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「脂肪肝は治る?」「脂肪肝を早く治したい」と思っている方はいませんか。 脂肪肝は、肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態であり、進行すると肝機能が低下する可能性があります。 脂肪肝の状態によって改善に要する期間は異なりますが、生活習慣を見直すことで、脂肪肝の改善が期待できます。 本記事では、脂肪肝の早期改善を目指すための方法について、詳しく解説します。 脂肪肝が重症化する前に、生活習慣を見直したり、医療機関を受診したりしましょう。 脂肪肝を放置しないで!早期治療が重要な理由 脂肪肝には、大きく分けてアルコールの飲み過ぎが原因の「アルコール性脂肪肝(ALD)」と、肥満・糖尿病・脂質異常症などの代謝異常が原因となる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」の2つがあります。 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)※はさらに、以下の2つの病型に分類されます。 ※2023年6月にNAFLD/NASHからMASLD/MASHに名称変更 単純性脂肪肝(NAFL) 肝臓に脂肪が蓄積しているが、炎症や組織の損傷がない比較的軽度の状態 脂肪性肝炎(MASH) 脂肪蓄積に加えて、肝臓の炎症や線維化が起きている進行性の病態 こうした脂肪肝をそのままにしておくと、以下のような重大な病気に進行する恐れがあるため、早期から治療を受けることが重要です。 脂肪肝炎 肝硬変 肝がん 心疾患(狭心症・心筋梗塞など) 肝機能の低下 肝臓は人間の体のなかで最大の臓器ですが、機能低下や病期の進行に気づくことが難しいため、「沈黙の臓器」と呼ばれます。 重篤な状態になってからでは治療が難しくなることもあるので症状がないからといって安心せず、定期的な健康診断や脂肪肝を指摘された段階で医療機関を受診しましょう。 脂肪肝が肝硬変に移行する理由については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。 脂肪肝の改善が期待できる!見直したい生活習慣のポイントを紹介 脂肪肝の改善を目指すには、以下のポイントに注意して生活習慣を見直すことが大切です。 食事改善|糖質と脂質の摂取量を見直す 運動習慣|有酸素運動や筋力トレーニングを継続的に行う 適正体重|体重の5~10%を減らすことが推奨される 禁酒・節酒|お酒の飲み過ぎに注意 睡眠の質を改善|不眠症や睡眠時無呼吸症候群は脂肪肝のリスクに 無理なく継続できるよう生活習慣を工夫し、改善目標を設定しましょう。 食事改善|糖質と脂質の摂取量を見直す 脂肪肝の改善を目指すには、以下の糖質と脂質の摂取量を見直す食事改善の実践が大切です。 糖質の見直し ・白米、パン、砂糖入り飲料、スイーツなどの精製糖質を控える ・野菜や玄米、全粒粉など食物繊維を含む糖質に置き換える 脂質の見直し ・飽和脂肪酸(脂身の多い肉・バター・加工肉など)を控える ・不飽和脂肪酸(青魚・ナッツ・オリーブオイルなど)を積極的に摂る エネルギーの総量を調整 年齢・性別・活動量に応じた適切な摂取カロリーを意識する 糖質と脂質を過剰に摂取すると費しきれなかったエネルギーが中性脂肪に変わり、肝臓に蓄積されやすくなります。 余剰エネルギーが長期にわたって肝臓に蓄積すると、肝臓の炎症や線維化を引き起こし、肝機能が低下するリスクが高まります。 食事改善は、制限するよりも無理なく続けられることが大切です。 自身で調整が難しい場合は、医師や管理栄養士など専門家のサポートを受けるのも有効な方法です。 運動習慣|有酸素運動や筋力トレーニングを継続的に行う 継続的に有酸素運動や筋力トレーニングを行うと、脂肪肝を改善できる可能性があります。 近年の研究では、運動療法単独でもNAFLD患者の肝機能や肝脂肪の蓄積が改善することが明らかになっており、一定の効果が得られると報告されています。 ※出典:日本肝臓学会 脂肪肝の改善が期待できるおすすめの運動は、以下のとおりです。 ウォーキング スイミング ジョギング サイクリング スクワット 腕立て伏せ ダンベル運動 自重トレーニング など 週3〜4回、1回30〜60分の有酸素運動を4〜12週間継続することで、体重変化がなくても肝脂肪化が改善するという研究結果※もあります。 ※参照:日本肝臓学会 また、筋力トレーニングは筋肉量を増やすことで基礎代謝を高め、脂肪を燃焼しやすい体づくりに役立ちます。 心肺機能への負担が軽いため、有酸素運動の実施が難しい方でも行いやすい運動です。 無理のない範囲で身体を動かし、運動習慣を身につけましょう。 適正体重|体重の3~10%を減らすことが推奨される 脂肪肝を改善するには、適正体重を意識して生活することが大切です。 適正体重は以下の計算式で求められ、肥満症の方は現体重の3%以上・高度肥満症の方は10%を減らすことが推奨※されています。 ※参照:日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」 BMI=体重(kg)÷身長(m)2 判定 BMI値 痩せ気味 19以下 正常 20~24 太りすぎ 26.5以上 自分のBMIをチェックして、体重が適正範囲に収まっているか確認してみましょう。 もし基準を超えている場合は、食事や運動習慣の見直しから始めるのが効果的です。 禁酒・節酒|お酒の飲み過ぎに注意 脂肪肝を改善するには、禁酒や節酒を心がけ、お酒の飲みすぎに注意することが大切です。 アルコールを過剰に摂取すると、肝臓にある酵素がアルコール分解を優先し、脂肪の分解が抑制されます。 お酒を飲む際は、以下の表を参考にし、純アルコールを約20g/日※に抑えましょう。 ※参照:厚生労働省「アルコール」 お酒の種類 純アルコール量 ビール(中瓶1本500ml) 20g 清酒(1合180ml) 22g ウイスキー・ブランデー(ダブル60ml) 20g 焼酎(35度)(1合180ml) 50g ワイン(1杯120ml) 12g アルコールが原因で起こるアルコール性脂肪肝は、健診を受けてたまたま発見される場合が大半です。 健診や受診の際に脂肪肝を指摘された際は、早めに治療を開始しましょう。 睡眠の質を改善|不眠症や睡眠時無呼吸症候群は脂肪肝のリスクに 不眠症や睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠の質を改善すると、脂肪肝の悪化リスクを低減できる可能性があります。 睡眠障害は、肝臓の脂肪量やグルコース産生量を増加させる因子であることが示唆されています。 また、脂肪肝になり気道周囲に脂肪が蓄積すると気道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めるため注意が必要です。 脂肪肝には再生医療という選択肢も 脂肪肝の改善は生活習慣の見直しが基本となりますが、それだけでは効果が得られない場合や進行した病態がみられる場合は、再生医療による治療も1つの選択肢です。 再生医療とは、患者様自身の細胞を利用して、損傷した組織の修復・再生を促す治療法です。 脂肪肝を治療せずに放置していると、肝硬変や肝臓がんなどに進行する可能性があります。 脂肪肝が悪化しほかの肝疾患を発症した際は、肝臓の組織が線維化し硬くなるため、生活習慣の改善だけでは回復が望めないケースもあり進行度に応じた治療の選択が重要です。 生活習慣を見直しても、脂肪肝の改善がみられない場合は、再生医療による治療も検討しましょう。 【まとめ】脂肪肝は早期の改善が大切!自己判断せず医師に相談を 脂肪肝は、乱れた食生活や運動不足などの生活習慣が主な原因で、放置すると以下のような症状に進行するリスクもあります。 脂肪肝炎 肝硬変 肝がん 心疾患(狭心症・心筋梗塞など) 肝機能の低下 一般的な治療方法は、食事療法や運動療法などの生活習慣改善が基本となります。 初期の段階では、こうした取り組みで改善が期待できることが多いため、できるだけ早い対応が大切です。 ただし、生活習慣を見直しても脂肪肝の改善がみられない場合は、再生医療を含めた多角的な治療アプローチについて医師と相談することをおすすめします。 以下のページでは、実際に当院を利用した患者様の脂肪肝に対する再生医療の症例を公開しているため、併せて参考にしてください。 >再生医療による脂肪肝の症例はこちら 脂肪肝の治療法にお悩みの方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
2020.01.11 -
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脂肪肝と診断され「肝硬変に移行するのではないか」と心配な患者さまも多いのではないでしょうか。 この記事では、脂肪肝が肝硬変に移行する理由や治療法などについて解説します。 脂肪肝は、生活習慣の見直しで改善する可能性がある疾患です。 脂肪肝が肝硬変へ移行する仕組みを理解し、早期に対策ができるようにしましょう。 また、脂肪肝によって損傷した細胞の再生を図る再生医療についても紹介しているので、参考にしてください。 脂肪肝から肝硬変に移行するメカニズム 脂肪肝とは肝臓に脂肪が異常に蓄積され、有害物質の解毒や胆汁の生成などの肝機能が低下してしまう疾患のことです。 脂肪肝が進行すると肝臓の組織が線維化して硬くなる肝硬変になる恐れがあります。 脂肪肝と肝硬変の関係性 脂肪肝から肝硬変に移行する期間・確率 肝硬変になると肝臓がんのリスクにつながる 以下では、脂肪肝と肝硬変の関係性や、どれくらいの期間で移行してしまうのか解説します。 脂肪肝と肝硬変の関係性 脂肪肝によって肝臓に脂肪が異常蓄積される状態が長期に及ぶと、肝臓が損傷して線維化という現象が起こります。 線維化が肝臓に拡がった状態の疾患を肝硬変と呼びます。 脂肪肝と肝硬変の症状や原因は、それぞれ以下のとおりです。 疾患名 回復について 主な原因 肝臓の状態 脂肪肝 見込みあり ・飲酒 ・肥満 ・糖尿病 など ・肝臓に中性脂肪が異常に蓄積される ・肝細胞の破壊と修復を繰り返す 肝硬変 従来の治療では、元に戻らないとされる ・脂肪肝 ・肝炎ウイルス など ・肝臓内に線維組織が増えて肝臓が硬くなる 脂肪肝が肝硬変へ移行すると肝臓の機能が低下するため、老廃物の分解や胆汁の生成などができなくなります。 そのため、症状が進行すると命にかかわる可能性が高まります。 脂肪肝から肝硬変に移行する期間・確率 脂肪肝の症状によって異なりますが、非アルコール性脂肪性肝疾患の方は、約5年~10年後に5~20%が肝硬変に移行する※とされています。 ※出典:「脂肪肝」|全国健康保険協会 アルコール性の脂肪肝の場合、大量飲酒を継続すると肝硬変に移行する可能性があります。 肝臓は再生能力が高い器官ですが、従来の治療では肝硬変が完治することはありません。 そのため、脂肪肝を患っている方は、肝硬変に移行する前に適切な治療を受け、症状改善を目指すことが重要です。 肝硬変になると肝臓がんのリスクにつながる 脂肪肝が肝硬変に移行すると、肝臓がんになるリスクも高まります。 非アルコール性脂肪性肝疾患の場合、0~15%の方が5年以内に肝臓がんを発症※しています。 ※出典:「脂肪肝」|全国健康保険協会 とくに、肥満による非アルコール性脂肪性肝疾患の方の肝臓がんが近年増加しているので、注意が必要です。 脂肪肝から肝硬変に移行しても治療せず飲酒を続けると、肝臓がんを発症するリスクが極めて高くなります。 脂肪肝は肝硬変だけでなく、肝臓がんにつながる可能性があることも留意しましょう。 脂肪肝から肝硬変に移行する前に治すための治療法・対処法 脂肪肝の治療は、以下のような生活習慣の改善や薬物療法などの保存療法が中心です。 アルコールの減量・禁酒 食事療法 運動療法 薬物療法 進行した肝硬変では肝臓の線維化を完全に元に戻すことは困難なため、脂肪肝が肝硬変に移行する前に治療することが重要です。 以下でそれぞれの治療法や対処法について詳しく見ていきましょう。 アルコールの減量・禁酒 アルコールによる脂肪肝の方は、アルコールの減量や禁酒が重要な対処法です。 肝臓の働きにはアルコールを解毒・分解する機能があり、分解するときに中性脂肪が生成されます。 そのため、アルコールを過剰に摂取すると、分解する過程でこの中性脂肪が増え肝臓に蓄積されます。 いきなり禁酒するのは難しい方でも休肝日を決めたり、1日に飲む量を減らしたりして最終的には禁酒を目指しましょう。 食事療法 脂肪肝の治療には、食生活の見直しが必要です。積極的に摂取したい食品は、以下の通りです。 食品 具体例 食物繊維 野菜、きのこ、海藻 ビタミン 大豆、うなぎ、野菜など たんぱく質 豆腐、納豆、うなぎ 1日 3食バランスよく食べ、脂肪や糖質を摂りすぎないように注意が必要です。 甘いお菓子やジュース、果物を食べるのはできるだけ控えましょう。 運動療法 脂肪肝の方は、適度な運動習慣を身につけることも重要です。 非アルコール性脂肪性肝疾患の方が食事療法をせずに30~60分、週3~4回の有酸素運動を4~12週間継続した場合、症状の改善※がみられたケースもあります。 ※出典:「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020(改訂第2版)」|日本消化器病学会・日本肝臓学会 運動は、体内の中性脂肪を消費します。 筋肉量が増えると基礎代謝が上がって、さらに脂肪を燃焼しやすくなるでしょう。 ウォーキングやサイクリング、水泳などできる範囲からはじめてみましょう。 薬物療法 脂肪肝の根本的な治療になる薬はありませんが、併発している疾患によっては補助的に薬物療法を行うケースがあります。 主な薬の種類は、以下の通りです。 ビタミンE:肝臓の炎症や線維化の改善を図る 糖尿病の治療薬:糖分を尿から排出する薬やインスリンの働きを助ける薬 脂質異常症の治療薬:コレステロールを下げる 高血圧の薬:血圧を下げて炎症や線維化を抑える どの薬も効果が限定的だったり、脂肪肝のみでは保険適用されなかったりします。 脂肪肝の症状改善には、食生活と運動習慣の改善が重要です。 あくまでも、薬物療法は補助的な立ち位置と考えましょう。 脂肪肝から肝硬変に移行しても治る可能性がある「再生医療」の選択肢 脂肪肝・肝硬変の治療として、先端医療である再生医療も選択肢の一つに挙げられます。 再生医療で行う幹細胞治療は患者さま自身の細胞を活用するため、拒否反応やアレルギー反応を引き起こすリスクが低いというメリットがあります。 肝臓の炎症を抑えたり脂肪肝の改善が期待できるだけでなく、従来の治療では元に戻らないとされている線維化した肝硬変の改善も目指せます。 「脂肪肝が肝硬変に移行しないか不安」という方は、まず当院リペアセルクリニックへご相談ください。 脂肪肝から肝硬変への移行に関するよくある質問 脂肪肝の患者さまから寄せられた、脂肪肝から肝硬変への移行に関するよくある質問にお答えします。 脂肪肝はどのくらいで肝硬変になる? 脂肪肝から肝硬変への移行で注意すべき数値は? 脂肪肝と肝硬変の生存率は? 脂肪肝から肝硬変への移行を予防するために、本章の回答を参考にしてください。 脂肪肝はどのくらいで肝硬変になる? 研究によると、非アルコール性脂肪性肝疾患の方は、約5年~10年後に5~20%が肝硬変に移行する※とされています。 ※出典:「脂肪肝」|全国健康保険協会 また、アルコール性脂肪肝疾患は脂肪肝を放置して飲酒を続けると肝硬変に移行する可能性が高いです。 脂肪肝と診断された方は、肝硬変への移行を予防するために、食生活や運動不足を見直しましょう。 禁酒すると脂肪肝の改善が期待できます。 脂肪肝から肝硬変への移行で注意すべき数値は? 脂肪肝から肝硬変への移行で注意するべき数値は、肝臓の線維化(硬さ)を調べる「M2BPGi」です。 M2BPGiは、肝臓が硬くなっているほど高い数値が出ます。 また、年齢、ALT、ASTと血小板の数から算出されるFIB-4インデックスや血小板の数も、肝硬変の予防において重要な数値です。 FIB-4インデックスは数値が高いと肝硬変の可能性があり、血小板の数は少ないほど肝硬変のリスクが上がります。 M2BPGiはオプションで追加しなければいけない病院もありますが、肝硬変が心配な方は一度検査を受けてください。 脂肪肝と肝硬変の生存率は? 肝硬変の5年後生存率は約80%※とされていますが、進行の度合いによって異なります。腹水や黄疸のある「非代償性」になると、生存率が大幅に下がるケースがあります。 ※出典:「肝硬変」|障害者職業総合センター アルコール性の場合、禁酒すると生存率が上がりますが、アルコール摂取を継続すると生存率が低下する可能性が高いです。 脂肪肝から肝硬変に移行する前に治療・対策することが重要 脂肪肝から肝硬変になると肝臓の組織が線維化してしまい、従来の治療法では改善が困難になるため、肝硬変に移行する前の対処や治療が重要です。 肝硬変に移行する前に、栄養バランスの良い食事をして脂肪や糖質を摂りすぎないようにする食事療法と、体を動かして脂肪を燃焼させる運動療法を併せて行いましょう。 また、アルコール性脂肪肝の場合、禁酒が有効な対処法となります。 近年の脂肪肝治療では、食事療法や運動療法以外のアプローチとして、再生医療も選択肢の一つです。 脂肪肝による病気の進行が不安な方や、脂肪肝を根本的に治療したいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。
2020.01.07 -
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健康診断などで脂肪肝と指摘され、不安に感じている方も多いのではないでしょうか? 脂肪肝は自覚症状がほとんどないため放置されやすい一方で、放置すれば肝炎・肝硬変、さらには肝臓がんへと進行するリスクもある病気です。 しかし、脂肪肝は早期に適切な対応を取れば、生活習慣の改善で改善が期待できる病気でもあります。 この記事では、脂肪肝を改善するための具体的な方法について解説します。 重症化する前の今こそ、生活習慣を見直し、肝臓をいたわる行動を始めましょう。 近年の脂肪肝治療では、患者さまの幹細胞や血液を用いて、体内の組織や臓器へアプローチする「再生医療」が注目されています。 実際に当院リペアセルクリニックの幹細胞治療(再生医療)によって脂肪肝が改善した症例も多数あるため、併せて参考にしてください。 >再生医療によって脂肪肝が改善した症例(40代男性)はこちら 「再生医療による治療について詳しく知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。 脂肪肝の改善方法①:食生活の改善 脂肪肝の改善が期待できる方法は、以下のとおりです。 バランスの良い食事を摂る 脂質・糖質の過剰摂取を避ける 活動レベルに応じた食事量を意識する 脂肪肝の改善には数カ月~数年かかるとされ、すぐに改善される病気ではありません。 焦らずにじっくりと継続しましょう。 バランスの良い食事を摂る 脂肪肝を改善するためには、主食、主菜、副菜を基本とした、バランスの良い食事を摂ることが重要です。 主食は米やうどんなど穀類を1品、主菜は魚、肉、卵、大豆などタンパク質を1品、副菜は野菜、きのこ、海藻類を2品が一度の食事の形となります。 主食や主菜を2品以上食べると、カロリー(エネルギー)を過剰に摂取することになるため、注意が必要です。 脂質・糖質の過剰摂取を避ける 脂肪肝を改善するためには、食べ過ぎを抑え、脂質・糖質を減らすことが大切です。 また食べすぎを控えるだけでなく、自分に合った適正な量を知ることも重要になります。 農林水産省が示す「食事バランスガイド」では、日常生活や運動量に応じて以下の3段階に分類されていますので、ぜひ参考にしてください。 ※参照:農林水産省 脂肪肝の人が避けた方がよい食品については、以下の記事でも詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。 活動レベルに応じた食事量を意識する 自分の身体活動レベルに合った食事量を意識することで、脂肪肝をはじめとした生活習慣病の予防・改善に役立ちます。 また以下を参考に自身の年齢・性別・活動レベルに合った食事量と内容も把握しておきましょう。 ※参照:農林水産省 生活スタイルに見合った食事管理を続けることで、脂肪肝の予防・改善につながります。 脂肪肝の改善方法②:運動習慣を身につける 運動不足は肝臓に脂肪が溜まりやすくなるだけでなく、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病のリスクが高まります。 脂肪肝と糖尿病は密接に関わっていて、糖尿病の人は脂肪肝になりやすく、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効きが悪くなる恐れがあります。 運動習慣を身につけて、脂肪肝を改善しましょう。 おすすめの運動 脂肪肝を改善するためには、以下のような有酸素運動がおすすめです。 ウォーキング ジョギング 水泳 サイクリング 運動は継続が重要で、アルコールを飲まない非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の方が、週3〜4回の有酸素運動を30〜60分継続したところ、体重が減らなくても脂肪肝が改善したという報告※もあります。 ※参照:日本消化器病学会・日本肝臓学会「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020(改訂第2版)」 ただし、激しい運動を急に始めると、怪我をする可能性や継続できなくなる可能性があるため、1日30分程度のウォーキングから始めるのがおすすめです。 脂肪肝の改善方法③:断酒・減酒する アルコールの過剰摂取によるアルコール性脂肪肝の方は、禁酒によって脂肪肝が改善する可能性があります。 肝臓の状態にもよりますが、2~3カ月の禁酒で肝臓の脂肪が大幅に減少する※とされています。 ※出典:昭和医学会雑誌「アルコール性脂肪肝の禁酒後の経時的病理組織学的変化について」 また、1年禁酒すると肝臓がんのリスクが6~7%低下する※という報告がありました。 ※出典:厚生労働省健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~「アルコールと肝臓病」 短期間の禁酒で肝臓の脂肪が減るだけでなく、アルコールを控える習慣を続けることで、肝臓の健康を長く保てる可能性があります。 完全な禁酒が難しい方は、休肝日を設けたり、飲酒量を徐々に減らしたりして自分に合ったペースから取り組んでみましょう。 脂肪肝に関する基本知識 脂肪肝に関する基本知識は以下のとおりです。 脂肪肝の症状 脂肪肝の主な原因 脂肪肝の検査方法 脂肪肝の基本知識を知ることで、脂肪肝の改善につながる可能性があるため、症状や原因などを見ておきましょう。 脂肪肝の症状 脂肪肝は初期段階で自覚症状はほぼありませんが、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)や肝硬変などへ進行すると以下のような症状が出てきます。 倦怠感 食欲不振 腹部の不快感 疲れやすい 黄疸 肝機能の低下により、身体に酸素や栄養分が十分に届かなくなるため、上記のような症状が出ます。 自覚症状がないことで、放置してしまうと肝硬変や脂肪性肝炎など重症度の高い病気になる可能性があるため、肥満の方や糖尿病の方は早めの治療を受けるようにしましょう。 脂肪肝の主な原因 脂肪肝になる主な原因は、以下のとおりです。 アルコールの過剰摂取 糖分や脂肪分の過剰摂取 食物繊維不足 運動不足 糖尿病 上記のような生活習慣のある方は、中性脂肪が肝臓にたまりやすくなるため、脂肪肝になる可能性があります。 また、ステロイド薬による副作用やバターなど動物性脂肪の摂取も、脂肪肝の原因になる場合があるため、注意が必要です。 脂肪肝の検査方法 脂肪肝の検査方法は、以下のようなものがあります。 超音波検査 血液検査 肝生検 CTまたはMRI検査 脂肪肝になっているかは、超音波検査で判明します。 また、血液検査をすることで非アルコール性脂肪肝かどうかを確認できます。 肝生検は、肝臓に細い針を刺して組織の一部を採取することで、進行具合など詳しく調べる検査方法です。 脂肪肝の改善方法によくある質問 脂肪肝の改善方法について、よくある質問を紹介します。 脂肪肝を早く治す方法は? 脂肪肝にいい食べ物は? 脂肪肝の改善にサプリは有効? 脂肪肝を早く治す方法やいい食べ物、サプリについても紹介していますので、参考にしてください。 脂肪肝を早く治す方法は? 脂肪肝を早く治す特効薬などはないため、生活習慣の見直しやバランスの良い食生活、アルコールを控えるなど、複数の対策を継続することが大切です。 また、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動と筋力トレーニングを合わせることで基礎代謝が上昇し、脂肪が燃焼されやすくなります。 脂肪肝は悪化すると肝硬変など重症化する可能性があるため、無理な運動は避けて、焦らずに日々の生活を見直しましょう。 脂肪肝にいい食べ物は? 脂肪肝は食生活を改善する必要があるため、以下のような食べ物を摂取することを心がけましょう。 野菜・きのこ・海藻類など食物繊維が豊富な食べ物 青魚・鶏むね肉・大豆など良質なタンパク質が豊富な食べ物 適量の果物 上記の食べ物をバランスよく食べることで、脂肪肝を改善できる可能性があります。 ただし、過剰に摂取するとカロリーオーバーとなり、脂肪肝になる可能性があるため、注意が必要です。 脂肪肝の改善にサプリは有効? 脂肪肝を改善するためのサプリは、脂肪肝の改善や肝機能数値の改善など、補助的な役割となるため、治るわけではありません。 抗酸化作用のあるビタミンEは、肝機能の改善の補助的な役割があり、ビタミンB群やセサミンなどは肝機能をサポートする役割があります。 サプリの過剰摂取は避けて、まずは食事や生活習慣を見直すことが大切です。 脂肪肝の早期改善には再生医療をご検討ください 脂肪肝の改善は、できるところから始めて継続することが大切です。 脂肪肝はほとんど自覚症状がないため、生活習慣を見直さずに放置すると、肝硬変や肝臓がんなどの深刻な病気に進行する恐れがあります。 そのため、回復が期待できる脂肪肝の段階で以下のような対策を始めましょう。 食べ過ぎを抑え、脂質・糖質を減らす 運動習慣を身に付ける アルコール性脂肪肝の場合は断酒が基本 無理なく続けることで肝臓の負担を減らし、脂肪肝の改善につながります。 また、近年では患者さまの幹細胞や血液を用いて、体内の組織や臓器へアプローチする「再生医療」が注目されています。 当院「リペアセルクリニック」では、脂肪肝や肝機能の改善を目的とした再生医療を提供しています。 以下のページでは、当院の幹細胞治療(再生医療)によって脂肪肝が改善した症例を紹介しているため、ぜひ参考にしてください。 >再生医療によって脂肪肝が改善した症例(40代男性)はこちら
2020.01.03







