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運動中や普段の生活で足の小指側に違和感があり、「この程度の痛みなら大丈夫かな」「骨折ではないか」と気になった経験はありませんか。 その痛みは、ジョーンズ骨折の初期段階(なりかけ)である可能性があります。 ジョーンズ骨折とは足の小指側にある第5中足骨の付け根付近に起こる骨折で、初期症状が軽いため見逃されやすく、放置すると治療が長期化しやすいのが特徴です。 しかし、「具体的にどのような症状が出るのか」「どんな治療法があり、どれくらいで治るのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 本記事では、ジョーンズ骨折の初期症状や原因、早期復帰に向けた適切な対処法について解説します。 ぜひ参考にして、自分の足の状態を正しく把握し、症状が悪化する前の対策に役立ててください。 ジョーンズ骨折とは|第5中足骨に起こる疲労骨折 ジョーンズ骨折とは、足の小指の骨である「第5中足骨(だいごちゅうそくこつ)」に発生する疲労骨折の一種です。 第5中足骨の中でも、足首側の端(根元)から1.5〜2cmの部分に骨折が起こるケースを指します。 ジョーンズ骨折の主な特徴は、以下のとおりです。 項目 特徴 発生メカニズム 繰り返しの負荷により骨が脆くなる「疲労骨折」 治りにくさ 血管の分かれ目にあたり血流が乏しいため、骨がくっつきにくい 好発する人 サッカーやバスケなどのスポーツ選手、立ち仕事をする成人 ジョーンズ骨折が起こる場所は血管の構造上、血液の供給が乏しい血管の分かれ目(分水嶺)にあたるため、一度骨折すると非常に治りにくいのが特徴です。 骨がつくための栄養が届きにくいため、治療が遅れると「偽関節(ぎかんせつ)」と呼ばれる、骨が完全につかない状態になりやすいです。 主にサッカーやバスケットボールなどの激しいスポーツをする選手に見られますが、ヒールを履く人や立ち仕事をする人など、スポーツをしていない成人でも発症する可能性があります。 偽関節(ぎかんせつ)とは 骨折した骨が自然にくっつかず、折れた部分が関節のようにグラグラと動いてしまう状態のこと ジョーンズ骨折になりかけの症状とは? ジョーンズ骨折のなりかけ(初期段階)の症状は、痛みや腫れなど一般的な骨折に見られるような自覚症状が出にくいのが特徴です。 初期段階での症状の特徴は、以下のとおりです。 タイミング・状態 症状の特徴 動き始め 足の外側に違和感や軽い痛みがある 運動中 体が温まると痛みが消える 練習後や翌朝 軽い重だるさを感じる 日常生活やスポーツ中に強い痛みを感じない場合があるため、ただの筋肉痛や準備運動不足と勘違いしやすいです。 痛みがあっても軽度なケースが多いため、そのまま競技を続けてしまう危険があります。 進行するとどこが痛む?第5中足骨の外側の出っ張りが痛いのは要注意 足の外側が痛む場合、特に第5中足骨の外側の出っ張りが痛い場合は注意が必要です。 症状が進行すると、練習中も痛みが消えなくなり、足の外側に強い痛みを感じ始めます。 痛みの場所や進行度による症状の違いは、以下のとおりです。 進行度 症状の特徴 痛む場所 足の小指の付け根にある出っ張りから、指1本分つま先側 初期(なりかけ) 動き始めに痛み、温まると消える(見逃しやすい) 進行期 プレー中も鋭い痛みが続き、指で押すと激痛が走る 重症化 歩行が困難になり、安静にしていても痛む さらに症状が悪化して完全に骨折に至ると、激しい痛みで体重をかけられなくなり、歩行困難につながる可能性があります。 特に注意して確認してほしいのが、以下の画像で示されている「b」の領域(ジョーンズ骨折)の痛みです。 画像引用元:一般社団法人日本整形外傷学会「第5中足骨骨折・いわゆる下駄履き骨折と疲労骨折」 セルフチェックの際は、足の小指の付け根にある「骨の出っ張り(aの付近)」から、指1本分ほど「つま先側(bの付近)」を押してみてください。 「b」の領域を指で押してピンポイントで鋭い痛みを感じる場合は、ジョーンズ骨折の疑いが強いため、運動を中止して専門医を受診しましょう。 ジョーンズ骨折の原因|繰り返し過度な負荷がかかること ジョーンズ骨折の主な原因は、以下のような足の外側に繰り返しかかる過度なストレス(負荷)の蓄積です。 要因 具体的な内容 練習環境 急激な練習量の増加(合宿やシーズンインなど) グラウンド 人工芝のような固いグラウンドでのプレー 道具 足の外側に負担がかかりやすい不適切なシューズ 身体的特徴 O脚(ガニ股)などの不良な姿勢 サッカーやバスケットボールのような激しい動きを伴うスポーツでは、ステップや切り返しといった横への動きが多く、足の外側に強い負荷がかかり続けるため注意が必要です。 以下のようなスポーツでも、足の外側に反復したストレスがかかりやすい傾向があります。 長距離走・マラソン ラグビー アメリカンフットボール バレエ スポーツをしていない場合は、立ち仕事やしゃがみ込み動作の繰り返しなど、慢性的に骨に負荷がかかる生活が原因となることがあります。 ジョーンズ骨折になりやすいかチェックリストで確認 ジョーンズ骨折になりやすい環境かどうか、以下のリストで自分の状態を確認してみましょう。 動き始めは足が痛むが、動いていると楽になる 練習後や翌朝に、足の外側がジンジンする 足の甲が高い(ハイアーチ)、またはO脚気味である シューズの靴底の外側ばかりがすり減る ここ3ヶ月以内に練習量が急に増えた 過去に足首の捻挫を繰り返している 上記に当てはまる数が多いほど、ジョーンズ骨折の「なりかけ」である可能性が高いと考えられます。 動き始めだけ痛い症状は、見逃しやすい危険なサインであるため注意が必要です。 ジョーンズ骨折の治療法と治るまでの日数 ジョーンズ骨折の治療には、主に以下の「保存療法」と「手術療法」の2種類があります。 項目 詳細 保存療法 【治療内容】ギプスなどで固定し、体重をかけずに安静にする 【治療期間の目安】骨がくっつくまで3〜4ヶ月 【特徴】なりかけ(不全骨折)の軽症例では、負荷軽減などで自然治癒する可能性がある ※参照:一般社団法人日本整形外傷学会 手術療法 【治療内容】スクリュー(ネジ)で骨を固定する 【治療期間の目安】競技復帰まで2〜3ヶ月 【特徴】完全に折れているケースなど、難治性の場合に推奨される傾向にある 保存療法は、骨癒合(こつゆごう)を最優先し、松葉杖を使って骨折部に体重をかけないようにする治療法で、骨癒合にかかる期間は、少なくとも3〜4ヶ月が目安となります。 手術療法は、早期復帰を希望するアスリートや保存療法で治りにくい症例に選択されることが多い治療法です。 一般的には、第5中足骨にスクリューを埋め込む「髄内固定術(ずいないこていじゅつ)」が行われます。 手術後は骨の安定性が高まるため、競技復帰までの目安は2〜3ヶ月と保存療法に比べて短縮できるケースが多い点が特徴です。 ジョーンズ骨折はなりかけだと見逃しやすい!痛みを放置せず早期受診を ジョーンズ骨折は初期(なりかけ)の段階では自覚症状が軽く、見逃されやすい骨折です。 もし、なりかけの段階で発見できれば、手術をせずに保存療法で済む可能性があります。 一方で無理をして完全骨折に至ると、手術によって長期離脱が必要になることがあります。 しかし、「仕事や競技の関係で長期間の安静が難しい」「手術を避けて、早期復帰を目指したい」という方は、再生医療も選択肢の一つです。 当院(リペアセルクリニック)では、スポーツによる怪我や障害に対して、再生医療という新しいアプローチを提供しています。 再生医療とは、人が本来持つ再生能力を活用し、損傷した組織や機能の回復を目指す治療法です。 治療法などについては、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2025.12.26 -
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手首の小指側にある骨が、他の人より出っ張って見えると「これって異常なのかな」と気になってしまいます。 特に写真に写ったときや、腕立て伏せ・デスクワークで手首が痛むときは、つい悪い病気を疑ってしまう方も多いでしょう。 一方で、見た目だけで判断すると「体質なのに不安になっていた」というケースも少なくありません。 そこでこの記事では、尺骨茎状突起が出てる人に多い理由と、痛みがあるときに疑う病気、受診の目安までを整理します。 「病院に行くべきか迷う」を解消できるように、日常の困りごとに寄り添いながら解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 結論|痛みがなければ体質のことも多いが、痛みがあるなら受診を検討 尺骨茎状突起が出てる人でも、痛みがなければ体型や骨格の影響で「そう見えるだけ」というケースは多くあります。 出っ張りが昔からで、痛みや不自由がない 左右差はあるが、日常生活に支障がない 一方で、動かすと痛い・腫れる・しびれるなら受診を考える 見た目の出っ張りだけで「病気」と決めつける必要はありません。 ただし、痛みや引っかかりがある場合は、手首の関節や軟骨(じん帯を含む)が傷んでいる可能性があります。 手首は日常で酷使しやすく、放置すると「かばい癖」がついて長引くこともあります。 まずは“出てるだけ”なのか“痛みを伴う異常”なのかを切り分けることが大切です。 迷うときは、受診の目安をチェックして早めに相談するほうが安心につながります。 尺骨茎状突起とは?手首の小指側にある“出っ張り”の正体 尺骨茎状突起は、手首の小指側に触れる“骨の出っ張り”で、異常ではなく体の構造として誰にでもあるものです。 小指側の手首で触れる硬い突起が「尺骨茎状突起」 手首の安定や、じん帯・軟骨組織の付着部として重要 痛みが出るときは周辺組織(TFCCなど)のトラブルが関わることがある 「出っ張っている=骨が変形している」と思われがちですが、そもそもそこは骨が出る場所です。 ただ、周囲の軟骨やじん帯に負担がかかると、その付近に痛みが出て「出っ張りが原因では?」と感じやすくなります。 特に、重い物を持つ、手をついて体重をかける、マウス操作が長いなどは小指側に負担が集まりやすい動作です。 見た目の確認に加え、「押すと痛いか」「動かすと痛いか」をセットで見ていくと判断がしやすくなります。 尺骨茎状突起が出て見える主な理由 尺骨茎状突起が出て見える理由は、病気というより「体のつくり」や「過去のケガ」の影響で説明できることが多いです。 体型・筋肉や脂肪のつき方による見え方 尺骨の相対的な長さによる影響 骨折後や偽関節など外傷の後遺症で目立つケース 「急に出てきた気がする」と感じる場合でも、実際は体重変化や筋肉量の変化で目立つようになることがあります。 一方で、ケガのあとから形が変わった、触ると強く痛いといった場合は別の見立てが必要です。 ここでは、よくある3パターンに分けて整理します。 体型・筋肉や脂肪のつき方による見え方 尺骨茎状突起が出てる人の中には、体型や脂肪のつき方の影響で「骨が目立ちやすいだけ」という方が少なくありません。 やせ型で皮下脂肪が薄いと骨が浮き出やすい 前腕の筋肉量が少ないと輪郭がはっきり出る 体重減少や筋力低下で急に目立つことがある たとえば最近ダイエットをした、忙しくて筋トレや運動が減ったという方は、同じ骨でも見え方が変わります。 このタイプは見た目の変化が中心で、押しても強い痛みがないことが多いです。 ただし、骨が当たりやすくなる分、手をつく動作で刺激が増え「違和感」程度の痛みが出ることはあります。 その場合は、クッション性のあるサポーターや手首の使い方の工夫で落ち着くこともあります。 尺骨の相対的な長さによる影響 尺骨の相対的な長さが影響して、尺骨茎状突起が出て見えたり、小指側の手首に負担が集まりやすくなったりする場合があります。 尺骨が相対的に長いと小指側へ荷重がかかりやすい 手首の小指側が痛みやすく、動作で悪化しやすい 「尺骨突き上げ症候群」などにつながることがある 骨格のバランスは人それぞれで、同じ動作でも負担がかかる場所が変わります。 尺骨側に荷重が集まりやすい方は、パソコン作業やスポーツ(ラケット、ゴルフなど)で小指側がつらくなりがちです。 「出っ張りが目立つ」こと自体が問題というより、出っ張り周辺の組織にストレスがかかって痛みが出やすい点がポイントです。 このタイプは、痛みがあるかどうかで“体質”か“治療が必要”かの判断が分かれます。 骨折後や偽関節など外傷の後遺症で目立つケース 骨折後や偽関節(ぎかんせつ:骨がうまくくっつかない状態)の影響で、尺骨茎状突起が出て見えたり、押すと痛んだりすることがあります。 転倒やスポーツで手首を痛めたあとから形が変わった 出っ張りを押すとピンポイントで痛い 動かすと引っかかりや不安定感がある 「昔のケガは治ったはず」と思っていても、実は骨が完全には癒合していなかったり、周囲の軟骨やじん帯が一緒に傷んでいたりすることも。 このタイプは、見た目よりも“痛みや不安定さ”が主役になりやすく、使うほど悪化するのがつらいところです。 仕事で手を使う方や、育児で抱っこが多い方は、知らないうちに負担が積み重なって症状が出やすくなります。 「出っ張り+痛み+過去の外傷」がそろう場合は、早めの受診が安心につながります。 痛みがある場合に疑う代表疾患 尺骨茎状突起が出てる人で痛みがある場合は、骨そのものよりも「手首の小指側の組織トラブル」を疑うことが多いです。 TFCC損傷 尺骨突き上げ症候群 尺骨茎状突起骨折・偽関節 「小指側がズキッとする」「ひねると痛い」「手をつくと響く」といった症状は、TFCCなどの軟骨・じん帯が関係していることがあります。 ここでは、受診時によく話題に上がる代表疾患を3つ紹介します。 TFCC損傷 TFCC損傷は、手首の小指側の痛みで最も代表的な原因の一つで、「出っ張りが悪いのでは」と感じるきっかけにもなりやすい病態です。 ドアノブを回す・ペットボトルを開けると痛い 手をついたときに小指側がズキッとする クリック音(コリッとする感じ)や不安定感がある TFCCは“手首のクッション”のような役割があるため、ひねり動作や体重をかける動作で傷みやすいのが特徴です。 軽い損傷なら安静や固定で落ち着くこともありますが、我慢して使い続けると慢性化することがあります。 「腫れていないのにずっと痛い」「良くなったと思っても再発する」という場合は、TFCCが関わっているかもしれません。 仕事やスポーツで手首を休めにくい方ほど、早めに状態を確認しておくと安心です。 尺骨突き上げ症候群 尺骨突き上げ症候群は、尺骨側に負担が集まりやすい手首で起こりやすく、「出っ張り+小指側の痛み」がセットになりやすい代表疾患です。 小指側で物を持つと痛む、荷重で悪化しやすい スポーツや反復作業でじわじわ痛みが強くなる TFCC損傷と併発することがある 骨格のバランスによって尺骨側の荷重が増えると、軟骨やTFCCにストレスがかかりやすくなります。 そのため、出っ張りが目立つ人ほど「小指側が痛い」「手をつけない」という悩みを抱えやすい傾向があります。 痛みは急に強くなるというより、使うほど積み重なって増えていくことが多いのが特徴です。 放置すると日常動作までつらくなるため、早めに負担の原因を確認することが大切です。 尺骨茎状突起骨折・偽関節 尺骨茎状突起骨折や偽関節は、転倒などの外傷をきっかけに「出っ張りが目立つ」「押すと痛い」「不安定」といった症状につながることがあります。 ケガのあとから出っ張りの形が変わった ピンポイントで押すと痛い、腫れが引かない 手首をひねると不安定で怖い感じがする 尺骨茎状突起の骨折は、橈骨(親指側の骨)の骨折に伴って起こることもあり、見逃されるケースがあります。 また、骨がくっつききらない偽関節では、動くたびに刺激が入り痛みが長引きやすくなります。 「昔のケガだから大丈夫」と思っていても、負担の増加で症状が再燃することがある点が厄介です。 外傷歴がある人ほど、画像検査で状態を確認しておく価値があります。 病院に行くべき症状(セルフ判断の目安) 尺骨茎状突起が出てる人で受診を考えるべき目安は、「痛みの有無」だけでなく“続き方”と“日常への影響”にあります。 小指側の手首の痛みが2週間以上続く、または悪化している 手をつく・ひねる・持つ動作で毎回痛む 腫れ、熱感、押したときの鋭い痛みがある クリック音や引っかかり、不安定感がある ケガのあとから出っ張りや痛みが出た 手首の痛みは、我慢すると自然に治ることもありますが、治らないときは「同じ負担がずっとかかっている」サインでもあります。 特にTFCCのような組織は、使い方次第で良くも悪くもなるため、早めに負担を減らす設計が重要です。 「痛いけど動かせるから大丈夫」と放置してしまい、慢性化して長引く人も少なくありません。 痛みの原因がわかるだけでも、手首の使い方を変えるきっかけになります。 迷う場合は、整形外科(手の外科)で一度相談すると安心です。 病院で行う検査と一般的な治療 尺骨茎状突起周辺の痛みを診るときは、「骨の問題か」「軟骨・じん帯の問題か」を検査で切り分けていきます。 問診:痛む動作、外傷歴、仕事・スポーツの負荷を確認 身体所見:押した痛み、可動域、特定テストで評価 画像:レントゲン(骨)、必要に応じてMRI(TFCCなど) 骨折や偽関節が疑われる場合は、まずレントゲンで骨の状態を確認します。 一方でTFCC損傷など軟部組織の評価にはMRIが検討されることがあります。 治療は、初期は固定(サポーター)、負担動作の調整、痛み止め、リハビリなどの保存療法が中心です。 症状や原因によっては、注射や装具調整などを組み合わせて改善を狙います。 原因を特定し、生活に合わせて「治し方を設計する」ことが回復の近道です。 保存療法で改善しない場合におすすめな再生医療という選択肢 保存療法を続けても痛みが残る場合は、再生医療という選択肢を知っておくことで、手首の悩みに対する考え方が広がります。 固定やリハビリを頑張っても、痛みがぶり返す 仕事や家事で手首を休められず、慢性化している 「手術は避けたいが、このままもつらい」と感じている 手首の痛みは、生活で手を使うほど「治したいのに休めない」という矛盾にぶつかりやすい症状です。 その結果、いったん良くなっても、元の使い方に戻った途端に再発する方がいます。 こうしたケースでは、痛みの出方や組織の状態を改めて整理し、次の一手を検討することが大切です。 リペアセルクリニック大阪院では、慢性的な痛みに対して再生医療を含めた相談ができ、状態や希望に合わせて選択肢を比較しながら検討できます。 項目 内容 相談の進め方 痛みの出方・生活背景・検査情報をもとに、負担の原因を整理して方針を検討 提案の幅 保存療法の延長だけでなく、再生医療を含めた複数の選択肢を比較 重視する点 「仕事を続けたい」「手をつけるようになりたい」など、生活上のゴールに合わせて治療計画を立てる 再生医療は万能ではありませんが、選択肢として知っておくことで「我慢しかない」状態から抜け出しやすくなります。 痛みの原因と生活負荷を整理し、治療の優先順位を決めやすい 再生医療を含めて比較できるため、納得して選びやすい 長引く痛みに対して「次の手」を検討する土台になる 手首の痛みは、放置して頑張るほど日常の質が下がり、気持ちまで疲れてしまうことがあります。 だからこそ「痛みを抱えたまま生活を続ける」のではなく、相談先を持つことが大切です。 まとめ|“出てるだけ”か“痛みを伴う異常”かで判断する 尺骨茎状突起が出てる人は珍しくありませんが、判断の分かれ目は「見た目」ではなく「痛みと機能の変化」にあります。 痛みがなければ体質や見え方の問題であることも多い 痛み・引っかかり・不安定感があるなら疾患を疑う TFCC損傷や尺骨突き上げ症候群など、原因は複数ある 「出ている=病気」と決めつける必要はありません。 ただし、痛みが続く場合は“使い方の問題”だけではなく、組織の損傷が隠れていることもあります。 早めに検査を受けて原因を整理できると、日常で何を避けるべきかが明確になり、回復も進めやすくなります。 保存療法で改善しにくい場合は、リペアセルクリニック大阪院で再生医療を含めた選択肢を比較しながら相談することも一つの方法です。 「出てるだけか」「痛みを伴う異常か」を冷静に切り分け、納得できる形で次の一歩を選んでください。
2025.12.26 -
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夜中や明け方に、突然ふくらはぎが強くつり、痛みで目が覚めた経験はないでしょうか。 一度や二度であれば「水分不足かな」「冷えたのかも」と思って済ませてしまう方も多いでしょう。 しかし、こむら返りが頻繁に起こる場合、体の内側に不調が隠れている可能性があります。 中でも近年は、こむら返りの原因が肝臓にあるのではないかと不安を感じる方も増えています。 そこで本記事ではこむら返りの原因と対策を詳しく紹介していきます。 結論|こむら返りの多くは一過性だが頻発する場合は注意 結論から言うと、こむら返りの多くは一過性の筋肉トラブルであり、深刻な病気が隠れているケースは多くありません。 一方で、毎晩のように繰り返す、日中にも起こる、以前より頻度が増えている場合は注意が必要です。 頻発するこむら返りは、筋肉や神経、内臓機能の異常が関係している可能性があります。 そのサインを見逃さず、体の状態を見直すことが重要です。 こむら返り(筋痙攣)とは? こむら返り(筋痙攣)とは、筋肉が自分の意思とは関係なく強く収縮し、激しい痛みを伴う状態です。 特にふくらはぎに起こりやすく、夜間や明け方に発症するケースが多くみられます。 通常は数秒から数分で自然に治まりますが、強い痛みのため不安を感じる方も少なくありません。 繰り返し起こる場合、筋肉の違和感や張りが残ることもあります。 肝臓が原因でこむら返りが起こることはある? 肝臓とこむら返りの関係については、以下のポイントから整理できます。 肝硬変など慢性肝疾患との関係 なぜ肝臓が悪いと足がつるのか 肝臓が原因のケースは多くない点に注意 結論として、肝臓が原因でこむら返りが起こることはあります。 ただし、すべてのこむら返りが肝臓由来というわけではありません。 主に慢性肝疾患が進行したケースでみられる症状とされています。 正しく理解することが大切です。 肝硬変など慢性肝疾患との関係 肝硬変などの慢性肝疾患では、こむら返りを訴える患者が少なくありません。 特に夜間の筋痙攣は、肝硬変患者に比較的多くみられる症状とされています。 これは国内外の研究でも報告(※)されています。 参照:日本肝臓学会「肝硬変診療ガイドライン」 肝臓機能の低下が全身に影響を及ぼしている状態と考えられます。 なぜ肝臓が悪いと足がつるのか 肝臓の機能が低下すると、体内環境のバランスが崩れやすくなります。 その結果、筋肉や神経が過剰に興奮し、こむら返りが起こりやすくなります。 主な要因は以下のとおりです。 電解質(マグネシウム・カリウム)の乱れ アンモニア代謝異常による神経刺激 筋肉量の低下(サルコペニア) 血流低下による酸素不足 これらが重なることで、筋肉の収縮と弛緩の調整がうまくいかなくなります。 結果として、夜間や安静時にこむら返りが起こりやすくなるのです。 肝臓は全身代謝に深く関わる臓器であるため、影響が広範囲に及びます。 肝臓が原因のケースは多くない点に注意 一方で、こむら返りの原因が肝臓であるケースは多くありません。 軽度の脂肪肝や一時的な肝機能異常のみで、頻繁に足がつることはまれです。 そのため、「足がつる=肝臓が悪い」と短絡的に判断する必要はありません。 他の原因も含めて総合的に考えることが重要です。 肝臓由来を疑うチェックポイント 肝臓由来のこむら返りを疑う際は、他の症状の有無を確認することが重要です。 以下のような症状が複数当てはまる場合、注意が必要です。 慢性的な疲労感や倦怠感 食欲不振や体重減少 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸) 足やお腹のむくみ 健康診断で肝機能異常を指摘された これらの症状は、肝臓機能低下のサインである可能性があります。 こむら返りと併発している場合は、自己判断せず医療機関で検査を受けましょう。 早期発見が重症化を防ぐことにつながります。 肝臓以外が原因のことも多い 実際には、こむら返りの原因は肝臓以外であることがほとんどです。 日常生活の影響によるものが多く、誰にでも起こり得ます。 代表的な原因は以下のとおりです。 水分・ミネラル不足 冷えによる血流低下 運動不足や筋疲労 腰椎疾患や神経圧迫 加齢による筋力低下 特に中高年以降では、複数の要因が重なって起こるケースが多くなります。 生活習慣の見直しだけで改善することも少なくありません。 今すぐできる対処法と予防 こむら返りの対処法と予防として、日常生活で意識したいポイントがあります。 以下は、今日から実践できる基本的な対策です。 就寝前のふくらはぎストレッチ こまめな水分補給 ミネラルを意識した食事 冷え対策(靴下・レッグウォーマー) これらは原因を問わず有効な基本対策です。 特に夜間のこむら返りに悩む方は、就寝前のストレッチが効果的です。 無理のない範囲で継続することが大切です。 病院で行われる検査と治療 こむら返りが頻発する場合、原因を特定するための検査が行われます。 主に以下のような検査が実施されます。 血液検査(肝機能・電解質) 超音波検査やCT検査 神経学的検査 検査結果に応じて、薬物療法や生活指導が行われます。 原因を明確にすることで、適切な治療につながります。 肝臓以外が原因の場合の治療選択肢 原因が筋肉や神経にある場合、根本的な治療が重要になります。 対症療法だけで改善しないケースも少なくありません。 慢性的な筋肉や神経のダメージが原因の場合、再生医療という選択肢があります。 リペアセルクリニック大阪院では、自己由来の細胞を用いた再生医療を提供しています。 薬や一時的な対処で改善しない症状に対し、体本来の回復力を引き出す治療です。 長引くこむら返りや体の不調でお悩みの方は、一度相談してみるのも選択肢の一つでしょう。 まとめ|頻発するこむら返りは体からのサイン こむら返りの多くは一過性ですが、頻発する場合は体からのサインである可能性があります。 肝臓疾患を含め、さまざまな原因が考えられます。 自己判断せず、必要に応じて医療機関へ相談することが大切です。 再生医療を含めた幅広い治療選択肢を知ることが、今後の生活の質を守る第一歩になります。 リペアセルクリニック大阪院では患者様のお悩みに対して、丁寧にカウンセリングしていきます。 頻繁なこむら返りにお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
2025.12.26 -
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「モートン病に効果的なマッサージはある?」 「痛みを和らげる方法は?」 モートン病による足の指の付け根に走るピリッとした痛みやしびれを少しでも改善したいという方も多いのではないでしょうか。 歩くたびに感じる痛みは、放っておくと痛みが慢性化する可能性もあるため、適切な治療やケアが欠かせません。 本記事では、モートン病に効果的なマッサージ方法や、痛みを和らげる方法について紹介します。 マッサージ以外に痛みを和らげる方法も紹介しているため、モートン病の症状のお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 また、モートン病の痛みがなかなか治らない方は、再生医療による治療をご検討ください。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、痛みの原因となっている損傷した神経の再生・修復を促す医療技術です。 当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを行っているため、ぜひ一度ご相談ください。 モートン病に効果的なマッサージ方法4選 モートン病の痛みを緩和するためには、患部を強く刺激するのではなく、足全体の筋肉を柔軟にし、神経への圧迫を減らすアプローチが効果的です。 本章では、モートン病の痛みに効果的なマッサージ方法を4つ紹介します。 足指のマッサージ 足裏のマッサージ 足の甲のマッサージ 足首のマッサージ 上記のマッサージを適切に行うことで、足の疲労改善、負担の軽減が期待できます。 それぞれの具体的なやり方を見ていきましょう。 足指のマッサージ モートン病の足指マッサージでは、縮こまって固まった足の指を一本ずつ丁寧にほぐし、本来の動きを取り戻すことを目指します。 靴の中で圧迫された指を広げることで、血行が促進され、神経圧迫による痛みの緩和が期待できます。 主に以下の手順でマッサージしましょう。 【具体的なマッサージ方法】 ①:足の指を一本ずつ手で持ち、軽く回したり、もみほぐしたりする。 ②:①をすべての足指で行う お風呂上がりなど、筋肉が温まって柔らかくなっているタイミングで行うと、よりスムーズに動かせるのでおすすめです。 足裏のマッサージ 足裏の筋肉が硬くなるとモートン病の一因である「横アーチの崩れ(開張足)」につながりやすいため、マッサージで柔軟性を保つことが大切です。 以下の具体例のように、手を使うだけでなく、道具を活用する方法も手軽でおすすめです。 【具体的なマッサージ方法】 手の親指を使い、土踏まずから指の付け根に向かって、優しく押し流すようにマッサージする。 ゴルフボールやテニスボールを床に置き、足裏で転がすようにして全体を刺激する。 患部(指の付け根など)に痛みがある場合は、指やボールで強くグリグリと押すのは避けてください。 あくまで「痛気持ちいい」程度の強さを意識し、筋肉の張りを取るイメージで行いましょう。 足の甲のマッサージ 足の甲にある骨と骨の間(中足骨間)を広げるようなマッサージは、圧迫された神経の通り道を確保するのに役立ちます。 主に以下の手順でマッサージしましょう。 【具体的なマッサージ方法】 ①:足の甲の骨と骨の間にある溝に、手の親指を軽く当てる。 ②:足首側から指先側に向かって、溝をなぞるように優しくさする。 強く押しすぎると組織を傷める可能性があるため、皮膚を動かす程度の優しい力加減で行うのがポイントです。 足首のマッサージ 足首が硬いと地面からの衝撃が直接足指の付け根に伝わりやすくなるため、足首のマッサージで可動域を広げておくことが望ましいです。 【具体的なマッサージ方法】 ①:座った状態で、片方の足をもう片方の太ももの上に乗せ、手で足先を掴む。 ②:大きく円を描くように、ゆっくりと足首を回す。 ③:アキレス腱周辺を指でつまむようにして、下から上へと優しく揉みほぐす。 足首の柔軟性は、歩行時の衝撃吸収や足全体の血流循環に大きく関わっています。 足元の土台となる足首を整えることで、歩行のバランスが安定し、結果として患部への負担軽減につながるでしょう。 モートン病でマッサージするときの注意点 マッサージはモートン病の痛みを和らげる有効な手段ですが、誤った方法で行うと症状を悪化させたり、回復が遅れるリスクも潜んでいます。 適切なケアを行い、順調な回復を目指すための注意点について解説します。 痛いところを強く押さない セルフケアで改善しない場合は放置しない 良かれと思って行った行動が逆効果にならないよう、正しい対処法を理解しておきましょう。 痛いところを強く押さない モートン病は神経が圧迫され、炎症を起こすことで痛みやしびれを感じるため、患部を指で強く押したり揉んだりすることは避けてください。 マッサージによって痛みを感じる部分に強い刺激を与えると、炎症が広がり、痛みが増してしまう可能性があります。 「痛いところをマッサージすれば治る」と考えがちですが、無理に触れないのが基本です。 マッサージを行うときは痛みを感じる部分ではなく、その周辺の筋肉や関節(足の甲や足首など)を優しくほぐすことを目的に行いましょう。 セルフケアで改善しない場合は放置しない マッサージなどのセルフケアを続けても症状が軽くならない、あるいは痛みが強くなる場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。 場合によってはモートン病ではなく「疲労骨折」など、別の疾患や怪我だったという可能性も否定できません。 また、痛みを放置したまま生活していると症状が悪化したり、足以外への負担につながり、別の問題が発生したりすることもあります。 つらい痛みから解放されるには、専門医による適切な診断と治療を受けることが重要です。 モートン病の痛みを和らげる方法【マッサージ以外】 モートン病の痛みを和らげるには、マッサージによるセルフケアに加えて、日頃の環境を見直すのが効果的です。 足への負担を物理的に減らすために取り組みたいアプローチについて解説します。 シューズの見直し インソールなどの活用 湿布の活用 これらを組み合わせることでモートン病の痛みを和らげる効果が期待できるため、できることから実践していきましょう。 シューズの見直し モートン病の痛みを和らげるためには、原因となりやすい「足先が窮屈な靴」を避け、足指が自由に動かせる靴を選ぶことが大切です。 ハイヒールやパンプス、幅の狭い靴は、足指の付け根に過度な荷重と圧迫を与えてしまいます。 痛みが強い時期は、以下のような特徴を持つ靴に変えることを検討してみてください。 つま先が広く、指を動かせるスペースがある ヒールが低く(3cm以下推奨)、安定している クッション性が高く、衝撃を吸収してくれる 靴を変えるだけでも、患部への当たりが柔らかくなり、歩行時の痛みが大きく改善することがあります。 インソールなどの活用 崩れてしまった足のアーチ構造を支えるために、専用のインソール(中敷き)や足底パッドを活用するのも有効な手段です。 特に「中足骨パッド」と呼ばれる盛り上がりのあるインソールを使用すると、下がってしまった横アーチが持ち上げられます。 これにより、神経が圧迫されている骨同士の間隔が広がり、痛みの緩和が期待できます。 ドラッグストアやスポーツ用品店で市販されているものから試し、ご自身の足裏の形状にフィットするものを見つけると良いでしょう。 湿布の活用 モートン病による痛みが強く、患部に熱感や腫れがある場合は、炎症を抑えるために湿布を活用するのも一つの方法です。 湿布に含まれる鎮痛消炎成分が浸透することで、鋭い痛みを一時的に落ち着かせる効果が期待できます。 ただし、湿布はあくまで痛みを抑える対症療法であり、神経の圧迫そのものを解消するわけではありません。 痛みが引かないからといって漫然と貼り続けるのではなく、マッサージや靴の見直しなどの対策と並行して使用することをおすすめします。 モートン病のマッサージ方法に関してよくある質問 モートン病の痛みにお悩みの方から多く寄せられる質問の中から、特に知っておきたい以下の2点について回答します。 モートン病を自分で治す方法は? モートン病になったらやってはいけないことは? 正しい知識を持ち、モートン病の悪化を防ぎながら改善を目指すための参考にしてください。 モートン病を自分で治す方法は? 軽度のモートン病であれば、生活習慣の見直しとセルフケアを組み合わせることで、症状の改善を目指すことは可能です。 本記事で紹介した「足指や足裏のマッサージ」に加え、以下の取り組みを継続することが鍵となります。 靴の変更:幅広でクッション性の高い靴を選び、物理的な圧迫を減らす。 インソールの使用:中足骨パッドなどを使い、落ちてしまった横アーチを支える。 足指の運動:タオルギャザーなどで足の筋力を鍛え、アーチ機能改善を目指す。 上記のような対応は、一時的な対処ではなく、毎日続けることで少しずつ足の環境を整えていくものなので、途中で中止せずに継続することが重要です。 ただし、セルフケアで痛みが引かない場合は、無理をせずに早めに専門医に相談することをおすすめします。 モートン病になったらやってはいけないことは? モートン病の症状を悪化させないためには、患部である足指の付け根に「強い衝撃」や「圧迫」を与える行動を避けることが鉄則です。 具体的には、以下のような行動が回復を妨げる要因となるため、できる限り避けましょう。 やってはいけないこと リスク 患部を強く揉む 痛みのある場所をグリグリと押すと、炎症が広がる可能性がある ハイヒールや窮屈な靴を履く つま先に体重が集中し、神経圧迫が強まることで痛みが強くなる可能性がある 痛みを我慢しての運動 ランニングやジャンプなど、着地の衝撃によって痛みが悪化する可能性がある つま先立ち 中足骨頭(指の付け根)に過度な負担がかかるため、症状が悪化する可能性がある 「早く治したい」と焦って、痛みを我慢して強くマッサージしたり、運動を継続することは避けた方が良いです。 まずは患部を安静に保ち、足への負担を減らす環境づくりや対策を優先すると良いでしょう。 モートン病がマッサージで改善しないなら再生医療をご検討ください 足指の痛みやしびれを和らげるには、日々のマッサージや生活環境の見直しが有効です。 しかし、マッサージはあくまで対症療法であり、損傷した神経そのものを完全に治せるわけではない点も覚えておく必要があります。 セルフケアを続けても痛みが改善しない方や慢性化した痛みを根本的に治療したい方は、新たな選択肢として「再生医療」をご検討ください。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、損傷した神経の再生・修復を促す医療技術です。 外科的な手術をせずに神経損傷の改善を目指せるため、「痛みを根本から治したいけれど手術は避けたい」と考える方にとって大きな希望となる可能性があります。 痛みを我慢して歩くことを当たり前にせず、専門的な治療も含めた幅広い選択肢の中から、ご自身に合った解決策を見つけていきましょう。 当院リペアセルクリニックでは、再生医療の具体的な治療について無料カウンセリングを行っているため、ぜひ一度ご相談ください。
2025.11.28 -
- 内科
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「納豆は痛風でも食べていい?」 「健康に良い納豆を食べたいけれど、痛風への影響が心配」 痛風と診断され、上記のような疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 プリン体が多いとされる大豆製品の中でも、納豆は特に身近な食品であるため、その摂取量や頻度について気になることでしょう。 本記事では、痛風の方が納豆を食べる際の適切な目安量や、尿酸値を上げにくい食べ方について解説します。 正しい知識を取り入れ、安心して食卓に納豆を並べられるための参考にしてください。 納豆は痛風でも食べていいのか 痛風や尿酸値が高めの方であっても、適量であれば納豆を食べても問題ありません。 本章では、納豆と痛風の関係について、以下の2つのポイントについて解説します。 プリン体含有量は比較的少ないため適量ならOK 納豆を食べる場合は「1日1パックまで」が目安 納豆はプリン体を含んでいますが、極端に多いわけではなく、目安量を守ることで健康的な食生活の一部として取り入れることができます。 過度な心配をせずに納豆を食べるためにも、納豆と痛風の関係性について理解しておきましょう。 プリン体含有量は比較的少ないため適量ならOK 納豆のプリン含有量は、他の高プリン体食品と比較するとそれほど多くはないため、適量であれば痛風の方が食べても問題ありません。 市販納豆に含まれるプリン体総量は「56.6mg/100g」と報告※されており、納豆1パック(40〜50g)あたり約28mgです。 ※出典:J-STAGE「納豆摂取習慣による尿酸代謝への影響」 これは、高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインで注意されている「極めて多い(300mg以上)」に該当していません。 高プリン体の食品と納豆のプリン体含有量の比較は、以下のとおりです。 食品名 プリン体含有量(100gあたり) 備考 納豆 56.6mg 少ない 鶏レバー 312.2mg 極めて多い 白子(イサキ) 305.5mg 極めて多い カツオ 211.4mg 多い ※出典:公益財団法人 痛風・尿酸財団「食品中プリン体含量」 上記のように、レバーや白子などの内臓類と比べれば納豆のプリン体は少ないです。 一般的な肉や魚と比較しても低い部類に該当するため、過剰摂取さえ避ければ、日常的に食べても尿酸値への影響は限定的といえるでしょう。 納豆を食べる場合は「1日1パックまで」が目安 痛風の患者さまが納豆を食べる場合、「1日1パック(40〜50g)」を目安にすることをおすすめします。 高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインでは、1日のプリン体摂取量を「400mg以下」に抑えることが推奨されています。 納豆1パックに含まれるプリン体は約28mg程度ですので、これだけで制限を超えることはありません。 しかし、私たちは納豆以外の食事(肉や魚、主食など)からもプリン体を摂取しているため、他の食材とのバランスを考慮すると、納豆は1日1パックに留めておくと良いでしょう。 朝食や夕食のどちらかに一回食事に取り入れる程度が、無理なく続けられる適量です。 納豆を食べると「痛風になる」って嘘?本当? 「納豆を食べると痛風になる」という噂を耳にすることがありますが、過剰摂取していない限り「誤解」といえます。 納豆が痛風の直接的な引き金になる可能性は低く、過剰に恐れる必要はありません。 むしろ、納豆をはじめとする豆類を食事に取り入れることで、血清尿酸値が低下したという研究結果が報告※されています。 ※出典:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 食事に豆類を取り入れる際は、豆の種類や加工方法によって異なるプリン体含有量に注意しましょう。 食品名 プリン体含有量(100gあたり) 納豆 56.6mg 乾燥大豆 172.5mg 味噌(白味噌) 63.5mg ピーナッツ 49.1mg 枝豆 47.9mg 醤油 45.2mg そら豆 35.5mg 豆腐(冷奴) 31.1mg 豆乳 22.0mg ※出典:公益財団法人 痛風・尿酸財団「食品中プリン体含量」 「納豆=痛風の原因」と決めつけるのではなく、食事全体のバランスや生活習慣を見直すことが重要といえるでしょう。 痛風で納豆を食べるときの注意点 納豆はプリン体含有量が比較的少なめで痛風の方でも食べられる食品ですが、無条件にどれだけでも食べていいわけではありません。 痛風の方が納豆を食事に取り入れるために注意したい点は、以下の3つです。 納豆の食べ過ぎに注意する 他の食材のプリン体含有量も考慮する アルコール摂取は控える これらを守ることで、納豆を食べながら痛風リスクをコントロールできるでしょう。 納豆の食べ過ぎに注意する 納豆のプリン体含有量は少なめとはいえ、食べ過ぎれば摂取量は積み重なり、尿酸値を上げる原因となります。 先述のとおり、1日1パック(約40~50g)であればプリン体摂取量は約28mg程度に収まりますが、これが2パック、3パックとなれば話は別です。 健康に良いからといって極端に摂取量を増やすのではなく、「適量を守ることが重要」と考えましょう。 プリン体は納豆以外の食品からも摂取することになるため、納豆は1日1パック食べる習慣をつけることをおすすめします。 他の食材のプリン体含有量も考慮する 納豆を食べる際は、その日の食事全体のプリン体総量を意識し、一緒に食べるおかずの選び方に工夫が必要です。 納豆自体に一定量のプリン体が含まれているため、メインのおかずにプリン体が多い食品(レバー、干物、カツオなど)を選ぶときは注意しましょう。 高プリン体の食品を一食でも取り入れるだけで、一日のプリン体摂取量の「400mg以下」ギリギリになってしまう可能性があります。 納豆を食べる日は、主菜をプリン体の少ない卵料理や野菜中心のメニューにするなど、プリン体総量のバランスを整えると良いでしょう。 アルコール摂取は控える 納豆を食べるときに限った話ではありませんが、痛風ケアの観点からはアルコールの摂取には注意が必要です。 アルコールは、尿酸の生成を促進するだけでなく、体外への排泄を妨げるという二重のリスクを持っています。 「プリン体ゼロ」の発泡酒であっても、アルコール成分そのものが尿酸値を上げる働きをするため、アルコール摂取は控えた方が賢明です。 納豆を食べる際は、できるだけお酒を控えるか、休肝日を設けるなどして、肝臓への負担を減らすよう心がけましょう。 痛風患者向けの納豆のおすすめの食べ方 痛風で納豆を食べるなら、単体で食べるよりも「尿酸の排泄を助ける食材」や「尿をアルカリ化する食材」と組み合わせるのがおすすめです。 本章では、納豆と相乗効果を狙えるおすすめの食べ方について紹介します。 納豆におすすめの食品の組み合わせ おすすめの納豆レシピ これらを日々の食事に取り入れ、美味しく効率的な対策を続けていきましょう。 納豆におすすめの食品の組み合わせ 納豆を食べるときは、尿をアルカリ性に傾けるアルカリ性食品や、代謝を助けるビタミン類を含む食品との組み合わせが効果的です。 特におすすめしたい食品は、以下のとおりです。 海藻類(わかめ・ひじき) ほうれん草・トマト・大根 きのこ類 大豆製品(豆腐) いも類 など これらの食品は納豆との相性も良く、手軽に料理に追加できるものばかりなので、痛風対策に効果的な食事法のためにも、ぜひ取り入れましょう。 おすすめの納豆レシピ 手軽に作れて、痛風対策としての栄養価も高いおすすめレシピを紹介します。 材料を混ぜるだけの簡単なメニューなので、忙しい朝食などに取り入れてみてください。 レシピ めかぶ納豆 材料 ・めかぶ:2パック(約80g) ・納豆:1パック(約40g) ・醤油:大さじ1/2 作り方 ①めかぶと納豆をボウルに入れ、醤油を加えて和える 期待できる効果 ・尿のアルカリ化をサポートし、尿酸の排出を促す ・めかぶと納豆の相乗効果で腸内環境の改善につながる 上記はあくまで一例ですが、納豆の持つ栄養価を活かしつつ、痛風に気を付けた組み合わせを工夫することで、痛風の方でも納豆を美味しく食べられるでしょう。 納豆は痛風でも1日1パックはOK!食べ合わせにも注意しよう 痛風だからといって、あれもこれもダメと制限しすぎると、食事の楽しみが減ってしまうものです。 納豆はプリン体含有量が比較的少なめなので、痛風の方でも1日1パックを目安として食べることができます。 食べる際は、「納豆の食べ過ぎ」「他の食材のプリン体含有量も考慮」「アルコールは控える」などの注意点を守りましょう。 痛風と向き合うためにも正しい知識を持ち、適量を守って食べることで健康的な毎日を維持していくことが大切です。
2025.11.28 -
- 内科
- その他
「痛風にコーヒーはダメ?」「発作が怖いけれど、コーヒーは飲みたい」 日常的にコーヒーを飲む習慣がある方で、痛風と診断されてから上記のようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。 カフェインは体に良くないというイメージから「ダメ」だと思われがちですが、コーヒーは痛風にとって「ダメな飲み物」ではありません。 むしろ、近年の研究ではコーヒーを飲む習慣が痛風に良い影響を与える可能性も示唆されています。 本記事では、痛風や尿酸値とコーヒーの関係性について詳しく解説します。 正しい知識を身につけ、不安なくコーヒータイムを楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。 痛風にコーヒーはダメじゃない!尿酸値との関連性 痛風の方や尿酸値が高めの方であっても、コーヒーを完全に避ける必要はありません。 むしろ、コーヒーを飲む習慣が痛風の発症リスクを低下させるという研究データも報告されています。 コーヒーと尿酸値の具体的な関係について、以下の2つの視点から詳しく解説します。 コーヒーは痛風の発症リスク低下につながる 尿酸値への影響は解明されていない コーヒーが持つ意外なメリットと、現在の医学的な見解を正しく理解することが大切です。 コーヒーは痛風の発症リスク低下につながる コーヒーを習慣的に飲むことは、痛風の発症リスクを20〜60%低減させる※と考えられています。 ※出典:J-STAGE「痛風・高尿酸血症の病態と治療」 アメリカで実施された大規模なコホート研究によると、コーヒーを飲む量が多い人ほど、痛風を発症する確率が低いという結果が出ました。 具体的には、1日に4杯から6杯以上のコーヒーを飲む男性において、痛風リスクの大幅な低下が見られています。 しかし、これらの研究結果は、個人差があることやエビデンスが不十分であると判断されていることから、コーヒーの効果を過信しないことが大切です。 とはいえ、過剰摂取などに注意すれば痛風でもコーヒーを飲めるので、コーヒーを飲む習慣がある方には朗報といえるでしょう。 尿酸値への影響は解明されていない コーヒーが痛風の発症リスクを低下させるというデータがある一方で、「尿酸値を下げる」などの影響に関する詳細は解明されていません。 複数の研究結果を見ても、コーヒーを飲んで尿酸値が下がったグループもあれば、上がったグループもあるため、コーヒーの消費量と尿酸値に関連性は認められませんでした。 現時点では、コーヒーと尿酸値の関連性として以下のような仮説が考えられています。 仮説 詳細 排泄の促進 カフェインの利尿作用などが、尿酸の体外排出を助けている可能性 インスリン抵抗性の改善 尿酸値を高める原因となるインスリンの働きを整える可能性 上記のことから、コーヒーを飲めば確実に尿酸値が下がるというわけではない点に注意が必要です。 あくまで「痛風の発症リスクを下げる可能性がある嗜好品」として捉え、適切な治療やバランスの良い食事と併用する意識を持つと良いでしょう。 痛風予防でコーヒーを飲むときの注意点 コーヒーは痛風予防に役立つとされていますが、飲み方を間違えるとカフェインの過剰摂取などによる健康被害を引き起こす可能性があります。 健康的にコーヒーを楽しむために、特に意識したい注意点は以下の3つです。 コーヒーの飲み過ぎ 砂糖やシロップが含まれたコーヒーを飲む コーヒー以外の水分を摂取しない これらの注意点を理解し、健康的な飲み方を心がけることで、痛風の方でもコーヒーを楽しめるでしょう。 コーヒーの飲み過ぎ 痛風の発症リスクを低下させる可能性があるとはいえ、カフェインの過剰摂取につながるほどの飲み過ぎは避けましょう。 一般的に、成人の1日のカフェイン摂取量は400mg以下(コーヒー約3〜4杯分)が目安とされていますが、カフェインへの耐性は個人差が大きいものです。 カフェインを摂りすぎると、不眠や胃腸の荒れ、動悸といった健康被害を引き起こす可能性があるため、飲む量には注意が必要です。 ご自身の体調と相談しながら、リラックスできる適量を守ってコーヒーを飲みましょう。 砂糖やシロップが含まれたコーヒーを飲む 砂糖や甘いシロップが入ったコーヒーは、過剰摂取により尿酸値を上昇させるリスクがあるため、おすすめできません。 糖が体内で分解される過程で尿酸の産生を促進したり、糖分の摂りすぎによって肥満になったりすることで、結果として痛風のリスクを高めることにつながります。 痛風の方がコーヒーを飲む場合は、砂糖やシロップが含まれるものは避けることが望ましいです。 また、ブラックコーヒーが苦手な方は、同じく痛風リスクを下げるといわれている無糖のミルク(牛乳)※で割って飲むと良いでしょう。 ※出典:J-STAGE「血清尿酸値の低下作用が示唆される食材および食材に含まれる物質の作用機序」 コーヒー以外の水分を摂取しない コーヒーには利尿作用があるため、水やお茶など他の飲み物でもしっかりと水分補給を行うことが欠かせません。 コーヒーだけを水分源にしていると、体内の水分が尿として排出され、知らず知らずのうちに脱水気味になることがあります。 また、水分不足は血液中の尿酸濃度を高め、尿酸が結晶化しやすい環境を作ってしまう原因となります。 痛風予防のためには、1日2リットル程度の水分摂取が推奨※されているため、コーヒー以外の飲み物で意識的に水分補給しましょう。 ※出典:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 痛風改善・予防に役立つコーヒー以外の飲み物 コーヒー以外にも、日々の水分補給を通じて痛風改善・予防を助けてくれる飲み物があります。 痛風予防の観点から積極的に取り入れたい飲み物は、以下のとおりです。 水(ミネラルウォーターや水道水) 緑茶、麦茶 牛乳、乳製品 先述のとおり、痛風予防ためには、1日2リットル程度の水分摂取が推奨されているため、上記を取り入れることでコーヒーだけに頼らない水分補給が可能になります。 また、牛乳などの乳製品には、尿酸の排泄を助ける「カゼイン」や「ラクトアルブミン」というタンパク質が含まれています。 毎日コップ1杯程度の牛乳を飲む習慣は、尿酸値が高めの方にとって心強いサポートとなるはずです。 低脂肪乳を選ぶと、カロリーや脂質も抑えられるため、より健康的といえるでしょう。 痛風とコーヒーに関してよくある質問 痛風とコーヒーに関してよくある以下の2つの質問について回答します。 痛風にはインスタントコーヒーでもいい? 痛風でコーヒーと一緒に食べてはいけないものは? 以下では、それぞれの質問に対して詳しく解説しているので、疑問や不安がある方はここで解消しておきましょう。 痛風にはインスタントコーヒーでもいい? インスタントコーヒーであっても、痛風の発症リスクを低減する効果が期待できるでしょう。 有効成分であるポリフェノールはインスタントにも含まれていますが、ドリップコーヒーに比べると含有量が少ない傾向があります。 それでも、過去の研究ではドリップとの厳密な区別なく効果が確認されているため、日常的な摂取としては十分に期待できます。 しかし、インスタントコーヒーには砂糖やミルクがあらかじめ配合されている製品が多く、糖分の摂りすぎにつながる可能性があるため、注意が必要です。 インスタントコーヒーを選ぶときは、成分表示を確認する習慣をつけると良いでしょう。 痛風でコーヒーと一緒に食べてはいけないものは? 痛風でコーヒーと一緒に絶対に禁止すべき食べ物はありませんが、砂糖や果糖たっぷりのスイーツとの組み合わせには注意が必要です。 ケーキやドーナツなどの甘いお菓子は、体内で尿酸値を上昇させる大きな原因となります。 コーヒーによる発症リスクの低減を過信せずに、素焼きのナッツや高カカオチョコレートなど、低糖質なものを選ぶ工夫をしましょう。 痛風でもコーヒーは飲んでOK!飲み方と量に注意しよう 痛風や尿酸値が気になる方でも、コーヒーを完全に避ける必要はなく、日常的に飲んでも問題はありません。 むしろ、コーヒーを飲む習慣によって痛風の発症リスクを低減させることにつながると考えられているため、適切な飲み方を守れば健康管理のに役立ちます。 「痛風だから」と好きなものを我慢しすぎることは、かえってストレスの原因になりかねません。 生活習慣の改善と合わせて、コーヒーの飲み過ぎや砂糖・シロップが含まれたコーヒーの過剰摂取を控えて、コーヒーを楽しみましょう。
2025.11.28 -
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歩行や運動時に感じる足の甲の痛みは、日常生活に支障をきたすだけでなく、「もしかして骨折?」という大きな不安材料となるでしょう。 特にスポーツをされている方や、立ち仕事が多い方にとって、足の甲の痛みは見過ごせないサインです。 本記事では、足の甲が疲労骨折してしまう原因や、見逃してはいけない症状の特徴について詳しく解説します。 足の甲の痛みを正しく理解し、適切な処置への第一歩を踏み出しましょう。 また、保存療法で改善が見られない疲労骨折では、再生医療が選択肢となる場合があります 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す医療技術です。 当院リペアセルクリニックでは、具体的な治療について無料カウンセリングを実施しておりますので、ぜひご相談ください。 足の甲が疲労骨折する原因 足の甲に疲労骨折が生じる大きな原因は、骨の強度を超える負荷が、繰り返し同じ場所に加わり続けることです。 足の甲に過度なストレスがかかる主な要因は、以下のとおりです。 オーバーユース(使いすぎ) 急激なトレーニング量の増加 下半身の筋力不足と柔軟性の低下 足に合っていないシューズの着用 コンクリートなどの硬い路面での運動 フォームや身体の使い方の癖 偏平足・ハイアーチなどの骨格的な問題 骨密度の低下 ランニングやジャンプを繰り返すスポーツなど、足への衝撃を伴う動作の繰り返しによって骨への負担が蓄積されます。 急激にトレーニング量を増やした時期などは、特に疲労骨折のリスクが高まります。 また、下半身の筋力・柔軟性不足やクッション性のないシューズの着用、コンクリートなどの硬い路面での運動も、足の甲への負担を増大させる要因です。 骨への負荷を減らすには、運動量の調整だけでなく、シューズの見直しやストレッチによる柔軟性の確保など、多角的なアプローチが有効です。 足の甲が疲労骨折したときの症状 足の甲が疲労骨折している場合、痛みは突然激しくなるのではなく、徐々に強まっていくことが多いため、初期段階での発見と対処が重要です。 本章では、足の甲が疲労骨折したときの具体的な症状や見分け方について解説します。 疲労骨折の主な症状 疲労骨折の症状の見分け方 ご自分の足の状態と照らし合わせながら、疲労骨折かどうか判断するための参考にしてください。 疲労骨折の主な症状 足の甲の疲労骨折は、特に第2・第3中足骨(足部の中央に位置し、体重負荷を最も受けやすい部位)に好発します。 第2・第3中足骨が疲労骨折した場合、以下のような症状が現れます。 歩行時・運動時の足の甲に鈍い痛みがある 安静にしていても足の甲が痛い 患部を指で押すと特定の一点に圧痛を感じる 患部に腫れや熱感がある 上記のような症状を無視して生活や運動を続けると、完全な骨折に至り、長期の安静期間が必要になる可能性があります。 疲労骨折が疑われる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な対処を心がけましょう。 また、小指側にある第5中足骨を疲労骨折した状態を「ジョーンズ骨折」と呼び、通常の疲労骨折とは予後が異なるため、注意が必要です。 疲労骨折の症状の見分け方 足の甲の痛みは、疲労骨折以外にも「腱炎」や「捻挫」などの可能性があります。 これらを見分けるためには、以下のチェックリストを参考に、痛みの広がり方や、特定の動作による反応などを確認しましょう。 チェック項目 疲労骨折の疑い 腱炎や捻挫の疑い 痛みの範囲 ピンポイントの痛み ぼんやりとした広範囲の痛み 圧痛部位 骨の上を押すと痛む 筋(スジ)や関節を押すと痛む 腫れ方 患部周辺の全体的な腫れ 筋に沿った腫れ、または関節周辺の腫れ 発症パターン 数日~数週間かけて徐々に悪化 急性発症、運動後すぐ 安静時の痛み 症状悪化によって痛む 軽度、またはなし ただし、上記のチェック項目はあくまで目安程度に捉えましょう。 自己判断で処置を遅らせるリスクを避けるため、疑わしい場合は整形外科でのレントゲンやMRI検査を受けることが、確実な回復への近道です。 また、初期段階の疲労骨折ではレントゲンに写らないこともあるため、他の検査を受けることも検討する必要があります。 足の甲の疲労骨折はどのくらいで治る?主な治し方 足の甲の疲労骨折は、多くの場合、手術を行わずに「保存療法」と呼ばれる治療法で自然治癒を目指すことができます。 ただし、これは「何もしないで放置すれば治る」という意味ではなく、骨が修復される環境を整え、適切な管理を行うことが前提です。 疲労骨折の治療プロセスは、主に以下の2つの段階に分けて進められます。 安静と固定 リハビリテーション 骨折の程度や場所によっては手術が検討されるケースもありますが、基本的には患部への負担を取り除くことから治療が始まります。 早期復帰を目指すためにも、各段階でどのような処置が行われるのかを理解しておきましょう。 安静と固定 疲労骨折の治療で優先すべきことは、骨の修復を妨げないよう患部を固定して安静にすることです。 固定期間は重症度によって異なりますが、一般的には以下のとおりです。 軽度:4~8週間 中等度:8~12週間 重度:12週間以上 完全に骨が治っていない状態で固定を外したり、運動を再開したりすると、再骨折や難治化(骨がつかなくなること)を招く恐れがあります。 骨の癒合が確認されるまでは、焦らず安静を保つことが、早期改善の近道です。 リハビリテーション 骨の癒合が確認され、医師の許可が出た後は、少しずつ元の生活やスポーツ活動に戻るためのリハビリテーションを開始します。 リハビリテーションは、以下のようなメニューを段階的に実施します。 荷重訓練 可動域訓練 ストレッチ 筋力トレーニング 動作やフォーム改善 安静期間中に低下してしまった筋力や柔軟性を取り戻し、再発を防ぐ身体作りが目的となります。 無理に頻度や負荷を上げてしまうと再骨折や難治化につながるため、注意が必要です。 「痛みが出ないか」を常に確認しながら、医師や理学療法士の指導のもと、慎重にステップアップしていきましょう。 足の甲の疲労骨折を予防する方法 疲労骨折は、日々のトレーニング習慣や生活環境を見直すことで予防できる怪我です。 「一度治ったから安心」と考えるのではなく、骨への負担をコントロールし続ける意識を持つことが、長くスポーツや歩行を楽しむための鍵となります。 疲労骨折で実践したい具体的な予防法は、以下の5つです。 運動量は段階的に増やす 運動前後のセルフケア 下半身の筋力トレーニング 体重管理や食生活の改善 適切なシューズを着用する 以下では、それぞれの予防法とポイントについて、詳しく見ていきましょう。 運動量は段階的に増やす 疲労骨折の主なリスク要因は、オーバーユース(使いすぎ)や急激なトレーニング量の増加のため、運動量は段階的に増やすことが重要です。 運動時間や走行距離を増やす際は、前週比で1.1倍以内に抑える「10%ルール」を意識しましょう。 また、週に1〜2日は完全休養日を設け、骨の微細な損傷を修復させるための休息時間を確保することも不可欠です。 「もう少しやりたい」と思う段階で止める勇気が怪我を防ぎ、結果として長期的なパフォーマンス向上につながります。 運動前後のセルフケア ふくらはぎや足裏が硬くなると、その衝撃が骨に直接伝わりやすくなるため、運動前後のセルフケアが欠かせません。 筋肉の柔軟性は、地面からの衝撃を和らげる重要な「クッション機能」を果たします。 運動前には関節を温める動的ストレッチを、運動後にはアイシングや静的ストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしましょう。 また、入浴やマッサージで血流を促すことも有効です。 自分の身体の状態を確認する習慣が、疲労の蓄積や異変の早期発見につながります。 下半身の筋力トレーニング 足の甲への負担を物理的に軽減するためには、衝撃を受け止めるための筋力強化が重要です。 特に、足のアーチ(土踏まず)を支える足裏や、着地を安定させるふくらはぎの筋肉を鍛えることで、衝撃分散能力が高まります。 自宅でも手軽にできる「タオルギャザー(足指でタオルを寄せる運動)」や「カーフレイズ(つま先立ち)」がおすすめです。 地道なトレーニングを継続して足の筋力を強化することが、疲労骨折を再発しにくい「強い足」を作る土台となります。 体重管理や食生活の改善 骨の健康を守り、疲労骨折を予防するためには、適正体重の維持と栄養バランスの取れた食事が不可欠です。 急激な体重増加は足への物理的負荷を増大させ、過度な減量による栄養不足は骨の修復を妨げます。 骨の主成分となるカルシウムに加え、吸収を助けるビタミンD、定着を促すビタミンK、骨の基礎を作るタンパク質を積極的に摂取しましょう。 身体の内側から骨折しにくい丈夫な骨を作っていく意識が大切です。 適切なシューズを着用する 疲労骨折の予防のためには、衝撃吸収性と安定性に優れ、サイズ感が適切なシューズを選ぶことが重要です。 サイズの合わないシューズや、クッション性が低下したシューズでの運動は、骨への負担を増大させる大きな要因となります。 また、靴底がすり減っていたり、クッション部分にシワが寄っていたりする場合は機能が低下しているサインなので、早めの交換を検討しましょう。 路面や体重、走行フォームにより劣化速度は異なりますが、一般的なランニングシューズの場合、500km程度使用した時点で交換することが推奨されています。 扁平足などの特徴がある場合は、インソールを活用して足のアーチ機能をサポートすることも有効な手段です。 足の甲が疲労骨折したら安静にして早期改善を目指そう 足の甲の疲労骨折は、繰り返す負荷によって徐々に進行するため、初期段階での発見と適切な対処を行うことが重要です。 痛みや違和感を「ただの疲れ」と放置せず、足からのサインに耳を傾けることが、重症化を防ぐ第一歩となります。 足の甲(第2・第3中足骨)を疲労骨折した場合、以下のような症状が現れます。 歩行時・運動時の足の甲に鈍い痛みがある 安静にしていても足の甲が痛い 患部を指で押すと特定の一点に圧痛を感じる 患部に腫れや熱感がある 上記のような症状を無視して生活や運動を続けると症状悪化につながったり、完治が遅れたりする可能性があるため、早期に医療機関を受診しましょう。 早期に適切な診断と治療を受けることが、スポーツや快適な日常生活への一番の近道となります。
2025.11.28 -
- その他
胸郭出口症候群は、神経や血管が圧迫されることで生じる疾患であり、放置すると強い痛みやしびれによって日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。 そんな胸郭出口症候群について「ストレッチで痛みを和らげたい」「自分で治す方法を知りたい」という方も多いでしょう。 実際、日々の生活に適切なストレッチを取り入れれば、筋肉の緊張がほぐれ、つらい痛みやしびれなどの症状緩和が期待できます。 本記事では、胸郭出口症候群に有効なストレッチ方法から、実施時の注意点について詳しく解説します。 自分の体質や症状に合った正しいケア方法を理解し、快適な日常生活を取り戻しましょう。 また、胸郭出口症候群による痛みやしびれを早く治したい方は、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した神経の再生・修復を促す医療技術で、胸郭出口症候群の症状改善が期待できます。 「再生医療について詳しく知りたい」「つらい神経痛を早く治したい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。 胸郭出口症候群に有効なストレッチ方法 胸郭出口症候群の症状を和らげるには、原因となっている筋肉の緊張を解き、神経や血管の圧迫を解消する必要があります。 ここでは自宅で手軽に取り組める3つのストレッチを紹介します。 小胸筋ストレッチ 斜角筋ストレッチ 肩甲骨ストレッチ ストレッチを毎日の習慣にすることで、筋肉の柔軟性が高まり、慢性的なしびれや痛みの軽減が期待できます。 それぞれの具体的な手順とポイントを見ていきましょう。 小胸筋ストレッチ 胸の前側にある「小胸筋」が硬くなると、神経の通り道が狭くなり、症状が悪化する原因になります。 まずはこの筋肉をしっかりと伸ばし、胸を開きやすい状態を作りましょう。 小胸筋ストレッチの手順 壁の横に立ち、肘を90度に曲げて前腕を壁につける 足を前後に開き、壁側の足を一歩前に出す 胸を張りながら体を壁とは反対方向にゆっくりと捻る 胸の前が伸びているのを感じながら20秒間キープ 左右交互に実施し、痛みが出ない範囲で気持ちよく伸ばしてください。 胸郭を開くことで呼吸も深くなり、リラックス効果も得られます。 斜角筋ストレッチ 首の横にある「斜角筋」は、重い頭を支え続けているため疲れやすく、胸郭出口症候群の主要な原因となる箇所です。 首周りの緊張をほぐすことで、腕への神経圧迫を直接的に緩和できます。 斜角筋ストレッチの手順 椅子に座り右手を背中側に回すか、椅子の座面を持って右肩を固定 左手で頭をまたぐように持ち、頭を左真横にゆっくり倒す その状態で顔を少し天井方向へ向ける 首の右前側が伸びる感覚を確認し、20秒間キープ 肩が一緒に上がってしまうと効果が薄れるため、手で椅子を掴んで肩の位置を下げておくのがコツです。 首の筋肉は繊細なため、強い力で引っ張らず、頭の重みを利用してじっくりと伸ばしましょう。 肩甲骨ストレッチ 猫背や巻き肩などの不良姿勢は、肩甲骨の動きを悪くし、胸郭出口周辺の負担を増大させます。 肩甲骨周りを柔軟に保つことは、根本的な姿勢改善と症状緩和に欠かせません。 肩甲骨ストレッチの手順 足を肩幅に開いて立ち、両手を背中で組む 組んだ手を斜め下へ引き下げながら、胸を大きく開く 肩甲骨同士を寄せる意識を持ち、15秒間キープ 仕事中などで立ち上がれない場合は、座ったまま両手を肩に置き、肘で大きな円を描くように回す方法も有効です。 肩甲骨を大きく動かすことで血流が改善され、こり固まった筋肉がほぐれます。 胸郭出口症候群でストレッチを行うときの注意点 胸郭出口症候群の改善には継続的なケアが必要ですが、間違った方法で悪化させるケースもあります。 ここでは、ストレッチを行うときに守るべき注意点を解説します。 痛みを感じない程度に実施する 正しい姿勢を保つ これらを守ることで、リスクを抑えながら症状の緩和を目指せます。 痛みを感じない程度に実施する ストレッチは「痛気持ちいい」強さで留めてください。 神経が過敏な状態で強く伸ばすと、逆に症状が悪化する可能性があるため、以下のサインが出た場合は、直ちに中止しましょう。 中止すべき危険サイン 実施中に強い痛みがある 指先のしびれが増す 翌日まで痛みが残る 無理に伸ばすと組織を傷つけ、回復の妨げになるため、ご自身の体の感覚を優先し、決して無理はしないでください。 正しい姿勢を保つ ストレッチの十分な効果を得るには、基本となる正しい姿勢を保つことが重要です。 背中が丸まった状態で首や肩を動かしても、目的の筋肉に適切な刺激が入りません。 正しいフォームを維持するポイントは、以下のとおりです。 部位 ポイント 背筋 天井から吊られるイメージで伸ばす 骨盤 椅子に深く座り、立てて安定させる 注意 過剰に胸を張りすぎない 良かれと思って胸を張りすぎると、鎖骨と肋骨の間が狭まり、神経圧迫を強める恐れがあります。 鏡の前でチェックするなど、客観的に自分のフォームを確認しましょう。 胸郭出口症候群になりやすい人の特徴 胸郭出口症候群は、特定の生活習慣や身体的な特徴を持つ方に多く発症します。 ご自身が以下の要因に当てはまるか確認し、リスクを把握しましょう。 オーバーハンドスポーツの競技者 猫背などの不良姿勢 なで肩などの骨格的な問題 これらの要因は、神経や血管の通り道を物理的に狭める主な原因となります。 それぞれの詳細と、症状が出るメカニズムを解説します。 また、以下の記事では胸郭出口症候群の症状のチェックリストを解説しているので、参考にしてください。 オーバーハンドスポーツの競技者 野球やバレーボール、テニスなど、腕を肩より高く上げる動作を繰り返す競技者は、発症リスクが高い傾向にあります。 投球やアタックの動作は、首や胸の筋肉に強い負荷を与え続けます。 繰り返しの負荷が身体に及ぼす影響は以下のとおりです。 オーバーハンド動作による主な負担 筋肉が肥大し神経の通り道を狭める 疲労で筋肉が硬化し血管を圧迫する プレー中の反復動作で炎症が起きる ケアが不十分な場合、慢性的な痛みにつながりプレーに支障が出ます。 練習後のクールダウンやストレッチを徹底し、筋肉の柔軟性を保ちましょう。 猫背などの不良姿勢 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、姿勢が崩れている方も注意が必要です。 猫背や頭が前に出るフォームは、以下のように胸郭出口周辺へ悪影響を及ぼします。 不良姿勢が及ぼす身体への負担 背中が丸まり小胸筋が縮んで硬化する 頭の重さを支える首の筋肉が疲労する 神経や血管へ持続的な圧迫が加わる この状態を放置すると、腕のしびれや冷感といった症状の引き金になります。 仕事の合間に背筋を伸ばし、定期的に体を動かしましょう。 正しい座り方を維持すれば、首や肩にかかる負担は軽減されます。 なで肩などの骨格的な問題 生まれつきの骨格も、発症に大きく関係しています。 特に「なで肩」の方は、構造的に神経や血管が圧迫されるリスクが高い状態です。 鎖骨が下がることにより、体の中では以下のような問題が生じます。 なで肩による身体への影響 鎖骨と肋骨の隙間(肋鎖間隙)が狭くなる 少しの動きで神経に摩擦が生じる 腕の重みで神経が下に引っ張られる これらの特徴は、比較的筋力の弱い女性に多く見られる傾向が強いです。 日頃から肩周りの筋力を適度に鍛え、肩の位置を安定させましょう。 胸郭出口症候群のストレッチ方法についてよくある質問 ここでは、胸郭出口症候群のストレッチ方法についてよくある質問に回答していきます。 胸郭出口症候群は自分で治せる? 胸郭出口症候群のリハビリ方法は? それぞれの質問について詳しく解説します。 胸郭出口症候群は自分で治せる? 胸郭出口症候群を自分で治せるかどうかは、症状の程度や原因によって異なります。 軽度であれば、ストレッチや生活習慣の見直しで症状が軽減するケースはあります。 しかし、痛みが引いた状態でもセルフケアはあくまで対症療法のため、「根本的に治った」とはいえないでしょう。 また、以下のような状況では、医療機関を受診して治療を受けた方が良いです。 専門医の診断が必要なケース なで肩や頚肋など骨格に問題がある セルフケアを続けても痛みが変わらない 日に日に痛みやしびれが悪化している 自己判断で間違ったケアを続けると症状の悪化を招く恐れがあるため、ストレッチやマッサージの手順については、専門医に確認してから実施することをお勧めします。 症状が改善しない場合は無理に続けず、整形外科などの医療機関を受診してください。 胸郭出口症候群のリハビリ方法は? 医療機関で行うリハビリでは、専門家が原因を特定し、圧迫部位に合わせた適切な処置を施します。 一般的なリラクゼーションマッサージとは異なり、医学的評価に基づいた治療的アプローチで、神経や血管の通り道を広げることが目的です。 圧迫が起きている場所ごとに、以下のようなアプローチを選択します。 圧迫部位 主なリハビリ内容 斜角筋隙(首) 頸部周囲のマッサージや筋膜リリース 肋鎖間隙(鎖骨) 鎖骨の動きを正常に戻す関節可動域訓練 小胸筋下隙(胸) 硬化した小胸筋を直接緩めるマッサージ これらの手技に加え、再発を防ぐための姿勢矯正や筋力トレーニングも実施します。 根本的な原因を取り除くため、長期的な改善を目指すうえで有効な手段です。 胸郭出口症候群のストレッチと併せて再生医療をご検討ください 胸郭出口症候群は、正しいセルフケアを継続すれば、筋肉の柔軟性が高まり、痛みの軽減が期待できます。 しかし、長期間の圧迫で損傷した神経は、ストレッチだけで改善が難しいケースもあります。 従来の治療では、手術によって神経の圧迫を取り除くことで改善を目指していましたが、近年では手術せずに神経を治療する再生医療が注目されています。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した神経の再生・修復を促す医療技術です。 再生医療の特徴 手術や入院をせずに神経痛を根本的に治療できる可能性 自己細胞を使うためアレルギー反応などの副作用が少ない 再生医療は、手術による術後リスクの負担を避けつつ、胸郭出口症候群による痛みを根本的に改善できる可能性があります。 当院リペアセルクリニックでは、再生医療による専門的な治療を提供しています。 「再生医療について詳しく知りたい」「つらい神経痛を早く治したい」という方は、ぜひ当院にご相談ください。
2025.11.28 -
- 脊椎
- その他
大人になってから背中や腰の痛みで病院に行ったら「側弯症」と診断され、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 子供の病気だと思っていたのに、止まらない腰痛や背中の痛みに悩み、「手術が必要なのか」「もう治らないのか」と不安を抱える方は少なくありません。 本記事では、大人になってから現れた側弯症の治療法について詳しく解説します。 痛みを我慢するだけの生活を終わらせ、安心して過ごせる毎日を取り戻すために、本記事を役立ててください。 大人の側弯症の治し方とは?有効な治療法 大人になってから治療を始める場合、大きく分けて2つのアプローチがあります。 保存療法 手術療法 現在の進行度や痛みのレベルに合わせて、医師と相談しながら適した方法を選択しましょう。 以下では、それぞれの治療法について詳しく解説します。 保存療法 側弯症の治療法として、まずは体にメスを入れない保存療法から開始することが一般的です。 大人になってからの側弯症治療では、痛みの緩和を目的として以下のような治療が用いれられます。 治療内容 具体的な目的 内服薬・湿布 炎症を抑えて腰や背中の痛みを和らげる 神経ブロック注射 坐骨神経痛など強いしびれを緩和する これらの処置を続けながら、専門医による定期的な診察とレントゲン検査をして背骨の角度を確認します。 また、側弯症治療のイメージで多いコルセットを用いた「装具療法」は、成長期が終了している大人の場合、治療効果は限定的です。 脊柱を外側から支えることで、一時的な痛みの緩和に役立つ場合がありますが、 成長期が終了した大人では、変形の矯正や進行防止効果は期待できません。 大人になってからの側弯症は、痛みをコントロールしながら経過観察していくケースがほとんどです。 手術療法 保存療法を継続しても痛みが改善しない、あるいは変形が高度で内臓への影響が懸念される場合は、手術を検討します。 曲がってしまった背骨を金属製のボルトやロッドで固定し、真っ直ぐに矯正する方法で、主な術式には「後方矯正固定術」と「前方矯正固定術」の2種類があります。 入院期間は、患者さまの年齢や症状によって異なりますが、一般的には2〜4週間程度が目安です。 術後はコルセットを装着し、継続的にリハビリに取り組みながら社会復帰を目指します。 軽度の側弯症は経過観察をする場合もある 背骨の曲がりが小さい段階では、すぐに装具の装着や手術を行うわけではありません。 一般的に側弯症のカーブが25度未満であれば「軽度」とみなされ、特別な処置をせずに定期的に経過観察を行います。 ただし、「治療しない=何もしなくて良い」というわけではありません。 側弯症が気づかないうちに進行する恐れがあるため、数ヶ月ごとに専門医の診察を受けたり、レントゲン検査で状態の確認をしたりすること重要です。 もし側弯症が悪化し、カーブが25度以上に達した場合、成長期であれば進行を抑えるために装具(コルセット)の着用を検討します。 大人になってから側弯症になる?主な原因や症状 成人してから背骨の曲がりを指摘されるケースは珍しくありません。 なぜ大人になってから症状が出る・診断されるのか、そのメカニズムとサインを解説します。 大人になってから側弯症になる原因 大人の側弯症でみられる症状 子供の側弯症との違いは? ご自身の状況と照らし合わせ、正しく病態を把握しましょう。 大人になってから側弯症になる原因 大人になってから側弯症の症状が出る・悪化する原因は、大きく分けて「子供時代からの進行」と「加齢による変化」の2パターンがあります。 基本的に子供時代に発症した「思春期特発性側弯症の成人期遺残」であり、大人になってから新規発症するケースは稀です。 成長期に発症した側弯症の軽いカーブを放置することで、大人になってから悪化し、症状が現れるケースが多いです。 一方で、年齢とともに背骨のクッションである椎間板や関節が傷んでしまうケースで発症する可能性もあります。 水分を失った椎間板が潰れ、支えきれなくなった背骨が徐々にねじれてしまいます。 また、骨粗しょう症による圧迫骨折が引き金になることもあります。 大人の側弯症でみられる症状 大人の側弯症の症状は、子供の側弯症とは異なり、はっきりとした「痛み」や「しびれ」を伴うのが特徴です。 主な症状は、以下のとおりです。 症状 具体的な状態 慢性的な痛み 腰や背中が重苦しく痛む 神経障害 お尻から足にかけてのしびれ(坐骨神経痛) 歩行障害 長く歩くと足が痛み、休むとまた歩ける(間欠性跛行) 外見の変化 肩の高さが違う、ウエストのくびれが左右非対称 稀ではありますが、重症化して非常に高度な変形(通常70度以上)に達した場合、内臓が圧迫されることで呼吸機能の低下や逆流性食道炎などを招く恐れもあります。 「ただの腰痛」と我慢せず、異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。 子供の側弯症との違いは? 同じ「側弯症」という病名でも子供と大人では性質が異なり、主に「症状の有無」と「治療のゴール」に大きな違いがあります。 それぞれの症状や治療目的は、以下のとおりです。 項目 子供(思春期特発性) 大人(成人脊柱変形) 症状 ほとんどない(無痛が多い) 強い腰痛や足のしびれ 発症原因 原因不明なことが多い 思春期特発性側弯症の進行・悪化、加齢変性や骨粗しょう症による新規発症 進行要因 身長の伸び(成長)に伴う 加齢による骨や関節の劣化 治療目的 カーブの進行予防(矯正) 痛みの緩和と生活の質改善 子供の場合は自覚症状がほとんどないため発見が遅れがちですが、大人は痛みをきっかけに病院を訪れる方が大半です。 また、大人になってから症状を自覚した方でも、実は子供の頃から側弯症だった(思春期特発性側弯症の成人期遺残)というケースがあります。 大人の側弯症の治し方についてよくある質問 ここでは、大人の側弯症の治し方についてよくある質問に回答していきます。 側弯症でやってはいけないことは? 側弯症はストレッチで治る? 側弯症を放置するとどうなる? 正しい知識をもち、悪化を防ぐ生活習慣を身につけましょう。 側弯症でやってはいけないことは? 側弯症は、以下のような習慣が側弯症のカーブを悪化させたり、痛みを増す可能性があるため注意が必要です 側弯症でやってはいけないこと 長時間同じ姿勢で座り続ける(デスクワークなど) 重い荷物を片側の肩だけで持つ 体を極端にひねるスポーツを無理に行う など 上記のように背骨に偏った負担をかけ続ける動作は、変形を強めたり痛みを悪化させたりする要因になります。 仕事で座る時間が長い場合は、こまめに休憩を挟んで体を動かしましょう。 また、荷物を持ち運ぶカバンはリュックサックにするなど、左右均等に重さがかかる工夫をしてください。 以下の記事では、側弯症の方がやってはいけないことについて詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。 側弯症はストレッチで治る? 骨の変形そのものは物理的な矯正が必要なため、ストレッチだけで曲がった骨を完全に真っ直ぐに戻すのは困難です。 ただし、治療の補助としては有効なケースもあります。 アプローチ 期待できる役割 ストレッチ 固まった筋肉をほぐし、痛みを緩和する 整体・手技療法 全身のバランスを整え、動きやすくする 専門的なリハビリ 正しい姿勢を維持する筋力をつける しかし、整体などで一時的にバランスを整えても、普段の姿勢が崩れていれば元に戻ってしまいます。 ストレッチは「治す手段」ではなく、「症状を和らげ、進行を防ぐためのケア」として活用しましょう。 また、次の記事では背骨が曲がった状態を治すストレッチについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。 側弯症を放置するとどうなる? 側弯症を適切な対処をせずに放っておくと、加齢とともに症状が段階的に悪化するリスクがあります。 具体的には、側弯症が悪化することで、外見の歪みが進行し、背中や腰の痛みが強くなったり、神経痛が生じます。 また、稀ではありますが、カーブが70度を超えるような非常に高度な変形の場合、肺や心臓のスペースが狭くなり、心肺機能に影響を及ぼすケースもあります。 健康寿命を縮めないためにも、診断を受けたら放置せず、継続的な治療に取り組みましょう。 大人の側弯症を治すには早期受診と適切な治療を受けることが重要 大人の側弯症は、カーブが25度未満で軽度の場合、定期的な診察と検査による「経過観察」となります。 しかし、日常生活の過ごし方や、加齢とともに変形が進み、生活に支障をきたす恐れがあるため、違和感を覚えたら早めに専門医を受診し、現在の状態を正しく把握しましょう。 放置して高度な側弯症まで進行してしまった場合は、手術が検討されます。 また、側弯症の手術後の後遺症の神経症状(しびれ)・慢性的な痛みが出た場合には、「再生医療」という選択肢があることを覚えていただきたいです。 再生医療の幹細胞治療は、患者さま自身の幹細胞を採取・培養して治療に用いることで損傷した神経組織の再生・修復を促す医療技術です。 自己細胞を用いるためアレルギー反応などの副作用のリスクが少なく、従来の治療では改善が難しかった症状への新たなアプローチとして注目されています。 >再生医療による脊髄損傷改善の症例はこちら 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。
2025.11.28 -
- その他
水頭症とは、脳の中にある脳脊髄液という液体がたまりすぎてしまう病気で、子どもから高齢者まで幅広い年齢層で発症します。 放置すると歩行障害や認知機能の低下など、生活に大きな影響を及ぼす深刻な症状が現れる可能性があります。 水頭症と診断されて「寿命はどのくらいなのか」「手術をしないとどうなるのか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、水頭症の寿命や治療法、放置した場合のリスクについて詳しく解説します。 水頭症でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、水頭症の原因となるくも膜下出血や脳出血については、再発予防の観点から再生医療という治療選択肢もあります。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでも、再生医療に関する情報の提供やオンライン診断を実施しておりますので、併せてご覧ください。 「再生医療について詳しく知りたい」という方は、当院リペアセルクリニックへご相談ください。 水頭症の寿命はどのくらい? 水頭症の寿命・予後は、発症年齢、原因(先天性・後天性)、治療開始の時期などによって異なります。 しかし、水頭症は適切な治療を受けることで良好な予後が期待でき、直接寿命に影響する可能性は低いと考えられています。 特に小児の場合、シャント手術を受けた方の80%以上が長期生存できるといわれています。 早期に適切な手術治療を受けることで、症状が改善し、日常生活を自立して送れる可能性が高い※とされています。 ※出典:PubMed 健康的な生活を長く送るためにも水頭症の症状を理解し、発症が疑われる場合はすぐに医療機関を受診しましょう。 水頭症とは|2つのタイプと主な症状 水頭症について正しく理解するためには、その種類と症状を知ることが大切です。 水頭症には大きく分けて以下の2つのタイプがあります。 非交通性水頭症 交通性水頭症 これらの違いを理解することで、ご自身やご家族の症状に応じた適切な治療を選択できるようになります。 非交通性水頭症 非交通性水頭症は、脳脊髄液の流れる通路のどこかが塞がれてしまう状態です。 脳には脳脊髄液という液体が流れる通り道があり、この通路が脳腫瘍や先天的な異常などによって塞がれると、液体がせき止められて脳を圧迫します。 主な症状は、以下のとおりです。 頭痛 吐き気 視力の低下 乳幼児の場合は頭が異常に大きくなる 子どもに起こりやすいタイプですが、成人でも脳腫瘍などが原因で発症する場合があります。 主な原因は、生まれつきの脳の構造異常、脳腫瘍による通路の閉塞、脳の感染症などです。 通路が塞がれることで、脳脊髄液が正常に流れなくなり、脳室という脳の中の部屋が大きく膨らんでしまいます。 進行すると意識障害を引き起こす可能性もあります。 交通性水頭症 交通性水頭症は、脳脊髄液の流れる通路に問題はないものの、液体が吸収されにくくなる状態です。 高齢者に多く見られるタイプで、脳脊髄液の循環量が増えすぎてしまいます。 交通性水頭症の代表的な症状には、以下の3つがあります。 歩行障害(小刻みな歩き方、足が上がりにくい、転びやすいなど) 認知機能の低下(物忘れ、判断力の低下、反応が鈍くなるなど) 尿失禁(トイレが間に合わない、頻尿など) これらの症状は認知症と似ているため見逃されやすいですが、適切な治療で改善できる可能性があるため、早期に治療を行うことが大切です。 交通性水頭症には、くも膜下出血や頭部外傷、髄膜炎などの病気が原因の「続発性」と、はっきりとした原因がわからない「特発性」があります。 くも膜下出血などの脳の病気を経験された方は、その後も症状の変化に注意することが大切です。 水頭症は回復する?主な治療法 水頭症の治療について、薬で治すことは難しく、基本的には以下の手術療法が必要です。 脳室ドレナージ術 シャント手術 それぞれの手術方法には特徴があり、患者さまの状態に応じて適切な治療法が選択されます。 脳室ドレナージ術 脳室ドレナージ術は、急激に悪化した水頭症に対して緊急的に行われる一時的な処置です。 この手術では、脳室内にチューブを挿入して、たまった脳脊髄液を体の外に排出させます。 脳の圧力が急激に高まり、意識障害を起こしているような命に関わる状態で行われる救命処置です。 ただし、あくまで一時的な処置であるため、その後の状態に応じて恒久的な治療法であるシャント手術などが検討されます。 シャント手術 シャント手術は、水頭症の根本的な治療として一般的に行われる手術です。 この手術では、体の中にチューブを通して、脳にたまった余分な脳脊髄液をお腹の中(腹腔)に流します。 最も多く行われるのは「V-Pシャント」と呼ばれる方法で、頭とお腹をつなぐチューブを皮膚の下に埋め込みます。 また、背骨の周りを流れる脳脊髄液から直接お腹へチューブをつなぐ「L-Pシャント」という方法もあります。 これらの手術は、脳脊髄液の出口を新しく作ることで、たまりすぎた液体を排出し、症状を改善させることを目的としています。 シャント手術を受けることで、歩行障害や認知機能の低下、尿失禁などの症状が改善される可能性があります。 水頭症を手術しないとどうなる?放置するリスク 水頭症を治療せずに放置すると、以下の症状が悪化するリスクがあります。 歩行障害が進み、転倒のリスクが高まって自力で歩けなくなる可能性がある 認知機能が低下し、物忘れや判断力の低下が著しくなる 尿失禁が頻繁になり、日常生活に支障をきたす 先天性水頭症を放置した場合には、さらに深刻な問題が生じる可能性があります。 考えられるリスクは、以下のとおりです。 新生児や乳児では頭が異常に大きくなる 症状が進行すると黒目が下の方に寄る「落陽現象」や吐き気、けいれんが現れる 年長の子どもでは頭痛や吐き気が早い段階から見られる 脳の圧力が高い状態が続くと視力低下や失明につながる恐れがある 意識障害が現れ、生命に危険が及ぶリスクも高まる 水頭症は、早期に適切な治療を受けることで症状の改善が期待できる病気です。 手術を避けて様子を見るのではなく、医師と相談しながら治療時期を見極めましょう。 水頭症の寿命についてよくある質問 水頭症の寿命や治療について、よくある質問を紹介します。 水頭症になっても長生きできる? 水頭症の死亡率は? 高齢者でも水頭症は回復する? これらの疑問を解消して、適切な治療選択の参考にしてください。 水頭症になっても長生きできる? 水頭症と診断されても、適切な治療を受けることで長生きできる可能性は十分にあります。 特に小児の場合、早期にシャント手術などの適切な治療を受けた場合、80%以上の方が長期生存できるとされています。 重要なのは、症状が現れた段階で早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることです。 水頭症の死亡率は? 水頭症を放置した場合の死亡率は約50%※に達するといわれています。 ※出典:東邦大学医療センター「水頭症」 しかし、適切な治療を受けた場合は、水頭症が寿命に影響を与える可能性は低いため、早期発見・治療開始が重要です。 高齢者でも水頭症は回復する? 高齢者の水頭症でも、適切な手術治療を受けることで症状の回復が期待できます。 一般的に、水頭症の改善率は「歩行障害:58〜90%」、「認知障害:29〜80%」、「排尿障害:20〜82.5%」程度になると報告※されています。 ※出典:厚生労働省「特発性正常圧水頭症」 高齢だからといって手術を諦める必要はありません。 ただし、症状が長期間続いていたり、他の病気を併発していたりする場合は、回復の程度に個人差があります。 水頭症の回復には適切な治療を受けることが重要 水頭症は、適切な治療を受けることで症状の改善が期待できる病気です。 特に小児の場合、シャント手術などの治療により、80%以上の方が長期生存できるとされており、歩行障害や認知機能の低下などの症状も改善される可能性があります。 また、水頭症の原因がくも膜下出血や脳出血である場合、これらの脳血管障害の再発予防も重要です。 脳内出血を防ぐための治療選択肢として、再生医療という方法があります。 再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて自然治癒力を高めることで、損傷した脳血管の再生・修復を促す医療技術です。 ▼くも膜下出血に対する再生医療の症例動画 くも膜下出血や脳出血などの再発を予防したい方や脳出血による後遺症にお悩みの方は、当院リペアセルクリニックへご相談ください。
2025.11.28 -
- 肝疾患
- その他
肝嚢胞とは、肝臓の中に液体が溜まった袋状のものができる状態で、多くは健康診断などで偶然発見されます。 放置しても問題ない場合がほとんどですが、大きくなると周囲の臓器を圧迫して症状が現れることがあります。 この記事では、肝嚢胞の症状や原因、治療法、放置した場合のリスクまで詳しく解説します。 肝嚢胞で悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは手術せずに肝疾患・肝臓機能の改善が期待できる再生医療に関する情報をLINEで発信しております。 「肝疾患・肝機能に不安がある」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、当院リペアセルクリニックへご相談ください。 肝嚢胞とは 肝嚢胞(かんのうほう)とは、肝臓の内部に液体が溜まった袋状の病変のことで、その多くは良性のものです。 自覚症状はほぼなく、健康診断などで指摘されて発見されることが多いですが、直ちに治療が必要となるケースは稀ですので、過度に心配する必要はありません。 本章では、肝嚢胞について知っておくべき基本的な情報を、以下の3点に分けて解説します。 症状 原因 検査方法 これらの正しい知識を身につけて、適切な検査と経過観察を行いましょう。 症状 肝嚢胞は、ほとんどの場合で無症状であり、日常生活の中で自覚症状が現れることはほとんどありません。 袋のサイズが小さいうちは体に影響を与えないため、自分では気づかず、検診や他の病気の検査中に偶然発見されるケースが大半を占めます。 しかし、嚢胞が巨大化(10cm以上)した場合、周囲の臓器を圧迫して以下のような症状が現れることがあります。 お腹が張って重く感じる 右脇腹や右上腹部に鈍い痛みがある お腹が膨らんで見える 食欲が落ちる 吐き気がする また、稀ですが、嚢胞内で出血や感染が起きたり破裂したりすると、急激な激痛や発熱を伴うことがあります。 上記のような症状が現れた場合は、医療機関で詳しい検査を受けましょう。 原因 肝嚢胞の原因は、特定の遺伝子の異常が関係していると考えられていますが、詳しい仕組みはまだ完全には解明されていません。 多くの場合が先天性で、生まれつき肝臓の中に小さな袋状のものがあり、年齢を重ねるにつれて徐々に大きくなることがあります。 また、肝臓の手術後や外傷後に、二次的に嚢胞ができることもあります。 肝嚢胞は年齢とともに有病率が高くなり、2022年に発表された大規模研究※では、50代では23.9%、60代では28.7%、70代以降は30%以上の方に肝嚢胞が見つかりました。 ※出典:Nature 生活習慣の乱れが直接的な原因ではないため、食事制限などで予防できるものではないと理解しておきましょう。 検査方法 肝嚢胞の診断や状態確認には、腹部超音波検査(エコー)やCT、MRIといった画像検査が用いられます。 検査方法 内容 腹部超音波検査 ・お腹の表面から超音波を当てて肝臓の状態を調べます。 ・痛みを伴わない基本的な検査です。 CTスキャン ・超音波検査より詳しく嚢胞の大きさや位置を確認できます。 ・複数の嚢胞がある場合にも有効です。 MRI検査 ・嚢胞の内容物を詳しく調べるときに使用します。 ・腫瘍との区別が必要な場合に行います。 穿刺吸引(せんしきゅういん) ・細い針を刺して嚢胞の中の液体を採取し、性質を調べます。 ・悪性の可能性が疑われる場合に実施します。 なお、肝嚢胞があっても血液検査の数値(肝機能など)には異常が現れないことが多いため、肝臓疾患でよく行われる血液検査は適していません。 そのため、上記のような画像検査を中心に診断が進められます。 肝嚢胞の治療法 肝嚢胞と診断されても、その多くは良性で無症状であるため、直ちに治療を行う必要はありません。 基本的には定期的な検査で様子を見る「経過観察」となりますが、嚢胞の状態によっては以下の治療法が検討されることもあります。 経過観察 穿刺吸引硬化療法 開窓術(外科手術) 肝切除術 比較的小さな嚢胞の場合は、針を刺して嚢胞の中の液体を抜き取り、エタノールなどの硬化剤を注入して再発を防ぐ穿刺吸引硬化療法が行われます。 巨大化し、症状がある嚢胞に対しては、嚢胞の壁の一部を切り取る開窓術、悪性が疑われる場合や嚢胞が大きい場合は、嚢胞とともに肝臓の一部を切除する肝切除術を行います。 肝嚢胞があるとどうなる?放置するリスク 基本的には肝嚢胞を放置しても健康に影響しないケースが大半ですが、定期検診を受けずに完全に放置してしまうと、稀に起こる変化を見逃すリスクがあります。 以下のような変化を見逃さないためにも、定期的な検査を受け、完全放置ではなく「経過観察」することが大切です。 【肝嚢胞の病態の変化について】 嚢胞が急に大きくなる 嚢胞の中に出血が起こる 嚢胞に細菌が入って感染を起こす 嚢胞が破裂する 上記のようなケースになるのは稀ですが、起こると強い腹痛や発熱、吐き気などの症状が現れます。このような症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。 また、多発性嚢胞肝という病気の場合は、肝臓全体に多数の嚢胞ができて、肝臓が大きく腫れることがあります。 さらに、腎臓にも嚢胞ができる多発性嚢胞腎を合併していることがあり、腎臓の機能低下につながる場合もあるため、定期的な検査が重要です。 肝嚢胞ができたときの注意点 肝嚢胞ができたときの注意点について、以下の2つを解説します。 定期的に検査を受ける 医療機関を受診する これらのポイントを押さえて、安心して生活を送りましょう。 定期的に検査を受ける 肝嚢胞が発覚した場合、無症状でも定期的な検査で経過観察することが大切です。 多くは大きさが変わらずに経過しますが、一部のケースでは数年かけて徐々に大きくなることがあります そのため、年に1回程度の腹部超音波検査やCT検査で、嚢胞の大きさや状態に変化が起きていないかチェックしましょう。 とくに複数の嚢胞がある方や、家族に多発性嚢胞肝の方がいる場合は、より注意深い観察が必要です。 他の肝臓疾患が見つかることもあるため、健康診断は欠かさず受けてください。 医療機関を受診する 以下のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。 急に右脇腹や右上腹部が痛くなった お腹が急に張って苦しくなった 発熱がある 吐き気や嘔吐が続く お腹を触ると硬いしこりを感じる これらの症状は、嚢胞の出血や感染、破裂などのサインかもしれません。 放置すると重症化する可能性があるため、早めの受診が重要です。 肝嚢胞ができた方からよくある質問 肝嚢胞に関してよくある質問にお答えします。 肝嚢胞は自然に消える? 肝嚢胞は何センチで手術が必要? 医師との相談や経過観察の参考に役立てましょう。 肝嚢胞は自然に消える? 基本的に、一度形成された肝嚢胞が自然になくなることはほとんどありません。 多くの場合は大きさが変わらないか、長い年月をかけてわずかに大きくなる傾向があります。 ただし、31mmを超える肝嚢胞の観察結果では、まれに小さくなったり、成長が止まったりするというデータ※もあります。 ※出典:Nature 自然に消えることを期待するのではなく、定期的な検査で経過を見守ることが大切です。 肝嚢胞は何センチで手術が必要? 肝嚢胞の手術が必要になるのは、一般的に10cm以上の大きさで症状がある場合です。 ただし、大きさだけで判断するのではなく、以下の要素も複合的に見て判断されます。 腹痛やお腹の張りなどの症状があるかどうか 嚢胞の位置や数 日常生活への影響の程度 患者さんの年齢や全身状態 10cm以下でも、症状が強い場合や急速に大きくなっている場合は、手術を検討することがあります。 逆に、10cm以上でも無症状であれば、経過観察を続けることもあるため、まずは医療機関の指示に従いましょう。 肝疾患・肝臓の機能改善には再生医療をご検討ください 肝嚢胞は多くの場合、無症状で治療が必要ないことがほとんどです。 しかし、定期的な検査で経過を確認し、症状が現れた場合は適切な治療を受けることが大切です。 また、肝疾患・肝臓の機能が気になる方には、再生医療という選択肢があります。 再生医療は肝嚢胞の直接的な治療法ではありませんが、脂肪肝や肝硬変などの肝疾患に対して損傷した肝臓の修復や機能改善を目指す治療法です。 以下のページでは、当院の再生医療によって肝疾患が改善した症例を紹介しているため、併せてご覧ください。 >再生医療によって肝疾患が改善した症例はこちら 「肝疾患・肝機能に不安がある」「再生医療について詳しく知りたい」という方は、当院リペアセルクリニックへご相談ください。
2025.11.28 -
- 再生治療
- その他
「コロナ後遺症はいつまで続く?」「コロナ後からずっと不調が抜けない」そんな不安を抱えている患者様は少なくありません。 新型コロナが落ち着いた今でも、感染後の不調が長引く“コロナ後遺症(ロングコビッド)”に悩む方は多く、症状が続く期間にも大きな個人差があります。 そこで本記事では、コロナ後遺症がどれくらい続くのかという疑問に対し、一般的な目安から長期化しやすい特徴まで丁寧に解説します。 また、後半では再生医療という新しい選択肢についても紹介し、より総合的な改善アプローチについて分かりやすくまとめています。 「いつまで続くのか分からない不安」を抱え込まず、今できる対策や受診のタイミングを一緒に整理していきましょう。 コロナ後遺症はいつまで続く?一般的な目安と長引くケース コロナ後遺症は数週間〜数か月で軽快する方が多い一方で、数か月以上続くケースもあると報告されています。 発症から4週間以上持続する症状は「コロナ後遺症(ロングコビッド)」とも呼ばれ、国内外で多くの調査が進められています。 多くの患者様は時間とともに落ち着いていく傾向がありますが、疲労感や息苦しさ、集中力の低下などが長期化する例もあり、期間には大きな個人差があります。 ここからは、まず後遺症の基本的な定義から確認し、どれくらい続くのかをより具体的に整理していきましょう。 コロナ後遺症(ロングコビッド)とは?定義とよくある症状 コロナ後遺症とは、発症から4週間以上続く体調不良の総称です。 世界保健機関(WHO)は、感染から3か月以内に発症し、少なくとも2か月続く症状を「ポストコビッド症候群」と定義しています。 症状は非常に幅広く、患者様によって現れる症状の組み合わせは異なります。 同じ「後遺症」といっても、症状はひとつではなく全身に現れる可能性があります。身体の負担が蓄積しやすいため、まずは症状の種類と数を把握することが大切です。 どのくらいの期間で治る人が多いのか 一般的には数週間〜数か月で落ち着く人が多いとされています。 国内外の調査では、感染から2か月以内に多くの症状が解消する例が報告されており、特に若年層や基礎疾患がない方では回復が比較的早い傾向があります。 ただし、症状の種類や生活環境、基礎疾患の有無によって回復スピードは大きく変わります。 個人差があるため、「必ず○週間で治る」といった明言は避ける必要があります。 数ヶ月〜1年以上続くケースもある?長期化する人の特徴 疲労感や息苦しさ、集中力低下が長期化しやすい症状とされています。 症状が数か月以上続く患者様は一定数存在し、医学的にも特定の特徴が共通しやすいと考えられています。 慢性的な疲労や呼吸の浅さ、睡眠の質の低下などが続くことで、症状が改善しづらい状態になりやすくなります。 後遺症の長期化は珍しくなく、「いつまで続くのか分からない」という不安が心身の負担をさらに大きくしてしまうことも。 次の章では、なぜ後遺症が長引くのか、その背景と考えられている原因を整理して解説します。 なぜコロナ後遺症は長引くのか?考えられている原因 コロナ後遺症が長引く背景には、炎症反応や自律神経の乱れなど複数の要因が関わっていると考えられています。 コロナ後遺症(ロングコビッド)は、症状の種類が多岐にわたることから「ひとつの原因」で説明できるものではありません。 医学的にも複数の要素が複雑に関連していると考えられており、症状が長引く仕組みは現在も研究が続けられています。 そのため、「なぜこんなに長く続くのか」「自分だけ治らないのでは?」と不安を抱く患者様は多いですが、症状が続く背景を理解することで、対策や治療の方向性が見えやすくなります。 また、コロナは全身に炎症を引き起こすウイルスであるため、回復後も体内のバランスが整いにくい状態が続くことがあります。 とくに呼吸の浅さや自律神経の乱れは疲れやすさを助長し、結果的に症状が長引く原因につながりやすいと指摘されています。 「症状があるのに検査では異常が出ない」というケースも多く、患者様が自分の体調を理解してもらえないと感じる要因にもなりがちです。 まずは症状の背景を知り、必要な治療やケアを早めに取り入れることが大切です。 コロナ後遺症への一般的な対策・治療法と受診の目安 コロナ後遺症への対策は、生活習慣の調整と医療機関での治療を組み合わせて進めることが大切です。 コロナ後遺症は、倦怠感・息苦しさ・集中力低下・睡眠の質の低下など、複数の症状が重なりやすいため、ひとつの方法だけでは対処しきれないことが多くあります。 まずは日常生活の見直しを行いながら、必要に応じて医療機関へ相談することが重要です。 「もう少し様子を見れば治るかも」と自己判断を続けることで、症状が長期化してしまうケースもあるため、早めに専門家の意見を取り入れることが安心につながります。 とくに、自律神経の乱れや浅い呼吸は倦怠感や息苦しさを悪化させる原因になりやすく、生活リズムや呼吸の整え方を見直すことで体調が落ち着きやすくなる場合があります。 睡眠の質の向上も重要で、就寝前のスマホ使用を控える、照明を落とすなど、身近な工夫が効果的です。 また、倦怠感が強く動けない時期は無理に活動量を増やさず、少しずつリズムを取り戻していくことが大切です。 「頑張らなければ」と焦るほど体調が悪化するケースもあるため、段階的な回復を意識しましょう。 受診の目安としては、「症状が4週間以上続く」「日常生活に支障が出ている」「仕事や家事に戻れない状態が続く」などがあります。 医療機関での診察を受けることで、必要な検査や治療方針が明確になり、不安が軽くなる場合もあるので早めの受診を意識しましょう。 より根本的な改善を目指す選択肢|再生医療というアプローチ コロナ後遺症のつらい症状に対して、再生医療(幹細胞治療)が選択肢のひとつとして相談されるケースがあります。 コロナ後遺症は「検査で異常がないのに不調が続く」という特徴があり、一般的な治療だけでは改善の実感が得られにくい患者様もいらっしゃいます。 慢性的な倦怠感・息苦しさ・集中力低下(ブレインフォグ)・睡眠の乱れなどは、炎症や自律神経の乱れが背景にあると考えられるため、身体が本来持つ力に着目した再生医療が、追加の選択肢として注目されるようになっています。 とくに「長期化している」「何から対処してよいか分からない」と悩む患者様にとって、治療の選択肢が広がること自体が安心につながる場合もあります。 再生医療は「従来の治療に追加する形」で検討されることが多く、生活習慣・栄養・リハビリや休息の調整と組み合わせることで、より総合的なケアが可能になります。 長引く後遺症は、患者様本人だけでなくご家族の心身にも大きな負担となります。 「何をすればよいか分からない」「このまま続くのか不安」という場合は、治療の選択肢を広げることが、安心の第一歩となります。 「いつまで続くか分からない不安」をひとりで抱え込まないために早期の受診が肝心 コロナ後遺症は自己判断で様子を見続けるより、早めに医療機関へ相談することで適切な対策が取りやすくなります。 コロナ後遺症は症状が見えにくく周囲から理解されにくいため、ひとりで悩み続けてしまう方も少なくありません。 しかし、負担の大きい時期こそ医療機関に相談することで、症状の背景を整理し、必要な治療・生活の工夫が見つかりやすくなります。 コロナ後遺症は「治りにくい人が特別」なのではなく、症状の種類や生活環境によって改善のスピードが大きく変わります。 また、一般的な治療では不安が残る患者様や、より総合的な改善アプローチを検討したい患者様にとって、再生医療が相談されるケースも増えています。 リペアセルクリニック大阪院では、コロナ後遺症に悩む患者様の状態を丁寧にヒアリングし、必要な検査や治療の方向性を分かりやすく説明しています。 「いつまで続くのか」分からない不安をひとりで抱え込まず、まずは専門医に相談し、今できる対策から一緒に進めていきましょう。
2025.11.28







