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脊柱管狭窄症でやってはいけないこと|悪化を防ぐ対策について解説【医師監修】

脊柱管狭窄症は50代以降に多く見られ、放置すると歩行が困難になったり、日常生活に大きな支障をきたしたりするリスクがあります。
「脊柱管狭窄症と診断されたけれど、何に気をつければいいのかわからない」「悪化させないために避けるべき動作を知りたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、脊柱管狭窄症でやってはいけないことや症状の悪化を防ぐための対策について解説します。
脊柱管狭窄症の症状でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んで日常生活での注意点を確認し、適切な対処法を見つけましょう。
また、脊柱管狭窄症を少しでも早く治したい方は、再生医療による治療をご検討ください。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、痛みやしびれの原因となっている損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。
当院リペアセルクリニックでは、脊柱管狭窄症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
目次
脊柱管狭窄症でやってはいけないこと【6選】
脊柱管狭窄症と診断された方は、日常生活の中で症状を悪化させる動作を避けることが大切です。
これらの6つの注意点を確認し、症状の悪化を防ぎながら適切に対処していきましょう。
腰を反らせる動作
脊柱管狭窄症の方が最も避けるべき動作は、腰を反らせることです。
腰を反らすと脊柱管がさらに狭くなり、神経への圧迫が強まって痛みやしびれが悪化する可能性があります。
日常生活では、以下のような場面で無意識に腰を反らせないように気を付けてください。
- 高い棚の物を取ろうと手を伸ばす
- 仰向けで寝て腰を完全に伸ばす
- 洗濯物を高い位置に干す
- 立ったまま長時間過ごす
仰向けで寝るときは、膝の下にクッションを置いて腰が反りすぎないように調整すると、翌朝の症状が楽になることがあります。
腰を捻る動作
急に腰を捻る動作は、脊柱管に大きな負担をかけて症状を悪化させる原因になります。
後ろを振り向くときや物を取ろうとするときに、腰だけを捻ってしまう方は注意が必要です。
とくに以下のようなスポーツや動作は避けることをおすすめします。
- ゴルフのスイング動作
- テニスのサーブやストローク
- 急に後ろを振り返る動作
- 座ったまま体を大きく捻る
振り返るときは腰だけを捻るのではなく、足の向きを変えて体全体で回るように意識しましょう。
ゆっくりと動作を行うことで、神経への負担を軽減できます。
重量物を持ち上げ
重い物を持ち上げる動作は、腰椎に大きな負担をかけて脊柱管をさらに狭くする可能性があります。
重い物を持ち上げなければならないときは、以下のポイントを意識しましょう。
| ポイント | 具体的な方法 |
|---|---|
| 膝を使う | 腰を曲げるのではなく、スクワットをするように膝を曲げて持ち上げる |
| 荷物を体に近づける | 腕を伸ばして持つのではなく、抱え込むように体に近づけて持つ |
| 無理をしない | 重すぎる物は誰かに手伝ってもらい、一人で無理をしない |
買い物の荷物を運ぶときや掃除機をかけるときなど、日常のちょっとした場面でも意識することが大切です。
長時間の同じ姿勢
立ちっぱなしや座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢を続けることは症状を悪化させる原因になります。
とくに以下のような場面では注意が必要です。
- デスクワークで長時間座り続ける
- 車の運転を長時間行う
- 立ち仕事で同じ場所に立ち続ける
- テレビを見ながら同じ姿勢でいる
20〜30分ごとに姿勢を変えたり、軽く体を動かしたりする習慣をつけましょう。
座っているときは、背筋を伸ばして骨盤を立てるように意識すると、腰への負担を軽減できます。
痛みの我慢
痛みやしびれがあるのに我慢して動き続けることは、症状を悪化させる大きな原因です。
痛みは体からの警告サインです。以下の点を心がけましょう。
- 痛みが出たら無理せず休む
- 歩行中に症状が出たら腰を丸めて休憩する
- 痛みが続く場合は早めに医師に相談する
休息を取ることは決して悪いことではありません。
無理をせず休むことで、かえって回復が早まります。
自己流のストレッチ
インターネットや本で見た自己流のストレッチは、症状を悪化させる危険性があります。
以下のようなストレッチは避けてください。
- ヨガの「コブラのポーズ」(うつ伏せで上半身を反らす)
- 「弓のポーズ」(うつ伏せで両手足を持ち上げる)
- 「ブリッジ」(仰向けで腰を持ち上げる)
- 両手を挙げて背中を大きく反らす
ストレッチを始める前には必ず医師や理学療法士に相談し、自分の体に合った方法を指導してもらいましょう。
脊柱管狭窄症の悪化を防ぐための対策
脊柱管狭窄症の症状を和らげて進行を防ぐためには、日常生活での対策が重要です。
やってはいけないことを避けるだけでなく、積極的に取り組むべき以下のような対策もあります。
これらの対策を日常生活に取り入れて、症状の悪化を防ぎながら快適な生活を送りましょう。
正しい姿勢に改善する
正しい姿勢を保つことで、脊柱管への負担を軽減し、症状の悪化を防げます。
以下の表で、場面ごとの正しい姿勢のポイントを確認しましょう。
| 場面 | 姿勢のポイント |
|---|---|
| 立つとき | 頭をまっすぐ上に引き上げ、顎を軽く引く。お腹に軽く力を入れて背筋を伸ばす |
| 座るとき | 浅めに座り、骨盤を立てて背もたれに寄りかかる。膝が股関節より少し高くなるように調整する |
| 寝るとき | 仰向けでは膝の下にクッションを置く。横向きでは膝の間にクッションを挟む |
人間の背骨は本来緩やかなS字カーブを描いており、このカーブが体重を分散させる役割を果たしています。
S字カーブが崩れないように、普段から姿勢を意識しましょう。
適度な運動を習慣にする
適度な運動は、脊柱を支える筋肉を強化し、血行を促進して症状の改善に役立ちます。
ただし、激しい運動や間違った方法で行うと逆効果になるため、無理のない範囲で行うことが大切です。
脊柱管狭窄症の方におすすめの運動は以下のとおりです。
| 運動の種類 | ポイント |
|---|---|
| ウォーキング | 30分程度を目安に、痛みが出たら休憩を挟みながら無理なく行う |
| 水中ウォーキング | 浮力により腰への負担が少なく、安全に筋力を鍛えられる |
| 自転車・エアロバイク | 前傾姿勢で行えるため、神経への圧迫が軽減された状態で運動できる |
運動中に痛みやしびれを感じたら、すぐに中止して休息を取りましょう。
「翌日に痛みが残らない程度」を目安に、少しずつ運動量を増やしていくことが大切です。
定期的に医療機関を受診する
脊柱管狭窄症は適切な治療を受けることで多くの症例が改善しますが、進行する場合もあるため定期的な医療機関の受診が重要です。
放置すると症状が悪化し、歩行困難や排尿障害などの重い症状に進行する可能性があります。
医療機関では、症状の進行度合いに応じて以下のような治療が行われます。
- 鎮痛剤や血行促進剤などの薬物療法
- 理学療法士による運動療法やストレッチ指導
- 痛みが強い場合の神経ブロック注射
- コルセットの装着による腰の保護
気になる症状がある場合は早めに受診し、医師の診察を受けることが大切です。
脊柱管狭窄症でやってはいけないことに関してよくある質問
脊柱管狭窄症でやってはいけないことに関する質問と回答を紹介します。
治療やセルフケアに関する疑問を解消して、適切な対処法を見つけましょう。
脊柱管狭窄症でやってはいけないストレッチは?
脊柱管狭窄症の方がやってはいけないストレッチは、腰を反らすタイプのストレッチです。
ヨガのコブラのポーズ、弓のポーズ、ブリッジなど、うつ伏せや仰向けで腰を反らす動きは、脊柱管をさらに狭くして神経を圧迫する可能性があります。
また、長時間座った後に両手を挙げて背中を反らすストレッチも避けましょう。
脊柱管狭窄症を手術しないで治すには?
脊柱管狭窄症は、保存療法(手術以外の治療)で症状が改善するケースも多くあります。
薬物療法、理学療法、神経ブロック注射、コルセット装着などを組み合わせ、姿勢改善や適度な運動を継続することで症状の緩和が期待できます。
脊柱管狭窄症の手術後の生活について不安を抱いている方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
脊柱管狭窄症でやってはいけないことを守って生活しよう
脊柱管狭窄症の症状を悪化させないためには、「腰を反らす」「腰を捻る」「長時間同じ姿勢を続ける」といった動作を避けることが大切です。
また、痛みを我慢して運動を続けたり、自己流のストレッチを行ったりすることも症状悪化の原因になります。
一方で、正しい姿勢を意識し、無理のない範囲で適度な運動を習慣にすることで、症状の改善が期待できます。
また、脊柱管狭窄症を少しでも早く治したい方は、再生医療による治療をご検討ください。
再生医療は、自身の細胞や血液を用いて、痛みやしびれの原因となっている損傷した神経の再生・修復を促す治療法です。
>>再生医療で脊柱管狭窄症が改善した症例(80代男性)はこちら
当院リペアセルクリニックでは、脊柱管狭窄症に対する再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。
監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師


















