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坐骨神経痛にブロック注射は効く?効果や費用、痛みを和らげるセルフケアを解説

「飲み薬や湿布だけでは、どうしても痛みが引かない」
「坐骨神経痛にブロック注射は効くの?」
つらい坐骨神経痛を少しでも和らげたい、早く治したいとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ブロック注射は、坐骨神経痛をはじめとする神経痛に対して、局所麻酔薬や抗炎症薬を注入することで痛みを改善する有効な手段です。
本記事では、坐骨神経痛に対してブロック注射に期待できる効果や費用の目安について詳しく解説します。
つらい坐骨神経痛にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、坐骨神経痛を少しでも早く治したい方は、再生医療による治療をご検討ください。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、痛みやしびれの原因となっている損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、坐骨神経痛に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
目次
坐骨神経痛のブロック注射に期待できる効果
ブロック注射は単に痛み止めを打つだけでなく、身体の中で起きている「痛みの悪循環」を断ち切るために、主に以下の2つの作用が働きます。
以下で、それぞれの効果について詳しく見ていきましょう。
痛みの伝達を遮断する
ブロック注射の大きな役割として、局所麻酔薬による「痛み信号の伝達を遮断する」効果が期待できます。
神経の通り道に麻酔薬を注入し、痛み信号が脳に届くのを遮断することで、一時的に痛みを感じにくくなります。
坐骨神経痛は、痛みのストレスで筋肉の緊張や血行不良を招き、それがさらに神経圧迫と痛みを生む「痛みの悪循環」に陥りやすいです。
しかし、ブロック注射で痛みを一時的に取り除くことで、筋肉の緊張が解け、血流も改善されます。
上記のように、ブロック注射はつらい坐骨神経痛の悪循環を断ち切るために大きく役立つ治療法です。
神経周辺の炎症を抑制する
ブロック注射には、抗炎症作用のあるステロイド薬による「神経周辺の炎症を抑制する」効果も期待できます。
椎間板ヘルニアなどで圧迫された神経は、炎症によって赤く腫れ上がり、少しの刺激でも激痛が走る状態になっています。
物理的な圧迫が残っていても、炎症が治まれば痛みを感じなくなるケースは多く、リハビリを開始するための土台作りとして有効な手段です。
また、炎症が抑えられることで神経の圧迫が和らぎ、血流改善・回復の促進にもつながります。
坐骨神経痛に対するブロック注射の費用目安
ブロック注射にかかる費用は、注射を打つ「場所」や「種類」、そして健康保険の負担割合によって大きく異なります。
一般的に行われるブロック注射の1回あたりの自己負担額(3割負担の場合)は、以下のとおりです。
| 注射の種類 | 費用の目安(3割負担) |
|---|---|
| トリガーポイント注射 | 約300〜1,000円 |
| 仙骨ブロック注射 | 約1,000〜3,000円 |
| 硬膜外ブロック注射 | 約3,000〜4,000円 |
| 神経根ブロック注射 | 約4,000〜6,000円 |
※上記は薬剤費や処置料を含んだ概算です。病院の設備や使用する薬剤によって変動します。
上記に初診料や再診料、画像検査代(レントゲンやMRI)などが別途加算されます。
坐骨神経痛によく用いられる「仙骨ブロック注射」であれば、その他の費用を含めても1回3,000〜5,000円で済むケースが多く、経済的な負担は比較的抑えられています。
ただし、初回はMRI検査などで別途費用がかかるため、余裕を持って1万円程度用意しておくと良いでしょう。
坐骨神経痛でブロック注射を受けるまでの流れ
ブロック注射は、単に注射を打って終わりではありません。安全性を確保するため、事前の検査や処置後の安静時間が必須となります。
本章では、坐骨神経痛に対するブロック注射の基本的な流れについて解説します。
以下でそれぞれの内容について詳しく確認していきましょう。
初診からブロック注射をするまでの流れ
坐骨神経痛に対してブロック注射の治療を受けるまでの流れは、以下のとおりです。
【ブロック注射の流れ】
- 問診・検査
- ブロック注射の実施
- 安静と経過観察
- 帰宅
まずは、問診やレントゲンなどの必要な検査を受け、坐骨神経痛の原因となっている箇所の確認や、ブロック注射で効果が見込めるかを判断します。
問診と検査が完了したら、処置室のベッドで横になり、消毒をしてから目的の位置にブロック注射を行います。
注射直後は一時的に足に力が入りにくくなったり、血圧が変動したりすることがあるため、30分〜1時間ほどベッドで安静にします。
初めてブロック注射を受ける日は、問診や検査、処置後の経過観察を含めて、トータルで1〜2時間程度の滞在時間を見ておきましょう。
通院タイミングと複数回治療を受けるケース
ブロック注射の効果には個人差があり、1回で痛みが改善する方もいれば、数回の治療で徐々に効果が現れる方もいます。
一般的には、「週1回」のペースで治療を行い、痛みが落ち着いてくれば、2週間に1回、月に1回と間隔を空けていきます。
もし5回以上続けても効果が全く感じられない、あるいは直後しか効かないという場合は、ブロック注射での改善は難しいと判断され、手術など別の治療法を検討するタイミングとなります。
漫然と何回も打ち続ける治療法ではないことを理解しておきましょう。
坐骨神経痛に有効なブロック注射以外のセルフケア
ブロック注射は痛みを抑える効果的な手段ですが、それだけで坐骨神経痛が根本的に「治る」わけではありません。
注射の効果で痛みが和らいでいる時間を有効活用し、身体のメンテナンスを行うことが早期改善と再発予防の鍵となります。
本章では、坐骨神経痛に有効なブロック注射以外のセルフケアについて解説します。
以下でそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
リハビリテーション
ブロック注射によって激しい痛みが引いてきたら、できるだけ早い段階でリハビリテーションを開始することが重要です。
痛いからといって安静にし過ぎると、筋肉が衰えて腰を支える力が弱まり、かえって症状が長引く原因になります。
無理のない範囲でお尻や太ももの裏側(ハムストリングス)を伸ばすストレッチを行ったり、体幹を鍛えるトレーニングを取り入れたりして、筋力や柔軟性を強化しましょう。
下半身の筋力や柔軟性が高まれば、腰にかかる負担が軽減され、再発予防につながります。
マッサージ
坐骨神経痛を改善するためにも、腰やお尻周りの筋肉をマッサージし、血流を改善することが重要です。
特にお尻の奥にある「梨状筋(りじょうきん)」が硬くなると、その下を通る坐骨神経を直接圧迫する原因となります。
テニスボールをお尻の下に敷いて転がしたり、指圧で優しくほぐしたりすることで、筋肉の緊張が解けて血流が改善します。
ただし、強く押しすぎると筋肉の繊維を傷つけて(揉み返し)しまうため、適度な強さで行うのがポイントです。
温熱療法
慢性的な腰の痛みやしびれに対しては、患部を温める「温熱療法」が有効なケアとなる場合があります。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かる入浴や、蒸しタオル・カイロなどで腰やお尻を温めることで、血管が広がり血流が改善します。
これにより、溜まっていた発痛物質が排出され、回復に必要な酸素や栄養の供給が促されます。
ただし、注射直後や患部が熱を持って腫れている場合は、温めると逆効果になることもあるため、医師の指示に従ってください。
ブロック注射で治らない坐骨神経痛は「再生医療」をご検討ください
ブロック注射は「痛みの伝達を遮断する」「神経周辺の炎症を抑制する」などの効果が期待でき、つらい坐骨神経痛の改善に有効な手段です。
一般的な「仙骨ブロック注射」であれば、その他の費用を含めても1回3,000〜5,000円で済むケースが多いため、痛みを解消したい方は、ぜひ検討してみましょう。
しかし、ブロック注射は、あくまで一時的に痛みを取り除くための対症療法であり、根本的な改善にはなりません。
「坐骨神経痛を根本的に治したい」「ブロック注射が効かない」という方は、再生医療による治療をご検討ください。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、痛みやしびれの原因となっている損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。
以下の動画では、再生医療によって坐骨神経痛の原因となっている椎間板ヘルニアが改善した症例を紹介していますので、併せて参考にしてください。
当院リペアセルクリニックでは、坐骨神経痛に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設
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