LINEポップアップ
トピックスtopics
  • HOME
  • トピックス
  • 歩きすぎて膝の裏が痛いときの対処法は?考えられる疾患も紹介

歩きすぎて膝の裏が痛いときの対処法は?考えられる疾患も紹介

公開日: 2025.02.07
更新日: 2025.02.10

歩きすぎた翌日や運動後に、膝の裏に痛みを感じてお悩みではないでしょうか。

膝の裏の痛みは日常生活に支障をきたし、放置することで悪化する可能性もあります。

この記事では、膝の裏の痛みを軽減するための対処法や原因となる疾患について解説します。

歩きすぎて膝の裏が痛いときの対処法は?

膝の裏が痛い場合、適切な対処法をとることで症状を和らげることができます。以下のポイントを参考にしながら、自分に合った方法を見つけてください。

それぞれの対処法について詳しく解説していきます。

「RICE処置」で早めの回復を目指す

膝の裏が痛む場合、まずは「RICE処置」を実践することが効果的です。

RICE処置

  • Rest(安静):患部を安静に保ち負担を避ける
  • Ice(冷却):タオルを巻いた氷や冷却パックで炎症を抑える
  • Compression(圧迫):包帯で軽く圧迫し腫れの進行を抑える(締めすぎ注意)
  • Elevation(挙上):患部を心臓より高くして腫れを軽減する

RICE処置は、患部への負担を最小限に抑え、炎症や腫れを軽減するために効果的な方法です。

特に、痛みが発生してからすぐに行うことで、早期回復につながる可能性があります。

ただし、症状が重い場合や改善が見られない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

湿布で痛みの緩和を図る

膝裏の痛みを和らげるために湿布を使用するのも効果的です。

冷湿布と温湿布を症状に応じて使い分けましょう。

冷湿布と温湿布の使い分け

  • 冷湿布:炎症や腫れに使用し、患部を冷やして痛みを緩和する
  • 温湿布:筋肉のコリや慢性痛に使用し、血流を促進して症状を軽減する

症状に合った湿布を選び、適切に使用することが重要です。

ストレッチで筋肉の柔軟性を高める

膝裏の痛みが筋肉の硬さや柔軟性の低下によるものであれば、ストレッチを取り入れることで改善が期待できます。

ふくらはぎ、ひざ裏、太もも後ろを同時に伸ばすストレッチ

  • 椅子に浅く座り、背筋を伸ばして左足を前に伸ばし、かかとを床につける
  • つま先を立ててひざ裏を中心にふくらはぎ、太もも後ろを伸ばす
  • 両手をつま先に向けて伸ばしながらストレッチを深める
  • 左右それぞれ同様に行う

ストレッチ中に痛みを感じる場合は無理をせず、体に負担をかけない範囲で行うことが重要です。

痛みが強いときや治らないときは医療機関を受診する

膝裏の痛みが強い場合や、セルフケアを行っても症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。

適切な診断と治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、早期回復を目指せます。

歩きすぎて膝の裏が痛いときに考えられる3つの疾患

膝の裏に痛みを感じる原因には、日常的な負担だけでなく、特定の疾患が関係していることがあります。

歩きすぎによる膝裏の痛みに関連する代表的な3つの疾患を紹介します。

それぞれの疾患について詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

膝窩筋腱炎(しっかきんけんえん)

膝窩筋腱炎とは、膝の裏にある膝窩筋という筋肉とその腱に炎症が生じる状態です。

主にランニングやジャンプといった運動を繰り返すことで発症する可能性が高いです。

症状

・膝裏の鈍い痛み
・膝の曲げ伸ばしや階段の上り下りで痛みを感じる
・膝関節の可動域が制限される

原因

・長時間同じ姿勢を保つ(デスクワークなど)
・急激な運動量の増加
・筋肉の柔軟性不足

治療法 ・保存療法(安静、冷却、ストレッチなど)

膝窩筋腱炎は初期段階で適切な対応を取ることで、症状の悪化を防げる可能性があります。

膝の裏に痛みを感じたら、無理をせず早めに医療機関を受診しましょう。

ベーカー嚢腫(のうしゅ)

ベーカー嚢腫は、膝の裏にある滑液包が炎症を起こし、関節液が過剰に溜まることで膨らんだ状態です。

膝の関節内に問題がある場合に併発することが多く、特に関節リウマチや変形性膝関節症の患者に見られることがあります。

症状

・膝裏の腫れや圧迫感
・膝の可動域が制限される
・膝を曲げた時に感じる痛み

原因

・膝関節への過剰な負担
・変形性膝関節症などの疾患

治療法

・保存療法(安静、湿布など)
・溜まった関節液の吸引
・手術療法

ベーカー嚢腫は放置すると症状が悪化し、膝関節のさらなる負担や他の疾患を併発する可能性があります。

また、原因となる疾患の治療も重要であり、リウマチや変形性膝関節症が疑われる場合は、医療機関での治療が必要です。

変形性膝関節症(へんけんせいひざかんせつしょう)

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が徐々にすり減り、関節が変形してしまう疾患です。

以下のような症状が現れ、日常生活に影響を及ぼします。

症状

・膝の痛み
・膝の腫れや変形
・歩行など動きの制限

原因

・半月板や靭帯など膝関節の損傷
・加齢による膝軟骨の老化
・膝関節への過度な負担

治療法

・保存療法(運動療法、痛み止めの使用)
・手術療法(人工関節置換術、骨切り術など)
・再生医療(幹細胞治療、PRP療法)

初期段階では保存療法が有効ですが、進行すると手術が必要になることがあります。

また、再生医療は新しい治療法として注目されています。膝に痛みや違和感を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

歩きすぎによる膝の裏の痛みを防ぐ方法

膝の裏の痛みを防ぐには、日頃から膝に負担をかけにくい体づくりを心がけることが大切です。

膝周りの筋力や柔軟性を強化することで、歩行時の衝撃を吸収しやすくなり、痛みを予防できます。

特に太ももの筋肉(大腿四頭筋)や膝裏を支える筋肉を鍛えることが有効です。

また、適切な体重を維持することも重要です。体重が増えると膝への負担が大きくなるため、食事や運動で体重を管理しましょう。

歩きすぎて膝の裏が痛いときは再生医療もご検討ください

膝の裏の痛みが続く場合、再生医療という新しい治療法も選択肢のひとつとして検討しましょう。

再生医療は、体の自然な回復力を活かして損傷した組織の再生を促す治療法です。

再生医療の主な治療法

  • 幹細胞治療:患者様自身の幹細胞を採取・培養して、損傷した組織の再生を促す
  • PRP療法(多血小板血漿治療):患者様の血液から抽出した成分を用いて、炎症を抑えつつ組織の修復をサポートする

これらの治療法は、膝の痛みの緩和や症状の進行を抑える可能性があるとされています。

ただし、効果や適応は症状や個人の状態によって異なるため、医師との十分な相談が必要です。

膝の裏の痛みでお悩みの方は、保存療法や手術療法と併せて再生医療も検討してみてはいかがでしょうか。

再生医療について詳しく知りたい場合は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。

膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。

  • sbtn 04sbtn 04 sp
  • sbtn 00sbtn 00 sp

【まとめ】歩きすぎて膝の裏が痛いときに無理は禁物

歩きすぎて膝の裏が痛いときに無理は禁物です。まずは安静にしてRICE処置で対処しましょう。

他にも対処法としてはストレッチ、湿布の活用などがありますが、痛みが強い場合や改善が見られない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

また、歩きすぎて膝の裏が痛いときの治療法としては保存療法や手術療法が一般的ですが、近年では再生医療という新しい治療法も注目されています。

再生医療について詳しく知りたい方は、当院へお気軽にご相談ください。

\クリック\タップで電話できます/

電話をかける
再生医療のリペアセルクリニックTOPトップ