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靴でアキレス腱が痛い原因とは?その理由と正しい対処法を医師が解説

「スニーカーや革靴を履くとアキレス腱のあたりが痛い」「ローファーのかかと部分が当たって歩くのがつらい」とお悩みではありませんか。
通勤や仕事で毎日履く靴だからこそ、多少の痛みであれば我慢してしまうという方もいるかもしれません。
しかし、その痛みは単なる靴擦れだけでなく、他の疾患が痛みの原因となっている可能性もあり、放置することで症状が長引いたり、慢性化したりするケースもあるので注意が必要です。
この記事では、靴を履いたときにアキレス腱が痛くなる主な原因と、痛みを悪化させないための正しい対策・対処法について解説します。
アキレス腱の痛みでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧いただき、ご自身の症状に合った対処法を見つけてください。
\手術せずにアキレス腱の痛みを改善する選択肢/
慢性的なアキレス腱の痛みには、再生医療という治療法も選択肢の一つになります。
再生医療とは患者様ご自身の血液や細胞を活用し、損傷した組織の修復や再生を促すことを目的とした治療法です。
炎症を抑えながら、アキレス腱そのものの回復力を高めるアプローチが期待できます。
手術を伴わないため身体への負担が比較的少なく、入院も不要です。
再生医療については、当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
靴(スニーカー・革靴・ローファー)を履くとアキレス腱が痛くなる原因
靴によってアキレス腱が痛むときに考えられる代表的な3つの原因について解説します。
サイズが合っていない靴や、かかとの形状が足にフィットしていない靴を履くと、歩行時に靴とかかとの間で摩擦が生じます。
自身の症状に合った対処法を知るための参考にしてください
靴擦れによる炎症
靴擦れによる炎症は、かかと周辺のトラブルの中でも多い原因の一つです。
靴の履き口がアキレス腱周辺に繰り返し当たることで、皮膚に摩擦が生じ、赤み・水ぶくれ・皮むけといった症状が起こり、悪化すると歩くたびに痛みを感じるようになります。
また、靴擦れが起こりやすい原因としては、以下のようなものが考えられます。
| 原因 | 詳細 |
|---|---|
| サイズが大きい | 靴の中で足が動き、歩行のたびにアキレス腱部分に摩擦が繰り返し生じる |
| サイズが小さい | 靴の履き口がアキレス腱を圧迫し、特定箇所に負担が集中する |
| 素材が硬い | 革靴やローファーなど硬い素材のヒールカウンターがアキレス腱に食い込む |
| 新品で足に馴染んでいない | ヒールカップの形状が足の形に合わず、歩くたびに擦れが発生する |
| 汗による摩擦の増加 | 足が湿った状態だと皮膚との摩擦が大きくなり、靴擦れが悪化しやすい |
特にアキレス腱周辺はかかとの骨が突出しているため摩擦が生じやすく、靴を履くたびに同じ箇所が刺激を受けるため慢性化しやすいという特徴があります。
傷口を放置すると、傷が広がったり細菌が侵入して化膿したりするリスクもあるため、早めの対処が大切です。
アキレス腱炎
靴擦れのような外傷がないにもかかわらずアキレス腱が痛む場合は、アキレス腱炎の可能性があります。
アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐアキレス腱に炎症が生じる疾患です。スポーツ障害として知られていますが、加齢や合わない靴の使用などが影響し、運動習慣が少ない方でも発症することがあります。
アキレス腱炎は一つの原因だけで起こるものではなく、以下のように複数の要素が重なり合って発症することが多いです。
- 過度な運動や負荷
- 急激な運動量の増加
- 筋力や柔軟性の不足
- 不適切な靴の使用
- 足の構造的な問題
- 加齢による腱の劣化
- 急な方向転換や動作の繰り返し
またアキレス腱炎の典型的な症状として、以下のようなものがあります。
- 押すと痛い(圧痛)
- つまむと痛い(把握時痛)
- 動かすと痛い(運動時痛)
特に朝起きた直後や歩き始めに強く痛み、動いているうちに軽くなる傾向があるため、軽視されやすいですが、放置すると安静時にも痛みが続くことがあります。痛みや腫れを感じた場合は、無理をせず運動を中止し、早めに医療機関を受診しましょう。
アキレス腱滑液包炎
靴のかかと部分が当たって痛む場合は、アキレス腱滑液包炎の可能性があります。
アキレス腱滑液包炎とは、腱の動きを滑らかにするクッションの役割を担う滑液包(かつえきほう)に、靴のかかと部分による圧迫や摩擦などが原因で炎症が生じる疾患です。
アキレス腱の周囲には2種類の滑液包があり、それぞれ発症メカニズムや症状に違いがあります。
| 種類 | 位置 | 主な原因 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アキレス腱皮下滑液包炎 | アキレス腱と皮膚の間(アキレス腱の後方) | 靴のかかとのカウンター(月形芯)がかかとの後ろを繰り返し圧迫することで発症 |
・かかとの外側に腫瘤と発赤が生じる ・若い女性に多い |
| 踵骨後部滑液包炎 | アキレス腱とかかとの骨の間(アキレス腱の前方) | アキレス腱への過度な緊張や、硬い靴・足に合わない靴による損傷が引き金 |
・内側に圧痛がある |
いずれの場合も、かかとの後方に赤み・腫れ・熱感・強い痛みが生じ、靴を履くこと自体が困難になることがあります。
慢性化すると腫れが硬くなり、朝起きた直後や動き始めにこわばるような強い痛みが出る可能性があるので注意が必要です。
また、かかとの骨が後方に大きく隆起している方やハイアーチ・内反足の方は、靴と骨隆起部分の接触・圧迫が起こりやすく、滑液包炎の発症リスクが高い傾向にあります。
靴を変えても改善しない場合は、整形外科への受診を検討してみてください。
アキレス腱の痛みを悪化させない対策・対処法
アキレス腱の痛みを悪化させない対策・対処法は、以下のとおりです。
日常生活で実践できる3つの対策を紹介していますので、症状を悪化させないためにもぜひ参考にしてください。
靴擦れなど外傷があれば手当をする
靴擦れによって傷ができている場合は、傷口を放置せず、以下のようにすみやかに手当をすることが大切です。
- 傷口を清潔な流水でやさしく洗い流す
- 水分を清潔なガーゼやタオルで拭き取る
- 傷口を覆うように絆創膏やガーゼを貼って保護する
- 水ぶくれができている場合は、無理につぶさずそのまま保護する
傷口を放置すると、傷が広がったり細菌が侵入して化膿するおそれがあります。
外出先で靴擦れが起きた場合は、応急処置として絆創膏で患部を保護し、摩擦が繰り返されないようにしましょう。
初期段階で足にヒリヒリとした違和感がある程度であれば、リップクリームやワセリンを塗って摩擦を軽減する方法も有効です。
ただし、すでに傷ができている場合には傷口に塗らないようご注意ください。
また、痛みや炎症がある場合は、スポーツ外傷の基本である「RICE処置」が有効とされています。
| RICE処置 | 内容 |
|---|---|
| Rest(安静) | 痛みのある部位を動かさず安静にする |
| Ice(冷却) | 患部に保冷剤などをタオルで包んで当て、炎症を抑える |
| Compression(圧迫) | 包帯やテーピングで適度に圧迫し、腫れを抑える |
| Elevation(挙上) | 患部を心臓より高い位置に上げ、腫れや内出血を軽減する |
手当をしても痛みが強い場合や、傷口がなかなか治らない場合は、医療機関の受診を検討してみましょう。
かかとクッションの活用など負担の少ない靴を選ぶ
靴擦れやアキレス腱の痛みが繰り返し起こる場合は、靴やインソールを見直すことが効果的です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | ・つま先に1cm程度の余裕があるサイズを選ぶ ・大きすぎても小さすぎても靴擦れの原因になる |
| 履き口の素材 | かかと部分が柔らかく、クッション性のあるものを選ぶ |
| クッション性 | ・衝撃吸収に優れた靴を選ぶ ・かかとがすり減っている靴は使用を避ける |
| ヒールの高さ | ヒールが高すぎるとアキレス腱への負担が増すため、適度な高さのものを選ぶ |
| 通気性 | 汗による摩擦増加を防ぐため、通気性のよい素材のものを選ぶ |
すでに持っている靴で痛みが出る場合は、インソールやかかとクッションの活用が効果的です。
かかとを高くするインソールを使用することで、アキレス腱の過度な伸張を抑えて負担を軽減するとともに、靴の履き口が当たる位置を調整し、摩擦や圧迫の緩和も期待できます。
新しい靴を購入した場合は、いきなり長時間履くのではなく、短時間から少しずつ足に馴染ませるようにしましょう。
正しい靴の履き方を覚える
アキレス腱の痛みを防ぐには、以下のように靴を正しく履き、足をしっかりフィットさせることが大切です。
| 靴紐をしっかりゆるめてから足を入れる | 紐を締めたまま無理に足をねじ込むと、アキレス腱部分に余計な摩擦がかかる |
|---|---|
| かかとをトントンと地面に軽く当て、かかとの位置を合わせる | 靴の中で足が前方にずれないようにするため |
| 足の甲からつま先にかけて靴紐やベルトを適度に締める | きつすぎず、ゆるすぎないフィット感。靴の中で足が遊ばないようにする |
| 歩いてみてフィット感を確認する | かかとがパカパカ浮かないか、アキレス腱に靴が当たっていないかを確認する |
ローファーやスリッポンなど靴紐がない靴の場合は、アキレス腱まで覆う丈のある靴下を着用すると摩擦の軽減につながります。
かかとの摩耗が進んだ靴は着地時のバランスを崩しやすいため、無理に履き続けず早めの交換がおすすめです。
慢性的なアキレス腱の痛みに対しては再生医療も選択肢の一つ
保存療法を続けても改善しない慢性的なアキレス腱の痛みには、再生医療という選択肢があります。
再生医療は、人体が本来持つ自然治癒力を高め、炎症の抑制や傷ついたアキレス腱の修復を促す治療法です。
患者様ご自身の血液や幹細胞由来の成分を患部に注入することで組織の修復をサポートします。
手術を伴わないため身体への負担が比較的少なく、感染症リスクが抑えられる効果も期待できます。
再生医療の詳細については、以下の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。
「手術には抵抗がある」「できるだけ身体に負担の少ない方法で改善したい」という方にとって、再生医療は新たな選択肢となります。
また、治療の詳しい内容は当院(リペアセルクリニック)の公式LINEでも紹介しておりますので、慢性的なアキレス腱の痛みにお悩みの方は、ぜひご確認ください。
靴によるアキレス腱の痛みは原因を特定して早めに対処しよう
靴によるアキレス腱の痛みの主な原因は、靴擦れによる炎症・アキレス腱炎・アキレス腱滑液包炎の3つが考えられます。
まずは、靴のサイズや形状の見直しを行い、インソールやヒールパッドの活用、正しい靴の履き方を実践しましょう。
対策を行っても改善がみられない・痛みが慢性化している場合は、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けることが大切です。
それでも慢性的なアキレス腱の痛みにお悩みの方は、再生医療で痛みの改善を目指すことも検討しましょう。
再生医療は、損傷したアキレス腱の再生・修復を促して炎症や損傷の改善をサポートし、手術に頼らず早期回復を目指せる可能性のある治療法です。
無料カウンセリングも実施しておりますので、慢性的なアキレス腱の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度当院(リペアセルクリニック)へご相談ください。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設


























