五十肩から凍結肩に進行した場合の治療で手術が必要な場合と手術方法について
公開日: 2020.04.20更新日: 2024.02.07
目次
五十肩から凍結肩に進行した場合の治療で手術が必要な場合と手術方法について
肩を動かす時や寝ているときなどに痛みが生じたりする五十肩は多くの場合、自然に回復していくと言われています。しかし、症状が長引いて肩が上がらなくなる「凍結肩」になってしまうケースもあるので注意が必要です。
そして、凍結肩の治療方法はいろいろありますが、場合によっては手術がおこなわれることもあります。今回は、凍結肩の手術はどのような場合に必要なのか、また、手術の内容はどのようなものなのかについて解説します。
凍結肩の手術を検討するケースとは?
五十肩とも言われる肩関節周囲炎はいきなり手術をすることはありません。まず、強い痛みが生じる急性期を終えたらリハビリを始めます。
多くのケースでは、リハビリを継続しておこなうことで、動かせる範囲も広くなり、痛みもかなり軽くなっていきます。しかし、リハビリを始めて、ある程度の期間が経過しても改善がみられず、肩がほとんど動かせなくなるくらい固まってしまう「凍結肩」になってしまうケースもあります。
凍結肩になってリハビリを継続しても改善が期待できないと判断された場合、手術を検討することになります。
関節鏡視下授動術と麻酔下徒手的授動術について
凍結肩の手術は、関節鏡視下授動術と麻酔下徒手的授動術があります。
手術時間は概ね30分程度で、手術後数日で退院することができます。
関節鏡視下授動術は、皮膚に小さな穴を開け、そこからスコープ(関節鏡)を入れて内部を確認できる状態にします。
そして、肩が動かせない原因となっている関節包(関節を包んでいる袋)を切開して剥がします。
麻酔下徒手的授動術は、関節鏡視下手受動術の後におこなうもので、麻酔をかけた状態で医師が外から肩を動かして硬くなっている関節包を伸ばしていき、肩関節を動かせるようにするものです。
手術後はリハビリが必要
手術によって凍結肩で動かなくなってしまった肩も動かしやすくなりますが、放っておくとまた関節包がまた硬くなって動かなくなってしまったり、以前よりも状態が悪化してしまったりする可能性があります。
そこで、大切になのがリハビリです。
手術後のリハビリは1ヶ月くらいしっかりとおこなっていく必要があるので、手術を受ける際にはリハビリ期間のことも頭に入れた上で計画を立てる必要があります。
まとめ・五十肩から凍結肩に進行した場合の治療で手術が必要な場合と手術方法について
凍結肩の手術について紹介しました。
凍結肩になっても手術によって、動かなくなった肩が動かせるようになりますが、手術を受けずに済むに越したことはないので、凍結肩にならないように予防することが大切です。
予防するためにも、肩の痛みや違和感などが生じた場合には放置せずに早めに医療機関を受診して医師に相談するようにしましょう。以上、凍結肩の手術が必要な場合と、その手術方法を解説いたしました。この記事がご参考になれば幸いです。
リペアセルクリニック大阪院
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