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指を曲げたときに第二関節が痛むと、「少し使いすぎただけかもしれない」「休めば治るだろう」と考えて様子を見る方は少なくありません。 しかし、第二関節(PIP関節)の痛みは、単なる疲労だけでなく、関節や腱の構造変化、慢性的な炎症が関与しているケースもあります。 特に、痛みが長引く、腫れやこわばりを伴う、左右差が目立つといった場合は、原因を整理しないまま放置すると症状が固定化しやすくなります。 この記事では、指を曲げると第二関節が痛い原因を中心に、見逃しやすいポイントや判断の目安を丁寧に解説します。 結論:第二関節の痛みは使いすぎから疾患まで幅があり、原因の切り分けが重要 指の第二関節に生じる痛みは、「一時的な負担による炎症」で済む場合もあれば、「進行性の関節疾患」が背景にある場合もあります。 そのため、「曲げると痛い=軽い症状」と単純に判断せず、痛みの出方や経過、他の症状と合わせて整理する視点が欠かせません。 特に、日常生活での使い方を見直しても改善しない場合は、早い段階で原因を切り分けることが、悪化や慢性化を防ぐ近道になります。 指の第二関節(PIP関節)とは?痛みが出やすい理由 第二関節(PIP関節)は、指の中でも特に可動域が広く、日常生活で最も頻繁に使われる関節の一つです。 物を握る、つまむ、文字を書く、スマートフォンを操作するなど、細かな動作の多くで負荷が集中します。 さらに、PIP関節の周囲には腱・靱帯・関節包が密集しており、どこか一部にストレスがかかると痛みとして自覚されやすい構造になっています。 そのため、明確なケガの記憶がなくても、知らないうちに負担が蓄積し、痛みとして表面化することがあります。 指を曲げると第二関節が痛いときに考えられる主な原因 第二関節の痛みは、原因によって対処の方向性が大きく変わります。 まずは、どのタイプに近いかを整理することが重要です。 使いすぎ・軽い炎症(腱や靱帯への負担) ブシャール結節などの変形性関節症 腱鞘炎・関節周囲炎 関節リウマチなど炎症性疾患の初期症状 同じ「曲げると痛い」症状でも、背景にある組織や進行度は異なります。 以下では、それぞれの原因について具体的に見ていきましょう。 使いすぎ・軽い炎症(腱や靱帯への負担) 長時間の手作業や反復動作が続くと、腱や靱帯に細かな損傷が蓄積し、炎症反応が起こることがあります。 この場合、安静にすると痛みが軽減し、動かしたときに再び痛むという特徴を示しやすい傾向があります。 腫れや変形が目立たないことも多く、比較的初期段階では生活動作の調整で改善が期待できるケースです。 ブシャール結節などの変形性関節症 ブシャール結節は、第二関節に起こる変形性関節症で、関節の腫れや硬さ、曲げ伸ばし時の痛みを特徴とします。 初期は「少し痛む」「違和感がある」程度でも、進行すると関節が太くなり、見た目の変化がはっきりしてきます。 加齢や長年の指の使用が影響しやすく、左右で症状の進み方が異なるケースも少なくありません。 腱鞘炎・関節周囲炎 腱や腱鞘、関節周囲の軟部組織に炎症が起こると、指を曲げた瞬間に鋭い痛みが出ることがあります。 特定の動作や角度で痛みが強くなる場合、このタイプが関与している可能性が考えられます。 負荷を減らさずに使い続けると、慢性化しやすい点が注意点です。 関節リウマチなど炎症性疾患の初期症状 関節リウマチでは、第二関節に左右対称の痛みや腫れが出ることがあります。 朝のこわばりが強く、動かし始めに痛みを感じる場合は、炎症性疾患を疑う重要な手がかりになります。 初期段階では画像検査に大きな変化が出にくいため、症状の経過を丁寧に追うことが重要になります。 こんな症状は要注意|早めに受診を考えたいサイン 第二関節の痛みは、様子見で問題ないケースもありますが、受診を検討したほうがよいサインも存在します。 特に、時間の経過とともに症状が固定化してきた場合や、日常生活への影響が広がってきた場合は注意が必要です。 安静にしても痛みが引かず、数週間以上続いている 関節の腫れや熱感がはっきりしてきた 朝のこわばりが強く、動かし始めに時間がかかる 左右両方の指に同時期から痛みが出ている 関節が太くなり、見た目の変化が目立つようになった これらは、単なる使いすぎでは説明しきれない背景が隠れている可能性を示します。 特に炎症性疾患や変形性関節症が疑われる場合、早めに評価を受けることで進行を抑えやすくなります。 自分でできる対処と注意点(悪化させないために) 第二関節の痛みが軽度な段階では、負荷を下げる意識が改善の鍵になります。 ただし、間違ったセルフケアはかえって症状を長引かせる原因にもなるため、内容を整理して行うことが大切です。 痛みが出る動作を一時的に減らす(強く握る・つまむ動作) 長時間の手作業は小まめに休憩を挟む 冷却は炎症が強い時期に短時間で行う テーピングや簡易サポーターで関節の安定を補助する 一方で、痛みがあるにもかかわらず無理に指を動かし続けたり、強いマッサージを行ったりする行為は避けたいところです。 炎症が落ち着く前に過度な刺激を加えると、回復のブレーキになることも少なくありません。 病院では何を調べる?検査と診断の流れ 医療機関では、痛みの原因を切り分けるための評価が段階的に行われます。 単にレントゲンを撮るだけでなく、症状の経過や動作との関係も重視されます。 問診(いつから・どの動作で痛むか・朝のこわばりの有無) 視診・触診(腫れ・熱感・変形の確認) レントゲン検査(骨変形や関節間隙の評価) 必要に応じて血液検査(炎症反応・自己免疫関連) ブシャール結節などの変形性関節症では、画像所見と症状のズレが見られることもあります。 そのため、検査結果だけでなく、生活上の困りごとを含めて総合的に判断することが重要になります。 痛みが長引く場合の治療選択肢 保存的な対処を続けても改善が乏しい場合、治療の段階を見直す視点が必要になります。 原因や進行度に応じて、選択肢は一つではありません。 内服薬・外用薬による炎症コントロール 関節や腱周囲への注射療法 装具による関節負担の軽減 生活動作・作業環境の見直し それでも症状が長引くケースでは、組織そのものの回復力が低下している可能性も考えられます。 そのような場合、近年は「修復環境を整える」観点から再生医療が検討される場面も増えています。 リペアセルクリニック大阪院では、指関節や腱の慢性的な痛みに対し、これまでの治療経過や生活背景を整理したうえで、治療の方向性を相談できる体制を整えています。 「これ以上どうすればよいかわからない」と感じている段階で、選択肢を一度整理してみることも無駄にはなりません。 まとめ:第二関節の痛みは「よくある痛み」で終わらせない判断が大切 指を曲げると第二関節が痛む症状は、決して珍しいものではありません。 ただし、原因によって対処法は大きく異なるため、「そのうち治るだろう」と一括りにするのは注意が必要です。 軽い炎症なら負荷調整で改善する可能性がある 変形や炎症性疾患が背景にある場合は早期評価が重要 長引く痛みは生活の質に直結しやすい 治療は「段階的に見直す」ことで選択肢が広がる 痛みの正体を整理し、今の状態に合った対応を選ぶことが、結果的に回復への近道になります。 違和感が続く場合は、一人で抱え込まず、専門的な視点での評価を検討してみてください。
2026.01.30 -
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指の第二関節が腫れてきた、動かすと痛む、見た目の変化が気になるなど、ブシャール結節に関する悩みは日常生活の中で少しずつ大きくなりがちです。 特に、「この程度なら大丈夫だろう」と我慢しながら指を使い続けてしまう方は少なくありません。 しかし、ブシャール結節は使い方や自己判断によって進行しやすい特徴があり、やってはいけない行動を知らずに続けてしまうと、痛みや変形が強まる原因になります。 そこで本記事では、ブシャール結節で避けたい行動を中心に、悪化を防ぐための考え方を整理して解説します。 結論:ブシャール結節は「指への負荷」と「誤った自己対処」が悪化を招きやすい ブシャール結節の進行に大きく関わるのは、日常的にかかる指への負荷と、良かれと思って行っている自己流の対処です。 痛みが軽いうちはつい我慢して使ってしまいがちですが、その積み重ねが関節へのストレスを増やし、変形を進めてしまうことがあります。 また、インターネットや口コミで見た方法を自己判断で取り入れ、かえって炎症を悪化させてしまうケースも少なくありません。 ブシャール結節は、正しい知識を持って「避けるべきこと」を意識するだけでも、進行を緩やかにできる可能性があります。 ブシャール結節とは?第二関節に起こる変形と痛みの特徴 ブシャール結節とは、指の第二関節(PIP関節)に起こる骨の変形や腫れを伴う疾患です。 主に中高年以降に多く、加齢や関節への繰り返しの負荷が背景にあると考えられています。 初期には違和感や軽い痛み程度ですが、次第に関節が太くなり、動かしづらさや変形が目立つようになることがあります。 第一関節に起こるヘバーデン結節と混同されやすいものの、ブシャール結節は第二関節に生じる点が大きな違いです。 日常的に指をよく使う方ほど、知らないうちに負担が蓄積しやすい特徴があります。 ブシャール結節でやってはいけないこと ブシャール結節でやってはいけないことは、関節への刺激や炎症を助長する行動です。 ここでは、特に多く見られる注意点を整理します。 痛みを我慢して指を使い続ける 無理に指を鳴らす・強く曲げ伸ばしする 自己流マッサージや強い刺激を与える 炎症がある時期に温めすぎる いずれも一見すると些細な行動ですが、続けることで症状を長引かせる原因になります。 それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。 痛みを我慢して指を使い続ける 痛みを我慢して指を使い続けることは、ブシャール結節を悪化させやすい代表的な行動です。 家事や仕事などで指を使わざるを得ない場面は多く、「少し痛いくらいなら大丈夫」と考えてしまいがちです。 しかし、痛みは関節に炎症や負荷がかかっているサインであり、無視して使い続けると関節内部の変化が進みやすくなります。 特に、指に力を入れる動作や繰り返しの作業は、第二関節に集中的なストレスを与えます。 結果として、腫れや変形が目立ちやすくなり、回復までに時間がかかる原因となります。 無理に指を鳴らす・強く曲げ伸ばしする 無理に指を鳴らす・強く曲げ伸ばしする行為も注意が必要です。 「動かしたほうが良い」「固まるといけない」と考え、関節を強く動かす方もいます。 しかし、炎症や変形がある状態で無理に動かすと、関節周囲の組織にさらに負担がかかります。 とくに、痛みを感じながら行うストレッチや反動をつけた動きは、症状を悪化させるリスクがあります。 指を鳴らす癖がある場合も、関節への刺激が積み重なる点に注意が必要です。 自己流マッサージや強い刺激を与える 自己流マッサージも、ブシャール結節では慎重に考える必要があります。 「血行を良くすれば治るのでは」と考え、痛い部分を強く押したり揉んだりする方もいます。 しかし、炎症が起きている関節に強い刺激を与えると、かえって腫れや痛みが増すことがあります。 特に、骨が変形している部位を直接押す行為は、関節構造への刺激となりやすいです。 マッサージを行う場合は、痛みのない範囲に留め、専門的な指導を受けることが望まれます。 炎症がある時期に温めすぎる 炎症がある時期に温めすぎることも、症状を悪化させる要因になります。 温めることで楽になる感覚があり、長時間温熱を続けてしまう方もいます。 しかし、腫れや熱感が強い時期は炎症が進行している可能性があり、過度な温熱は腫れを助長します。 結果として、痛みが長引いたり、関節の違和感が増すこともあります。 温めるか冷やすかは症状の段階によって異なるため、自己判断で続けないことが重要です。 やってしまいがちな生活動作と注意点 ブシャール結節は、特別な運動や外傷がなくても、日常生活の中の何気ない動作で負担が積み重なりやすい特徴があります。 本人に自覚がないまま関節を酷使しているケースも多く、生活動作の見直しは進行予防に欠かせません。 負担がかかりやすい生活動作の例 ペットボトルや瓶のフタを強くひねる 洗濯物を指先でつまんで干す スマートフォンを長時間片手操作する 雑巾を強く絞る・布を握り込む作業 これらの動作は一つひとつは軽い負荷でも、毎日繰り返すことで第二関節に大きなストレスがかかります。 特に「つまむ」「ひねる」「強く握る」動きは、ブシャール結節のある指に集中的な負担を与えやすい点に注意が必要です。 痛みが出ている指ほど、無意識にかばいながらも使い続けてしまう傾向があります。 ブシャール結節を悪化させにくい指の使い方 指の使い方を少し工夫するだけでも、関節への負担を軽減できる場合があります。 完全に指を使わないのではなく、「負荷を分散する」視点が重要です。 意識したい工夫 指先だけでなく手のひら全体を使う 両手を使って作業を分散させる 道具や補助具を活用して握力負担を減らす 長時間同じ作業を続けず、こまめに休む 例えば、ペットボトルの開閉では滑り止めを使う、洗濯物は指でつままずハンガーを活用するなど、小さな工夫が積み重なります。 「痛くない範囲で使う」意識を持つことで、炎症の再燃を防ぎやすくなります。 指を守る行動は、結果的に生活のしやすさを保つことにもつながります。 セルフケアで意識したいポイント セルフケアは、やり方を誤るとかえって症状を悪化させることがあります。 「何かしなければ」と焦るよりも、正しい方向で負担を減らすことが重要です。 セルフケアの基本 痛みが強い時期は無理に動かさない 冷却・温熱は症状の段階に応じて使い分ける 指を強く揉まない・押さない サポーターやテーピングで負荷を軽減する セルフケアは「治す」ことより、「悪化させない」ことを目的に考えると判断しやすくなります。 痛みがある状態での過剰なストレッチや刺激は、回復を遅らせる要因になりやすい点に注意が必要です。 不安がある場合は、専門家に相談しながら進める方が安全といえます。 痛みや変形が進行する場合の治療選択肢 痛みや変形が進行する場合、セルフケアや生活調整だけでは対応が難しくなることがあります。 そのようなときは、現在の状態を正確に評価したうえで治療方針を見直すことが重要です。 主な治療の考え方 薬物療法による炎症・痛みの調整 装具やリハビリによる関節負担の軽減 関節の状態に応じた専門的な医療機関 近年では、「炎症を抑える」だけでなく、「関節周囲の組織環境を整える」視点で治療を検討する動きもあります。 リペアセルクリニック大阪院では、ブシャール結節のように慢性的な指の痛みが続くケースに対して、症状の経過や生活動作を丁寧に整理したうえで相談を受け付けています。 保存的な対応だけで限界を感じている場合には、再生医療の可能性も含めて選択肢を比較しながら検討できる体制を重視しています。 「年齢のせいだから仕方ない」と諦める前に、今の状態を正しく把握することが大切です。 まとめ:やってはいけないことを避けることが進行予防につながる ブシャール結節でやってはいけないことを理解することは、痛みや変形の進行を防ぐ第一歩になります。 この記事の要点 痛みを我慢して指を使い続けない 自己流の刺激や無理な動かし方を避ける 生活動作の中で負荷を分散する工夫をする 症状が進む場合は専門的評価を検討する ブシャール結節は、日々の使い方次第で経過が大きく変わる可能性があります。 「軽いから大丈夫」と決めつけず、違和感の段階から行動を見直すことが、将来的な手指の機能を守ることにつながります。 痛みや変形が気になる場合は、早めに相談し、自分に合った対処法を見つけることが重要といえるでしょう。
2026.01.30 -
- 手
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手首や指を動かしたときに痛みが出ると、「これは腱鞘炎なのか、それともドケルバン病なのか」と迷う方は少なくありません。 どちらも似たような痛み方をするため混同されがちですが、実際には痛みが出る部位や負荷のかかり方、悪化の仕方に違いがあります。 違いを整理せずに自己判断でケアを続けてしまうと、回復が遅れたり慢性化につながったりすることもあります。 本記事では、ドケルバン病と腱鞘炎の違いを軸に、症状の見分け方と対処の考え方を整理します。 結論:ドケルバン病は腱鞘炎の一種だが、部位と原因に明確な違いがある ドケルバン病は腱鞘炎の一種に分類されますが、すべての腱鞘炎と同じ対応でよいわけではありません。 腱鞘炎は広い概念であり、その中でもドケルバン病は「親指側の手首」に限局して起こる点が大きな特徴です。 違いの要点 腱鞘炎:指や手首など、さまざまな部位に起こる総称 ドケルバン病:親指側の手首に起こる特定の腱鞘炎 原因となる動作や生活背景が異なる 痛みの場所や動作との関係を整理することで、自分の状態に合った対処が見えやすくなります。 まずは、腱鞘炎という状態そのものから確認していきましょう。 腱鞘炎とは?基本的な仕組みと起こりやすい部位 腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぐ「腱」と、その周囲を包む「腱鞘」との間で炎症が起こった状態を指します。 腱は関節を動かすたびに腱鞘の中を滑りますが、同じ動作を繰り返すことで摩擦が増え、炎症が生じやすくなります。 腱鞘炎が起こりやすい部位 手首全体(曲げ伸ばしを多用する作業) 指の付け根(ばね指など) 親指付け根から手首周辺 パソコン作業やスマートフォン操作、家事や育児など、日常的な動作の積み重ねが原因になるケースも少なくありません。 このように腱鞘炎は幅広い部位に起こり得る状態であり、その一部としてドケルバン病が位置づけられます。 ドケルバン病とは?親指側に起こる特徴的な腱鞘炎 ドケルバン病は、親指を動かす腱が通る腱鞘で炎症が起こる状態です。 痛みは手首の親指側に集中し、物をつかむ、ひねる、持ち上げるといった動作で強くなりやすい傾向があります。 ドケルバン病の特徴 親指側の手首がピンポイントで痛む 親指を広げたり反らしたりすると悪化しやすい 育児やスマートフォン操作が引き金になりやすい 特に出産後や更年期の女性に多いとされ、ホルモンバランスや生活動作の変化が影響すると考えられています。 一般的な腱鞘炎とは負荷のかかり方が異なる点が、対応を分けて考える理由になります。 ドケルバン病と腱鞘炎の違いを整理 ドケルバン病と腱鞘炎の違いは、痛みの出方や生活背景を整理すると理解しやすくなります。 痛む場所の違い 原因になりやすい動作・生活背景の違い 症状の出方・悪化しやすさの違い それぞれの視点から確認することで、自分の症状がどちらに近いか判断しやすくなります。 痛む場所の違い 痛む場所の違いは、見分けるうえで最も分かりやすいポイントです。 腱鞘炎:手首全体や複数の指に痛みが広がる ドケルバン病:親指側の手首に痛みが集中する 親指を動かした際に、手首の外側がはっきり痛む場合はドケルバン病が疑われます。 一方、指全体や手首の広い範囲が重だるく痛む場合は、一般的な腱鞘炎の可能性が高くなります。 原因になりやすい動作・生活背景の違い 原因になりやすい動作の違いも、両者を分ける重要な視点です。 腱鞘炎:キーボード操作、指の反復作業 ドケルバン病:親指でつかむ、支える、抱える動作 育児で子どもを抱く動作や、スマートフォンを親指で操作する習慣は、ドケルバン病特有の負荷につながりやすい背景です。 日常動作を振り返ることが、原因整理のヒントになります。 症状の出方・悪化しやすさの違い 症状の出方の違いにも、それぞれ特徴があります。 腱鞘炎:使い続けることで徐々に痛みが増す ドケルバン病:特定動作で鋭い痛みが出やすい ドケルバン病では、ある動作だけが極端につらいと感じやすい点が特徴です。 この違いを把握しておくことで、セルフケアや受診の判断がしやすくなります。 セルフチェック|自分の痛みはどちらに近い? セルフチェックは、痛みの性質や日常動作との関係を整理するための手がかりになります。 診断の代わりにはなりませんが、「どちらに近いか」を把握することで、対処の方向性が見えやすくなります。 チェックの視点 親指を広げる・反らすと手首の外側が痛む 物をつかんだり抱えたりすると痛みが増す 手首全体ではなく、親指側がピンポイントで痛い これらに多く当てはまる場合、痛みの性質はドケルバン病に近い可能性があります。 一方で、複数の指や手首全体に重だるさや痛みが広がる場合は、一般的な腱鞘炎の範囲で考えることが多くなります。 病院に行くべき目安と診療科の選び方 病院に行くべき目安は、「痛みの強さ」だけでなく「生活への影響」を基準に考えることが重要です。 受診を検討したい状況 安静やセルフケアを続けても改善しない 親指や手首を動かすたびに痛みが出る 家事や仕事に支障が出始めている 診療科は整形外科が基本になります。 手や指を専門的に診る医師がいる施設では、腱の状態や負荷のかかり方まで踏み込んだ評価が行われやすくなります。 保存療法で改善しない場合の治療選択肢 保存療法とは、手術を行わずに痛みや炎症の改善を目指す治療の総称です。 多くの場合、ドケルバン病や腱鞘炎は保存的な対応から始めます。 代表的な保存療法 安静・固定(サポーターや装具) 消炎鎮痛薬の内服や外用 リハビリによる負荷調整 注射による炎症コントロール ただし、生活動作の負荷が変わらないままでは、治療効果が一時的にとどまることもあります。 「なぜ炎症が起きているのか」という原因整理とセットで考えることが重要になります。 痛みが長引く場合の次の選択肢 痛みが長引く場合、単なる炎症だけでなく、腱そのものの回復力低下が関与しているケースも考えられます。 そのような場合、治療の選択肢を一段階見直す視点が必要になります。 リペアセルクリニック大阪院では、症状の経過や生活動作の負荷を整理したうえで、保存療法の延長線だけにとらわれない相談体制を重視しています。 必要に応じて、自己組織の回復力に着目した再生医療の可能性も含めて、治療の選択肢を比較検討します。 「手術しかないと言われた」「何度も再発している」といったケースでも、現在の状態を改めて評価することで別の道が見えることもあります。 まとめ:違いを理解すると、適切な対処につながる ドケルバン病と腱鞘炎の違いは、痛みの場所や動作との関係を整理することで見えてきます。 この記事の要点 ドケルバン病は腱鞘炎の一種だが、部位と原因が異なる 親指側の手首に限局した痛みは重要な判断材料 自己判断で放置せず、生活への影響を基準に受診を考える 違いを理解することで、「とりあえず安静」から一歩進んだ対処が可能になります。 痛みが続く場合は、原因を整理したうえで適切な治療につなげることが、長引かせないための近道といえるでしょう。
2026.01.30 -
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親指の付け根や手首のあたりが痛み、「これって病院に行くほどの症状なのだろうか」と迷っている方は少なくありません。 とくにドケルバン病は、最初は違和感や軽い痛みから始まることが多く、我慢しながら日常生活を続けてしまいやすい疾患です。 しかし、放置の仕方によっては痛みが慢性化し、回復までに時間がかかるケースも見られます。 そこでこの記事では、ドケルバン病で「病院に行くべきか迷う場面」に焦点を当て、受診の目安や放置するリスクを整理して解説します。 結論:痛みが続く・日常動作に支障がある場合は早めの受診が望ましい ドケルバン病は、痛みが数日〜1週間以上続く場合・生活動作に影響が出始めた段階で病院を受診することが勧められます。 軽い違和感のうちは様子見でもよい場合がありますが、痛みを我慢しながら使い続けると炎症が長引きやすくなります。 「そのうち治るだろう」と判断するよりも、症状が軽いうちに評価を受けたほうが、治療の選択肢が広がりやすい傾向があります。 まずは、ドケルバン病がどのような状態なのかを正しく理解しておきましょう。 ドケルバン病とは?親指の付け根が痛くなる原因 ドケルバン病は、親指を動かす腱(長母指外転筋・短母指伸筋)と、それを包む腱鞘に炎症が起こることで生じる腱鞘炎の一種です。 手首の親指側、いわゆる「物をつかむ」「ひねる」動作で負担が集中しやすい部位に痛みが出ます。 以下のような動作が、発症や悪化のきっかけになりやすいとされています。 スマートフォンの長時間操作 赤ちゃんの抱っこや授乳姿勢 フライパンや鍋を持ち上げる動作 雑巾しぼり・ドアノブをひねる動作 腱と腱鞘は本来なめらかに動く構造ですが、使いすぎや負荷の偏りが続くことで摩擦が増え、炎症が起こりやすくなります。 初期段階では「少し痛い」「違和感がある」程度でも、負荷が続くと痛みが強まりやすい点が特徴です。 ドケルバン病で「病院に行くべきか」迷いやすい理由 ドケルバン病は、痛みの強さに波があり、使わなければ一時的に楽になることが多いため、受診のタイミングを判断しづらい傾向があります。 また、見た目の腫れや変形が目立ちにくく、「大きなケガではない」という印象を持ちやすい点も迷いの原因になります。 実際には、次のような理由から受診を先延ばしにしてしまう方が少なくありません。 仕事や家事を休めず、使い続けてしまう 湿布や市販薬で一時的に痛みが和らぐ 腱鞘炎は自然に治ると思っている どの診療科に行けばよいかわからない こうした背景から、症状が進行してから初めて病院を受診するケースも珍しくありません。 しかし、ドケルバン病は炎症が続くほど治りにくくなる傾向があり、早めの判断が結果的に回復を早めることにつながります。 病院に行くべき症状の目安 ドケルバン病では、「まだ我慢できるかどうか」ではなく、生活や動作にどの程度影響が出ているかを基準に受診を考えることが大切です。 以下は、受診を検討したい代表的な症状です。 安静やセルフケアでも痛みが改善しない 親指や手首を動かすと強い痛みが出る 物を持つ・ひねる動作がつらい 一つでも当てはまる場合は、症状が進行している可能性があります。 次に、それぞれの状態について詳しく見ていきましょう。 安静やセルフケアでも痛みが改善しない 安静にしても痛みが引かない状態は、腱や腱鞘の炎症が一定以上続いているサインと考えられます。 数日から1週間程度、負荷を減らしても違和感や痛みが残る場合、自然回復を待つだけでは改善しにくい段階に入っている可能性があります。 とくに仕事や家事、育児などで完全な安静が取れない場合、炎症が慢性化しやすく注意が必要です。 親指や手首を動かすと強い痛みが出る 親指を広げる、手首を小指側に倒すといった動作で鋭い痛みが走る場合、腱への摩擦や圧迫が強くなっている可能性があります。 動かすたびに痛みが出る状態では、無意識にかばう動作が増え、周囲の筋肉や反対側の手に負担が及ぶこともあります。 動作時痛がはっきりしてきた段階は、受診を検討する一つの目安です。 物を持つ・ひねる動作がつらい ペットボトルのフタを開ける、フライパンを持つといった握力やひねりを伴う動作がつらくなるのも、ドケルバン病が進行しているサインです。 この段階では、日常生活の不便さが増え、「できない動作」が徐々に増えていく傾向があります。 我慢を続けるより、早めに状態を評価し、負荷のかけ方を見直すことが回復への近道になります。 病院に行かず放置するとどうなる? ドケルバン病は自然に軽快するケースもありますが、痛みを我慢したまま使い続けると慢性化するリスクがあります。 初期の炎症段階であれば負荷調整や固定で改善することもありますが、放置によって腱と腱鞘の摩擦が続くと、腱鞘が厚く硬くなり、動かすたびに痛みが出やすい状態へ移行します。 この状態になると、日常動作だけでなく、回復までに必要な期間も長引きやすくなる場合も。 「そのうち治るだろう」と様子を見続けるより、状態が悪化する前に評価を受けることが結果的に回復への近道になります。 何科を受診すべき?診療科の選び方 ドケルバン病が疑われる場合、基本的には整形外科の受診が適しています。 整形外科では、腱や関節の状態を評価し、炎症の程度や他の疾患との鑑別を行います。 手外科を専門としている医師がいる医療機関では、より詳細な評価や治療提案を受けられる場合も。 一方で、痛みの原因がはっきりしない場合や、長期間改善しない場合は、複数の視点で診てもらうことも選択肢になります。 病院で行われる検査と一般的な治療 病院では、問診と触診を中心に、フィンケルシュタインテストなどの動作確認を行い、ドケルバン病の可能性を判断します。 必要に応じて、超音波検査(エコー)を用いて腱や腱鞘の腫れ、滑走状態を確認することもあります。 【一般的な治療内容】 安静・固定(サポーターや装具) 消炎鎮痛薬の内服・外用 リハビリによる負荷調整と動作指導 症状が強い場合は局所注射 これらはあくまで炎症を抑え、悪化を防ぐことが主な目的になります。 治療と並行して、日常動作の見直しや使い方の修正が行われるかどうかで、回復のスピードに差が出やすくなります。 注射や保存療法でも改善しない場合の治療選択肢 保存療法を続けても痛みが残る場合、「なぜ改善しないのか」を整理する視点が重要になります。 炎症そのものだけでなく、腱の滑走不良や周囲組織の硬さ、負荷のかかり方が関係しているケースも少なくありません。 そのような場合、治療を「追加する」よりも、「組み直す」発想が必要になることがあります。 リペアセルクリニック大阪院では、痛みが長引くドケルバン病に対して、これまでの治療経過や生活動作を丁寧に整理し、腱や周囲組織の状態を踏まえた相談を行っています。 従来の保存療法で改善が乏しい場合には、再生医療という選択肢も含め、現在の状態に合った方向性を一緒に検討する体制が整えられています。 「このまま同じ対応を続けてよいのか迷っている」という段階で相談できる点も、一つの特徴といえるでしょう。 まとめ:迷ったら「生活に支障が出ているか」で受診を判断する ドケルバン病で病院に行くべきか迷ったときは、痛みの強さよりも、生活への影響を基準に考えることが大切です。 安静にしても改善しない、動作のたびに痛みが出る、できない動きが増えてきた場合は、早めの受診が回復を助けます。 放置して悪化させるより、状態を正しく把握し、必要な対応を選ぶほうが結果的に負担は少なくなります。 「まだ大丈夫かどうか」で悩む段階こそ、専門的な視点を取り入れる価値があるタイミングです。
2026.01.30 -
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指の第一関節が腫れたり、痛みや変形が出てきたりして「ヘバーデン結節」と診断されたあと、食事や飲み物に気を遣い始める方は少なくありません。 中でもよく話題に上がるのが、毎日の習慣になっているコーヒーとヘバーデン結節の関係です。 「コーヒーは控えたほうがいいのか」「飲み続けると悪化するのか」と不安に感じる一方で、明確な答えが見つからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、ヘバーデン結節とコーヒーの関係について整理し、考えられる影響や注意点をわかりやすく解説します。 コーヒーを完全にやめるべきかどうかの判断材料として、ぜひ参考にしてください。 結論:コーヒーが直接の原因とは限らないが、症状を悪化させる要因になることはある 結論からお伝えすると、コーヒーがヘバーデン結節の直接的な原因になるとは言い切れません。 一方で、体質や生活習慣によっては、症状を悪化させたり痛みを感じやすくしたりする要因になる可能性は考えられます。 特に、血流や自律神経、睡眠の質に影響を受けやすい方では、コーヒーの摂り方が症状に関与しているケースもあります。 そのため、「一律に禁止するもの」ではなく、「自分の状態に合った付き合い方を考えるもの」と捉えることが重要です。 まずは、ヘバーデン結節そのものについて整理したうえで、なぜコーヒーが話題になるのかを確認していきましょう。 ヘバーデン結節とは?指の第一関節に起こる変形と痛み ヘバーデン結節とは、指の第一関節(DIP関節)に起こる変形性関節症の一種です。 関節の軟骨がすり減り、骨の変形や骨の出っ張りが生じることで、腫れや痛み、動かしにくさが現れます。 40代以降の女性に多く、加齢やホルモンバランス、手指の使いすぎなどが関与すると考えられています。 初期には違和感や軽い痛みから始まり、進行すると関節の変形が目立つようになるのが特徴です。 症状の出方や進行スピードには個人差が大きく、「いつの間にか痛みが落ち着いた」という方もいれば、「長期間悩まされる」という方もいます。 ヘバーデン結節とコーヒーが気にされる理由 ヘバーデン結節とコーヒーの関係が気にされる背景には、炎症・血流・自律神経といった体の仕組みが関係しています。 コーヒーに含まれるカフェインは、覚醒作用や利尿作用があり、体調に影響を与えることが知られています。 そのため、関節の痛みや腫れがある状態では、「コーヒーが悪さをしているのでは」と感じやすくなります。 また、インターネットや口コミで「控えたら楽になった」という体験談を目にすることも、不安を強める要因になっています。 ただし、これらはあくまで間接的な影響であり、因果関係を単純に結びつけることはできません。 コーヒーがヘバーデン結節に影響すると考えられるポイント コーヒーとヘバーデン結節の関係は、いくつかの視点から整理すると理解しやすくなります。 ここでは、症状への影響が指摘されやすい主なポイントを確認していきます。 【影響が考えられる主な視点】 カフェインによる血流・自律神経への影響 利尿作用によるミネラルバランスへの影響 睡眠の質低下と炎症・痛みの関係 これらはすべての人に当てはまるわけではありませんが、症状が強い時期には意識しておきたいポイントです。 それぞれについて、具体的に見ていきましょう。 カフェインによる血流・自律神経への影響 カフェインの刺激作用は、自律神経のバランスに影響を与えることがあります。 交感神経が優位になりやすく、血管が収縮することで、末端である指先の血流が低下しやすくなる場合も。 血流が悪くなると、関節周囲の回復が遅れ、痛みやこわばりを感じやすくなることがあります。 特に、冷えやすい体質の方や、ストレスが強い方では、この影響を受けやすい傾向があります。 「コーヒーを飲んだあとに指がジンジンする」と感じる場合は、体の反応として一度振り返ってみる価値があるでしょう。 利尿作用によるミネラルバランスへの影響 コーヒーの利尿作用により、水分やミネラルが体外へ排出されやすくなる点も見逃せません。 関節や筋肉の働きには、マグネシウムやカリウムなどのミネラルが関与しています。 摂取と排出のバランスが崩れると、筋緊張が高まり、関節周囲に余計な負担がかかることがあります。 日常的にコーヒーの量が多く、水分補給が不足している場合は、体の内側の環境が整いにくくなります。 結果として、痛みや違和感が長引く一因になる可能性も否定できません。 睡眠の質低下と炎症・痛みの関係 睡眠の質と関節の回復は、密接に関係しています。 カフェインは摂取時間や体質によっては、入眠を妨げたり、睡眠を浅くしたりする作用があります。 十分な睡眠が取れない状態が続くと、炎症のコントロールがうまくいかず、痛みを感じやすくなる場合も。 ヘバーデン結節の痛みが夜間や朝に強い場合、睡眠の質を見直すことが回復のヒントになることもあります。 「夜のコーヒーが習慣になっている」という方は、症状との関連を一度考えてみてもよいでしょう。 コーヒーを控えたほうがよい人の特徴 ヘバーデン結節があっても、すべての人がコーヒーを控える必要があるわけではありません。 一方で、症状の出方や体質によっては、量やタイミングを見直したほうがよい人がいるのも事実です。 【コーヒーの影響を受けやすい人の傾向】 指先の冷えやすさが強い 痛みが朝方や夜間に悪化しやすい コーヒーを飲んだあとに動悸・緊張感が出やすい 睡眠が浅く、疲れが取れにくい状態が続いている これらに当てはまる場合、コーヒーそのものが悪いというよりも、体の回復力が十分に働きにくい環境になっている可能性があります。 そのため、「量を減らす」「飲む時間帯を調整する」といった対応だけでも、症状の感じ方が変わることがあります。 完全にやめる必要はある?上手な付き合い方 ヘバーデン結節があるからといって、必ずしもコーヒーを完全に断つ必要はありません。 重要なのは、症状を悪化させない範囲で、体に合った付き合い方を見つけることです。 【コーヒーとの上手な付き合い方の例】 空腹時を避け、食後に少量飲む 午後遅い時間以降は控える デカフェやカフェイン少なめに切り替える コーヒーの量に応じて水分補給を意識する 「やめなければならない」と考えるよりも、「体の反応を観察しながら調整する」という姿勢のほうが、長期的には続けやすいといえます。 症状が落ち着いている時期と悪化している時期で、摂り方を変えるのも一つの方法です。 コーヒー以外で見直したい生活習慣 ヘバーデン結節の進行や痛みは、コーヒー単独ではなく日常生活全体の負荷によって左右されることも多いです。 【あわせて見直したい生活習慣】 指先を冷やさない工夫(冷房・水仕事) スマートフォンや細かい手作業の時間管理 十分な睡眠時間と就寝前のリラックス 手指に負担をかけ続けない休憩の取り方 指の関節は小さな構造である分、日々の負荷の積み重ねが症状として表れやすい部位です。 飲み物だけに注目するのではなく、「どんな動作が多いか」「回復する時間が確保できているか」といった視点も重要になります。 痛みや変形が進む場合の治療選択肢 生活習慣を整えても、痛みや変形が進行するケースは一定数存在します。 その場合、外用薬や内服、装具療法などの保存的治療が検討されることが一般的です。 ただし、これらで十分な改善が得られない場合、治療の方向性を整理し直す必要があります。 リペアセルクリニック大阪院では、ヘバーデン結節に対して「どの段階で、何が主な痛みの要因になっているか」を整理することを重視しています。 再生医療は、関節周囲の炎症環境や組織の状態に着目し、痛みや機能面の改善を目指す選択肢の一つとして位置づけられています。 「このまま進行するのでは」という不安を抱えながら我慢を続けるよりも、治療の選択肢を一度整理する場として相談してみてください。 まとめ:コーヒーだけに注目せず、全体の生活負荷を整えることが重要 ヘバーデン結節とコーヒーの関係は、直接的な原因というより、体調や生活習慣を通じた間接的な影響として捉えるのが現実的です。 コーヒーを完全にやめるかどうかではなく、自分の症状や体の反応を踏まえて調整する視点が大切になります。 また、飲み物だけでなく、手指の使い方や休息、睡眠といった要素も合わせて整えることで、症状の感じ方が変わることがあります。 痛みや変形が進み、不安が強い場合には、早めに専門的な評価を受け、選択肢を整理しておくことが将来的な安心につながります。 日常の小さな積み重ねを見直すことが、ヘバーデン結節と向き合う第一歩になるといえるでしょう。
2026.01.30 -
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手首の小指側にある骨が、他の人より出っ張って見えると「これって異常なのかな」と気になってしまいます。 特に写真に写ったときや、腕立て伏せ・デスクワークで手首が痛むときは、つい悪い病気を疑ってしまう方も多いでしょう。 一方で、見た目だけで判断すると「体質なのに不安になっていた」というケースも少なくありません。 そこでこの記事では、尺骨茎状突起が出てる人に多い理由と、痛みがあるときに疑う病気、受診の目安までを整理します。 「病院に行くべきか迷う」を解消できるように、日常の困りごとに寄り添いながら解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 結論|痛みがなければ体質のことも多いが、痛みがあるなら受診を検討 尺骨茎状突起が出てる人でも、痛みがなければ体型や骨格の影響で「そう見えるだけ」というケースは多くあります。 出っ張りが昔からで、痛みや不自由がない 左右差はあるが、日常生活に支障がない 一方で、動かすと痛い・腫れる・しびれるなら受診を考える 見た目の出っ張りだけで「病気」と決めつける必要はありません。 ただし、痛みや引っかかりがある場合は、手首の関節や軟骨(じん帯を含む)が傷んでいる可能性があります。 手首は日常で酷使しやすく、放置すると「かばい癖」がついて長引くこともあります。 まずは“出てるだけ”なのか“痛みを伴う異常”なのかを切り分けることが大切です。 迷うときは、受診の目安をチェックして早めに相談するほうが安心につながります。 尺骨茎状突起とは?手首の小指側にある“出っ張り”の正体 尺骨茎状突起は、手首の小指側に触れる“骨の出っ張り”で、異常ではなく体の構造として誰にでもあるものです。 小指側の手首で触れる硬い突起が「尺骨茎状突起」 手首の安定や、じん帯・軟骨組織の付着部として重要 痛みが出るときは周辺組織(TFCCなど)のトラブルが関わることがある 「出っ張っている=骨が変形している」と思われがちですが、そもそもそこは骨が出る場所です。 ただ、周囲の軟骨やじん帯に負担がかかると、その付近に痛みが出て「出っ張りが原因では?」と感じやすくなります。 特に、重い物を持つ、手をついて体重をかける、マウス操作が長いなどは小指側に負担が集まりやすい動作です。 見た目の確認に加え、「押すと痛いか」「動かすと痛いか」をセットで見ていくと判断がしやすくなります。 尺骨茎状突起が出て見える主な理由 尺骨茎状突起が出て見える理由は、病気というより「体のつくり」や「過去のケガ」の影響で説明できることが多いです。 体型・筋肉や脂肪のつき方による見え方 尺骨の相対的な長さによる影響 骨折後や偽関節など外傷の後遺症で目立つケース 「急に出てきた気がする」と感じる場合でも、実際は体重変化や筋肉量の変化で目立つようになることがあります。 一方で、ケガのあとから形が変わった、触ると強く痛いといった場合は別の見立てが必要です。 ここでは、よくある3パターンに分けて整理します。 体型・筋肉や脂肪のつき方による見え方 尺骨茎状突起が出てる人の中には、体型や脂肪のつき方の影響で「骨が目立ちやすいだけ」という方が少なくありません。 やせ型で皮下脂肪が薄いと骨が浮き出やすい 前腕の筋肉量が少ないと輪郭がはっきり出る 体重減少や筋力低下で急に目立つことがある たとえば最近ダイエットをした、忙しくて筋トレや運動が減ったという方は、同じ骨でも見え方が変わります。 このタイプは見た目の変化が中心で、押しても強い痛みがないことが多いです。 ただし、骨が当たりやすくなる分、手をつく動作で刺激が増え「違和感」程度の痛みが出ることはあります。 その場合は、クッション性のあるサポーターや手首の使い方の工夫で落ち着くこともあります。 尺骨の相対的な長さによる影響 尺骨の相対的な長さが影響して、尺骨茎状突起が出て見えたり、小指側の手首に負担が集まりやすくなったりする場合があります。 尺骨が相対的に長いと小指側へ荷重がかかりやすい 手首の小指側が痛みやすく、動作で悪化しやすい 「尺骨突き上げ症候群」などにつながることがある 骨格のバランスは人それぞれで、同じ動作でも負担がかかる場所が変わります。 尺骨側に荷重が集まりやすい方は、パソコン作業やスポーツ(ラケット、ゴルフなど)で小指側がつらくなりがちです。 「出っ張りが目立つ」こと自体が問題というより、出っ張り周辺の組織にストレスがかかって痛みが出やすい点がポイントです。 このタイプは、痛みがあるかどうかで“体質”か“治療が必要”かの判断が分かれます。 骨折後や偽関節など外傷の後遺症で目立つケース 骨折後や偽関節(ぎかんせつ:骨がうまくくっつかない状態)の影響で、尺骨茎状突起が出て見えたり、押すと痛んだりすることがあります。 転倒やスポーツで手首を痛めたあとから形が変わった 出っ張りを押すとピンポイントで痛い 動かすと引っかかりや不安定感がある 「昔のケガは治ったはず」と思っていても、実は骨が完全には癒合していなかったり、周囲の軟骨やじん帯が一緒に傷んでいたりすることも。 このタイプは、見た目よりも“痛みや不安定さ”が主役になりやすく、使うほど悪化するのがつらいところです。 仕事で手を使う方や、育児で抱っこが多い方は、知らないうちに負担が積み重なって症状が出やすくなります。 「出っ張り+痛み+過去の外傷」がそろう場合は、早めの受診が安心につながります。 痛みがある場合に疑う代表疾患 尺骨茎状突起が出てる人で痛みがある場合は、骨そのものよりも「手首の小指側の組織トラブル」を疑うことが多いです。 TFCC損傷 尺骨突き上げ症候群 尺骨茎状突起骨折・偽関節 「小指側がズキッとする」「ひねると痛い」「手をつくと響く」といった症状は、TFCCなどの軟骨・じん帯が関係していることがあります。 ここでは、受診時によく話題に上がる代表疾患を3つ紹介します。 TFCC損傷 TFCC損傷は、手首の小指側の痛みで最も代表的な原因の一つで、「出っ張りが悪いのでは」と感じるきっかけにもなりやすい病態です。 ドアノブを回す・ペットボトルを開けると痛い 手をついたときに小指側がズキッとする クリック音(コリッとする感じ)や不安定感がある TFCCは“手首のクッション”のような役割があるため、ひねり動作や体重をかける動作で傷みやすいのが特徴です。 軽い損傷なら安静や固定で落ち着くこともありますが、我慢して使い続けると慢性化することがあります。 「腫れていないのにずっと痛い」「良くなったと思っても再発する」という場合は、TFCCが関わっているかもしれません。 仕事やスポーツで手首を休めにくい方ほど、早めに状態を確認しておくと安心です。 尺骨突き上げ症候群 尺骨突き上げ症候群は、尺骨側に負担が集まりやすい手首で起こりやすく、「出っ張り+小指側の痛み」がセットになりやすい代表疾患です。 小指側で物を持つと痛む、荷重で悪化しやすい スポーツや反復作業でじわじわ痛みが強くなる TFCC損傷と併発することがある 骨格のバランスによって尺骨側の荷重が増えると、軟骨やTFCCにストレスがかかりやすくなります。 そのため、出っ張りが目立つ人ほど「小指側が痛い」「手をつけない」という悩みを抱えやすい傾向があります。 痛みは急に強くなるというより、使うほど積み重なって増えていくことが多いのが特徴です。 放置すると日常動作までつらくなるため、早めに負担の原因を確認することが大切です。 尺骨茎状突起骨折・偽関節 尺骨茎状突起骨折や偽関節は、転倒などの外傷をきっかけに「出っ張りが目立つ」「押すと痛い」「不安定」といった症状につながることがあります。 ケガのあとから出っ張りの形が変わった ピンポイントで押すと痛い、腫れが引かない 手首をひねると不安定で怖い感じがする 尺骨茎状突起の骨折は、橈骨(親指側の骨)の骨折に伴って起こることもあり、見逃されるケースがあります。 また、骨がくっつききらない偽関節では、動くたびに刺激が入り痛みが長引きやすくなります。 「昔のケガだから大丈夫」と思っていても、負担の増加で症状が再燃することがある点が厄介です。 外傷歴がある人ほど、画像検査で状態を確認しておく価値があります。 病院に行くべき症状(セルフ判断の目安) 尺骨茎状突起が出てる人で受診を考えるべき目安は、「痛みの有無」だけでなく“続き方”と“日常への影響”にあります。 小指側の手首の痛みが2週間以上続く、または悪化している 手をつく・ひねる・持つ動作で毎回痛む 腫れ、熱感、押したときの鋭い痛みがある クリック音や引っかかり、不安定感がある ケガのあとから出っ張りや痛みが出た 手首の痛みは、我慢すると自然に治ることもありますが、治らないときは「同じ負担がずっとかかっている」サインでもあります。 特にTFCCのような組織は、使い方次第で良くも悪くもなるため、早めに負担を減らす設計が重要です。 「痛いけど動かせるから大丈夫」と放置してしまい、慢性化して長引く人も少なくありません。 痛みの原因がわかるだけでも、手首の使い方を変えるきっかけになります。 迷う場合は、整形外科(手の外科)で一度相談すると安心です。 病院で行う検査と一般的な治療 尺骨茎状突起周辺の痛みを診るときは、「骨の問題か」「軟骨・じん帯の問題か」を検査で切り分けていきます。 問診:痛む動作、外傷歴、仕事・スポーツの負荷を確認 身体所見:押した痛み、可動域、特定テストで評価 画像:レントゲン(骨)、必要に応じてMRI(TFCCなど) 骨折や偽関節が疑われる場合は、まずレントゲンで骨の状態を確認します。 一方でTFCC損傷など軟部組織の評価にはMRIが検討されることがあります。 治療は、初期は固定(サポーター)、負担動作の調整、痛み止め、リハビリなどの保存療法が中心です。 症状や原因によっては、注射や装具調整などを組み合わせて改善を狙います。 原因を特定し、生活に合わせて「治し方を設計する」ことが回復の近道です。 保存療法で改善しない場合におすすめな再生医療という選択肢 保存療法を続けても痛みが残る場合は、再生医療という選択肢を知っておくことで、手首の悩みに対する考え方が広がります。 固定やリハビリを頑張っても、痛みがぶり返す 仕事や家事で手首を休められず、慢性化している 「手術は避けたいが、このままもつらい」と感じている 手首の痛みは、生活で手を使うほど「治したいのに休めない」という矛盾にぶつかりやすい症状です。 その結果、いったん良くなっても、元の使い方に戻った途端に再発する方がいます。 こうしたケースでは、痛みの出方や組織の状態を改めて整理し、次の一手を検討することが大切です。 リペアセルクリニック大阪院では、慢性的な痛みに対して再生医療を含めた相談ができ、状態や希望に合わせて選択肢を比較しながら検討できます。 項目 内容 相談の進め方 痛みの出方・生活背景・検査情報をもとに、負担の原因を整理して方針を検討 提案の幅 保存療法の延長だけでなく、再生医療を含めた複数の選択肢を比較 重視する点 「仕事を続けたい」「手をつけるようになりたい」など、生活上のゴールに合わせて治療計画を立てる 再生医療は万能ではありませんが、選択肢として知っておくことで「我慢しかない」状態から抜け出しやすくなります。 痛みの原因と生活負荷を整理し、治療の優先順位を決めやすい 再生医療を含めて比較できるため、納得して選びやすい 長引く痛みに対して「次の手」を検討する土台になる 手首の痛みは、放置して頑張るほど日常の質が下がり、気持ちまで疲れてしまうことがあります。 だからこそ「痛みを抱えたまま生活を続ける」のではなく、相談先を持つことが大切です。 まとめ|“出てるだけ”か“痛みを伴う異常”かで判断する 尺骨茎状突起が出てる人は珍しくありませんが、判断の分かれ目は「見た目」ではなく「痛みと機能の変化」にあります。 痛みがなければ体質や見え方の問題であることも多い 痛み・引っかかり・不安定感があるなら疾患を疑う TFCC損傷や尺骨突き上げ症候群など、原因は複数ある 「出ている=病気」と決めつける必要はありません。 ただし、痛みが続く場合は“使い方の問題”だけではなく、組織の損傷が隠れていることもあります。 早めに検査を受けて原因を整理できると、日常で何を避けるべきかが明確になり、回復も進めやすくなります。 保存療法で改善しにくい場合は、リペアセルクリニック大阪院で再生医療を含めた選択肢を比較しながら相談することも一つの方法です。 「出てるだけか」「痛みを伴う異常か」を冷静に切り分け、納得できる形で次の一歩を選んでください。
2025.12.26 -
- 手
スポーツや家事の最中に突き指をして、指の腫れや痛みにお悩みの方は多いのではないでしょうか。 湿布には炎症や痛みを和らげる効果がありますが、突き指を根本的に治療するものではありません。 そのため、突き指をした直後は氷やアイスパックで冷やして炎症を抑えましょう。 本記事では、突き指をした際の対処法や、やってはいけない応急処置などについて解説します。 また、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでは、再生医療の情報や症例も公開しています。 突き指の痛みがなかなか治まらない方や、早く回復したい方は参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 突き指をした際の対処法|指を冷やした後の湿布が効果的 突き指をした際の対処法は、以下の通りです。 湿布の効果|痛みや炎症をやわらげる RICE処置を行う|冷却・安静・圧迫・挙上が基本 テーピングを巻く|指を曲げると痛い場合は伸ばして固定 それぞれ詳しくみていきましょう。 湿布の効果|痛みや炎症を和らげる 湿布には、痛みを和らげたり炎症を抑えたりする鎮痛・消炎作用があります。 湿布を使用する際のポイントは、以下の通りです。 ポイント 詳細 冷湿布・温湿布の使い分け 指を冷やしたり温めたりする効果はほとんどないため、好みで使用可能 1回につき6〜8時間を目安にする 同じ部位に繰り返し貼ると、かぶれやかゆみなどの肌トラブルを起こすことがある 受診の目安 ケアしても回復が感じられなかったり症状が強くなったりする場合 冷湿布と温湿布は、実際に患部を冷やしたり温めたりする効果はほとんどありません。 「スーッとする」「じんわり温かい」といった感覚の違いは配合成分によるもので、どちらを選んでも鎮痛・消炎の効果は同じです。 突き指直後の熱感や腫れ、痛みを抑えたい際は氷のうで冷やし、症状が落ち着いて血行促進や筋肉の緊張を和らげたい際は、入浴や蒸しタオルなどで温めましょう。 湿布はあくまで応急的なサポートとして使うもので、治療の代わりにはなりません。 3~4日間使用しても回復の兆しが見えない場合や痛みが強くなる場合は、自己判断で続けず早めに整形外科を受診しましょう。 RICE処置を行う|冷却・安静・圧迫・挙上が基本 突き指をした直後はRICE処置(ライス処置)を行い、腫れや痛みを抑えて早期の回復につなげましょう。 RICE処置の内容は、以下の通りです。 処置 内容 Rest(安静) 指を動かさず、無理に伸ばしたり曲げたりしない Ice(冷却) 受傷初日は氷で1時間おきに20分冷やし、2~3日目は6回程度の冷却を推奨※ 冷湿布は鎮痛・消炎を目的として使われるもので、冷却効果はほとんどない Compression(圧迫) 軽く包帯で固定し、腫れを防ぐ Elevation(挙上) 心臓より高い位置で冷却すると効果的 ※出典:公益財団法人スポーツ安全協会「救急ハンドブック」 RICE処置はあくまで応急的な対応なので、できるだけ早めに医療機関を受診し専門医による診断と治療を受けましょう。 以下の記事は、RICE処置について解説していますので参考にしてください。 テーピングを巻く|指を曲げると痛い場合は伸ばして固定 突き指をした際は、無理に動かさず伸ばした状態で固定すると、痛みの軽減に効果的です。 テーピングや副木(そえぎ)で指を支えて、再負傷や炎症の悪化を防ぎましょう。 テーピングの手順は、以下の通りです。 1.手の甲の付け根から指先まで、さらに手のひらの付け根にかけてテープを貼る 2.指先から指の付け根に向かって、らせん状にテープを巻き付けて固定する 強く巻きすぎると血流が悪くなり、しびれや血流障害を起こすおそれがあるため以下の症状がある際は、すぐにテープを外してください。 発疹 かゆみ 赤黒く変色する 指先が締めつけられて痛い テーピングは突き指の応急的な固定として有効ですが、長時間や強く巻きすぎないのが大切です。 痛みや腫れが強いときや違和感が続くときは、自己判断せず早めに整形外科を受診しましょう。 やってはいけない突き指の応急処置|悪化を招くNG行動 突き指をした際、誤った応急処置を行うと症状が悪化する恐れがあります。 とくに以下の行動は避けましょう。 やってはいけない応急処置 詳細 無理に引っ張る・揉む 骨や靭帯を傷つけるリスクがあり、治りが遅くなる可能性がある すぐに温める 受傷直後の炎症を悪化させ、腫れや痛みが強くなる恐れがある 何もせず放置する 腫れや痛みが長引き、回復が遅れる原因になる 突き指の応急処置は、RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)や必要に応じたテーピングが基本です。 無理な自己判断はせず、痛みや腫れが強い場合は早めに整形外科を受診しましょう。 湿布を貼っても治らない・内出血がある突き指は、骨折や靭帯損傷の可能性も 湿布を貼っても、痛みや腫れ、変色が改善しない場合は注意が必要です。 とくに、内出血(青紫色のあざや爪の下の黒ずみ)がある場合は、指の内部で骨や靭帯が損傷しているサインかもしれません。 骨折・脱臼・靭帯損傷などが隠れている場合は湿布だけでは回復せず、放置すると指の変形や動きの制限、慢性的な痛みにつながるリスクがあります。 強い痛みや腫れ、変色があるときは自己判断せずに整形外科でレントゲン検査などの診断を受けましょう。 以下の記事では、突き指と骨折を見分けるポイントについて紹介しているので参考にしてください。 突き指の痛みを和らげるには湿布も使えるが、症状によっては早めに受診しよう 湿布は突き指そのものを治す効果はほとんどありませんが、炎症や痛みを和らげる補助として役立ちます。 軽度の突き指であれば、RICE処置と湿布を組み合わせて回復する場合もあります。 ただし、次のような症状がある場合は早めに整形外科を受診してください。 痛みや腫れが強い 数日経っても症状が改善しない 変色がみられる これらの症状は、治療やリハビリに時間のかかる大きなケガの可能性があります。 骨や靭帯が損傷している場合は、再生医療による治療も選択肢の一つです。 当院「リペアセルクリニック」の公式LINEでは、再生医療の情報や症例を公開しています。 突き指を含む関節の治療法について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 突き指と湿布に関するよくある質問 突き指と湿布に関するよくある質問は、以下の通りです。 突き指に湿布を貼るとスースーするのはなぜ? 突き指には冷えピタと湿布のどちらが良いですか? それぞれ詳しくみていきましょう。 突き指に湿布を貼るとスースーするのはなぜ? 突き指に湿布を貼ったときに「スースーする」と感じるのは、冷湿布に配合されているハッカやメントールによるものです。 ハッカやメントールは、皮膚に作用して痛みの感覚を和らげるため、実際に患部を冷やしたり温めたりする効果はほとんどありません。 「スースーする」と感じるのはあくまで「感覚の変化」であり、痛みや炎症の直接的な治療効果ではないことを理解しておきましょう。 突き指には冷えピタと湿布のどちらが良いですか? 突き指には、湿布を補助的に活用しましょう。 冷えピタは皮膚の表面の温度を下げる仕組みのため、ケガによる腫れや痛みの原因となる体内の反応には直接作用しません。 突き指の直後は、氷やアイスパックで1時間おきに20分程度冷やすアイシングが効果的です。 その上で湿布を併用すると、痛みや不快感を和らげる効果が期待できます。 痛みや腫れが長引く場合は、早めに整形外科を受診しましょう。
2025.10.31 -
- 手
「デスクワーク中に手首を反らせると痛い」「転んで手をついてから、痛みが引かない」など、手首の痛みにお悩みではありませんか。 その痛みは、ただの使いすぎだけでなく、怪我や特定の疾患、さらには女性ホルモンの影響が隠れている可能性もあります。 原因を正しく理解できていないと、適切な処置ができずに症状が悪化したり、回復が遅れたりするかもしれません。 本記事では、手首を反らせると痛い時の原因やセルフチェック方法、治療法について詳しく解説します。 痛みの原因を理解し、適切な対処法を実践するために、ぜひ最後までご覧ください。 また、長引く痛みに対する新しい治療の選択肢として、近年注目されている「再生医療」についても紹介します。 再生医療に関する詳しい情報や症例は、当院リペアセルクリニックの公式LINEでも配信していますので、併せて参考にしてください。 手首を反らせると痛い主な原因3つ 手首を反らせたときに痛みを感じる場合、その原因は1つとは限りません。 転倒などの急な怪我だけでなく、日常生活での繰り返しの負担や、体内のホルモンバランスの変化が影響している可能性もあります。 捻挫や骨折などの怪我 使いすぎによる疾患 女性ホルモン減少による炎症 以下では、それぞれの原因について詳しく解説します。 捻挫や骨折などの怪我 手首を反らせるときの痛みの原因として、転倒して手をついたときなどの強い衝撃による捻挫や骨折が挙げられます。 急な外傷が原因の場合、以下のような怪我が考えられます。 怪我の種類 特徴 橈骨遠位端骨折 手首の親指側の骨折、強い痛みと腫れが生じる 舟状骨骨折 手首の小さな骨の骨折、レントゲン検査で骨折線を発見しにくい 捻挫 関節を支える靭帯の損傷(断裂)、放置すると不安定さが残る 舟状骨骨折はレントゲンで発見しにくく、放置すると骨癒合不全や偽関節が生じるリスクが高いです。 また、捻挫も靭帯の部分断裂や完全断裂の場合、放置すると関節の不安定性が残存し、将来的に関節の変形につながる場合があります。 強い衝撃を受けた後に手首が痛む場合は、自己判断せずに整形外科を受診しましょう。 使いすぎによる疾患 はっきりとした怪我の記憶がなくても、スマホやパソコンの操作、スポーツ、家事などで手首を繰り返し使うことで、痛みを引き起こす疾患を発症する場合があります。 手首を反らせたときの痛みの原因として考えられる疾患は、以下のとおりです。 ドケルバン病(腱鞘炎) TFCC損傷 ドケルバン病(腱鞘炎) ドケルバン病は、手首の親指側に痛みや腫れが生じる腱鞘炎の一種です。 親指を伸ばしたり広げたりする腱が、手首にあるトンネル状の腱鞘と擦れて炎症を起こします。 ドケルバン病の主な特徴 症状:手首の親指側の鋭い痛みや腫れ 原因:スマホ操作や育児など親指の酷使 発症しやすい人:妊娠・出産期や更年期の女性 物をつかんだり、親指を広げたりする動作で鋭い痛みが走るのが主な症状です。 親指側の痛みが続く場合は、ドケルバン病の可能性があります。 以下の記事では、ドケルバン病をはじめとする腱鞘炎の痛みについて詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。 TFCC損傷 TFCC損傷は、手首の小指側に痛みが生じる疾患です。 TFCC(三角線維軟骨複合体)とは、手首の小指側にある軟骨や靭帯の集まりで、関節を安定させ、衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。 TFCC損傷の主な特徴 症状:手首をひねるときの小指側の鋭い痛み 原因:スポーツや転倒などの外傷、加齢 痛む動作:ドアノブを回す、タオルを絞る テニスやゴルフなどのスポーツや、転倒して手をついたときの外傷が主な原因となります。 また、生まれつきの骨格的な特徴によって、TFCCに負担がかかりやすく、損傷に至るケースも見られます。 手首をひねったときに小指側が痛む場合は、TFCC損傷の可能性があります。 以下の記事では、TFCC損傷を放置することのリスクについて解説しているので、併せて参考にしてください。 女性ホルモン減少による炎症 40代以降の女性に見られる手首の痛みには、女性ホルモンである「エストロゲン」の減少が関係している場合があります。 更年期や妊娠・出産期はエストロゲンが急激に減少するため、手の不調を訴える女性が多くなります。 女性ホルモン減少による手首への影響 時期:更年期や妊娠・出産期に起こりやすい 原因:エストロゲンが減り炎症を抑える力が弱まる 症状:腱鞘炎、関節の痛み、こわばり エストロゲンには、関節や腱を包む「滑膜」の炎症を調節する作用があり、その減少により腱鞘の浮腫や滑膜の腫脹が生じやすくなると考えられています。 手を酷使した覚えがないのに手首に痛みやこわばりが現れた場合、女性ホルモンが影響している可能性も疑いましょう。 手首を反らせると痛いときの症状セルフチェック方法 手首の親指側に痛みがある場合、ご自身でドケルバン病(腱鞘炎)の可能性を調べる簡単なセルフチェックが可能です。 ここでは、代表的な「フィンケルシュタインテスト」という方法の手順を解説します。 フィンケルシュタインテストの手順 親指を内側に入れて握りこぶしを作る そのまま手首をゆっくりと小指側に曲げる この動作を行ったときに、手首の親指の付け根あたりに鋭い痛みが走った場合、ドケルバン病の可能性が考えられます。 しかし、上記のテストはあくまで参考であり、確定診断には医師の診察が必要です。 陽性であっても他の疾患の可能性があるため、手首の痛みや違和感がある場合は、早期に医療機関を受診しましょう。 手首を反らせると痛いときの対処法 手首を反らせると痛みが生じる場合、症状を悪化させないための適切な初期対応が大切です。 基本となるのは、手首への負担を避けて「安静」にすることと、熱感や腫れがある場合の「アイシング(冷却)」です。 負担を避けて安静に保つ 患部をアイシング(冷却)する ただし、これらの対処はあくまで応急処置です。 痛みが改善しない、または悪化するようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。 負担を避けて安静に保つ 手首に痛みを感じるときに優先すべきなのは、患部を安静に保ち、負担をかける動作を避けることです。 手首の使いすぎが原因の場合、原因となる動作を中断しなければ、組織の修復が進まず症状は改善しません。 具体的には、以下のような対策が有効です。 対策の種類 具体的な方法 動作の回避 痛みを感じるパソコン作業やスマホ操作などを意識的に避ける 装具による固定 サポーターやテーピングで手首の動きを制限し、負担を軽減する 動作の工夫 床から立ち上がる際に、手のひらではなくグーの形で手をつく 安静にしていても痛みが続く場合は、他の原因も考えられるため医療機関に相談しましょう。 以下の記事では、手首が痛いときの筋トレについて解説しているので、併せて参考にしてください。 患部をアイシング(冷却)する 転んだりぶつけたりした直後で、患部に熱っぽさや腫れがある場合は、アイシング(冷却)が有効な応急処置となります。 血管を収縮させることで、炎症や痛みを和らげる効果が期待できます。 アイシングで期待できる効果 痛みの一時的な軽減(神経伝達の鈍化) 受傷直後の過剰な腫脹の抑制 アイシングする際は凍傷のリスクがあるため、氷嚢などをタオルで包み、1回15〜20分を目安に患部に当てます。 ただし、慢性的な痛みやこわばりには、温めて血行を良くする方が効果的な場合もあります。 急性期(怪我の直後)はアイシング、症状が落ち着いた慢性期は温めるのが一般的ですが、判断に迷う場合は自己判断せず専門医に相談しましょう。 手首を反らせると痛いときの治療法 手首を反らせたときの痛みに対する治療は、症状の程度や原因に応じて、手術を行わない「保存療法」と、外科的な処置を行う「手術療法」に分けられます。 保存療法 手術療法 どの治療法が適しているかは、ご自身の症状やライフスタイルによって異なります。 専門医と十分に相談し、納得のいく治療法を選択しましょう。 保存療法 保存療法は、手術以外の方法で症状の緩和や改善を図る治療法の総称です。 手首の痛みの治療では第一選択となり、多くの場合、以下の方法を組み合わせて症状改善を目指します。 治療法の種類 具体的な内容 安静と固定 痛みの原因となる動作を避け、サポーターなどで手首の動きを制限する 薬物療法 湿布や塗り薬、内服薬を使い、炎症を抑えて痛みを和らげる 注射療法 痛みが強い場合に、患部へステロイドを注射して強力に炎症を抑える リハビリテーション ストレッチや筋力強化で手首の柔軟性を取り戻し、再発を予防する しかし、保存療法は痛みなどの症状をコントロールする対症療法であり、原因を根本から治療できるわけではない点を理解しておきましょう。 手術療法 手術は、保存療法を3〜6ヶ月程度継続しても改善しない場合や日常生活に大きな支障がある場合に検討されます。 痛みの根本的な原因を物理的に取り除くことを目的とし、以下のような方法があります。 手術 内容 適応される疾患例 腱鞘切開術 厚くなった腱鞘を切り、腱の圧迫を取り除く ドケルバン病など 手根管開放術 神経を圧迫している靭帯を切り、圧迫を解除する 手根管症候群など 関節鏡視下手術 関節内のカメラで損傷部を確認し、靭帯や軟骨を修復する TFCC損傷など 近年では、内視鏡を使った傷口が小さく、身体への負担が少ない手術も行われています。 局所麻酔による日帰り手術が可能なケースもありますが、術後には一定期間の安静やリハビリテーションが必要です。 手首を反らせたときの痛みに関してよくある質問 ここでは、手首を反らせたときの痛みに関してよくある質問に回答していきます。 手首を反らせると痛いときは何科に行くべき? TFCC損傷はどのくらいで治る? ご自身の症状と照らし合わせ、適切な行動を取れるようにしましょう。 手首を反らせると痛いときは何科に行くべき? 手首に痛みを感じる場合、まずは整形外科を受診しましょう。 手首の痛みは、骨折や腱鞘炎など、骨・関節・靭帯といった運動器の疾患が原因であることが大半です。 特に、以下のような症状がある場合は、自己判断せずに早めに受診しましょう。 痛みが長期間続いている 患部に腫れやしびれがある 日常生活に支障が出ている 整形外科では、問診や触診のほか、レントゲンや超音波(エコー)検査で痛みの原因を特定します。 TFCC損傷はどのくらいで治る? TFCC損傷の治療期間は、損傷の重症度や治療法によって異なります。 治療法ごとの期間の目安は、以下のとおりです。 治療法 治癒までの目安 保存療法 数週間から3ヶ月程度 手術療法 3〜6ヶ月以上 軽度の損傷であれば、安静やサポーターによる固定といった保存療法で改善を目指します。 保存療法で症状が改善しない場合や、重度の靭帯断裂の場合には手術療法が検討されます。 上記の期間は、あくまで目安であり個人差がある点を理解しておきましょう。 手首を反らせると痛いときは再生医療をご検討ください 手首を反らせたときの痛みは、怪我や使いすぎ、ホルモンバランスの変化など、さまざまな原因で起こります。 痛みが続く場合は、まず整形外科を受診し、正確な診断を受けることが大切です。 保存療法や手術療法といった治療法で改善を目指すのが一般的ですが、近年の治療では再生医療も選択肢の一つです。 再生医療は、ご自身の細胞や血液を用いて、炎症抑制や損傷した組織の再生・修復を促す医療技術です。 長引くつらい痛みに対して根本的な改善を目指したい方は、ぜひ当院リペアセルクリニックにご相談ください。 >当院の再生医療による手関節の症例はこちら
2025.10.31 -
- 手
- 再生治療
手根管症候群は、指のしびれや痛み、特に夜間の激しい症状によって日常生活に大きな影響を及ぼします。 そのつらい症状を悪化させないためには、「やってはいけない事」を正しく理解し、日常生活から手首への負担を減らすことが何よりも重要です。 この記事では、手根管症候群の症状を進行させてしまう「やってはいけない事」一覧と、それを防ぐための正しいセルフケア方法を詳しく解説します。 さらに、セルフケアで改善しない場合に検討すべき、手術に頼らない再生医療という新しい治療の選択肢についても紹介しています。 手根管症候群を根本から改善し、再発を防ぐための正しい知識と対処法を知り、快適な生活を取り戻しましょう。 手根管症候群で「やってはいけない事」一覧 手根管症候群でやってはいけない事は、以下の通りです。 手首を深く曲げたままの長時間作業 強く握る・重い物を持つ動作を繰り返す 寝るときに手首を曲げる姿勢 長時間スマホやパソコンを続ける 痛みを我慢して作業を続ける 上記を繰り返すことで症状が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性もあります。 手首を深く曲げたままの長時間作業 手根管症候群の症状がある場合、手首を深く曲げた状態での長時間の作業は避けましょう。 手首を曲げた状態が長く続くと、手根管内の正中神経への圧迫が強まり、しびれや痛みが悪化する原因となります。 特に、キーボード操作や細かい手作業などで手首が極端に曲がってしまう姿勢に注意が必要です。 作業中は手首をできるだけまっすぐな状態に保ち、適度に休憩を取り、ストレッチを行いましょう。 無理な姿勢を避け、手首への負担を軽減する工夫をしてください。 強く握る・重い物を持つ動作を繰り返す 物を強く握り続けたり、重い物を繰り返し持ち上げたりする動作は、手根管内の圧力を高め、症状を悪化させる一因となります。 こうした動作は、手や手首周りの筋肉に過度な緊張を生じさせ、正中神経への刺激を強めてしまいます。 買い物袋や工具などを長時間強く握る必要がある場合は、可能な限り力を抜いて作業するか、補助具の使用を検討してください。 また重い物を運ぶ際は、腕全体を使うように意識し、手首への集中した負担を減らすように心がけましょう。 寝るときに手首を曲げる姿勢 就寝中に手首を極端に曲げたまま寝てしまう姿勢は、手根管症候群の夜間の症状、特につらい「しびれ」や「痛み」を引き起こす大きな要因です。 寝ている間は意識的に姿勢をコントロールできないため、手首が曲がった状態で長時間固定され、神経への圧迫が強くなります。 これを防ぐためには、手首をまっすぐな状態に保つための装具(サポーターやスプリント)を装着して就寝することが非常に有効です。 また横向きで寝る際に、手首が枕の下などに入り込まないように注意しましょう。 長時間スマホやパソコンを続ける 長時間にわたってスマートフォンやパソコンの操作を続けることは、手根管症候群の症状を悪化させる可能性が高いです。 特にスマホ操作では、指や手首に負担のかかる姿勢になりやすく、またパソコンでのタイピングやマウス操作でも、手首が不自然に曲がった状態や、指先に力が入りすぎた状態が続きがちです。 スマホやパソコンは連続使用を避け、30分に一度など時間を決めて休憩を取り、手首や指を休ませるストレッチを行いましょう。 痛みを我慢して作業を続ける 手根管症候群による手や指の痛みやしびれを感じながらも、我慢して作業を続けることは、症状を慢性化・重症化させる最も危険な行為の一つです。 痛みは体が発する「休息が必要」というサインです。 このサインを無視して負荷をかけ続けると、炎症がさらに悪化し、正中神経へのダメージが深刻化する可能性があります。 少しでも症状を感じたら、すぐに作業を中断し、手首を休ませてください。 痛みが続く場合は、自己判断せずに整形外科などの専門医に相談し、適切な治療や生活指導を受けましょう。 手根管症候群とは?原因とメカニズムを簡単に理解 手根管症候群は、手首の付け根にある手根管というトンネルの中を通っている正中神経が圧迫されて起こる病気です。 この神経が圧迫される主な原因は、以下の通りです。 反復動作 ホルモンの変化 病気や怪我 パソコン作業や家事、育児(抱っこ)、スマートフォンの操作など、手首を酷使したり、指を頻繁に動かしたりする反復動作を長時間・継続的に行うことで、手根管内の腱が炎症を起こし、むくんで神経を圧迫します。 また、特に妊娠・出産期や更年期の女性に多く見られるように、ホルモン変化に伴う体のむくみや腫れも、手根管内の圧力を高める要因の一つです。 さらに、糖尿病や関節リウマチといった基礎疾患、あるいは手首の骨折やねんざによる変形なども、手根管内の容積を狭めたり、滑膜炎を引き起こしたりして、発症のリスクを高めます。 これらの要因が複合的に作用し、正中神経が圧迫されることで、指のしびれや痛みといった症状が現れます。 手根管症候群の悪化を防ぐセルフケア 手根管症候群の悪化を防ぐセルフケアは、以下の通りです。 姿勢と環境の見直し 就寝時の工夫 日々のちょっとした工夫を取り入れることで悪化を防ぎ、再発のリスクも低くなります。 姿勢と環境の見直し 手根管症候群の悪化を防ぐには、日常生活における手首への負担を最小限に抑えることが必要です。 パソコンでタイピングを行う際は、手首の曲がりを防ぎ、手のひらを支えるためにパームレストを積極的に使用しましょう。 また、スマートフォンを使用する際は、片手で無理な姿勢を取るのではなく、両手で持つようにしたり、スマホスタンドを活用したりして、手首や指への局所的な負担を軽減してください。 さらに、家事を行う際には、手首の負担が少ない軽量器具や電動アイテムに置き換えるなど、作業環境を工夫することが症状の進行を防ぐ鍵となります。 就寝時の工夫 手根管症候群の症状は、就寝中に悪化することが多いため、夜間の手首の姿勢を管理することが重要です。 寝ている間に手首が曲がってしまうのを防ぐため、手首をまっすぐ保つようにタオルを軽く巻いたり、サポーターを使用したりして固定しましょう。 これにより、手根管内での神経圧迫を和らげ、夜間のしびれや痛みの発生を抑える効果が期待できます。 また、うつ伏せ寝や、枕の下などに手や手首を入れ込んでしまう姿勢は、手首を極端に曲げたり、体重で圧迫したりすることになるため、極力避けましょう。 手首に負担をかけずに自然な姿勢で休むことが、症状の改善につながります。 セルフケアで改善しない場合は早期受診が重要 手根管症候群の初期段階では、生活習慣の改善やセルフケアによって症状が軽減することがあります。 しかし、症状が持続したり悪化したりする場合は、放置せずに早期に整形外科などの専門医を受診しましょう。 進行すると、手術が必要になる場合や、神経の回復が難しくなるリスクがあるためです。 特に以下のようなサインが見られたら、速やかに医療機関を受診することを検討してください。 しびれや痛みが数週間続いている 親指の付け根の筋肉が痩せている 夜の痛みやしびれで眠れない日が続いている 上記のサインは症状の進行を示しており、医師による正確な診断と、装具療法や薬物療法、あるいは手術といった適切な治療が必要となります。 早期の受診が回復を早め、症状の固定化を防ぐ鍵となります。 手術に頼らない新しい選択肢|再生医療というアプローチ 手根管症候群の治療において、症状が重度の場合や保存療法で改善が見られない場合、従来は手術が選択されてきました。 しかし、近年では、体への負担が少ない再生医療という新たなアプローチが登場しています。 リペアセルクリニックでは、手根管症候群に対して、患者様ご自身の細胞を活用した再生医療を提供しています。 この治療法は、患者様自身の脂肪組織などから採取した幹細胞を患部に注入することで、損傷した正中神経の炎症を抑え、本来持つ神経組織の修復や再生を促すことを目指します。 リペアセルクリニック大阪院では、左変形性手関節症に悩む患者様に幹細胞治療を行い、症状を軽減させた実績があります。 手根管症候群はやってはいけない事と正しい治療選びで再発を防げる 手根管症候群のつらい症状から解放され、再発を防ぐためには、悪化させる原因を排除し、適切な治療を選ぶことが重要です。 まず日常生活で、手首を深く曲げたままの長時間作業や、重い物を持つ動作などを避け、手首への過度な負担を軽減することが基本となります。 それに加えて、一時的な症状緩和に留まらず、損傷した神経の修復・再生を促す再生医療などの根本改善を目指す治療を選択することで、再発の可能性を低く抑えることが可能になります。 慢性的なしびれや痛みに悩んでいる方は、リペアセルクリニックのメール相談・オンライン診療にてご相談ください。
2025.10.20 -
- 手
- スポーツ医療
指をどこかにぶつけたり、スポーツ中に突き指をしてしまった時、「これってただの突き指?それとも骨折?」と不安になりますよね。 そんな疑問を解決するために、本記事では突き指と骨折を見分けるための重要な5つのポイントと正しい対処法、そして適切な治療方法をわかりやすく解説します。 新しい治療方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。 突き指(捻挫)と骨折の見分け方は? 結論から言うと、突き指と骨折を自分で完全に判断するのは難しいです。 指の腫れや痛みは、どちらの場合でも起こりうるケースが多いためです。 ただし、以下のサインが1つでも見られる場合は、骨折している可能性が非常に高いため、すぐに整形外科を受診しましょう。 指が不自然な方向に曲がっている 特定の箇所を押すと激痛が走る 内出血が広範囲に広がっている 指がまったく動かせない、または動かそうとすると激痛が走る 指先が痺れている、冷たくなっている まず、指の変形が最も分かりやすいサインです。 指が不自然な方向に曲がっていたり、関節がずれているように見える場合は、骨折の可能性が非常に高いです。 また、ただの突き指は関節全体がぼんやり痛むのに対し、骨折の場合は骨の特定の箇所を押した時に、強い激痛が走ります。 さらに、腫れや内出血の程度も重要な判断材料です。 骨折の場合、腫れが著しく、内出血が広範囲に広がり紫色になることが多いです。 そして可動域もチェックしましょう。骨折の場合は、痛みが強すぎて指を動かせない、または動かそうとすると激痛が走ります。 もしこれらの症状が1つでも当てはまる場合は、自己判断で放置せず、すぐに整形外科を受診してください。 指を骨折した時の正しい応急処置とやってはいけないこと 指を骨折した際は、正しい応急処置が重要です。 まずは以下のPOLICE処置を行いましょう。 Protection(保護):副木やテーピングで指を固定する OL(最適負荷):無理のない範囲で動かす Ice(冷却):タオルでくるんだ氷で冷やす Compression(圧迫):包帯などで軽く圧迫する Elevation(挙上):心臓より高い位置に保つ POLICE処置は損傷部位の悪化を防ぎ、早期回復を促します。 専門医の診断を受ける前に、まずこの処置を実践しましょう。 逆に、絶対にやってはいけないのは、自己判断で指を引っ張ったり、元に戻そうとすることです。 無理やり引っ張ることで、指の神経や血管を傷つける危険があります。 また温めると腫れが悪化するため、患部を温める行為も避けてください。 少しでも不安がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 指を骨折した時の適切な治療方法 指を骨折した時の適切な治療方法は、以下の通りです。 保存療法 手術療法 再生医療 保存療法、手術療法、再生医療、どの治療法が適切かは骨折の程度によって異なります。 専門医に相談し、ご自身に最適な治療法を選びましょう。 保存療法 突き指や骨折の症状が軽度で、手術の必要がないと判断された場合に行われるのが保存療法です。 主な治療法は、以下の通りです。 治療法 目的 方法 ギプス固定 骨折部位を完全に固定し、正しい位置で骨が癒合するのを促す 石膏やプラスチック製の素材で、患部を覆って硬化させる 副木(スプリント)固定 骨折した指や関節を簡易的に固定し、不必要な動きを防ぐ アルミニウムやプラスチック製の板を当て、包帯やテープで固定する バディテーピング 患部を隣の健康な指に固定し、動きを制限することで保護する 伸縮性のあるテープで、骨折した指と隣の指を一緒に巻きつける 保存療法中は医師の指示に従い、固定期間を守りましょう。 自己判断で外したり、無理に動かしたりすると、回復が遅れるリスクがあります。 固定が取れた後も、指の可動域を回復させるためのリハビリテーションが欠かせません。 手術療法 骨が大きくずれている場合や、関節にまで損傷が及んでいる場合は、手術が必要となる場合があります。 指の骨折による主な手術療法は、以下の通りです。 手術療法 特徴 経皮的鋼線固定術 皮膚の上からワイヤーを刺し、骨を固定する プレート固定術 骨にプレートやスクリューを直接取り付けて固定する 髄内釘固定術 骨の中に金属製の棒(髄内釘)を挿入して固定する 手術では骨折した部位を直接見ながら整復するため、保存療法よりも正確な位置に戻すことが可能です。 固定には、ワイヤー・ピン・スクリュー・プレートなどが用いられ、骨がしっかりとくっつくまで安定させます。 手術後は保存療法と同様に患部を固定し、その後はリハビリテーションを行うことで、指の可動域や筋力を回復させます。 手術は早期の社会復帰やスポーツ復帰が期待できる一方、麻酔や感染症などのリスクも伴います。 再生医療 近年、骨折治療の新しい選択肢として再生医療が注目されています。 再生医療とは患者さん自身の細胞や組織を使い、損傷した部位の再生・修復を促す治療法です。 特に自身の血液から採取したPRP(多血小板血漿)や幹細胞を用いた治療は、骨の癒合を加速させ、痛みの緩和や機能回復を早める効果が期待されています。 「できるだけ早く治して仕事やスポーツに復帰したい」「手術後の回復をもっと早めたい」という方にとって、再生医療は有効な選択肢となり得るでしょう。 リペアセルクリニック大阪院での骨折治療の症例 リペアセルクリニック大阪院では、骨折の治療に再生医療を取り入れています。 過去には激しい痛みを伴う骨折に対し、患者さん自身の血液から抽出したを患部に注入する治療を行い、回復が促進された症例があります。 この治療は、組織の修復を促す成長因子を豊富に含む多血小板血漿を活用することで、骨折部位の自然治癒力を高めます。 ご自身の症状に再生医療が適応するかどうか、より詳しく知りたい方は、ぜひ下記のページをご覧ください。 不安な場合は迷わず専門医に相談を 突き指の症状だけで、骨折かどうかを自宅で判断することは困難です。 変形・腫れ・内出血・可動域をチェックする 少しでも違和感がある場合は医療機関を受診する POLICE処置により早期回復が期待できる 指の骨折には主に保存療法・手術療法が選択される 再生医療という選択肢もある 少しでも「もしかして骨折かも?」と不安に感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。 正しい診断と治療を受けることで、指の変形や可動域の制限といった後遺症を防ぐことができます。 また、リペアセルクリニックでは再生医療という新しい選択肢を提案しています。 ご自身の細胞を使って損傷した組織の修復を促すことで、早期のスポーツ復帰を目指すことが可能です。 後悔のない治療選択のためにも、まずは当院へお気軽にご相談ください。
2025.09.30 -
- 手
「指の痛みが続いている」「関節が腫れて曲がってきた」など、ヘバーデン結節の症状で困っている方も多いのではないでしょうか。 ヘバーデン結節とは、指の第一関節に起こる変形性関節症で、40〜60代の女性に多く見られる病気です。 指の腫れや痛み、変形が進行し、放置すると日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。 この記事では、ヘバーデン結節でやってはいけないことや悪化を防ぐための具体的な対処法を詳しく解説します。 ヘバーデン結節でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、現在リペアセルクリニックでは「手術なしで根本的な改善が期待できる」再生医療に関する情報を公式LINEで発信しております。 症例紹介や簡易オンライン診断も行っているので、興味がある方はぜひご利用ください。 ヘバーデン結節でやってはいけないことを紹介 ヘバーデン結節の症状を悪化させないために、避けるべき行動や習慣があります。 日常生活でやってはいけないことは以下の3つです。 指先の関節に負担をかける習慣 症状悪化の可能性がある食べ物・飲み物を摂取する 間違ったセルフケア・ストレッチ方法 これらの正しい知識を身につけて、症状の悪化を防ぎましょう。 指先の関節に負担をかける習慣 日常生活の中で無意識に行う以下の動作は、指の関節に大きな負担をかけるため気を付けましょう。 重い荷物や買い物袋を指で持つこと 瓶の蓋やペットボトルのキャップを強い力でひねること 長時間のパソコン作業やスマートフォンの操作で指先を酷使すること 指をポキポキ鳴らす癖 ドアの開閉や引き出しの開け閉めを指先だけで行うこと とくに重いものを持つときは、指先ではなく手のひら全体や腕を使うと、負担を軽減できます。 また、スマートフォンの操作は両手で行い、一本の指に負担を集中させないことが大切です。 症状悪化の可能性がある食べ物・飲み物を摂取する 以下の食品は体内の炎症を促進させ、関節の痛みや腫れを悪化させる可能性があります。 カフェインの過剰摂取 甘いものや精製された炭水化物 トランス脂肪酸を含む食品 グルテンを多く含む食品 乳製品(体質による) 乳製品は乳糖不耐症やカゼインアレルギーの方にとっては、炎症や症状悪化につながる可能性があるため注意が必要です。 また、血糖値の急激な変動も体内の炎症反応を高めるため、甘いものや精製炭水化物は控えめにすることをおすすめします。 間違ったセルフケア・ストレッチ方法 良かれと思って行っているセルフケアが、症状を悪化させている可能性があります。 以下の行為は自己判断せず、医師に相談の上で実施しましょう。 患部を強く押すマッサージや指圧 自己流のテーピングによる締めすぎ 炎症が起きている時期の温湿布や温熱療法 痛みを我慢して行う無理なストレッチ 急性期以外の長時間の冷却 とくに炎症が起きている急性期には、マッサージや温める行為は痛みや腫れを増強させる恐れがあります。 また、急性期に冷やすのは有効ですが、症状が落ち着いてからは血行不良を招き痛みが長引く懸念があります。 さらに自己流のテーピングは血流を妨げ、かえって指の動きを制限してしまう場合があるため注意が必要です。 ヘバーデン結節とは|指の第一関節(DIP関節)にできる変形性関節症 ヘバーデン結節は、手の指の第一関節(爪に一番近い関節)に起こる変形性関節症の一種です。 主に40〜60代の女性に多く見られ、ホルモンバランスの変化や加齢が関与していると考えられています。 初期症状として関節の腫れや痛みが現れ、進行すると関節が変形して指が曲がったまま固まってしまいます。 放置すると変形が進行し、日常生活や仕事に大きな支障をきたす可能性があります。 進行した場合、関節の変形が進んで指が曲がったまま戻らなくなり、痛みは長期間続いて日常生活に支障をきたします。 指の関節に痛みを感じたら、症状が悪化する前に医療機関を受診しましょう。 ヘバーデン結節の主な治療方法 ヘバーデン結節の治療には、症状の進行段階や患者さまの状態に応じて複数の選択肢があります。 治療方法は主に保存療法、薬物療法、手術療法の3つです。 治療法 内容・特徴 保存療法 ・テーピングやサポーター、金属製リングによる関節固定で症状の進行を遅らせる方法 ・急性期にはアイシングも有効 薬物療法 ・関節内へのステロイド注射により炎症を抑制 ・消炎鎮痛剤の内服薬も使用される 手術療法 ・関節固定術や関節形成術(コブ結節の切除) ・関節の可動性が低下するリスクがある 各治療法にはメリットとデメリットがあるため、医師と相談して選択しましょう。 ヘバーデン結節の治療法には再生医療も選択肢の一つ ヘバーデン結節の治療において、保存療法や手術療法に加えて、再生医療という新しい治療選択肢があります。 再生医療では患者さまから採取・培養した幹細胞を注射で投与するため、手術を必要としません。 ヘバーデン結節の治療において、手術は避けたいとお考えの方は、再生医療をご検討ください。 >>手関節に対する再生医療の症例はこちら 症例や治療法については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひご覧ください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 以下の動画では、ヘバーデン結節と同様の変形性のCM関節症に関する治療について解説しているので、併せてご覧ください。
2025.09.30 -
- 手
ばね指とは、指の腱が腱鞘を通る際に引っかかりが生じて、指がカクカクと動く疾患です。 起床時に「指が曲がらない」「カクカクする」「手をグーにできない」といった違和感を感じたことはありませんか。 日中は動かしているうちに改善するため、「なぜ朝だけこんなに動かしにくいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 この記事では、朝だけばね指の症状が悪化する原因とセルフケア方法、治療選択肢を解説します。 朝の指のこわばりや痛みで悩まれている方は、ぜひ最後まで読んで適切な対処法を見つけましょう。 また、当院「リペアセルクリニック」では手術なしで治療ができる再生医療が受けられます。 公式LINEで再生医療に関する情報を発信しているので、ばね指が改善しない方はこの機会に確認してみてください。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/ 朝だけばね指(弾発指)の症状が悪化する原因は屈筋腱のむくみと血行不良 朝だけばね指の症状が悪化する原因は、屈筋腱のむくみと血行不良です。 睡眠中に血流低下・腱の硬直・体液移動の3つの要因が重なることで、朝だけ症状が強くなります。 睡眠中は心拍数が下がり、手指への血流が日中よりも低下します。血流が悪くなることで腱や腱鞘の炎症が強くなり、朝起きた時に痛みやこわばりが最も強く感じられます。 また、長時間手を動かさないため、炎症を起こしている腱や腱鞘が硬くなり、朝の指の曲げ伸ばしが困難になるのも症状が強くなる原因です。 さらに夜間は重力の影響により、体液が腕や手に移動してたまりやすくなるため、手指が腫れて腱鞘が圧迫されます。 痛みやカクッと引っかかる症状が無くても、指の曲げにくさや朝の指のこわばりなどの症状がある場合は、ばね指の可能性があります。 これらに該当する場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 朝に悪化するばね指の症状を和らげるセルフケア方法と日常生活の工夫 朝のばね指症状を和らげるための対処法について、日常生活でできる工夫から温熱療法、ストレッチまで効果的な方法があります。 以下の3つの対策を紹介します。 日常生活において手指を安静に保つ 温めて血流を改善する(蒸しタオル・手浴など) ストレッチする これらの方法を組み合わせて実践し、朝の症状を軽減させましょう。 日常生活において手指を安静に保つ ばね指の症状を悪化させないためには、手指への負担を軽減することが重要です。 症状が落ち着くまで、以下の動作を控えましょう。 長時間のパソコン操作やスマートフォン使用 楽器演奏やスポーツでの手の使用 重い物の持ち上げや運搬作業 細かな手作業や裁縫作業 また、サポーターやテーピングで関節を適度に固定することも効果的です。 ただし、完全に動かさないと関節が硬くなってしまうため、痛みのない範囲で軽い動きは継続してください。 温めて血流を改善する(蒸しタオル・手浴など) 血行不良からくる痛みやこわばりがある場合、温めることが症状の改善に有効です。 特に朝の症状が強い時には、以下の方法を試してください。 蒸しタオルを手指に5~10分間当てる 40℃程度のお湯での手浴を10~15分行う 温湿布を患部に貼付する 入浴時に手指のマッサージを行う 温熱療法により血流が改善されると、腱と腱鞘の滑りも良くなり、朝のこわばりが和らぎます。 ただし、急性期で炎症が強い場合は冷やした方が良い場合もあるため、症状に応じて使い分けてください。 ストレッチする 手指の柔軟性を保つためのストレッチも症状改善に効果的です。 以下の方法を起床時や日中に実践してください。 ストレッチ方法 実施方法と効果 腱鞘ストレッチ 手首を軽く曲げる 親指の根元と指先で小物(リモコンなど)を挟む 指の関節を直角に保ちつつ小物を握る 親指のストレッチ 患部の手首を軽く反らし、親指の根元を最大まで曲げる 反対の親指で伸ばす方向に抵抗をかけ、患部の親指は負けないよう力を入れて押し合う 指全体のストレッチ 手首を反らして、指をできる限り伸ばす 反対の手で更に指を伸ばす方向に引く 痛みが強い時期は炎症が生じているため、症状が和らいでから実施しましょう。 継続することで腱の柔軟性が向上し、朝の症状軽減につながります。 ばね指の主な治療法|保存療法と手術療法が基本 ばね指の治療には、症状の程度に応じて保存療法から手術療法まで複数の選択肢があります。 早期であれば保存療法で改善することが多く、進行した場合でも適切な治療により症状の改善が期待できます。 治療法分類 具体的な方法 内容・効果 保存療法 安静・固定 サポーターやテーピングで手指を休ませる。軽症では自然改善も期待できる 薬物療法 ステロイド注射 腱鞘内への注射により炎症を抑制。多くのケースで症状改善が見込める 薬物療法 内服薬 消炎鎮痛剤により痛みと炎症を和らげる効果がある 理学療法 運動療法 ストレッチや腱の動きを改善する運動。関節が固まるのを防ぐ 外科的治療 腱鞘切開術 保存療法で改善しない場合に実施。腱鞘を切開して腱の滑りを改善する 関節拘縮(関節が固まる)を防ぐために、どの治療法でもリハビリと共に行うことが大切です。 手術や注射後も、動かしにくさを残さないための運動療法が欠かせません。 朝だけばね指になるのは血行不良やむくみが原因!痛くない場合でも早期検査・治療をしよう 朝だけばね指になる主な原因は、睡眠中の血行不良とむくみにより腱鞘が狭くなって腱の滑りが悪くなることです。 夜間の安静により腱や腱鞘が硬直し、体液移動による腫れも加わって、朝の症状が強く現れます。 バネ現象がなくても、指が曲げにくい、手のひらの付け根部分に圧痛があるといった兆候があれば、早期に医療機関を受診することが大切です。 初期段階では保存療法により改善が期待できますが、放置すると症状が進行してしまいます。 保存療法で痛みが悪化したり改善されない場合は、手術も検討されることがあります。 「手術を避けたい」とお考えの方は、再生医療(PRP療法)をご検討ください。 PRP療法は、患者さま自身の血液から抽出した血小板を患部に投与する治療法です。血小板の成長因子が炎症を抑える働きを持ちます。 注射で投与するため体への負担が少なく、入院の必要もありません。 朝だけばね指でお困りの方は、症状が軽いうちに適切な治療を受けることで、より良い結果につながります。 以下のページでは、手関節に対する再生医療の症例を紹介しているため、併せて参考にしてみてください。 >>手関節に対する再生医療の症例はこちら 治療選択肢について詳しく知りたい方は、ぜひ当クリニックのLINEにご登録ください。再生医療に関する情報をお届けしております。 \公式LINEでは再生医療に関する情報や症例を公開中!/
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