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潰瘍性大腸炎は性行為で感染する?感染の有無や体への影響について医師が解説

「潰瘍性大腸炎は、性行為によってパートナーにうつるのだろうか」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
結論として、潰瘍性大腸炎は感染症ではないため、性行為を通じてパートナーにうつることはありません。
ただし、腹痛や下痢、急な便意などの症状によって、性行為が心身の負担になる場合があります。
本記事では、潰瘍性大腸炎が性行為に与える影響や注意点について解説します。
治療を続けても症状が安定しない場合や、再燃を繰り返している場合には、再生医療も選択肢の一つとなります。
潰瘍性大腸炎に対する
\再生医療という選択肢/
再生医療は、炎症によって傷ついた組織が修復されやすい環境を整えることを目指す治療法です。
潰瘍性大腸炎に対しては、損傷した腸粘膜の修復を支援する働きが期待できます。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 薬物療法を続けても症状が安定しない方
- 腹痛・血便・頻回の下痢を繰り返している方
- 再燃を繰り返し、寛解の維持が難しい方
- 手術以外の治療法を探している方
- 身体への負担を抑えた治療法を検討したい方
実際に当院(リペアセルクリニック)では、4年間にわたり薬物療法やG-CAP療法を受けても寛解の維持が難しかった患者さまの症例があります。
現在の治療に限界や不安を感じている方は、ぜひ当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
目次
【結論】性行為によって潰瘍性大腸炎がうつる心配はない
潰瘍性大腸炎が性行為を通じてパートナーにうつることはありません。
潰瘍性大腸炎は、細菌やウイルスなどの病原体によって引き起こされる感染症ではなく、免疫機能の異常が関係する病気です。
本来、免疫には外部から侵入した病原体を排除し、身体を守る役割があります。
しかし、潰瘍性大腸炎では、免疫システムが何らかの原因で正常に働かなくなり、自分自身の大腸粘膜を過剰に攻撃することで、慢性的な炎症が起こると考えられています。
また、以下のような接触でもうつることはありません。
- キス
- 食器や飲み物の共有
- 入浴
- 同居や日常的な身体接触
このように、パートナーへの感染を理由に性行為を控えたり、距離を置いたりする必要はありません。
潰瘍性大腸炎が性行為に与える影響
潰瘍性大腸炎がうつる心配はないものの、症状や治療が性行為に影響を及ぼす可能性はあります。
以下では、それぞれの影響について詳しく見ていきましょう。
腹痛・便意など体調面での負担
潰瘍性大腸炎では、大腸の粘膜に炎症が起こることで、以下のような症状が生じることがあります。
- 腹痛
- 腹部の張り
- 下腹部の重さなど
性行為中に体位を変えたり、腹部が圧迫されたりすると、こうした症状が強く感じられる場合があります。
特に、炎症が強く腸の動きに対して敏感になっているときは、腹部の違和感や痛みが増すこともあるので注意が必要です。
また、腸内にガスがたまっている場合は腹部の張りや不快感が強くなりやすく、急な便意や排便への不安があると、緊張してリラックスできず、性行為に集中しにくくなる可能性もあります。
無理に我慢すると心身の負担につながるため、体調が優れないときは性行為を控えることも大切です。
あらかじめパートナーに症状を伝え、腹部を圧迫しにくい姿勢を選ぶなど、その日の体調に合わせて無理のない範囲で行いましょう。
排便への不安や精神的ストレス
性行為中に急な便意を催したり、便が漏れたりするのではないかという不安から、性行為に集中できなくなることがあります。
「パートナーに迷惑をかけたくない」「不快な思いをさせたくない」と考えるほど緊張が強くなり、性行為への意欲が低下したり、行為そのものを避けたりする場合もあります。
こうした不安を一人で抱え続けると、性生活だけでなく、自分に対する自信やパートナーとの関係にも影響を及ぼす可能性があります。
排便への不安がある場合は、あらかじめパートナーに気持ちや体調を伝えておくことが大切です。
また、必要に応じて医師に相談し、症状のコントロールや性行為を行う際の工夫について助言を受けることも検討しましょう。
治療薬や体調の変化による意欲の低下
潰瘍性大腸炎では、以下のような要因によって性行為への意欲や関心が低下することがあります。
| 治療薬による影響 | ステロイド薬などの副作用によって、気分の変化や不眠、体調の変動が生じ、間接的に性欲へ影響する場合がある |
| 症状による疲労やストレス | 下痢や腹痛などの症状が続くと、心身に疲労が蓄積し、性行為に前向きになれないことがある |
| 体重や見た目の変化 | 治療や症状による体重・見た目の変化から、自分の身体に自信を持てなくなり、性生活に消極的になる可能性がある |
| 病気を抱えることへの心理的負担 | 症状への不安や将来への心配が重なることで、性行為への関心が薄れる場合もある |
性欲の低下や気分の変化が続く場合は、一人で抱え込まず、担当の医師に相談しましょう。
薬の影響が疑われる場合でも自己判断で服用を中断せずに、症状や悩みを医師に伝えたうえで、治療内容や薬の変更・調整が可能か確認することが大切です。
潰瘍性大腸炎の方が性行為を行う際の注意点
潰瘍性大腸炎の患者さまが性行為を行う際は、体調に合わせた判断とパートナーとの事前の対話が重要です。
以下では、それぞれの注意点について具体的に解説します。
症状が落ち着いている寛解期に行う
潰瘍性大腸炎の方が性行為を行う際は、腹痛や下痢などの症状が落ち着いている寛解期を選ぶことが大切です。
症状が強く現れる活動期には、以下のような負担が生じやすくなります。
- 腹痛や腹部の張り、違和感が強くなる
- 体位の変化や腹部への圧迫で痛みを感じる
- 排便回数が増え、急な便意への不安が生じる
- 疲労や体力低下によって身体的な負担が大きくなる
- 症状への心配から、性行為に集中しにくくなる
一方、寛解期は腹部症状や排便の状態が比較的安定しているため、心身の負担を抑えながら、パートナーとの時間を過ごしやすくなります。
ただし、寛解期であっても、その日の体調によっては腹部の違和感や疲労を感じることがあります。
病気の状態だけで判断せず、自分の体調を確認したうえで、無理のないタイミングを選びましょう。
妊活や服用中の薬が気になる場合は主治医に相談する
潰瘍性大腸炎の方でも、妊娠や出産を目指すことは可能です。
ただし、症状が強く現れている活動期に妊娠すると、流産や早産などのリスクが高まる可能性があるため、できる限り症状が落ち着いた状態で妊活を始めることが大切です。
妊活を検討している場合は、事前に主治医へ相談し、以下の点を確認しましょう。
- 現在の病状が妊活に適した状態か
- 服用中の薬を妊活中や妊娠中も継続できるか
- 薬による性欲低下や勃起機能への影響がないか
- 妊娠に向けて治療内容の調整が必要か
潰瘍性大腸炎の治療薬には、妊活中や妊娠中も継続できるものがある一方で、薬の種類によっては変更や中止が必要になる場合もあります。
ただし、薬への不安があっても、自己判断で服用を中断したり、量を減らしたりしてはいけません。
治療を中断して症状が悪化すると、かえって妊活や妊娠に影響する可能性があります。
妊活や性生活は相談しにくいテーマですが、主治医に希望や不安を伝えることで、病状やライフプランに合わせた治療法を一緒に検討できます。
潰瘍性大腸炎は性行為ではうつらないが、体調に合わせた判断が大切
潰瘍性大腸炎が性行為によってパートナーにうつることはありません。
ただし、病気がうつらないからといって、性行為による身体的な負担がまったくないわけではありません。
症状が強く現れる活動期には、以下のような問題が生じることがあります。
- 腹痛や腹部の張りが強くなる
- 腹部への圧迫によって違和感や痛みが生じる
- 急な便意や便漏れへの不安を感じる
- 疲労や体力低下によって負担が大きくなる
- 治療薬や精神的なストレスによって性欲が低下する
性行為を行う際は、できる限り症状が落ち着いている寛解期を選び、その日の体調に合わせて無理のない範囲で行うことが大切です。
腹部を圧迫しにくい姿勢を選ぶほか、症状や不安についてパートナーに伝え、お互いに理解しながら過ごしましょう。
一方で、薬物療法などを続けても腹痛・下痢・血便が繰り返し現れ、寛解期を維持することが難しい場合は、再生医療も選択肢の一つとなります。
現在の治療に限界や不安を感じている方や、手術以外の治療法を検討したい方は、一人で悩まず、まずは当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
監修者
渡久地 政尚
Masanao Toguchi
医師
略歴
1991年3月琉球大学 医学部 卒業
1991年4月医師免許取得
1992年沖縄協同病院 研修医
2000年癌研究会附属病院 消化器外科 勤務
2008年沖縄協同病院 内科 勤務
2012年老健施設 かりゆしの里 勤務
2013年6月医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長
2014年9月医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長
2017年8月医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 院長
所属学会
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