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ドケルバン病は病院に行くべき?受診の目安と放置のリスクを解説

ドケルバン病は病院に行くべき?受診の目安と放置のリスクを解説
公開日: 2026.01.30

親指の付け根や手首のあたりが痛み、「これって病院に行くほどの症状なのだろうか」と迷っている方は少なくありません。

とくにドケルバン病は、最初は違和感や軽い痛みから始まることが多く、我慢しながら日常生活を続けてしまいやすい疾患です。

しかし、放置の仕方によっては痛みが慢性化し、回復までに時間がかかるケースも見られます。

そこでこの記事では、ドケルバン病で「病院に行くべきか迷う場面」に焦点を当て、受診の目安や放置するリスクを整理して解説します。

結論:痛みが続く・日常動作に支障がある場合は早めの受診が望ましい

ドケルバン病は、痛みが数日〜1週間以上続く場合・生活動作に影響が出始めた段階で病院を受診することが勧められます。

軽い違和感のうちは様子見でもよい場合がありますが、痛みを我慢しながら使い続けると炎症が長引きやすくなります。

「そのうち治るだろう」と判断するよりも、症状が軽いうちに評価を受けたほうが、治療の選択肢が広がりやすい傾向があります。

まずは、ドケルバン病がどのような状態なのかを正しく理解しておきましょう。

ドケルバン病とは?親指の付け根が痛くなる原因

ドケルバン病は、親指を動かす腱(長母指外転筋・短母指伸筋)と、それを包む腱鞘に炎症が起こることで生じる腱鞘炎の一種です。

手首の親指側、いわゆる「物をつかむ」「ひねる」動作で負担が集中しやすい部位に痛みが出ます。

以下のような動作が、発症や悪化のきっかけになりやすいとされています。

  • スマートフォンの長時間操作
  • 赤ちゃんの抱っこや授乳姿勢
  • フライパンや鍋を持ち上げる動作
  • 雑巾しぼり・ドアノブをひねる動作

腱と腱鞘は本来なめらかに動く構造ですが、使いすぎや負荷の偏りが続くことで摩擦が増え、炎症が起こりやすくなります。

初期段階では「少し痛い」「違和感がある」程度でも、負荷が続くと痛みが強まりやすい点が特徴です。

ドケルバン病で「病院に行くべきか」迷いやすい理由

ドケルバン病は、痛みの強さに波があり、使わなければ一時的に楽になることが多いため、受診のタイミングを判断しづらい傾向があります。

また、見た目の腫れや変形が目立ちにくく、「大きなケガではない」という印象を持ちやすい点も迷いの原因になります。

実際には、次のような理由から受診を先延ばしにしてしまう方が少なくありません。

  • 仕事や家事を休めず、使い続けてしまう
  • 湿布や市販薬で一時的に痛みが和らぐ
  • 腱鞘炎は自然に治ると思っている
  • どの診療科に行けばよいかわからない

こうした背景から、症状が進行してから初めて病院を受診するケースも珍しくありません。

しかし、ドケルバン病は炎症が続くほど治りにくくなる傾向があり、早めの判断が結果的に回復を早めることにつながります。

病院に行くべき症状の目安

ドケルバン病では、「まだ我慢できるかどうか」ではなく、生活や動作にどの程度影響が出ているかを基準に受診を考えることが大切です。

以下は、受診を検討したい代表的な症状です。

一つでも当てはまる場合は、症状が進行している可能性があります。

次に、それぞれの状態について詳しく見ていきましょう。

安静やセルフケアでも痛みが改善しない

安静にしても痛みが引かない状態は、腱や腱鞘の炎症が一定以上続いているサインと考えられます。

数日から1週間程度、負荷を減らしても違和感や痛みが残る場合、自然回復を待つだけでは改善しにくい段階に入っている可能性があります。

とくに仕事や家事、育児などで完全な安静が取れない場合、炎症が慢性化しやすく注意が必要です。

親指や手首を動かすと強い痛みが出る

親指を広げる、手首を小指側に倒すといった動作で鋭い痛みが走る場合、腱への摩擦や圧迫が強くなっている可能性があります。

動かすたびに痛みが出る状態では、無意識にかばう動作が増え、周囲の筋肉や反対側の手に負担が及ぶこともあります。

動作時痛がはっきりしてきた段階は、受診を検討する一つの目安です。

物を持つ・ひねる動作がつらい

ペットボトルのフタを開ける、フライパンを持つといった握力やひねりを伴う動作がつらくなるのも、ドケルバン病が進行しているサインです。

この段階では、日常生活の不便さが増え、「できない動作」が徐々に増えていく傾向があります。

我慢を続けるより、早めに状態を評価し、負荷のかけ方を見直すことが回復への近道になります。

病院に行かず放置するとどうなる?

ドケルバン病は自然に軽快するケースもありますが、痛みを我慢したまま使い続けると慢性化するリスクがあります。

初期の炎症段階であれば負荷調整や固定で改善することもありますが、放置によって腱と腱鞘の摩擦が続くと、腱鞘が厚く硬くなり、動かすたびに痛みが出やすい状態へ移行します。

この状態になると、日常動作だけでなく、回復までに必要な期間も長引きやすくなる場合も。

「そのうち治るだろう」と様子を見続けるより、状態が悪化する前に評価を受けることが結果的に回復への近道になります。

何科を受診すべき?診療科の選び方

ドケルバン病が疑われる場合、基本的には整形外科の受診が適しています。

整形外科では、腱や関節の状態を評価し、炎症の程度や他の疾患との鑑別を行います。

手外科を専門としている医師がいる医療機関では、より詳細な評価や治療提案を受けられる場合も。

一方で、痛みの原因がはっきりしない場合や、長期間改善しない場合は、複数の視点で診てもらうことも選択肢になります。

病院で行われる検査と一般的な治療

病院では、問診と触診を中心に、フィンケルシュタインテストなどの動作確認を行い、ドケルバン病の可能性を判断します。

必要に応じて、超音波検査(エコー)を用いて腱や腱鞘の腫れ、滑走状態を確認することもあります。

【一般的な治療内容】

  • 安静・固定(サポーターや装具)
  • 消炎鎮痛薬の内服・外用
  • リハビリによる負荷調整と動作指導
  • 症状が強い場合は局所注射

これらはあくまで炎症を抑え、悪化を防ぐことが主な目的になります。

治療と並行して、日常動作の見直しや使い方の修正が行われるかどうかで、回復のスピードに差が出やすくなります。

注射や保存療法でも改善しない場合の治療選択肢

保存療法を続けても痛みが残る場合、「なぜ改善しないのか」を整理する視点が重要になります。

炎症そのものだけでなく、腱の滑走不良や周囲組織の硬さ、負荷のかかり方が関係しているケースも少なくありません。

そのような場合、治療を「追加する」よりも、「組み直す」発想が必要になることがあります。

リペアセルクリニック大阪院では、痛みが長引くドケルバン病に対して、これまでの治療経過や生活動作を丁寧に整理し、腱や周囲組織の状態を踏まえた相談を行っています。

従来の保存療法で改善が乏しい場合には、再生医療という選択肢も含め、現在の状態に合った方向性を一緒に検討する体制が整えられています。

「このまま同じ対応を続けてよいのか迷っている」という段階で相談できる点も、一つの特徴といえるでしょう。

手術をしない新しい治療「再生医療」を提供しております。

まとめ:迷ったら「生活に支障が出ているか」で受診を判断する

ドケルバン病で病院に行くべきか迷ったときは、痛みの強さよりも、生活への影響を基準に考えることが大切です。

安静にしても改善しない、動作のたびに痛みが出る、できない動きが増えてきた場合は、早めの受診が回復を助けます。

放置して悪化させるより、状態を正しく把握し、必要な対応を選ぶほうが結果的に負担は少なくなります。

「まだ大丈夫かどうか」で悩む段階こそ、専門的な視点を取り入れる価値があるタイミングです。

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監修者

坂本 貞範

Sadanori Sakamoto

医療法人美喜有会 理事長

「できなくなったことを、再びできるように。」
人生100年時代、皆様がより楽しく毎日を過ごせることの
お手伝いができれば幸甚の至りでございます。

略歴

1997年3月関西医科大学 医学部卒

1997年4月医師免許取得

1997年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 勤務

1998年5月大阪社会医療センター附属病院 勤務

1998年9月大阪府立中河内救命救急センター 勤務

1999年2月国立大阪南病院 勤務

2000年3月野上病院 勤務

2003年3月大野記念病院 勤務

2005年5月さかもとクリニック 開設

2006年12月医療法人美喜有会設立 理事長就任

2019年9月リペアセルクリニック大阪院 開設

2021年5月リペアセルクリニック東京院 開設

2023年12月リペアセルクリニック札幌院 開設