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シンスプリントの症状チェックリスト|段階別の症状と疲労骨折との見分け方を解説

「シンスプリントの症状をチェックするには?」
「疲労骨折との違いや見分け方は?」
すねの痛みにお悩みで、上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
シンスプリントは、初期段階で適切な対処を行えば比較的早期に回復しますが、無理をして重症化すると「疲労骨折」へと進行する恐れがあります。
自分の痛みがどの段階なのかを理解し、似た症状を持つ疲労骨折と見分けることは、早期復帰への第一歩です。
本記事では、シンスプリントの症状をセルフチェックする方法や疲労骨折との見分け方について解説します。
すねの痛みにお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
シンスプリントの症状セルフチェックリスト
ご自身の足の状態がシンスプリントに該当するか、以下のセルフチェックリストで確認してみましょう。
- すねの内側(くるぶしから5〜15cm上)を押すと痛みがある
- 運動を始めると痛むが、体が温まってくると一時的に痛みが引く
- 運動が終わった後や、夜になるとジンジンとした痛みが戻ってくる
- 患部を触ると、熱感や軽い腫れ、ゴリゴリとしたしこりを感じる
- 片足でジャンプ(ケンケン)をすると、着地の瞬間にすねに痛みが走る
- ストレッチで足首を反らしたり伸ばしたりすると、すねの内側が突っ張る
- 以前より土踏まずが低くなり、扁平足気味になっている
当てはまる項目が多いほど、シンスプリントの可能性が高く、炎症が進行していると考えられます。
早期改善を目指すためにも上記の症状が見られたら、患部に負担をかけないように安静にすることが重要です。
病院に行くべき症状
以下のような「危険なサイン」が見られる場合は、セルフケアで改善を目指せる範囲を超えているため、早期に医療機関を受診しましょう。
- 安静にしていてもズキズキと痛む(特に夜寝ている時などに痛む)
- 歩くだけで激痛が走り、足を引きずらないと歩けない
- 痛む場所がピンポイントで骨に響くような鋭い痛みがある
- 2週間以上運動を休止してセルフケアをしているのに痛みが全く改善しない
これらはシンスプリントの重症化、あるいは疲労骨折を示唆する症状であり、放置すると数カ月単位の長期休養や手術が必要になるリスクがあります。
まずは、運動を完全中止し、整形外科でレントゲンやMRI検査を受けましょう。
シンスプリントの段階別の症状チェック
シンスプリントに対して適切な治療を受け、早期改善を目指すためにも、現在の症状がどの段階にあるのかを把握することが重要です。
本章では、以下の3段階の症状について解説します。
それぞれの段階における具体的な症状と推奨される対応について確認していきましょう。
初期
「運動を始めるとすねの内側が痛むが、体が温まってくると痛みが消える」などの一時的な痛みは、初期のシンスプリントに見られる症状です。
医学的には「ステージ1」に分類され、運動が終わった後や夜間に再び鈍痛を感じることがあります。
この段階で骨膜の炎症は始まっていますが、すぐに完全休養しなければいけないわけではなく、運動量を調整しながら改善が期待できます。
しかし、運動量を減らすだけでなく、練習後のアイシングやストレッチを徹底し、患部への負担を軽減することが重要です。
中期
「運動中にもずっと痛みや違和感がある」などの状態は、中期「ステージ2〜3」のシンスプリントに見られる症状です。
この段階では、痛みの影響で全力で走れなかったり、タイムが落ちたりと明らかにパフォーマンスへの悪影響が出始めます。
ランニングなどのすねに衝撃が加わるような練習メニューは一時中止し、患部を休ませる期間を確保しましょう。
痛みを放置したり、我慢して練習を続けたりすると別の怪我を招くリスクがあるため、注意が必要です。
後期
「練習をしていない時でもズキズキ痛む」「歩くだけで痛い」などの状態は、後期「ステージ4」のシンスプリントで見られる症状です。
安静時にも痛みを感じることがあり、日常生活にも影響が出るため、この段階での運動継続は危険です。
また、ステージ4に至るまでに適切な治療を受けていない場合、「疲労骨折」している可能性も考えられるため、最低でも2〜3カ月程度の休養期間を確保しましょう。
上記のようなケースでは、早期に整形外科を受診し、MRI検査などを受けたうえで治療に専念することが重要です。
シンスプリントと疲労骨折の違いは?症状の見分け方
シンスプリントと疲労骨折は症状が似ていますが、痛みの範囲や安静時の状態に大きな違いがあります。
両者の見分け方として、以下の比較表を参考にしてください。
| 比較項目 | シンスプリント | 疲労骨折 |
|---|---|---|
| 痛みの範囲 | すねの内側に沿って5cm以上の広い範囲で痛む | ピンポイントで特定の場所が痛む |
| 安静時の痛み | 運動を止めると痛みは治まることが多い | 安静にしていても、夜寝ている時でもズキズキ痛む |
| 腫れの特徴 | 全体的にぼんやりと腫れている | 患部が盛り上がるように硬く腫れている |
シンスプリントは、筋肉が骨膜を引っ張ることで起こる炎症のため、痛みが広範囲に及ぶのが特徴です。
一方、疲労骨折は骨の亀裂であるため、痛む場所が局所的であり、ジャンプした際の着地時に鋭い痛みを感じる傾向があります。
ただし、初期の疲労骨折はレントゲンに写りにくく、自己判断が難しいケースも少なくありません。
痛みが2週間以上続く場合や、歩行困難なほどの痛みがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
シンスプリントの症状かどうか診断する方法
シンスプリントの正確な診断には、医師による詳細な問診と状況に応じた画像検査の組み合わせが必要です。
整形外科などの医療機関では、他の疾患(疲労骨折やコンパートメント症候群など)を除外しながら、診断を進めていきます。
それぞれの検査内容がどのような意図で行われるのか、具体的に見ていきましょう。
問診・触診
問診では、練習量の急増(オーバーユース)や硬い路面での走行など、発症リスクとなる環境変化がないかを詳細に確認します。
併せて、扁平足の有無や足首の柔軟性など、痛みを引き起こしている身体的な要因もチェックします。
一方、触診では「すね」の内側を押し、圧痛のある場所を特定します。
シンスプリントの場合、痛みが特定の1点ではなく、すねの骨に沿って5cm以上の広範囲に渡るのが特徴です。
画像検査
シンスプリントの診断や疲労骨折との識別のために、症状に応じてレントゲン(X線)やMRI検査を用います。
レントゲンは初期のシンスプリントや疲労骨折が写りにくいものの、骨腫瘍など他の重篤な疾患を除外するために行われます。
一方、MRI検査は骨膜の炎症や微細な骨の異常を鮮明に捉えることが可能です。
レントゲンでは判別できない初期段階の疲労骨折との識別や、重症度の判定において有効な手段となります。
シンスプリントの症状チェックに関するよくある質問
シンスプリントの症状チェックに関するよくある質問について回答します。
痛み始めのサインを見逃さないこと、そして痛みの特徴を正しく理解することが、早期回復への第一歩となります。
以下でそれぞれの内容について確認していきましょう。
シンスプリントの初期症状は?
シンスプリントの初期症状として、運動した後にすねの内側に鈍い痛みや違和感が挙げられます。
走り始めや運動後に痛みを感じても、少し休むと治まるため、単なる筋肉痛と誤解して無理を重ねてしまうケースが少なくありません。
症状が進行すると、運動中や安静時にも痛むようになり、日常生活に支障をきたします。
「動けるから大丈夫」と放置せず、違和感を覚えた時点で運動量を落とし、早めのケアを行うことが重症化を防ぐ鍵となります。
シンスプリントは押すと痛い?
すねの内側の骨を押して「圧痛」がある場合、シンスプリントの可能性があります。
特に内くるぶしから膝に向かって下3分の1の範囲に、ズキズキとした不快な痛みが現れます。
この時、指一本で示せるような局所的な痛みではなく、縦に長く広範囲(5cm以上)に渡って痛むのが一般的です。
もし特定の1点だけに鋭い激痛がある場合は、疲労骨折の疑いも考慮する必要があるため、痛みの広がり方を慎重に確認しましょう。
シンスプリントの症状チェックに該当したら「再生医療」をご検討ください
シンスプリントの症状について、前述のチェックリストに当てはまる場合、まずは患部の負担を避けて安静にしましょう。
そのまま放置すると症状が悪化する可能性があるため、早期から適切な治療を受けることが重要です。
基本的には薬物療法で痛みをコントロールし、症状が落ち着いている間に理学療法(リハビリ)によって再発しにくい身体作りを行います。
また、シンスプリントの早期改善には、自己細胞を用いた再生医療をご検討ください。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促すことで早期改善を目指す治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、シンスプリントに対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師


















