-
- 足底腱膜炎
- スポーツ医療
足底筋膜炎(足底腱膜炎)の治療法のひとつとして、ステロイド注射が選択されることがあります。 強い抗炎症作用により、短期間で痛みを緩和できる有効な治療法とされています。 しかし「注射自体はどのくらい痛いのか?」「副作用はあるのか?」といった、不安を感じている方も多いのではないでしょうか? 本記事では、足底筋膜炎に対するステロイド注射の痛みについて解説します。 ステロイド注射の副作用についても紹介していますので、「注射の痛みに耐えられるか不安」「本当に効果があるのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。 【結論】足底筋膜炎(足底腱膜炎)へのステロイド注射は痛みや副作用のリスクがある 足底筋膜炎へのステロイド注射は強い痛みを短期間で抑える効果が期待できますが、以下のように痛みや副作用のリスクもあります。 足の裏は痛覚が密集している 皮下脂肪の萎縮や皮膚の変色 腱や腱膜の断裂リスク(特に繰り返し注射する場合) 一時的に良くなっても再発するケースもある しかし、局所麻酔と併用されるケースがあり、痛みを軽減できる可能性があります。 ただしステロイド注射は応急的処置的な手段であり、根本的な治療ではありません。 ステロイド注射を検討する際は保存療法で効果が出なかったか、炎症の程度や生活への影響の強さなどを踏まえ、医師に相談した上で判断しましょう。 また自身が足底腱膜炎かどうか確かめる方法については以下で解説していますので、ぜひご覧ください。 ステロイド注射の副作用リスク|腱断裂・脂肪収縮などに注意 ステロイド注射を繰り返すと、以下にような副作用を引き起こす可能性があります。 腱断裂 脂肪収縮 ステロイドはタンパク質を分解してしまう作用があり、筋肉や腱を弱らせてしまうケースがあります。 また、注射部位の脂肪が収縮し、皮膚が薄くなる可能性もあるだけでなく、アレルギー反応のリスクも考えられます。 ステロイド注射はあくまで一時的に痛みを改善する治療法で、長期にわたっての継続は推奨されていません。 足底筋膜炎でステロイド注射が選ばれるケースとは 足底筋膜炎に対してステロイド注射が選ばれるケースは、主に3つです。 保存療法で回復しない慢性痛 歩行が困難なレベルの強い痛み 炎症が局所的に強く出ている場合 ステロイド注射での治療が選択される症状について、詳しく解説します。 保存療法で回復しない慢性痛 足底筋膜炎では、まず以下のような保存療法から治療が始まります。 安静や運動制限 サポーター・湿布の使用 内服薬 リハビリ また症状や原因に応じて、複数の治療法を組み合わせて行う場合もあります。 こうした保存療法を継続しても症状の改善が見られない場合、次のステップとしてステロイド注射が検討されることがあります。 歩行が困難なレベルの強い痛み 歩行が困難な場合、以下のステロイド注射が選択されるケースがあります。 短期間で炎症を抑え、痛みを和らげる効果がある 歩けないほどの激しい痛みに対して、一時的に改善が期待できる 効果には個人差もありますが、歩いても痛みを感じなくなる程度まで回復するケースがあります。 ただし注射を繰り返すことによる組織へのダメージや腱断裂のリスクもあるため、使用頻度やタイミングには慎重に判断しましょう。 足底筋膜炎が慢性化・重症化した場合のリスクや治療方針については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。 炎症が局所的に強く出ている場合 足底筋膜炎では、土踏まずやかかとの内側など、限られた部位に強い痛みが集中するケースがあります。 こうした局所的に強い炎症や痛みが続く場合には、ステロイド注射が治療の選択肢となることがあります。 ステロイドには強力な抗炎症作用によって約12週間ほど痛みを軽減する効果があるとされており、炎症が集中している部分の痛みを抑えることで、日常生活への支障を減らすことが可能です。 【まとめ】足底筋膜炎の注射は痛みもあるが有効な治療法のひとつ 足底筋膜炎に対するステロイド注射は、強い抗炎症作用によって短期間で痛みを緩和できる治療法のひとつです。 歩行が困難なほどの強い痛みや、局所的な炎症が激しい場合に効果が期待できます。 ステロイド注射は強い抗炎症作用があり、短時間で効果があります。 ただし、ステロイド注射はあくまで一時的な対症療法であり、長期的な解決にはつながりません。 保存療法や注射で改善が見られない慢性の足底腱膜炎に対しては、再生医療という新たな選択肢もあります。 症例や治療法については以下でもご紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
2019.12.30 -
- 足底腱膜炎
- スポーツ医療
陸上競技をやっている方の中には「足が速くなりたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか? 本記事では、陸上選手の足が速い理由から、速く走りたい方が鍛えるべき足の筋肉について解説しています。 この記事でわかること 陸上選手の足が速い理由 陸上選手が鍛えるべき足の筋肉 陸上選手がなりやすい足底腱膜炎の症状と予防方法 本記事を最後まで読めば、速く走るための特徴からこれからトレーニングするべき筋肉がわかります。 陸上選手によくある「足底腱膜炎」の予防方法についても詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。 陸上選手の足が速い理由 陸上選手の足が速い理由は、以下の3つが挙げられます。 後方へ足をスイングさせるのが速い アキレス腱モーメントアームが短い 腿を後方から前方へ引き戻すのが速い それぞれの理由について詳しく解説します。 後方へ足をスイングさせるのが速い 陸上選手の足が速い理由として、軸足の「後方スイングスピードが速い」ことが挙げられるでしょう。 後方スイングスピードとは、足が地面に接地してから後方へスイングされる速度のことです。 言い換えれば、身体が前に進む速度が高いという意味なので「前に進む速度が高い=速く走れる」ことになります。 足が速い人は、足の回転数が高いピッチ型の人も歩幅が大きいストライド型の人も共通して「後方スイングスピードが速い」です。 アキレス腱モーメントアームが短い 陸上選手の足が速い理由として「アキレス腱モーメントアームが短い」ことが挙げられるでしょう。 アキレス腱モーメントアームとは、足首のくるぶしに位置する関節の回転軸から張力作用線までの距離のことです。 走る動作中にアキレス腱に蓄えられる力が効率的に働くため、アキレス腱モーメントアームが短い方が良いとされています。 腿を後方から前方へ引き戻すのが速い 陸上選手の足が速い理由として「腿を後方から前方へ引き戻すのが速い」ことが挙げられるでしょう。 走っている時は、軸足が地面に接地している間に身体を前に進もうとするため、足は後方に取り残されることになります。 足が速い人ほど速いスピードで足が取り残されるので、速く走るためには腿を後方から前方へ素早く引き戻す力が必要です。 腿を後方から前方へ引き戻すのが速い人は、足の回転率が高まり速く走れています。 陸上選手が鍛えるべき足の筋肉とは? 陸上選手がパフォーマンス向上を目指すなら、以下の2種類の筋肉を鍛えるのがおすすめです。 腸腰筋 大腿直筋 それぞれの筋肉について詳しく解説します。 腸腰筋 陸上選手がパフォーマンス向上を目指すなら股関節屈曲筋群である「腸腰筋」を鍛えましょう。 腸腰筋とは、「大腰筋」「小腰筋」「腸骨筋」から構成される筋肉の総称で、特に大腰筋は上半身と下半身を繋いでいる重要な筋肉です。 適切にトレーニングすることで体幹が安定し、腿を引き上げる動作などのパフォーマンス向上が期待できます。 大腿直筋 陸上選手がパフォーマンス向上を目指すなら股関節屈曲筋群である「大腿直筋」を鍛えましょう。 大腿直筋とは、大腿四頭筋のうちの一つで股関節と膝関節の両方にまたがっている二関節筋のことです。 股関節で大腿を屈曲させ、膝関節で伸展させる役割を担っています。 適切にトレーニングすることで筋力と筋持久力が向上し、走る時の下半身の動作が効率性が高まるでしょう。 陸上選手は足底腱膜炎に注意! 陸上選手は、走ったり跳んだりして足へ負担をかけることが多いため「足底腱膜炎」に注意しましょう。 足底腱膜炎の症状とは?陸上競技 足底腱膜炎の予防におすすめのトレーニング 以下では、足底腱膜炎について詳しく解説します。 足底腱膜炎の症状とは?陸上競技 足底腱膜炎の症状で代表的なのが、起床して立ち上がり歩こうとしたときの第一歩目で痛みが生じることです。 その他にも、長時間立っていると痛みや痺れが生じたり、地面に足が着いた時に痛みが生じるケースもあるでしょう。 そもそも「足底腱膜」とは、足裏全体を覆っている腱の膜のことで足が受ける衝撃を和らげる役割を果たしています。 陸上競技で走ったりジャンプしたりする際も足底腱膜は足が受ける衝撃を和らげようとしますが、負荷を受け続けていると炎症を起こして痛みが発生します。 中でも扁平足の人や土踏まずのアーチが高過ぎる人は、足底腱膜が受ける負荷が大きくなり炎症を起こしやすいので注意が必要です。 痛みがある場合は、無理をして足を酷使すると痛くて歩くのもつらい状態になる可能性があるため、安静にしておきましょう。 足底腱膜炎の予防におすすめのトレーニング 足底腱膜炎の予防として有効なのが足の指のトレーニングです。 足の指を支える筋力が低下していると足底腱膜に負荷がかかりやすくなって足底腱膜炎になりやすくなるので、陸上のトレーニングと共に足の指を鍛えましょう。 足の指を鍛える方法として、タオルを使ったトレーニングを紹介します。 トレーニング方法は、簡単です。タオルを開いた状態で床に置いて、タオルの端の方を踏んで立って、足の指でタオルをつかんで手前にたぐり寄せるという動作を繰り返します。足の指を大きく動かすことを意識しておこなうのがポイントです。 陸上選手の足が速い理由のまとめ 本記事では、陸上選手の足が速い理由について詳しく解説しました。 陸上選手の足が速い理由は、以下の通りです。 後方へ足をスイングさせるのが速い アキレス腱モーメントアームが短い 腿を後方から前方へ引き戻すのが速い 速く走るためには、股関節屈曲筋群である「腸腰筋」と「大腿直筋」を鍛えるのがおすすめです。 しかし、走ったり跳んだりして足へ負担をかけることが多い陸上選手は「足底腱膜炎」に注意する必要があります。 足に痛みや違和感がある場合は、悪化すると歩くのもつらいほどの痛みになる可能性があるため、安静にしておきましょう。 最近は、スポーツ医療の進歩によって足底腱膜炎の治療も進歩しています。足底腱膜炎で悩んでいる人は、放置せずに医療機関で診てもらうことをおすすめします。 監修:リペアセルクリニック大阪院 こちらも併せてご参照ください https://africatime.com/topics/5775/
2019.12.27 -
- 足底腱膜炎
マラソンを続ける中で「足の裏がズキズキ痛む」「長距離を走ると足裏がつらい」といった悩みを抱えていませんか? マラソンは走行距離や練習量が多くなる競技なので、足裏の痛みをそのままにしておくと、足底腱膜炎などを引き起こすリスクが高くなります。 本記事では、マラソン中に足の裏が痛くなる原因や痛みを和らげる対処法なども紹介しています。 ケガを未然に防ぎたい・足裏の痛みが長引いて困っているランナーの方は、今後のランニングを快適に続けるためにも、ぜひ参考にしてください。 マラソン中や後に足の裏が痛くなる主な原因 マラソン中や後に足の裏が痛くなる原因は以下の通りです。 足底筋膜炎 中足骨の疲労骨折 靴擦れ・たこ・マメなどの痛み 筋力不足や偏平足によって足裏にかかる負担が増える 足の裏の痛みはそれぞれ別の原因の可能性があるため、参考にしてください。 足底筋膜炎|かかとから土踏まずにかけての痛み 足底筋膜炎(足底腱膜炎)は、かかとから土踏まずにかけてズキズキと痛むのが特徴的な疾患で、ランナーに多く見られる代表的なランニング障害です。 朝の起床時や長時間の走行中に痛みを強く感じることが多く、マラソンやジョギングを続けている方に発症しやすい傾向があります。 この痛みは以下のような要因が複合的に影響していると考えられています。 同じ動作を長時間繰り返すマラソンなどの習慣 硬い路面での走行 クッション性の低下したシューズの使用 足のアーチ構造への慢性的な負担 肥満 また足底腱膜炎かどうか確かめる方法については、以下の記事でも詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。 中足骨の疲労骨折|足の中央に痛みが出るケース 中足骨の疲労骨折の場合は、足の甲から足裏中央に痛みや腫れなどの症状が出ることが特徴です。 ランニングやジャンプなどの繰り返しの動作によるオーバーユースやシューズの劣化、骨密度の低下などが原因とされます。 中足骨の疲労骨折が疑われる症状は、以下の通りです。 歩行時や走行時の足の甲や足裏の持続的な痛み 局所の腫れや熱感 安静にしても痛みがなかなか引かない これらの症状がある場合、疲労骨折の可能性があるため、早めに整形外科などの医療機関を受診することをおすすめします。 靴擦れ・たこ・マメなどの痛み 靴擦れやたこ・マメなどの足の表面の痛みは、以下のような要因で引き起こされます。 足に合っていないランニングシューズの使用 ソックスの素材やフィット感が合っていない 新しいシューズを履く 特に、新品のレース用シューズを本番でいきなり使用すると、足が擦れやすくトラブルの原因になりやすいため注意が必要です。 筋力不足や偏平足によって足裏にかかる負担が増える 足の筋力不足やアーチの低下(偏平足)により、足底への負担が分散されにくくなり、衝撃が集中して痛みを引き起こすことがあります。 着地や歩行のたびに足裏全体に過度な衝撃がかかりやすくなり、以下のような症状を引き起こす可能性も。 足が疲れやすくなる 長時間の歩行や運動で炎症や痛みが出やすくなる 足底筋膜炎などの二次的な障害を引き起こすリスクも高まる 必要に応じて、足指のトレーニングやアーチサポートインソールの使用も検討しましょう。 足裏の痛みを防ぐ・和らげる対処法 足裏の痛みを防ぐこと・和らげる対処法は、以下の通りです。 インソール・シューズの見直し ストレッチ・マッサージで足裏の柔軟性を保つ 練習量の調整・走り方のフォーム改善 上記の対処法を実践することにより、足裏の痛みを和らげる可能性がありますので、参考にしてください。 インソール・シューズの見直し 足の痛みやトラブルを予防・改善するためにも、以下のポイントに注目し、インソールやシューズを見直しましょう。 クッション性のある靴 アーチサポート機能で足の構造を支える 足の形や痛みの部位に合わせる 足の痛みが続く場合は、自己判断に頼らず、専門医や義肢装具士に相談しながらインソールを調整することも効果的です。 ストレッチ・マッサージで足裏の柔軟性を保つ 足裏の柔軟性を維持し負担を軽減するためには、以下のような部位を中心にストレッチやマッサージを取り入れることが効果的です。 足裏 ふくらはぎ アキレス腱 テニスボールやゴルフボールを使った足裏のマッサージは、自宅でも簡単にできるセルフケアとしておすすめです。 ただし、間違った方法で行うと逆効果になることもあるため、医師や理学療法士の指導のもとで実践するようにしましょう。 練習量の調整・走り方のフォーム改善 練習量の調整や走り方のフォームを改善することも、足裏の痛みを防ぐ対処法です。 過度な練習や体に負担のかかる走り方は、痛みや炎症を引き起こす根本的な原因となる可能性があるので注意しましょう。 フォームの改善は専門のトレーナーや理学療法士に相談することで、個人の体型やクセに合ったアドバイスが受けられるので効果的です。 【まとめ】マラソン中の足裏の痛みは放置せず、早めの対策を 足裏の痛みは放置すると悪化しやすく長期化する可能性があるため、ランニングの継続に支障をきたす可能性があります。 早期に原因を把握して、適切なケア・環境調整を行うことが回復の鍵です。 足裏の痛みが続く場合は、整形外科やスポーツ整形など医療機関への相談が必要となります。 また、足底筋膜炎などの慢性的な症状が続く場合は、再生医療という選択肢もあります。 再生医療は自身の血液を使用し、患部に注射をする医療法で自身の血液を使うため、感染症などの心配もありません。 再生医療については、ぜひ当院「リペアセルクリニック」にご相談ください。
2019.12.23 -
- 足底腱膜炎
サッカーをしていると、足裏に痛みを感じることはありませんか? 特にかかとや土踏まずの痛みが慢性的に続く場合は、足底腱膜炎の可能性があります。 サッカーは長距離のランニング・急な方向転換・キック動作など足への負荷が大きく、実際に足底腱膜炎を発症する選手は少なくありません。 痛みを我慢してプレーを続ければ、悪化して長期離脱につながるケースもあるので注意が必要です。 この記事では、なぜサッカー選手が足底腱膜炎になりやすいのか・発症した場合の対処法について解説します。 ケガを未然に防ぎたい方や、すでに足裏の痛みに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。 また手術は避けたいけれど、できるだけ早くサッカーに復帰したいという方は、再生医療という新たな治療の選択肢もあります。 治療法や症例については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 サッカー選手が足底腱膜炎(足底筋膜炎)になりやすい原因とは サッカー選手に足底腱膜炎が多い主な原因は、足底腱膜への繰り返しの負荷にあります。 サッカーは、1試合あたり約10km以上を走るスポーツであり、以下のような動きも求められます。 長時間のランニング 急なターンやストップ 方向転換 ジャンプ これらの動作は、足裏のアーチを支えている足底腱膜に継続的なストレスを与えるため、負担が蓄積しやすいのです。 特に人工芝や硬いグラウンドでのプレーでは、足底に伝わる衝撃が大きくなり、足底腱膜の微細な損傷が進行・炎症 ・痛みという流れで足底腱膜炎を発症するケースにつながります。 さらに足底腱膜炎は、外見上の腫れや赤みが出にくいため、本人が炎症に気づかずプレーを続けてしまうことも少なくありません。 その結果、ある日突然、かかとや土踏まずに鋭い痛みを感じて発症に気づくというケースが多いのが特徴です。 足底腱膜炎の症状 足底腱膜炎の症状は以下の通りで、主にかかとや土踏まずの痛みが生じます。 かかと~土踏まずにかけての鋭い痛み 歩き始めに強い痛みを感じるが、歩いているうちに軽減することがある 足裏を押すとピンポイントで痛みを感じる部位がある ランニングやジャンプ後に痛みが強くなる 朝の一歩目が特につらい 症状が進むと安静時にも痛むことがある 特に、朝起きて最初に足を着いたときや、長時間の座位の後に立ち上がった瞬間に強く痛みを感じるのが特徴です。 これは、安静時に縮こまった足底腱膜が、急に引き伸ばされることで炎症部に負担がかかるためです。 痛みは初期段階では運動後に出現する程度でも、放置すると慢性化し、日常生活に支障をきたすようになるので、早期の対処が重要です。 サッカー選手が足底腱膜炎を予防するための方法 サッカー選手が足底腱膜炎を予防するための方法として、以下のようなものがあります。 スパイクを見直す 練習量を調整する・オーバーユースに注意する 足の筋肉・柔軟性を鍛える ゴルフボールを使ったマッサージをする これらの対策は、足底腱膜炎の予防だけでなく、サッカーに伴う他の足のトラブルの防止にも役立ちますので、ぜひ参考にしてください。 スパイクを見直す サッカー選手が足底腱膜炎にならないようにするための対策として、スパイクを見直してみるという方法があります。 スパイクは一般的な運動靴に比べて急加速や急停止、ターンや切り返しなどがしやすくなるなど、パフォーマンスが上がるというメリットがある一方で、足への負担が大きくなるというデメリットもあります。 最近では、衝撃吸収性に優れた高弾性のスパイクも登場しており、足への負担を軽減するうえで有効です。 また、足裏のサポート力を高めるためにインソール(中敷き)を併用するのも効果的です。 ただし、どんなに弾力性の高いスパイクでも、使用を重ねるうちにクッション性は徐々に低下していきます。 弾力が失われたスパイクを使い続けると、かえって足への負担が増える可能性があるため、適切なタイミングでの買い替えも忘れないようにしましょう。 練習量を調整する・オーバーユースに注意する 足底腱膜炎の原因の一つが、過剰な練習による足のオーバーユース(使いすぎ)で、以下のような状況では注意が必要です。 休養を十分に取らずに連日練習している 急激に練習強度や時間を増やした 疲労が残った状態でプレーを続けている サッカーのように反復動作が多く、長時間にわたって足に負担をかける競技では、足底腱膜へのダメージが蓄積しやすくなります。 このような状態が続くと、足底腱膜が回復する時間を失い、炎症や痛みの原因となります。 違和感がある日は無理に練習せず、積極的に休養をとる・練習後のアイシングやマッサージを習慣化するなど、練習量と休息のバランスを意識しましょう。 足の筋肉・柔軟性を鍛える 足底腱膜炎の予防・再発防止には、足の筋力と柔軟性を高めることが重要です。 特に、足裏・ふくらはぎ・足首まわりの筋肉をバランスよく鍛えることで、足底への負担を軽減し、衝撃の吸収力が高まります。 無理のない範囲で、継続的にトレーニングやストレッチを取り入れ、足元から健康を整えていきましょう。 ゴルフボールを使ったマッサージをする 過度に使われた足底腱膜は徐々に柔軟性を失い、足底腱膜炎を引き起こしやすい状態になるため、足裏の筋膜や筋肉をマッサージでやさしくほぐしてあげることが大切です。 足裏マッサージの方法はさまざまありますが、自宅で簡単にできるセルフケアとしておすすめなのがゴルフボールを使ったマッサージです。 床にゴルフボールを置く 裸足または靴下のまま、足裏をボールの上に乗せる 足の裏全体を使って、前後にコロコロと転がす この方法は、足底腱膜全体をまんべんなく刺激し、血行を促進するとともに、筋膜の緊張を和らげる効果が期待できます。 継続しやすいセルフケアとして、ぜひ取り入れてみてください。 足底腱膜炎に悩むサッカー選手は早期の治療が大切 サッカーの上達には日々の練習やトレーニングが不可欠ですが、無理を続けて足底腱膜炎が発症・悪化すると、プレーそのものに影響を及ぼす恐れがあります。 もし足裏に痛みを感じたら、まずは無理をせず安静にし、以下のようなセルフケアも取り入れましょう。 練習量を見直す 中敷きを交換して衝撃吸収性を高める 足裏のマッサージで筋膜の柔軟性を維持する また、症状が重くなってしまった場合やなかなか改善しない場合には、再生医療という治療法も選択肢の一つになります。 再生医療は、患者自身の細胞を使って損傷組織の修復を促す新しい治療法で、近年はスポーツ障害の分野でも注目を集めています。 サッカーを長く楽しむためにも、早期対応と正しい知識を身につけて、ケガと上手に向き合っていきましょう。
2019.12.20 -
- 足底腱膜炎
- スポーツ医療
足裏の疲れやすさや痛み・偏平足・足底筋膜炎などにお悩みの方で、足裏アーチサポーターの効果について知りたい方は多いのではないでしょうか。 足裏アーチサポーターは、足裏の痛みの緩和や負担の軽減が期待できますが、使用の際には注意したい点があります。 この記事では、足裏アーチサポーターの効果や種類、使用する際の注意点などを解説します。 また、足裏の痛みに対して根本的な治療に期待できる再生医療についても紹介しているので、参考にしてください。 足裏アーチサポーターの効果 足裏アーチサポーターは、足裏のアーチの働きを補助するために、土踏まずの部分にクッションがある装具で、足に通したりマジックテープで止めたりして足に装着します。 装着することで、主に以下のような効果が期待できます。 足底腱膜(足裏)が圧迫されて痛みの緩和が期待できる 歩行時の足底腱膜にかかる負担の軽減につながる この項目では、足裏アーチサポーターの主な効果を解説するので、一つずつみていきましょう。 足底筋膜(足裏)が圧迫されて痛みの緩和が期待できる 足裏アーチサポーターを着用すると、足底筋膜(足裏)が圧迫されて痛みの緩和が期待できます。 足の裏を軽く圧迫すると、マッサージのように筋肉の緊張がほぐれるためです。 しかし、重度の炎症によって足裏が強く痛む場合、強く圧迫すると痛みが増したり、足裏を傷つけて回復が遅れたりする恐れがあります。 足裏の痛みが強い場合は、整形外科を受診しましょう。 歩行時の足底筋膜にかかる負担の軽減につながる 足裏アーチサポーターを着用すると、歩行時の足底筋膜にかかる負担の軽減につながるものが多いです。 足裏のアーチは、横のアーチ・外側の縦アーチ・内側の縦アーチの3つで構成され、衝撃の吸収や身体のバランスを保つ役割を果たします。 しかし、土踏まずが低下する偏平足や、土踏まずが通常より高いハイアーチの方などは正しいアーチを保持できず、足裏に負担がかかります。 足裏に負担がかかり続けると、足裏のかかとから指の付け根をつなぐ足底腱膜に炎症が起きる足底筋膜炎を発症する恐れがあります。 クッション性のある足裏アーチサポーターで足裏のアーチを支えると、足裏が正しく機能して足裏の負担軽減が見込めます。 足裏アーチサポーターにはどんな種類がある? 足裏アーチサポーターの主な種類は、以下の通りです。 筒形でアーチ部分に装着するタイプ 靴下のように履くタイプ アーチ部分にパッドを当て、マジックテープで固定するタイプ インソールタイプ 筒形でアーチ部分に装着するタイプは、着用のしやすさが魅力ですが、比較的ずれやすい点に注意しましょう。 マジックテープで固定するタイプは自身でフィット感を調節しやすい点がメリットです。 また、商品によってアーチをサポートするパッド部分の大きさや厚みは異なるので、自分に合ったサイズを選んでみましょう。 足裏アーチサポーターを使用する際の注意点 足裏アーチサポーターを使用する際の注意点について解説します。 足裏の痛みの根本的な治療にはならない 締め付けが強すぎると炎症が悪化する可能性がある 痛みが続く場合は医療機関を受診することが重要 足裏アーチサポーターは、着用する時間やサイズに注意しましょう。 また、痛みが続く場合は医療機関の受診をおすすめします。 足裏の痛みの根本的な治療にはならない 足裏アーチサポーターは、足裏の痛みや足底筋膜炎の根本的な治療にはなりません。 自分でできる足裏の痛みの対策は、ストレッチやマッサージ、靴の見直し、減量などが挙げられます。 医療機関では、炎症を抑える薬の服用やステロイド注射などです。 就寝時や休息時もサポーターを長時間着用すると足裏の筋力が低下し、さらにサポーターに依存してしまう可能性があります。 ストレッチやマッサージなどで足裏の負担を減らしつつ、補助的に足裏アーチサポーターを使用しましょう。 締め付けが強すぎると炎症が悪化する可能性がある 足裏アーチサポーターは、締め付けすぎると炎症が悪化する可能性があるので注意が必要です。 締め付けすぎて血流が悪くなると老廃物の排出が滞り、細胞内に溜まった老廃物が更なる炎症を引き起こす可能性が考えられます。 また、足の裏や周囲の組織に十分な酸素や栄養が届かず、回復が遅れる恐れもあります。 炎症の悪化だけでなく不快感や痛み、かぶれやかゆみなどのトラブルを引き起こす場合もあるので、着用の際は適切なサイズを選びましょう。 痛みが続く場合は医療機関を受診することが重要 足裏の痛みが続く場合は、足底筋膜炎などが発症している可能性があるため、医療機関の受診を検討しましょう。 足裏の痛みが続く際に考えられる病気は、以下の通りです。 足底筋膜炎:足底の足底筋膜と呼ばれる膜が、加齢や筋力の低下などで足裏に負担がかかり炎症を起こす 足底線維腫:足底筋膜への刺激や感染などで土踏まずにしこりができる モートン病:ヒールの高い靴の使用やスポーツなどで足の付け根付近に痛みやしびれを感じる 坐骨神経痛:腰から足先に渡って伸びる坐骨神経が損傷し、おしりや足裏に痛みやしびれを感じる 足底筋膜炎を放置していると、立ちっぱなしや動いているときに生じる痛みが激しくなったり、安静にしていても痛みが生じたりする難治性足底腱膜炎になる恐れがあります。 難治性足底腱膜炎になって半年以上経過すると、治療に数年かかる場合もあります。 長引く足裏の痛みにお悩みの方は、日常生活に支障が生じる前に医療機関を受診しましょう。 足裏アーチサポーターを利用した方が良い人の特徴 足裏アーチサポーターを利用した方が良い人の特徴を、以下にまとめました。 足底筋膜炎の方:サポーターで足裏の負担を軽減できる 偏平足の方:土踏まずが低下しているので、サポーターでアーチの形を補正する 外反母趾の方:横アーチの低下をサポートできる O脚・X脚の方:足裏のアーチの低下をサポートできる 長時間の立ち仕事の方:足裏やふくらはぎの疲労感を軽減できる 足裏のアーチの低下が原因で外反母趾やO脚・X脚を発症している場合があるので、治療と並行して補助的にサポーターを活用しましょう。 さらに、長時間の立ち仕事で足裏アーチサポーターを使用すると、足裏やふくらはぎの疲労が軽減できる※という研究結果があります。 ※出典:J-STAGE「足部アーチサポートを目的とした機能靴下の効果」 接客や介護、工場などの仕事で足が疲れやすい方は、足裏アーチサポーターを試すのも一つの手です。 【まとめ】足裏アーチの炎症(足底筋膜炎)を治療するなら再生医療も選択肢の一つ 足裏アーチサポーターの効果は、以下の通りです。 足底腱膜(足裏)が圧迫されて痛みの緩和が期待できる 歩行時の足底腱膜にかかる負担の軽減につながる 足裏アーチサポーターは足底筋膜炎や偏平足など、足裏のアーチのくずれによる足裏の不調や痛みにお悩みの方におすすめです。 しかし、足裏アーチサポーターで根本的な治療はできないので、痛みが長引く場合は医療機関の受診を検討しましょう。 また、足裏アーチの炎症(足底筋膜炎)を治療するなら、再生医療も選択肢の一つです。 再生医療のPRP治療は、患者さまの身体に備わる治癒力を引き出し、痛みの軽減を目指す治療法です。 患者さまの血液を10~20㏄程度採取して、組織の修復を促進させる成長因子が多く含まれる血小板の多い部分を抽出し、患部に注射します。 そのため、足底筋膜炎の根本的な治療や再発を予防する効果が期待できます。 足底筋膜炎は痛みが改善しにくいことも多いため、現在の治療やサポーターで効果が見られない場合は、再生医療による治療も検討してみましょう。 PRP療法による治療に興味のある方は、お気軽に当院(リペアセルクリニック)までご相談ください。
2019.12.13 -
- 足底腱膜炎
- スポーツ医療
普段の生活に影響をおよぼす、足のかかと部分の鋭い痛みにお悩みではないでしょうか。 もしかすると、かかとの痛みは足底腱膜炎の典型的な症状かもしれません。 しかし「足底腱膜炎かどうか確かめる方法が分からない」という、疑問を抱えている方もいるでしょう。 この記事では足底腱膜炎のセルフチェック方法から詳しい症状、発症原因、そして効果的な治療法までを詳しく解説します。 一般的な治療法に加え、足底腱膜炎に対する再生医療という新たな選択肢についてもご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。 足底腱膜炎かどうか確かめる方法【セルフチェック】 足底腱膜炎の疑いがある方は、以下の項目に当てはまるかどうかチェックしてみてください。 ☐ 朝起きて最初の一歩目にかかとの内側前方に強い痛みがある ☐ かかとの内側前方を指で押すと強い圧痛がある ☐ 足の指を上に反らすと痛みが増す ☐ 長時間座った後に立ち上がった直後に痛みがある ☐ 歩き始めは痛いが、しばらく歩くと痛みが軽減する ☐ 階段を上る時やつま先立ちをすると痛みが増す ☐ 夕方になると痛みが再び強くなる これらの症状が複数当てはまる場合は、足底腱膜炎の可能性があります。 ただし、かかとの痛みには様々な原因があるため、自己判断せずに整形外科など専門の医療機関で正確な診断を受けましょう。 足底腱膜炎が発症する原因 足底腱膜炎の発症の主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。 長時間の立ち仕事や歩行による過剰な負担 体重増加による荷重負荷の増大 アーチが高すぎるまたは低すぎる足の形状的な問題 不適切な靴の使用 など 特にクッション性の低い靴や、サポート性の低いサンダルの使用は注意が必要です。 また、ランニングやジャンプなどのスポーツによるオーバーユース(使いすぎ)にも注意が必要です。 さらに、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬い状態も、足底への負荷を高める要因となります。 このような要因が組み合わさることで、足底腱膜に慢性的な炎症が起こりやすくなる場合も。 靴の見直しや柔軟運動の習慣化など、日常生活から改善していくことが予防につながります。 足底腱膜炎の症状 足底腱膜炎の最も特徴的な症状は、朝起床して最初の一歩目に感じる強い痛みです。 この痛みは足底腱膜がかかとの骨に付着する部位(かかとの内側前方)に現れ、5〜10分ほど歩くと徐々に軽減していく可能性も。 しかし、日中の活動量が増えると、夕方にかけて再び痛みが強くなるパターンが見られます。 また、以下のような動作でも痛みが増すケースがあります。 階段を昇るとき つま先立ちをしたとき 長時間座った後に立ち上がったとき また、足の裏の内側の縁に沿って、焼けるような痛みや刺すような痛みを感じることもあり、歩行時の不快感につながる場合もあります。 足底腱膜炎の治療方法 足底腱膜炎の治療方法には、主に次の3種類があります。 理学療法 薬物療法 手術療法 一般的には保存的治療から始め、症状が改善しない場合には手術へ進んでいきます。 本章では、3つの治療法についてそれぞれ解説します。 理学療法 理学療法では足底腱膜炎の痛みを軽減し、炎症の抑制、足底への負担軽減を目的とした施術が行われます。 主なアプローチは以下の通りです。 ストレッチ運動 靴の調整と足底挿板(インソール)の使用 冷却療法(アイシング) アキレス腱や足底腱膜・ふくらはぎの筋肉を中心とした足裏全体の柔軟性を高めることで、過剰な牽引力を和らげ、症状の緩和が期待されます。 足底腱膜への負担を軽減するためには、足の形に合った靴の選択や足底挿板(インソール)の装着も効果的です。 クッション性やアーチサポートに優れたインソールを使うことで、かかとへの衝撃を吸収し、腱膜にかかる負荷を分散させられます。 また、氷や冷却パックを用いた冷却療法では、患部を冷やすことで炎症反応や腫れを一時的に抑える効果が期待されます。 こうした理学療法は、医師や理学療法士の指導のもとで症状や生活スタイルに応じて適切に行うことが大切です。 薬物療法 薬物療法は、主に足底腱膜炎による痛みや炎症を軽減するための基本的な治療法のひとつです。 症状の程度やライフスタイルに応じて、以下のような薬剤が使用されます。 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) ステロイド剤の局所注射 最も一般的なのは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で、外用剤(塗り薬)や経口剤(飲み薬)などがあります。 痛みが強く、他の治療で効果が不十分な場合には、ステロイド剤の局所注射を行うこともありますが、副作用のリスクもあるため慎重に行う必要があります。 手術療法 手術療法は保存的治療でも症状の改善が見られない重症例に対して検討されます。 代表的な手術方法は、以下の通りです。 筋膜切離術 骨棘(こつきょく)切除術 内視鏡手術 最近では、体への負担が少ない内視鏡手術も行われるようになっています。 手術後はリハビリテーションが重要で、適切な回復プログラムに従うことで日常生活やスポーツ活動への早期復帰が目指せます。 足底腱膜炎を治すには再生医療も選択肢の一つ 一般的な治療法で改善が見られない足底腱膜炎に対しては、再生医療が一つの選択肢となります。 再生医療の一つ、PRP(多血小板血漿)療法では、患者さま自身の血液に特殊な加工を施し、患部に注入します。これにより、足底腱膜の損傷部位にアプローチする治療法です。 入院を伴うほどの大きな手術を必要としないのも再生医療の特徴で、とくにPRP療法では最短30分で治療が行えます。 再生医療について詳しくは、以下のページもあわせてご覧ください。 【まとめ】足底腱膜炎の症状が緩解しない場合は当院へご相談ください 足底腱膜炎は適切な治療を行うことで多くの場合、改善が期待できますが、症状が長引く場合もあります。 従来の治療法で十分な効果が得られない方は、当院「リペアセルクリニック」の再生医療をご検討ください。 当院では、PRP療法や幹細胞治療など患者さま一人ひとりの症状に合わせた治療プランをご提案いたします。 まずはお気軽に当院まで、お悩みの症状についてご相談ください。
2019.12.08 -
- 再生治療
- 足底腱膜炎
足底腱膜炎が重症化すると、日常生活に大きな影響を及ぼすほど痛みが強くなることがあります。 初期段階は我慢できるほどの軽い症状ですが、放置すると治療期間が長引く可能性があるため早期に治療を受けることが重要です。 特に6ヶ月以上痛みが続く場合は「難治性足底腱膜炎」と呼ばれる状態に進行することもあります。 この記事では、重症化した足底腱膜炎の症状と、さまざまな治療の選択肢について詳しく解説します。 早期の適切な対処が足の痛みからの解放への第一歩となるため、ぜひ最後までご覧ください。 重症化した足底腱膜炎の症状 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)は、足の裏にある「足底腱膜」と呼ばれる組織に炎症が生じる疾患です。 主な症状として、踵(かかと)や足底部の痛みが生じます。 足底腱膜炎が軽症の場合 長時間立ちっぱなしになると足の裏にしびれや痛みが生じる 歩行やランニングで足が地面に着く際に痛みが生じる 特に朝起きた直後の最初の一歩で痛みを感じることが多い 足底腱膜炎が重症の場合 立ちっぱなしや動いている時に生じる痛みが激しくなる 立ったり動いたりしていなくても痛みが生じる 踵骨棘(しょうこつきょく)ができてさらに痛みが増す 踵骨棘(しょうこつきょく)とはかかとに痛みを伴うトゲです。 踵骨棘ができるほど重症化した場合、治療が難しくなり回復までの期間も長期化します。 また、保存療法では改善が見られない場合、足底腱膜を切離する手術や骨棘を切除する手術が検討されることがあります。 重症・慢性化すると「難治性足底腱膜炎」と呼ばれる 足底腱膜炎が、重症・慢性化して6ヶ月以上痛みが続く場合は「難治性足底腱膜炎」と呼ばれる状態になります。 多くの足底腱膜炎は適切な治療を受けることで6ヶ月程度で回復するケースがほとんどです。 しかし、難治性足底腱膜炎の状態では治療に1年以上、時には数年かかることもあり、日常生活に大きな支障をきたします。 難治性足底腱膜炎に進行する主な原因は以下の通りです。 初期治療の遅れや不適切な治療 過度な足への負担 扁平足などの足の構造的問題 体重増加 難治性足底腱膜炎に進行した場合は、体外衝撃波治療やPRP療法、手術療法などの専門的治療が必要になることが多いため、早期に専門医を受診することが重要です。 足底腱膜炎が重症化してしまう原因 足底腱膜(足の裏)の過剰な負担が足底腱膜炎の重症化を招く原因です。足底腱膜の負担が増すと、ダメージが蓄積されて炎症反応が起こります。 具体例を以下にまとめました。 加齢とともに足底腱膜炎の機能が低下する 増加した体重が足の裏に負担をかける ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性が低い 足の裏のアーチが崩れていて足底腱膜が適切に機能しない 痛みを我慢して激しい運動や長時間の立ち仕事をする 体質や年齢、日常の過ごし方によって足底腱膜炎が重症化してしまう可能性があります。 重症化する前に足底腱膜炎の悪化を防ぐポイント 足底腱膜炎は早期に適切なケアを行うことで、重症化や慢性化を防ぐことができます。 症状が軽いうちにこれらのポイントを実践することで、痛みの悪化を防ぎ、早期回復を目指せます。 長時間の負荷は避ける 足底腱膜炎の主な原因は、足底腱膜への過度な負担です。 足への負担を減らすために以下を意識しましょう。 こまめに休憩を取り、足を休める時間を作る 軽くストレッチしてから動き始める 運動量や運動強度を一時的に調整する 痛みを感じたらすぐに休み、無理をしない 特に立ち仕事やウォーキング、ランニングなどで長時間足に負担をかけると、炎症が悪化する恐れがあります。 症状がある場合は無理をせず、足底腱膜への負担を減らしましょう。 サポーターやインソールで負荷を軽減する 適切なサポーターやインソールの使用は、足底腱膜への負担を大幅に軽減します。 足底腱膜炎専用のサポーターで踵部分をしっかり固定する 医療機関で保険適用のオーダーメイドインソールを作成する クッション性の高い靴を選び、衝撃を吸収する 医師の診察・処方により、健康保険が適用される医療用オーダーメイドインソールが作製できます。 専用機器で足の重心バランスを測定し、個人の足形や症状に合わせて作られるため、既製品より効果的です。 インソールを取り外せる靴であれば複数の靴で使用可能ですが、効果を最大限に発揮するには適切なサイズの靴選びが重要です。 ストレッチや筋力トレーニングを行う 足底腱膜や周辺筋肉の柔軟性を高め、筋力を強化することは、足底腱膜炎の予防と改善に効果的です。 朝起きる前のふくらはぎと足底腱膜のストレッチ タオルギャザー(足の指でタオルをたぐり寄せる運動) 足底腱膜を伸ばすストレッチ(足の指を手で反らせる) これらのストレッチを毎日継続することで、足底腱膜の柔軟性を高められます。痛みがある場合は無理をせず、痛みの出ない範囲で行うことが大切です。 ただし、ストレッチは根本的な治療につながらないため、早めに専門医に相談することをおすすめします。 重症化した足底腱膜炎の治療方法 足底腱膜炎が軽度である場合は、ストレッチやインソール、テーピングなどの保存療法があります。 しかし、重症化すると保存療法だけでは十分な治療に繋がりません。 そこでこの項目では、重症化した足底腱膜炎の治療法にフォーカスして紹介します。 体外衝撃波疼痛治療 ステロイド注射 手術 再生医療 それぞれの治療法には特徴や適応があるため、症状の程度や患者さまの状態に合わせて適切な方法を選択することが重要です。 本章では、各治療法について詳しく解説します。 体外衝撃波疼痛治療 足底腱膜炎に対する体外衝撃波治療は、体への負担が少ない治療法です。この治療法では音波の一種である衝撃波を患部に照射し、組織修復を促進します。 体外衝撃波治療には、以下の特徴があります。 手術に比べて体への負担が少ない 痛みを感知する神経に作用し疼痛を緩和 血流促進効果により組織の自然修復を促進 主に重症化・慢性化した足底腱膜炎に有効 高齢者や手術リスクの高い方にも適応可能 日帰り治療で可能 慢性化した足底腱膜炎に対して、手術せずに治療ができます。 ステロイド注射 重症化した足底腱膜炎の治療には、ステロイド注射が有効な場合があります。ステロイドはアレルギー反応や炎症を抑えられる薬です。 患部に注射して痛みを和らげる効果がありますが、副作用により処置できる回数が限られています。 考えられる副作用は、以下の通りです。 だんだん効果が感じられなくなる かかとの皮下脂肪が傷つく 筋膜が損傷する また、足の裏は敏感なため処置の際に大きな痛みを感じやすい部位です。慎重に検討しましょう。 手術 ストレッチやインソールなどの保存療法を半年から3年程度行っても効果がない方や、日常生活で支障をきたしている方には手術が検討されます。 主な手術内容は、以下の通りです。 足底腱膜が炎症したり損傷したりして厚くなっている場所を切り取る 腱の移植や部分的に切れ目を入れて足底腱膜を延長する 足底腱膜や骨棘(こつきょく)の切除を目的とした手術がありますが、成功率は高くないとされているため、留意しておく必要があります。 再生医療 重症化した足底腱膜炎の治療には、再生医療という選択肢があります。 再生医療は、患者さま自身の細胞を活用し、損傷した組織の修復・再生を促す治療方法です。 自己由来の細胞を利用するため、拒絶反応のリスクが低い 幹細胞やPRP(多血小板血漿)などの治療法がある 損傷した足底腱膜の組織修復を促進する可能性がある 治療を受けられる医療機関は限られている 当院「リペアセルクリニック」では、再生医療を提供しています。興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。 【まとめ】足底腱膜炎の重症化を未然に防ごう 足底腱膜炎が重症化すると、安静時の痛みや踵骨棘の形成など深刻な症状が現れます。 治療法としては体外衝撃波治療や再生医療など、手術以外も選択肢となり、患者さまの状態に合わせた方法があります。 足底腱膜炎の重症化を防ぐには、早期対応が何より重要です。足の裏やかかとに痛みを感じたら無理をせず、適切な休息とケアを心がけましょう。 過度な負担を避け、サポーターやインソールの活用、定期的なストレッチなど予防策を実践することで重症化リスクを減らせます。 足底腱膜炎でお悩みの方は、ぜひ当院「リペアセルクリニック」へご相談ください。無料のメール相談やオンラインカウンセリングで、再生医療についての疑問にお答えします。
2019.12.01 -
- 足底腱膜炎
長い距離を歩いた後や、ハードなスポーツの後には足の裏が痛くて歩けなくなるケースがあります。 考えられる原因には足底腱膜炎や痛風などがあり、それぞれ痛みへの対処法や治療方法が異なります。 足の裏が痛くて歩けないときは、いつ頃から・どの部分が・どのように痛むのかチェックしてみましょう。 痛みの原因が足底腱膜炎だった場合、症状の進行度によっては手術の可能性もあるため、一定期間の入院やリハビリテーションが必要です。 本記事では、足の裏が痛くて歩けない場合の特徴や、適切な治療方法をわかりやすく解説します。 手術が不要な治療方法も紹介しますので、足の裏の痛みに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。 足の裏が痛くて歩けない場合の特徴 足の裏が痛くて歩けない場合は、以下のポイントをチェックしてみましょう。 足の裏の痛みには特徴があるため、どの部分が痛いのか判別しておくと、原因を特定しやすくなります。 痛みを感じる部分や、痛みの種類は以下を参考にしてください。 足の裏の上側や土踏まず・足のアーチ部分に痛みがある場合 足の裏の上側(足指の付け根)や土踏まず・足のアーチ部分が痛む場合、以下の原因が考えられます。 痛みがある部分 痛みの特徴 考えられる原因 足の裏の上側 ・足指の付け根や親指・小指の側面が痛む ・骨の出っ張りがある部分が痛む ・外反母趾 ・種子骨の骨折や炎症 ・痛風 ・魚の目やたこ 土踏まず ・土踏まずに力が加わると痛む ・土踏まずが常に痛む ・偏平足 ・足底腱膜炎 足のアーチ部分 ・足指を反らせると足裏全体が痛む ・足底腱膜炎 親指が人差し指に向けて曲がっている場合、外反母趾の可能性があります。 また、親指の付け根が痛むときは、種子骨の骨折や炎症、痛風などが原因として考えられます。 足の裏の特定部分だけに刺激が加わると、魚の目やたこができるケースも。 たこは痛みを伴わない場合もありますが、魚の目は硬くなった皮膚が内部に食い込むため、体重をかけると刺すように痛む場合があります。 土踏まずやアーチ部分が痛い場合は、偏平足や足底腱膜炎になっている可能性があります。 足に合った靴を履く・インソールを活用するなど、症状に合った対策をしましょう。 足の裏の外側やかかとに痛みがある場合 足の裏の外側・かかとに痛みがある場合は、以下の原因が考えられます。 痛みがある部分 痛みの特徴 考えられる原因 足の裏の外側 ・歩くと足裏の外側が激しく痛む ・安静時にも足裏の外側がズキズキと痛む ・疲労骨折 ・踵骨骨折 ・関節炎や神経障害 かかと ・かかとの内側で前方の部分を押すと痛む ・足底腱膜炎 足の裏に強い負荷がかかると、疲労骨折を引き起こす場合があります。 初期の疲労骨折は痛みを感じない場合もありますが、重度になると強い痛みが慢性化するため、早めの治療が必要です。 足底腱膜炎は足裏全体に痛みが広がる可能性があるので、かかとの痛みや違和感には注意が必要です。 足の裏の痛みの主な原因について紹介 足の裏が痛くて歩けない場合、主に以下の原因が考えられます。 痛みの原因は骨や筋肉の異常だけではなく、皮膚のトラブルも疑ってみる必要があります。 痛みの原因を推測できれば、整形外科で診察を受けるのか、内科に行くとよいのか判断しやすくなります。 足の痛みが以下の原因に当てはまる場合は、症状が重くなる前に医療機関の診察を受けてみましょう。 足底腱膜炎(そくていけんまくえん) 足底腱膜炎とは、かかとから足指の付け根をつなぐ足底腱膜が炎症し、痛みを引き起こす症状です。 中高年に多い疾患といわれており、以下のような原因が考えられます。 マラソンなどのスポーツは足の裏に負荷がかかりやすいため、足底腱膜炎になる可能性があります。 また、加齢や運動不足は足底腱膜を硬くするため、足の裏にかかる体重の負荷を逃しにくくなる特徴も。 足の裏はアーチ状になっており、体重の負荷を分散させていますが、偏平足やハイアーチ(土踏まずが高い状態)は足底腱膜にかかる負担が大きくなります。 靴も痛みの原因になる可能性があるので、サイズと形に注意しましょう。 足にフィットしない靴を履くときは、インソールを活用すると痛みが和らぐ場合があります。 足底腱膜炎は自然治癒を期待できないため、足の裏に違和感や痛みがある場合は、早めに整形外科の診察を受けましょう。 痛風や炎症性疾患 痛風とは、体内で過剰につくられた尿酸が結晶化し、関節に沈着して痛みを引き起こす病気です。 足の親指の付け根に激しい痛みが出やすいため、症状が悪化すると、足の裏の痛みで歩けなくなるケースもあります。 主な原因は腎臓の機能低下ですが、プリン体やアルコールの過剰摂取、肥満や遺伝的要因も考えられます。 足首やアキレス腱まで痛む場合は、乾癬性関節炎(かんせんせいかんせつえん)や反応性関節炎の可能性にも注意が必要です。 乾癬性関節炎は皮膚の病気ですが、反応性関節炎は尿路などの感染症が引き起こすため、それぞれ治療方法が異なります。 症状が悪化すると痛みで歩けなくなる恐れがあるので、乾癬性関節炎は皮膚科、反応性関節炎は内科の診察を受けましょう。 骨折による腫れや外傷 足の裏を骨折すると、腫れや外傷によって歩けなくなる可能性があります。 高所からの転落などで足の裏を強く打ったときは、以下の症状をチェックしてみましょう。 骨折直後は痛みを感じない場合もありますが、レントゲン検査を受けるのがおすすめです。 骨折は神経障害などの後遺症につながる恐れがあるので、放置しないように注意しましょう。 魚の目やたこなど皮膚のトラブル 魚の目とは、足の裏の一部に刺激が加わり、皮膚の角質が厚くなる症状です。 芯の部分を踏み込むと、針が刺さったように痛むため、歩けなくなる場合があります。 たこも皮膚のトラブルですが、角質が外側(表面側)に向かって厚くなり、芯がないので基本的に痛みはありません。 ただし、放置すると症状が悪化し、痛みを伴うケースがあります。 魚の目とたこは市販薬で治る場合もありますが、治療を急ぐときは皮膚科の病院で切除してもらいましょう。 足の裏の痛みの診断方法の流れを紹介 足の裏が痛くて歩けないときは、まず自己診断で原因を推測し、次に病院の診察を受けることが重要です。 以下のように対処すると、診察までの流れがスムーズです。 自己診断から診察までの流れ 詳細 1.自己診断 足の裏が痛み始めた時期、痛む場所、痛み方の種類(ズキズキなど)をチェック 2.病院の選択 ・足の裏が腫れている、内出血がある:整形外科 ・痛風や炎症性疾患が疑われる:内科 ・魚の目やたこができている:皮膚科 ・激痛で歩けない:救急科 3.診察開始 レントゲン検査や血液検査など 足の裏に腫れや内出血があり、痛みが3日以上続いているときは、整形外科の診察を受けましょう。 痛風や炎症性疾患は尿酸値を調べる必要があるため、内科病院で血液検査を受ける必要があります。 基本的には専門の病院で診察を受けますが、激痛で歩行困難になったときは、救急科(救命救急センター)の受診を検討する必要があります。 軽い痛みであっても、放置すると症状悪化のリスクがあるため、早めの診察がおすすめです。 足の裏の痛みの治療方法について 足の裏が痛む場合、以下の治療方法で治せる可能性があります。 軽い痛みや一時的な痛みなど、初期症状の段階では保存療法やリハビリテーションが選択されます。 重症化している場合は手術を行うケースがあるため、一定期間の入院が必要です。 下記では具体的な治療方法について紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。 保存療法やリハビリテーション 足の裏の痛みが初期段階であれば、保存療法やリハビリテーションが効果的です。 保存療法やリハビリテーションでは炎症や痛みを抑えるため、以下の処置が行われます。 保存療法 ・注射や鎮痛剤の服用 ・体外衝撃波治療 リハビリテーション ・湿布 ・テーピング ・患部のマッサージ ・足底腱膜を柔軟にするストレッチ ・筋力アップのトレーニング ・装具の使用(靴底のインソールなど) 体外衝撃波治療とは、患部に空気の塊をあてて、自然に治る力を増幅させる治療方法です。 リハビリテーションは炎症や痛みの緩和を目的としており、症状に応じて超音波や電気治療を行うケースもあります。 リハビリ用の靴底のインソールは足裏の形状に合わせてつくるため、足底腱膜炎などの悪化を防止できます。 医療機関での治療法 足の裏が重度の足底腱膜炎だった場合、医療機関では手術を行うケースがあります。 手術には以下の種類があり、痛みの原因の除去が主な目的となります。 手術のための入院期間は2~3日程度ですが、術後のリハビリテーションには3~6カ月かかる場合があります。 家事や仕事を休めない方や、スポーツ選手には難しい選択になるため、手術を避けたいときは再生医療を選択肢に入れてみましょう。 再生医療とは、患部に幹細胞を注射し、傷ついた組織を修復させる治療方法です。 治療方法は注射や点滴のみとなっており、日帰りで治療を受けられるため、手術や入院の必要がありません。 再生医療は体への負担が軽く、治療期間の短縮化も期待できるので、プロのスポーツ選手にも活用されています。 再生医療で足のトラブルを解消したい方は、リペアセルクリニックの専門医にご相談ください。 リペアセルクリニックの再生医療では、ご自身の脂肪から培養した幹細胞を患部へ注射するため、アレルギー反応のリスクを低減できます。 また、再生医療は肘・膝・股関節などの治療にも活用できるので、足の裏のトラブルと同時治療が可能です。 足の裏の痛みの予防・対策方法を紹介 足の裏が痛くて歩けないときは、以下の予防・対策方法を実践してみましょう。 立ち仕事や通勤時などの歩行は避けられませんが、靴を変えると痛みを緩和できる可能性があります。 気が付かないうちに症状を悪化させている動作もあるので、以下のように生活習慣の改善も意識しましょう。 立ち仕事や歩行時の注意点 立ち仕事や歩行時など、足の裏にかかる負担が重くなる場合は、以下の注意点を意識しましょう。 靴底のかかと部分にクッション性があると、足底腱膜にかかる負荷を抑えられます。 小さすぎる靴は炎症の悪化を招き、大きすぎる靴も歩行時に負担がかかるので、サイズや形にも注意が必要です。 立ち仕事や歩行が長くなると、足の裏だけではなく、膝や股関節にも大きな負担がかかるため、適度な間隔で休憩を挟みましょう。 無理な歩行や運動を避けておくと、足底腱膜炎などの悪化を防止しやすくなります。 ストレッチや生活習慣の改善方法 立ったり歩いたりの時間が長くなるときは、適度な間隔でストレッチを行いましょう。 片方の脚を後ろに下げ、アキレス腱を伸ばすようにゆっくり曲げると、足底腱膜の疲労が和らぎます。 座ってストレッチできる場合は、手で足指をつかみ、足裏を反らすようにゆっくりと伸ばします。 足底腱膜が固くなっているときは、足の裏をもみほぐしておきましょう。 カロリーやアルコールの摂取量を抑えるなど、生活習慣を改善すると、通風予防にもつながります。 猫背や太ももの筋力低下も足底腱膜に負担をかけるため、デスクワークでは背筋を伸ばし、猫背のまま深く腰掛けないように注意しましょう。 足の裏が痛いたくて歩けない場合は、早めに適した治療をすることが重要 足の裏が痛くて歩けないときは、自分に適した治療が必要です。 足底腱膜炎や痛風など、疾患に応じた治療を早めに受けると、症状悪化を回避できる可能性があります。 痛みを放置すると、気付かないうちに症状が悪化し、歩行困難のリスクが高まるので、初期段階の治療開始が重要です。 手術に抵抗がある方や、長期入院を避けたい方は、再生医療の検討もおすすめです。 再生医療は患部への注射や点滴のみとなっており、日帰りで治療を続けられます。 欠損した足底腱膜などを修復し、元どおりの機能を取り戻したいときは、リペアセルクリニックの再生医療を選択肢に入れてみましょう。 リペアセルクリニックでは無料の電話相談やメール相談を受付けており、専門医があなたの症状に合った治療方法をご提案いたします。 丁寧なカウンセリングや、生存率の高い幹細胞培養技術で、患者様の目指す状態まで寄り添って治療を行います。 再生医療をより詳しく知りたい方は、ぜひリペアセルクリニックの無料相談をご活用ください。
2019.04.10