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「脳梗塞の後遺症でしびれる原因は?」 「後遺症のしびれは治る?」 脳梗塞後の手足のしびれにお悩みの方の中には、上記のような疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、脳梗塞の後遺症で見られる「しびれ」の原因や治療法について解説します。 脳梗塞後の手足のしびれにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 脳梗塞の後遺症で見られる「しびれ」の原因 脳梗塞によるしびれは、脳内の感覚を司る領域、特に視床や体性感覚野が損傷を受けることで発生します。 これらの部位が障害されると、感覚情報の伝達や処理が正常に行われなくなり、実際には刺激がないにもかかわらず、ビリビリとしたしびれや異常な感覚が生じます。 一方、しびれがない脳梗塞の場合、損傷が運動機能や他の認知機能を司る領域に限定され、感覚を司る領域が影響を受けていない可能性があります。 その結果、しびれの症状は現れず、代わりに運動麻痺や言語障害など、他の症状が主に現れることがあります。 しびれの出方は、主に障害された部位や感覚経路の影響の受け方によって異なります。 脳梗塞の後遺症による「しびれ」の種類 脳梗塞の後遺症によるしびれの症状として、以下の種類があります。 感覚低下 感覚過敏 異常感覚 錯感覚 それぞれの症状を詳しく解説しますが、脳梗塞の再発予防のための対処法も以下で紹介していますので、参考にしてください。 感覚低下 感覚低下とは、脳梗塞の影響により脳の神経回路が損傷した際に、触覚・痛覚・温度覚などの感覚情報が脳に正しく伝わらない状態のことです。 痛みや温度変化などが認識できないことが特徴で、触覚・痛覚・温度覚・位置覚などが低下し、火傷や傷に気づきにくくなることがあります。 日常生活に支障が出る可能性もあるため、早い段階でのリハビリを行うことが重要です。 感覚過敏 感覚過敏は、痛みを感じない程度の刺激でも過剰な痛みを感じる状態のことです。 衣服のこすれや、誰かに軽く触れられるだけで痛みを感じることが特徴で、脳梗塞後に感覚の調整機能が乱れることが原因となります。 寝具の接触だけでも痛みを感じることで、睡眠障害によるストレスなども増える可能性があるため、注意が必要です。 異常感覚 異常感覚は、刺激がなくてもチクチク感や虫が這うような感覚などの症状が出ることが特徴です。 脳梗塞により感覚経路が損傷したことで発症し、歩行時のふらつきや転倒のリスクもあります。 通常の感覚とは全く異なり、日常生活の質に直結する障害のため、日常動作や睡眠にも支障が出る可能性があります。 錯感覚 錯感覚は、触れた刺激を実際とは違う感覚として脳が認識する症状です。 軽く触れただけで、針に刺されたような痛みや、冷たいものが熱いと感じられるような錯覚があります。 服のボタンをとめられない、箸を落とす、熱いものに気づかずや火傷をするなど、日常生活でのリスクも高くなります。 脳梗塞後の「しびれ」が後遺症かその他の原因か見分けるには? 脳梗塞後のしびれについて、後遺症以外の原因は首や腰の骨、椎間板ヘルニアによる神経圧迫が考えられます。 また、手首の神経の圧迫や糖尿病性神経障害など、末梢神経の症状でもしびれることがあります。 これらの症状は、首や手足のしびれのほか、日常動作を続けることで悪化する可能性がある症状です。 脳梗塞によるしびれは、通常、体の片側(顔・腕・足)が同時にしびれることが特徴で、下記の症状に当てはまる場合は、脳梗塞によるしびれの可能性があります。 片方だけ手足がしびれる 手に力が入らない ろれつが回らない 言葉が出にくい 視野が半分欠けている これらの症状を伴うことが多く、突然発症するのが特徴です。 脳梗塞の後遺症による「しびれ」の改善に役立つ治療法 脳梗塞の後遺症によるしびれの治療法は主に以下の5つです。 薬物療法 リハビリテーション 電気刺激療法 温熱療法 再生医療 5つの治療法について詳しく解説します。 薬物療法 薬物療法では、症状に応じて抗てんかん薬や抗うつ薬など、神経障害性疼痛に用いられる薬が検討されます。 しかし、症状そのものを抑えることを目的としており、しびれの原因そのものを治す治療法ではありません。 薬の効果で一時的に症状が和らぐ場合でも、根本的な改善にはつながらない点に注意が必要です。 リハビリテーション リハビリでは、関節可動域訓練に加えて、感覚の再学習や日常生活動作の練習を行い、症状への対処力を高めます。 マッサージは筋肉をほぐし、血流を改善して痛みを軽減するのが目的です。 また、関節の可動域を広げると、日常生活が楽になる効果も期待できます。 電気刺激療法 電気刺激療法(TENSなど)は、皮膚の上から電気刺激を与えて、しびれや痛みの軽減を補助的に図る治療法です。 しかし、電気刺激療法だけでしびれが改善するわけではないため、リハビリなどの運動と組み合わせる必要があります。 一部では症状軽減が報告されていますが、効果の持続や適応には個人差がある点にも注意が必要です。 温熱療法 温熱療法は、冷えやこわばりの軽減を目的とした補助的なケアとして用いられることがあります。 手足が冷たくなり血行が悪くなるとしびれが強くなるケースが多いため、ホットパックや温浴を用いて温める対策が有効です。 しびれそのものに対する効果は個人差があり、持続時間も一時的なので注意しましょう。 持続的な改善には他の治療法を併用する必要があります。 再生医療 再生医療は、脳梗塞による後遺症の改善や再発予防につながるとして注目されている治療法です。 脳梗塞に対する再生医療では、患者さま自身の細胞を採取・培養し、数を増やした幹細胞を体内に投与することで、損傷した脳の神経や血管の再生・修復を促す治療を行います。 自己細胞を用いた治療のため、拒否反応やアレルギー反応が起こる可能性が低く、身体への負担が少ないのが特徴です。 脳梗塞後の麻痺やしびれなど、日常動作が困難となる後遺症も改善が期待できるため、再生医療も選択肢としてご検討ください。 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。 脳梗塞の後遺症による「しびれ」に関するよくある質問 最後に、脳梗塞の後遺症によるしびれに関するよくある質問に回答します。 後遺症のしびれは治る? 後遺症のしびれが悪化したらどうすればいい? 脳梗塞の後遺症によるしびれについて気になる方は、ぜひ参考にしてください。 後遺症のしびれは治る? 脳梗塞の後遺症として見られるしびれは、早期から適切なリハビリを継続して行うことで、症状が軽減する可能性はあります。 改善までの期間には個人差があり、比較的早く軽減する方もいれば、長期的な経過をたどる方もいます。 しびれや感覚異常を感じた場合は、放置せず早い段階で医療機関での治療を受けることが大切です。 また、近年の脳梗塞の後遺症に対して、自己細胞を用いた再生医療による治療も注目されているため、併せて検討してみましょう。 後遺症のしびれが悪化したらどうすればいい? 後遺症のしびれが悪化した場合は、まずは主治医に相談し、脳梗塞の再発や他の疾患の可能性を確認しましょう。 原因に対して適切な治療を受けるのと併せて、身体の冷えを改善したり、マッサージをしたりするなどのケアを行ってください。 しびれが悪化した場合は、医療機関と相談し、適切な治療と継続的なケアを行うことが重要です。 脳梗塞の後遺症の「しびれ」には再生医療をご検討ください 脳梗塞によるしびれは、脳内の感覚を司る領域がダメージを受け、感覚情報の伝達や処理が正常に行われなくなることで起きます。 薬物療法によって症状をコントロールし、早期からリハビリテーションを継続することで改善が期待できます。 改善速度には個人差があり、早期からしびれが軽減する方もいれば、改善まで時間がかかる方もいるため、地道にリハビリを継続することが重要です。 なお、脳梗塞の後遺症による「しびれ」にお悩みの方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。 再生医療では、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した神経や組織の再生・修復を促す治療によって、後遺症の改善が期待できます。 以下の動画では、実際に再生医療を受けたことによって、脳梗塞の後遺症が改善された患者さまの症例を紹介しています。 https://youtu.be/AoMLP77h-c4?si=6PnTbQ1QF2v86SQ9 当院リペアセルクリニックでは、脳梗塞の後遺症に対する再生医療について無料相談を実施しております。ぜひご相談ください。
2021.08.06 -
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脳出血後には、後遺症によって全身や手足のしびれ・麻痺に悩まされるケースも少なくありません。 身体のしびれは日常生活にも大きな影響を及ぼすため、どの程度回復するのか不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、脳出血の後遺症で見られる「しびれ・麻痺」の回復見込み、回復期間について詳しく解説します。 脳出血の後遺症にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。 また、近年の治療では、脳出血後のしびれ・麻痺に対して、「再生医療」による治療が注目されています。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した細胞や組織の再生・修復を促す治療法です。 当院リペアセルクリニックでは、脳出血の後遺症に対する再生医療について無料相談を実施しております。ぜひご相談ください。 脳出血後のしびれ・麻痺は回復するのか 脳出血後のしびれや麻痺は、早期からの適切なリハビリテーションによって回復する見込みがあります。 今後の見通しを立てるために知っておくべきポイントについて解説します。 回復過程・メカニズム 回復するかどうかは個人差がある 完全に元の状態に戻ることは難しいですが、日常生活に支障がないレベルまで機能を改善する可能性はゼロではありません。 以下で、しびれや麻痺がどのような仕組みで回復していくのか詳しく見ていきましょう。 回復過程・メカニズム 人間の脳には「脳の可塑性(かそせい)」と呼ばれる、損傷した神経細胞の働きを補う仕組みが備わっています。 生き残っている正常な脳細胞が新しい神経回路を形成し、ダメージを受けた部分の役割を担うことで、しびれ・麻痺などの後遺症改善が期待できます。 発症直後からリハビリを開始し、脳に適切な刺激を与え続けることで、新しい脳内のネットワークの構築が促されます。 回復するかどうかは個人差がある しびれや麻痺が回復するかどうかは、出血が起きた脳の場所やダメージの程度によって大きく異なります。 また、数カ月で改善する方もいれば、年単位で少しずつ機能を取り戻していく方もいるため、回復のペースは一律ではありません。 特に発症から半年間は「回復期」と呼ばれ、脳のネットワークが再構築されやすい重要な期間として、早期のリハビリ開始が推奨されます。 まずはご自身の状態と向き合い、適切なリハビリを継続することが重要です。 脳出血後のしびれ・麻痺の回復を目指す治療法 脳出血後のしびれや麻痺の回復には、リハビリテーションと並行して医学的なアプローチを組み合わせることがあります。 主な治療法は、以下のとおりです。 薬物療法 電気刺激療法 再生医療 以下でそれぞれの治療法について解説します。 薬物療法 薬物療法では、脳出血による神経のダメージからくるしびれや、筋肉が突っ張る痙縮(けいしゅく)を和らげるために、内服薬や注射が用いられます。 薬の力で体を動かしやすい状態を整え、機能回復に向けた訓練をよりスムーズに進めるための大切なサポートとなります。 主な治療薬は、以下のとおりです。 神経障害性疼痛治療薬 抗うつ薬 ビタミンB12製剤 など 薬物療法は痛みなどを抑えることが目的となり、しびれそのものを根本的に治療することはできない点に注意しましょう。 電気刺激療法 電気刺激療法は、麻痺した筋肉や神経に微弱な電流を流すことで、脳からの指令がなくても筋肉を動かし、機能の回復を促す治療法です。 動かし方を忘れてしまった筋肉に直接刺激を与えて収縮させることで、感覚の再教育をサポートします。 通常のリハビリテーションと組み合わせることで、より早い段階での機能改善も期待できます。 再生医療 再生医療は、患者さまの細胞や血液を利用し、損傷した細胞や組織の再生・修復を促す治療法です。 従来の治療では、死んでしまった脳細胞は戻らないとされていましたが、人間の細胞が持つ再生力を活用する再生医療によって、損傷した脳細胞の改善も期待されています。 効果に個人差はありますが、しびれや麻痺をはじめとする脳出血の後遺症の改善やリハビリ効果を高めることにつながります。 以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、脳出血の後遺症が改善された患者さまの症例を紹介していますので、併せて参考にしてください。 https://www.youtube.com/watch?v=KNMHlQW8Ndc 再生医療による脳出血後の後遺症治療は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。 脳出血後のしびれ・麻痺の回復に不可欠なリハビリテーション 脳出血後のしびれや麻痺を改善し、再び自分らしい生活を送るためには、継続的なリハビリテーションが欠かせません。 本章では、リハビリテーションが果たす役割と回復に向けて行われる具体的な内容について解説します。 リハビリテーションの目的はADLの向上 主なリハビリテーションプログラム 以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。 リハビリテーションの目的はADLの向上 脳出血後のリハビリテーションは、失われた機能の回復だけでなく、ADL(日常生活動作)を向上させる目的もあります。 ADLとは、食事や着替え、排泄や入浴など、人が独立して生活するために必要な基本的な動作全般のことです。 日々の訓練を通じてADLを向上させるメリットは、以下のとおりです。 自分の力で身の回りのことができるようになる達成感と自信の回復 介助する家族の身体的・精神的な負担の大幅な軽減 寝たきりを防ぎ、社会復帰や趣味の再開に向けた意欲の向上 失われた機能にとらわれず、残された能力を最大限に引き出して「できること」を増やしていくことが重要です。 主なリハビリテーションプログラム 脳出血後のリハビリテーションは、主に3つの専門的なプログラムによって構成されています。 理学療法(PT):歩行や立ち座りなど、日常生活の土台となる基本的な運動機能の回復を目指す訓練 作業療法(OT):食事や着替え、家事など、指先を使った細かな動作や応用的な生活スキルの習得 言語聴覚療法(ST):麻痺による発声の障害や、食べ物をうまく飲み込めない嚥下障害に対する専門的な機能訓練 患者さまの症状や回復の段階に合わせて、適切なリハビリテーションプログラムを実施し、機能回復を目指します。 これらのプログラムを根気強く継続することで、日常生活へのスムーズな復帰につながります。 脳出血のしびれ・麻痺と回復に関してよくある質問 脳出血の後遺症で見られる「しびれ・麻痺」に関するよくある質問に回答します。 脳出血によるしびれはいつ回復する? 脳出血後のしびれからの回復率は? 以下でそれぞれの疑問について解消していきましょう。 脳出血によるしびれはいつ回復する? 脳出血によるしびれ(感覚障害)は、発症してから3〜6カ月の「回復期」に最も改善しやすいといわれています。 これは、脳の神経回路を新しく構築する「可塑性」と呼ばれる仕組みが最も働く時期のためです。 また、症状の程度やリハビリテーションの取り組み方によって、回復期間は大きく異なります。 回復期以降でも継続的にリハビリテーションを行うことで徐々に改善していくケースもゼロではありません。 脳出血後のしびれからの回復率は? 後遺症で見られるしびれの回復率の目安として、脳出血後に自宅に戻れた人は約26%、リハビリ目的の施設へ移行した人は約68%というデータあります。 しかし、脳出血後のしびれの回復率は、症状の重さやリハビリの開始時期によって個人差があるため、必ず上記の割合になるとは限りません。 発症直後から早期にリハビリテーションを開始し、根気強く継続していくことが重要です。 脳出血後のしびれ・麻痺の回復には早期のリハビリが重要 脳出血後のしびれ・麻痺の回復の程度や期間には個人差はありますが、発症後からできるだけ早期のリハビリテーション開始が重要です。 専門家の指示に従い、無理のない範囲でリハビリテーションを継続することが回復の第一歩といえるでしょう。 また、脳出血後のしびれ・麻痺の早期改善を目指す場合、リハビリと併用して「再生医療」による治療も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した細胞や組織の再生・修復を促すことで、後遺症によるしびれの改善が目指せます。 >>再生医療によって脳出血が改善した症例(80代女性)はこちら 「脳出血の後遺症をなんとか治したい」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2021.08.06 -
- 脳卒中
くも膜下出血になった家族にできることは何か、入院中から退院後まで何を準備すればよいのか悩んでいませんか。 くも膜下出血は、脳の血管にできたこぶ(脳動脈瘤)が破れて起こることが多く、命が助かっても手足の麻痺や言葉の障害などの後遺症が残る場合があります。 ご家族にできることは、再発のサインへの気づき、支援制度の申請、住環境の整備、生活習慣の管理、会話による支え、そして支える側が無理をしない体制づくりの6つに整理できます。 本記事では、ご家族にできる具体的な行動に加えて、回復過程や入院期間の目安、後遺症に対する再生医療という選択肢まで解説します。 ご家族の看病や介護に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。 くも膜下出血になった家族にできること くも膜下出血になった家族にできることは、再発の早期発見から生活環境の整備、心の支えまで多岐にわたります。 再発のサインにいち早く気づく 介護保険など支援制度の申請をサポートする 転倒を防ぐ住環境を整える 血圧・食事・喫煙・飲酒を管理する 会話を通じて心と認知機能を支える 介護する家族自身が無理をしない体制をつくる ここでは、ご家族が今日から取り組める6つのサポートを解説します。 再発のサインにいち早く気づく くも膜下出血は治療後も再発する可能性があるため、ご家族が日頃から様子を見守り、変化にいち早く気づけるようにしておきましょう。 再発は、手術で処置した部分だけでなく、別の場所に新たなこぶができて起こるケースもあります。 患者様自身が体の異変をうまく伝えられないこともあるため、身近にいるご家族の気づきが早期受診につながります。 以下のような症状が見られた場合は、ためらわず119番通報してください。 突然の激しい頭痛(これまで経験したことのないような痛み) 吐き気や嘔吐を伴う頭痛 意識がもうろうとする、呼びかけへの反応が鈍い 顔や手足の麻痺、しびれ 呂律が回らない、言葉が出てこない こちらの話を理解できていない様子がある 日頃から顔色や話し方、歩き方などを見ておくと、いつもとの違いに気づきやすくなります。 通院の際には、ご家族から見た体調の変化を医師に具体的に伝えると、その後の治療方針を決める手がかりになります。 再発のリスクや予防のポイントは、以下の記事でも詳しく解説しています。 介護保険など支援制度の申請をサポートする くも膜下出血の治療や療養では、医療費の払い戻しや収入の補償、介護サービスなど、さまざまな公的制度を利用できる場合があります。 ただし、多くの制度は自動では適用されず、本人やご家族による申請が必要です。 くも膜下出血を発症したご家族が利用を検討できる主な制度は、以下のとおりです。 制度 内容 申請・相談先 高額療養費制度 同じ月に支払った医療費の自己負担額が上限額を超えた場合、超えた分が払い戻される ・差額ベッド代や入院中の食事代などは対象外 加入している健康保険 (国民健康保険の場合は市区町村の窓口) 介護保険 要介護認定を受けると、訪問介護やデイサービス、福祉用具の貸与などを利用できる ・脳血管疾患は40〜64歳でも対象となる 市区町村の介護保険窓口 地域包括支援センター 傷病手当金 業務外の病気で働けず給与が支払われない場合に、給与のおよそ3分の2に相当する額が支給される ・支給期間は通算1年6か月 勤務先を通じて加入している健康保険 障害年金 病気によって生活や仕事が制限される状態になった場合に支給される年金 ・初診日に加入していた年金によって「障害基礎年金」「障害厚生年金」に分かれる 年金事務所 市区町村の年金窓口 自立支援医療制度 (精神通院医療) 脳の損傷による後遺症(高次脳機能障害)などで継続的な通院が必要な場合に、医療費の自己負担が軽減される 市区町村の障害福祉の窓口 ※参照:全国健康保険協会「限度額適用認定証・高額療養費・高額介護合算」 ※参照:厚生労働省「特定疾病の選定基準の考え方」 ※参照:全国健康保険協会「傷病手当金」 ※参照:日本年金機構「障害年金」 ※参照:厚生労働省「自立支援医療制度の概要」 傷病手当金は、連続する3日間を含めて4日以上仕事を休み、その期間の給与が支払われていないことなどが支給の条件です。 ※参照:全国健康保険協会「傷病手当金」 本人が手続きを進めるのが難しい場合は、ご家族が書類の取り寄せや窓口への相談を代わりに進めましょう。 入院先の医療ソーシャルワーカー(病院で福祉や制度の相談に乗る専門職)に相談すると、利用できる制度を一緒に整理してもらえます。 介護保険は申請からサービス開始まで時間がかかる場合があるため、退院の見通しが立った段階で早めに申請しておくと、退院後の生活にスムーズにつなげられます。 転倒を防ぐ住環境を整える くも膜下出血の後遺症で麻痺やふらつきが残ると転びやすくなるため、自宅の環境を整えて転倒を防ぎましょう。 転倒による骨折は、寝たきりや回復の遅れにつながるおそれがあります。 退院前に、患者様が自宅でよく通る動線に沿って危険な場所を確認しておくと、対策を立てやすくなります。 玄関や部屋の境目の段差をなくす、またはスロープを置く 廊下・トイレ・浴室など転びやすい場所に手すりを付ける 滑りやすいマットや敷物を片付ける 床に物を置いたままにしない 足元灯を設置し、夜間も明るさを保つ 手すりの取り付けや段差の解消などの住宅改修、歩行器や車いすなどの福祉用具は、要介護認定を受けていれば介護保険の対象になる場合があります。 工事や購入の前にケアマネジャーに相談し、手続きの流れを確認しておきましょう。 血圧・食事・喫煙・飲酒を管理する くも膜下出血の再発を防ぐために、高血圧や喫煙、過度な飲酒といった危険因子をご家族で一緒に減らしていきましょう。 くも膜下出血の主な原因は脳動脈瘤の破裂で、高血圧や喫煙、多量の飲酒が発症の危険因子とされています。 ※参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「脳血管障害・脳卒中」 喫煙や飲酒の習慣は本人の意思だけでは変えにくいため、ご家族も一緒に禁煙・節酒に取り組むと続けやすくなります。 管理のポイント ご家族にできること 血圧 家庭用の血圧計で毎日同じ時間帯に測り、記録を通院時に持参する 服薬 血圧を下げる薬(降圧薬)の飲み忘れがないよう見守る ・自己判断で量を減らしたり中断したりしない 食事 塩分や脂肪分を控えた献立にする ・漬物や汁物、加工食品の量に気を配る 喫煙 ご家族も一緒に禁煙し、家の中にたばこを置かない 飲酒 飲む量や頻度を主治医と相談して決め、守れるように声をかける とくに降圧薬は、体調がよいからと自己判断で中断すると血圧が急に上がるおそれがあるため、必ず主治医の指示に従って続けてもらいましょう。 退院後の生活で気をつけたいポイントは、以下の記事でも紹介しています。 会話を通じて心と認知機能を支える くも膜下出血の後は不安や孤独を感じやすいため、ご家族との日々の会話が患者様の心の支えになります。 会話は脳への刺激となり、注意力や記憶力といった認知機能を保つための働きかけの一つにもなります。 また、毎日言葉を交わしていると話し方や反応の変化に気づきやすくなり、体調の悪化や再発の早期発見にもつながります。 後遺症で言葉が出にくい、相手の話を理解しにくい状態(失語症)がある場合は、以下のような工夫を取り入れてみてください。 短い文で、ゆっくり、はっきり話す 「はい」「いいえ」で答えられる質問にする 言葉が出てくるまで急かさずに待つ 身ぶりや写真、文字なども組み合わせて伝える 言い間違いを強く指摘しない 怒りっぽくなる、ぼんやりするといった変化は、脳の損傷による後遺症(高次脳機能障害)の影響である場合があります。 性格が変わったと受け止めるのではなく症状の一つとして理解し、言語聴覚士など担当のリハビリスタッフに接し方を相談しましょう。 高次脳機能障害のある方への接し方は、以下の記事で詳しく解説しています。 介護する家族自身が無理をしない体制をつくる くも膜下出血の看病や介護は長期にわたることが多いため、ご家族自身が無理を抱え込まない体制をつくりましょう。 介護する側が体調を崩してしまうと、患者様を支え続けることが難しくなります。 一人で抱え込まず、以下のような相談先やサービスを活用してください。 相談先・サービス 内容 医療ソーシャルワーカー 入院中から、退院後の生活や利用できる制度について相談できる 地域包括支援センター 介護保険の申請や介護の悩みについて相談できる地域の窓口 ケアマネジャー 要介護認定を受けた後、介護サービスの計画づくりや事業所との調整を担う ショートステイ (短期入所) 患者様が施設に短期間泊まることで、介護するご家族が休息をとれる 家族会・患者会 同じ立場のご家族と悩みや情報を共有できる 介護を家族で分担し、自分の時間を確保することも、長く支え続けるための工夫の一つです。 介護するご家族が抱えやすいストレスと対処法は、以下の記事も参考にしてください。 【ご家族向け】くも膜下出血の回復過程・入院期間・余命の目安 くも膜下出血の回復にかかる期間や入院期間、余命は、発症時の重症度や年齢、合併症によって大きく異なります。 くも膜下出血の回復過程(急性期・回復期・生活期) くも膜下出血の入院期間の目安 意識が戻らない場合に家族が知っておきたいこと くも膜下出血になった方の余命と生存率 ここでは、ご家族が今後の見通しを立てるために知っておきたい4つの目安を解説します。 くも膜下出血の回復過程(急性期・回復期・生活期) くも膜下出血からの回復は、一般的に急性期・回復期・生活期の3つの段階を経て進みます。 各段階の期間は患者様の状態によって異なりますが、おおよその流れは以下のとおりです。 段階 時期の目安 主な内容 急性期 発症直後〜数週間 再出血を防ぐ手術や、合併症を防ぐための集中的な治療を行う ・状態に応じて早い段階からリハビリを始める 回復期 急性期の治療後〜数か月 回復期リハビリテーション病棟などで、歩行や日常生活の動作、言葉の訓練を集中的に行う 生活期 退院後 自宅や施設で生活しながら、通院・通所・訪問によるリハビリを続ける 急性期には、脳の血管が細くなって血流が悪くなる状態(脳血管攣縮)などの合併症が起こることがあり、慎重な経過観察が続きます。 回復期以降は、麻痺や言葉の障害、注意力や記憶力の低下などの後遺症と向き合いながらリハビリを進めていくことになります。 ご家族は医療チームと情報を共有し、各段階で必要なサポートを確認しておきましょう。 くも膜下出血の入院期間の目安 くも膜下出血の入院期間は、急性期病院で約1か月が目安で、回復期リハビリテーション病棟へ転院する場合はさらに数か月かかることがあります。 日本脳卒中データバンクの報告では、2022年にくも膜下出血で急性期病院に入院した患者様の在院日数の中央値は28日でした。 ※参照:日本脳卒中データバンク「脳卒中レジストリを用いた我が国の脳卒中診療実態の把握 報告書2023年」 同じ報告では、急性期病院を退院した後にリハビリ目的の病院へ移った方が約35%、家族と同居する自宅へ戻った方が約41%でした。 ※参照:日本脳卒中データバンク「脳卒中レジストリを用いた我が国の脳卒中診療実態の把握 報告書2023年」 回復期リハビリテーション病棟に転院した場合、脳血管疾患では入院できる期間の上限が150日とされています。 ※参照:厚生労働省「個別事項(その5:リハビリテーション)」 入院先 期間の目安 主な役割 急性期病院 約1か月 (在院日数の中央値28日) 手術や集中的な治療、早い段階からのリハビリ 回復期リハビリテーション病棟 上限150日 自宅での生活に戻るための集中的なリハビリ 厚生労働省の患者調査でも、脳血管疾患で退院した方の平均在院日数は68.9日で、病気全体の平均28.4日を大きく上回っています。 ※参照:厚生労働省「令和5年(2023)患者調査の概況」 入院が長くなる間は、定期的な面会や、家族写真・愛用品を病室に置くなどの工夫で、患者様の回復意欲を支えましょう。 転院や退院の時期は主治医や医療ソーシャルワーカーと早めに相談し、自宅の準備を進めておくと、退院後の生活に移りやすくなります。 意識が戻らない場合に家族が知っておきたいこと くも膜下出血で意識が戻らない状態が続いた場合、いつ回復するかは重症度や脳の損傷の程度によって大きく異なり、一概には言えません。 発症時の出血量が多い場合や、治療中に脳血管攣縮が起きた場合などは、意識の回復に時間がかかることがあります。 見通しについては主治医に確認し、検査結果や今後の治療方針をご家族で共有しておきましょう。 意識がはっきりしない間も、ご家族にできることはあります。 面会時に名前を呼び、ゆっくり話しかける 手を握る、手足をさするなど、触れながら声をかける 好きだった音楽やご家族の声を聞かせてよいか、医療スタッフに相談する 医師からの説明をメモに残し、家族間で共有する 寝たきりの状態が続く場合は、床ずれや肺炎などの合併症を防ぐケアが必要になるため、退院後の療養先についても早めに医療ソーシャルワーカーへ相談しておきましょう。 ご家族が寄り添う時間は、患者様への働きかけであると同時に、ご家族自身が状況を受け止めていくための時間にもなります。 くも膜下出血になった方の余命と生存率 くも膜下出血になった方の余命は、年齢や重症度、合併症によって個人差が大きく、一律に示すことはできません。 参考として、栃木県で脳卒中を発症した方を追跡した研究では、くも膜下出血の5年生存率は54.9%と報告されており、発症直後の急性期に亡くなる方が多いことも示されています。 ※参照:J-STAGE「脳卒中患者の生命予後と死因の5年間にわたる観察研究:栃木県の調査結果とアメリカの報告との比較」 このデータは1998〜1999年に発症した方を対象としたもので、治療法が進歩した現在とは状況が異なる可能性があります。 急性期を乗り越えた後は、再発予防の治療や生活習慣の見直し、リハビリの継続によって予後の改善が期待できます。 余命や今後の見通しに不安がある場合は、主治医に患者様個別の状況を確認し、治療やケアの計画を一緒に立てていきましょう。 くも膜下出血の長期的な生存率や再発率は、以下の記事でも解説しています。 くも膜下出血になった家族の後遺症に対する再生医療という選択肢 リハビリを続けてもくも膜下出血の後遺症が残っている場合、ご家族が検討できる選択肢の一つに再生医療があります。 日本脳卒中データバンクの報告では、くも膜下出血で入院した方のうち、退院時に症状がまったくない、または症状があっても日常生活に明らかな支障がない状態まで回復した方は約33.5%にとどまります。 ※参照:日本脳卒中データバンク「脳卒中レジストリを用いた我が国の脳卒中診療実態の把握 報告書2023年」 多くの方が、麻痺や言葉の障害などの後遺症を抱えながら生活を続けていることになります。 再生医療は、患者様ご自身の細胞を活用し、損傷した脳の機能回復を目指す治療法です。 当院リペアセルクリニックでは、患者様のお腹などから少量の脂肪を採取して幹細胞を取り出し、培養したうえで点滴により体内に戻す幹細胞治療を行っています。 幹細胞には、神経や血管などさまざまな細胞に変化する性質があり、損傷した脳の神経や血管の修復に働きかけることが期待されています。 「リハビリを続けても改善が頭打ちになっている」「これ以上の手術や入院による負担は避けたい」という方にとって、リハビリと並行して検討できる治療です。 当院の再生医療には、以下の特徴があります。 冷凍しない「フレッシュな細胞」を投与し、細胞の生存率にこだわった治療を実施 独自の培養技術により、1回あたり最大2億個の幹細胞投与が可能 分化誘導によって、目的の組織へ働きかけることを目指した治療設計 入院・手術を必要とせず、日常生活への影響を抑えられる 治療は発症から早い時期に始めるほど良い結果につながりやすい傾向がありますが、発症から年数が経過した後遺症でも改善が期待できるケースがあります。 実際に、くも膜下出血の後遺症に対して幹細胞治療を受けられた患者様の声を動画で紹介しています。 https://youtu.be/5f86k9IwxBI 脳卒中に対する再生医療の詳しい内容は、リペアセルクリニック公式サイトでもご確認いただけます。 くも膜下出血になった家族にできることを知り、回復を支えよう くも膜下出血は、命が助かった後も再発への備えや後遺症との向き合い方など、長く続く支えが必要になる病気です。 ご家族にできることは多くありますが、すべてを完璧にこなそうとする必要はありません。 まずは再発のサインと119番通報の目安を家族で共有し、利用できる制度の申請から一つずつ進めていきましょう。 迷ったときに主治医や医療ソーシャルワーカー、地域包括支援センターへ早めに相談することが、患者様とご家族双方の負担を軽くすることにつながります。 リハビリを続けても残る後遺症に対しては、再生医療という選択肢も存在するため、お気軽にご相談ください。
2021.08.06 -
- 脳梗塞
「ラクナ梗塞にはどのような後遺症がある?」 「ラクナ梗塞の後遺症は治る?」 ラクナ梗塞を発症してしまった方や後遺症にお悩みの方の中には、上記のような疑問やお悩みがある方もいるでしょう。 本記事では、ラクナ梗塞の後遺症やリハビリについて詳しく解説します。 ラクナ梗塞の後遺症を根本的に治療するための「再生医療」についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。 ラクナ梗塞とは? 「ラクナ梗塞」とは、脳の血管が詰まる脳梗塞の病型の一つで脳の深部を流れている細い血管が詰まってしまう病気です。 脳は太い血管から細い血管へと枝分かれしており、深部を流れている穿通枝(せんつうし)と呼ばれる細い血管があります。 穿通枝が詰まると脳の深部に血液が流れなくなり、脳細胞が壊死して「ラクナ梗塞」を発症します。 細い血管が詰まるため、脳細胞が壊死する範囲も15mm以内と小さいことが特徴です。 しかし、脳細胞が壊死する範囲が小さいことで症状が出ない「無症候性脳梗塞」となっている可能性があります。 症状が進行、放置してしまうと他の場所に脳梗塞を発症したり脳出血につながるリスクが高くなるため、定期的に検査を受けることが重要です。 ラクナ梗塞の主な後遺症 ラクナ梗塞を含む脳梗塞は、脳細胞がダメージを負うことで以下のような後遺症が残ることがあります。 それぞれの後遺症について、詳しく解説していきます。 運動麻痺 ラクナ梗塞の代表的な後遺症として、全身または手足が思い通りに動かせなくなる「運動麻痺」があります。 脳の血管が詰まることで神経細胞に血液が行き渡らなくなり、以下の症状がみられます。 ラクナ梗塞発症から14日程度までの急性期では、脱力したような状態になる「弛緩性麻痺(しかんせいまひ)」の症状がみられます。 急性期を過ぎて6ヶ月目までの期間を指す回復期には、徐々に手足が動かせるようになりますが「指の細かい動きができない」など思い通り動かせないことが多いです。 また、体を動かそうとすると手足がこわばって硬くなってしまう「痙性麻痺(けいせいまひ)」の症状もみられます。 体を自由に動かせるようにするには、最も機能回復が見込まれる回復期でのリハビリが重要です。 感覚障害 ラクナ梗塞によって、しびれや感覚異常が生じる「感覚障害」の後遺症が残る場合があります。 手足の感覚を脳に伝える感覚神経の経路にダメージを負うことで、以下のような症状がみられます。 感覚障害の後遺症が残ってしまった場合、全身または身体の一部分に「しびれ」を感じることが多いです。 また、触れたり動かしている感覚が薄くなることや、逆に感覚が過敏になることもあります。 感覚の低下や感覚過敏によって運動が阻害されるため、日常生活に影響が出てしまう後遺症です。 構音障害 ラクナ梗塞の後遺症には、言葉をはっきり発音する能力が失われる「構音障害」があります。 構音障害では、以下のような症状がみられます。 構音障害では、言葉の内容や意味が理解できても「呂律が回らない」など、言葉をはっきり発音するのが困難になります。 「唇」「舌「喉」周辺の麻痺や協調運動ができないことで、言葉を発音できなくなることが多いです。 構音障害と似ている後遺症として「失語症」があります。 失語症は「言葉を理解できない」「頭の中で単語や文章を組み立てられない」などの言葉を理解する能力が失われる高次脳機能障害の一つです。 高次脳機能障害 ラクナ梗塞によって、脳細胞がダメージを負うと「高次脳機能障害」の後遺症が残る場合があります。 高次脳機能障害とは認知障害全般のことを指し、以下のような症状がみられます。 高次脳機能障害には、新しい出来事を覚えられない「記憶障害」や言葉を理解できない「失語症」など、さまざまな認知機能の低下がみられます。 また、集中力の低下や感情のコントロールやできなくなるなど、日常生活に影響を及ぼす障害が多いです。 嚥下障害 ラクナ梗塞の後遺症には、飲み込みに関する機能が低下してしまう「嚥下(えんげ)障害」があります。 嚥下障害の後遺症が残ると、以下のようなリスクが考えられます。 嚥下障害によって、誤嚥性(ごえんせい)肺炎につながるリスクがあります。 誤嚥性肺炎とは、誤嚥によって食べ物や唾液が気道に入り、口の中の細菌が肺に侵入して発症する肺炎のことです。 また、食事や水分が上手く取れずに栄養状態の低下や脱水症状になることで、リハビリの阻害にもつながってしまいます。 ラクナ梗塞の原因 ラクナ梗塞の主な原因は、動脈の壁が厚くなったり硬くなったりすることで血流が悪くなる「動脈硬化」です。 動脈硬化によって、血流スペースが少なくなることで血液が途絶えてしまいます。 また、以下のような疾患は動脈硬化の危険因子となるため、間接的にラクナ梗塞の原因となります。 上記のような生活習慣病がラクナ梗塞につながることもあるため、生活習慣の改善が重要です。 ラクナ梗塞の後遺症を改善するリハビリ方法 ラクナ梗塞の後遺症を改善するために行うリハビリを紹介します。 それぞれ後遺症の症状に合わせたリハビリ方法について、詳しく解説していきます。 運動機能に関するリハビリ 運動機能に関するリハビリでは「機能障害の程度」「筋力・関節の動かせる範囲」に応じて、以下のリハビリを行います。 主に日常生活に戻るための「自立・歩行訓練」「日常動作訓練」のリハビリを重点的に行います。 言語機能に関するリハビリ 言語機能に関するリハビリでは、言語聴覚士による機能の評価を元に以下のリハビリを行います。 構音障害により正しい発音ができない場合、上記のリハビリを重点的に行いコミュニケーションを取る練習をします。 高次脳機能障害に関するリハビリ 高次脳機能障害に関するリハビリでは、患者さまの障害や程度に応じて以下のリハビリを行います。 「記憶障害」や「遂行機能障害」などのさまざまな認知障害に対して、危険なく日常生活動作を行えるように訓練します。 ラクナ梗塞の再発を防ぐためのポイント ラクナ梗塞の再発を予防するためのポイントを3つ紹介します。 それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。 三大危険因子を予防する ラクナ梗塞の再発を予ぐためにも、以下の三大危険因子を予防しましょう。 いずれも聞いたことがある生活習慣病ですが、ラクナ梗塞の再発を防ぐために治療すべき病気といえます。 ラクナ梗塞の発症・再発原因となる「動脈硬化」につながる可能性があるためです。 細い血管が詰まることで起こるラクナ梗塞は、動脈硬化によって血流が途絶えやすくなる影響を受けやすいです。 動脈硬化の原因となる生活習慣病を予防することで、間接的にラクナ梗塞の再発予防につながります。 生活習慣を改善する 生活習慣の改善もラクナ梗塞の再発を防ぐために重要なポイントです。 以下の要点を押さえて、生活習慣を改善しましょう。 生活習慣病は、さまざまな病気の原因となることが多いです。 身体を守るためにも健康的な生活を目指して生活習慣を改善しましょう。 再生医療による治療 ラクナ梗塞の後遺症や再発を防ぐために、再生医療による幹細胞治療を検討しましょう。 再生医療では、幹細胞のさまざまな細胞へ変化する性質を利用し、損傷した機能を再生することを目的とした治療を行います。 患者さまの細胞を用いるため、アレルギーや拒絶反応などの副作用の心配が少ないのが特徴です。 また、手術や入院が不要な治療方法なので日常生活へ復帰しやすい点も再生医療の強みといえます。 「ラクナ梗塞の後遺症にお悩みの方」「ラクナ梗塞の再発を防ぎたい方」は、ぜひ当院へご相談ください。 【まとめ】ラクナ梗塞の後遺症はさまざま|再生医療による治療を検討しよう 本記事では、ラクナ梗塞の後遺症について解説しました。 ラクナ梗塞の発症後は、以下のようにさまざまな後遺症が残る可能性があります。 症状や程度は個人差がありますが、日常生活に影響する後遺症がほとんどです。 ラクナ梗塞の再発を予防するためにはリハビリだけでなく、生活習慣の改善も意識して行う必要があります。 「後遺症によってリハビリが上手くいかない」「後遺症を治したい」という方は、再生医療による治療を検討してください。 再生医療は、幹細胞のさまざまな細胞へ変化する性質を利用し、損傷した機能を再生することを目的としています。 損傷した脳細胞を再生することで「リハビリの効果を促進」や「後遺症の改善」が期待できます。 再生医療による治療を検討する方は、ぜひ当院へご相談ください。
2020.07.29







