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MRI検査の結果はいつ出る?結果の目安と早く知る方法を紹介

MRI検査を受けた後「結果はいつ分かるんだろう」と不安に思った経験がある方も、多くいらっしゃるかと思います。
特に腰や膝の痛みが続いていると、結果次第で今後の治療方針が変わる可能性があるだけに、不安も大きいものです。
実際、MRIの結果が出るまでの時間は病院の体制や担当医のスケジュールによって異なりますが、おおよその目安を知っておくと心の準備ができます。
この記事では、結果が出るまでの一般的な流れと、待っている間にできる過ごし方のヒントを解説します。
- MRI検査の結果が出るまでの時間の目安
- 検査結果が出るまでにすべきこと
- 検査結果を早く知るためのポイント
目次
MRI検査の結果が出るまでの一般的な期間
MRI検査の結果が出るまでの一般的な期間は、多くの場合は以下の2パターンです。
なぜこのような差が生まれるのか、解説していきます。
最短で当日~平均2~3営業日
MRIの検査は最短では当日で平均2〜3営業日以内には結果が出るケースがほとんどです。
具体的には、以下のような違いがあります。
- 当日説明あり:主治医が同日に外来担当している場合
- 翌日~3日以内:外注読影や造影検査が含まれる場合
クリニックだったり、主治医がその日外来を担当していたりすれば、撮影後すぐに画像を確認できるため当日の説明が可能です。
検査内容や施設によって1〜2週間ほどかかる場合も
例外として、検査内容や施設によっては検査結果が出るまで1〜2週間かかるケースもあります。
具体的には、以下のようなケースです。
- 混雑時
- 外部検査センター利用時
- 過去検査との比較が必要な場合
このようなケースでは、解析や報告書作成に時間がかかるため検査結果が出るまで時間がかかります。
結果が早い・遅いを分ける主な要因
MRIの検査結果が早い・遅いを分ける主な要因は、以下のとおりです。
| MRIの検査結果が早い・遅いを分ける主な要因 | |
|---|---|
| 造影検査の有無 | 造影検査では画像解析に加え、造影効果の評価や副作用チェックが必要です。そのため、読影・報告まで時間を要することがあります。 |
| 読影体制(常勤医か外注か) | 院内で読影できる場合は即日報告が可能です。一方で外注の場合はデータ送付・読影・報告書返送に数日かかります。 |
| 主治医の診察スケジュール | 主治医が外来担当で検査日に結果説明できる場合は当日説明が可能です。しかし、診察日が限られていると結果が揃っていても説明が次回外来日まで持ち越されることがあります。 |
このような理由で、MRI結果の説明が早かったり遅かったりします。
MRIの結果を早く知るための3つのポイント
MRIの結果を早く知るためのポイントは以下の3つです。
MRI結果を早く知りたい方には重要な知識なので、最後までチェックしてください。
予約時に「当日説明可能か」を確認する
最初に、予約時に「当日説明が可能か」を確認することが大切です。
主治医が検査当日に外来を担当している場合、その日のうちに画像を確認して説明してもらえる可能性があります。
そのため、事前に受付や予約時に相談しておくとスムーズです。
画像CDを当日受け取る
可能であれば、MRI検査の画像CDを当日受け取るようにしておきましょう。
画像CDがあれば、セカンドオピニオンや再診時にすぐ活用できるためです。
MRI画像を撮影した医療機関では後日になっても、セカンドオピニオンを受ける病院ではすぐ検査結果を説明してもらえるかもしれません。
そのため、もしセカンドオピニオンを受ける意思があるならば画像CDがあれば便利です。
患者ポータルやオンライン結果通知を活用
患者ポータルサイトやオンライン結果通知システムを導入している病院もあります。
これは医師がMRI検査結果を確認した後、患者がスマートフォンやパソコンで結果を閲覧できるサービスです。
外来を待たずに結果を把握できるため、忙しい方には特に便利な方法といえます。
結果を待つ間に痛みの原因を根本から治す準備を行うことが重要
MRIの結果を待つ時間は、痛みの原因を根本から治す準備を行なってください。
この期間にしっかり準備できていれば、結果が出たときにすぐに適切な治療や行動に移せるためです。
具体的には、検査結果次第での治療方法の基本を調べて理解しておきましょう。
治療方法の基本がわかっていれば、適切な医療機関への受診がスムーズで速やかに治療を開始できる可能性が高くなります。
また、治療方法に合わせて事前に治療を受けやすい医療機関を調べておくことも重要です。
MRIの結果が出てすぐ行動に移せるように、しっかり準備してください。
MRIで判明した組織の損傷や軟骨のすり減りの治療方法を紹介
MRIでは膝の半月板や軟骨の損傷が判明しますが、場合によっては治らないと言われることがあります。
これらの組織の特徴は血流が乏しいことで、そのために組織の修復が難しいと考えられてきました。
しかし、近年では「再生医療」によって修復が難しい組織でも治る事例が増えています。
実際に、当院リペアセルクリニック大阪院でも、治らないとされていた関節軟骨の症状緩和に成功した症例を経験しました。
以下のページにて症例を紹介していますので、よろしければご覧ください。
MRIの結果は検査内容・部位:検査する部位や目的によって異なる
MRI検査の結果が出るまでの時間について解説しました。
ポイントは以下のとおりです。
- 多くは当日〜2・3営業日で説明あり
- 施設や検査内容によっては1〜2週間
- 予約などの工夫で早く結果を知れることもあり
MRI検査の結果は多くは当日〜2・3営業日で説明があります。
しかし、担当医が不在だったり検査内容が複雑だったりすると時間がかかる可能性も。
そのため、早く検査結果を聞きたい場合には、予約を取る時に担当医と時間を合わせるなどの工夫が必要です。
検査結果を早く聞くための工夫はこの記事で紹介していますので、ぜひこの記事を読み返して事前に準備をしてください。
なお、当院リペアセルクリニック大阪院ではMRI検査で損傷が判明した組織の「再生医療」が可能です。
半月板をはじめとした修復が難しい組織にも有効な可能性がある治療で、手術をせずに治したい場合の選択肢になります。
興味がある方は以下のリンクから確認ができますので、お気軽にお問い合わせください。
半⽉板損傷は⼿術しなくても治療できる時代です。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師

















