インフルエンザにかかりやすい人の特徴を解説!予防策も紹介
公開日: 2019.12.21更新日: 2025.03.31
毎年インフルエンザにかかってしまう、周りは感染していないのに自分だけが感染してしまうと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、インフルエンザへの感染のしやすさには個人差があり、その背景には免疫力の違いが大きく関わっています。
この記事では、インフルエンザにかかりやすい人の特徴と予防方法について解説しています。
インフルエンザについて理解を深めて、健康に過ごせるよう予防に努めましょう。
目次 [隠す]
インフルエンザにかかりやすい人の特徴
インフルエンザは誰でも感染する可能性がありますが、とくに以下の特徴に該当する方はインフルエンザにかかりやすくなる傾向があります。
- 免疫機能が発達途上の乳幼児
- 免疫力が低下している高齢者
- 妊婦の方(とくに妊娠後期は呼吸器への負担が大きくなります)
- 慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方
- 腎機能障害やステロイド治療による免疫機能低下がある方
- 学校や職場で大人数と接触する機会が多い方
こうした方々は「ハイリスクグループ(※)」と呼ばれ、インフルエンザに感染すると重症化するリスクが高まります。
※参照:厚生労働省「新型インフルエンザに関するQ&A」
とくに乳幼児、高齢者、妊婦の方は注意が必要です。感染した場合は早めに医療機関を受診し、医師の指示に従った適切な治療を心がけましょう。
生活習慣やストレスによる影響
日々の生活習慣やストレスも、インフルエンザへの感染しやすさに影響する可能性があるので注意しましょう。
健康な方でも以下のような状態では免疫力が低下し、ウイルスに対する抵抗力が弱まることがあります。
- 慢性的な睡眠不足や不規則な生活リズムで免疫細胞の働きが鈍くなっている
- 過度なストレスや心身の疲労で免疫機能が抑制されている
- 栄養バランスの偏った食事で栄養素が不足している
- 水分摂取不足や入浴習慣の欠如でのどの粘膜が乾燥している
- 長時間の激しい運動で一時的に免疫力が低下している
- 過度な冷房や冷たい飲食物の摂りすぎで体が冷えている
普段から健康に自信がある方でも、疲労が蓄積した時期やストレスが多い時期は疲労が蓄積した時期やストレスが多い時期はインフルエンザに感染しやすくなることも。
日常生活の中で免疫力を維持する工夫が、効果的な予防につながります。
インフルエンザの感染経路
インフルエンザウイルスは主に以下のふたつの経路で人から人へと感染します。
感染力が非常に強いため、日常生活のさまざまな場面で感染リスクがあります。
効果的な予防のためには、これらの感染経路を正しく理解し、適切な対策を取ることが重要です。
飛沫感染
インフルエンザの最も一般的な感染経路は「飛沫感染」です。
感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ小さな水滴(飛沫)が空気中に放出されます。
- 飛沫の飛散距離は約1~2メートル
- くしゃみ1回で約200万個・咳で約10万個のウイルスが放出される
- 飛沫は目に見えないほど小さいものも多い
- 会話中にも知らず知らずのうちに飛沫が飛び散っている
- 換気の悪い密閉空間では飛沫が長時間空気中に漂う
インフルエンザに感染していても症状が出ていない場合(不顕性感染)や、軽い風邪症状だけの場合でも、他の人にウイルスを移す可能性があります。
これが集団感染が起きやすい理由のひとつです。
接触感染
もうひとつの感染経路が「接触感染」です。
これはウイルスの付着した物や表面に触れた後、自分の目・鼻・口などの粘膜に触れることで感染します。
- ウイルスは手すり、ドアノブ、電車のつり革などの表面に付着する
- プラスチックやステンレスの表面では最大24~48時間生存可能
- 感染者が触れたスマートフォンやキーボードにもウイルスが付着
- 共用のタオルや食器からも感染する可能性がある
- 感染者と握手をした手で顔を触ると感染リスクが高まる
インフルエンザウイルスは空気中や物の表面などでも比較的長く生存できるため、日常生活の中の思いがけない接触から感染することがあります。
公共の場所では物の表面に付着したウイルスに注意が必要です。
こまめな手洗いやアルコール消毒を徹底し、顔を触る前に手を清潔に保つことが予防には重要になります。
インフルエンザにかからないための予防策
インフルエンザにかからないための予防策としては、以下のような方法があります。
予防の基本は「ウイルスを体内に入れない」「免疫力を高める」のふたつで、適切な予防策を講じることで感染リスクを減らすことが期待できます。
予防策を講じて、インフルエンザにかかるリスクを下げましょう。
ワクチン接種で発症リスクを下げる
インフルエンザの予防で効果的な方法のひとつがワクチン接種で、流行シーズン前の接種が理想的です。
以下のポイントを押さえて、適切にワクチンの接種を行いましょう。
- 接種の適切な時期は10月から12月中旬まで
- 効果は接種から約2週間後に現れ、約5ヶ月間持続
- 毎年接種が必要(その年の流行株に合わせてワクチンが作られるため)
- 有効率は60%程度※とされている
※出典:廣田 良夫ほか. 「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD(vaccine preventable diseases)対策への適用に関する分析疫学研究」 総括報告書, 2016年. - 高齢者や基礎疾患のある方、乳幼児、妊婦の方はとくに接種が推奨される
ワクチンはインフルエンザの感染そのものを完全に防ぐものではありませんが、発症した場合の症状を軽減し、重症化を防ぐ効果が期待できます。
手洗いで接触感染を予防
インフルエンザウイルスは手を介して体内に入ることが多いため、手洗いは基本的かつ重要な予防策です。
手洗いだけでなく、アルコール消毒も含めて以下の点を意識して予防しましょう。
- 外出先から戻ったら必ず手を洗う
- 流水と石けんで15秒以上、丁寧に洗う
- 指の間や爪の間、手首まで洗い残しがないように
- アルコール消毒も効果的(アルコール濃度60~80%のものを使用)
- ドアノブやエレベーターのボタンなど共用部分を触った後は注意
- 洗っていない手で目・鼻・口を触らない
とくに外から帰宅したときや食事前の手洗いは徹底してください。
マスク着用で飛沫感染を予防
インフルエンザの主な感染経路である飛沫感染を防ぐため、マスクの着用も有効な予防策です。
- 不織布製マスクが最も効果的(布マスクよりもフィルター性能が高い)
- 鼻と口をしっかりと覆い、隙間なく密着させる
- マスクの表面は触らず、ゴムひもの部分を持って着脱する
- 使用後のマスクはすぐに廃棄する
- 咳エチケットも重要(マスクがない場合は、ティッシュや腕の内側で口と鼻を覆う)
- 混雑した場所や医療機関では必ず着用する
流行期には、人が多く集まる場所でのマスク着用を心がけましょう。
人混みを避ける
インフルエンザは例年11月から12月にかけて流行し、1月から3月にピーク(※)を迎えるため、感染リスクを下げるには人混みをできるだけ避けることが大切です。
※参照:国立感染症研究所「インフルエンザとは」
また以下の点に注意しましょう。
- 不要不急の外出を控える
- 混雑した場所や閉鎖的な空間は避ける
- 公共交通機関は混雑する時間帯を避けて利用する
- オンラインでの買い物や手続きを活用する
- 高齢者や基礎疾患のある方は人混みを避ける
やむを得ず外出する場合は、マスク着用や帰宅後の手洗いを徹底してください。
室内の湿度を調節し、空気の乾燥を防ぐ
インフルエンザウイルスは乾燥した環境で活性化しやすく、長く生存するため、予防には適度な湿度を保つことが有効です。
室内の湿度は50~60%を目安に保ちましょう。
湿度を調節する方法としては、以下を参考にしてください。
- 加湿器を使用する(雑菌の繁殖を防ぐため定期的に清掃)
- 濡れたタオルを室内に干す簡易的な方法も有効
- 観葉植物の設置も湿度維持に役立つ
ウイルスの活性化だけではなく、乾燥すると鼻やのどの粘膜も乾燥し、抵抗力が低下するため、意識的に湿度管理を行いましょう。
室内の換気をこまめに行う
密閉された空間ではウイルスが滞留しやすくなるため、定期的な換気が重要です。
1時間に1回、5~10分程度の換気を心がけましょう。
換気の際は、以下の点を意識すると効果的です。
- 2方向の窓やドアを開け、空気の流れを作る
- 換気扇やサーキュレーターを活用する
- 常時換気する設備がある場合は常に稼働させる
オフィスや教室など多人数が集まる場所では、換気はとくに重要となります。
換気は新鮮な空気を取り入れるだけでなく、室内の湿度調整にも役立ちます。
栄養バランスの取れた食事と十分な休養をとる
免疫力を維持するためには日頃からの生活習慣が大切なので、以下を意識して栄養の摂取と十分な休養をとりましょう。
- たんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂る
- ビタミンCやビタミンDを含む食品を意識的に摂る
- 発酵食品や食物繊維で腸内環境を整える
- 十分な睡眠時間を確保する(成人で7~8時間が目安)
- 適度な運動で血行を促進する
- 水分をこまめに摂取する
食事と睡眠は免疫力の基盤となるため、流行期に限らず意識するのが好ましいです。
免疫力を上げる
体の防御システムである免疫力を高めることで、ウイルスへの抵抗力を保つ効果が期待できます。
免疫力を上げるために、以下のポイントを抑えましょう。
- ストレスを溜めすぎない(ストレスホルモンは免疫力を低下させる)
- 適度な有酸素運動を定期的に行う
- 十分な休息と質の良い睡眠をとる
- 冷えを防ぎ、体温を適切に保つ
- 過労を避け、無理をしない生活リズムを心がける
- 笑うことや趣味を楽しむことも免疫力アップに効果的
免疫力は日々の積み重ねで高まります。インフルエンザ流行前から意識的に生活習慣を整えることが大切です。
【まとめ】インフルエンザにかかりやすい人は免疫細胞療法による免疫アップも検討しよう
インフルエンザは毎年冬に流行する感染症で、人によって感染しやすさに大きな差があります。
乳幼児や高齢者、妊婦、基礎疾患のある方はリスクが高く、生活習慣の乱れやストレスも感染しやすさに影響します。
予防策としては、ワクチン接種やこまめな手洗い、バランスのとれた食事と十分な休養などが効果的です。
他にも、免疫力を高めることでインフルエンザの予防効果が期待できます。
毎年インフルエンザに悩まされ、免疫力を高めて備えたいとお考えの方に向けて、当院「リペアセルクリニック」では免疫細胞療法という治療を提供しております。
治療の概要については以下のようにLINEにて確認できますので、免疫細胞療法について詳しい情報を知りたい方はぜひご覧ください。