膝の裏が歩くと痛い原因は?歩きすぎによる痛みの対処法と考えられる疾患を解説
公開日: 2025.02.07更新日: 2025.07.31
歩きすぎた翌日や運動後に、膝の裏に痛みを感じてお悩みではないでしょうか。
膝の裏の痛みは日常生活に支障をきたし、放置することで悪化する可能性もあります。
この記事では、膝の裏が歩くと痛い原因と歩きすぎによる痛みの対処法、考えられる疾患を解説します。
膝の裏の痛みで悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。
また、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療に関する情報の発信や簡易オンライン診断が受けられます。
膝の裏の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度お試しください。
目次
膝の裏が歩くと痛い原因と考えられる疾患
膝の裏が歩くと痛い原因として、主に以下の5つの疾患が考えられます。
これらの疾患について正しい知識を身につけ、適切な治療を選択しましょう。
変形性膝関節症
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が徐々にすり減り、関節が変形してしまう疾患です。
以下のような症状が現れ、日常生活に影響を及ぼします。
症状 |
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原因 |
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治療法 |
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初期段階では保存療法が有効ですが、進行すると手術が必要になることがあります。
また、他の細胞に変化する能力を持つ「幹細胞」を使用する再生医療という治療法もあります。
変形性膝関節症に対する再生医療に関しては、以下のページもご覧ください。
膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
半月板損傷
半月板損傷は、膝関節の半月板というクッションの役割をする軟骨が損傷する疾患です。
症状 |
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原因 |
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治療法 |
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半月板損傷後は、悪化を防ぐため激しい運動や膝を深く曲げる動作は避けてください。
膝の違和感を感じたら、無理をせず医療機関を受診することが大切です。
関節リウマチ
関節リウマチは、免疫の働きに異常が生じて関節に炎症が起こる疾患です。
症状 |
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原因 |
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治療法 |
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複数の関節に症状が現れることが多いため、膝以外の関節にも症状がある場合はとくに注意が必要です。
ベーカー嚢腫(のうしゅ)
ベーカー嚢腫は、膝の裏にある滑液包が炎症を起こし、関節液が過剰に溜まることで膨らんだ状態です。
膝の関節内に問題がある場合に併発することが多く、とくに関節リウマチや変形性膝関節症の患者に見られることがあります。
症状 |
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原因 |
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治療法 |
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ベーカー嚢腫は放置すると症状が悪化し、膝関節のさらなる負担や他の疾患を併発する可能性があります。
また、原因となる疾患の治療も重要であり、リウマチや変形性膝関節症が疑われる場合は、医療機関での治療が必要です。
膝窩筋腱炎(しっかきんけんえん)
膝窩筋腱炎とは、膝の裏にある膝窩筋という筋肉とその腱に炎症が生じる状態です。
主にランニングやジャンプといった運動を繰り返すことで発症する可能性が高いです。
症状 |
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原因 |
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治療法 |
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膝窩筋腱炎は初期段階で適切な対応を取ることで、症状の悪化を防げる可能性があります。
膝の裏に痛みを感じたら、無理をせず早めに医療機関を受診しましょう。
膝の裏が歩くと痛いときに病院にいくべき症状
膝の裏の痛みがあるとき、病院に行くべき症状の目安について解説します。
わずかな痛みであれば安静にすることで改善することもありますが、以下のような症状が現れる場合には病院に行きましょう。
- 正座やしゃがむことができない
- ピキッとした鋭い痛みがある
- 階段や段差、坂道が辛い
- 夜間の痛みで眠れない
- 膝の腫れや熱感がある
- 歩行が困難になった
これらの症状がある場合は、変形性膝関節症や半月板損傷などの可能性が考えられます。
痛みや違和感があるにもかかわらず、無理な動作を続けていると関節に負担をかけ続け、重症化するリスクがあるため我慢は禁物です。
症状が出て早い段階で病院へ行き、医師や理学療法士の指導のもと治療やリハビリをすると、早期改善が期待できます。
歩きすぎて膝の裏が痛いときの対処法
歩きすぎて膝の裏が痛い場合について、以下の適切な対処法を行うことで症状を和らげられます。
それぞれの対処法について詳しく解説していきますので、ご自身の症状に合った方法を見つけてください。
「RICE処置」で早めの回復を目指す
膝の裏が痛む場合、まずは「RICE処置」を実践すると効果的です。
- Rest(安静):患部を安静に保ち負担を避ける
- Ice(冷却):タオルを巻いた氷や冷却パックで炎症を抑える
- Compression(圧迫):包帯で軽く圧迫し腫れの進行を抑える(締めすぎ注意)
- Elevation(挙上):患部を心臓より高くして腫れを軽減する
RICE処置は、患部への負担を最小限に抑え、炎症や腫れを軽減するために効果的な方法です。
とくに、痛みが発生してからすぐに行うことで、早期回復につながる可能性があります。
ただし、症状が重い場合や改善が見られない場合は、速やかに病院へ行きましょう。
湿布で痛みの緩和を図る
膝の裏の痛みを和らげるために湿布を使用するのも効果的です。
冷湿布と温湿布を症状に応じて使い分けましょう。
- 冷湿布:炎症や腫れに使用し、患部を冷やして痛みを緩和する
- 温湿布:筋肉のコリや慢性痛に使用し、血流を促進して症状を軽減する
症状に合った湿布を選び、適切に使用することが重要です。
ストレッチで筋肉の柔軟性を高める
ストレッチは筋肉の柔軟性を高めて膝の負担を軽減する効果があります。
- 椅子に浅く座り、背筋を伸ばして左足を前に伸ばし、かかとを床につける
- つま先を立てて膝裏を中心にふくらはぎ、太もも後ろを伸ばす
- 両手をつま先に向けて伸ばしながらストレッチを深める
- 左右それぞれ同様に行う
ストレッチ中に痛みを感じる場合は無理をせず、体に負担をかけない範囲で行うことが重要です。
痛みが強いときは医療機関を受診する
膝の裏の痛みが強い場合や、セルフケアを行っても症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
適切な診断と治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、早期回復を目指せます。
膝の裏が歩くと痛いときによくある質問
膝の裏が痛いときによくある、以下の2つの疑問について解説します。
これらの疑問を解消して、膝の裏の痛みに対してより適切な対応をしましょう。
膝裏が痛いときのストレッチは?
膝の裏が痛いときにおすすめのストレッチは、太ももの後ろ(ハムストリング)とふくらはぎを同時に伸ばすストレッチです。
- 椅子に浅く座り、片足を前に伸ばしてかかとを床につける
- つま先を上に向けて、膝を真っすぐに伸ばす
- 背筋を伸ばしたまま、体を前に倒していく
- 膝の裏から太ももの後ろにかけて伸びを感じたら20~30秒キープ
- 左右それぞれ2~3回繰り返す
ストレッチは痛みのない範囲で行い、無理をしないことが大切です。
痛みが強い場合は、まず安静にして症状の改善を待ちましょう。
膝が痛い時は歩かない方が良い?
膝に強い痛みや腫れ、熱感がある場合は歩かない方が良いです。
軽い痛みで歩行に支障がない場合や、慢性的な痛みで医師から運動を推奨されている場合は歩いても問題ありません。
自分で判断がつかない場合は、医療機関を受診して医師の指示を仰ぎましょう。
膝の裏が歩くと痛いときは再生医療をご検討ください
歩きすぎて膝の裏が痛いときに無理は禁物です。
まずは安静にしてRICE処置で対処しましょう。
他にも対処法としてはストレッチや湿布の活用などがありますが、痛みが強い場合や改善が見られない場合は、医療機関の受診をおすすめします。
また、歩きすぎて膝の裏が痛いときの治療法としては保存療法や手術療法が一般的ですが、近年では再生医療という新しい治療法もあります。
再生医療は、体の自然な回復力を活かして損傷した組織の再生を促す治療法です。
- 幹細胞治療:患者様自身の幹細胞を採取・培養して、損傷した組織の再生を促す
- PRP療法(多血小板血漿治療):患者様の血液から抽出した成分を用いて、炎症を抑えつつ組織の修復をサポートする
膝の裏の痛みでお悩みの方は、保存療法や手術療法と併せて再生医療も検討してみてはいかがでしょうか。
再生医療について詳しく知りたい場合は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。

監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設