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介護職に多い膝の痛みの原因は?対処法から再生医療まで分かりやすく解説

公開日: 2019.11.23
更新日: 2025.07.31

介護の仕事で膝の痛みに悩んでいませんか?

利用者の移乗介助や中腰での作業は、知らず知らずのうちに膝に大きな負担をかけています。

こうした身体的負荷が蓄積し、変形性膝関節症半月板損傷といった痛みに繋がりやすいのが介護職の現実です。

この記事では、介護の仕事で膝が痛む原因や対処法と治療法について解説しています。

もう痛みを我慢せず、快適に働き続けるためのヒントを見つけ、あなたの膝の健康を守りましょう。

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介護の仕事で膝が痛むのはなぜ?その原因は?

介護職で膝を痛める原因は、以下の通りです。

これらの原因が複合的に絡み合うことで、膝への負担が蓄積し、慢性的な痛みや変形性膝関節症に繋がります。

日々の業務のなかでこれらの負担を軽減することが、膝の健康を守る上で非常に重要となります。

利用者の体重移動

介護の仕事で膝が痛む主な原因は、利用者の体重移動です。

利用者を抱えたり、車椅子に移乗させたりする際に、無理な体勢で中腰になったり、腰を落とさずに膝だけで持ち上げようとしたりすることで、膝関節の軟骨や靭帯に大きな負担がかかります。

この動作を繰り返すことが、慢性的な膝の痛みに繋がります。

中腰での作業

介護の仕事では中腰での作業が避けられず、これが膝の痛みの大きな原因となります。

介護職は利用者の体位変換・オムツ・交換清掃など、多くの場面で中腰の姿勢が求められます。

この姿勢は太ももの筋肉に大きな負担をかけ、それが膝関節にも直接的な影響を及ぼします。

特に、腰をかがめて膝だけで体を支えるような不自然な姿勢は、膝への圧力を格段に増大させます。

こうした動作が一日を通して繰り返されることで、膝の軟骨や靭帯へのダメージが蓄積し、やがて炎症や痛みに繋がってしまいます。

不適切な動作の繰り返し

介護職における膝の痛みの原因の1つは、不適切な動作の繰り返しにあります。

利用者の体を持ち上げたり、移動させたりする際、腰を落とさずに膝だけで持ち上げようとする動作や、体をひねりながら無理な姿勢で力を入れる動作は、膝関節に強いストレスをかけます。

初めは軽い違和感でも、疲労が抜けないまま無理な動作を続けることで、炎症が起き、慢性的な痛みに発展してしまいます。

休息不足

介護職における膝の痛みの背景には、休息不足という現実があります。

多忙な業務の中で、十分な休息時間を確保できないと、膝周りの筋肉や関節の疲労が回復しきれません。

疲労が蓄積した状態では、筋肉が硬くなり、関節への負担が増大します。

また疲労は集中力の低下にも繋がり、正しい介助方法が疎かになりがちです。

本来なら回復するはずのわずかなダメージも、休息不足によって修復されずに蓄積し、慢性的な膝の痛みや炎症へと進行してしまうのです。

介護職に多い膝痛の種類

介護職に多い膝痛の種類は、以下の通りです。

これらの膝痛は、介護職特有の身体的負担が原因で発症・悪化しやすい傾向にあります。

早期発見と適切な対処が、痛みの軽減と症状の悪化を防ぐ鍵です。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、加齢や膝への過度な負担が原因で、膝の軟骨がすり減り、骨が変形していく病気です。

初期には立ち上がりや歩き始めに違和感や軽い痛みを感じますが、進行すると膝の曲げ伸ばしが困難になったり、安静時にも痛むようになったりします。

特に介護職のように膝に負担がかかる仕事をしている人は発症しやすく、放置すると生活の質が著しく低下する恐れがあります。

症状を自覚したら、早期に専門医の診察を受けることが重要です。

半月板損傷

半月板損傷は、膝関節のクッションである軟骨が傷つくことで起こります。

介護職では、中腰での作業や利用者の移乗介助などで膝をひねったり、過度な負担をかけたりすることで発症リスクが高まります。

主な症状は、膝の曲げ伸ばし時の痛みや引っかかり感、カクッと音が鳴るロッキング現象です。

放置すると炎症や痛みが悪化し、日常生活に支障をきたすため、早期に専門医へ相談しましょう。

腸脛靭帯炎

腸脛靭帯炎は、太ももの外側にある靭帯が、膝の外側で炎症を起こす疾患です。

主な症状は、膝の外側の痛みで、安静にしていると治まりますが、再び動き始めると痛みが強くなる特徴があります。

変形性膝関節症と半月板損傷とともに、介護職がなりやすい症状の1つです。

放置すると慢性化するため、日頃からストレッチや筋力強化を行い、予防することが重要です。

介護職の膝の痛みに対する対処法

介護職の膝の痛みに対する対処法として、以下が挙げられます。

これらの対処法を組み合わせることで、痛みを緩和させ、症状の悪化を防ぐことができます。

しかし、痛みが続く場合は専門医に相談し、適切な診断と治療を受けましょう。

保存療法による処置

保存療法は、手術をせずに膝の痛みを改善する治療法です。

内服薬や湿布で炎症と痛みを抑え、温熱療法などで血行を促進します。

また、理学療法士の指導のもと、膝周りの筋力強化やストレッチを行い、関節の安定性を高めます。

これらの処置で痛みをコントロールし、症状の進行を遅らせます。

膝サポーターの活用

膝サポーターは、膝関節を安定させ、介護の仕事による膝への負担を軽減するのに役立ちます。

移乗介助や中腰での作業時に着用することで、膝にかかる圧力を分散させ、痛みの悪化を防ぐ効果が期待できます。

ただし、長期間の使いすぎは、かえって膝周りの筋肉を弱らせてしまう可能性があるため注意が必要してください。

サポーターに頼りすぎるのではなく、日頃からストレッチや筋力強化も並行して行い、総合的な膝のケアを心がけましょう。

ストレッチの実行

膝の痛みを予防・軽減するには、日々のストレッチが非常に重要です。

介護の仕事で酷使される太ももの筋肉やふくらはぎが硬くなると、膝関節への負担が増大します。

毎日こまめにストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保つことで、関節の動きがスムーズになり、膝にかかるストレスを減らすことができます。

特に仕事終わりや入浴後など、体が温まっている時に行うと効果的です。

変形性膝関節症は介護職に多い!治療法は?

介護職に多い変形性膝関節症の治療方法は、以下の通りです。

これらの治療法は、症状の進行度や個人の状態に合わせて選択されます。

長期的に働き続けるためには、医師と相談しながら最適な方法を見つけることが重要になります。

薬物療法

薬物療法は、変形性膝関節症の痛みを和らげるための治療法です。

非ステロイド性抗炎症薬などの内服薬で炎症と痛みを抑え、湿布や塗り薬などの外用薬で患部に直接アプローチします。

これらの薬は、介護の仕事による痛みを一時的に緩和し、日常生活や業務を楽にする効果が期待できます。

ただし、あくまで対症療法であり根本的な治療ではないため、リハビリなど他の治療と併用することが大切です。

物理療法

物理療法は、熱や電気など物理的な力を用いて、変形性膝関節症の痛みを和らげる治療法です。

温熱療法では膝を温めて血行を促進し、筋肉の緊張をほぐします。

また低周波治療では、電気刺激によって痛みの伝達を抑制し痛みの軽減を図ります。

これらの治療は、痛みや炎症を抑えるだけでなく、関節の動きをスムーズにし、リハビリの効果を高める役割も果たします。

リハビリ

リハビリは膝の痛みを根本的に改善し、再発を防ぐ上で非常に重要です。

膝のリハビリでは理学療法士の指導のもと、膝関節を支える太ももやお尻の筋肉を強化する運動、関節の柔軟性を高めるストレッチを集中的に行います。

継続的なリハビリは、痛みの軽減だけでなく、膝の安定性を高め介護職として長く活躍するための基盤となります。

注射療法

注射療法は、膝関節に直接薬を注入して痛みを和らげる治療法です。

代表的なのは関節の滑りを良くし、クッションの役割を果たすヒアルロン酸注射で、痛みの軽減効果が期待できます。

また、炎症が強い場合はステロイド注射を行うこともあります。

注射療法は即効性があり、一時的に痛みを抑えることで、仕事やリハビリを継続しやすくなるメリットがあります。

ただし根本治療ではないため、医師と相談しながら他の治療と併用することが大切です。

装具療法

装具療法は、膝サポーターやインソールなどを使い、膝の負担を軽減する治療法です。

膝サポーターは関節の安定性を高め、介護業務による膝への圧力を分散させます。

またインソールは靴の中敷きを調整し、歩行時の重心を変化させることで、痛む部分への負担を減らす効果が期待できます。

装具を適切に使うことで痛みを和らげ、膝の変形進行を遅らせることに繋がります。

手術療法

変形性膝関節症の手術方法は、以下の2つに分かれます。

手術方法 具体的な内容
高位脛骨骨切り術 ・脛の骨の一部を切り、膝の負担を外側に移動させる
人工膝関節置換術 ・損傷した膝関節を金属やプラスチック製の人工関節に置き換える

手術療法は保存療法で効果が見られない場合に検討される、根本的な治療法です。

膝の骨を削って負担を分散させる高位脛骨骨切り術は、比較的若く、内側の軟骨のみがすり減っている場合に行われます。

痛みが重度で広範囲にわたる場合は、人工の関節に置き換える人工膝関節置換術が選択されます。

どちらも大きな手術ですが、痛みを解消し安定した歩行を取り戻せる可能性があります。

介護職による膝の痛みには再生医療という選択肢

膝の痛みに悩まされている介護職の方におすすめなのが、再生医療です。

膝の痛みに対する治療法は数多くあるものの、手術療法以外は根本的な治療方法とは言えません。

また手術療法も時間を取られるため、忙しい介護職の方には不向きと言えるでしょう。

再生医療は自身の体が持つ「治る力」を最大限に引き出すことを目的とした治療法で、根本的な改善が期待できます。

主なものとしてPRP療法があり、患者さん自身の血液から抽出した多血小板血漿(PRP)を膝関節に注入することで、豊富に含まれる成長因子が損傷した軟骨や組織の修復、炎症の抑制を促します。

また、幹細胞治療も有力な選択肢です。

自身の脂肪などから採取した幹細胞を膝関節に注入することで、細胞そのものが損傷部位の修復機能を高め、新たな組織の再生を促します。

これらの再生医療は、大がかりな手術を避けたい方や、できるだけ早く職場復帰を目指したい介護職の方にとって大きなメリットがあります。

リペアセルクリニックでは、患者様一人ひとりの症状とニーズに合わせた最適な再生医療を提供し、痛みのない快適な生活をサポートしています。

再生医療について気になる方は、当院のメール相談・オンライン診療にてご相談ください。

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介護職の方が膝の痛みを再生医療で改善するメリット

介護職の方が膝の痛みを再生医療で改善するメリットは、以下の通りです。

これらのメリットは、忙しい介護職の方がキャリアを中断せずに膝の健康を取り戻すために重要です。

痛みの根本的な改善を目指す再生医療は、長期的に活躍するための有効な選択肢となるでしょう。

日帰りで治療ができる

日帰り治療は、多忙な介護職の方にとって大きなメリットとなります。

再生医療は入院の必要がなく、クリニックでの短い処置で済みます。

これにより、仕事を長期間休むことなく治療を受けられるため、職場復帰への不安を軽減できます。

また、自身のスケジュールに合わせて治療を進められるため、仕事と治療の両立が可能です。

介護の現場で働きながら膝の痛みを改善したい方にとって、非常に有効な選択肢と言えるでしょう。

早期の仕事復帰が期待できる

再生医療の大きなメリットは、早期の仕事復帰が期待できる点にあります。

外科手術と異なり入院や長期のリハビリ期間を必要とせず、日帰りでの治療が可能です。

これにより、仕事を長期間休む必要がなく、治療を受けながらでも比較的スムーズに職場へ戻ることができます。

キャリアを中断せずに働き続けたい方にとって、再生医療は非常に有効な選択肢となるでしょう。

進行を遅らせる効果が期待できる

再生医療のメリットとして、膝の変形や痛みの進行を遅らせる効果が期待できる点が挙げられます。

痛み止めや湿布は一時的な痛みの緩和が目的ですが、再生医療は損傷した軟骨や組織そのものの修復を促すことで、病気の根本的な改善を目指します。

これにより膝関節の機能が維持され、痛みが定着するのを防ぎ、将来的に手術を回避できる可能性が高まります。

介護職による膝の痛みは再生医療で軽減できる!

介護の仕事による膝の痛みは、再生医療で軽減が可能です。

膝の痛みを再生医療で改善するメリットは、以下の通り。

  • 日帰りで治療ができる
  • 早期の仕事復帰が期待できる
  • 進行を遅らせる効果が期待できる

この治療法は、自身の治癒力を活用して膝の健康を守り、今後の生活の質を向上させることを目指します。

つらい膝の痛みから解放され、介護職としての仕事を続けながら、快適な毎日を送るための有効な選択肢となるでしょう。

リペアセルクリニックでは、患者様一人ひとりの症状に合わせた再生医療を提供し、あなたの膝の健康と活動的な生活を全力でサポートします。

当院の再生医療を詳しく知りたい方は、メール相談・オンライン診療にてご相談ください。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

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