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首こりが自律神経を乱す?原因と今すぐできる解消ストレッチを解説

首の重さや張りを感じながら「なぜこんなに疲れが取れないんだろう…」とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
仕事や家事で忙しい人ほど首こりを軽く考えがちですが、首は自律神経が敏感に影響を受ける部分なので注意が必要です。
そこで本記事では、首こりと自律神経の関係を分かりやすく解説したうえで、すぐに実践できる首こり解消ストレッチや、自律神経を整える生活習慣までまとめて紹介します。
また、慢性的な首の不調が続く場合に考えたい専門的な治療や、リペアセルクリニック大阪院で相談できる再生医療という選択肢についても後半で解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
首こりと自律神経の関係とは?まずはしくみを理解しよう
首こりは自律神経のバランスを乱す大きな要因となるため、その仕組みを理解することが改善の第一歩です。
首の周囲には自律神経の一部である交感神経が通っており、この部分の血流が悪くなると神経の働きが過敏になり、心拍・呼吸・消化など全身の調整機能が乱れやすくなります。
とくにデスクワークやスマホ使用が長い人は、首まわりの筋肉が硬くなりやすく、自律神経の乱れにつながるリスクが高いとされています。
首こりを放置すると、めまい・不眠・頭痛などの不調が重なりやすくなるため、早めのケアが重要です。
自律神経を整える首こり解消ストレッチ
首こりによる自律神経の乱れは、目的に合わせたストレッチを取り入れることで効率よく改善できます。
ストレッチは首まわりの筋肉をほぐし、血流を整えることで、交感神経(※体を活動させる神経)の高ぶりを抑える効果が期待できます。
ここでは日常のタイミングに合わせて実践しやすい3種類の方法を紹介します。
どれも短時間で取り入れられる内容なので、自律神経の不調や首こりに悩む方は、まずはこの中からできるものを試してみてください。
デスクワーク中にすき間時間でできる簡単ストレッチ
デスクワークによる首こりは、1〜2分の軽いストレッチを挟むだけで自律神経の乱れを予防可能です。
長時間同じ姿勢をとり続けると胸鎖乳突筋(※頭の向きを支える筋肉)や肩甲挙筋(※肩甲骨を持ち上げる筋肉)が固まり、交感神経が優位な状態が続きやすくなります。
- 首の横伸ばし:頭を横に倒し、反対側の手で軽く引く(20秒)
- 肩回し:肩を後ろに10回ゆっくり回し、肩甲骨を寄せる
- 胸を開くストレッチ:両手を後ろで組み、胸を開いて深呼吸
- 顎引き運動:顎を軽く引き、首の後ろを伸ばす
無理に強く伸ばす必要はありません。
「気持ちよい」範囲で行うほど効果が出やすく、首の負担も少なくなります。
デスクワークが続く日は1時間に1回の実施が理想です。
寝る前におすすめのリラックスストレッチ
寝る前のストレッチは副交感神経(※体を休める神経)を優位に切り替え、睡眠の質を高める効果があります。
首こりがあると呼吸が浅く、自律神経が不安定になりやすいため、寝る前に首まわりをゆっくりとほぐすことが効果的です。
- 深呼吸+首の前後ストレッチ:ゆっくり倒して各20秒
- 肩すくめ→脱力運動:肩を上げて3秒キープ→脱力
- タオルストレッチ:タオルを後頭部に当て、軽く顎を引いて伸ばす
照明を暗くし、スマホの使用を控えることで副交感神経がより働きやすくなります。
寝つきが悪い日ほど、呼吸に意識を向けながらゆっくり行うと効果的です。
ストレッチ前に知っておきたい注意点
首のストレッチは正しい方法で行わないと、かえって痛みやしびれを悪化させる可能性があります。
とくに首は神経や血管が密集しており、強い牽引や急な動きは症状を悪化させるリスクがあります。
- 無理に強く伸ばさない
- 反動をつけない(バウンド動作)
- めまいや腕のしびれが出たら中止
- 炎症や強い痛みがある日は避ける
- 伸ばす前に軽く温めると安全
首の痛みが長引く・しびれが続く・動かすと強い痛みがある場合は、ストレッチではなく医療機関での診断が必要です。
症状に合わないストレッチは状態を悪化させることがあります。
ストレッチ+生活習慣で自律神経を整えるコツ
首こりによる自律神経の乱れを整えるには、ストレッチに加えて生活習慣も一緒に見直すことが大切です。
首だけをほぐしても、長時間の同じ姿勢や睡眠不足、スマホの見すぎなどが続いていると、交感神経(※体を活動させる神経)が優位な状態から抜け出しにくくなります。
日常の小さな工夫を積み重ねることで、ストレッチの効果も高まりやすくなります。
- 長時間同じ姿勢を続けず、1時間に1回は立ち上がる
- モニターやスマホは目線の高さに近づけ、首を前に出しすぎない
- ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体を冷やしすぎない
- 寝る前1時間はスマホやPCをなるべく見ないようにする
- 浅い呼吸ではなく、ゆっくりとした腹式呼吸を意識する
- 休日は軽い散歩などで体を動かし、血流を促す
ストレッチだけで首こりと自律神経の乱れを完全にリセットすることは難しく、日頃の姿勢や睡眠環境もセットで整えることが重要です。
無理な完璧主義を目指すのではなく、「できることから一つずつ」取り入れていくことで、体の負担が少ないペースで改善を目指しやすくなります。
それでも良くならない首こり・自律神経の乱れとは?
ストレッチや生活習慣の見直しを続けても改善しない首こりは、筋肉以外の原因が隠れている可能性があります。
首まわりは神経・血管・関節が密集しているため、単なる筋肉のこりではなく、別の要因が重なって自律神経の乱れにつながっているケースも。
無理なセルフケアを続けるほど悪化することもあるため、原因を正しく見極めることが重要です。
- 頚椎のゆがみや椎間板のトラブルが関係している
- 長期間ストレスが続き、交感神経が過剰に働いている
- 猫背・巻き肩など姿勢の崩れが強い
- 肩や背中の筋力不足による負担の偏り
- 目の酷使や睡眠不足が重なっている
- ストレッチが正しく行えていない(強すぎ・方向が違う)
「どれだけほぐしても戻ってしまう」「最近は痛みやしびれも出てきた」という場合は、筋肉ではなく神経や椎間板が関係している可能性があります。
そのまま放置してしまうと回復に時間がかかることもあるため、早めに医療機関へ相談することで原因を正確に把握し、適切な対策を選びやすくなります。
慢性的な首のトラブルには再生医療という選択肢も
首の痛みや自律神経の乱れが慢性化している場合は、再生医療という専門的な治療を選択肢に入れることも有効です。
ストレッチや生活改善だけでは回復しにくい首の不調には、筋肉・靭帯・関節の損傷が背景にあることがあります。
こうしたケースでは、患部の自然治癒力を高める再生医療が、根本的な改善に向けたサポートとなることがあります。
- 首の痛みが数か月以上続いている
- ストレッチや整体では改善が見られない
- 痛みだけでなく、しびれ・可動域の低下がある
- 首を動かすと常に不快感がある
- 画像検査で異常がないのに不調が続いている
- 早期に根本改善を目指したい
再生医療は、慢性的な首の痛みや自律神経の乱れが続く場合の新しい選択肢となり得ます。
リペアセルクリニック大阪院では、症状の原因を丁寧に確認したうえで、生活習慣やリハビリ的アプローチも含めた総合的な提案を行っています。
自己判断で悩む期間を減らし、安心して相談できる環境を持つことが回復への近道になります。
手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。
首こりと自律神経は「セルフケア+専門医」で賢く整えよう
首こりと自律神経の乱れは、セルフケアと専門医のサポートを組み合わせることで最も効率よく改善を目指せます。
ストレッチや生活習慣の見直しは土台として大切ですが、慢性化した痛みや不調は、自分だけで対処し続けるよりも専門家の視点を取り入れたほうが原因を正しく把握しやすくなります。
- 自分でできるストレッチ・生活改善を日常に組み込む
- 長引く痛みやしびれは早めに専門医へ相談する
- 必要に応じて、再生医療など根本改善を目指す治療を検討する
首こりは放置すると自律神経の乱れを招き、頭痛・不眠・だるさなどの不調が続く原因になります。
「そのうち良くなる」と我慢しすぎず、セルフケアで改善しない部分は専門医に任せることも大切です。
リペアセルクリニック大阪院では、検査・生活アドバイス・再生医療まで含めた包括的なサポートを行っており、一人で悩まず相談できる環境が整っています。
ぜひお気軽に無料カウンセリングを体験してみてください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設
















