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足の側面・外側が歩くと痛い原因は?ジョーンズ骨折の原因と治し方について解説

足の側面や外側が歩くときに急に痛みが生じた場合、どのような原因が考えられるか疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
上記のような足の側面・外側の痛みの原因として、ジョーンズ骨折や靭帯損傷、足底筋膜炎などの疾患が考えられます。
いずれも放置してしまうと症状が悪化し、治療が長引く可能性があるため、治療法や対処法を理解しておくことが重要です。
この記事では、足の側面・外側が歩くと痛い原因、ジョーンズ骨折の特徴、予防法を解説します。
足の痛みで悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。
また、足の側面や外側の痛みには、細胞や血液を用いて自然治癒力を高める再生医療による治療も選択肢となります。
再生医療に関する詳細は、当院「リペアセルクリニック」の公式LINEで発信しているので、合わせてご確認ください。
目次
足の側面・外側が歩くと痛いときは「ジョーンズ骨折」の可能性
足の側面・外側が歩くと痛いときに原因の一つとして考えられる「ジョーンズ骨折」について解説します。
ジョーンズ骨折の特徴を理解して、ご自身の症状と照らし合わせてみましょう。
ジョーンズ骨折とは?
ジョーンズ骨折とは、足の小指側にある第5中足骨という骨の付け根部分が折れる骨折です。
足の甲の外側、小指から足首にかけての中間あたりに位置する骨に起こります。
骨折した際に感じられる症状は、以下のとおりです。
- 足の外側が歩くと痛む
- 腫れや熱を持つ感じがある
- 押すと痛みが強くなる
- 体重をかけると痛みが増す
初期段階では休むと痛みが落ち着くケースも多いため、気づかないまま悪化してしまう可能性があります。
これらの症状が見られる場合は、ジョーンズ骨折を疑い、医療機関を受診しましょう。
ジョーンズ骨折の原因
ジョーンズ骨折は、さまざまな原因で受傷する可能性があり、主な原因は以下のとおりです。
- 繰り返しの負荷による疲労骨折
- 足をひねる、つまずくなどの外傷
- 足に合わない靴を長時間履いている
- 足の外側に体重がかかりやすい歩き方や走り方の癖
- スポーツでの急な方向転換やジャンプ
- 扁平足やハイアーチなど足の形による負担
とくに注意が必要なのは、繰り返しの負荷による疲労骨折です。
一度の大きな衝撃ではなく、日常的に小さな負担が積み重なって骨折に至ります。
スポーツや立ち仕事の方は、知らないうちに足に負担をかけている可能性があります。
ジョーンズ骨折以外の可能性はある?
足の側面・外側が痛いときは、ジョーンズ骨折以外の原因も考えられます。
考えられる疾患は、以下のとおりです。
- 外側側副靭帯損傷(足首の外側の靭帯が傷つく)
- 腓骨筋腱炎(足の外側の腱に炎症が起こる)
- 疲労骨折(第5中足骨以外の骨に起こる場合)
- 足底筋膜炎(足の裏の筋膜に炎症が起こる)
これらの症状もジョーンズ骨折と似た痛みを引き起こすため、自己判断せず、医療機関でレントゲンやMRIなどの検査を受けることが大切です。
以下の記事では、靭帯断裂について詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
足の側面・外側が歩くと痛みがあるジョーンズ骨折の予防・対処法
ジョーンズ骨折を予防するためには、日常生活で足への負担を減らす工夫が重要です。
予防・対処法として以下の3つを紹介します。
これらの対策は、私生活や仕事、スポーツなどの場面で取り入れやすいので、ぜひ実践してみましょう。
シューズを見直す
ジョーンズ骨折を予防するには、足の形やサイズに合ったシューズを選ぶことが重要です。
足に合わないシューズを履いていると、体重がうまく分散できず、特定の部分に負担が集中します。
ランニングやサッカー、バスケットボールなど、スポーツによって足の使い方は異なるため、競技に合ったシューズを使用して足への負担を軽減しましょう。
また、インソール(靴の中敷き)の活用も効果的です。
普段使用しているシューズにインソールを入れるだけで、足にかかる負荷を減らせます。
ストレッチ・マッサージを行う
定期的なストレッチは、筋肉や腱の柔軟性を高め、足への過度な負担を軽減します。
以下のような方法を試してみましょう。
- 壁に手をついて、片足を後ろに伸ばしてふくらはぎを伸ばす
- 座った状態で足首を回す
- タオルを使って足の裏を伸ばす
- 足の指をグーパーと動かす
また、マッサージを行うことで血流が改善し、疲労が軽減されます。
お風呂上がりなど、筋肉が温まっているときに行うと効果的です。
柔軟性が増すことで、ジョーンズ骨折だけでなく、その他の怪我の予防にも効果が期待できます。
歩くときの姿勢を改善する
立ち方や走り方の癖で、小指側に体重がかかりやすい人はジョーンズ骨折を発症しやすくなります。
予防するためには、体重のかけ方や足の使い方を意識して姿勢を改善することが大切です。
正しい歩き方のポイントは、以下のとおりです。
- かかとから着地し、足の裏全体で体重を支える
- 親指の付け根でしっかり地面を蹴る
- 膝を軽く曲げて衝撃を吸収する
- 背筋を伸ばして前を向く
日常生活から体重のかけ方や足の使い方を意識することで、足にかかる負荷を軽減できます。
足の側面・外側が歩くと痛いときの治し方
ジョーンズ骨折で足の側面・外側が痛む場合は、以下の治療法を行います。
| 治療法 | 内容 | 
|---|---|
| 保存療法 | 
 | 
| 手術療法 | 
 | 
| リハビリテーション | 
 | 
また、ジョーンズ骨折による痛みには、再生医療による治療も選択肢の一つです。
再生医療とは、患者さま自身の細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、損傷した組織の再生・修復を促す医療技術のことです。
入院・手術を必要としないため、手術を避けたい方やスポーツへの早期復帰を目指す方にも注目されています。
治療法については、医師とよく相談して、ご自身の生活スタイルや症状に合った方法を選びましょう。
足の側面・外側が歩くと痛いときによくある質問
歩くときに生じる足の側面・外側の痛みに関するよくある質問を紹介します。
疑問を解消して、適切な対処につなげましょう。
歩くときに足の外側が痛くなるのはなぜ?
歩くときに足の外側が痛くなる主な理由は、足の外側に過度な負担がかかっているためです。
体重のかけ方や歩き方の癖、足に合わない靴、扁平足やハイアーチなどの足の形が原因となります。
また、長時間の立ち仕事やスポーツによる繰り返しの負荷も、痛みにつながります。
痛みが続く場合は、ジョーンズ骨折や腓骨筋腱炎などの症状が隠れている可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。
ジョーンズ骨折かどうか確かめる方法は?
ジョーンズ骨折かどうかを確かめるには、医療機関でレントゲン検査を受けるのが確実です。
自己判断の目安として、以下の症状があるかチェックしてみましょう。
- 足の外側、小指の付け根から足首の間あたりが痛む
- 押すと痛みが強くなる
- 体重をかけると痛みが増す
- 腫れや熱を持つ感じがある
これらの症状が当てはまる場合は、早めに整形外科を受診してください。
ジョーンズ骨折は自然に治る?
ジョーンズ骨折は、骨折した部分の血流が乏しいため、自然治癒が難しい骨折として知られています。
しかし、放置せずに医療機関で保存療法を受け、患部をしっかりと固定して安静にすることで、自然治癒も期待できます。
一方でスポーツ活動を早期に再開したい場合は、ギプスによる固定などの保存療法ではなく、手術が選択されるケースも少なくありません。
自然に治ることを期待して放置するのではなく、まずは医療機関に相談しましょう。
足の側面・外側が歩くと痛いときは早期に医療機関を受診しよう
足の側面・外側が歩くと痛い症状は、ジョーンズ骨折をはじめとするさまざまな原因が考えられます。
放置すると治療期間が長引いたり、再発しやすくなったりするため、早期の対処が大切です。
シューズの見直しやストレッチ、歩き方の改善など、日常生活でできる予防法を取り入れて足への負担を軽減しましょう。
また、足の側面・外側が歩くと痛いときはジョーンズ骨折の他に靭帯損傷や足底筋膜炎などの可能性があります。
これらの疾患に対しては、細胞や血液を用いて自然治癒力を高める「再生医療」という治療法も選択肢の一つです。
手術を避けて治療をしたい方は、再生医療の専門クリニックである当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。
 
                            監修者
岩井 俊賢
Toshinobu Iwai
医師


 
							
 
							 
						 
					 
                      











 
                  