五十肩から凍結肩に進行するとどうなる?手術が必要なケースと治療法を紹介
公開日: 2020.04.20更新日: 2025.03.31
肩の痛みや腕の動かしにくさが続く場合、五十肩が進行し、凍結肩になっている可能性があります。
五十肩と凍結肩は似た症状を持ちますが、進行度や治療法に違いがあるため、適切な対処をしないと回復に長い時間がかかることも。
しかし「五十肩と凍結肩の違いがわからない」「自分に合った治療法について知りたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、五十肩と凍結肩の違いや治療方法、手術が必要になるケースについて解説するので、自身の症状に合った対処法を見つけましょう。
目次
五十肩から凍結肩に進行するとどうなる?
五十肩から凍結肩に進行すると、以下のような症状が現れます。
- 自然に症状が回復しづらい
- 長期間に渡って肩が痛む
- 長期間に渡り腕が上がらない
通常、五十肩は自然に回復する傾向にありますが、凍結肩に進行すると年単位と長期に渡り、肩の痛みや腕が上がらない状態が続き、以下のような日常生活に支障をきたす可能性があります。
- 洗濯物を干す
- エプロンを結ぶ
- 髪を洗う(シャンプー・ドライヤー)
- 背中に手を回す(服の着脱)など
また凍結肩の経過は、一般的に以下の3段階に分けられます。
- 凍結前期:肩の痛みが強まり、動かすのが困難になる
- 凍結期:肩周辺の筋肉が硬直し、可動域が制限される
- 解凍期:硬直が和らぎ、動かしやすくなる
長期的な肩の痛みや可動域の制限にお困りの方は、医療機関の受診を検討しましょう。
五十肩から凍結肩に進行した場合の治療方法
五十肩から凍結肩に進行した場合の治療方法は、以下の通りです。
薬物療法 | 痛み止めや炎症を抑える薬を処方される |
物理療法 | 患部を温めたり、冷やしたりする |
注射療法 | 局所麻酔、ステロイド、ヒアルロン酸などの注射する |
リハビリテーション | ストレッチやマッサージを受ける |
凍結肩の治療では、痛み止めやアイシングで炎症を抑え、痛みが落ち着いたら肩の関節の可動域を広げるストレッチやリハビリを行います。
継続的なリハビリで動かせる範囲が広くなり、痛みが軽くなる傾向にあります。
炎症による痛みのために動かさないでいると、さらに関節が硬くなり可動域が狭まる悪循環に陥る可能性があります。
肩の可動域を狭めないためにも医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。
凍結肩の手術が必要になるケース
凍結肩は、リハビリを継続しても改善が期待できないと判断された場合、手術が検討されます。
この項目では、凍結肩の手術方法や手術後のリハビリについてみていきましょう。
関節鏡視下授動術と麻酔下徒手的授動術について
凍結肩の手術には、関節鏡視下授動術と麻酔下徒手的授動術があります。
- 関節鏡視下授動術:皮膚に小さな穴を開け、スコープ(関節鏡)を入れて内部を確認し、肩が動かせない原因となっている関節包(関節を包んでいる袋)を切開して剥がす。
- 麻酔下徒手的授動術:麻酔をかけた状態で医師が外から肩を動かして硬くなっている関節包を伸ばし、肩関節を動かせるようにする。
一般的に、2つの手術は同時に行われます。
関節鏡視下授動術にて方が動かせない組織を切開した後に、麻酔下徒手的授動術で肩関節に力を加えて動かし可動域を広げます。
入院期間は麻酔の種類によって異なり、局所麻酔は日帰り、全身麻酔の場合は1泊が一般的です。
手術後はリハビリが必要
凍結肩の手術後はリハビリを継続する必要があります。
手術直後は肩の可動域が改善しているのが一般的ですが、適切なリハビリを行わず放置すると関節が再び硬くなったり、場合によっては以前より悪化したりする可能性があります。
そのため、鎮痛薬を併用しながら、手術前よりも積極的にリハビリ取り組むことが重要です。
凍結肩の手術を受ける際は、術後のリハビリを見据えたうえで準備を進めましょう。
【まとめ】五十肩から凍結肩に進行する前に早期治療が大切!まずは医療機関にご相談を
五十肩から凍結肩に進行する前に、治療を受けるのが大切です。
五十肩は一般的に自然治癒しますが、年単位に及ぶほど長期の痛みにお悩みの場合は、凍結肩に進行している恐れがあります。
手術が必要になる程悪化する前に、医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。
凍結肩の強い痛みや可動域の制限には、再生医療も一つの選択肢です。
当院(リペアセルクリニック)では、患者さまの再生能力を活かした幹細胞治療を行っています。
幹細胞治療とは、患者さまから抽出した幹細胞を使用して、五十肩や凍結肩で損傷した組織の修復を目指す治療法です。
手術不要で五十肩や凍結肩を解決したい方は、再生医療の専門医がいる当院へご相談ください。