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アキレス腱炎をほっとくとどうなるのか|病院に行くべき症状と治し方について解説

アキレス腱炎を放置しておくと、症状が悪化してアキレス腱断裂のリスクが高くなります。
アキレス腱炎の悪化を防ぐためには、アキレス腱の基本情報を押さえるとともに、受診の目安や適切な治療法を理解しておくことが大切です。
この記事では、アキレス腱炎を放置した場合のリスクや、病院に行くべき症状について詳しく解説します。
また、アキレス腱炎の早期改善やスポーツ復帰を目指す治療法として、再生医療が注目されています。
再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、炎症を抑制したり損傷した腱の再生・修復を促したりする治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを実施しているため、ぜひ一度ご相談ください。
目次
アキレス腱炎をほっとくとどうなる?主な放置リスク
アキレス腱炎を放置しておくと、以下のようなリスクが考えられます。
- 症状の悪化リスク
- アキレス腱断裂のリスク
適切な治療をせずに放置すると症状が進行し、日常生活やスポーツ活動に支障をきたす可能性があるため、注意が必要です。
以下でそれぞれのリスクについて詳しく見ていきましょう。
症状の悪化リスク
アキレス腱炎を放置すると、炎症が悪化し、慢性化するリスクがあります。
初期症状で痛みが軽いからという理由で放置してしまいがちですが、適切な治療を行わない場合、痛みが強くなったり腱の動きが制限されたりすることがあります。
症状が悪化してしまうと日常生活に支障が出るだけでなく、手術が必要となる場合があるため、早めの治療を行いましょう。
アキレス腱断裂のリスク
アキレス腱炎を長期間放置すると、腱の組織が変性して弾力性が失われて、アキレス腱断裂のリスクが高まります。
また、炎症が進行して「アキレス腱症」や「アキレス腱周囲炎」として慢性化するリスクがあるため注意が必要です。
アキレス腱の断裂は、手術が必要となるケースもあるため、スポーツや立ち仕事が多い方は、早期治療を心がけましょう。
アキレス腱炎で病院に行くべき症状リスト
アキレス腱炎で病院に行くべき症状は、以下のとおりです。
- 運動時の腱の痛みやこわばり
- アキレス腱の周囲の腫れや熱感
- 長期間の痛みの継続
- 歩行が困難
- 「ブチッ」という音と強い痛み
軽い痛みだったとしても放置して運動を継続していると、腱の痛みやこわばりが出る可能性があります。
1週間以上痛みが継続する場合も、病院に行く必要がありますが、「ブチッ」という音と強い痛みの症状は、アキレス腱断裂の可能性が高いため、早期に医療機関を受診しましょう。
アキレス腱炎の悪化を防ぐために基本情報をチェック
アキレス腱炎の悪化を防ぐためには、以下のような基本的な情報をチェックしておく必要があります。
アキレス腱炎の症状や原因を理解することで、長期的な痛みを放置するリスクを知ることができます。
アキレス腱炎の症状
アキレス腱炎の主な症状は、以下のとおりです。
- アキレス腱部分の痛みや違和感
- 腫れや熱感
- 動作時の痛み
- ふくらはぎの硬さや張り感
- 痛みが持続する
- 腱の厚みや硬さの変化
- 朝の動き始めの痛み
上記のような症状が出ている場合は、早期の治療が必要です。特に痛みが断続的ではなく、継続的に痛む場合は慢性化している可能性があるため、注意が必要です。
アキレス腱炎の原因
アキレス腱炎の原因は複数の要因がありますが、特に長時間のランニングやバレーボールやバスケットボールなどにおける繰り返しのジャンプなど、スポーツをする方に多くみられます。
アキレス腱炎の主な原因は、以下のとおりです。
- 過度な運動や負荷
- 急激な運動量の増加
- 筋力や柔軟性の不足
- 不適切な靴の使用
- 足の構造的な問題
- 加齢による腱の劣化
- 急な方向転換や動作の繰り返し
クッション性の少ない靴、かかとの高さが極端に高い靴、サイズの合わない靴なども原因となるため、早めの対策が重要です。
アキレス腱炎の悪化や再発を防ぐ方法
アキレス腱炎を防ぐためには、日常生活や運動時にアキレス腱への負担を軽減する工夫が必要です。
以下に挙げるポイントを意識することで、アキレス腱への負担を減らし、炎症を予防する効果が期待できます。
それぞれのポイントを取り入れて、アキレス腱炎の予防に役立てましょう。
日常生活でできる予防策
日常生活の中でアキレス腱への負担を減らし、痛みを予防するためには、普段からの意識が大切です。
以下に挙げるポイントを実践することで、アキレス腱の健康を保ち、症状の進行を防ぐことが期待できます。
- ストレッチを習慣にする
- 適度な休息を取る
- 体重管理を心掛ける
- 正しい歩き方を意識する
日常的にストレッチや適切な休息を取り入れることで、アキレス腱にかかる負担を軽減することが可能です。
また、体重管理や歩き方の改善も重要なポイントとなります。
過度な運動は避ける
過度な運動はアキレス腱に過剰な負担を与え、炎症を引き起こす原因となります。
以下に、適切な運動習慣を維持するためのポイントを整理しました。
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 運動量を徐々に増やす | 急激に運動量を増やさず、少しずつ体を慣らしていくことが大切 |
| 無理なトレーニングを避ける | 長時間のランニングや急な方向転換を繰り返すスポーツを控える |
| 十分なウォーミングアップ | 運動前のウォーミングアップと運動後のクールダウンをしっかり行い、アキレス腱の負担を軽減する |
運動量やトレーニングの計画を適切に管理することで、アキレス腱への過剰な負担を防ぐことが可能です。
足に合った靴を選ぶ
足に合った靴を選ぶことは、アキレス腱炎の予防において非常に重要です。
以下に、靴選びで注意すべきポイントをまとめました。
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| 適切なサイズの靴を選ぶ | 足にぴったり合う靴を選ぶことで、足全体への負担を軽減できる |
| クッション性のある靴を選ぶ | 足への衝撃を吸収する靴を選び、アキレス腱にかかる負担を軽減する |
| 靴の寿命に注意する | 古くなった靴はサポート力が失われるため、適切なタイミングで靴を買い替える |
足に合った靴を選び、状態に応じて適切にメンテナンスを行うことで、アキレス腱炎のリスクを減らすことができます。
アキレス腱炎の放置はNG!主な治し方
アキレス腱炎の治療を受けずに放置すると症状が悪化するリスクがあるため、早期の治療が必要です。
本章では、主な治療法について解説します。
基本的には、保存療法での治療が中心となりますが、近年では早期回復を目指せる「再生医療」という選択肢もあるため、ぜひ参考にしてください。
保存療法
保存療法は、アキレス腱炎の初期段階や軽度の症状に対して行われる治療法です。
医療機関では、湿布や消炎鎮痛剤の処方といった薬物療法が基本ですが、痛みが強い場合はステロイド注射が検討されることもあります。
また、ヒールリフト(かかとを高くする装具)や足底板を用いた装具療法で腱への負担を軽減したり、超音波治療や体外衝撃波治療といった物理療法で組織の回復を促したりします。
さらに、理学療法士の指導のもとでストレッチや筋力強化などのリハビリテーションを実施するケースも少なくありません。
自宅での応急処置として安静やアイシングも有効ですが、症状が続く場合は医療機関で適切な診断と治療を受けましょう。
再生医療
アキレス腱炎が慢性化している場合や、スポーツ選手が早期復帰を目指す場合には、再生医療も選択肢の一つです。
再生医療とは、身体の自然治癒力を高めることにより、失われた組織や機能などの修復・再生を促す治療法で、以下のような治療を行います。
- PRP療法(多血小板血漿療法):患者さま自身の血液から血小板を抽出し、炎症部位に注入することで自然治癒力を高める
- 幹細胞治療:患者さま自身の脂肪組織や骨髄から採取した幹細胞を活用し、アキレス腱の再生・修復を促す
アキレス腱炎の治療においては、人体が本来持つ自然治癒力を高めて、炎症を抑制したり、傷ついたアキレス腱の修復を促進したりします。
再生医療は自身の血液や幹細胞を活用するため、身体への負担が少なく、感染症などのリスクも低いことが特徴です。
当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを実施しているため、ぜひご相談ください。
アキレス腱炎を「ほっとくとどうなるのか」に関してよくある質問
アキレス腱炎に関するお悩みや疑問について最後に紹介します。
アキレス腱炎についてお悩みの方は、参考までにご覧ください。
アキレス腱炎のセルフチェック方法は?
アキレス腱炎は、初期症状を見逃さずに早めに対処することが重要です。
以下のようなセルフチェック方法を知っておくことで、異常を早期に発見し、症状の悪化を防げます。
| チェック項目 | 詳細 |
|---|---|
| 痛みの有無を確認する | 朝の寝起きや運動後に、アキレス腱に痛みや違和感を感じる場合は要注意 |
| 腫れや厚みを触診する | アキレス腱の腫れや痛みを感じる場合、炎症の兆候の可能性あり |
| 動作時の違和感を確認する | 歩行や階段の昇降でアキレス腱に違和感がある場合、炎症の可能性あり |
片側と比較しながらチェックすると、異常がわかりやすくなります。
これらのセルフチェックで異常が認められた場合は、早めに医療機関を受診してください。
アキレス腱炎を放置すると手術が必要になる?
アキレス腱炎を放置すると、症状が進行して手術が必要になる可能性があります。
炎症が慢性化すると腱の組織が劣化し、さらに悪化するとアキレス腱が断裂するリスクが高まります。
断裂した場合は保存療法での回復が難しく、手術が選択されるケースが多くなるため、痛みを感じたら早めに医療機関を受診するのが大切です。
自宅ケアだけでアキレス腱炎は治る?
軽度のアキレス腱炎であれば、自宅ケアで症状が改善する場合があります。
| ケア方法 | 詳細 |
|---|---|
| 安静にする | 運動を控え、アキレス腱への負担を軽減する |
| アイシングを行う | 痛みや腫れを抑えるために、患部を冷却する |
| 軽いストレッチを行う | ふくらはぎの筋肉をほぐし、アキレス腱の負担を軽減する |
ただし、症状が改善しない場合や痛みが悪化する場合には、放置せずに医療機関を受診することが重要です。
アキレス腱炎に対する湿布の貼り方は?
アキレス腱炎の湿布は、アキレス腱とかかとの周囲を中心に、痛みや腫れがある部位に貼りましょう。
湿布を貼る前に、痛みや腫れのあるところを清潔にした状態で貼ることが大切です。
また、アキレス腱は動きが多いため、フィットする湿布を選ぶ必要があります。
貼るときに引っ張りすぎると皮膚への負担となる可能性や、長時間貼りっぱなしにすると湿疹やかぶれの原因となるため、こまめに取り替えることも大切です。
アキレス腱炎をほっとくと悪化リスクあり!まずは医療機関を受診しよう
アキレス腱炎は、初期症状を見過ごすと慢性化したり、アキレス腱が断裂したりする危険性があります。
その原因は過度な運動や足に合わない靴、日常生活での負荷などさまざまです。
症状が現れた場合は、安静やアイシングなどの保存療法で改善することもありますが、放置せず医療機関で適切な診断と治療を受けることが重要です。
さらに、早期の症状改善やスポーツ復帰を目指す場合には、再生医療が次世代医療の選択肢として注目されています。
再生医療は、損傷したアキレス腱の再生・修復を促し、早期回復を目指せる可能性がある治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを実施しているため、ぜひ一度ご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設




















