膝が腫れてぶよぶよしている原因は水が溜まっている証拠!対処法を紹介

公開日: 2019.12.12
更新日: 2025.08.04

「膝がなんとなく腫れていて、触るとぶよぶよしている」そんな症状に気づいて、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

そのぶよぶよ感は、関節内で炎症が起きて水(関節液)が溜まっているサインかもしれません。

腫れを放置してしまうと、痛みの悪化や関節の機能低下につながる可能性があります。

そこで本記事では、膝に水が溜まる原因や症状、適切な対処法を詳しく解説します。

この記事を読むとわかること
  • 膝に水が溜まった場合の自覚症状
  • 膝が腫れてぶよぶよしているときの対処法

膝の違和感に早めに気づき、正しく対応することで、将来的な痛みや機能障害のリスクを減らすことができます。

早期に的確な行動が取れるよう、ぜひ本記事を参考にしてください。

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膝に水が溜まった場合の自覚症状

膝に水が溜まった場合は、以下の自覚症状が見られます。

順に紹介します。

また膝に水が溜まる原因については、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

膝が痛い

膝に水が溜まると、痛みが生じます。

古い関節液はリンパ液と一緒に排泄され、一定量が維持されるのが正常です。

しかし、膝関節で炎症が起こると、関節液が過剰に増えます。

増えた関節液は粘性が低いため、膝の負担軽減ができません。

関節液の粘性が低いと骨同士が衝突しやすくなり、膝に痛みが生じます。

進行すると階段の上り下りや膝をひねる動作で激痛が起こり、日常生活に支障をきたす場合があります。

膝が腫れる

膝が腫れているのも、水が溜まっているときの自覚症状のひとつです。

関節内の炎症が進行していると、膝に水が溜まります。

炎症が悪化すると、腫れが強まり、膝に熱を感じる場合もあります。

膝の表面がぶよぶよしている

膝に水が溜まると、表面が柔らかくなり、膝蓋骨が浮いたように感じる場合があります。

痛みがなくても膝を触るとぶよぶよしている場合は、関節内に水が溜まっているかもしれません。

微熱がある

炎症が強まると微熱が出る場合もあります。

膝の痛みや腫れに加え、微熱が続くようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。

膝が腫れてぶよぶよしているときの対処法

膝が腫れてぶよぶよしているときの対処法としては、以下のようなものがあります。

膝が腫れてぶよぶよしているときの対処法

膝に水が溜まると自覚症状が現れた時点ですでに関節内の炎症が進行していることが多く、放置せず早めに医療機関での診察・治療が必要になるので、ぜひ参考にしてください。

薬物療法を受ける

膝に水が溜まる原因は炎症です。

薬物療法では疾患に合わせた内服薬で治療します。

半月板損傷や靭帯損傷といった外傷では、痛み止めとステロイド剤の注射で治療する場合もあります。

水を抜く

膝関節で過剰に分泌されて溜まった関節液を、膝に針を刺して抜くのも対処法のひとつです。

膝の過剰な水を取り除くと、痛みなどの症状が改善します。

しかし炎症の原因を取り除くわけではないので、再発する可能性があります。

手術を受ける

炎症の程度によっては、手術を行います。

症状が悪化すると、薬物療法による治療ではなく、手術による治療が必要です。

膝の腫れの原因となる病態にもよりますが、入院期間や費用、感染症のリスクが伴うため、手術にいたるまでに改善しておきたいところです。

再生医療を受ける

再生医療は、近年スポーツ医療や関節治療の分野で注目されている治療法です。

再生医療の特徴

  • 自身の細胞を使うため拒否反応や副作用が起こりにくい
  • 短時間で治療が完了し、入院や全身麻酔が不要
  • 手術を回避したい方にも対応できる低侵襲な治療
  • 治療後の回復も早く、日常生活への復帰もスムーズ

この治療では、患者さま自身の脂肪から取り出した幹細胞を精製し、損傷した膝関節の軟骨や組織に直接注入します。

細胞には組織の修復や再生を促す働きがあり、炎症の緩和・痛みの軽減・機能の回復が期待できます。

また、入院や全身麻酔を必要とせず、体への負担が少ないまま治療が行えるため、手術を避けたい方でも選択肢のひとつとして検討してみてください

当院では、再生医療に関する詳しい治療内容や症例実績について、無料カウンセリングや公式LINEでもご案内しています。

ご不安や疑問がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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膝が腫れてぶよぶよしている方からよくある質問

膝が腫れてぶよぶよしている方からよくある質問を紹介します。

膝が腫れて水が溜まった状態を放置するとどうなるの?

膝に水が溜まった状態を放置すると、炎症が慢性化し、関節の運動機能に悪影響を及ぼします。

炎症が続くと膝関節に水が溜まり続けて、痛みや腫れが悪化します。

さらに、変形性膝関節症などの進行を招く恐れもあるため、早めに治療を受けましょう。

膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

膝に溜まった水は自然に抜ける?

症状によっては膝に溜まった水が自然に抜けるケースもありますが、基本的には炎症が続くと水は溜まり続けます。

とくに痛みや腫れが長引く場合は、炎症が慢性化している可能性があるため、早めに医師に相談し適切な治療を受けましょう。

膝のぶよぶよとした腫れ、水が溜まる以外に考えられる原因は?

膝の腫れやぶよぶよとした感触がある場合、多くは関節液の貯留(水が溜まる状態)ですが、それ以外にも以下のような病気が関与していることもあります。

  • 変形性膝関節症
  • 半月板損傷
  • 関節リウマチ
  • 痛風
  • 糖尿病や感染症

また、腫れがあるからといって必ずしも痛みを伴うとは限らず、自覚症状がないまま進行するケースも少なくありません。

放置すると関節破壊や可動域制限につながるリスクもあるため、早期の診断と適切な治療が重要です。

膝の痛みと腫れが突然起こる原因については、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

膝にぶよぶよとした腫れがある場合、何科を受診すれば良い?

膝にぶよぶよとした腫れや違和感を感じたときは、まずは整形外科の受診がおすすめです。

以下のような症状がある方は早めの受診を受けましょう。

  • 突然、膝の腫れや強い痛みが出た
  • 腫れが数日間続き、改善しない
  • 冷やしても腫れやぶよぶよ感が引かない
  • スポーツ・転倒など原因に心当たりがない
  • だるさ・発熱・体調不良など全身症状もある
  • 膝の動きが悪く、伸ばせない・曲げられない

水がたまるだけでなく、内部の炎症・損傷・代謝異常などさまざまな原因で腫れが起こるため、画像検査や血液検査による専門的な診断が必要です。

膝が腫れてぶよぶよしている場合は早急に治療を受けよう

膝に水が溜まると、膝の痛みや腫れ・微熱などの自覚症状が出現します。

対処法としては以下のようなものがあります。

膝が腫れてぶよぶよしているときの対処法
  • 薬物療法を受ける
  • 水を抜く
  • 手術を受ける
  • 再生医療を受ける

ただし膝に水が溜まりはじめた初期段階では、痛みなどの自覚症状が出ないこともあるので注意が必要です。

また、「ただの腫れだろう」と放置してしまうと、実は以下のような疾患が隠れているケースも少なくありません。

  • 変形性膝関節症
  • 半月板損傷
  • 関節リウマチ
  • 痛風
  • 糖尿病や感染症

腫れが続く・繰り返す・歩行がつらいなどの症状がある場合は、早めに整形外科を受診することが大切です。

最近では、従来の保存療法や手術だけでなく、再生医療が注目を集めています。

再生医療は自分の血液や脂肪から取り出した細胞・成分(PRPや幹細胞など)を利用し、膝関節の炎症や軟骨の修復が期待できる治療法です。

「手術を避けたい方」「繰り返す腫れに悩んでいる方」「将来の関節機能を守りたい方」これらの特徴に当てはまる方は検討しましょう。

詳しい治療法や再生医療の症例については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでもご紹介していますので、お気軽にご覧ください。

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監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長