美容医療/PRPの注入は安全なのか?リスクや気になる副作用を解説
公開日: 2019.07.12更新日: 2024.02.08
目次
美容医療/PRPの注入は安全なのか?リスクや気になる副作用を解説
「最近肌のたるみが気になる」「目元にできた濃いクマが気になる」など美容面で悩みは尽きることがありません。
そんな美容面での悩みを抱える人におすすめしたいのがPRPの注入です。副作用の心配がない上に自然に若々しい肌を手に入れることができます。ただ「失敗しないのか」「痛みはどれくらいなのか」「実際の治療の流れは?」など気になっている人も多いでしょう。そこで、PRP注入治療について詳しく解説していきます。
PRP注入による治療法について
PRP注入による治療(自己多血小盤注入法)は、自分の血液を採取し血中にある血小板を高濃縮して抽出された成長因子を再び体内に注入する治療法です。
高濃縮された成分のことをPRP( Platelet Rich Plasma )と呼び、再び体に注入して戻すのでPRP注入治療法と呼ばれています。PRPの中に含まれている成長因子には、肌の細胞を活性化させコラーゲンなど美肌に必要な成分の生成を促す効果が期待できるので若々しい肌を取り戻すことができます。
また自分の血液を使用してPRPを作り注入するので、「副作用のリスクは圧倒的に低い」のが特徴です。
PRPの注入治療は“治癒する力”を意図的に取り戻すのが目的の治療法で、自分の治癒力を最大限利用し、さらに血小板を濃縮したPRPで治癒を手助けします。
ただし、ご自身の治癒力を利用した治療法のため、術後すぐに効果があらわれるわけではありません。注入した成長因子が美肌のために必要なコラーゲンなどの成分を生成しますが、それにはある程度時間が必要だからです。徐々に美肌を作り上げるイメージです。
突然変化することがないということは、人目を気にせず安全に美肌効果を実感できるということで、自然さを気にされる方におすすめの方法と申せます。
PRP注入治療の施術方法とは?
PRP注入治療は、文字通りPRPを注入して治療を行うものです。その注入の際に利用するのが、注射器になります。高濃縮したPRPを注射器の中に入れ、気になる部分に直接注入することで局所ごとに成長因子の効果を実感することが可能です。
目の下のくまが気になるのであれば目の下に、ほうれい線が気になるのであれば口元にと自分の悩みにピンポイントでPRPを注入することができます。
PRP注入による痛みは?
PRPの投与は、注射器を利用した注入法のため「痛みを伴うのではないか」と心配される人も多いのではないでしょうか。
特に目元や口元、皮膚の薄い場所などは注射器を利用すると通常なら鋭い痛みを伴います。しかし、PRP注入治療の際には基本的に注入する前に局所麻酔を行うため施術中の痛みはないのでご安心ください。
また、麻酔の方法もクリーム状の麻酔薬を用いるため、麻酔を行うことによる痛みはありません。したがってPRP注入治療の一連の流れ(麻酔→PRPの注入)の中で痛みを伴うことはありません。
強いて痛みがあるとすれば、術後のダウンタイム中に少し痛みを感じる人がいる程度です。
PRP注入による治療法は安全なのか?
このようにPRPを注入する治療法は、とても魅力的な治療法と言えますが、美容治療という面から「失敗するのではないか」というリスクを考えて一歩踏み出せない人もいるでしょう。
特に注入するタイプの治療法においては、失敗して今の悩みよりも悪化してしまった時のことを常に考えてしまうものです。
PRP注入治療に関しても同様で心配を拭えないかもしれません。
ですが、自分の血液を利用するというものがPRP注入治療の大前提です。私たちの身体は体内に“異物”が混入すると拒絶反応を起こします。しかし、自分の血液を異物と勘違いされることは、ほとんどありません。したがって、拒絶反応から起こる失敗は、ほぼ無いと言えるです。
そのため、PRPの注入による治療は、基本的に安全であること、失敗のリスクを少なく美容治療を行いたい人におすすめの治療法と言えるのです。
PRP注入治療法のリスクや副作用とは?
PRP自体、美容以外でもプロアスリートも利用している治療法です。
あの「大谷翔平選手も肘の治療」に使っていたため、話題を集めました。ですが「治療法なのでリスクや副作用は必ずあるだろう。」と思っている人も多いのではないでしょうか。
基本的に安全性の高い治療法ヒアルロン酸やボツリヌストキシンを注入して一時的に肌にハリを持たせるプチ整形が流行っていますが、根本療法ではないため肌が若返ることはありません。 逆に人によっては副作用として現れてしまったり、注入のしすぎにより逆に肌に凹凸ができてしまうといったトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。ですが、PRP治療であれば成長因子の含まれた成分を直接患部に注入するため、コラーゲンの生成や表皮の生成の手助けをします。 さらに注入するのは自分の血液から採取したものなのでアレルギー反応や副作用といったリスクはほぼありません。安全かつ効果の期待できる治療法といっても過言ではありません。 |
術後の腫れは副作用ではないPRP注入治療を行なった後に腫れが出ますが、これは副作用によって腫れているわけではありません。 注射をしたことで腫れているもしくは、内出血が起こっているだけなので術後1週間程度でおさまります。ただし、稀に腫れが引かないこともあるので、痛みを伴っていたりいつになっても内出血等の症状が引かない場合には施術を受けたクリニックに相談しましょう。 |
PRP注入による治療法の具体的な流れ
最後に、PRP注入治療の具体的な流れを紹介します。基本的にはどのクリニックでも同じ流れで治療を行なっているので参考にしてください。
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これがPRP注入治療の背術の流れです。また、治療自体は簡単ですぐに終わってしまうのもこの施術の特徴といえます。治療に数日かかってしまうといった方法ではなく、注入して終了なので日帰りで治療を受けることが可能です。
注意点としては、カウンセリングを経て治療に入る際には同意書へサインが必要となるため、治療に不安がある場合は、気が済むまで質問しましょう。
安全性についてや副作用についてなど、自分で納得した上で治療を受けることが大切です。
- ・治療に不安がある場合は、気が済むまで質問しましょう!
PRP注入の上を行く話題の治療法の存在
PRPの注入治療はとても魅力的な治療法ですが、医療の進歩、現在はその上を行く治療法が話題となっていることをご存知でしょうか。それが「幹細胞治療」と呼ばれているものです。これも再生医療であり、PRP注入治療と同じく自分の細胞を使用します。
そこで以下に安全性、持続性ともに期待できる脂肪幹細胞治療の特徴を簡単に紹介します。
脂肪幹細胞治療とは
脂肪幹細胞治療は、線維芽細胞を再生しコラーゲンを生成するだけでなく、皮膚の角質層の修復、神経や血管の生成などにも効果が期待できます。
つまり、PRP注入治療方よりも効果が高いのが特徴です。自分の細胞を使用した治療法のため、効果が高いだけでなく安全性の高い治療法として注目を集めている反面、日本で治療を受けたい場合には、まだまだ導入しているクリニックが少ないという背景もあります。
ですが、リペアセルクリニックではいち早く脂肪幹細胞治療の認可を受けたため実際に施術を受けることができます。そんな脂肪幹細胞治療がおすすめの理由は以下の通りです。
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安全性や効果については当然ですが、脂肪幹細胞は肌の内部にしっかりと働きかける効果が期待できるため自分本来の美しさを何歳からでも取り戻すことができます。また、その効果はとても自然でヒアルロン酸やボツリヌストキシンのように不自然になってしまうことはありません。
美容ケアとしてトータルに使用することができるので美容面で悩みを抱えている人におすすめです。
脂肪幹細胞治療がおすすめの人
高い効果を実現する脂肪幹細胞治療は以下のような人におすすめです。
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また、脂肪を利用した治療法にはADRC(脂肪組織由来再生幹細胞治療)やセルーションがありますが、この治療法は300cc〜500ccの脂肪を採取し培養せず体内に戻します。
つまり、脂肪の中に今入っている脂肪幹と成長因子しか使用することができない上に、まだらです。そのため、脂肪が元々少ない人や高齢の場合には大きな負担を伴います。ですが、脂肪幹細胞治療では米粒2つぶ程度の脂肪を採取するだけで治療可能です。脂肪幹細胞は採取した脂肪は培養して1000万個〜1億個に増やし注射器で体内に戻すので負担が少なく効果は大きい治療法です。
自分本来の美しさを取り戻して綺麗になりたい人におすすめです。
PRP注入治療や最新治療で美しさを取り戻そう!
PRP注入治療法は再生医療として現在メジャーな治療法です。そのため、たくさんのクリニックで施術を受けられるのが特徴です。ただ、PRP注入治療法よりも効果を実感したいのであれば脂肪幹細胞治療が現在一番おすすめです。
日本では治療できるクリニックが少ないですが、リペアセルクリニックでは最新治療法である脂肪幹細胞治療を受けることができるのでおすすめです。自分にあった安全な治療法で美しさを手に入れてください。
監修:リペアセルクリニック大阪院