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坐骨神経痛による足のしびれの治し方|自分でできる対処法や治療法について解説

坐骨神経痛の症状の中でもしびれは、日常生活に支障をきたしやすく「早く治したい」と感じる方が多い症状です。
病院での治療が基本となりますが、自宅でできるケアを組み合わせることで、症状をより早く和らげられる可能性があります。
本記事では、坐骨神経痛によるつらい足のしびれをコントロールし、改善へと導くための具体的な対処法や治療法について解説します。
つらい坐骨神経痛にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、坐骨神経痛を少しでも早く治したい方は、再生医療による治療をご検討ください。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、痛みやしびれの原因となっている損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、坐骨神経痛に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
目次
坐骨神経痛による足のしびれの治し方【自宅でできるセルフケア】
本章では、坐骨神経痛による足のしびれに対して自宅でできるセルフケアについて解説します。
それぞれの具体的な実践方法とポイントを見ていきましょう。
身体を温める
坐骨神経痛による慢性的な足のしびれに対して、入浴などで身体を芯から温めるケアが有効です。
圧迫された神経周囲では血流が低下しており、冷えによってさらに循環が悪化すると症状が強くなることがあります。
約38〜40度のぬるめのお湯に15分ほど浸かることで、身体がリラックスし、血管が拡張して血流が改善されます。
入浴が難しい場合は、ホットパックやカイロを使って、腰やお尻(仙骨周辺)を重点的に温めるだけでも効果が期待できます。
ストレッチ・マッサージ
ストレッチやマッサージは、神経を圧迫している筋肉周辺をほぐすことで、物理的なストレスを取り除くアプローチとして有効です。
特に、お尻の奥にある「梨状筋(りじょうきん)」が硬くなると、その下を通る坐骨神経が強く圧迫され、しびれの原因となります。
仰向けで膝を抱えるストレッチや、テニスボールをお尻の下に敷いて優しく転がすマッサージを行い、筋肉の柔軟性を取り戻しましょう。
ただし、グイグイと強く押しすぎたり、痛みを我慢して伸ばしたりするのは逆効果になるため、注意が必要です。
有酸素運動
痛みが激しくない時期であれば、ウォーキングなどの軽い有酸素運動を取り入れることが推奨されます。
血液循環が活性化されるだけでなく、一定のリズム運動を行うことで脳内で鎮痛物質が分泌され、しびれや痛みを感じにくくする効果が期待できます。
まずは「ウォーキング」や「サイクリング」など、できることから始めてみましょう。
1日15〜20分程度から始め、途中で痛みが増すようであれば無理をせず、すぐに中止して安静にしてください。
坐骨神経痛による足のしびれの治し方【医療機関での治療法】
セルフケアで改善が見られない場合やしびれが強く日常生活に支障が出る場合は、医療機関での専門的な治療が必要です。
医師は症状の進行度や原因に合わせて、以下の治療法を組み合わせて治療方針を決定します。
それぞれの治療法がどのような目的で行われ、どのような効果が期待できるのかを確認していきましょう。
薬物療法
坐骨神経痛による足のしびれに対する治療では、単なる痛み止めだけでなく、神経の修復をサポートする薬剤が処方されます。
傷ついた末梢神経の修復をサポートする「ビタミンB12製剤(メコバラミン)」や、神経周辺の血流を改善する「プロスタグランジンE1製剤(リマプロストなど)」が補助的に用いられることがあります。
また、神経そのものが過敏になっている場合は、神経障害性疼痛治療薬(プレガバリンなど)を使用し、脳に伝わる異常な信号をブロックすることで症状を緩和させます。
神経ブロック注射
飲み薬では抑えきれない強いしびれや痛みがある場合、患部に直接薬剤を注入する「神経ブロック注射」が検討されます。
局所麻酔薬や抗炎症薬を神経の近く、あるいは神経そのものに注入することで、痛みの信号を一時的に遮断し、興奮した神経を落ち着かせる治療法です。
麻酔による鎮痛効果だけでなく、過敏になっている神経の炎症を抑えることで神経の圧迫が和らぎ、血流改善・回復の促進にもつながります。
理学療法(リハビリテーション)
薬物療法や神経ブロック注射でしびれや痛みが落ち着いている間に、身体機能の回復と再発予防を目的とした「理学療法」を行います。
専用の機器で腰を引っ張り骨の間を広げる「牽引療法」や、温熱・電気刺激による物理療法に加え、理学療法士の指導のもとで運動療法を行います。
これらのアプローチによって硬くなった筋肉の柔軟性を高め、姿勢を支える筋力をつけることで神経への物理的な負担を減らしていきます。
地道な治療ですが、坐骨神経痛を繰り返さない身体を作るためにも重要なプロセスです。
手術療法
保存療法(薬やリハビリ)を続けても改善しない場合や、しびれだけでなく「排尿・排便のコントロールができない」といった重篤な症状が現れた場合は手術療法が選択されます。
内視鏡を用いてヘルニアを摘出したり、厚くなった骨や靭帯を削って神経の通り道を広げたりする手術(除圧術など)が行われます。
近年では身体への負担が少ない低侵襲手術が普及しており、比較的早期の社会復帰が可能です。
神経が不可逆的な(元に戻らない)ダメージを受ける前に決断することが重要です。
坐骨神経痛による足のしびれを治すときの注意点
足のしびれを早く治したいと焦るあまり、自己判断で間違ったケアを行うと、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。
坐骨神経痛による足のしびれを治すときに押さえておくべき注意点を解説します。
以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
原因に適した治療を行う
「坐骨神経痛」はあくまで症状の一つで、疾患の名称ではありません。
そのため、坐骨神経痛を治すには、痛みの原因となっている疾患に適した治療を受けることが重要です。
坐骨神経痛が現れる主な疾患として「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」などが挙げられます。
椎間板ヘルニアは前かがみで痛みが悪化しやすく、脊柱管狭窄症は腰を反ると痛みが強くなる傾向がありますが、自己判断は禁物です。
自己判断で誤った対処法を行うと症状を悪化させる危険があるため、まずは医師の診断を受け、自分のタイプに合った適切な治療を受けましょう。
安静にし過ぎない
坐骨神経痛がつらいからといって、必要以上に安静期間を設けると回復を遅らせる原因になる場合があります。
過度な安静は筋力の低下や血流悪化を招き、神経の修復に必要な栄養が届かなくなってしまうためです。
発症直後で激痛が走っている場合は、痛みが落ち着くまで安静にすることが優先されます。
しかし、現在の医学では、完全に安静にするのではなく「痛みが増さない範囲で普段通りの生活を送る」ことが症状改善の近道であるとされています。
坐骨神経痛による足のしびれに関してよくある質問
本章では、坐骨神経痛の足のしびれに関してよくある質問に回答します。
正しい知識を持ってセルフケアを行うことが、安全に症状を改善させるための第一歩です。
以下でそれぞれの内容について確認していきましょう。
坐骨神経痛による足のしびれはどこをストレッチすればいい?
坐骨神経痛による足のしびれには、坐骨神経の通り道である「お尻(梨状筋)」や「太もも裏(ハムストリングス)」のストレッチが有効な場合があります。
ただし、坐骨神経痛の原因(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、梨状筋症候群など)によって適切なストレッチは異なります。
まずは仰向けで膝を軽く抱えるなどの優しい動きのストレッチから始め、痛みが増す場合はすぐに中止してください。
坐骨神経痛でやってはいけないことは?
坐骨神経痛では、腰への負担が大きい「重い荷物を持つ動作」や「長時間の座りっぱなし」は避けましょう。
その他にも坐骨神経痛でやってはいけないことは、以下のとおりです。
- 同じ姿勢を長時間続ける
- 慢性期に患部を冷やす
- 自己流のストレッチ
- 肥満や急激な体重増加
また、「痛くても動くべき」と誤解して無理な運動を行ったり、セルフケアしたりする行為も炎症を悪化させる可能性があります。
痛みが増す動きは避け、身体の反応を見ながら無理のない範囲で生活することが大切です。
坐骨神経痛による足のしびれを治すには「再生医療」をご検討ください
坐骨神経痛による足のしびれを治すには「体を温める」「ストレッチ・マッサージ」「有酸素運動」などのセルフケアが有効な場合があります。
しかし、誤ったセルフケアは症状を悪化させる可能性があり、自己判断で症状をなんとかしようとするのは控えた方が良いです。
医療機関で受けられる治療では、「薬物療法」「神経ブロック注射」「理学療法」「手術療法」などのアプローチによって症状改善を目指します。
また、近年の治療では、坐骨神経痛の早期改善を目指せる再生医療による治療が注目されています。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、痛みやしびれの原因となっている損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。
以下の動画では、再生医療によって坐骨神経痛の原因となっている椎間板ヘルニアが改善した症例を紹介していますので、併せて参考にしてください。
当院リペアセルクリニックでは、坐骨神経痛に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設
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