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急に膝の皿が痛い!今すぐできる対処法や主な原因は?考えられる疾患について解説

膝のお皿に痛みを感じると、普段の生活や運動に支障をきたすことがあります。
膝蓋骨(膝の皿)周辺の痛みは、日常生活では階段の昇降や立ち座り、運動時のランニングなどで特に負担がかかりやすい部位です。
本記事では、急に膝の皿が痛くなったときの対処法や原因について解説します。
また、急な膝の痛みを早く治したい方は、再生医療による治療も選択肢の一つです。
再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて損傷した組織の再生・修復を促し、痛みの根本改善を目指す治療法です。
「膝の痛みを早く治したい」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
目次
急に膝の皿が痛いときの対処法【今すぐできる】
急に膝の皿が痛くなったときは、まずは炎症を抑えて症状の悪化を防ぐための応急処置を優先することが鉄則です。
今すぐ自宅でも実践できる、効果的な対処法は以下の4つです。
それぞれの対処法の正しい手順と痛みを和らげるための具体的なポイントを詳しく解説します。
患部の負担を避けて安静にする
突然膝の皿に痛みを感じた直後は、膝への物理的な負担を減らし、できる限り安静な状態を保つことが重要です。
歩行や階段の昇り降りなど、膝の皿周辺の靭帯や軟骨に強い負荷がかかる動作は極力避けるようにしてください。
痛みを我慢して動き続けると、内部の炎症が拡大し、症状がさらに悪化して治療が長引く原因となってしまいます。
どうしても移動が必要な場合は、杖を使ったり手すりに頼ったりして、痛む方の足に体重をかけないよう工夫しましょう。
患部をアイシング(冷却)する
膝周辺が熱感を持っていたり腫れたりしている場合は、患部をアイシングして炎症を鎮める処置が効果的です。
氷のうや保冷剤をタオルで包み、痛む部分に当てて15〜20分ほど冷やすことで、血管を収縮させて痛みの感覚を鈍らせます。
冷やしすぎによる凍傷を防ぐため、氷を直接肌に当てることは避け、必ずタオル越しに冷気の強さを調整するようにしてください。
一度冷やした後も痛みが続くようであれば、数時間程度の間隔を空けてから再度アイシングを行いましょう。
大腿四頭筋をストレッチする
激しい痛みが少し和らいできたら、太ももの前側に位置する大腿四頭筋の緊張をほぐすストレッチを取り入れるのが有効です。
太ももの前側の筋肉が硬くなると、膝の皿が強く引っ張られて摩擦が生じ、曲げ伸ばしの際に痛みを引き起こす原因となるためです。
横向きに寝た状態で痛む方の足首を軽く掴み、かかとをお尻に近づけるようにゆっくりと息を吐きながら伸ばしていきます。
決して無理に引っ張らず、太ももの前側が心地よく伸びていると感じる強さで10秒〜20秒ほど姿勢をキープするのがポイントです。
テーピングを活用する
歩行時や立ち上がる際の痛みを少しでも和らげたい場合は、膝の関節の動きをサポートするテーピングの活用も効果的です。
テーピングによって膝関節の可動域を制限することで、軟骨や靭帯への過度な摩擦を防ぐ効果が期待できます。
ただし、強く巻きすぎると血行不良を招く恐れがあるため、適切な力加減で皮膚が引っ張られすぎないように注意しましょう。
急に膝の皿が痛いときの主な原因
膝のお皿が痛む場合、膝蓋骨に何らかの負担や異常が生じている可能性があります。
痛みの原因には以下があります。
痛みの原因について、それぞれ解説するので参考にしてください。
大腿四頭筋の筋力不足
膝蓋骨は大腿四頭筋腱内に位置し、大腿四頭筋の筋力が弱まると膝蓋骨の動きが不安定になります。
その結果、大腿骨との接触面で摩擦が増加し、膝蓋大腿関節に炎症や痛みを引き起こすことがあります。
膝蓋骨の位置が正常でない
膝蓋骨の位置が高すぎる(膝蓋骨高位)または低すぎる(膝蓋骨低位)と、膝蓋大腿関節に過剰な負担がかかり、痛みや炎症が生じることがあります。
先天的要因や外傷のほか、筋肉のバランス異常も膝蓋骨の位置に影響を及ぼす要因です。
大腿四頭筋や内転筋の強化の筋力トレーニングで改善が期待できます。
股関節やハムストリングスの柔軟性不足
股関節の硬さや柔軟性の低下は、大腿四頭筋や腸腰筋の機能に影響を与え、膝蓋骨の動きが制限される可能性があります。
これにより膝蓋骨に過剰な負担がかかり、痛みが生じることがあります。
また、ハムストリングスが硬くなると膝関節の屈曲・伸展が制限され、膝蓋骨に不要な負荷がかかります。
筋肉の硬さは、筋力バランスの乱れや長時間の座位姿勢による緊張から生じることが一般的です。
長期的な姿勢不良
猫背やストレートネックなどの姿勢の歪みは、膝蓋骨の痛みを引き起こすことがあります。
頭が前に出る姿勢は、重心が前に偏り膝関節に負荷をかける要因の一つです。
この状態で長時間立ったり歩いたりすると、膝関節へ過剰な負荷がかかり痛みを引き起こします。
猫背やストレートネック以外にも、左右のバランスの違いや背骨の歪みが膝蓋骨の痛みに関係することがあります。
急に膝の皿が痛いときに考えられる疾患
膝蓋骨(膝の皿)周辺に痛みが生じる場合、以下のような疾患が考えられます。
放置すると歩行に支障をきたす恐れもあるため、考えられる主な疾患の特徴とサインについて詳しく見ていきましょう。
変形性膝関節症
変形性膝関節症は、膝関節内の軟骨が摩耗し、関節面での摩擦が増加して炎症や痛みを引き起こす疾患です。
主に中高年に多く、加齢や長期にわたる膝への負担が原因とされます。
症状は進行性で、初期には階段の昇降時や動き始めに痛みを感じることが多いですが、重症化すると歩行が困難になることもあります。
治療には、初期段階ではリハビリテーションや体重管理、消炎鎮痛剤などを用いる保存療法が主に行われます。
進行した場合は関節内注射や人工膝関節置換術などの手術が検討されます。
半月板損傷
半月板損傷は、膝関節内でクッションの役割を果たす半月板が損傷する疾患です。
スポーツ中の急な方向転換や膝の過度な捻り、または加齢による半月板の劣化が主な原因として考えられます。
症状には、損傷直後の急激な痛みや腫れ、膝がスムーズに動かせなくなるなどがあります。
具体的には、膝を曲げたり伸ばしたりする際に引っかかりを感じたり、膝を完全に伸ばせなくなるロッキング現象などがあります。
軽度の損傷では保存療法を中心とした治療を行いますが、損傷が重い場合や症状が続く場合には、手術による修復や部分切除が検討されます。
膝蓋軟骨軟化症(ランナー膝)
膝蓋軟骨軟化症(ランナー膝)は、膝蓋骨の裏側の軟骨が柔らかくなったり、変形したりすることで痛みが生じる疾患です。
ランニングやジャンプなど膝に繰り返し衝撃がかかる運動をしている人に多く見られます。
主な原因として、膝蓋骨へ継続的な負荷がかかっていることや膝周辺の筋肉の柔軟性や筋力の不足が挙げられます。
初期症状は、運動中に膝蓋骨周辺で痛みを感じることが多いですが、進行すると階段の昇降や坂道を歩く際にも痛みが現れるようになります。
安静にしても症状が改善しない場合は、消炎鎮痛剤の処方やリハビリ、関節内へのヒアルロン酸やステロイド注射が行われます。
重症の場合は、軟骨の損傷部位を修復する関節鏡手術が検討される場合もあります。
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
膝蓋腱炎(ジャンパー膝)は、太ももの筋肉と膝の皿を繋ぐ腱に過度な負担がかかり、微小な断裂や炎症を引き起こして痛みが生じる疾患です。
ジャンプやダッシュを繰り返すスポーツを行う方に多く見られ、膝の過度な使いすぎ(オーバーユース)が主な原因となります。
初期段階では、運動をしている最中や直後、あるいは翌朝などに膝の皿の下あたりに鋭い痛みを感じるのが特徴です。
また、うつ伏せの状態で膝を深く曲げた際に、太ももの前側から膝にかけて突っ張るような痛みが走ることもあります。
さらに症状が悪化すると、患部を指で強く押したときのズキッとする圧痛や、局所的な熱を伴う腫れが現れます。
痛みを我慢して激しい運動を続けると腱が断裂する恐れもあるため、まずは十分な休息を取り、患部の回復を優先にしましょう。
大腿四頭筋腱炎
大腿四頭筋腱炎は、膝蓋骨の上部に付着する大腿四頭筋腱に過度の負荷がかかり、炎症や痛みを引き起こす疾患です。
ジャンプやダッシュを繰り返すスポーツに多く見られるため、「ジャンパー膝」とも呼ばれます。
特に成長期の若年層に発症しやすいのが特徴ですが、成人のアスリートにも起こることがあります。
過度な運動が繰り返されることで腱に微細な損傷が蓄積し、やがて慢性的な炎症と痛みを伴う状態になります。
軽度の場合は痛みの緩和を目的とした保存療法が有効です。
重症化して腱の断裂を引き起こした場合は、手術が必要になることが一般的です。
タナ障害
タナ障害は、膝関節内の滑液包の内側に存在するヒダ状の組織(タナ)が、膝の動きに伴って挟み込まれ、痛みや不快感を引き起こす疾患です。
タナ自体は多くの場合、先天的に存在しており、通常は日常生活に影響を与えることはありません。
しかし、膝を酷使する動作や繰り返される負担が加わることで、タナが炎症を起こしたり、膝関節内で挟み込まれて症状が現れます。
主な症状は、膝蓋骨付近にぼんやりとした痛みを感じることが多く、痛みの場所が特定しにくい点が特徴です。
また、膝を動かす際に「引っかかる」ような感覚や、「ポキッ」といったクリック音が生じることもよくあります。
軽症の場合、運動制限や姿勢の改善、理学療法などの保存療法によって症状が緩和することがほとんどです。
しかし、保存療法で効果が見られない場合や症状が重度の場合には、関節鏡手術によるタナの切除や調整が行われることがあります。
急に膝の皿が痛いときによくある質問
突然の膝の痛みに対する不安を解消するためには、受診の目安やセルフケアの限界を正しく知っておくことが大切です。
本章では、急に膝の皿が痛いときによくある質問に回答します。
痛みを長引かせないための判断基準として、今後の正しい対処にぜひ役立ててみてください。
膝の痛みが何日続いたら病院に行くべき?
安静にしても痛みが1週間以上続く場合や、徐々に痛みが強くなる場合は、医療機関を受診してください。
一時的な疲労なら数日で和らぎますが、長引く場合は関節内部の組織損傷が疑われます。
激しい痛みで歩行が困難な状態や、膝全体が大きく腫れて熱を持っている場合、安静時でもズキズキ痛む場合は危険なサインです。
放置すると重症化するリスクが高まるため、自己判断で痛みを我慢せずに医療機関を頼りましょう。
膝の皿の痛みはストレッチで治る?
結論として、ストレッチだけで膝の痛みを完全に治すことはできず、あくまで予防や軽度な症状のケアに留まります。
ストレッチは、筋肉の緊張による軽い痛みには有効ですが、靭帯や半月板が損傷している場合は逆効果になる恐れがあります。
膝を動かさなくてもズキズキ痛む、姿勢を変えるだけで強い痛みが走る、熱感や腫れがあるなどの症状がある場合、注意が必要です。
痛みが強い急性期は無理に動かさず、安静と冷却で炎症を抑えることを優先してください。
膝の皿の痛みが長引く場合は早めに医療機関を受診しよう
膝の皿の痛みは、日常生活や運動に支障をきたし、生活の質に大きな影響を与えることがあります。
その原因は、筋力や柔軟性の不足、姿勢の乱れ、さらには特定の疾患に起因する場合もあります。
早めに医療機関を受診して痛みの原因を明らかにし、症状に応じた具体的な治療や改善方法を選ぶことが重要です。
また、痛みが慢性化している場合や従来の治療で改善が見られない場合には、「再生医療」による治療もご検討ください。
再生医療とは、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した組織の再生・修復を促し、痛みの根本改善を目指す治療法です。
>再生医療による膝関節の症例はこちら
当院リペアセルクリニックでは再生医療によって膝関節の痛みの緩和や機能改善を目指せます。
慢性的な痛みや従来の治療で改善が見られない場合は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
膝の痛みは⼿術しなくても治療できる時代です。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設
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