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ヘバーデン結節にエクオールサプリは効かない?期待できる効果・飲み方を解説

エクオールは、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが腸内細菌によって代謝されることで作られる成分です。
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持つことから、更年期以降にみられる手指の痛みやこわばりへの作用が期待されています。
しかし、本当に効果があるのか不安な方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、ヘバーデン結節に対するエクオールの作用や、摂取方法・サプリメントの選び方などについて解説します。
なお、保存療法を続けても指の痛みが改善しない場合、再生医療も選択肢の一つになります。
再生医療とは、患者様ご自身の細胞や血液を用いて、損傷した組織の再生・修復を促す治療法です。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 手術はできるだけ避けたい
- 指が変形してしまう前に対処したい
- 痛みを抑えたい
ヘバーデン結節による指の痛みやこわばり、変形などでお悩みの方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
目次
エクオールはヘバーデン結節に効く?期待できる効果と関係性
エクオールには、ヘバーデン結節によって変形した関節を元の状態に戻す効果はありません。
ここでは、ヘバーデン結節とエクオールの関係について、以下の3つの視点から解説します。
ヘバーデン結節と更年期・女性ホルモンの関係
ヘバーデン結節は、40代以降の女性に多くみられ、更年期に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少が深く関与していると考えられています。
エストロゲンは、骨や軟骨、腱などの健康維持に関わるホルモンです。
更年期を迎えて分泌量が急激に低下すると、手指の関節に痛みやこわばりなどの症状が現れやすくなると考えられています。
ただし、ヘバーデン結節の発症原因は完全には解明されておらず、以下のような複数の要因が関係するとされています。
- 加齢
- 遺伝
- 手指への負担
そのなかでも、更年期におけるホルモンバランスの変化は、40代以降の女性に多く発症する背景の一つとして考えられています。
エクオールに期待される作用
エクオールは、女性ホルモンであるエストロゲンとよく似た構造を持ち、体内でエストロゲンに近い働きをする成分です。
関節や腱などに存在するエストロゲン受容体に結合することで、更年期に減少したエストロゲンの働きを補うように作用すると考えられています。
こうした働きにより、関節や腱の健康維持をサポートし、女性ホルモンの減少に伴って現れる手指の痛みやこわばり、炎症などを和らげる可能性があります。
また、ヘバーデン結節の症状の進行を緩やかにする効果も期待されています。
日本人の2人に1人はエクオールを体内で作れない
日本人の約50%は、エクオールを作り出すための腸内細菌を持っていないとされています。
※参照:厚生労働省「女性が本来持つ健康と美の基礎を整える「エクオール」」
エクオールは、豆腐や納豆などの大豆食品に含まれる大豆イソフラボンの一種「ダイゼイン」が、特定の腸内細菌によって代謝されることで作られる成分です。
体内でエクオールを作れるかどうかは、腸内細菌の種類や働きによって異なります。
そのため、大豆食品を積極的に食べていても、すべての方が同じようにエクオールを作れるわけではありません。
ご自身がエクオールを作れる体質かどうかは、「ソイチェック」と呼ばれる尿検査で確認できます。
検査の結果、エクオールを作りにくいことがわかった場合は、食生活を見直すほか、エクオールを含むサプリメントを取り入れる方法もあります。
ただし、持病がある方や医薬品を服用している方は、使用前に医師や薬剤師へ相談しましょう。
ヘバーデン結節に対するエクオールサプリメントの選び方と注意点
ヘバーデン結節に対するエクオールの摂取方法と選び方については、以下のとおりです。
ここでは、継続を前提としたサプリメントの選び方と、摂取に注意が必要な方について解説します。
サプリメントを選ぶ際のポイント
エクオールのサプリメントは、1日あたり10mgのエクオールを摂取できる設計になっているかを基準に選ぶことが大切です。
サプリメントは製品によって品質にばらつきがあるため、以下の基準を確認しておきましょう。
| 確認する項目 | チェックのポイント |
|---|---|
| エクオールの含有量 | 目安は1日10mg |
| メーカーの信頼性 |
・医療機関で取り扱われている実績があるか ・製造過程や原材料の管理体制が明示されているか |
| 製造管理体制 | 品質・安全性の目安となるGMP認定工場(一定の品質管理基準を満たした製造施設)で製造されているか |
| 継続しやすさ |
・エクオールは体内に蓄積されないため毎日の摂取が前提 ・無理なく続けられる価格か、粒の大きさが飲みやすいかも判断材料になる |
含有量が少ない製品では十分な作用が得られない可能性があるため、購入前にパッケージの表示を確認しましょう。
飲まないほうがよい人・注意が必要な人
エクオールを含むサプリメントは食品に分類されますが、体質や健康状態によっては摂取を控えたり、事前に医師へ相談したりする必要があります。
主な対象者と注意点は、以下のとおりです。
| 対象 | 注意したい理由 |
|---|---|
| 大豆アレルギーのある方 | エクオールは大豆由来の成分のため、摂取は避ける |
| 妊娠・授乳中の方 | 女性ホルモンに似た働きを持つため、摂取前に医師へ相談する |
| 婦人科系疾患で治療中の方 | 乳がんや子宮内膜症などで治療中の場合は、自己判断で始めず主治医へ確認する |
| 男性 | 健康維持目的での摂取は可能。 ただし主な役割は「減少した女性ホルモンの働きを補うこと」のため、女性にみられるような症状緩和は期待しにくいとされている |
| 3カ月続けても変化がない方 | 体質的にエクオールが効きにくい、または別の原因が隠れている可能性がある。 漫然と続けずに医師へ相談する |
該当する項目がある方は、自己判断で始めずに医師へ相談したうえで摂取を検討することが大切です。
また、商品によって原材料や使用上の注意が異なるため、必ずパッケージの表示を確認しましょう。
サプリメント以外のセルフケアも含めた予防策については、以下の記事で詳しく解説しています。
エクオールのサプリメントが効かない場合のヘバーデン結節の治療法
ヘバーデン結節の治療では、症状の程度や関節の変形、日常生活への影響などに応じて、以下のような方法が検討されます。
| 治療法 | 内容 | 検討されるタイミング |
|---|---|---|
| 保存療法 |
・第1関節をできるだけ動かさないよう、テーピングや指用のサポーター(装具)で固定し、関節への負担を軽減 ・パラフィン浴などの温熱療法で患部周辺の血行を促し、痛みを和らげるアプローチも行われる |
治療の基本となる方法 |
| 薬物療法 |
・ロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の飲み薬や、湿布などの外用薬で炎症と痛みを抑える ・強い痛みがある急性期には、関節内に少量のステロイド注射を行うこともある |
痛みが強い場合 |
| 手術療法 | 関節を固定して痛みを取る「関節固定術」や、コブ状になった骨を切除する「関節形成術」など | 保存療法・薬物療法を続けても痛みが取れず、変形によって日常生活に支障が出ている場合 |
| 再生医療 | 患者様自身の細胞や血液を利用して、すり減った軟骨など損傷した組織の再生・修復を促す | 手術で関節を固定したくない方、従来の治療で効果を感じられなかった方 |
薬物療法で用いられるステロイド注射は、繰り返すと軟骨や腱を脆くする恐れがあるため、医師が慎重に判断します。
手術療法は痛みを取り除ける一方で、術後は指の関節が曲がらなくなるなどの可動域制限が伴うことが多いため、医師と十分に相談することが必要です。
また、「手術で関節を固定することに抵抗がある」「これまでの治療を続けても痛みが軽減しない」という方は、再生医療も選択肢の一つです。
エクオールや保存療法を続けても手指の痛みが軽減せず、手術以外の治療法について詳しく知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
ヘバーデン結節の治療の全体像については、以下の記事もあわせて参考にしてください。
ヘバーデン結節はエクオールのサプリメントだけに頼らず症状に応じた治療を選択しよう
エクオールを含むサプリメントは、更年期に伴う手指の痛みやこわばりに対する補助的な対策として取り入れられることがあります。
ただし、エクオールは医薬品ではなく、ヘバーデン結節によって変形した関節を元の状態に戻すものではありません。
エクオールを摂取しても、以下のような状態がみられる場合は、サプリメントだけで様子を見続けず、早めに整形外科などの医療機関を受診しましょう。
- 手指の痛みや腫れが軽減しない
- 関節の変形が進んでいる
- 日常生活に支障が出ている
また、ヘバーデン結節の治療では、症状や関節の状態に応じて、テーピングや装具による固定、薬物療法などの保存療法が行われます。
こうした治療を続けても痛みが軽減せず、変形によって日常生活に支障が生じている場合には、手術が検討されることもあります。
しかし、「関節の変形が進む前に対処したい」「できるだけ手術を避けたい」という方は、再生医療も選択肢の一つとなります。
手指の痛みが続いている方や、手術以外の治療法について詳しく知りたい方は、当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設

























