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シンスプリントで休む期間|完治までの治療期間の目安と再発予防策について解説

「シンスプリントは休まないと治らない?」
「シンスプリントで休む期間はどれくらい?」
スポーツに打ち込む方にとって、怪我や病気を理由に、練習を休む決断は非常に勇気がいることでしょう。
しかし、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は「使いすぎ」が原因で起こるスポーツ障害であり、適切な期間休養することが重要です。
無理をして練習を続けると、数カ月単位での離脱を余儀なくされたり、疲労骨折につながったりする危険性があります。
本記事では、シンスプリントの症状レベルに応じた休養期間の目安について詳しく解説します。
シンスプリントの症状にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
シンスプリントで休む期間はどれくらい?完治までの目安
シンスプリントが完治するまでの期間は、痛みの重症度によって大きく異なります。
ご自身の現在の状態がどのレベルにあるのかを確認し、以下の目安を参考に休養計画を立てることが重要です。
それぞれの段階における症状の特徴と、過ごし方について詳しく見ていきましょう。
軽度の場合|1〜2週間
軽度のシンスプリントの場合、休む期間は1〜2週間程度が目安となります。
「運動の前後に痛みを感じるが、運動中は痛みが消える」という段階であれば、比較的軽度といえます。
この段階であれば、練習を完全に休む必要はありませんが、練習量を通常の50〜70%程度に減らし、ジャンプやダッシュなどの衝撃が強いメニューを控える調整が必要です。
練習後のアイシングやストレッチを徹底しながら、すねにかかる負担を減らすことで、悪化を防ぎながら活動を継続できる可能性があります。
中等度の場合|2週間〜1カ月
「運動中はずっと痛い」「痛みのせいで全力で走れない」など中等度のシンスプリントの場合、休む期間は2週間〜1カ月程度が目安となります。
炎症が強くなっているため、ランニングなどのすねに衝撃が加わる運動を中止し、患部を休ませる「完全休養」が必要です。
この期間は、水泳やエアロバイクなどの足への着地衝撃がないトレーニングに切り替え、心肺機能を維持しながら炎症が引くのを待ちます。
無理をして早期復帰すると症状が悪化し、回復まで時間がかかる可能性があるため、勇気を持って休む期間を設けましょう。
重度・慢性化の場合|2〜3カ月以上
「歩くだけで痛い」「安静にしていてもズキズキする」といった重度のシンスプリントの場合、2〜3カ月以上の休養が必要になることがあります。
この段階では、骨膜の炎症が進行し、「疲労骨折」を起こしている可能性が考えられます。
焦って復帰すると選手生命に関わることもあるため、シンスプリントが完治するまでの休養と適切なリハビリテーションの継続が求められます。
まずは医療機関で受診し、医師の診断のもとで症状やライフスタイルに合わせた治療計画を立てましょう。
シンスプリントで休む期間にやっておくべきこと
シンスプリントで練習を休む期間の前後は、ただ回復を待つだけでなく、炎症を鎮めたり再発を防ぐためのケアを積極的に行う「準備期間」です。
本章では、早期復帰を目指すために重要なポイントを解説します。
以下でそれぞれの具体的な内容について確認していきましょう。
発症直後・運動後に必要なケア
シンスプリントの早期改善のためにも、発症直後・運動後には適切なケアを行うことが重要です。
痛みを感じ始めた直後や運動後には、患部の「アイシング」が効果的です。
すねの内側に熱感や腫れがある場合、氷嚢(ひょうのう)や氷をビニール袋に入れたものを患部に当て、15分〜20分程度冷やします。
これにより血管を収縮させて内出血や炎症の広がりを抑え、ズキズキする痛みを和らげる効果が期待できます。
痛みがある程度落ち着いた場合でも、医師やトレーナーの指導に従い、慎重に運動量を調整することが大切です。
医療機関での治療法
セルフケアで痛みが引かない場合は、整形外科や整骨院で専門的な治療を受けることが完治への近道です。
医療機関では、手技では届かない深部の組織を温める「超音波治療」や、電気刺激で血流を促す「低周波治療」などの物理療法を行い、回復を促進させます。
また、シンスプリントの原因となる「扁平足」を矯正するインソールの作成や、負担のかからない走り方を習得する運動療法(リハビリ)も有効です。
復帰後の再発リスクを下げるためにも、適切な治療を受け、適切なリハビリテーションを実施しましょう。
シンスプリントが完治した後の再発予防策
シンスプリントは再発しやすいため、痛みが消えて練習に復帰できたとしても、そこで安心してはいけません。
本章では、シンスプリントが完治した後の再発予防策を3つ解説します。
以下でそれぞれの具体的な対策について確認していきましょう。
筋力・柔軟性の改善
シンスプリントになる原因として、「ふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋など)の硬さ」と「足裏の筋力低下」が挙げられます。
ふくらはぎが硬いと着地の衝撃を筋肉で吸収できず、骨(脛骨)にダイレクトにストレスがかかってしまいます。
練習前後には入念にふくらはぎを伸ばすストレッチやセルフケアを行いましょう。
また、足の指でタオルを手繰り寄せる「タオルギャザー」などで足裏の筋肉を鍛え、土踏まず(アーチ)を高く保つことで、衝撃に強い足を作ることも重要です。
負荷の段階的増加
痛みが落ち着いたからといって、復帰初日から休養前と同じ練習メニューをこなすのは大変危険です。
炎症は治まっていても、組織が完全に修復するまでには時間がかかるため、急激な負荷に耐えられません。
最初はウォーキングから始め、次に軽いジョギング、短い距離のダッシュと、段階的に強度を上げていくのが理想です。
少しでも違和感があったら運動を中止し、焦らず身体を慣らしていきましょう。
シューズの見直し
シンスプリントの再発予防には、毎日履いているシューズを見直すことも重要です。
ソールが摩耗していたり、クッション性の低いシューズでは、着地時の衝撃吸収能力が大幅に低下し、脛骨や周辺組織への負担を増大させます。
シューズを買い替える際は、クッション性が高く、足のアーチをサポートできるシューズを選びましょう。
また、スポーツ用やオーダーメイドのインソール(中敷き)を使用し、すねにかかる負担を軽減する対策も効果的です。
シンスプリントは休む期間をしっかり設けて治療しよう
シンスプリントで休む期間は、重症度によって異なり「軽度なら1〜2週間」「中等度なら2週間〜1カ月」「重度・慢性化なら2〜3カ月以上」が目安となります。
発症直後から適切に対処し、治療を受けていれば早期復帰も目指せるため、早めに医療機関を受診しましょう。
また、「シンスプリントを少しでも早く治したい」という方は、再生医療による治療をご検討ください。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促すことで、早期改善を目指す治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、シンスプリントをはじめとするスポーツ外傷の再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師

















