節
「椅子から立ち上がるとき、股関節の外側がズキッと痛む」 「痛い方を下にして横になると痛みで眠れない」 上記の痛みは、大転子のクッション部分が炎症を起こす「大転子滑液包炎(だいてんしかつえきほうえん)」の可能性があります。 放置すると痛みが長引き、歩行困難や睡眠障害といった日常生活に大きな支障をきたすこともあります。 本記事では、大転子が痛む原因である大転子滑液包炎の症状や原因から治療法までを詳しく解説します。 痛みを根本から改善するための再生医療についても紹介しますので、つらい痛みを早く治したい方は、ぜひ最後までご覧ください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、再生医療の治療法や症例を配信しています。 「大転子の痛みを早く治したい」「手術せずに治療したい」という方は、ぜひこの機会に再生医療についてチェックしてみましょう。 大転子が痛い原因|大転子滑液包炎とは 股関節の外側にある出っ張った骨が痛む場合、原因として「大転子滑液包炎(だいてんしかつえきほうえん)」が考えられます。 大転子とは、太ももの骨(大腿骨)の外側にある骨の突起のことです。 その周囲には、骨と筋肉や腱の摩擦を減らすクッションの役割を持つ「滑液包」という袋状の組織があります。 本章では、大転子滑液包炎に関する基本情報をまとめて解説します。 大転子滑液包炎とは 主な症状 主な原因 診断方法 まずは、どのような症状が現れ、何が原因となるのかを詳しく見ていきましょう。 主な症状 大転子滑液包炎の痛みは、股関節の外側に集中して現れます。 特徴的な症状は、以下のとおりです。 歩行や階段昇降時の股関節外側の痛み 痛い側を下にして寝るときの夜間痛 大転子部を指で押したときの強い痛み 太もも外側への痛みの広がり 炎症が強い時期の患部の腫れや熱感 これらの症状により、歩行や睡眠といった日常生活に大きな支障を与える可能性があります。 主な原因 大転子滑液包炎の主な原因は、以下のとおりです。 運動による股関節の使いすぎ(オーバーユース) 長時間の立ち仕事や悪い歩き方による負荷 転倒などで股関節を強く打つ直接的な外傷 お尻周りの筋力や股関節の柔軟性の低下 体重増加による股関節への負荷の増大 大転子滑液包炎は、上記のいくつかの要因が積み重なって発症することが多いです。 ご自身の生活習慣の中に、これらの原因に当てはまるものがないか確認し、対策することが改善への第一歩です。 診断方法 大転子滑液包炎の診断は、他の病気の可能性を排除しながら慎重に行われます。 診断の主な流れは、以下のとおりです。 問診による詳しい症状の確認 患部を押したり動かしたりする身体所見 レントゲン検査による骨の異常の確認 MRIやエコーでの炎症や腱の状態評価 上記の診察や検査を通じて、坐骨神経痛など他の病気ではないことを確認したうえで診断されます。 大転子が痛いときの対処法・予防法 大転子滑液包炎の痛みの緩和や再発予防には、日々のセルフケアが重要です。 主な方法は、股関節周りの筋肉の柔軟性を高める「ストレッチ」と、関節を支える「筋力トレーニング」です。 股関節周辺のストレッチ 筋力トレーニング 運動を習慣づけることで、股関節への負担が軽減され、正しい体の使い方が身につきます。 それぞれの具体的な方法を見ていきましょう。 股関節周辺のストレッチ ストレッチは、硬くなった股関節周りの筋肉を伸ばし、柔軟性を高めることを目的とします。 筋肉がほぐれると血行が促進されて痛みが和らぎ、再発予防にもつながります。 おすすめのストレッチは、以下のとおりです。 お風呂上がりなど、体が温まっているときに行うのがおすすめです。 どのストレッチも呼吸を止めずにリラックスして行い、痛みを感じる場合は無理をしないようにしましょう。 筋力トレーニング 筋力トレーニングは、歩行時に骨盤を安定させるお尻の筋肉を強化することを目的とします。 この筋力がつくことで、歩行バランスが改善し、大転子周辺への負担が軽減されます。 おすすめの筋力トレーニングは、以下のとおりです。 トレーニングは週に2〜3回を目安に、痛みを感じる場合は回数を減らすか中止しましょう。 毎日少しずつ継続することが重要です。 大転子が痛いときの治し方 大転子滑液包炎を治すには、主に以下の3つの治療法が選択肢となります。 保存療法 手術療法 再生医療 まずは、炎症と痛みを抑える「保存療法」から開始し、改善が見られない場合に「手術療法」や「再生医療」など、より積極的な治療が検討されます。 それぞれの治療法を詳しく見ていきましょう。 保存療法 保存療法は、大転子滑液包炎の治療で最初に行われる基本の治療法です。 症状に合わせて、以下のような治療を組み合わせます。 運動を休むなどの活動制限と安静 痛み止めや湿布薬などの薬物療法 炎症を強力に抑えるステロイド注射 再発を防ぐためのストレッチや筋トレ まずは、患部への負担を避け、薬物療法や注射療法によって痛みの軽減、症状改善を目指します。 手術療法 手術療法は、長期間の保存療法を行なっても痛みが改善しない場合に検討される治療法です。 保存療法では改善しない痛みの原因を、外科的なアプローチで直接取り除きます。 主な手術には、以下のような方法があります。 炎症を起こした滑液包の内視鏡による切除 痛みの原因となる異常な血管を塞ぐ治療 硬くなった靭帯の一部を切離する手術 手術が必要となるケースは一部ですが、保存療法で改善しない痛みに対する根本的な治療法となります。 再生医療 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自己治癒力を高めることで、炎症抑制や痛みの根本的な改善を目指す治療法です。 手術や入院を必要とせずに通院のみで治療できるため、身体への負担が少ない点も魅力の一つです。 従来の治療では「手術しなければ治らない」といわれた症状でも、再生医療によって改善できる可能性があります。 \こんな方は再生医療をご検討ください/ 大転子の痛みを早く治したい 手術せずに治療したい 現在の治療では目立った効果が出ていない 再生医療について詳しく知りたい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。 大転子が痛いときによくある質問 大転子に痛みを感じたときによくある質問にお答えします。 大転子が痛いときは何科を受診すればいい? 大転子滑液包炎はどこが痛い? それぞれ詳しく確認していきましょう。 大転子が痛いときは何科を受診すればいい? 股関節の外側(大転子)に痛みがある場合は、まず「整形外科」を受診しましょう。 整形外科は、骨・関節・筋肉といった運動器の病気を専門とする診療科です。 とくに以下のような状況では、早めの受診が推奨されます。 数週間以上続くしつこい痛み 歩行や睡眠に支障が出ている状態 転倒などをきっかけにした痛みの発生 問診や診察、レントゲンなどの検査を通じて、大転子の痛みの原因が正確に診断されます。 適切な治療を受けることで早期改善を目指せます。 大転子滑液包炎はどこが痛い? 大転子滑液包炎の痛みは、主に股関節の外側に現れますが、痛みの場所や性質にはいくつかの特徴があります。 痛みの中心:股関節の外側にある骨の出っ張り 痛みの広がり:太ももや膝の外側への放散 痛みの性質:初めは鋭く、次第に鈍い痛みへ 痛みが強まる状況:夜間や動作開始時の痛み とくに痛い方を下にして横向きに寝るときの痛み(夜間痛)は、大転子滑液包炎の特徴的なサインです。 ご自身の症状と照らし合わせてみてください。 大転子滑液包炎が疑われる場合は、医療機関を受診しましょう。 大転子の痛みを早く治したい方は再生医療をご検討ください 股関節周辺のオーバーユースや、お尻周りの筋力低下などが原因で起こる大転子滑液包炎の痛みには、安静を心がけることが重要です。 痛みが続く場合は、我慢せずに整形外科を受診し、適切な治療を受けましょう。 一般的な保存療法を続けても痛みが改善しない方や、スポーツ復帰のために早期回復を望む方には「再生医療」という選択肢があります。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自己治癒力を高めることで、炎症抑制や痛みの根本的な改善を目指す治療法です。 炎症や痛みを抑えるだけでなく、痛みの根本原因にアプローチできるため、従来の治療法では改善が難しかった症状にも効果が期待できます。 本記事を参考にしていただき、つらい大転子の痛みを諦めずにご自身に合った治療法を見つけましょう。 「大転子の痛みを早く治したい」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。
2025.09.30 -
- 変形性股関節症
- 股関節
- 再生治療
股関節の痛みは、加齢や生活習慣、疾患などさまざまな原因で発症する症状です。 痛みを放置すると、歩行困難や日常生活への支障、さらには手術が必要になるケースもあります。 この記事では、股関節の痛みを放置することで起こるリスクや病院を受診すべき症状、考えられる疾患について詳しく解説します。 股関節の痛みで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは手術を必要としない治療法の再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 長引く股関節の痛みでお悩みの方は、ぜひご登録ください。 股関節の痛みの放置によって考えられる悪化リスク 股関節の痛みを放置すると、症状が徐々に悪化し、さまざまなリスクが生じる可能性があります。主なリスクとして以下の5つがあります。 歩けないほど痛みが強くなる 日常生活に影響が出る 股関節が摩耗・変形する 姿勢悪化による他の関節の痛み 転倒リスク増加による外傷 これらのリスクを正しく理解して、早期に適切な対処を行いましょう。 歩けないほど痛みが強くなる 股関節の痛みを放置すると、痛みが徐々に悪化し、歩行や立ち上がりなどが困難になる可能性があります。 初期段階では歩き始めや階段の昇降時にのみ痛みを感じていた場合でも、放置することで安静時にも痛みを感じるようになるのが特徴です。 痛みによって動作が制限されると、筋力低下や関節の硬化が進み、さらに症状が悪化する悪循環に陥るおそれがあります。 日常生活に影響が出る 股関節の痛みを放置すると、買い物や外出、家事などの基本的な日常生活動作が困難になり、生活の質が低下します。 特に以下のような動作が難しくなります。 靴下や靴を履く動作 椅子に座る・立ち上がる動作 車の乗り降り 階段の昇降 長時間の立ち仕事 これらの動作が困難になると、家族や周囲の人に頼らざるを得なくなり、精神的な負担も増加します。 股関節が摩耗・変形する 股関節の痛みを放置すると、関節軟骨がすり減り、骨の変形が進行する可能性があります。 股関節に痛みがあるということは、関節に過度な負担がかかっているケースが多いです。 関節軟骨は一度失われると自然に再生することはほとんどなく、摩耗が進むと骨同士が直接こすれ合うようになります。 その結果、強い痛みや関節の可動域制限が生じ、変形性股関節症などの深刻な疾患へと進行します。 姿勢悪化による他の関節の痛み 姿勢が悪化すると他の関節にも負担がかかるため、痛みの放置は厳禁です。 無意識のうちに痛みを避けるような歩き方や姿勢をとるようになり、以下のような問題が生じます。 腰への負担増加による腰痛 反対側の股関節への過度な負荷 膝関節への負担による膝痛 背骨の歪みによる背部痛 これらの問題を回避するためにも、早期に股関節の治療を行い、他の関節への負担も軽減することが重要です。 転倒リスク増加による外傷 股関節の痛みを放置すると、筋力低下や歩行の不安定さから転倒リスクが高まり、骨折などの外傷につながる可能性があります。 特に高齢者の場合、股関節の痛みによって以下のような状態になりやすくなります。 足を上げる動作が困難になる バランス感覚が低下する 歩行速度が遅くなる とっさの動作ができなくなる 転倒による骨折は、手術や長期的なリハビリが必要になるリスクがあります。 また、転倒への恐怖心から外出を控えるようになり、さらに筋力が低下する悪循環に陥るおそれもあります。 股関節の痛みで病院を受診すべき症状リスト 次のような症状が現れたときは、医療機関への受診をおすすめします。 安静時にも股関節に痛みがある 夜間に痛みで目が覚める 歩行時に痛みが強くなる 2週間以上痛みが続いている 足にしびれや力の入りにくさを感じる 股関節の可動域が制限されている 股関節周辺に腫れや熱感がある 階段の昇降が困難になった 特に安静時にも痛みがある場合や足のしびれを伴う場合は、症状が進行している可能性が高いため、すぐに専門医の診察を受けましょう。 股関節の痛みで考えられる疾患や病態 股関節の痛みの原因となる疾患や病態には、さまざまなものがあります。 変形性股関節症などの代表的な疾患 関節唇損傷などのレントゲンで見逃されやすい病態 これらの正しい知識を身につけて、適切な診断と治療を受けましょう。 変形性股関節症などの代表的な疾患 股関節の痛みを引き起こす代表的な疾患として、以下のようなものがあります。 疾患名 主な特徴 変形性股関節症 ・関節軟骨がすり減り、股関節の機能が低下する疾患 ・中高年に多く、痛みやこわばり、可動域の制限が現れる リウマチ性股関節症 ・自己免疫疾患により関節に炎症が生じる疾患 ・朝のこわばりや腫れが特徴で、複数の関節に症状が広がる 大腿骨頸部骨折 ・高齢者に多く、転倒などの外傷が原因で発生する骨折 ・強い痛みや歩行困難が生じ、放置すると寝たきりにつながる 大腿骨頭壊死 ・大腿骨頭への血流が障害されることで骨組織が壊死する疾患 ・歩行時や立ち上がり時に痛みが生じ、壊死の範囲が大きいと手術が必要 これらの疾患は、それぞれ異なる原因や進行パターンを持っています。早期発見と適切な治療により、症状の悪化を防げます。 関節唇損傷などのレントゲンで見逃されやすい病態 股関節の痛みには、レントゲン検査では見つけにくく、診断時に見逃されやすい病態もあります。 代表的なものとして、以下のような病態があります。 病態名 主な特徴 関節唇損傷 ・股関節の縁にある関節唇が損傷する病態 ・レントゲンでは見つからず、MRI検査が必要 ・引っかかり感が特徴 股関節インピンジメント ・骨の形状異常により関節の動きで骨同士がぶつかる病態 ・若年層から中年層に多く、放置すると関節唇や軟骨の損傷につながる 滑液包炎 ・股関節周囲の滑液包が炎症を起こす病態 ・外側の痛みや横向き寝での痛みが特徴で、超音波やMRI検査で診断 腸腰筋腱炎 ・股関節前面の腸腰筋腱が炎症を起こす病態 ・前側の痛みが特徴で、歩行や階段昇降時に症状が悪化する 痛みが続く場合は医師に相談し、必要に応じてMRI検査や超音波検査などの精密検査を受けましょう。 股関節の痛みに関してよくある質問 日常生活に大きく影響を与える股関節の痛みに関して、よくある質問を紹介します。 股関節が痛いときは歩かないほうがいい? 股関節が痛くて歩けないときの対処法は? 突然歩けないほど股関節が痛くなる原因は? 股関節が右だけ痛い原因は? 股関節の痛みにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 股関節が痛いときは歩かないほうがいい? 股関節が痛いときは、無理して歩かないようにしましょう。 特に強い痛みがある場合は、関節や筋肉に負担をかける可能性があるため、安静にすることを優先してください。 ただし、長期間にわたって股関節を動かさないと関節が硬くなったり、筋力が低下したりするリスクもあります。 痛みが落ち着いてきたら、医師や理学療法士の指導のもとで軽い運動を取り入れると、症状の改善が期待できます。 股関節が痛くて歩けないときの対処法は? 股関節の痛みが強く、歩けない場合には以下の対処法が有効です。 安静にする 冷やすまたは温める サポート器具を活用する 医師の診察を受ける まずは安静にするのが大切ですが、痛みが強いときは医療機関を受診して医師の診察を受けましょう。 突然歩けないほど股関節が痛くなる原因は? 突然歩けないほどの股関節の痛みが生じる原因には、以下のような疾患が考えられます。 変形性股関節症:関節軟骨の摩耗や変形が進行し、痛みや可動域の制限を引き起こす 関節リウマチ:関節の炎症が原因で痛みが強まり、歩行が困難になる可能性がある 大腿骨頭壊死:骨への血流が途絶え、骨組織が壊死することで激しい痛みが生じる 滑液包炎:股関節周囲の滑液包が炎症を起こし、歩行時に強い痛みを伴う これらの症状が現れた場合は、早急に医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。 股関節が右だけ痛い原因は? 股関節が右だけ痛いときは、骨格や筋肉のバランスのゆがみが原因となっている可能性が考えられます。 ゆがみが生じる要因には、「立っているときに右足に重心をかける」「座っているときに足を組む」などがあります。 股関節への偏った負担が痛みの原因となるため、正しい姿勢を意識し、長時間同じ姿勢でいないようにしましょう。 股関節の痛みは放置厳禁!長引く痛みには再生医療をご検討ください 股関節の痛みを放置すると症状が悪化し、歩行困難や日常生活への支障、さらには変形性股関節症やリウマチ性股関節症などの深刻な疾患につながるおそれがあります。 痛みは放置せずに、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けましょう。 また、近年の治療では、手術がいらない治療法として再生医療が注目されています。 再生医療とは、患者さまご自身の細胞や血液を用いて、損傷した股関節の修復を図る治療法です。 実際に当院では、「手術しないと治らない」と言われた変形性股関節症の痛みが、再生医療によって改善した症例が多数あります。 「股関節の痛みを手術せずに治したい」「長引く痛みをなんとかしたい」という方は、以下の動画をぜひご覧ください。
2025.02.07 -
- 股関節
- 再生治療
「股関節唇損傷はどのくらいで治る?」 「痛みを早く治す方法はない?」 股関節唇損傷は、股関節の受け皿部分の縁である関節唇が損傷した状態のことです。 日常生活に復帰できるまでの期間は、保存療法で約2〜3カ月、手術した場合は約2〜3週間程度が目安です。 本記事では、股関節唇損傷が治る期間や治療方法について詳しく解説します。 また、股関節唇損傷を早く治したい方は、先端医療である再生医療も選択肢の一つです。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、股関節唇損傷の治療として注目されている再生医療に関する内容や症例を公開中です。 「現在の治療で期待した効果が出ていない方」「股関節唇損傷を早く治したい方」は、ぜひ再生医療について知っておきましょう。 股関節唇損傷はどのくらいで治る? 股関節唇損傷の治療期間を、日常へ復帰する期間とスポーツへ復帰する期間の2つに分けて紹介します。 日常生活へ復帰するまでの期間 スポーツへ復帰するまでの期間 股関節唇は自然に回復することはほぼない組織なので、適切な治療を受けることが重要です。 治療期間について理解し、治療やリハビリを乗り越えましょう。 日常生活へ復帰するまでの期間 股関節唇損傷から日常生活に復帰できるまでの期間は、保存療法で約2〜3カ月、手術した場合は約2〜3週間程度が目安です。 保存療法:約2〜3カ月 手術療法:約2〜3週間 手術を行わず、鎮痛薬の内服、関節内注射、リハビリテーションなどで症状の改善を図る保存療法では、おおよそ2〜3カ月が回復の目安とされています。 一方、関節鏡を用いた手術で損傷した関節唇を縫合・修復した場合、約2〜3週間で日常の動作ができます。 関節の可動域や筋力を回復させるために、数カ月間の段階的なリハビリが必要です。 保存療法、手術療法いずれの場合でも、再発や悪化を防ぐためには股関節に過度な負担をかけない生活習慣を身につけることが重要です。 正しい姿勢や歩き方を意識し、股関節に負担の少ない動作を習慣化して、スムーズな回復を目指しましょう。 スポーツへ復帰するまでの期間 股関節唇損傷からスポーツに復帰できるまでの期間は、約4〜6カ月程度です。 競技レベルや股関節唇の損傷程度によって異なりますが、手術した際の回復までの流れの目安は、以下の通りです。 期間 内容 術後2〜3週間 歩行、関節可動域の改善など基本動作のリハビリ 3カ月頃 軽いジョギングの再開が可能になる場合がある 4〜6カ月 スポーツ復帰を本格的に目指す 股関節は、スポーツ動作において高い安定性や柔軟性、筋力が求められるため、日常生活に戻るよりも長いリハビリ期間が必要になる傾向にあります。 サッカーやバスケットボール、格闘技などのジャンプ・ダッシュ・深くしゃがむ動作などが含まれる競技では、完全復帰までの時間が長くなるため、長い目で治療に取り組みましょう。 股関節唇損傷の再発や痛みを防ぐためには、股関節をねじる動きや大きく開脚する動作は慎重に行うことが重要です。 股関節唇損傷を早く治すためにやってはいけないこと 股関節唇損傷を早く治すためにやってはいけないことは、以下の通りです。 やってはいけないこと 詳細 深くしゃがみ込む動作 床に座る・長時間しゃがむなどは、股関節への圧力が強く、損傷を悪化させる原因になる ジャンプやダッシュなどの急激な運動 衝撃や瞬発的な力が股関節に負担をかけ、炎症や再損傷のリスクが高まる 股関節を強くねじる動き テニス・水泳・ゴルフなどの動作で起こりやすく、関節唇にストレスを与える可能性がある 過剰なスクワットや筋トレ 深くしゃがむ動きや高負荷のトレーニングは避け、軽度な運動から始める 片脚に偏った姿勢・立ち方 体重を片側にかけるクセがあると、股関節に不均等なストレスが加わり回復を妨げる恐れがある 股関節唇損傷を早く治すには、日常の何気ない動作にも細心の注意が必要です。 上記で紹介している内容は、患部に過度な負担をかけてしまうため意識して避けましょう。 股関節唇損傷は治らない?主な治療方法 股関節唇損傷の治療方法について紹介します。 保存療法 手術療法 再生医療 再生医療は、手術なしで組織の修復や痛みの軽減が期待できる治療法で、新たな選択肢として注目されています。 保存療法 股関節唇損傷の治療では、約3カ月間の保存療法が試みられるのが一般的です。 手術をせずに痛みの緩和や機能改善を目指す方法で、体への負担が少ない点が特徴です。 主な治療内容は、以下のとおりです。 治療内容 具体例 安静 炎症や痛みが強い時期は、ベッド上で安静にし、関節への負担を抑える 薬物療法 NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)やステロイド注射などで痛みや炎症をコントロールする 運動療法(リハビリ) 股関節まわりの筋肉を強化し、骨盤・体幹の柔軟性と安定性を高める 生活動作の見直し 深くしゃがむ、あぐらをかく、柔らかいソファに沈み込むなど、股関節を深く曲げる動作を避ける 保存療法は、痛みや症状の緩和を目的としており、股関節唇の損傷の修復はできません。 症状が再発したり、効果が不十分だったりする際は、手術療法が検討されることもあります。 手術療法 保存療法で効果が見られない場合や、痛みが強く日常生活やスポーツ活動に支障をきたしている場合には、手術療法が検討されます。 とくに、アスリートや若年層では、再発防止や競技復帰のために早期の手術が推奨されるケースもあります。 股関節唇損傷の主な手術は、次の2種類です。 手術名 内容 股関節唇修復術 損傷した関節唇を縫合して、元の位置に固定する 股関節唇再建術 損傷部分を切除し、大腿筋膜張筋などから採取した自家組織を移植して補う 股関節唇損傷の手術では、カメラ付きの器具である関節鏡を用いるのが一般的です。 適切な術後リハビリを経ることで、保存療法よりも早期の回復・痛みの改善が期待できます。 ただし関節鏡手術は、以下のような注意点もあります。 高度な技術が必要で、対応できる施設が限られている 感染、出血、術後の再発など合併症のリスクがある 医師と十分に相談し、自分の症状や生活スタイルに合った治療方針を立てましょう。 再生医療 幹細胞を活用した再生医療は、近年注目されている股関節唇損傷の新しい治療法です。 患者さまの脂肪組織から採取・培養した幹細胞を患部に注射し、傷ついた組織の修復促進を目指します。 体への負担が少なく、手術や入院の必要がないことから、次のような方に選ばれています。 手術を避けたい方 保存療法や手術療法で期待した効果が出ていない方 スポーツへの早期復帰を目指したい方 仕事や家庭の都合で長期療養が難しい方 再生医療の治療に興味のある方は、お気軽に当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。 股関節唇損傷の再発予防に効果的なリハビリテーション 股関節唇損傷の再発予防に効果的なリハビリテーションは、以下の通りです。 股関節周辺のストレッチ 股関節周辺の筋力トレーニング リハビリテーションでは、股関節の可動域を広げたり、股関節周辺の筋力をアップしたりするトレーニングを行います。 トレーニングの内容は症状によって異なるので、理学療法士や作業療法士の指導に従いましょう。 股関節周辺のストレッチ 股関節唇損傷の治療後に行うリハビリテーションでは、股関節の可動域トレーニングが重要です。 自宅でも簡単に実践できるストレッチは、以下の通りです。 ストレッチの部位 手順 腸腰筋(腰から足の付け根に渡るインナーマッスル) 1.仰向けになり片膝を立てる 2.立てた膝をお腹につけるように引き寄せ、30秒キープする 3.5回程度繰り返す 大臀筋 1.仰向けになり片膝を立てる 2.反対の脚と交差し、立てた膝を横に倒す 3.30秒キープする 4.10回繰り返し、反対も行う ストレッチを毎日の習慣に取り入れることで、股関節の柔軟性が高まり、股関節唇損傷の再発防止につながります。 痛みや違和感がある場合は無理せず、専門家に相談しながら行いましょう。 股関節周辺の筋力トレーニング 股関節唇損傷からの回復後も、再発を防ぐには股関節を支える筋肉を鍛えることが重要です。 筋力が弱いと正しい姿勢を保てず関節に負荷がかかり、股関節唇損傷の再発リスクが高まります。 自宅で無理なくできる基本のトレーニングは、以下の通りです。 トレーニングの部位 手順 中殿筋(骨盤の外側上部) 1.横向きに寝て、上体をまっすぐに保つ 2.下の足を軽く曲げ、上の脚をまっすぐのまま少し後ろ気味に引く 3.腰を動かさないように注意しながら、上の脚を真上に持ち上げてから下ろす 4.左右各20回を目標に行う 大臀筋 1.うつ伏せになり、骨盤が浮かないよう意識する 2.膝を伸ばしたまま、片脚を遠くへ伸ばすようにゆっくり持ち上げ、ゆっくり戻す 3.脚を上げるときに息を吐き、大殿筋を締める 4.左右各20回を目標に行う トレーニングでは、最初は回数を少なめに設定し体調や筋力に応じて少しずつ増やしましょう。 無理のない範囲で行い、痛みが出る場合は中止してください。 股関節唇損傷の治療期間についてよくある質問 股関節唇損傷の治療期間についてよくある質問は、以下の通りです。 股関節唇損傷の安静期間は? 股関節唇損傷の初期症状は? 股関節唇損傷を放置するとどうなる? 疑問を解消して、適切な治療に取り組みましょう。 股関節唇損傷の安静期間は? 股関節唇損傷の安静期間は、約2~3日が望ましい※とされています。 ※出典:PubMed 症状が現れた直後は炎症が強く出るため、まずは安静・冷却・圧迫などの応急処置を行いましょう。 手術しないでリハビリや薬物療法などで対応する保存療法を選択した場合は、炎症や痛みが治まるまで関節への負担を避けましょう。 股関節唇損傷の初期症状は? 股関節唇損傷の初期症状では、股関節の痛みを感じたり、股関節が引っかかる感じがしたりします。 股関節を曲げたりひねったりすると痛みが出る 長時間の立ち仕事や歩行後に違和感が出る 股関節に引っかかるような感覚がある 股関節を動かしにくくなったように感じる 上記のような症状がある場合、放置すると症状が徐々に悪化し、治るまでにかかる期間も長くなるおそれがあります。 早期に専門医を受診すれば、治療期間を短くできる可能性があります。 股関節唇損傷を放置するとどうなる? 股関節唇損傷を放置すると、痛みや引っかかり感が悪化し、変形性股関節症のリスクが高まる可能性も指摘されています。 症状が進行すると治療期間が長くなり、保存療法だけでなく手術が必要になるケースも増えます。 早期の診断と適切な治療が、回復を早めるために重要です。 変形性股関節症については以下のコラムで詳しく解説しているので参考にしてください。 股関節唇損傷を早く治すなら再生医療をご検討ください 股関節唇損傷が治る期間は症状によって異なります。 保存療法での日常生活の復帰に約2~3カ月、手術を行った場合は約2〜3週間かかります。 スポーツへの復帰には、通常4〜6カ月ほどかかるケースが多いです。 早期回復のためには、深くしゃがむ、ジャンプやダッシュといった股関節に強い負荷をかける動作は控えましょう。 関節唇は自然には再生しない組織のため、痛みが続く場合は早めに整形外科を受診することが重要です。 股関節唇損傷の治療には保存療法や手術だけでなく、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は手術や入院が不要で、損傷した股関節唇の修復を促すことで根本的な改善を目指す治療法です。 股関節唇損傷を早く治したいとお考えの方は、当院「リペアセルクリニック」までお問い合わせください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.02.07 -
- 変形性股関節症
- 股関節
- 再生治療
股関節が右だけ(左だけ)痛いと感じたことはありませんか。 股関節が片足側だけ痛くなる原因は、日常生活における姿勢やケガなどが関係している可能性があります。 また、変形性股関節症や関節リウマチなどの疾患が原因となる場合もあるため注意が必要です。 本記事では、股関節が右だけ(左だけ)痛くなる原因や対処法について詳しく解説します。 股関節の痛みに対処するには、原因に合わせて治療を行うことが大切です。股関節の右だけ(左だけ)が痛いと感じる人は、原因を知るためにも早めに医療機関を受診しましょう。 股関節が右だけ(左だけ)痛い原因 股関節が右だけ(左だけ)痛い原因は、以下の2つが考えられます。 股関節は身体を支える役割を担っているだけでなく、スムーズに下肢を動かすために必要な部位です。 片側だけ股関節が痛くなったときは、患部の痛みをかばって反対側も痛みが出る可能性があります。 片側だけ股関節が痛くなる原因を知り、股関節にかかる負担をできるだけ小さくしましょう。 日常生活における姿勢 股関節が右だけ(左だけ)痛い原因の1つに、日常生活における姿勢があります。日常生活で以下の姿勢をとることが多い人は、片側だけ股関節が痛くなりやすいため注意が必要です。 デスクワークの人は、長時間同じ姿勢で座っていることが多く、股関節周辺の筋肉が硬くなる可能性があります。 股関節周辺の筋肉が硬くなると、血流が悪くなり股関節に負担がかかりやすく痛みや違和感につながります。 猫背や反り腰の人は、骨盤が歪むことで左右の股関節の負担に差が生じ、片足だけに大きな負担がかかってしまう場合があります。 片足だけ負担が大きくなると、股関節も右だけ(左だけ)痛みが出る場合があるため、バランスのとれた正しい姿勢を心がけることが大切です。 怪我やスポーツ外傷 股関節が右だけ(左だけ)痛いときに考えられる原因に、怪我やスポーツ外傷があります。 怪我やスポーツ外傷により股関節周りを損傷すると、怪我を負った側の股関節が痛くなる可能性があります。片側の股関節痛が出やすい主なスポーツ外傷は、以下のとおりです。 下肢の動きに深く関係する股関節は、スポーツによる負荷を受けやすい部位です。股関節に違和感を覚えたら、休息をとって安静にしましょう。 股関節が右だけ(左だけ)痛いときに考えられる疾患 股関節が右だけ(左だけ)痛いときに考えられる疾患は、以下の4つです。 原因となる疾患を知るために、股関節に痛みが出たら早めに医療機関を受診しましょう。 変形性股関節症 股関節が右だけ(左だけ)痛いときは、変形性股関節症の可能性が考えられます。 変形性股関節症は、加齢や肥満、関節の使いすぎなどの原因によって股関節の軟骨が擦り減り、骨と骨がぶつかることで痛みが生じる疾患です。 関節の擦り減りが進行し、 痛みがある股関節をかばうと反対側の股関節も痛くなる可能性があるため注意が必要です。 以下の動画では、変形性股関節症について詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。 関節リウマチ 股関節が右だけ(左だけ)痛い場合に考えられる疾患に、関節リウマチがあります。関節リウマチは、免疫系の異常により関節内に炎症が起こり、関節の痛みや腫れを引き起こす疾患です。 関節リウマチは自己免疫疾患の1種で、症状が慢性化するのが特徴です。症状は全身のあらゆる関節に見られますが、特に手足の指の関節に症状が現れやすいです。 関節リウマチは完治しない疾患であり、症状と長く付き合う必要があります。自身に合った対処法で痛みをコントロールして、症状の悪化を防ぎましょう。 関節リウマチの早期受診の重要性については、以下で詳しく解説していますので参考にしてください。 骨頭壊死 股関節が片側だけ痛む場合に考えられる疾患に、骨頭壊死があります。骨頭壊死は太ももの骨の上側で起こりやすく、以下の因子によって発症リスクが高まります。 股関節の怪我や生活習慣病などにより、骨に血液が十分に供給されなくなると骨細胞が壊死します。 初期症状は股関節や太ももに痛みが出ますが、壊死の範囲が狭い場合は痛みを感じないこともあります。 骨頭壊死が進むにつれて、痛みが強くなったり、歩行困難に陥ったりするため早期の治療が重要です。 大腿骨近位部骨折 股関節が右だけ(左だけ)痛いときは、大腿骨近位部骨折の可能性があります。 大腿骨近位部骨折は、股関節に近い大腿骨(太ももの骨)が骨折した状態のことです。骨折した部位によって「大腿骨頸部骨折」と「大腿骨転子部骨折」に分類されます。 高齢者や骨粗しょう症の方は骨の強度が低下してしまったことで骨折しやすくなっている可能性もあるので注意が必要です。 大腿骨を骨折すると痛みだけではなく腫れや内出血などの症状が現れます。 片方だけ痛む股関節は「股関節以外」に原因がある可能性 片方だけ痛む股関節は、「股関節以外」に原因がある可能性もあります。 腰の神経や骨に異常があり、足の付け根周辺まで痛みが広がる「放散痛」で股関節に痛みを感じることも考えられます。 上記の疾患になると、下肢の動きが制限され日常生活に支障が出るため注意が必要です。 坐骨神経痛 片方だけ痛む股関節は、坐骨神経痛が原因の可能性があります。 坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫や刺激を受けることでお尻や太ももに痛みやしびれを感じる症状が現れます。 主な症状は、以下のとおりです。 股関節に関する疾患ではありませんが、お尻や太ももの痛みが広がり股関節に痛みを感じる場合があります。 腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などで変形した腰の骨は、坐骨神経を圧迫する恐れがあるため注意が必要です。 坐骨神経痛が出現したら、無理に動かさず、安静に過ごしましょう。 腰部脊柱管狭窄症 股関節が片側だけ痛む場合は、腰部脊柱管狭窄症の可能性が考えられます。 腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経が詰まった脊柱管が狭まり、内部の神経や脊髄が圧迫される疾患です。 主な症状は、以下のとおりです。 坐骨神経痛と同様に、お尻や太ももの痛みが広がり股関節に痛みを感じる場合があります。 腰部脊柱管狭窄症で歩行時に痛みが出現する方でも、前かがみの姿勢をとれば症状が軽減する場合があります。 前かがみの姿勢で痛みが落ち着く理由は、狭まった脊柱管が一時的に広がるためです。 股関節が右だけ(左だけ)痛いときの対処法 股関節が右だけ(左だけ)痛いときは、無理のない範囲でストレッチを行うことが大切です。 股関節のストレッチは、内股にならないように注意して行ってください。内股の姿勢は、股関節へ負担がかかりやすく、症状が悪化する可能性があります。 股関節痛が悪化する原因や正しいストレッチ方法については、以下で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 股関節が右だけ(左だけ)痛いときの治療法 股関節が右だけ(左だけ)痛いときの治療法は、以下の2つです。 股関節の痛みが出現したばかりであれば、保存療法によって痛みの緩和が期待できます。 股関節の痛みが長引いていたり、保存療法を受けても改善がみられなかったりする場合は、再生医療を検討しましょう。 保存療法 股関節が右だけ(左だけ)痛いときは、以下の保存療法により痛みを軽減できる可能性があります。 保存療法の種類 具体的な方法 温熱療法 ホットパックの使用、入浴 薬物療法 消炎鎮痛剤(内服薬・外用薬・坐薬)の使用 運動療法 股関節のストレッチ、下肢の筋力トレーニング、プール内歩行 股関節痛がひどいときは、運動療法ではなく温熱療法や薬物療法などで痛みのコントロールをはかりましょう。 痛みが和らいできたら悪化防止のために、無理のない範囲で運動療法を実施し、股関節周りの筋力を向上させることが大切です。 再生医療 股関節痛が長引いている場合は、再生医療による治療も選択肢の1つです。再生医療は、痛みの緩和だけでなく、損傷した関節や軟骨の修復が期待できます。 再生医療とは、患者さま自身の幹細胞を採取・培養して股関節に注射し、損傷した組織の再生を図ります。 入院や手術を必要としない再生医療は、仕事や家庭の事情で長期休みを取れない方でも受けやすい治療法です。 当院(リペアセルクリニック)は狭い股関節内でもダイレクトに幹細胞を注射できるように、「関節内ピンポイント注射」を実施しています。 また、独自の細胞培養技術により、新鮮な幹細胞を投与できるのも特徴です。 股関節痛にお悩みの方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)の再生医療をご検討ください。 以下のページでは、股関節に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による股関節の症例はこちら 【まとめ】股関節が右だけ(左だけ)痛いときは放置せずに医療機関を受診しよう 股関節が片側だけ痛むときは、早めに医療機関を受診し、痛みの原因を知ることが大切です。 痛みの原因に合った対処法や治療法を選択すれば、股関節痛の緩和が期待できます。 股関節痛が悪化し、保存療法での対処が難しい場合は、再生医療による治療を検討しましょう。 股関節が右だけ(左だけ)痛いときの治療にお困りの方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へお問い合わせください。
2025.02.07 -
- 糖尿病
- 変形性膝関節症
- 変形性股関節症
- ひざ関節
- 股関節
- 幹細胞治療
医療技術は日々進歩し、これまで治療が難しかった疾患に対しても新たな選択肢が生まれています。 「再生医療」の中核をなす「幹細胞治療」の発展は、損傷した組織の修復や機能回復といった従来の治療法では限界のあった領域に新たな可能性をもたらしています。 本記事では、「幹細胞治療」とは具体的にどのような治療なのか、どのような病気や症状への効果が期待されているのかを解説します。 「幹細胞治療」について詳しく知りたい方、新たな治療の選択肢として検討されている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。 また、当院リペアセルクリニックの公式LINEでは、幹細胞治療をはじめとする再生医療に関する治療法や症例を公開しています。 今までできなかったことが再生医療によってできる可能性がある新たな治療法なので、合わせてご参考ください。 幹細胞治療とは先端医療である再生医療の一つ 幹細胞治療とは「幹細胞」の能力を利用して、病気やケガで傷ついた組織や臓器の修復・再生を目指す先端医療の一つです。 幹細胞治療のポイント 幹細胞は様々な細胞に変化、自己複製が可能 患者さま自身の幹細胞を採取・培養し、注射や点滴で体内に戻す 幹細胞によって損傷した細胞や組織の修復・再生が期待できる 患者さま自身の細胞を用いるため拒絶反応リスク低い 幹細胞は、皮膚・筋肉・骨・神経など、私たちの体を作る様々な細胞に変わることができる「分化能」と自分と同じ細胞を複製して増やすことができる「自己複製能」という二つの特徴を持っています。 幹細胞治療では、幹細胞の力を借りて、ダメージを受けた体の部分の機能回復を目指します。 具体的には、患者さまご自身の脂肪や骨髄などから幹細胞を取り出し、培養して数を増やした後に患部への注射や点滴で投与します。 幹細胞治療の費用 幹細胞治療は、新しい医療技術を用いた治療法であり、現在では多くの場合、公的医療保険が適用されない「自由診療」となります。 当院リペアセルクリニックの幹細胞治療の料金は、以下の通りです。 治療対象 費用相場(1回あたり・税込) 関節疾患(膝・股関節・肩など) 約132万円 ~ 198万円 脳卒中・糖尿病・肝臓疾患・慢性疼痛 約242万円 脊髄腔内投与 約242万円 顔の美容 約165万円 上記はリペアセルクリニックにおける一例ですが、治療の対象となる疾患の種類・幹細胞の採取方法や培養方法など、さまざまな要因で費用は大きく変動します。 そのため、実際に幹細胞治療を検討される際にはクリニックでカウンセリングを受け、ご自身の症状に合った治療内容と総額費用について十分に説明を受けましょう。 幹細胞治療ではどんな病気が治せる? 幹細胞治療は整形外科領域の疾患から内科系疾患、さらには美容分野に至るまで、幅広い病気や症状に対して、その効果が期待され研究・治療が進められています。 幹細胞治療の対象となる主な病気・症状の例は、以下の通りです。 分野 主な対象となる疾患・症状(例) 整形外科領域 (関節・骨・スポーツ外傷) ・変形性膝関節症 ・変形性股関節症 ・半月板損傷 ・腱板損傷などの肩の痛み ・スポーツ外傷(関節痛・機能障害) ・骨粗しょう症 など 脳神経・脊髄領域 ・脳卒中の後遺症(麻痺、しびれ、言語障害、記憶障害など) ・脊髄損傷の後遺症(麻痺、歩行障害など) ・アルツハイマー型認知症 ・パーキンソン病 ・末梢神経障害 ・ヘルニア術後の後遺症 など 代謝・内分泌・消化器領域 ・糖尿病 ・肝機能障害(肝硬変、劇症肝炎・肝炎後遺症など) ・腎疾患(慢性腎臓病) など 循環器領域 ・虚血性心疾患(心不全、心筋梗塞後遺症、狭心症など) ・心疾患による不整脈 など 美容・アンチエイジングなど ・肌のシワ・たるみ改善 ・肌の老化防止 ・アレルギー性皮膚炎 ・毛髪再生(薄毛・AGA治療) ・男性機能回復(ED) ・更年期障害 など ただし、全ての病気に対してすでに確立された治療法というわけではなく、まだ研究段階にあるものも多く含まれます。 治療の適応や期待できる効果については、個々の患者さまの状態によって異なるため、医師と十分に相談することが重要です。 幹細胞治療の特徴・メリット 幹細胞治療は、主に以下の2つのメリットがあります。 根本的な治療が期待できる 副作用リスクが少ない 幹細胞治療は従来の対症療法とは異なり、私たちの体が本来持っている「再生する力」を引き出すことで、病気そのものの治癒や機能回復を目指せる可能性があります。 また、多くの場合、患者さまご自身の細胞を使用するため、副作用リスクが少ないという点も魅力の一つです。 根本的な治療が期待できる 幹細胞治療は、損傷したり機能が低下したりした組織や臓器の修復・再生を促すことで、病気の根本的な原因に働きかけ、症状の改善だけでなく、失われた機能の回復を目指せる治療法です。 根本治療への期待 対症療法でなく根本原因にアプローチ 傷んだ組織や臓器の修復・再生を促進 例えば、すり減った膝関節の軟骨が原因で起こる変形性膝関節症では、幹細胞を関節内に注入することで軟骨の再生を促し、痛みの軽減だけでなく関節機能の改善が期待できます。 副作用リスクが少ない 患者さまご自身の体から採取・培養した幹細胞(自己由来幹細胞)を用いる場合は、拒絶反応やアレルギーといった副作用のリスクが低い治療法と考えられています。 副作用リスクが少ない 患者さま自身の幹細胞使用で拒絶反応が少ない アレルギー反応のリスクも低い 注射や点滴で行えるため体への負担が小さい ただし、注射を伴うため針を刺した部位に一時的な出血や内出血が起こる可能性はあります。 幹細胞療法のデメリット 幹細胞治療を検討する際には、その効果への期待だけでなく、知っておくべきデメリットもあります。 保険適用外のため治療費が高い 効果の現れ方には個人差がある デメリットについて、以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。 保険適用外のため治療費が高い 現在、日本で行われている幹細胞治療の多くは、公的医療保険の適用対象外(自由診療)であり、治療にかかる費用は全額自己負担となるため、治療費は高額になります。 費用面の課題 数十万円~数千万円かかる場合も 複数回の治療なら費用はさらに増加 具体的な費用は、治療対象となる疾患や治療を行う医療機関によって異なります。 1回の治療で数十万円から数百万円、あるいはそれ以上の費用が必要となることもあります。 効果には個人差がある 幹細胞治療によって期待される効果には個人差があり、同じ病気であっても全ての人に同様の効果が保証されるわけではありません。 治療後すぐに改善を感じる方もいれば、効果を実感するまでに数ヶ月といった時間を要する方、あるいは期待したほどの効果が得られないケースも存在します。 当院の幹細胞治療(再生医療)について 当院リペアセルクリニックが行っている幹細胞治療は、患者さまご自身の体(主にお腹の脂肪など)から米粒数個程度というごく少量の脂肪を採取し、その中に含まれる幹細胞を特別な技術で取り出すという流れです。 幹細胞を当院提携の細胞培養加工施設で約1ヶ月かけて培養し、数百万個から数億個という十分な数まで増やします。 その後、幹細胞を点滴や治療部位への注射によって患者さまのお体に戻すことで、傷ついた組織の修復や機能の再生を促します。 本章では以下の内容について詳しくご紹介します。 当院の特徴 費用 治療の流れ 当院の肝細治療について気になる方は、ぜひ参考にしてください。 当院の特徴 当院リペアセルクリニックは、再生医療を専門とするクリニックとして幅広い疾患に対応できる体制と、国内トップクラスの豊富な治療実績が特徴です。 リペアセルクリニックの強み 再生医療専門クリニックとして幅広い疾患に対応可能 自己細胞使用で副作用リスクが低い 独自の培養技術により高品質な幹細胞を投与 治療実績1万件以上(※1) (※1)2019年6月〜2024年9月までの東京院・大阪院・札幌院3院の全治療数の累計 独自の培養方法から投与方法に至るまで、高度な専門技術を持つ治療環境がリペアセルクリニックの強みです。 費用 当院リペアセルクリニックでは、幹細胞の採取・培養・投与に関わる一連の費用は基本的に全て治療費に含まれています。 治療対象・内容 投与内容(回数/細胞数) 価格(税込) 関節疾患(膝・股関節・肩など) 1回投与 / 2,500万個 1,320,000円 1回投与 / 5,000万個 1,540,000円 1回投与 / 1億個 1,980,000円 脳卒中・糖尿病・肝臓疾患・慢性疼痛 1回投与 / 2億個 2,420,000円 2回投与 / 4億個 4,400,000円 3回投与 / 6億個 (一般) 5,940,000円 3回投与 / 6億個 (モニター) 4,400,000円 脊髄腔内投与 1回投与 2,420,000円 顔の美容 1回投与 1,650,000円 初回の診察・カウンセリングには3,300円(税込)、治療開始前の血液検査には11,000円(税込)の費用がかかります。 実際の幹細胞治療の費用は、上記の表に示した通り、治療の対象となる疾患や使用する幹細胞の量、投与回数によって異なります。 治療の流れ 当院リペアセルクリニックでの自己脂肪由来幹細胞治療は、患者さまが納得して治療をお受けいただくため、専門医による事前のカウンセリングで治療法をご説明、ご提案させていただきます。 自己脂肪由来幹細胞治療の主な流れは、以下の通りです。 ステップ 主な内容 所要時間(目安) 1. 脂肪の採取 患者さまの下腹部に局所麻酔を行い、米粒3粒程度の脂肪組織を採取 約30分 2. 細胞の培養 専門の細胞培養センターにて、採取した脂肪組織から幹細胞を分離し、治療に必要な数まで培養・増殖させる (培養期間 約1ヶ月) 3. 幹細胞の投与 培養・増殖させた幹細胞を、疾患や患者さまの状態に応じて静脈点滴または治療部位へ局所注射といった方法で投与 約5分~80分 治療開始前には感染症のリスクを確認するための血液検査が必須となりますことをご了承ください。 また、治療効果は投与後すぐに現れるものではなく、数ヶ月かけて徐々に変化を感じられることが一般的です。 ご自身の細胞を用いるため、アレルギー反応や拒絶反応といった副作用のリスクが低いのが特徴です。 幹細胞治療とは再生医療の一つ!新たな治療の選択肢として検討しよう 幹細胞の持つ傷ついた組織を修復し再生する能力を活かした幹細胞治療は、多岐にわたる疾患への応用が期待される先端医療です。 ご自身の細胞を用いることによる副作用リスクの低さや、従来の治療では難しかった根本的な改善が期待できます。 一方で、現在は保険適用外であるために費用負担の大きかったり、効果には個人差があるといった側面もあります。 幹細胞治療は、すべての方のあらゆる病気を治せる万能な治療法ではありませんが、ご自身の状態を正確に把握し、治療の可能性と限界について専門医と十分に話し合い、納得のいく選択をしましょう。 また以下のページでは、実際に当院で行った 幹細胞治療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 > 幹細胞治療の症例はこちら
2021.01.06 -
- 幹細胞治療
- 股関節
バレエにおいて、股関節を動かす動作は非常に重要です。 そのため、股関節を動かしたときに「パキッ」と音が鳴ると、不安に感じる方も多いでしょう。 結論から言えば、バレエ中に股関節が鳴っても、適切な対処をすれば大きな問題に発展する可能性は低いと考えられます。ただし、何の対策も取らずに放置すると、靭帯や腱の炎症、股関節構造の破綻といったリスクは否定できません。 そこで本記事では、バレエで股関節が鳴る原因や、その対処法について詳しく解説していきます。 バレエと股関節音の関係 結論から言えば、バレエの動作中に股関節から音が鳴る場合、その原因の一つに股関節の柔軟性の低さが関係しています。 というのも、バレエでは脚を高く上げたり、外にひねった状態で動かしたりと、股関節に大きく複雑な動きが求められるためです。 股関節は、靭帯や筋肉の腱にしっかりと包まれた構造をしています。そのため、靭帯や筋肉が硬くなっていると、股関節の可動域が狭くなり、スムーズに動かすことができません。 にもかかわらず、無理に大きな動きを繰り返すと、股関節に過度な負担がかかることになります。 その際に股関節の靭帯や筋肉が硬いために骨と擦れると音が鳴る「弾発股(だんぱつこ)」という病気や、関節内の空気の破裂などが原因で音が生じます。 なぜ股関節が鳴るのか?考えられる主な原因 股関節が鳴る原因として、以下の3つの原因が考えられます。 靭帯や腱が骨と擦れる摩擦音 関節包内の気泡の破裂音(キャビテーション) フォームや筋バランスの問題による鳴り それぞれの原因によって、対処方法が異なります。 もしバレエ動作中の股関節音を解決したい場合、それぞれの原因を知らなくてはいけません。詳しく解説するので、最後までチェックしましょう。 靭帯や腱が骨と擦れる摩擦音 股関節の動作によって靭帯や筋肉の腱が骨と擦れた時、その摩擦によって音が鳴ることがあります。 これはとくに「弾発股」と呼ばれる病気に見られる症状です。 初期には痛みを伴わないことが多いですが、摩擦が繰り返されることで、やがて靭帯や腱に炎症が起こる可能性があります。 炎症が進行すると、痛みが出現し、バレエの動作にも支障をきたすかもしれません。 弾発股に至る原因としては、以下に挙げる要因が考えられます。 軟骨の損傷 関節の形態異常 過剰な運動や使用 筋肉のバランス崩壊 靭帯や筋肉の腱の異常 これらのうち、どの要因によって弾発股が生じているかを正確に見極めることが、適切な治療や予防につながります。 そのためにも、できるだけ早く整形外科を受診し、専門的な診断を受けてください。 関節包内の気泡の破裂音(キャビテーション) 股関節を動かした際に、股関節の骨を覆う膜(関節包)の中で気泡が破裂し、「パキッ」と音が鳴ることがあります。 これは「キャビテーション」と呼ばれる現象です。 キャビテーションとは、関節を大きく動かすことで関節内に圧力がかかり、気泡が発生して弾ける現象のことです。 これは関節運動に伴って自然に起こるもので、骨がこすれているわけではありません。 キャビテーションは、関節周囲の靭帯や筋肉の腱が硬くなっていると発生しやすくなります。 たとえば、柔らかい棒と硬い棒を折り曲げるとき、硬い棒のほうがより強い力(=圧力)が必要になるのと同じで、関節が硬くなるとその分内部の圧力も高まり、キャビテーションが起こりやすくなるのです。 実際、2018年に行われたキャビテーションに関する研究では、関節内の圧力が十分に高まらなければ、気泡が発生しない可能性があることが示唆されました。 このことからも、関節周囲の組織が硬い状態では、キャビテーションが生じやすくなると考えられます。つまり、股関節が硬い人はキャビテーションが発生するリスクが高いといえるでしょう。 フォームや筋バランスの問題による鳴り バレエにおいては、動作のフォームや筋肉のバランスが崩れていると、関節音が鳴る原因になることがあります。 先述した弾発股は、不良姿勢や筋肉バランスの乱れによって引き起こされる可能性があるため、注意が必要です。 特に、股関節を頻繁にひねる動きが求められるバレエのような競技では、股関節への負担が大きくなり、弾発股のリスクが高まります。 同様に、股関節に過度な負担をかける不良姿勢も弾発股の原因となることがあるため、日常の姿勢にも十分気を配ることが大切です。 鳴る股関節への対応策とケア方法 バレエ動作で股関節が鳴る場合、対応策としては股関節の柔軟性を高めること、バレエ動作の姿勢を良くすること(引き上げ姿勢)が重要です。 そのためにも、以下に挙げる対応策とケア方法を意識してください。 体幹や股関節の筋トレ 股関節のストレッチ 十分な休息 とくにバレエを継続するうえで、体幹や股関節の機能は非常に重要です。股関節機能を適切に保てるよう、しっかりとチェックしてください。 体幹や股関節の筋トレ バレエの動作で股関節が鳴る場合、体幹や股関節の筋トレを行いましょう。 これはバレエ特有の動き(引き上げ姿勢や「アンドゥオール」または「ターンアウト」)に体幹と股関節の筋肉が大きく関わるためです。 特に重要な筋肉は以下の3つです。 大腰筋(だいようきん:股関節の筋肉) 腹斜筋(ふくしゃきん:脇腹の筋肉) 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん:背中の筋肉) これらの筋肉は背骨の安定性を高め、不適切な引き上げ姿勢の改善につながります。 それぞれの筋肉の鍛え方は、下記の表を参照してください。 鍛える筋肉 やり方 大腰筋 ①椅子に浅く座る ②背筋を伸ばして軽く前屈する ③②の状態で太ももを上げる 腹斜筋 ①肩から膝がまっすぐになるように横に寝る ②肘を肩の真下につき、膝をついたままお尻を持ち上げる 脊柱起立筋 ①うつ伏せに寝る ②頭の上に両手を乗せて肘を開く ③②の状態のまま背中を反らす それぞれの筋トレを1日10回×3セットを目安に、コツコツ続けましょう。 股関節のストレッチ 股関節のストレッチは、バレエ動作における股関節音の軽減に効果が期待できます。 ストレッチの目的は、股関節を柔軟にして可動域(動く範囲)を広げることです。 股関節音が関節周囲の靭帯や筋肉の腱が硬くなることで生じやすくなるのは先述のとおりです。 股関節が硬い状態では、可動域が狭まり靭帯や腱が骨と擦れたり、キャビテーションが起こったりするリスクが高まります。 そのため、ストレッチによって靭帯や腱の柔軟性を高めることで、股関節音の発生を抑える効果が期待できるのです。 特に、股関節の外旋動作(太ももを外側にひねる動き)を促すストレッチをいしきしてください。 股関節は外旋することで、脚を振り上げる動きや外側に開く動きの可動域が広がることが知られています。 したがって、股関節の外旋を意識的にストレッチすることで、股関節周辺の靭帯や腱との摩擦、キャビテーション発生のリスクを軽減する効果が期待できるでしょう。 具体的なストレッチ方法は以下のとおりです。 ストレッチの方法 やり方 開脚ストレッチ ①床に座り、膝の皿を上に向けたまま脚を左右に開く ②背筋を伸ばしたまま前方に体を倒す ③30秒ほど静止する 四股ストレッチ ①立ったまま脚を大きく広げる ②膝を外に向けて曲げ、スクワットのようにお尻を落とす ③膝に手をついて、肩を入れて30秒伸ばす ④③を左右交互に行う 4の字ストレッチ ①椅子に浅く座る ②右足を左足の膝に乗せ、右膝を外に開く ③右膝を押しながら体を前方に倒す ④片足30秒ほど伸ばし、反対も同様に行う 筋トレと同様、1日3セット程度を毎日継続してください。また、ストレッチ中には呼吸を止めないように注意しましょう。 十分な休息 十分な休息も、バレエ中の股関節音改善のために大切です。 股関節音を出す弾発股は、股関節を過剰に使用している人に発症する傾向があります。 加えて、疲労は筋肉の腱を硬くする要素なため、十分な休息が取れていないと股関節の柔軟性低下につながる可能性が否定できません。 このような理由から、十分な休息が取れていない場合、股関節音を助長する可能性があります。 そのため、股関節音が気になる人は以下に挙げることを意識してください。 週1回は休みを取る 練習前後のストレッチを行う 定期的なマッサージを受ける 6〜7時間は睡眠時間を確保する 栄養バランスの取れた食事を摂る バレエに限らず、あらゆるスポーツで休息は重要です。パフォーマンスを向上させるためにも、しっかり休みましょう。 股関節が鳴るのを放置するリスク 結論から言えば、バレエ中に股関節から音が鳴っても、すぐに大きな問題につながることはほとんどありません。 股関節音が鳴ったからといって、それだけで重大な損傷が起こるわけではないためです。そのため、過度に心配する必要はないでしょう。 しかし、適切な対応やケアをせずに放置すると、次のようなリスクが生じる可能性があります。 股関節内構造の破綻 バレエ動作に伴う痛みの発生 股関節音の原因となる靭帯や腱の摩擦、あるいはキャビテーションは、股関節に負担をかけることがあります。 その結果、軟骨や靭帯、腱に炎症や損傷が起こる可能性は否定できません。 こうした損傷が進行すると痛みを伴うようになり、バレエのパフォーマンスの低下を招くだけでなく、重症化すれば手術が必要になるケースもあります。 そのため、股関節音が鳴った時に痛みを感じたり、動きの悪さを感じたりした場合には医療機関を受診してください。 受診したうえで早めの治療を受ければ、手術を避けられる可能性が高まるでしょう。 なお最近では、関節構造が損傷・破綻してしまっても、手術に代わる選択肢として再生医療が適応となる場合もあります。 当院で行っている自己細胞を用いた再生医療は、厚生労働省からの認可を受けた治療法であり、安全性と組織再生効果が期待されている治療方法です。 弾発股などで損傷した股関節組織にも適応できるため、ご興味のある方はぜひご相談ください。 股関節が頻繁に鳴る場合、早めの対策で改善することが重要 本記事では、バレエ動作で股関節が鳴る原因や対応策について説明しました。 ポイントは以下のとおりです。 股関節が鳴る原因は弾発股やキャビテーションなど 放置すると手術が必要になる可能性もある 股関節の柔軟性を高めることが重要 バレエで股関節が鳴るからといって、すぐに大きな心配をする必要はありません。 しかし、毎日のケアを怠ると股関節の構造が破綻し、最悪の場合は手術に至ることもあります。 そのような事態を避けるためにも、この記事で紹介した筋力トレーニングやストレッチは毎日継続して行いましょう。 なお、当院リペアセルクリニックでは、自己細胞を利用した再生医療に取り組んでいます。 国内で初めて厚生労働省から認可を受けており、股関節組織の再生効果も期待できる治療方法です。 股関節の音が気になる場合は、適応となる可能性もあるため、ぜひ無料カウンセリングを試してみてください。
2020.06.25







