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尿酸値が高い原因は?女性に多い理由と見直したい生活習慣を解説

尿酸値が高い原因は?女性に多い理由と見直したい生活習慣を解説
公開日: 2026.01.30

健康診断で「尿酸値が高め」と指摘され、「痛風は男性の病気では?」と戸惑う女性は少なくありません。

しかし実際には、女性でも尿酸値が高くなるケースは珍しくありません。

特に40代以降は、ホルモンバランスや生活環境の変化が重なり、数値が上昇しやすい時期に入ります。

本記事では、女性に特有の尿酸値上昇の原因と、日常で見直したいポイントを整理して解説します。

結論|女性の尿酸値上昇は「ホルモン変化」と「生活習慣」が重なりやすい

女性の尿酸値が高くなる背景には、女性ホルモンの低下と生活習慣の変化が同時に起こりやすいという特徴があります。

尿酸は体内で常に産生・排泄されており、このバランスが崩れることで数値が上昇します。

若い年代ではホルモンの作用により尿酸が排泄されやすい一方、年齢とともにその仕組みが弱まります。

そこに体重増加や運動量低下、食生活の変化が加わることで、数値が上がりやすくなるのです。

尿酸値とは?

尿酸値とは、血液中に含まれる尿酸の濃度を示す数値です。

尿酸は、体内で細胞が新陳代謝する際や、食事に含まれるプリン体が分解される過程で生成されます。

通常は腎臓から尿として排泄されますが、産生量が多すぎる、または排泄が追いつかないと血中に蓄積します。

この状態が続くと高尿酸血症と呼ばれ、痛風や腎障害のリスクが高まります。

女性でも尿酸値が高くなるのは珍しくない

「尿酸値=男性」というイメージは根強いものの、近年は女性の高尿酸血症も増加傾向にあります。

背景には、食生活の欧米化や運動不足、デスクワーク中心の生活など、男女差が小さくなっている点が挙げられます。

さらに女性は、年齢による体の変化が急激に起こる時期があり、その影響を受けやすい特徴があります。

「女性だから大丈夫」と考えず、数値として把握する姿勢が重要です。

女性に多い尿酸値が高くなる原因

女性の尿酸値上昇には、いくつかの典型的な要因があります。

ここでは代表的な原因を整理し、それぞれの特徴を確認していきます。

複数の要因が重なることで、尿酸の産生と排泄のバランスが崩れやすくなります。

一つひとつを分けて理解することが、対策の第一歩になります。

更年期による女性ホルモン低下の影響

女性ホルモン(エストロゲン)には、尿酸の排泄を促す働きがあります。

更年期に入るとこのホルモンが急激に減少し、腎臓からの尿酸排泄が低下しやすくなります。

その結果、食事量や生活が大きく変わっていなくても、尿酸値が上昇するケースが見られます。

特に閉経前後で数値が変化した場合、ホルモンの影響を疑う視点が必要です。

体重増加・筋肉量低下による代謝変化

加齢とともに筋肉量が減少し、基礎代謝が落ちることも、尿酸値上昇の間接的要因になります。

筋肉が減るとエネルギー消費が下がり、体重増加につながりやすくなります。

脂肪組織が増えるとインスリン抵抗性が高まり、尿酸の排泄が妨げられることが知られています。

体重変化が緩やかでも、体組成の変化には注意が必要です。

食事内容(甘い飲料・アルコール・偏り)

女性の尿酸値上昇で見逃されやすいのが、食事内容の影響です。

プリン体だけが注目されがちですが、実際には糖質やアルコールの摂取も尿酸値に深く関与します。

特に甘い清涼飲料水や果糖を多く含む飲み物は、体内で尿酸の産生を促進しやすいとされています。

「食事量は多くないのに数値が高い」という場合、飲み物や間食の内容を振り返ることが必要です。

また、女性は外食や簡便食が続くことで、栄養バランスが偏りやすくなります。

たんぱく質不足やミネラル不足が続くと、代謝全体が落ち、結果として尿酸排泄も滞りがちになります。

量だけでなく「何を選んでいるか」という視点が重要です。

運動不足・急な運動習慣の変化

運動習慣も、女性の尿酸値変動に影響しやすい要素です。

長期間運動不足が続くと、筋肉量が減少し、尿酸を処理する代謝能力も低下します。

一方で、「健康のため」と急に激しい運動を始めた場合にも注意が必要です。

急激な筋分解や脱水が起こると、一時的に尿酸値が上昇することがあります。

大切なのは、強度よりも継続性です。

ウォーキングや軽い筋トレなど、無理のない運動を生活に組み込むことが、数値安定につながります。

腎機能の低下や体質的要因

尿酸は主に腎臓から排泄されるため、腎機能の影響も無視できません。

年齢とともに腎機能は少しずつ低下し、尿酸の排泄能力も落ちていきます。

自覚症状がないまま数値だけが上がるケースも多く、健康診断で初めて気づく方も少なくありません。

また、家族に高尿酸血症や痛風の既往がある場合、体質的に尿酸が高くなりやすいこともあります。

男性との違い|女性の尿酸値が上がりやすいタイミング

男性と女性では、尿酸値が上がりやすい時期や背景が異なる点が特徴です。

男性は若年層から数値が高くなりやすい一方、女性は閉経前後に変化が出やすくなります。

これは女性ホルモンによる保護作用が弱まるためで、年齢とともに男女差が縮まっていきます。

「今まで問題なかった」という油断が、発見を遅らせる原因になることもあります。

尿酸値が高いときに出やすいサイン

尿酸値が高くても、初期には自覚症状がほとんどないケースが多く見られます。

そのため、数値異常を放置してしまう方も少なくありません。

  • 足の親指の付け根が急に腫れて痛む
  • 関節に違和感や熱感を感じる
  • 健康診断で数値が徐々に上がっている
  • むくみや疲れやすさが続く

これらの変化は、尿酸値だけでなく体全体の代謝異常のサインであることもあります。

症状が出てからでは対応が難しくなるため、数値段階での対策が重要です。

病院を受診すべき目安

尿酸値が高い状態が続く場合、一度医療機関で相談することが勧められます。

特に以下のような状況では、早めの受診が安心につながります。

  • 健康診断で基準値を超えている
  • 数年にわたり徐々に上昇している
  • 関節痛や腫れを経験したことがある
  • 腎臓や生活習慣病を指摘されている

受診することで、数値の背景にある原因を整理し、適切な対応を取ることができます。

自己判断だけで対策を続けるよりも、安全性の高い選択につながります。

尿酸値を下げるために見直したい生活習慣

尿酸値対策では、一時的な制限より継続できる習慣作りが重要です。

極端な食事制限や急激な運動は、かえって数値を不安定にします。

  • 水分をこまめに摂り、排泄を促す
  • アルコール量を見直す
  • 野菜・たんぱく質をバランスよく摂る
  • 軽い運動を習慣化する

これらは特別な方法ではありませんが、積み重ねることで数値に反映されやすくなります。

「続けられるか」を基準に調整することが、女性には特に大切です。

数値が改善しない場合の治療選択肢

生活習慣を見直しても改善が見られない場合、医療的な介入を検討する段階に入ります。

薬物療法は、尿酸の産生抑制や排泄促進を目的に使い分けられます。

大切なのは、「薬に頼るかどうか」ではなく、リスクを抑えながら安定させることです。

また近年では、慢性的な炎症や関節トラブルを抱える方に対し、体の回復力を引き出す再生医療の選択肢が検討されるケースもあります。

数値だけでなく、生活への影響を含めて相談できる体制を選ぶことが重要です。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

まとめ:女性の尿酸値は「年齢と生活の変化」に合わせた対策が重要

女性の尿酸値上昇は、年齢による体の変化と生活習慣が重なって起こりやすい点が特徴です。

男性と同じ対策を当てはめるのではなく、自身のライフステージに合った対応が求められます。

数値を知り、原因を整理し、無理なく続けられる習慣を作ることが、将来のリスクを下げる近道になります。

「まだ症状がない今こそ」見直すことが、安心につながる第一歩と言えるでしょう。

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監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長