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モートン病に効果的なツボはどこ?押すときの注意点と併用したいセルフケアを解説

モートン病に効果的なツボはどこ?押すときの注意点と併用したいセルフケアを解説
公開日: 2026.02.27

「モートン病の症状に効果のあるツボは?」
「モートン病の痛みを和らげる方法は?」

足の指の付け根の痛みやしびれにお悩みの方の中には、上記のような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ツボ押しは、血行促進や神経圧迫の緩和に効果が期待でき、モートン病の症状緩和につながる場合があるセルフケアの一つです。

本記事では、モートン病に効果的なツボの場所や押し方について詳しく解説します。

つらいモートン病の症状をなんとかしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

モートン病に効果的なツボの場所と押し方

モートン病によるつらい足先のしびれや痛みを和らげるには、東洋医学で効果があるとされるツボ押しが有効な場合があります。

具体的に刺激したい代表的なツボは、以下の7つです。

それぞれのツボの正確な場所と押し方について、詳しく見ていきましょう。

承山(しょうざん)

承山は、ふくらはぎの中央で、つま先立ちをしたときに筋肉にできるくぼみ部分の位置にあるツボです。

足全体の疲労感やこむら返りを防ぎ、足元にかかったストレスの軽減が期待できます。

両手でふくらはぎを包み込むように持ち、両手の親指を重ねて体重をかけるようにゆっくり押しましょう。

下承山(しもしょうざん)

下承山は、ふくらはぎの中央にある「承山」から、指の幅2〜3本分ほどかかとに向かって下がった位置にあるツボです。

ふくらはぎ下部からアキレス腱にかけての緊張を解きほぐすことで、足先への血流をスムーズに促す効果が期待できます。

親指の腹をツボに当て、ふくらはぎの筋肉を押し上げるようなイメージで息を吐きながらゆっくりと圧をかけましょう。

築賓(ちくひん)

築賓は、内くるぶしの一番高いところから、指の幅7本分(約15cm)ほど上で、ふくらはぎの内側にあるツボです。

足の疲労回復や血行促進などに優れており、モートン病の痛みを和らげる効果が期待できます。

親指で「痛気持ちいい」程度の強さで長めに押したり、お灸で温めたりするのがおすすめです。

漏谷(ろうこく)

漏谷は、内くるぶしから指の幅8本分ほど上で、すねの骨(脛骨)の内側のきわに位置するツボです。

足のしびれや冷えの改善に効果が期待でき、慢性的な疲れやむくみの解消につながります。

すねの骨の下に指を潜り込ませるような角度で、優しくもみほぐすようにゆっくりと圧を加えましょう。

太衝(たいしょう)

太衝は、足の甲側の親指と人差し指の骨の分かれ目にあるくぼみ部分に位置するツボです。

足周りの筋肉の緊張を緩めるだけでなく、自律神経を整えて痛みがもたらすストレスを和らげる効果が期待できます。

人差し指や親指の腹を使い、足首の方向に向かって少し押し上げるように優しく刺激しましょう。

足臨泣(あしりんきゅう)

足臨泣は、足の甲側の薬指と小指の付け根にあるくぼみ部分に位置するツボです。

血行改善や神経の通りをよくする効果が期待でき、モートン病特有の足裏のしびれや歩行時の痛みが軽減する場合があります。

親指の先を使って、薬指と小指の骨の間を押し広げるようなイメージで、少し強めにグッと押しましょう。

湧泉(ゆうせん)

湧泉は、足裏のほぼ中央で、足の指を曲げたときに一番深くへこむ部分にあるツボです。

血行促進や自律神経を整える効果が期待でき、足の疲労回復や痛みの緩和につながります。

両手の親指を重ねて、足の甲側に向かって真っすぐ力強く押し、3〜5秒キープして離す動作を繰り返しましょう。

モートン病でツボを押すときの注意点

モートン病の症状を和らげる効果が期待できるツボ押しですが、誤った方法で行うとかえって症状を悪化させるリスクがあります。

安全にケアを取り入れるため、以下の2点に注意してください。

以下でそれぞれの注意点について見ていきましょう。

痛い部分を強く押さない

モートン病で痛みが出ている足指の付け根付近には、神経の肥厚・変性が生じているため、直接強く押すのは厳禁です。

痛い場所を無理に強く押すと、神経がさらに圧迫され、炎症が強まって症状が悪化する可能性があります。

足の甲やふくらはぎのツボを刺激する際は、激しい痛みを感じる部位を避け、「痛気持ちいい」強さを保つように心がけましょう。

食後や発熱時にはツボを押さない

食後すぐや発熱時のツボ押しは、身体への負担になる可能性があるため避けた方がよいです。

食後は胃腸へ血液を集めて消化を促す必要がありますが、ツボを押して全身の血流が変化すると消化不良を引き起こす恐れがあります。

また、発熱時にツボ押しを行うと身体に余分な負担がかかり、回復を妨げる可能性があります。

食後であれば最低でも1時間ほど間隔を空け、心身ともにリラックスした状態で日々のケアに取り組んでみましょう。

モートン病へのツボ押しと併用したいセルフケア

モートン病の痛みを和らげるには、ツボ押しに加えて日常的な足への負担を減らすセルフケアの併用が欠かせません。

具体的には、以下の2つの対策を取り入れることをおすすめします。

以下でそれぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

足裏やふくらはぎのストレッチ

ツボ押しと並行して、足裏の筋肉やふくらはぎの柔軟性を高めるストレッチを習慣付けましょう。

具体的な方法として、床に座ってつま先にタオルを引っかけ、膝を伸ばしたままゆっくりと手前に引くストレッチなどが有効です。

また、壁に手をついてアキレス腱を伸ばす動作も、ふくらはぎから足裏にかけての連動した筋肉をほぐすのに役立ちます。

痛みのない心地よい範囲で毎日継続することが重要です。

靴やインソールの見直し

モートン病では、つま先が細い靴や高いヒールを避け、足の指が自由に動かせる靴に見直すことが重要です。

さらに、崩れてしまった足の横アーチを物理的に支えるため、クッション性の高い専用のインソールを活用するのも効果的です。

足の環境を整えることで、つらい痛みの再発をしっかりと防ぐことにつながります。

モートン病へのツボ押しに関するよくある質問

最後に、モートン病へのツボ押しに関するよくある質問に回答していきます。

ツボ押しについて正しい知識を身につけ、ご自身の足の状態に合ったケアを見つけるヒントとしてお役立てください。

モートン病はツボで治る?

ツボ押しは、単体でモートン病を完全に治すことは難しいものの、つらい痛みを和らげるサポート手段にはなります。

筋肉の緊張をほぐし血流を改善することで、足の疲労回復や痛みの軽減が期待できるためです。

しかし、原因となる足の横アーチの崩れや、神経そのものを完全に治すわけではありません。

痛みが強い場合は自己判断せず、医療機関での適切な治療と並行して日々のケアに取り入れることが大切です。

モートン病を自分で治すには?

モートン病を自分で完全に治すのは困難ですが、日常のケアで症状の緩和を促すことは可能です。

つま先が広く、かかとの低い靴を選び、足の横アーチを支える専用インソールを活用して、足への負担を減らしましょう。

また、足裏やふくらはぎのストレッチによって柔軟性を維持することも大切です。

これらのセルフケアで痛みが引かない場合は、我慢せずに早めに医療機関を受診してください。

モートン病がツボ押しで緩和しないときは医療機関を受診しよう

モートン病によるつらい足の指の痛みやしびれを解消するには、ツボ押しが有効な場合があります。

しかし、ツボ押しでモートン病が完治するわけではないため、注意が必要です。

保存療法や手術療法などの治療を受けることで症状は改善しますが、モートン病は再発しやすい疾患のため、再発予防のケアも行いましょう。

また、近年の治療では、自己細胞を用いた「再生医療」も選択肢の一つです。

再生医療は、患者さまの細胞や血液を用いて、損傷した神経の再生・修復を促すことでモートン病の改善を目指す治療法です。

当院リペアセルクリニックでは、再生医療について無料カウンセリングを実施しております。ぜひご相談ください。

監修者

岩井 俊賢

Toshinobu Iwai

医師

略歴

2017年3月京都府立医科大学 医学部医学科卒業

2017年4月社会医療法人仁愛会 浦添総合病院 初期研修医

2019年4月京都府立医科大学附属病院 整形外科

2020年4月医療法人啓信会 京都きづ川病院 整形外科

2021年4月一般社団法人愛生会 山科病院 整形外科

2024年4月医療法人美喜有会 リペアセルクリニック大阪院 院長