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ブシャール結節でやってはいけないこととは?悪化を防ぐための注意点を解説

指の第二関節が腫れてきた、動かすと痛む、見た目の変化が気になるなど、ブシャール結節に関する悩みは日常生活の中で少しずつ大きくなりがちです。
特に、「この程度なら大丈夫だろう」と我慢しながら指を使い続けてしまう方は少なくありません。
しかし、ブシャール結節は使い方や自己判断によって進行しやすい特徴があり、やってはいけない行動を知らずに続けてしまうと、痛みや変形が強まる原因になります。
そこで本記事では、ブシャール結節で避けたい行動を中心に、悪化を防ぐための考え方を整理して解説します。
目次
結論:ブシャール結節は「指への負荷」と「誤った自己対処」が悪化を招きやすい
ブシャール結節の進行に大きく関わるのは、日常的にかかる指への負荷と、良かれと思って行っている自己流の対処です。
痛みが軽いうちはつい我慢して使ってしまいがちですが、その積み重ねが関節へのストレスを増やし、変形を進めてしまうことがあります。
また、インターネットや口コミで見た方法を自己判断で取り入れ、かえって炎症を悪化させてしまうケースも少なくありません。
ブシャール結節は、正しい知識を持って「避けるべきこと」を意識するだけでも、進行を緩やかにできる可能性があります。
ブシャール結節とは?第二関節に起こる変形と痛みの特徴
ブシャール結節とは、指の第二関節(PIP関節)に起こる骨の変形や腫れを伴う疾患です。
主に中高年以降に多く、加齢や関節への繰り返しの負荷が背景にあると考えられています。
初期には違和感や軽い痛み程度ですが、次第に関節が太くなり、動かしづらさや変形が目立つようになることがあります。
第一関節に起こるヘバーデン結節と混同されやすいものの、ブシャール結節は第二関節に生じる点が大きな違いです。
日常的に指をよく使う方ほど、知らないうちに負担が蓄積しやすい特徴があります。
ブシャール結節でやってはいけないこと
ブシャール結節でやってはいけないことは、関節への刺激や炎症を助長する行動です。
ここでは、特に多く見られる注意点を整理します。
いずれも一見すると些細な行動ですが、続けることで症状を長引かせる原因になります。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
痛みを我慢して指を使い続ける
痛みを我慢して指を使い続けることは、ブシャール結節を悪化させやすい代表的な行動です。
家事や仕事などで指を使わざるを得ない場面は多く、「少し痛いくらいなら大丈夫」と考えてしまいがちです。
しかし、痛みは関節に炎症や負荷がかかっているサインであり、無視して使い続けると関節内部の変化が進みやすくなります。
特に、指に力を入れる動作や繰り返しの作業は、第二関節に集中的なストレスを与えます。
結果として、腫れや変形が目立ちやすくなり、回復までに時間がかかる原因となります。
無理に指を鳴らす・強く曲げ伸ばしする
無理に指を鳴らす・強く曲げ伸ばしする行為も注意が必要です。
「動かしたほうが良い」「固まるといけない」と考え、関節を強く動かす方もいます。
しかし、炎症や変形がある状態で無理に動かすと、関節周囲の組織にさらに負担がかかります。
とくに、痛みを感じながら行うストレッチや反動をつけた動きは、症状を悪化させるリスクがあります。
指を鳴らす癖がある場合も、関節への刺激が積み重なる点に注意が必要です。
自己流マッサージや強い刺激を与える
自己流マッサージも、ブシャール結節では慎重に考える必要があります。
「血行を良くすれば治るのでは」と考え、痛い部分を強く押したり揉んだりする方もいます。
しかし、炎症が起きている関節に強い刺激を与えると、かえって腫れや痛みが増すことがあります。
特に、骨が変形している部位を直接押す行為は、関節構造への刺激となりやすいです。
マッサージを行う場合は、痛みのない範囲に留め、専門的な指導を受けることが望まれます。
炎症がある時期に温めすぎる
炎症がある時期に温めすぎることも、症状を悪化させる要因になります。
温めることで楽になる感覚があり、長時間温熱を続けてしまう方もいます。
しかし、腫れや熱感が強い時期は炎症が進行している可能性があり、過度な温熱は腫れを助長します。
結果として、痛みが長引いたり、関節の違和感が増すこともあります。
温めるか冷やすかは症状の段階によって異なるため、自己判断で続けないことが重要です。
やってしまいがちな生活動作と注意点
ブシャール結節は、特別な運動や外傷がなくても、日常生活の中の何気ない動作で負担が積み重なりやすい特徴があります。
本人に自覚がないまま関節を酷使しているケースも多く、生活動作の見直しは進行予防に欠かせません。
負担がかかりやすい生活動作の例
- ペットボトルや瓶のフタを強くひねる
- 洗濯物を指先でつまんで干す
- スマートフォンを長時間片手操作する
- 雑巾を強く絞る・布を握り込む作業
これらの動作は一つひとつは軽い負荷でも、毎日繰り返すことで第二関節に大きなストレスがかかります。
特に「つまむ」「ひねる」「強く握る」動きは、ブシャール結節のある指に集中的な負担を与えやすい点に注意が必要です。
痛みが出ている指ほど、無意識にかばいながらも使い続けてしまう傾向があります。
ブシャール結節を悪化させにくい指の使い方
指の使い方を少し工夫するだけでも、関節への負担を軽減できる場合があります。
完全に指を使わないのではなく、「負荷を分散する」視点が重要です。
意識したい工夫
- 指先だけでなく手のひら全体を使う
- 両手を使って作業を分散させる
- 道具や補助具を活用して握力負担を減らす
- 長時間同じ作業を続けず、こまめに休む
例えば、ペットボトルの開閉では滑り止めを使う、洗濯物は指でつままずハンガーを活用するなど、小さな工夫が積み重なります。
「痛くない範囲で使う」意識を持つことで、炎症の再燃を防ぎやすくなります。
指を守る行動は、結果的に生活のしやすさを保つことにもつながります。
セルフケアで意識したいポイント
セルフケアは、やり方を誤るとかえって症状を悪化させることがあります。
「何かしなければ」と焦るよりも、正しい方向で負担を減らすことが重要です。
セルフケアの基本
- 痛みが強い時期は無理に動かさない
- 冷却・温熱は症状の段階に応じて使い分ける
- 指を強く揉まない・押さない
- サポーターやテーピングで負荷を軽減する
セルフケアは「治す」ことより、「悪化させない」ことを目的に考えると判断しやすくなります。
痛みがある状態での過剰なストレッチや刺激は、回復を遅らせる要因になりやすい点に注意が必要です。
不安がある場合は、専門家に相談しながら進める方が安全といえます。
痛みや変形が進行する場合の治療選択肢
痛みや変形が進行する場合、セルフケアや生活調整だけでは対応が難しくなることがあります。
そのようなときは、現在の状態を正確に評価したうえで治療方針を見直すことが重要です。
主な治療の考え方
- 薬物療法による炎症・痛みの調整
- 装具やリハビリによる関節負担の軽減
- 関節の状態に応じた専門的な医療機関
近年では、「炎症を抑える」だけでなく、「関節周囲の組織環境を整える」視点で治療を検討する動きもあります。
リペアセルクリニック大阪院では、ブシャール結節のように慢性的な指の痛みが続くケースに対して、症状の経過や生活動作を丁寧に整理したうえで相談を受け付けています。
保存的な対応だけで限界を感じている場合には、再生医療の可能性も含めて選択肢を比較しながら検討できる体制を重視しています。
「年齢のせいだから仕方ない」と諦める前に、今の状態を正しく把握することが大切です。
手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。
まとめ:やってはいけないことを避けることが進行予防につながる
ブシャール結節でやってはいけないことを理解することは、痛みや変形の進行を防ぐ第一歩になります。
この記事の要点
- 痛みを我慢して指を使い続けない
- 自己流の刺激や無理な動かし方を避ける
- 生活動作の中で負荷を分散する工夫をする
- 症状が進む場合は専門的評価を検討する
ブシャール結節は、日々の使い方次第で経過が大きく変わる可能性があります。
「軽いから大丈夫」と決めつけず、違和感の段階から行動を見直すことが、将来的な手指の機能を守ることにつながります。
痛みや変形が気になる場合は、早めに相談し、自分に合った対処法を見つけることが重要といえるでしょう。
監修者
坂本 貞範
Sadanori Sakamoto
医療法人美喜有会 理事長
「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。
略歴
1997年3月関西医科大学 医学部卒
1997年4月医師免許取得
1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務
1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務
1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務
1999年2月国立大阪南病院 勤務
2000年3月野上病院 勤務
2003年3月大野記念病院 勤務
2005年5月さかもとクリニック 開設
2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任
2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設
2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設
2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設
















