- 再生治療
- その他
乾癬性関節炎は何科を受診する?初診の目安と診療科の選び方を解説

関節の痛みや腫れが続いているものの、どの診療科を受診すればよいのか分からず悩んでいる方は少なくありません。
特に、皮膚に乾癬がある場合や、指や足の関節が腫れてきた場合、「整形外科なのか」「皮膚科なのか」「それとも別の科なのか」と迷いやすくなります。
こうした症状の背景にある可能性があるのが、乾癬性関節炎です。
本記事では、乾癬性関節炎は何科を受診すれば良いのかという疑問に対して、初診時の考え方や診療科ごとの役割、受診の目安を整理して解説します。
目次
結論|基本は「リウマチ科・整形外科」、皮膚症状があれば皮膚科も重要
乾癬性関節炎が疑われる場合、受診の中心となるのはリウマチ科と整形外科です。
一方で、乾癬の皮膚症状が強く出ている場合や、皮膚症状が先に現れている場合は、皮膚科が重要な窓口になることもあります。
どの診療科が絶対的に正しいというより、症状の出方や困りごとによって適した入口が変わると考えることが大切です。
迷って受診を先延ばしにするより、まずは適切な診療科で評価を受けることが、結果的に治療の近道になります。
乾癬性関節炎とは?(乾癬との関係と特徴)
乾癬性関節炎は、皮膚疾患である乾癬に関連して起こる炎症性の関節疾患です。
乾癬患者の一部に発症し、皮膚症状と関節症状が同時、あるいは別々の時期に現れることがあります。
関節の腫れや痛み、朝のこわばり、指全体が腫れるソーセージ様変形などが特徴です。
放置すると関節破壊や変形が進行することがあるため、早期の診断と治療が重要になります。
乾癬性関節炎は何科に行くべき?診療科別の役割
乾癬性関節炎は、複数の診療科が関わる疾患であり、診療科ごとの役割を理解することで受診先を判断しやすくなります。
【診療科別の主な役割】
それぞれの診療科には得意分野があり、症状に応じて連携しながら治療が進められます。
次に、各診療科の役割を具体的に見ていきましょう。
リウマチ科|診断・薬物治療の中心になる診療科
乾癬性関節炎の診断と治療の中心となるのが、リウマチ科です。
血液検査や画像検査、症状の経過を総合的に評価し、炎症性関節炎かどうかを判断します。
必要に応じて、抗リウマチ薬や生物学的製剤などの専門的な薬物治療が行われます。
関節破壊を防ぐ長期的な治療設計を行う点が、リウマチ科の大きな役割です。
整形外科|関節痛・変形・動作障害が強い場合
動作時の痛みや関節の腫れ、変形が主な悩みの場合、整形外科が最初の受診先になることも多くあります。
レントゲンやMRIを用いて、関節や骨、腱・靱帯の状態を評価します。
初期段階では変形性関節症や腱炎との区別が難しいこともあり、必要に応じてリウマチ科へ紹介されます。
日常動作への影響が強い場合の入口として重要な役割を担います。
皮膚科|乾癬が先行している・皮膚症状が強い場合
乾癬がすでに診断されている方では、皮膚科が最初の相談先になるケースもあります。
皮膚症状の変化から関節症状の併発に気づき、専門科へつなぐ役割を果たします。
皮膚と関節の両方を視野に入れた治療方針が重要になります。
皮疹の悪化と同時に関節痛が出た場合は、皮膚科受診が判断のきっかけになることがあります。
最初はどこに行く?初診時の判断ポイント
どの診療科を受診すべきか迷った場合は、現在もっとも困っている症状を基準に考えると判断しやすくなります。
- 関節の腫れや朝のこわばりが強い → リウマチ科
- 動作時の痛みや変形が気になる → 整形外科
- 乾癬の悪化と同時に関節症状が出た → 皮膚科
どの科を選んだとしても、必要に応じて専門科へ紹介される体制が整っています。
大切なのは、症状を我慢して受診を遅らせないことです。
乾癬性関節炎を疑う症状チェック(受診の目安)
次のような症状が複数当てはまる場合、乾癬性関節炎を疑う目安になります。
- 指や足趾が全体的に腫れる
- 朝起きたときに関節がこわばる
- 左右非対称に関節痛が出る
- 腱や靱帯の付着部が痛む
- 乾癬があり、関節症状が加わった
これらの症状が続く場合、早期に専門的な評価を受けることで、関節破壊を防ぎやすくなります。
自己判断で様子見を続けるより、医療機関での相談が重要です。
病院で行われる検査と診断の流れ
乾癬性関節炎の診断では、症状と検査結果の総合評価が行われます。
- 血液検査(炎症反応、自己抗体など)
- 画像検査(レントゲン、MRI、超音波)
- 皮膚症状や既往歴の確認
単一の検査だけで確定するわけではなく、経過観察を含めて診断されることもあります。
症状の変化を正確に伝えることが、診断精度を高めるポイントです。
乾癬性関節炎の主な治療法(保存療法・薬物療法)
治療の基本は、炎症を抑えて関節破壊を防ぐことです。
- 抗炎症薬による症状緩和
- 抗リウマチ薬や生物学的製剤
- リハビリや生活指導の併用
症状や進行度に応じて治療内容は調整されます。
早期から適切な治療を行うことで、将来の機能障害を防ぐことが期待されます。
治療を続けても痛み・機能障害が残る場合の選択肢
治療を継続しても日常生活に支障が残る場合、次の段階を検討する必要があります。
リペアセルクリニック大阪院では、症状の経過や生活で困っている動作を整理し、治療の優先順位を再評価することを重視しています。
炎症が落ち着いた後も残る慢性的な痛みや機能障害に対して、再生医療を含めた選択肢を比較しながら検討できます。
【相談時に整理しておくと役立つこと】
- いつから、どの関節が痛むか
- 皮膚症状と関節症状の出現順
- これまで受けた治療内容
- 日常生活で特につらい動作
治療を続けているのに生活が整わない場合、現状を一度整理することが次の一手につながります。
選択肢を把握したうえで判断することが、不安の軽減にもつながります。
手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。
まとめ|「何科か迷う」より、早めに専門評価を受けることが重要
乾癬性関節炎は、早期の評価と治療が将来の関節機能を左右します。
何科に行くか迷っている間に症状が進行するケースも少なくありません。
まずは現在の症状に合った診療科を入口に、専門的な評価を受けることが重要です。
不安を抱えたまま過ごすより、早めの相談が安心につながります。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師
















