肘の外側が痛いときのテーピング方法|期待できる効果と注意点を解説

肘の外側が痛いときのテーピング方法|期待できる効果と注意点を解説
公開日: 2026.02.27

「肘の外側が痛いときに効果的なテーピングの巻き方は?」
「テーピングを上手く巻けるか不安」

肘の痛みをなんとか和らげたいと考えている方の中には、効果的なテーピング方法を知りたいという方も多いのではないでしょうか。

テーピングによって関節の可動域を制限することで、痛みの軽減や怪我の再発防止につながります。

本記事では、肘の外側が痛いときに効果的なテーピング方法や、巻くときの注意点について詳しく解説します。

肘の外側の痛みに対するテーピング方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

肘の外側が痛いときに効果的なテーピング方法

本章では、肘の外側が痛いときに効果的なテーピング方法について解説します。

以下でそれぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

ステップ1:テープを3枚準備する

まずは、伸縮性のある5cm幅のテープ(キネシオロジーテープなど)を以下の長さにカットして、合計3枚用意します。

  • 1枚目:手首から肘の5cm上まで届く長さ(1枚)
  • 2〜3枚目:15cmの長さ(2枚)

テープの準備ができたら、以下で解説する手順の通りにテーピングを巻きましょう。

ステップ2:1枚目のテープを貼る(腕全体の土台作り)

1枚目の長いテープを使って前腕の筋肉に沿った土台を作り、腕全体の動きをサポートします。

  • ①はく離紙(裏紙)を端から5cmほど剥がし、親指側の手首の横にしっかりと貼り付けます。
  • ②テープは引っ張らずに違和感(痛み)のある肘の外側を通過して貼っていきます。
  • ③そのまま肘の5cm上の位置までまっすぐ貼り終えます。

ステップ3:2枚目のテープを貼る(患部の圧迫)

15cmの短いテープを使い、痛みを感じる部分を軽く圧迫するように貼ることで関節への負担を減らします。

  • ①はく離紙を少し剥がして持ち手を作ります。
  • ②痛みのある部分がテープの「中心」にくるように位置を合わせます。
  • ③テープを少し引っ張りながら、患部を包み込むようにしっかりと貼り付けます。

ステップ4:3枚目のテープをクロスさせて貼る(固定力の強化)

もう1枚の短いテープを使い、2枚目のテープと交差させて患部のサポート力をさらに高めます。

  • ①2枚目と同様に、痛む部分がテープの中心にくるように位置を合わせます。
  • ②2枚目のテープと45〜60度程度の角度でクロスさせるように、テープを引っ張りながら貼ります。
  • ③すべて貼り終えた後、腕を動かした際に患部に程よい圧迫感やホールド感があれば完成です。

貼る前には腕の汗や汚れ、ボディクリームなどをしっかりと拭き取っておくことで、テープが剥がれにくくなりサポート効果が長持ちします。

肘の外側にテーピングを巻くことで期待できる効果

肘の外側にテーピングを巻いて関節の可動域を制限することで、痛みの軽減や怪我の予防などの効果が期待できます。

本章では、以下の3つの効果について解説します。

日常生活やスポーツを快適に続けるための心強い味方となるテーピングの効果について、それぞれ見ていきましょう。

痛みの軽減

テーピングによって肘関節の圧迫、および可動域を物理的に制限することで、痛みを軽減する効果が期待できます。

肘関節や周辺の筋肉が炎症を起こしていると患部を動かすだけで痛みが生じますが、適切にテーピングを巻くことで、過度な動きが制限され、痛みの発生が抑えられます。

しかし、テーピングによる痛みの軽減は一時的なもので、無理に動くと症状悪化を招くリスクがあるため注意しましょう。

怪我の予防・再発防止

痛めた肘関節をテーピングによって補強することで、関節周辺の負担を軽くし、痛みや怪我の再発防止が期待できます。

また、関節の可動域の限界を超えないように物理的に制限することで、靭帯損傷などの怪我のリスクを抑えられます。

特に関節周辺は、一度怪我をすると再発しやすくなってしまうため、テーピングで補強することが重要です。

精神的ストレスの軽減

怪我の再発防止目的でテーピングを巻くことで、「また痛めるかもしれない」という精神的ストレスを軽減する効果も期待できます。

身体への物理的なサポートだけでなく、心にゆとりをもたらす側面からもテーピングは役立つといえるでしょう。

精神的なストレス軽減のためにも、正しいテーピングの活用法を理解しておくことが重要です。

肘の外側にテーピングを巻くときの注意点

肘のテーピングにはさまざまなメリットがある一方で、肌トラブルや血行不良といったトラブルにつながる可能性も理解しておく必要があります。

本章では、肘の外側にテーピングを巻くときの注意点について解説します。

以下でそれぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

同じテープを長時間貼ってしまう

同じテープを長時間貼りっぱなしにする行為は、汗や皮脂による深刻な肌トラブルを引き起こす原因となるため、注意が必要です。

通気性に優れたテープでも、粘着剤が固着して剥がす際に皮膚を傷つける危険性も高まります。

また、時間の経過とともに伸縮性が失われ、関節や筋肉をサポートするテーピング本来の役割を果たせなくなります。

激しい運動や発汗が多い場合は1日、通常使用では長くても2〜3日を目安に交換しましょう。

強く締め付けてしまう

固定力を高めようとしてテープを強く引っ張りすぎる行為は、血管や神経を圧迫して血行不良を招くため避けましょう。

また、末梢神経が圧迫されると、指先が冷たくなったりしびれを感じたりする神経障害が生じるリスクも考えられます。

テープを引っ張るときは、自然な長さから軽く伸ばす程度の力加減を意識し、巻いた後に指先の感覚に異常がないか確認してください。

貼る前に肌を清潔にしていない

汗や皮脂、クリームなどが残った状態の肌にテープを貼ると、粘着力が著しく低下してすぐに剥がれてしまう原因となります。

また、汚れをテープの下に密閉することになるため、雑菌が繁殖してかぶれや不快な臭いを発生させる肌トラブルのリスクにもつながります。

端が剥がれかけたテープが衣服と擦れて不快感を生むケースもあるため、貼る直前には濡れタオルなどで汚れをサッと拭き取り、しっかり乾燥させるなど、肌を清潔にしましょう。

肘の外側が痛いときのテーピングに関するよくある質問

肘の外側の痛みに対するテーピングの疑問をあらかじめ解消しておくことで、より効果的なセルフケアを実践できます。

以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

肘の痛みはテーピングで治る?

テーピングだけで肘の痛みを完治させることは難しく、あくまで患部の負担を減らすサポート役と捉えましょう。

関節の可動域を制限することで、関節への衝撃や過度な負担を和らげ、痛みの軽減や症状悪化を防ぐ効果が期待できます。

根本的な改善には、医療機関での適切な診断のもと、リハビリテーションなどの総合的なアプローチと組み合わせることが大切です。

肘の痛みにおすすめのテーピングは?

肘の外側の痛みには、筋肉の動きに合わせて柔軟に伸縮する「キネシオロジーテープ」がおすすめです。

関節を固めるテープとは異なり、日常の動作を妨げずに患部をサポートします。

腕に貼りやすい5cm幅を目安に、肌質や用途に合わせて撥水性や通気性に優れたアイテムを選び、快適なセルフケア環境を整えましょう。

肘の外側が痛いときはテーピングと併せて再生医療をご検討ください

肘の外側が痛いときは、テーピングを活用することで「痛みの軽減」「怪我の予防・再発防止」「精神的ストレスの軽減」などの効果が期待できます。

しかし、テーピングだけで肘の痛みを完治させる効果はないため、適切な治療を受けることが重要です。

初期段階であれば、薬で痛みをコントロールしながら、安静期間を設けたり、リハビリテーションを実施することで改善を目指せます。

また、近年の治療では「再生医療」も選択肢の一つです。

再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促すことで早期改善を目指せる治療法です。

>>再生医療によって両肘関節症が改善した症例(60代女性)はこちら

当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。

監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設