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膝の捻挫で歩けるけど痛い原因|どのくらいで治る?早く治す方法を解説

膝の捻挫とは、膝の靭帯や周辺組織が外力によって伸ばされたり損傷したりする状態で、スポーツ中や転倒時によく発生します。
「膝をひねったけれど歩けるから大丈夫」と自己判断してしまうと、慢性的な痛みや膝の不安定感が残る場合があります。
歩ける状態でも実は靭帯断裂などのケガをしていて、放置すると悪化するリスクがあるため、医療機関に受診することが推奨されます。
この記事では、膝の捻挫で歩けるけど痛い場合の原因と適切な対処法について詳しく解説します。
膝の痛みでお困りの方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。
なお、当院「リペアセルクリニック」では、手術を伴わない再生医療という治療法を提供しております。
\膝の痛みに有効な再生医療とは/
再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を促進することで、慢性的な痛みや疾患を根本的な改善が期待できます。
【こんな方は再生医療をご検討ください】
- 膝の捻挫・靭帯断裂による痛みを早く治したい
- 膝の痛みで生活に支障が出ている
- 現在の治療では目立った効果が出ていない
「膝関節の痛みに悩まされている」「手術を避ける治療法を探している」という方の新たな選択肢として、ぜひ検討してみてください。
具体的な治療法については、当院リペアセルクリニックで無料カウンセリングを行っておりますので、ぜひご相談ください。
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以下の動画では、実際に当院リペアセルクリニックで再生医療を受け、膝の痛みに悩まされていた患者様の症例を紹介しています。
目次
膝の捻挫で歩けるけど痛い原因|靭帯断裂の可能性
膝の捻挫で歩けるにも関わらず痛みが続く場合について、以下の症状と注意点を解説します。
これらの正しい知識を身につけて、適切な判断ができるようになりましょう。
靭帯損傷を早く治す方法について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
重度の捻挫(靭帯断裂)で現れる症状
膝の捻挫で歩行可能でも、以下の症状がある場合は重度の靭帯断裂の可能性があります。
- 膝に力が入らず、ぐらつく感覚がある
- 膝が腫れて熱を持っている
- 膝を曲げ伸ばしするときに強い痛みがある
- 歩行時に膝がガクッと抜ける感じがする
- 膝の内部に水が溜まったような重い感覚がある
- 受傷時に「ブチッ」という音や感覚があった
これらの症状は、前十字靭帯や後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯といった膝の重要な靭帯が損傷している可能性を示しています。
歩ける場合でも膝の不安定さがある場合は注意
歩行可能であっても膝に不安定感がある場合は、靭帯断裂だけでなく半月板損傷の可能性も考慮する必要があります。
半月板は膝関節のクッション機能と安定性を保つ重要な組織です。
加齢によって損傷しやすくなるため、階段の昇降や少しの段差など、日常生活の中でも半月板損傷する可能性があります。
半月板損傷の初期症状では、膝のひっかかり感や急に曲げ伸ばしができなくなるロッキング現象が見られます。
上記のように靭帯断裂以外の怪我が隠れている可能性があるため、少しでも膝に違和感がある場合は医療機関を受診することが大切です。
膝の捻挫で歩けるけど痛いときに医療機関を受診する目安
膝の捻挫で歩行可能でも、以下の症状がある場合は早急に医療機関を受診しましょう。
- 痛みが3日以上続いている
- 膝の腫れが引かない、または悪化している
- 膝に熱感がある
- 膝の曲げ伸ばしが困難
- 歩行時に膝がガクッとする不安定感がある
- 夜間痛で睡眠が妨げられる
- 日常生活動作に支障がある
- 受傷から時間が経っても改善しない
とくに、「膝の不安定感」や「夜間痛」は重要な病態を示唆するサインであることが多いため、放置せずに専門医の診断を受けることをおすすめします。
また、スポーツ活動への復帰を希望する場合や、仕事で膝に負担のかかる動作が多い場合は、悪化するリスクがあるため早めに医療機関を受診しましょう。
膝の捻挫はどのくらいで治る?重症度別の回復期間
膝の捻挫の回復期間は損傷の程度によって大きく異なります。
適切な治療を行った場合の一般的な治癒期間をご紹介します。
重症度 | 症状の特徴 | 回復期間の目安 |
---|---|---|
軽度(1度) | 軽い痛みと腫れ、靭帯の微小な損傷 | 2~4週間 |
中等度(2度) | 中程度の痛みと腫れ、靭帯の部分断裂 | 3~6週間 |
重度(3度) | 強い痛みと腫れ、靭帯の完全断裂 | 3~6ヶ月 |
ただし、これらの期間はあくまで目安であり、個人の年齢、体力、治療方法、リハビリの取り組み方によって大きく左右されます。
とくに重度の靭帯断裂では手術が必要な場合もあり、その場合は手術後のリハビリ期間も含めて6ヶ月以上の治療期間を要することがあります。
一方、適切な保存療法や新しい治療法の選択により、早期の回復を目指すことも可能です。
膝の捻挫を早く治す方法
膝の捻挫を早く治すための方法について、以下の2つを解説します。
これらの方法を適切に実践して、早期回復を目指しましょう。
早期回復には受傷直後の応急処置が重要
捻挫は受傷直後48時間以内の応急処置が、その後の回復スピードを大きく左右します。
RICE処置と呼ばれる基本的な応急処置を正しく実施しましょう。
- Rest(安静):患部に負担をかけない姿勢で運動は避ける
- Ice(冷却):15~20分間の冷却を1~2時間おきに行う
- Compression(圧迫):弾性包帯やサポーターで適度に圧迫して腫れを抑制する
- Elevation(挙上):膝を心臓より高い位置に保つ
アイシングするときは、凍傷にならないように氷のうやアイスパックを薄いタオルで包んで患部に当てましょう。
また、包帯やサポーターは血流を妨げない程度の強さで巻くことが大切です。
これらの処置により、炎症を最小限に抑えて組織の回復を促進できます。
RICE処置については、以下の記事も参考になるのでお読みください。
再生医療による治療も選択肢の一つ
膝の捻挫・靭帯断裂に対しては、保存療法や手術のほかに、再生医療という新しい治療選択肢があります。
再生医療は、患者さまの幹細胞を活用して、損傷した患部の修復・再生を促す医療技術です。
他の細胞に変化する「分化能」という働きがある幹細胞を患者さまから採取・培養して膝に注射します。
従来の治療では重度の捻挫・靭帯断裂の場合、手術が必要になるケースもありますが、近年では手術しない選択肢として再生医療が注目されています。
手術や入院を必要としないため、日常生活を送りながら治療を受けられるのが特徴です。
膝の疾患に対する再生医療について詳しくは、以下のページをご覧ください。
スポーツ外傷は⼿術しなくても治療できる時代です。
膝の捻挫で歩けるけど痛いときは重度の靭帯断裂の可能性あり
膝の捻挫で歩けるからといって軽症とは限りません。
歩行可能でも痛みや不安定感が続く場合は、重度の靭帯断裂や半月板損傷の可能性があります。
早期の適切な診断と治療により、慢性的な痛みや機能障害を防ぐことができます。
軽度の場合は保存療法により回復を目指せますが、重度の場合は手術が必要になるケースがあります。
手術に対して不安を抱えている、手術を避けたいとお考えの方は、手術せずに治療できる再生医療をご検討ください。
当院「リペアセルクリニック」では、患者さま一人ひとりの状態を確認し、再生医療による治療方針を個別に提案しております。
再生医療について詳しく知りたい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックまでご相談ください。

監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設